JP3027175B2 - ビデオディスク再生装置 - Google Patents
ビデオディスク再生装置Info
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- JP3027175B2 JP3027175B2 JP02249475A JP24947590A JP3027175B2 JP 3027175 B2 JP3027175 B2 JP 3027175B2 JP 02249475 A JP02249475 A JP 02249475A JP 24947590 A JP24947590 A JP 24947590A JP 3027175 B2 JP3027175 B2 JP 3027175B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオディスク再生装置に関し、特に静止画
の表示に特徴を有するビデオディスク再生装置に関する
ものである。
の表示に特徴を有するビデオディスク再生装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕 近年ビデオディスクはカラオケ，映画，音楽等の幅広
い用途に用いられるようになっている。光学式のビデオ
ディスクにおいては角速度一定（CAV）で記録されたビ
デオディスクと、線速度一定（CLV）で記録されたビデ
オディスクとがある。従来のCAVディスクでは第２図に
示すように垂直同期の位置が放射状に整列しているた
め、１フレームの画像を出力する毎に内周方向に１トラ
ックジャンプを行うことによって静止画を再生すること
ができる。
い用途に用いられるようになっている。光学式のビデオ
ディスクにおいては角速度一定（CAV）で記録されたビ
デオディスクと、線速度一定（CLV）で記録されたビデ
オディスクとがある。従来のCAVディスクでは第２図に
示すように垂直同期の位置が放射状に整列しているた
め、１フレームの画像を出力する毎に内周方向に１トラ
ックジャンプを行うことによって静止画を再生すること
ができる。
一方CLVディスクでは第３図に示すように線速度が一
定であるため、CAVディスクに比べ記録時間を長くする
ことができるという特徴がある。しかしCLVディスクは
図示のように垂直同期が整列しておらず、CAVディスク
のように内周期方向に１トラックジャンプしても再生し
た映像信号の垂直同期の周期が合わない。従ってそのま
まテレビ画面に出力すると垂直同期が乱れたり１トラッ
クに１フレーム以上の映像信号が入っているため、画面
を特定できないという問題がある。従って一時停止中に
再生映像信号を出力することは困難である。そこで再生
された画像信号を一旦フィールドメモリに書込み、この
メモリから映像信号を繰り返し読出すことによって静止
画の再生を行うようにした装置が実施されている。
定であるため、CAVディスクに比べ記録時間を長くする
ことができるという特徴がある。しかしCLVディスクは
図示のように垂直同期が整列しておらず、CAVディスク
のように内周期方向に１トラックジャンプしても再生し
た映像信号の垂直同期の周期が合わない。従ってそのま
まテレビ画面に出力すると垂直同期が乱れたり１トラッ
クに１フレーム以上の映像信号が入っているため、画面
を特定できないという問題がある。従って一時停止中に
再生映像信号を出力することは困難である。そこで再生
された画像信号を一旦フィールドメモリに書込み、この
メモリから映像信号を繰り返し読出すことによって静止
画の再生を行うようにした装置が実施されている。
しかしながらこのような静止画再生機能を有するビデ
オディスク再生装置では、A/D変換器,D/A変換器，フィ
ールドメモリ，メモリ制御装置等が必要となるため、価
格が大幅に上昇するという欠点があった。又フィールド
メモリを搭載していないビデオディスク再生装置では、
CLVディスクから一時停止中に垂直同期が乱れない再生
映像信号を出力することが困難であった。そのためディ
スク上のある位置で再生を一時停止したときにはその停
止点の映像が確認できないという欠点があった。
オディスク再生装置では、A/D変換器,D/A変換器，フィ
ールドメモリ，メモリ制御装置等が必要となるため、価
格が大幅に上昇するという欠点があった。又フィールド
メモリを搭載していないビデオディスク再生装置では、
CLVディスクから一時停止中に垂直同期が乱れない再生
映像信号を出力することが困難であった。そのためディ
スク上のある位置で再生を一時停止したときにはその停
