JPH0736241B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0736241B2
JPH0736241B2 JP62025130A JP2513087A JPH0736241B2 JP H0736241 B2 JPH0736241 B2 JP H0736241B2 JP 62025130 A JP62025130 A JP 62025130A JP 2513087 A JP2513087 A JP 2513087A JP H0736241 B2 JPH0736241 B2 JP H0736241B2
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豊 太田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダに使用して有効なオート
・トラッキング機能を有する磁気記録再生装置に関する
ものである。
従来の技術 近年、マイクロプロセッサの普及は目ざましく、多くの
家庭用電気製品に使われるようになってきている。家庭
用のビデオテープレコーダ(以後、VTRと略記する。)
においても例外ではなく、カセットから磁気テープを引
き出して回転ヘッドに巻き付けるローディングメカニズ
ムのコントロールや、タイマを組み合わせた番組予約な
どのシステムの中心部に積極的にマイクロプロセッサが
用いられている。しかしながら、回転ヘッドを駆動する
シリンダモータや磁気テープを定速走行させるキャプス
タンモータの精密な回転制御装置では複雑な判断動作や
検出信号の迅速な処理が必要となるためにマイクロプロ
セッサを使わずに専用のハードウェアに依存してきた。
第9図は従来のVTRの再生時におけるサーボ機構の構成
を示すブロック図であって、回転ヘッド8を駆動するシ
リンダモータ2と、そのシリンダモータ2の回転速度を
検出する第1の周波数発電機3と、前記シリンダモータ
2の回転位相を検出する位相検出器4と、前記第1の周
波数発電機3の出力信号の基準周期に対する誤差を検出
する第1の周波数弁別器40と、基準信号発生器42と、前
記位相検出器4より得られる回転位相信号と前記基準信
号発生器42より得られる再生基準信号との位相誤差を検
出する第1の位相比較器41と、その第1の位相比較器41
の位相誤差出力と前記第1の周波数弁別器40の速度誤差
出力とを混合する第1の加算器43と、第1の増幅器44
と、シリンダモータ2を駆動する第1の駆動回路12と、
磁気テープ1を定速走行させるキャプスタンモータ6
と、そのキャプスタンモータ6の回転速度を検出する第
2の周波数発電機7と、磁気テープ1の下端に記録され
ているコントロール信号を検出するコントロールヘッド
5と、前記第2の周波数発電機7の出力信号の基準周期
に対する誤差を検出する第2の周波数弁別器45と、前記
基準信号発生器42の出力信号によりトリガされ可変抵抗
器50により遅延時間が可変するトラッキングモノマルチ
回路46と、前記コントロールヘッド5より得られるコン
トロール信号と、前記トラッキングモノマルチ回路46の
出力信号との位相誤差を検出する第2の位相比較器47
と、その第2の位相比較器47の位相誤差出力と、前記第
2の周波数弁別器45の速度誤差出力との混合する第2の
加算器48と、第2の増幅器49と、キャプスタンモータ6
を駆動する第2の駆動回路13によって構成されている。
以上のように構成されたVTRについて、第9図の構成図
と、第10図に示した主要部のタイミングチャートにより
その動作を簡単に説明する。
第10図Nは第9図の基準信号発生器42の出力波形であ
り、この信号がVTRの再生時の基準信号として、前記第
1の位相比較器41と、前記トラッキングモノマルチ回路
46に供給される。第10図Oの台形波信号は前記第1の位
相比較器41の内部波形であり、第10図Nの立ち上がりエ
ッジでトリガされたシリンダモータの位相基準信号であ
って、第9図の位相検出器4より得られる回転位相信号
つまり第10図Pの立ち下がりエッジにより、サンプリン
グされ、そのホールド信号(図示せず)と、第9図の第
1の周波数弁別器40より得られる速度誤差信号とを第1
の加算器43でミックスされ、第1の増幅器44を介して第
1の駆動回路12に供給される。したがってシリンダモー
タつまり回転ヘッド8は第10図Nの基準信号に位相同期
して回転する。第10図Qは第9図のトラッキングモノマ
ルチ回路46内のコンデンサ(図示せず)の充放電波形で
あり、第10図Nの立ち上がりエッジによりトリガされ、
第9図の可変抵抗器50で時定数を変化させることによ
り、その遅延時間を可変することができる。第10図Rは
トラッキングモノマルチ回路46の出力波形であり、第10
図Sの台形波信号は第9図の第2の位相比較器47の内部
波形であり、第10図Rの立ち下がりエッジによりトリガ
されたキャプスタンモータの位相基準信号であって、第
9図のコントロールヘッド5より得られる再生コントロ
ール信号つまり第10図Tの立ち上がりエッジによりサン
プリングされ、そのホールド信号(図示せず)と、第9
図の第2の周波数弁別器45より得られる速度誤差信号と
を第2の加算器48でミックスされ第2の増幅器49を介し
て第2の駆動回路13に供給される。したがってキャプス
