JPH0736204A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH0736204A
JPH0736204A JP18175993A JP18175993A JPH0736204A JP H0736204 A JPH0736204 A JP H0736204A JP 18175993 A JP18175993 A JP 18175993A JP 18175993 A JP18175993 A JP 18175993A JP H0736204 A JPH0736204 A JP H0736204A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】種々の環境下で連続して繰り返し使用しても、
電位の変動が少なく安定している有機系の機能分離積層
型感光体を提供する。 【構成】電荷輸送層が電荷輸送物質として下記一般式
(I)のインドール化合物と下記一般式(II)のベン
ジジン化合物とを含んでなり、かつ、電荷発生層と電荷
輸送層とのイオン化ポテンシャルの差が0.3eV以下
である感光体とする。 [式(I)中、RおよびRはそれぞれ水素原子、ア
ルキル基、アラルキル基などを、Rは水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基などを表す。][式(II)中、Z
は水素原子、アルキルを、ZおよびZはそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基を表す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、導電性基体上に少な
くとも電荷発生層と電荷輸送層とを積層してなる感光層
を有する電子写真用感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有機系の光導電性材料を利用した
電子写真用感光体の開発が盛んに進められ、実用化され
てきている。このような有機系の感光体は、一般に、図
1の模式的断面図に示すように、導電性基体1上に電荷
発生層3と電荷輸送層4とを積層してなる感光層2を設
けた機能分離積層型の構成を採る。
【0003】導電性基体1は、感光体の電極としての役
目と同時に他の各層の支持体となっており、アルミニウ
ム,アルミニウム合金,ステンレス鋼などの金属材料、
あるいはガラス,樹脂などの表面に導電処理を施したも
のが用いられる。電荷発生層3は、有機系の電荷発生物
質をその0.3倍量〜2倍量の結着剤樹脂とともに溶剤
中にホモジナイザー,超音波,ボールミル,サンドミ
ル,ペイントシェーカーなどを用いて分散した液を塗
布,乾燥することにより形成される。膜厚は0.01μ
m〜3μmの範囲内,好ましくは0.05μm〜2μm
の範囲内とされる。電荷発生物質としては、無金属フタ
ロシアニン,チタニルフタロシアニンなどのフタロシア
ニン化合物、各種アゾ,キノン,インジゴなどの各化合
物の顔料、シアン,スクアリリウム,アズレニウム,ピ
リリウムなどの各化合物の染料、などが用いられ、露光
光の波長領域に応じて好適な物質が選択される。結着剤
樹脂としては、ポリビニルブチラール,ポリアリレー
ト,ポリカーボネート,ポリエステル,フェノキシ樹
脂,ポリ酢酸ビニル,エボキシ樹脂,アクリル樹脂,ポ
リアクリルアミド樹脂,ポリアミド,ポリビニルピリジ
ン,セルロース,ウレタン樹脂,カゼイン,ポリビニル
アルコール,ポリビニルピロリドンなどの樹脂が用いら
れる。また、溶剤としては、メタノール,エタノール,
イソプロピルアルコールなどのアルコール類、アセト
ン,メチルエチルケトン,シクロヘキサノンなどのケト
ン類、N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチ
ルアセトアミドなどのアミド類、テトラヒドロフラン,
ジオキサン,エチレングリコールジメチルエーテル,ジ
メトキシエタン,プロピレンオキシドなどのエーテル
類、酢酸メチル,酢酸エチル,ジメチルカーボネートな
どのエステル類、クロロホルム,ジクロロメタン,ジク
