JPH0736157Y2 - ブロアモータ冷却風の取入構造 - Google Patents

ブロアモータ冷却風の取入構造

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JPH0736157Y2
JPH0736157Y2 JP1420990U JP1420990U JPH0736157Y2 JP H0736157 Y2 JPH0736157 Y2 JP H0736157Y2 JP 1420990 U JP1420990 U JP 1420990U JP 1420990 U JP1420990 U JP 1420990U JP H0736157 Y2 JPH0736157 Y2 JP H0736157Y2
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JP
Japan
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blower
motor
cooling air
intake port
air
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JP1420990U
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JPH03106197U (ja
Inventor
健秀 松本
正己 大谷
Original Assignee
株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主に車両用空調装置に用いられる送風用の
ブロア装置のブロアモータ冷却風の取入構造に関する。
(従来の技術) 従来のブロアモータ冷却風の取入構造としては、例えば
実開昭54-860号公報に示されるように、ブロアケースの
天板に冷却風取入用の吸気口を形成し、該吸気口とモー
タハウジング内とを通風路を介して連通したものが公知
である。
また、実公昭62-4720号公報においては、ブロアケース
のスクロールの巻き始めの部分に形成されたスクロール
ノーズ部の上方部に冷却風取入用の吸気口を形成し、こ
の吸気口とモータハウジングとを通風路を介して連通し
て、モータを冷却するようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前者のように、ブロアケースの天板に吸
気口を設ける構造においては、該吸気口を風の強い部位
にしか開口することができない。このため、動圧により
運ばれる水や塵埃等が吸気口に侵入し、それがモータハ
ウジング内に至ってモータの絶縁不良や回転不良を招く
ことがある。また、吸気口においていわゆる笛吹き現象
を呼ばれる不快音が発生していた。
また、後者のようにスクロールノーズ部の上方部に吸気
口を設ける構造においては、該吸気口が風の流れに対峙
しないため動圧の影響が多少緩和されるが、エバポレー
タからの反射動圧により吸気口に塵埃等が侵入してしま
う。また、ブロアケースの天板に付着した水滴が流下し
て吸気口内部に入るため、上述と同様にモータの不良を
招くことになると共に、笛吹き現象の発生も防止するこ
とができない。
そこで、この考案は上記問題点に鑑み、モータの作動に
支障を与えないと共に異音を防止し、動圧の影響による
不都合を防止することができるよう図ったブロアモータ
冷却風の取入構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案に係るブロアモー
タ冷却風の取入構造は、ブロアと、該ブロアを収納する
スクロール状のブロアケースと、前記ブロアを駆動する
モータとを具備するブロア装置において、前記ブロアケ
ースのスクロールノーズ部の吐出口に面する部位であっ
て、該スクロールノーズ部の先端を除く部位にブロアケ
ースの空気通路から外方へ向けて窪む凹部を設け、この
凹部を構成するブロアケースの底板と平行する面の適所
に、前記モータのハウジング内にブロアケース内の空気
の一部を導入する通風路の吸気口を設けたものである。
(作用) したがって、スクロールノーズ部の凹部の、ブロアケー
スの底板と平行する面に設けられた吸気口が、風の流れ
に対する方向及びエバポレータからの反射動圧を受ける
方向に臨まず、動圧により運ばれる水滴及び塵埃等が侵
入することがないと共に、ブロアケースの天板から流下
する水滴の侵入も防止され、これにより上記課題が解決
されるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図乃至第3図にブロア装置の一例が示されており、
該ブロア装置1は、ブロアケース2内にブロア4を収納
すると共に、該ブロアケース2の下方に突出してモータ
ハウジング6を設け、このモータハウジング6内にブロ
ア4を駆動するモータ8を収納して構成されている。
ブロアケース2は、スクロール状のもので、空気の吸入
口(図示せず。)と、吐出口10とを有し、このブロアケ
ース2のスクロールの巻き始めの部分にスクロールノー
ズ部12が形成されている。このスクロールノーズ部12の
内部には中空の静圧室14が形成されている。また、スク
ロールノーズ部12の吐出口10に面する部位であって、該
スクロールノーズ部12の先端から所定距離離れた位置に
は、ブロアケースの空気通路15の外方へ向けて(静圧室
14の内側へ向けて)窪ませた凹部16が形成されている。
そして、この凹部16の前記底板2aと平行する面16aに
は、冷却風取入用の吸気口18が形成され、該吸気口18は
静圧室14に連通されている。尚、上述の凹部16は、第4