止点の映像が確認できないという欠点があった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、CLVディスクにおいても一時停止中に一時
停止点の再生映像信号を垂直同期の乱れなくテレビジョ
ン受像機の画面で確認できるようにすることを技術的課
題とする。
のであって、CLVディスクにおいても一時停止中に一時
停止点の再生映像信号を垂直同期の乱れなくテレビジョ
ン受像機の画面で確認できるようにすることを技術的課
題とする。
本発明はピックアップを有し、ビデオディスクの再生
信号を読出す再生信号読取手段と、再生信号読取手段よ
り得られる画像停止点のフレームのアドレス信号を読取
るコード分離手段と、背景色となるカラーバックの映像
信号を発生するカラーバック信号発生手段と、出力を信
号読取手段により読取られた再生信号とカラーバック信
号発生手段のカラーバック映像信号とを切換える切換ス
イッチと、信号読取手段によって読取られるトラックの
位置を内周側に変化させるキックバックを行い、その位
置から再生したとき垂直同期信号が実質的に連続するト
ラックを検索する検索手段と、検索手段により検索され
たトラック位置に信号読取手段のピックアップを変化さ
せるピックアップ制御手段と、信号読取手段より読取ら
れた垂直同期信号の周期を垂直同期がとれる所定期間変
化させるカラーバック垂直同期コントロール手段と、コ
ード分離手段により保持されたアドレスに達したときに
切換スイッチを信号読取手段の出力側に変化させるスイ
ッチ制御手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
信号を読出す再生信号読取手段と、再生信号読取手段よ
り得られる画像停止点のフレームのアドレス信号を読取
るコード分離手段と、背景色となるカラーバックの映像
信号を発生するカラーバック信号発生手段と、出力を信
号読取手段により読取られた再生信号とカラーバック信
号発生手段のカラーバック映像信号とを切換える切換ス
イッチと、信号読取手段によって読取られるトラックの
位置を内周側に変化させるキックバックを行い、その位
置から再生したとき垂直同期信号が実質的に連続するト
ラックを検索する検索手段と、検索手段により検索され
たトラック位置に信号読取手段のピックアップを変化さ
せるピックアップ制御手段と、信号読取手段より読取ら
れた垂直同期信号の周期を垂直同期がとれる所定期間変
化させるカラーバック垂直同期コントロール手段と、コ
ード分離手段により保持されたアドレスに達したときに
切換スイッチを信号読取手段の出力側に変化させるスイ
ッチ制御手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
このような特徴を有する本発明によれば、一時停止中
にはカラーバック信号と再生映像信号とを切換えてお
り、一時停止点で一画面分の再生映像信号を切換スイッ
チを介して出力した後、垂直同期が連続して再生したと
きに一致するようなキックバック本数を検索してキック
バックし、そのアドレスに達するまではカラーバック信
号を切換スイッチを介して出力し、保持したアドレスに
達すれば一画面分の再生映像信号を切換スイッチを介し
て出力している。こうして一時停止中にカラーバックと
再生映像信号とを切換えて繰り返し出力し、CLVディス
クにおいても一時停止点の映像信号を認識できるように
している。
にはカラーバック信号と再生映像信号とを切換えてお
り、一時停止点で一画面分の再生映像信号を切換スイッ
チを介して出力した後、垂直同期が連続して再生したと
きに一致するようなキックバック本数を検索してキック
バックし、そのアドレスに達するまではカラーバック信
号を切換スイッチを介して出力し、保持したアドレスに
達すれば一画面分の再生映像信号を切換スイッチを介し
て出力している。こうして一時停止中にカラーバックと
再生映像信号とを切換えて繰り返し出力し、CLVディス
クにおいても一時停止点の映像信号を認識できるように
している。
第１図は本発明の一実施例によるビデオディスク再生
装置の構成を示すブロック図である。本図においてビデ
オディスク１に近接してビデオディスク１から信号を読
取る光ピックアップ２が配置される。光ピックアップ２
は読取ったRF信号をRF信号増幅部３に与える。RF増幅部
３はこの信号を増幅するものであって、その出力は復調
部４によって映像信号に復調される。映像信号は時間軸