ロルエチレン,トリクロロエチレンなどの脂肪族ハロゲ
ン化水素類、ベンゼン,トルエン,キシレン,モノクロ
ルベンゼンなどの芳香族類、などが用いられる。
【0004】電荷輸送層4は、電荷輸送物質としてのヒ
ドラゾン,ベンジジン,ピラゾリン,トリフェニルメタ
ン,オキサジアゾール,イミダゾール,インドールなど
の誘導体からなる化合物を、必要に応じて適当な結着剤
樹脂とともに溶剤に溶解した液を塗布,乾燥することに
より形成される。膜厚は10μm〜50μmの範囲内,
好ましくは15μm〜40μmの範囲内とされる。電荷
輸送層の結着剤樹脂としては、アクリル樹脂,ポリアリ
レート,ポリエステル,ポリカーボネート,ポリスチレ
ン,アクリロニトリール−スチレンコポリマー,ポリビ
ニルブチラール,ポリビニルホルマール,ポリアクリル
アミド,ポリアミドなどが用いられる。また、溶剤とし
ては、例えば電荷発生層用塗布液に用いたものと同様の
溶剤が用いられる。
【0005】導電性基体1と感光層2の間に、必要に応
じて、バリヤー機能と接着機能を持つ下引き層を設ける
ことも知られている。下引き層は、カセイン,ポリビニ
ルアルコール,ポリビニルメチルエーテル,ポリ−N−
ビニルイミダゾール,エチルセルロース,エチレン−ア
クリル酸コポリマー,フェノール樹脂,ポリアミド,ポ
リウレタン,ゼラチン,酸化アルミニウムなどによって
形成される。下引き層の膜厚は0.05μm〜20μm
の範囲内,好ましくは0.05μm〜10μmの範囲内
とされる。
【0006】上述の、図1に示した電荷発生層3,電荷
輸送層4の順に積層した感光層2を備えた感光体は通常
負帯電方式で使用される。他に、電荷輸送層,電荷発生
層の順に積層した感光層を備えた感光体も知られてお
り、この構成の感光体は通常正帯電方式で使用される。
また、この構成の場合には感光層の上に、必要に応じ
て、さらに表面保護層が設けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】有機系の感光体は、可
とう性,膜形成性,熱安定性,材料の多様性,安価など
の利点により鋭意開発が進められ、帯電性,感度など優
れた特性を有する感光体が開発されてきている。しか
し、感光体は画像形成システム中において、あらゆる環
境下で繰り返し使用され、常に一定の安定した特性が要
求されるが、このような安定性,耐久性についてはまだ
市場の要求を充分満たしていないのが現状である。特
に、繰り返し使用するに従い、残留電位の上昇,感度の
低下,帯電位の低下などが生じ、得られる画像品質が悪
化して使用に耐えられなくなる問題があった。
【0008】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、種々の環境下,特に高温高湿下あるいは低
温低湿下で連続して繰り返し使用しても電位の変動が少
なく安定している感光体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
によれば、導電性基体上に少なくとも電荷発生層と電荷
輸送層とを積層してなる感光層を備えてなる電子写真用
感光体において、電荷輸送層が電荷輸送物質として下記
一般式(I)に示すインドール化合物のうちの少なくと
も一種類および下記一般式(II)に示すベンジジン化
合物のうちの少なくとも一種類を含み、かつ、電荷発生
層と電荷輸送層とのイオン化ポテンシャルの差が0.3
eV以下である電子写真用感光体とすることによって解
決することができる。
【0010】
【化7】
【0011】[式(I)中、R1 およびR2 はそれぞれ
水素原子,以下の炭素原子数1ないし9個のアルキル
基,アラルキル基,アリール基のうちのいずれかを表
し、R3 は水素原子,ハロゲン原子,以下の炭素原子数
1ないし3個のアルキル基,アルコキシ基のうちのいず
れかを表す。]
【0012】
【化8】
【0013】[式(II)中、Z1 は水素原子,炭素原
子数1または2のアルキル基のいずれかを表し、Z2
よびZ3 はそれぞれ水素原子,ハロゲン原子,炭素原子
数1または2のアルキル基のうちのいずれかを表す。]
【0014】
【作用】電荷輸送層の電荷輸送物質として上記一般式