タンモータ6は第10図Nの基準信号を位相シフトした第
10図Rのトラッキングモノマルチ回路46の出力信号に位
相同期して回転する。以上により、VTRの再生時には、
前記回転ヘッド8と再生コントロール信号(第10図T)
の位相同期させることにより、前記回転ヘッド8が磁気
テープ1上に記録されたトラックを最良にトラッキング
することになる。
発明が解決しようとする問題点 磁気テープ上に記録されたトラックのフォーマットに互
換があれば、前記可変抵抗器50は固定抵抗器でよいので
あるが、温度変化等の環境変化により磁気テープが伸縮
したり、またメカニズム上の誤差の発生した他のVTRで
記録したテープを再生する場合には、再生時のトラッキ
ング状態、つまり回転ヘッドと再生コントロール信号の
位相関係を変更する必要が発生する。その為に第9図に
可変抵抗器50は必要である。さらに、この可変抵抗器50
はユーザーに解放するために、クリック点付きボリュー
ムにする必要がある。一般に、クリック点付きボリュー
ムのクリック点での抵抗値はバラツキがあり、そのバラ
ツキを補正する為に、もう1つ可変抵抗器が必要とな
る。したがって、従来のVTRでは、トラッキングをとる
為に調整ボリュームが必要となるばかりでなく、操作性
つまり、使い勝手としても改善の必要がある。
本発明は上記問題点に鑑み、キャプチャ回路を有効に用
いることにより、調整ボリュームを必要としない、操作
性が良好なオートラッキング機能を有する磁気記録再生
装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上述した問題点を解決するために本発明の磁気記録再生
装置は、データを格納するメモリ手段と、データの演算
を実行する演算手段と、逐次実行すべき命令を格納し、
その命令に基づいて前記メモリ手段と前記演算手段の動
作をコントロールする命令実行手段と、前記メモリ手段
に格納されたプログラムに基づいて回転ヘッドを駆動す
るシリンダモータ駆動手段と、テープを定速走行させる
キャプスタンモータ駆動手段と、オート・トラッキング
機能を動作させる指令信号を発生する第1のスイッチ
と、手動で前記回転ヘッドのヘッド切り換え信号と磁気
テープより得られるコントロール信号との基準位相を可
変させる指令信号を発生する第2のスイッチと、基準ク
ロック信号をカウントするタイムベースカウンタと、そ
のタイムベースカウンタのカウント値をアナログ値に変
換するデジタル・アナログ変換器(以下、DA変換器と略
記する。)と、そのDA変換器の出力信号と回転ヘッドよ
り得られる再生エンベロープ信号の検波信号のレベルを
比較するコンパレータと、そのコンパレータの出力信号
のエッジが到来したときに前記タイムベースカウンタか
らのカウントデータを取り込み、前記命令実行手段から
の特定の命令によってその結果を前記演算手段もしくは
前記メモリ手段に送出するキャプチャ回路と、前記命令
実行手段からの命令によって前記回転ヘッドのヘッド切
り換え信号と磁気テープより得られるコントロール信号
との位相差を前記キャプチャ回路より得られたデータよ
り算出し、基準位相に対する誤差を検出する位相制御手
段と、前記命令実行手段からの命令によって前記第1,第
2のスイッチの状態に基づいて前記回転ヘッドのヘッド
切り換え信号と前記コントロール信号との前記基準位相
を可変するトラッキング可変手段と、前記命令実行手段
からの命令によって前記回転ヘッドのヘッド切り換え時
より一定時間後の前記キャプチャ回路のデータを前記演
算手段もしくは前記メモリ手段に取り込むエンベロープ
検出手段と、前記命令実行手段からの命令によって前記
エンベロープ検出手段によりキャプチャ回路から取り込
んだデータと以前に取り込んだデータとの比較を行なう
エンベロープ比較手段を備えている。
作用 本発明では上述した構成によって、キャプチャ回路を有
効に用いることにより、ハードウェアの負担を軽減した
アナログ・デジタル変換器(以下、AD変換器と略記す
る。)を実現し、オート・トラッキング機能を有する磁
気記録再生装置を得ることができる。
実 施 例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は本発明の一実施例におけるオート・トラッキン
グ機能を有するVTRの構成図を示したものであり、映像
信号と音声信号のそれぞれを記録再生する2対の回転ヘ
ッド8,9を駆動するシリンダモータ2と、テープ1を定
速走行させるキャプスタンモータ6とを制御するととも
に、オート・トラッキング機能を実現するマイクロプロ
セッサ10と、そのマイクロプロセッサ10から第1のアナ
ログ信号出力端子27を介して出力される信号によりシリ
ンダモータ2を駆動させる第1の駆動回路12と、前記マ
イクロプロセッサ10から第2のアナログ信号出力端子28
を介して出力される信号によりキャプスタンモータ6を
駆動させる第2の駆動回路13と、前記回転ヘッド8,9よ
り得られる再生エンベロープ信号をそれぞれ増幅する増
幅回路14,16と、増幅された再生エンベロープ信号をピ
ーク検波する検波回路15,17と、その検波回路15,17の検
波出力が入力され、検波回路17により音声信号の記録の
有無を検出する信号により制御される、すなわち音声信
号が記録されていない、あるいは音声信号のレベルがあ