のジッタ成分を補正するTBC5を介して切換スイッチ６及
び垂直同期分離部７に与える。又このビデオディスク再
生装置は基準発振部８を有しており、その出力は基準水
平同期発生部9,カラーバック垂直同期発生部10及びカラ
ーバック発生部11に与えられる。カラーバック垂直同期
発生部10及びカラーバック発生部11はカラーバック映像
信号を発生させるカラーバック信号発生手段を構成して
いる。基準水平同期発生部９は基準信号に基づいて水平
同期信号を発生させるものであり、その出力をTBC5に与
える。ここでカラーバックとは画面の背景となる一色の
画像を全面に表示するものである。又垂直同期分離部７
はTBC5の映像出力から垂直同期信号を分離するものであ
り、その出力はカラーバック垂直同期コントロール部12
に与えられる。カラーバック垂直同期コントロール部12
はカラーバック側の垂直同期の周期を８水平同期区間分
だけ短くする機能及び再生映像信号の出力中にカラーバ
ックの垂直同期信号を再生映像信号の垂直同期信号に強
制的に一致させる機能を有している。そしてカラーバッ
ク垂直同期コントロール部12の制御信号はカラーバック
垂直同期発生部10に与えられる。又復調部４の出力はコ
ード分離部13にも与えられる。コード分離部13は再生さ
れた映像信号からアドレス信号を分離するものであっ
て、そのアドレス信号をシステムコントロール部14に与
える。システムコントロール部14はマイクロコンピュー
タによって構成され、図示しない操作部より一時停止の
信号が与えられたときにこのアドレスをメモリ14aに保
持すると共にカラーバック同期コントロール部12を制御
し、又光学サーボコントロール部15によって光ピックア
ップ２の読出トラックを変化させる。又ビデオディスク
１を回転させるターンテーブル16には１回転に１パルス
の信号を出力するFGセンサ17が接続されている。この信
号はFG増幅部18によって増幅されてシステムコントロー
ル部14に与えられる。システムコントロール部14は後述
するように一時停止時にトラックの位置を内周側に変化
させるキックバックを行って再生したときに、垂直同期
信号が実質的に連続するトラックを検索する検索手段14
b,検索後に光ピックアップの位置を移動させるピックア
ップ制御手段14c及びメモリ14aに保持されたアドレスに
基づいて切換スイッチ６を制御するスイッチ制御手段14
dの機能を達成している。
装置の構成を示すブロック図である。本図においてビデ
オディスク１に近接してビデオディスク１から信号を読
取る光ピックアップ２が配置される。光ピックアップ２
は読取ったRF信号をRF信号増幅部３に与える。RF増幅部
３はこの信号を増幅するものであって、その出力は復調
部４によって映像信号に復調される。映像信号は時間軸
のジッタ成分を補正するTBC5を介して切換スイッチ６及
び垂直同期分離部７に与える。又このビデオディスク再
生装置は基準発振部８を有しており、その出力は基準水
平同期発生部9,カラーバック垂直同期発生部10及びカラ
ーバック発生部11に与えられる。カラーバック垂直同期
発生部10及びカラーバック発生部11はカラーバック映像
信号を発生させるカラーバック信号発生手段を構成して
いる。基準水平同期発生部９は基準信号に基づいて水平
同期信号を発生させるものであり、その出力をTBC5に与
える。ここでカラーバックとは画面の背景となる一色の
画像を全面に表示するものである。又垂直同期分離部７
はTBC5の映像出力から垂直同期信号を分離するものであ
り、その出力はカラーバック垂直同期コントロール部12
に与えられる。カラーバック垂直同期コントロール部12
はカラーバック側の垂直同期の周期を８水平同期区間分
だけ短くする機能及び再生映像信号の出力中にカラーバ
ックの垂直同期信号を再生映像信号の垂直同期信号に強
制的に一致させる機能を有している。そしてカラーバッ
ク垂直同期コントロール部12の制御信号はカラーバック
垂直同期発生部10に与えられる。又復調部４の出力はコ
ード分離部13にも与えられる。コード分離部13は再生さ
れた映像信号からアドレス信号を分離するものであっ
て、そのアドレス信号をシステムコントロール部14に与
える。システムコントロール部14はマイクロコンピュー
タによって構成され、図示しない操作部より一時停止の
信号が与えられたときにこのアドレスをメモリ14aに保
持すると共にカラーバック同期コントロール部12を制御
し、又光学サーボコントロール部15によって光ピックア
ップ２の読出トラックを変化させる。又ビデオディスク