(I)に示すインドール化合物のうちの少なくとも一種
類と上記一般式(II)に示すベンジジン化合物のうち
の少なくとも一種類とを混合して用い、かつ、両者の混
合比を、図2に示す感光体のバンド構造の電荷発生層3
のイオン化ポテンシャル5aと電荷輸送層4のイオン化
ポテンシャル5bとの差5cが0.3eV以下となるよ
うにすることにより、種々の環境下,特に高温高湿下あ
るいは低温低湿下で連続して繰り返し使用しても電位の
変動が少なく安定している感光体を得ることができる。
【0015】
【実施例】この発明に係わる感光体は、例えば、従来と
同様の図1の模式的断面図に示すような層構成である。
図1において、1は導電性基体,2は電荷発生層3,電
荷輸送層4を積層した感光層である。 実施例1 導電性基体として縦30mm,横30mm,厚さ1mm
のアルミニウム基板を用意した。
【0016】次に、電荷発生物質としての下記構造式の
化合物No.1のジスアゾ顔料2重量部,ポリエステル
樹脂(東洋紡績(株)製「バイロン200」)2重量
部,シクロヘキサノン90重量部を混合し、サンドグラ
インダーで6時間溶解,分散し、その液にテトラヒドロ
フラン60重量部を加えて希釈し、電荷発生層用の塗布
液を作製した。この塗布液を前記のアルミニウム基板上
に浸漬塗布し、温度90℃で20分間乾燥して、膜厚
0.4μmの電荷発生層を形成した。この電荷発生層の
イオン化ポテンシャルを理研計器(株)製の大気雰囲気
型紫外線光電子分析装置AC−1で測定したところ、−
5.52eVであった。
【0017】
【化9】
【0018】次に、電荷輸送物質としての下記構造式の
化合物No.2のインドール化合物0.6重量部,下記
構造式の化合物No.3−1のベンジジン化合物2.4
重量部,ビスフェノール型ポリカーボネート樹脂(数平
均分子量5万)3重量部をテトラヒドロフラン30重量
部に溶解して電荷輸送層用の塗布液を作製した。この塗
布液を前記のアルミニウム基板上にワイヤーバー法で塗
布し、温度100℃で20分間乾燥して、膜厚20μm
の電荷輸送層を形成した。この電荷輸送層のイオン化ポ
テンシャルを測定したところ、−5.27eVであっ
た。
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】次に、前記のアルミニウム基板上に、前記
と同様にして電荷発生層,電荷輸送層を順次積層して、
図1に示した構成の平板状感光体を作製した。この感光
体における電荷発生層と電荷輸送層とのイオン化ポテン
シャルの差は0.25eVである。 実施例2 実施例1において、電荷輸送物質としての化合物No.
2のインドール化合物の量を0.6重量部から1.5重
量部に代え、化合物No.3−1のベンジジン化合物の
量を2.4重量部から1.5重量部に代えたこと以外
は、実施例1と同様にして電荷輸送層用の塗布液を作製
した。この塗布液を実施例1と同様にしてアルミニウム
基板上に塗布して電荷輸送層を形成し、イオン化ポテン
シャルを測定したところ、−5.32eVであった。
【0022】次に、実施例1の電荷輸送層用の塗布液を
上記の塗布液に代え、その他は実施例1と同様にして平
板状感光体を作製した。この感光体における電荷発生層
と電荷輸送層とのイオン化ポテンシャルの差は0.20
eVである。 実施例3 実施例1において、電荷輸送物質としての化合物No.
2のインドール化合物の量を0.6重量部から1.5重
量部に代え、化合物No.3−1のベンジジン化合物
2.4重量部を下記構造式の化合物No.3−2のベン
ジジン化合物1.5重量部に代えたこと以外は、実施例
1と同様にして電荷輸送層用の塗布液を作製した。この
塗布液を実施例1と同様にしてアルミニウム基板上に塗
布して電荷輸送層を形成し、イオン化ポテンシャルを測
定したところ、−5.37eVであった。
【0023】
【化12】
【0024】次に、実施例1の電荷輸送層用の塗布液を
上記の塗布液に代え、その他は実施例1と同様にして平
板状感光体を作製した。この感光体における電荷発生層
と電荷輸送層とのイオン化ポテンシャルの差は0.15
eVである。 比較例1 実施例1において、電荷輸送物質としての化合物No.