る一定値以下の場合には上記検波回路15の出力を、音声
信号が記録されている場合には上記検波回路17の出力を
選択するスイッチ回路18と、そのスイッチ回路18の出力
を前記マイクロプロセッサ10から第3のアナログ信号出
力端子26を介して出力される信号とが入力されるコンパ
レータ19とにより全体が構成され、前記マイクロプロセ
ッサ10の入力端子21〜25には、第1の周波数発電機3と
第1の位相検出器4とコントロールヘッド5と第2の周
波数発電機7と前記コンパレータ19の出力が接続されて
いる。
前記マイクロプロセッサ10の内部は、データを格納する
ためのレジスタ100およびランダムアクセスメモリ(図
中ではRAMなる略記号で示されている。以下、RAMと略記
する。)200と、デジタルデータの算術および論理演算
を実行する16ビットの演算器(図中ではALUなる略記号
で示されている。以下、ALUと略記する。)300と、逐次
実行すべき命令を格納し、その命令に基づいてコントロ
ールバス450を介して前記レジスタ100およびRAM200と前
記ALU300の動作をコントロールする命令実行回路(図中
においてはPLAなる略記号で示されている。)400と、ク
ロック端子20に印加される基準クロック信号をダウンカ
ウントする17ビットのタイムベースカウンタ(図中では
TBCなる略記号で示されている。)500と、カウンタバス
550を介して前記タイムベースカウンタ500のカウントデ
ータが供給され、その出力データが前記レジスタ100、
前記RAM200、前記ALU300に接続されるデータバス600に
送出されるキャプチャレジスタブロック(図中ではCAPR
EGなる略記号で示されている。)700と、第1〜第5の
入力端子21,22,23,24,25に印加され、それぞれ異なった
発生源を持つ6種類のキャプチャ信号のエッジが到来し
たときに前記タイムベースカウンタ500のカウントデー
タを前記キャプチャレジスタブロック700に転送するキ
ャプチャコントローラ(図中ではCAPTRCTRLなる略記号
で示されている。)800を備えている。また、前記クロ
ック端子20に印加される基準クロック信号はタイミング
ジェネレータ(図中ではTGなる略記号で示されてい
る。)900を介して前記命令実行回路400に供給され、前
記データバス600には読み出し専用のメモリ(図中ではR
OMなる略記号で示されている。以下、ROMと略記す
る。)1000,I/Oポート100,第1のDA変換器1200,第2のD
A変換器1300,第3のDA変換器1400が接続され、さらに、
前記RAM200および前記ROM1000はそれぞれアドレスデコ
ーダ250,1050を有している。
なお、前記キャプチャコントローラ800と前記キャプチ
ャレジスタブロック700は、キャプチャ信号のエッジが
到来したときに前記タイムベースカウンタ500から最小
分解精度が命令の実行サイクルよりも高いカウントデー
タを取り込み、前記命令実行回路400からの特定の命令
によってその結果を前記ALU300もしくは前記レジスタ10
0あるいは前記RAM200に送出するキャプチャ回路を構成
している。
以上のように構成されたVTRについて、第1図に示した
構成図と、第2図に示したキャプチャコントローラ800
の具体的な構成図ならびに第3図に示した主要部のタイ
ミングチャートによりその動作を説明する。
まず、第2図は第1図のキャプチャコントローラ800の
具体的な構成例を示した論理回路図であり、第1〜第5
の入力端子21,22,23,24,25には同一構成のコントロール
ユニット810〜850が接続されており、そのコントロール
ユニット810〜850はそれぞれ共通の基準クロック入力端
子801とキャプチャレジスタブロック700へのデータ転送
クロック入力端子802を有し、さらに、個別のリセット
端子811〜851と、個別のフラグ出力端子812〜852と、個
別のデータ転送端子813〜853を有している。
つぎに、第3図は第1図の第3のDA変換器1400とコンパ
レータ11ならびに第2図に示したキャプチャコントロー
ラ800を構成するコントロールユニット850とキャプチャ
レジスタブロック700によって構成されたAD変換機構の
動作を説明するためのタイミングチャートを示したもの
で第3図Aは第1図のクロック端子20に印加されるクロ
ック信号波形、第3図Bは第3図Aの信号波形を分周し
た信号波形であり、この信号が基準クロック信号として
第2図の基準クロック入力端子801に供給される。ま
た、第3図Cはマスタースレイブ形式のフリップフロッ
プを単位ステージとする同期カウンタによって構成され
るタイムベースカウンタ500のカウントクロック信号波
形を示したものであり、その矢印を付したリーディング
エッジ(前縁)において各単位ステージのフリップフロ
ップのマスター部の出力が変化し、トレイリングエッジ
(後縁)においてスレイブ部の出力が変化する。第3図
Dは第3図AおよびBの信号波形から作り出されるデー
タ転送用のクロック信号波形を示したもので、第2図の
データ転送クロック入力端子802に供給される。さらに
第3図Eは第1図のコンパレータ11の非反転入力端子に
印加される第3のDA変換器1400のアナログ出力信号であ
り、第3図Fは第1図の検波回路10より出力される再生