１を回転させるターンテーブル16には１回転に１パルス
の信号を出力するFGセンサ17が接続されている。この信
号はFG増幅部18によって増幅されてシステムコントロー
ル部14に与えられる。システムコントロール部14は後述
するように一時停止時にトラックの位置を内周側に変化
させるキックバックを行って再生したときに、垂直同期
信号が実質的に連続するトラックを検索する検索手段14
b,検索後に光ピックアップの位置を移動させるピックア
ップ制御手段14c及びメモリ14aに保持されたアドレスに
基づいて切換スイッチ６を制御するスイッチ制御手段14
dの機能を達成している。
このように構成されたビデオディスク再生装置の動作
について第１図及び第４図を用いて説明する。まず通常
の再生中はビデオディスク１の信号を光ピックアップ２
で読取り、読取ったRF信号をRF増幅部３によって増幅し
復調回路４によって復調する。そして復調された映像信
号のジッタ成分をTBC5で取り除き切換スイッチ６より外
部に出力する。このときシステムコントロール部14のス
イッチ制御手段14dは切換スイッチ６を再生映像信号側
に切換え、再生信号を出力させる。このときカラーバッ
ク垂直同期コントロール部12によってカラーバック垂直
同期発生部10の垂直同期信号を強制的に再生映像信号の
垂直同期信号に一致させておく。
について第１図及び第４図を用いて説明する。まず通常
の再生中はビデオディスク１の信号を光ピックアップ２
で読取り、読取ったRF信号をRF増幅部３によって増幅し
復調回路４によって復調する。そして復調された映像信
号のジッタ成分をTBC5で取り除き切換スイッチ６より外
部に出力する。このときシステムコントロール部14のス
イッチ制御手段14dは切換スイッチ６を再生映像信号側
に切換え、再生信号を出力させる。このときカラーバッ
ク垂直同期コントロール部12によってカラーバック垂直
同期発生部10の垂直同期信号を強制的に再生映像信号の
垂直同期信号に一致させておく。
次にCLVビデオディスクを用いて通常再生から一時停
止に移行したときの動作について説明する。まず一時停
止点の映像信号を１フレーム分切換スイッチ６より出力
し、そのアドレスをコード分離部13によって読取ってシ
ステムコントロール部14のメモリ14aに保持しておく。
そしてシステムコントロール部14によって切換スイッチ
６をカラーバック側に切換える。このときカラーバック
発生部11の映像信号はカラーバック垂直同期発生部10に
よって再生映像信号の垂直同期と一致しているため、再
生映像信号からカラーバックに切換えてもテレビ画面で
の垂直同期の乱れは発生しない。
止に移行したときの動作について説明する。まず一時停
止点の映像信号を１フレーム分切換スイッチ６より出力
し、そのアドレスをコード分離部13によって読取ってシ
ステムコントロール部14のメモリ14aに保持しておく。
そしてシステムコントロール部14によって切換スイッチ
６をカラーバック側に切換える。このときカラーバック
発生部11の映像信号はカラーバック垂直同期発生部10に
よって再生映像信号の垂直同期と一致しているため、再
生映像信号からカラーバックに切換えてもテレビ画面で
の垂直同期の乱れは発生しない。
次にシステムコントロール部14のピックアップ制御手
段14cにより内周側のトラックに光ピックアップ２を移
動するキックバックを行い、キックバックによって垂直
同期信号がほぼ連続するトラックを検索する。次にこの
検索方法について第４〜６図のタイムチャート及びフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。まず第４図（ａ），
（ｂ）に示すように通常の垂直同期信号Ａの周期をtvと
し、カラーバック垂直同期コントロール部12によって短
縮されたカラーバック垂直同期信号Ｂの周期をtv′とす
る。そしてFG増幅部16の出力Ｃは第５図に示すように１
回転に１パルス出力するため、第６図のフローチャート
のステップ21において１トラック当たりの再生時間t2を
測定する。そして第４図（ｃ）にトラックキック信号を
示すように、ステップ22に進んで内周側に１本トラック
を戻すキックバックを行い、垂直同期分離部７の信号Ａ
に対するカラーバック垂直同期発生部10の出力Ｂの時間
遅れt1を測定する。以後の計算ではCLVディスクであっ
ても静止画を再生するために光ピックアップを複数トラ
ック移動させる範囲内では角速度が一定であると近似す
