JPH073592Y2 - 防水ソケット - Google Patents

防水ソケット

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JPH073592Y2
JPH073592Y2 JP7005289U JP7005289U JPH073592Y2 JP H073592 Y2 JPH073592 Y2 JP H073592Y2 JP 7005289 U JP7005289 U JP 7005289U JP 7005289 U JP7005289 U JP 7005289U JP H073592 Y2 JPH073592 Y2 JP H073592Y2
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JP
Japan
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lamp
base
tightening ring
waterproof packing
socket
Prior art date
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JP7005289U
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JPH038891U (ja
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速雄 西村
和男 原
鉱一 田中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ソケット台に結合されるランプの口金部付近
を水密構造とした防水ソケットに関するものである。
【従来の技術】
従来よりこの種の防水ソケットとして、第4図および第
5図に示す形状のものが提案されている。この防水ソケ
ットは、ランプの口金部を受けるソケット台1を有し、
ソケット台1の外周面には雄ねじ部11が形成されてい
る。雄ねじ部11には、円筒状に形成され内周面に雌ねじ
部12を有した締付リング2が螺合し、締付リング2の内
側には弾性材料よりなる防水パッキン3が配設される。
防水パッキン3の内周面の要所には、ランプLの口金部
の外径に比較して若干大きな内径を有する止水突起13が
全周に亙って突設され、止水突起13に対応する部位の外
周面には全周に亙って溝部14が形成される。この防水パ
ッキン3は、締付リング2の軸方向の一端部に形成され
た内鍔15と、ソケット台1においてランプLが結合され
る一面との間に挟装され、締付リング2をソケット台1
に螺合させることにより軸方向に圧縮されるようになっ
ている。防水パッキン3が軸方向に圧縮されると、止水
突起13に対して径を縮める向きの力が作用することにな
り、止水突起13とランプLとの密着力が高まるのであ
る。このように、締付リング2をソケット台1に螺合さ
せることにより防水パッキン3を圧縮するようにしてい
るから、締付リング2が防水パッキン3に対して回転し
やすくなるようにする必要がある。このため、締付リン
グ2の内鍔15と防水パッキン3の端面との間には、スリ
ップリング4が介装されている。
【考案が解決しようとする課題】
上記従来構成によれば、締付リング2のソケット台1に
対する螺合量が大きくなるほどランプLに対する止水突
起13の密着力が大きくなる。したがって、締付リング2
をソケット台1に螺合させるときには、防水パッキン3
を圧縮する軸方向の力と、止水突起13をランプLに密着
させる径方向の力との合力に相当する大きな力を加える
必要がある。また、第6図に示すように、防水パッキン
3の外径D1とスリップリング4の外径D2とは、ともに締
付リング2の内径dよりも小さく設定され、しかも上述
したように、防水パッキン3は軸方向に圧縮されていな
い状態では止水突起13の内径がランプLの外径よりも大
きく設定されている。したがって、第7図(a)に示す
ように、ランプLを縦型配置しているような場合には、
ランプLの交換時などにおいて締付リング2をソケット
台1から外すと、締付リング2、防水パッキン3、スリ
ップリング4がランプLから脱落することになり、高所
での作業性が悪いという問題がある。 本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、ス
リップリングを用いないようにして部品点数を削減する
とともに、防水パッキンのランプに対する密着力が締付
リングのソケット台に対する螺合量に依存しないように
して締付リングの締付力を従来より低減し、さらには、
ソケット台から外した状態でも締付リングや防水パッキ
ンがランプから脱落しないようにして高所での作業性を
向上させた防水ソケットを提供しようとするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、ランプの口金
部を受けるソケット台と、ソケット台に結合されたラン
プの口金部の周囲を全周に亙って覆う円筒状に形成され
ソケット台の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌
ねじ部を内周面に有した締付リングと、締付リングの内
側に配設されランプの口金部を全周に亙って覆う円筒状
に形成された防水パッキンとを設け、防水パッキンを、
ランプの口金部を受けるソケット台の一面と締付リング
の一端部に形成された内鍔との間で軸方向に圧縮される