2のインドール化合物0.6重量部,化合物No.3−
1のベンジジン化合物2.4重量部を用いる代わりに下
記構造式の化合物No.4のヒドラゾン化合物のみを3
重量部用いたこと以外は実施例1と同様にして、電荷輸
送層用の塗布液を作製した。この塗布液を実施例1と同
様にしてアルミニウム基板上に塗布して電荷輸送層を形
成し、イオン化ポテンシャルを測定したところ、−5.
11eVであった。
【0025】
【化13】
【0026】次に、実施例1の電荷輸送層用の塗布液を
上記の塗布液に代え、その他は実施例1と同様にして平
板状感光体を作製した。この感光体における電荷発生層
と電荷輸送層とのイオン化ポテンシャルの差は0.41
eVである。 比較例2 実施例1において、電荷輸送物質としての化合物No.
2のインドール化合物0.6重量部,化合物No.3−
1のベンジジン化合物2.4重量部を用いる代わりに化
合物No.2のインドール化合物のみを3重量部用いた
こと以外は、実施例1と同様にして電荷輸送層用の塗布
液を作製した。この塗布液を実施例1と同様にしてアル
ミニウム基板上に塗布して電荷輸送層を形成し、イオン
化ポテンシャルを測定したところ、−5.17eVであ
った。
【0027】次に、実施例1の電荷輸送層用の塗布液を
上記の塗布液に代え、その他は実施例1と同様にして平
板状感光体を作製した。この感光体における電荷発生層
と電荷輸送層とのイオン化ポテンシャルの差は0.35
eVである。 比較例3 実施例1において、電荷輸送物質としての化合物No.
2のインドール化合物の量を0.6重量部から2.85
重量部に代え、化合物No.3−1のベンジジン化合物
の量を2.4重量部から0.15重量部に代えたこと以
外は、実施例1と同様にして電荷輸送層用の塗布液を作
製した。この塗布液を実施例1と同様にしてアルミニウ
ム基板上に塗布して電荷輸送層を形成し、イオン化ポテ
ンシャルを測定したところ、−5.15eVであった。
【0028】次に、実施例1の電荷輸送層用の塗布液を
上記の塗布液に代え、その他は実施例1と同様にして平
板状感光体を作製した。この感光体における電荷発生層
と電荷輸送層とのイオン化ポテンシャルの差は0.37
eVである。このようにして得られた平板状感光体につ
いて、感度および残留電位を測定し、さらに高温高湿
(35℃,85%RH),低温低湿(5℃,35%R
H)の各条件下で、帯電位,残留電位の繰り返し特性を
評価した。これらの測定は(株)川口電機製作所製の静
電気帯電試験装置EPA8100を用いて行った。暗所
で感光体表面に−6kVのコロナ放電を10秒間行って
帯電し、次いで照度2luxの白色光を照射し帯電位が
初期の帯電位の半分に減衰するために必要な露光量(半
減衰露光量)を求めて感度とした。続いて、照度2lu
xの白色光を10秒間照射したのちの帯電位を求めて残
留電位とした。次に、高温高湿および低温低湿の各環境
下で、それぞれ、上述のコロナ帯電とそれに続く照度2
luxの白色光を10秒間照射する除電とを1サイクル
とするプロセスを3000サイクル繰り返し、その前後
での帯電位および残留電位を測定して繰り返し特性を評
価した。その評価結果を各感光体の電荷発生層と電荷輸
送層とのイオン化ポテンシャルの差とともに表1に示
す。
【0029】
【表1】
【0030】表1に見られるように、実施例の感光体は
比較例の感光体に比して高温高湿,低温低湿いずれの環
境下においても繰り返し特性において帯電位および残留
電位の変動が非常に少なく、電荷輸送物質として前記一
般式(I)に示すインドール化合物と前記一般式(I
I)に示すベンジジン化合物を混合して用い、かつ、電
荷発生層と電荷輸送層とのイオン化ポテンシャルの差が
0.3eV以下となるようにすることの効果は明らかで
ある。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、導電性基体上に少な
くとも電荷発生層と電荷輸送層とを積層してなる感光層
を備えてなる電子写真用感光体において、電荷輸送層が
電荷輸送物質として前記一般式(I)に示すインドール
化合物のうちの少なくとも一種類および前記一般式(I
I)に示すベンジジン化合物のうちの少なくとも一種類
を含み、かつ、電荷発生層と電荷輸送層とのイオン化ポ