る。そしてキックバップの本数をＩと設定し、まずこの
Ｉを０とする（ステップ23）。そしてステップ24に進ん
でＩをインクリメントし、Ｉトラックキックバックした
ときの垂直同期信号A,Bの位相差tzをＩ×t1により算出
する（ステップ25）。次いでステップ26に進んで時間遅
れtzとtvとを比較し、tzが大きければtzからtvを減じた
値を新たなtzとして、キックバックしたときの位相差を
規格化する。そしてステップ28に進んでＩトラックの再
生時間tpをＩ×t2によって算出する。更にステップ29に
進んでtp/tv′をｎとし、少数点以下を切捨てる。この
ｎは垂直同期区間の短縮ができる回数である。次にステ
ップ30に進んでＩトラックの再生中に補正できる垂直同
期の位相tnをｎ（tv−tv′）によって算出する。そして
ステップ31に進んでtz、即ちＩ本のキックバックでの垂
直同期信号A,Bの位相差とＩトラックの再生中に補正で
きる垂直同期の位相tnとを比較する。tnが小さければス
テップ24に戻ってＩをインクリメントして同様の処理を
繰り返し、tnが大きくなればステップ31からステップ32
に進んでＩをインクリメントした値を最終キックバック
本数Ｋとする。尚Ｉをインクリメントするのは一時停止
再生トラックの手前のトラックで垂直同期合わせを終了
させるためである。このＫ本のキックバックしたところ
がキックバックする目標トラックとなる。Ｉは１から開
始しているが、このときのキック本数は、相対的に映像
再生信号を出力する時間を長くしカラーバックの表示時
間を短くするために少ない方が好ましい。
段14cにより内周側のトラックに光ピックアップ２を移
動するキックバックを行い、キックバックによって垂直
同期信号がほぼ連続するトラックを検索する。次にこの
検索方法について第４〜６図のタイムチャート及びフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。まず第４図（ａ），
（ｂ）に示すように通常の垂直同期信号Ａの周期をtvと
し、カラーバック垂直同期コントロール部12によって短
縮されたカラーバック垂直同期信号Ｂの周期をtv′とす
る。そしてFG増幅部16の出力Ｃは第５図に示すように１
回転に１パルス出力するため、第６図のフローチャート
のステップ21において１トラック当たりの再生時間t2を
測定する。そして第４図（ｃ）にトラックキック信号を
示すように、ステップ22に進んで内周側に１本トラック
を戻すキックバックを行い、垂直同期分離部７の信号Ａ
に対するカラーバック垂直同期発生部10の出力Ｂの時間
遅れt1を測定する。以後の計算ではCLVディスクであっ
ても静止画を再生するために光ピックアップを複数トラ
ック移動させる範囲内では角速度が一定であると近似す
る。そしてキックバップの本数をＩと設定し、まずこの
Ｉを０とする（ステップ23）。そしてステップ24に進ん
でＩをインクリメントし、Ｉトラックキックバックした
ときの垂直同期信号A,Bの位相差tzをＩ×t1により算出
する（ステップ25）。次いでステップ26に進んで時間遅
れtzとtvとを比較し、tzが大きければtzからtvを減じた
値を新たなtzとして、キックバックしたときの位相差を
規格化する。そしてステップ28に進んでＩトラックの再
生時間tpをＩ×t2によって算出する。更にステップ29に
進んでtp/tv′をｎとし、少数点以下を切捨てる。この
ｎは垂直同期区間の短縮ができる回数である。次にステ
ップ30に進んでＩトラックの再生中に補正できる垂直同
期の位相tnをｎ（tv−tv′）によって算出する。そして
ステップ31に進んでtz、即ちＩ本のキックバックでの垂
直同期信号A,Bの位相差とＩトラックの再生中に補正で
きる垂直同期の位相tnとを比較する。tnが小さければス
テップ24に戻ってＩをインクリメントして同様の処理を
繰り返し、tnが大きくなればステップ31からステップ32
に進んでＩをインクリメントした値を最終キックバック
本数Ｋとする。尚Ｉをインクリメントするのは一時停止
再生トラックの手前のトラックで垂直同期合わせを終了
させるためである。このＫ本のキックバックしたところ
がキックバックする目標トラックとなる。Ｉは１から開
始しているが、このときのキック本数は、相対的に映像
再生信号を出力する時間を長くしカラーバックの表示時
間を短くするために少ない方が好ましい。
さてこうしてキックバック本数Ｋを算出すると、シス
テムコントロール部14のピックアップ制御手段14cによ
って光学サーボコントロール部15に指令を出し、光ピッ