エンベロープ信号のピーク検波信号と第3図Eの信号を
前記コンパレータ11によって比較した出力信号である。
さて、第2図の第5の入力端子25に第3図Fに示した信
号波形が印加されると、そのリーディングエッジが到来
した後、基準クロック入力端子801のレベルが「1」に
移行した時点においてNANDゲート854の出力レベルが第
3図Gに示す如く「1」に移行し、さらに、前記基準ク
ロック入力端子801のレベルが「0」に移行した時点に
おいてNANDゲート855の出力レベルが第3図Hに示すご
とく「1」に移行し、続いて前記基準クロック入力端子
801のレベルが再び「1」に移行すると、NANDゲート856
の出力レベルが第3図Iに示すごとく、「1」に移行す
る。前記NANDゲート854,855,856はいずれも対になる別
のNANDゲートと双安定回路を構成しているので、出力レ
ベルが「1」に移行すると別のNANDゲート側にリセット
信号が印加されるまではその状態を保持するが、前記NA
NDゲート856の出力レベルが「1」に移行した時点で、
対になるNANDゲート857の出力レベルが「0」に移行
し、ANDゲート858の出力レベルも「0」に移行するの
で、前記NANDゲート854,855の出力レベルは「0」に戻
る。
このようにして、第5の入力端子25に外部信号のリーデ
ィングエッジが到来すると、第2のデータ転送端子853
にはANDゲート859を介して第3図Jに示すような信号波
形が送出され、この信号によって第1図のタイムベース
カウンタ500からキャプチャレジスタブロック700へのカ
ウントデータの転送が行われる。
すなわち、第3図Fの信号波形において、そのレベルが
「0」から「1」に移行するタイミングは第1図の検波
回路10の出力信号の電位に依存するので、キャプチャレ
ジスタブロック700に転送されるタイムベースカウンタ5
00のカウントデータもまた前記検波回路10の出力信号の
電位に依存することになる。
なお、前記NANDゲート856の出力信号はフラグ出力端子8
52に送出されて、前記タイムベースカウンタ500のカウ
ントデータの転送が行われたことを示すキャプチャフラ
グ信号として利用され、リセット端子851にはこのキャ
プチャフラグがセットされていることをソフトウェア
(プログラム)によって確認された後にリセット信号が
印加される。
次に、第4図はキャプチャレジスタブロック700の具体
例を示した構成図であり、各々のデータ入力端子がそれ
ぞれD0端子〜D7端子に接続され、データ出力端子がQ1端
子〜Q8端子に接続された8個のメモリセルによって構成
された単位レジスタ750と、データ入力端子がそれぞれD
0端子〜D15端子に接続され、データ出力端子がQ1端子〜
Q16端子に接続された16個のメモリセルによって構成さ
れた単位レジスタ740,730と、データ入力端子がそれぞ
れD1端子〜D16端子に接続され、データ出力端子がQ1端
子〜Q16端子に接続された16個のメモリセルによって構
成された単位レジスタ720,710によって全体を構成して
いる。なお、各単位レジスタ710〜750はそれぞれ2個の
コントロール信号入力端子を有し、読み込み端子711〜7
51にはそれぞれ第2図に示したキャプチャコントローラ
800からのデータ転送信号が印加され、セレクト端子712
〜752には命令実行回路400のプログラム格納エリアに格
納された特定の読みだし命令によって各単位レジスタの
出力側をアクティブ状態にして、データ出力用のQ1端子
〜Q16端子を介して第1図のデータバス600に読み出すた
めのセレクト信号が印加される。
さて、第4図の読み込み端子751には第2図のデータ転
送端子853からの転送制御信号が供給されて、単位レジ
スタ750にタイムベースカウンタ500の8ビット分のカウ
ントデータが転送される訳であるが、第1図に示した本
発明の実施例では、変換するためのスキャンカウンタと
変換結果を格納するレジスタにはキャプチャ回路として
用意されている機構を利用しているためにハードウェア
の負担がかなり軽くなる。
ところで、第4図において単位レジスタ730〜750のデー
タ入力端子とデータ出力端子の接続位置が1ビット分だ
けシフトしているが、これは次のような理由による。
まず、8ビットの単位レジスタ750の入力部には第1図
のDA変換器1400に供給されるものと同じ8ビットのカウ
ントデータが供給されるが、サンプリングレートを高め
るために前記DA変換器1400ならびに単位レジスタ750に
はよりLSB(最下位ビッド)に近いタイムベースカウン
タ500のカウントデータを供給する方が望ましい。また
単位レジスタ730〜740については外部信号のエッジの取
り込みタイミングの分解能を高めるためにタイムベース
カウンタ500のLSBと単位レジスタのLSBを一致させてい
るが、単位レジスタ710〜720については前記単位レジス
タ730〜740と同じビット数で2倍のインターバルまで一
度に処理できるようにデータの入力端子を1ビット分だ
け左シフトさせている。このような単位レジスタ730〜7
40のビットシフト構成により、例えば、基準クロック信
号の周波数を2MHzに選定したとき単位レジスタ730〜740
からは500nsの分解能を有するカウントデータが得ら
れ、一方、単位レジスタ710〜720からは30Hz程度の周波