図に示すように、下方の面16bを底板2aより離して形成
したものであっても良い。
一方、上記静圧室14の下方には連通口20が形成され、該
連通口20は外部に形成の通風路22を介してモータハウジ
ング6に連通されている。
斯る構成のブロア装置1は、モータ8が駆動されると、
吸入口から空気を吸入して吐出口10から下流側の図示さ
れないエバポレータ等に空気を送風する。この空気の流
れに対してエバポレータは空気抵抗となるので、その上
流側の空気圧が上昇する。このため、その空気の一部は
吸気口18から静圧室14に導入され、連通口20から通風路
22を介してモータハウジング6内に供給される。この導
入された空気により、モータ8は有効に冷却されるもの
である。
而して、上述のブロア装置1におけるブロアモータ冷却
風の取入構造にあっては、吸気口18をブロアケース2の
底板2aと平行となる凹部16の面16aに設けたことによ
り、該吸気口18はエバポレータからの反射動圧分と平行
となり、これによって動圧分が入りにくくなっている。
けだし、動圧分は直線方向に作用するからである。この
ため、動圧により運ばれる水滴及び塵埃等が吸気口18に
侵入することがない。
次に、第5図及び第6図を参照して、第3の実施例を説
明する。ただし、上述の第1の実施例と同一構成のもの
については同一符号を付してその説明を省略し、以下、
異なる点についてのみ説明する。
この実施例では、スクロールノーズ部12に静圧室14を形
成せず、吸気口18と通風路22とを直接に連結した構造と
しており、その他の構成は第1の実施例と同様である。
斯る構成のブロアモータ冷却風の取入構造は、上述と同
様に、エバポレータ上流側の空気圧の上昇により吸気口
18から通風路22内に空気が導入され、その空気がモータ
ハウジング6内に供給されてモータ8が有効に冷却され
るものである。そして、吸気口18をブロアケース2の底
板2aと平行となる凹部16の面16aに設けたことにより、
該吸気口18はエバポレータからの反射動圧分と平行とな
り、これによって動圧分が入りにくくなって、上記第1
の実施例と同様の作用効果を有する。また、静圧室14を
設けない構造としたことにより、第1の実施例のものよ
りも簡易に構成される。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、スクロールノー
ズ部に凹部を形成し、該凹部を構成するブロアケースの
底板と平行する面に冷却風取入用の吸気口を設けたの
で、該吸気口が空気の流れに対して水平方向にあるため
動圧の作用する方向に臨まず、またブロアケースの天板
より離れて且つ底板と平行となる面に形成されているの
で、水滴,塵埃等を侵入させることなくモータ冷却用の
空気を吸入することができると共に異音が発生せず、モ
ータの作動に支障を与えることなく、動圧の影響を受け
ずにモータ冷却風を取り入れることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る第1の実施例のブロア装置及び
ブロアモータ冷却風の取入構造の断面図、第2図は第1
図のA−A線略断面図、第3図は同上のブロアモータ冷
却風の取入構造の要部拡大斜視図、第4図はこの考案に
係る第2の実施例のブロアモータ冷却風の取入構造の要
部拡大斜視図、第5図はこの考案に係る第3の実施例の
ブロアモータ冷却風の取入構造の要部拡大断面図、第6
図は同上のブロアモータ冷却風の取入構造の要部拡大斜
視図である。 1……ブロア装置、2……ブロアケース、4……ブロ
ア、6……モータハウジング、8……モータ、10……吐
出口、12……スクロールノーズ部、14……静圧室、16…
…凹部、18……吸気口、20……連通口、22……通風路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロアと、該ブロアを収納するスクロール
    状のブロアケースと、前記ブロアを駆動するモータとを
    具備するブロア装置において、 前記ブロアケースのスクロールノーズ部の吐出口に面す
    る部位であって、該スクロールノーズ部の先端を除く部
    位にブロアケースの空気通路から外方へ向けて窪む凹部
    を設け、この凹部を構成するブロアケースの底板と平行
    する面の適所に、前記モータのハウジング内にブロアケ
    ース内の空気の一部を導入する通風路の吸気口を設けた
    ことを特徴とするブロアモータ冷却風の取入構造。
JP1420990U 1990-02-15 1990-02-15 ブロアモータ冷却風の取入構造 Expired - Lifetime JPH0736157Y2 (ja)

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JPH03106197U JPH03106197U (ja) 1991-11-01
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JP5462599B2 (ja) * 2009-11-18 2014-04-02 株式会社ケーヒン ブロワユニット
JP4792103B2 (ja) * 2009-12-25 2011-10-12 株式会社東芝 遠心ファンおよび電子機器

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JPH03106197U (ja) 1991-11-01

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