クアップの読取トラックをＫ本キックバックさせる。そ
してシステムコントロール部14は切換スイッチ６をカラ
ーバック側にしたままで、カラーバック側の垂直同期を
再生映像信号側の垂直同期とのずれが８水平同期期間以
内になるまで８水平同期期間分だけ短縮させるようにカ
ラーバック垂直同期コントロール部12に指令を与える。
現在のテレビジョン受像機では、垂直同期の周期を８水
平同期期間分短縮しても垂直同期の乱れは発生しない。
こうして再生を続け一時停止点であるシステムコントロ
ール部14のメモリ14aに保持したアドレスのフレームに
達すると、切換スイッチ６を再生映像信号出力側とし一
時停止点の映像信号を１フレーム分出力端子より出力す
る。このときはカラーバックの垂直同期と再生映像信号
の垂直同期の時間ずれは８水平同期期間以内となってい
るため、画面上で垂直同期の乱れは発生しない。このと
きカラーバックの垂直同期信号Ｂは再生映像信号の垂直
同期信号Ａとは完全に合っていないため、カラーバック
垂直同期コントロール部12によってカラーバック側の垂
直同期Ｂを再生映像信号側の垂直同期Ａに強制的に合わ
せておく。そして再びＫ本のキックバックを行い同様の
処理を繰り返す。このように２回目移行の繰り返し時に
はキックバック本数は同一であるので、改めて算出する
ことなく同様の処理を繰り返す。こうすればカラーバッ
クの再生を行い、周期的に一時的点のフレームの映像を
画面上に表示することができる。
テムコントロール部14のピックアップ制御手段14cによ
って光学サーボコントロール部15に指令を出し、光ピッ
クアップの読取トラックをＫ本キックバックさせる。そ
してシステムコントロール部14は切換スイッチ６をカラ
ーバック側にしたままで、カラーバック側の垂直同期を
再生映像信号側の垂直同期とのずれが８水平同期期間以
内になるまで８水平同期期間分だけ短縮させるようにカ
ラーバック垂直同期コントロール部12に指令を与える。
現在のテレビジョン受像機では、垂直同期の周期を８水
平同期期間分短縮しても垂直同期の乱れは発生しない。
こうして再生を続け一時停止点であるシステムコントロ
ール部14のメモリ14aに保持したアドレスのフレームに
達すると、切換スイッチ６を再生映像信号出力側とし一
時停止点の映像信号を１フレーム分出力端子より出力す
る。このときはカラーバックの垂直同期と再生映像信号
の垂直同期の時間ずれは８水平同期期間以内となってい
るため、画面上で垂直同期の乱れは発生しない。このと
きカラーバックの垂直同期信号Ｂは再生映像信号の垂直
同期信号Ａとは完全に合っていないため、カラーバック
垂直同期コントロール部12によってカラーバック側の垂
直同期Ｂを再生映像信号側の垂直同期Ａに強制的に合わ
せておく。そして再びＫ本のキックバックを行い同様の
処理を繰り返す。このように２回目移行の繰り返し時に
はキックバック本数は同一であるので、改めて算出する
ことなく同様の処理を繰り返す。こうすればカラーバッ
クの再生を行い、周期的に一時的点のフレームの映像を
画面上に表示することができる。
以上詳細に説明したように本発明は、CLVディスクを
再生する場合も一時停止中に一時停止点の再生映像信号
を垂直同期の乱れがなくテレビジョン受像機の画面上で
確認することができる。又カラーバック信号を表示し周
期的に１フレーム分の映像信号を出力しており、キック
バックの演算を最初にした後は同様の処理を繰り返すた
め、映像信号の出力時間の比率を長くすることができる
という効果も得られる。
再生する場合も一時停止中に一時停止点の再生映像信号
を垂直同期の乱れがなくテレビジョン受像機の画面上で
確認することができる。又カラーバック信号を表示し周
期的に１フレーム分の映像信号を出力しており、キック
バックの演算を最初にした後は同様の処理を繰り返すた
め、映像信号の出力時間の比率を長くすることができる
という効果も得られる。
第１図は本発明の一実施例によるビデオディスク再生装
置の構成を示すブロック図、第２図はCAVディスクの垂
直同期位置を示す概略図、第３図はCLVディスクの垂直
同期位置を示す概略図、第４図はCLVディスクで１本キ
ックバックしたときのタイムチャート、第５図はディス
クを１回転したときのFGセンサの出力を示すタイムチャ
ート、第６図は一時停止時のキックバック先を求める演
算処理を示すフローチャートである。 １……ビデオディスク、２……光ピックアップ、３……
RF増幅部、４……復調部、５……TBC、６……切換スイ