数を有する外部信号の到来周期を一度の処理で計測する
ことができる。
以上のように構成されたオート・トラッキング機能を有
するVTRについて第1図に示した構成図と第5図から第
8図まで示した動作フローチャートと動作波形図により
その動作を説明する。第5図は磁気テープに記録された
コントロール信号のリーディングエッジが到来したとき
に得られるカウントデータを磁気テープの走行位相検出
データとして処理してキャプスタンモータ6を動作させ
る制御手段つまりキャプスタンモータの再生時の位相制
御を第1図のマイクロプロセッサ10に内蔵されたプログ
ラムによって実現した一例を示すフローチャートであ
る。第5図のフローチャートについて第10図の従来のVT
Rの動作波形図を参照しながら説明する。
第5図の処理ブロック451,453とブランチ452によりVTR
の再生時の基準信号つまり第10図Nに相当する信号を作
成しており、処理ブロック453内のREFとTRMは定数であ
って、それぞれ基準信号の繰り返し周期と、トラキング
シフタ量の中心値であり、メモリ6には次の基準信号の
リーディングエッジに相当するカウント値つまり第10図
Nの立ち上がりエッジに相当する時刻が、メモリ7には
トラッキングシフタ量つまり第10図Rの立ち下がりエッ
ジに相当する時刻が書き込まれる。メモリ4は、後で詳
しく説明するが、オート・トラッキング機能の為にトラ
ッキングシフタ量の中心値からの変化量が書き込まれて
いる。次に処理ブロック454,456とブランチ455によりキ
ャプスタンモータの位相基準信号つまり第10図Sに相当
する台形波信号を作成しており、処理ブロック454とブ
ランチ455では、第1図のタイムベースすカウンタ500の
カウント値が、メモリ7に書き込まれたトラッキングシ
フタ量を越えていないかどうかを判別し、もし越えてい
れば処理ブロック456において再生コントロール信号の
到来の有無をチェックするNLフラグをリセット(未到来
を示す)し、更にメモリ8に第10図Sの台形波信号の高
レベル(以下、Hレベルと略記する。)期間と傾斜区間
の境界点に相当するカウント値が書き込まれる。したが
って処理ブロック456内のTPZはHレベル期間に相当する
定数である。次にブランチ457において再生コントロー
ル信号が到来したか否かをチェックする。これは第1図
のマイクロプロセッサ10の第3の入力端子23に印加され
る再生コントロール信号のリーディングエッジにおい
て、キャプチャコントローラ800がキャプチャレジスタ
ブロック700にタイムベースカウンタ500のカウント値を
転送したことを示すCTLフラグがセットされているか否
かを調べることにより実行できる。もしCTLフラグがセ
ットされていれば、次に処理ブロック458に進み、第1
図のレジスタ1000のアキュムレータAccを介してレジス
タファイルつまり第1図のキャプチャレジスタブロック
700にラッチされたカウント値をメモリ9に転送してい
る。そしてブランチ459で前記NLフラグをチェックした
後、処理ブロック460、ブランチ461により、コントロー
ル信号が到来した時刻がメモリ8に書かれている時刻つ
まり第10図SのHレベル区間と傾斜区間の境界点より早
いのかどうかを判別している。もし、是であれば処理ブ
ロック463に進み、アキュムレータAccに第10図SのHレ
ベルに相当する値をセットし、否であれば処理ブロック
462に進む。処理ブロック462とブランチ464により今度
はコントロール信号の到来時刻が、第10図Sの傾斜区間
を過ぎているか否かをチェックしている。処理ブロック
462内のKEISHAは第10図Sの傾斜区間に相当するカウン
ト値(定数)である。そしてもし傾斜区間を過ぎていれ
ば、処理ブロック465に進み、アキュムレータAccに第10
図Sの台形波信号の低レベル(以下、Lレベルと略記す
る。)に相当する値をセットする。そして次に処理ブロ
ック469,470により、アキュムレータAccに残された位相
誤差に相当する値はメモリ10に書き込まれ、前記NLフラ
グはセットされる。前記ブランチ457においてコントロ
ール信号が未到来であれば、すなわちCTLフラグがセッ
トされていなければ、処理ブロック466とブランチ467に
より、タイムベースカウンタ500カウント値が、第10図
Sの傾斜区間とLレベル区間の境界点に相当する時刻を
過ぎていないかをチェックし、もし是であれば処理ブロ
ック468においてアキュムレータAccに第10図SのLレベ
ルに相当する値をセットし、前記処理ブロック469に進
む。以上により、キャプスタンモータ6の位相制御が施
こされている。
次にオート・トラッキング動作について第6図と第8図
のフローチャートと第7図の動作波形図を用いて説明す
る。
第6図は第1図の回転ヘッド8より得られる再生エンベ
ロープ信号を増幅回路9で増幅し、検波回路10でピーク
検波した信号を上述したキャプチャ回路とDA変換器とコ
ンパレータによりAD変換したデジタルデータをメモリに
取り込む手段を第1図のマイクロプロセッサ10に内蔵さ
れたプログラムによって実現した一例を示すフローチャ
ートであり、第7図Kはシリンダモータに取り付けられ
た1対の上記回転ヘッド8のヘッド切り換え信号であり
第7図Lはその回転ヘッド8より得られる再生エンベロ
ープ信号であり第7図Mはその信号を上記検波回路10に