テンシャルの差が0.3eV以下となるような感光体と
する。このようにして得られる感光体は、種々の環境
下,特に高温高湿下あるいは低温低湿下で連続して繰り
返し使用しても電位の変動が極めて少なく安定してい
て、良質の画像を得ることができ、実用性に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例および従来例の感光体の模
式的断面図
【図2】感光体のバンド構造のイオン化ポテンシャルの
説明図
【符号の説明】
1 導電性基体 2 感光層 3 電荷発生層 4 電荷輸送層 5a 電荷発生層のイオン化ポテンシャル 5b 電荷輸送層のイオン化ポテンシャル 5c 電荷発生層と電荷輸送層とのイオン化ポテンシ
ャルの差

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基体上に少なくとも電荷発生層と電
    荷輸送層とを積層してなる感光層を備えてなる電子写真
    用感光体において、電荷輸送層が電荷輸送物質として下
    記一般式(I)に示すインドール化合物のうちの少なく
    とも一種類および下記一般式(II)に示すベンジジン
    化合物のうちの少なくとも一種類を含み、かつ、電荷発
    生層と電荷輸送層とのイオン化ポテンシャルの差が0.
    3eV以下であることを特徴とする電子写真用感光体。 【化1】 [式(I)中、R1 およびR2 はそれぞれ水素原子,以
    下の炭素原子数1ないし9個のアルキル基,アラルキル
    基,アリール基のうちのいずれかを表し、R3 は水素原
    子,ハロゲン原子,以下の炭素原子数1ないし3個のア
    ルキル基,アルコキシ基のうちのいずれかを表す。] 【化2】 [式(II)中、Z1 は水素原子,炭素原子数1または
    2のアルキル基のいずれかを表し、Z2 およびZ3 はそ
    れぞれ水素原子,ハロゲン原子,炭素原子数1または2
    のアルキル基のうちのいずれかを表す。]
  2. 【請求項2】電荷発生層に含まれる電荷発生物質が下記
    構造式の化合物No.1であるジスアゾ化合物であり、
    電荷輸送層に含まれる電荷輸送物質としてのインドール
    化合物が下記構造式の化合物No.2であり、ベンジジ
    ン化合物が下記構造式の化合物No.3−1であること
    を特徴とする請求項1記載の電子写真用感光体。 【化3】 【化4】 【化5】
  3. 【請求項3】電荷輸送層に含まれる電荷輸送物質として
    のベンジジン化合物が下記構造式の化合物No.3−2
    であることを特徴とする請求項2記載の電子写真用感光
    体。 【化6】
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7775316B2 (en) 2005-03-31 2010-08-17 Denso Corporation Colliding object determination device and collision information detector for vehicle
JP2010217740A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置用像保持体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
US7838191B2 (en) 2006-03-17 2010-11-23 Kyocera Mita Corporation Electrophotographic photoconductor having titanyl phthalocyanine and image forming apparatus
US8978486B2 (en) 2008-12-02 2015-03-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Collision detecting device and collision detecting method

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