ッチ、７……垂直同期分離部、10……カラーバック垂直
同期発生部、11……カラーバック発生部、12……カラー
バック垂直同期コントロール部、13……コード分離部、
14……システムコントロール部、14a……メモリ、14b…
…検索手段、14c……ピックアップ制御手段、14d……ス
イッチ制御手段、15……光学サーボコントロール部。
置の構成を示すブロック図、第２図はCAVディスクの垂
直同期位置を示す概略図、第３図はCLVディスクの垂直
同期位置を示す概略図、第４図はCLVディスクで１本キ
ックバックしたときのタイムチャート、第５図はディス
クを１回転したときのFGセンサの出力を示すタイムチャ
ート、第６図は一時停止時のキックバック先を求める演
算処理を示すフローチャートである。 １……ビデオディスク、２……光ピックアップ、３……
RF増幅部、４……復調部、５……TBC、６……切換スイ
ッチ、７……垂直同期分離部、10……カラーバック垂直
同期発生部、11……カラーバック発生部、12……カラー
バック垂直同期コントロール部、13……コード分離部、
14……システムコントロール部、14a……メモリ、14b…
…検索手段、14c……ピックアップ制御手段、14d……ス
イッチ制御手段、15……光学サーボコントロール部。
Claims (1)
- 【請求項１】ピックアップを有し、ビデオディスクの再
生信号を読出す再生信号読取手段と、 前記再生信号読取手段より得られる画像停止点のフレー
ムのアドレス信号を読取るコード分離手段と、 背景色となるカラーバックの映像信号を発生するカラー
バック信号発生手段と、 出力を前記信号読取手段により読取られた再生信号と前
記カラーバック信号発生手段のカラーバック映像信号と
を切換える切換スイッチと、 前記信号読取手段によって読取られるトラックの位置を
内周側に変化させるキックバックを行い、その位置から
再生したとき垂直同期信号が実質的に連続するトラック
を検索する検索手段と、 前記検索手段により検索されたトラック位置に前記信号
読取手段のピックアップを変化させるピックアップ制御
手段と、 前記信号読取手段より読取られた垂直同期信号の周期を
垂直同期がとれる所定期間変化させるカラーバック垂直
同期コントロール手段と、 前記コード分離手段により保持されたアドレスに達した
ときに前記切換スイッチを前記信号読取手段の出力側に
変化させるスイッチ制御手段と、 を具備することを特徴とするビデオディスク再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02249475A JP3027175B2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | ビデオディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02249475A JP3027175B2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | ビデオディスク再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04127692A JPH04127692A (ja) | 1992-04-28 |
| JP3027175B2 true JP3027175B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=17193518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02249475A Expired - Fee Related JP3027175B2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | ビデオディスク再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3027175B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-18 JP JP02249475A patent/JP3027175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04127692A (ja) | 1992-04-28 |
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