よりピーク検波された信号を示したものである。つまり
第7図Mの信号が第1図のコンパレータ11の反転入力端
子に印加される信号であり、上記説明したようにキャプ
チャコントローラ800,キャプチャレジスタブロック700
等によりその信号はAD変換される。
第6図のブランチ401,404,408は、RAMつまりメモリ上に
設定した状態変数Aの値に応じてフロー(流れ)を分岐
させる処理であり、まずA=0の時はブランチ401によ
り処理ブロック402に進み、第1図のI/Oポート1100に入
力されるヘッド切り換え信号(HSW,第7図K)の信号レ
ベルが低レベルであるかを判別し、もし是であれば処理
ブロック403により状態変数Aをにする。A=1のとき
はブランチ404により処理ブロック405に進み、前記ヘッ
ド切り換え信号(以下、HSW信号と略記する)の信号レ
ベルが高レベルであるかを判別し、もし是であれば、HS
W信号の立ち上がりエッジを検出したことになり、処理
ブロック406に進み、約8ms後を検出する為に、タイマを
セットするこれは第7図Lに示したエンベロープ信号を
見てもわかるように、回転ヘッドより得られるエンベロ
ープ信号出力はヘッドのバラツキや記録トラックの非直
線性等により一定でないため、エンベロープ出力の比較
するポイントを常に同じ位置、つまりHSW信号の立ち上
がりエッジより約8ms後とするためのものである。また
タイマセットについては、第1図のタイムベースカウン
タ500を使うか、あるいはプログラム上のある特定の命
令を何回通過したかにより行なうソフトカウンタを使っ
て実現する。次に処理ブロック407に進み、状態変数A
を2にインクリメントする。
A=2のときはブランチ408により処理ブロック409にジ
ャンプし、A=1のときにセットしたタイマがカウント
完了したか否かを判別する。もし是であれば処理ブロッ
ク410に進み、第3図,第4図で説明したように再生エ
ンベロープ信号のピーク検波した信号(第7図M)をAD
変換したデジタル値が取り込まれたレジスタファイルつ
まり第1図のキャプチャレジスタブロック700にラッチ
されたカウント値をメモリ1に転送している。次に処理
ブロック411において状態変数Aは0にリセットされ
る。以上のフローを繰り返すことにより、常いHSW信号
の立ち上がりエッジより一定時間のエンベロープ信号の
振幅レベルをメモリに取り込むことができる。
次にオート・トラッキングのメインフローについて第8
図のフローチャートを用いて説明する。まずブランチ42
1は第1図の第1のスイッチ回路31がユーザーによって
押されたか否か判別し、もし是であれば、(スイッチON
であれば)処理ブロック422に進み、メモリ上に設定し
た変数Bとメモリ2,メモリ3をクリアし、変数Cを15に
セットし、ブランチ424に進む。またブランチ421におい
て否であれば、ブランチ423に進み、変数Cが0である
かを判別し、否であればブランチ424に進み、状態変数
Bの値に応じてブランチ424,427,434,441によってフロ
ーが分岐される。まずBが0のときはブランチ424によ
り処理ブロック425に進み、第6図のフローの処理ブロ
ック410において、再生エンベロープ信号の振幅レベル
が取り込まれたメモリ1のデータをアキュムレータ(Ac
c)に転送し、再びメモリ2に格納する。そして次に処
理ブロック426において状態変数Bが1にインクリメン
トされる。Bが1のときはブランチ427により処理ブロ
ック428に進み、トラッキングシフタ量を1msシフトする
ために第5図の説明で述べたメモリ4のデータにトラッ
キング量1msに相当する値をプラスする。そして処理ブ
ロック429に進み、変数Dを2にセットし、処理ブロッ
ク430で変数Cの値を1だけデクリメントしブランチ431
において変数Cの値が1になったかどうかを判別し、是
であれば処理ブロック432において状態変数Bを3にセ
ットし、否であれば処理ブロック433において状態変数
Bを2にセットする。Bが2のときはブランチ434によ
り処理ブロック435に進み変数Dを1だけデクリメント
し、次にブランチ436において変数Dが0であるかを判
別している。つまり、変数Dを用いて、前記処理ブロッ
ク429,435とブランチ436によりソフトタイマを実現して
おり、プログラムが処理ブロック435を2回通過するの
に要する時間遅延させていることになるこれは、処理ブ
ロック428においてトラッキングシフタ量を1msシフトし
た後に第1図のキャプスタンモータ6が位相引き込みを
完了するまでに時間を要するためである。そして所定時
間を過ぎた後に処理ブロック437に進み、トラッキング
シフタ量変更後の再生エンベロープの振幅レベルが第6
図のフローにより取り込まれたメモリ1のデータをアキ
ュムレータに転送し、そのデータと処理ブロク425にお
いてトラッキングシフタ量変更前の再生エンベロープ信
号の振幅レベルが取り込んであるメモリ2のデータとの
差をとっている。そしてブランチ438においてアキュム
レータに残った値が正か負を判別している。もし正であ
れば、つまりトラッキングシフタ量変更後の方がエンベ
ロープ信号レベルが大であれば、処理ブロック439によ
り、トラッキングシフタ量変更後の再生エンベロープ信
号の振幅レベルをメモリ2に転送し、またトラッキング
シフタ量が格納されているメモリ4のデータをメモリ5
に転送しておく。つまり、メモリ2とメモリ5にはその
時点までの最大のエンベンロープ信号レベル、その時の
トラッキングシフタ量が格納されることになる。次に処
理ブロック440において状態変数Bが1にセットされ
る。
Bが3のときはブランチ441により処理ブロック442に進
み、メモリ5に格納された最良のトラッキングシフタ量
をアキュムレータを介してメモリ4に転送し、処理ブロ
ック443において変数B,Cはクリアされる。以上のフロー
により、トラッキングシフタ量を1msずつ15回シフトし
てゆき、その都度再生エンプロープ信号レベルの比較を
行い、15のうち最大の信号レベルとなるトラッキングシ
フタ量を検出することができる。
ところで上記ブランチ423において是であれば、つまり
オート・トラッキング動作状態でない場合には処理ブロ
ック444に進み、上述のオート・トラッキング動作にお
いて検出された再生エンベロープ信号の最大振幅レベル
が取り込まれてあるメモリ2のデータをアキュムレータ
(Acc)に転送し、そしてAccのデータを右シフト、つま
り2分の1にしている。つぎに処理ブロック445に進
み、第6図のフローの処理ブロック410において、現時
点での再生エンベロープ信号の振幅レベルが取り込まれ
たメモリ1のデータをアキュムレータ(Acc)のデータ
より減算し、ブランチ446によりAccに残ったデータが正
の場合、つまり現時点の再生エンベロープ信号の振幅レ
ベルがオート・トラッキング動作時の最大振幅の半分
(6dB)以下になった場合には処理ブロック422にジャン
プし、オート・トラッキング状態に移行する。
またブランチ447においては第1図の第2のスイッチ回
路32のポジションによって分岐させている。つまり第2
のスイッチ回路32は3ポジションスイッチであり、その
出力がHレベルの場合には処理ブロック448に移行し、
トラッキングシフタ量を0.5msプラスするためにAccを介
してメモリ4のデータに0.5msに相当する値を加算す
る。また第2のスイッチ回路32の出力レベルがLレベル
の場合には処理ブロック449に移行し、トラッキングシ
フタ量を0.5msマイナスするためにAccを介してメモリ4
のデータに0.5msに相当する値を減算する。これにより
手動によるトラッキングを可能にしている。
発明の効果 本発明の磁気記録再生装置は以上の説明からも明らかな
ように、データを格納するメモリ手段(実施例ではレジ
スタ100またはRAM200によって構成されている。)と、
データの演算を実行する演算手段(実施例においてはAL
U300によって構成されている。)と、逐次実行すべき命
令を格納し、その命令に基づいて前記メモリ手段と前記
演算手段の動作をコントロールする命令実行手段(第1
図の実施例においては命令実行回路400によって構成さ
れている。)と、磁気テープ上の記録トラックを回転ヘ
ッドが走査する様に前記回転ヘッドを回転駆動させるシ
リンダーモータ駆動手段(実施例においては駆動回路1
とシリンダーモータ2によって構成されている。)と、
前記磁気テープを移送させるキャプスタンモータ駆動手
段(実施例においては駆動回路2とキャプスタンモータ
6によって構成されている。)と、オート・トラッキン
グ機能を動作させる指令信号を発生する第1のスイッチ
回路と、手動で前記回転ヘッドのヘッド切り換え信号と
磁気テープより得られるコントロール信号との基準位相
可変させる第2のスイッチ回路と、基準クロック信号を
カウントするタイムベースカウンタ(実施例においては
符号500で示されている。)と、そのタイムベースカウ
ンタのカウント値をアナログ量に変換するDA変換器(実
施例では符号1400で示されている。)と、そのDA変換器
の出力信号と前記磁気テープ上の記録トラックを前記回
転ヘッドが走査することにより得られる再生エンベロー
プ信号の検波出力(第7図M)を比較するコンパレータ
(実施例では符号11で示されている。)と、そのコンパ
レータの出力信号のエッジが到来したときの前記タイム
ベースカウンタ(実施例では符号500で示されてい
る。)からのカウント値を取り込み、前記命令実行手段
からの特定の命令によってその結果を前記演算手段もし
くは前記メモリ手段に送出するキャプチャ回路(実施例
においてはキャプチャコントローラ800とキャプチャレ
ジスタブロック700によって構成されている。)と、前
記命令実行手段からの命令によって前記回転ヘッドのヘ
ッド切り換え信号と磁気テープより得られるコントロー
ル信号との位相差を前記キャプチャ回路より得られたデ
ータより算出し、基準位相に対する誤差を検出する位相
制御手段(実施例においては第5図のフローチャートに
よって位相制御手段が構成されている。)と、前記命令
実行手段からの命令によって前記第1,第2のスイッチ回
路の状態に基づいて前記回転ヘッドのヘッド切り換え信
号と前記コントロール信号との前記基準位相を可変する
トラッキング可変手段(実施例においては第8図の処理
ブロック428,448,449によってトラッキング可変手段が
構成されている。)と、前記命令実行手段からの命令に
よって前記回転ヘッドのヘッド切り換え時より一定時間
後の前記キャプチャ回路のデータを前記メモリ手段に取
り込むエンベロープ検出手段(実施例では第6図のフロ
ーチャートによってエンベロープ検出手段が構成されて
いる。)と、前記命令実行手段からの命令によって前記
エンベロープ検出手段によりキャプチャ回路より取り込
んだデータと以前に取り込んだデータとの比較を行うエ
ンベロープ比較手段(実施例においては第8図の処理ブ
ロック437,439とブランチ438によってエンベロープ比較
手段が構成されている。)を具備したことを特徴とする
ものであり、命令実行手段に格納されるプログラムを変
更するだけで容易に装置の動作態様を変化させ得るの
で、専用の複雑なハードウェア回路が不用になるだけで
なく、種々の仕様変更に対しても柔軟に対応することが
できるオート・トラッキング機能を有する磁気記録再生
装置を得ることができる。もちろん、従来のVTRのよう
な調整ボリュームを必要としないので操作性の向上も実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるオート・トラッキン
グ機能を有する磁気記録再生装置の構成図、第2図は第
1図のキャプチャコントローラの具体的な論理回路図、
第3図は第2図の回路動作を説明するタイミングチャー
ト、第4図はキャプチャレジスタブロックの構成図、第
5図,第6図,第8図は第1図の主要部の動作を示すフ
ローチャート、第7図は第6図のフローチャートを説明
するためのタイミングチャート、第9図は従来のVTRの
再生時におけるサーボ機構の構成を示すブロック図、第
10図は第9図の主要部の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。 1……磁気テープ、2……シリンダモータ、6……キャ
プスタンモータ、11……コンパレータ、100……レジス
タ、200……RAM、300……ALU、400……命令実行手段、5
00……タイムベースカウンタ、700……キャプチャレジ
スタコントローラ、800……キャプチャコントローラ、1
000……ROM、1400……DA変換器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを格納するメモリ手段と、データの
    演算を実行する演算手段と、逐次実行すべき命令を格納
    し、その命令に基づいて前記メモリ手段と前記演算手段
    の動作をコントロールする命令実行手段と、磁気テープ
    上の記録トラックを回転ヘッドが走査する様に前記回転
    ヘッドを回転駆動させるシリンダモータ駆動手段と、前
    記磁気テープを移送させるキャプスタンモータ駆動手段
    と、オート・トラッキング機能を動作させる指令信号を
    発生する第1のスイッチと、手動で前記回転ヘッドのヘ
    ッド切り換え信号と磁気テープより得られるコントロー
    ル信号との基準位相を可変させる指令信号を発生する第
    2のスイッチと、基準クロック信号をカウントするタイ
    ムベースカウンタと、そのタイムベースカウンタのカウ
    ント値をアナログ量に変換するデジタル・アナログ変換
    器と、そのデジタル・アナログ変換器の出力信号と前記
    磁気テープ上の記録トラックを前記回転ヘッドが走査す
    ることにより得られる再生エンベロープ信号の検波出力
    を比較するコンパレータと、そのコンパレータの出力信
    号のエッジが到来したときの前記タイムベースカウンタ
    からのカウントデータを取り込み、前記命令手段からの
    命令によって前記エンベロープ検出手段によりキャプチ
    ャ回路から取り込んだデータと以前に取り込んだデータ
    との比較を行うエンベロープ比較手段とを具備し、前記
    トラッキング可変手段により前記基準位相を所定区間で
    可変した時に前記エンベロープ検出手段および前記エン
    ベロープ比較手段によりエンベロープ出力が最大となる
    前記基準位相を検出し、その値を最終基準位相とするこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】映像信号と音声信号をそれぞれ記録再生す
    る回転ヘッドを有する磁気記録再生装置において前記磁
    気テープに音声信号が記録されている場合には前記再生
    エンベロープ信号は音声信号の回転ヘッド出力が選択さ
    れるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記命令手段からの特定の命令によって磁
    気テープの再生を開始した場合と、前記磁気テープを再
    生中に前記再生エンベロープ信号の出力レベルがオート
    トラッキング機能により検出した最大値に対してある一
    定の値以下になった場合に自動的にオート・トラッキン
    グ機能を動作させるようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の磁気記録再生装置。
JP62025130A 1987-02-05 1987-02-05 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0736241B2 (ja)

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