主筒体と、主筒体の内周面の要所に突設されランプの口
金部に全周に亙って弾接する舌片と、主筒体の外周面の
要所に突設され上記雌ねじ部のねじ溝に係合する係止凸
部と、防水パッキンにおける上記内鍔との対向面に突設
され上記内鍔に当接する先端部の面積が基部の断面積よ
りも小さくなった凸部とを一体化した形状に形成し、主
筒体における内鍔側の端部と舌片の突出部位と間の部位
に、ソケット台側の端部よりも肉厚が小さい薄肉部を形
成しているのである。
【作用】
上記構成によれば、防水パッキンにおいて締付リングの
内鍔との対向面に内鍔に当接する先端部の面積が基部の
断面積よりも小さくなった凸部を形成しているから、内
鍔と防水パッキンとの接触面積を小さくしたことによっ
て、スリップリングを用いることなく締付リングと防水
パッキンとの間の摩擦力を低減することができるのであ
り、部品点数が削減されるのである。 また、ランプの口金部の全周に亙って弾接する舌片を設
け、かつ主筒体における内鍔側の端部と舌片の突出部位
との間の部位に、ソケット台側の端部よりも肉厚が小さ
い薄肉部を形成しているから、締付リングより防水パッ
キンに作用する圧縮力を薄肉部で逃がすことができ、締
付リングのソケット台に対する螺合量が変化しても舌片
のランプに弾接する位置が変化しないのである。すなわ
ち、防水パッキンのランプに対する密着力がほぼ一定に
なり、防水性能が安定するのであり、しかも、締付リン
グの締付力はランプに対する防水パッキンの密着力に影
響しないから、締付力も従来より低減されるのである。 さらに、防水パッキンに設けた舌片がランプの口金部に
弾接し、かつ主筒体の外周面に設けた係止凸部が締付リ
ングの雌ねじ部のねじ溝に係合するから、防水パッキン
がランプに保持されるとともに、防水パッキンが締付リ
ングにも保持されることになる。すなわち、ランプと締
付リングとが防水パッキンを介して結合されることによ
って、締付リングをソケット台から外した状態でも締付
リングや防水パッキンがランプから脱落することがない
のである。その結果、部材が散逸せず高所での作業性が
向上するのである。
【実施例】
第1図に示すように、ソケット台1および締付リング2
は従来構成と同様の構成を有している。ソケット台1は
ランプLの口金部を受けるソケット16を内蔵し、ソケッ
ト台1の外周面にはほぼ全周に亙って突条17が突設され
ている。ここにランプLは直管型の蛍光ランプを例示し
ているが、他の形式のランプに本考案を適用することを
なんら限定するものではない。ランプLの口金部が結合
される面、すなわち、ソケット16の受け面と、突条17と
の間の外周面には雄ねじ部11が形成されている。締付リ
ング2は円筒状に形成されており、ソケット台1の雄ね
じ部11に螺合する雌ねじ部12を内周面に備えている。締
付リング2の端面と突条17との間には、Oリングよりな
るパッキン18が挟装される。締付リング2は、ソケット
台1とは反対側の端部において内鍔15を備え、また、外
周面において滑り止めとしてのローレット部19を備えて
いる。締付リング2の内側には、第2図に示す形状の防
水パッキン3が配設されている。 防水パッキン3は、ソケット台1におけるランプLとの
結合面と締付リング2における内鍔15との間に挟装され
る主筒部5と、主筒部5の内周面に突設された舌片6
と、主筒部5の外周面に突設された係止凸部7と、防水
パッキン3における内鍔15との対向面に突設された凸部
8とをゴムのような弾性材料により一体に形成した形状
を有している。舌片6は、内鍔15に近い端部において、
基部から先端部に向かって内鍔15に近付くように傾斜し
た形で防水パッキン3の全周に亙って突設されている。
この舌片6はランプLの口金部の外周面に弾接するよう
に突出量が設定されている。一方、係止凸部7は、ソケ
ット台1側の端部外周面に突設されているのであり、こ
の係止凸部7は、締付リング2に形成された雌ねじ部12
のねじ溝に係合可能となるように突出量が設定されてい
る。したがって、締付リング2に防水パッキン3を挿入
すると、係止凸部7が雌ねじ部12に係合して仮保持され
ることになる。凸部8は、防水パッキン3の全周に亙っ
て突設されており、先端面の面積が基部の断面積よりも
小さくなる形状に形成され、内鍔15に対してほぼ線接触
に近い状態で接触するようになっている。したがって、
締付リング2の内鍔15と防水パッキン3との間に作用す
る摩擦力を低減することができるのであり、従来のよう
なスリップリングを用いなくとも締付リング2を滑らか
に締め付けることができるのである。さらに、防水パッ
キン3において、内鍔15に当接する端面と舌片6の突出
部位との間には、ソケット台1側の端部よりも肉厚が小
さい薄肉部9が形成されている。 上述の構成を有した防水ソケットを用いてランプLを保
持する例を第3図(a)に示す。第3図(a)では、締
付リング2と防水パッキン3とが係合されておらず、ま
た、締付リング2をソケット台1に螺合させていない状
態を示している。この状態においても、防水パッキン3
は、舌片6がランプLの周面に弾接することにより、ラ
ンプLに保持されている。この状態から締付リング2を
ソケット台1に螺合させると、ソケット16が防水される
ことになる。また、締付リング2をソケット台1に螺合
させたときに、防水パッキン3の軸方向への圧縮力が薄
肉部9により逃がされるようにし、舌片6に対して圧縮
力が及ばないようにしているから、舌片6とランプLと
の接触位置および接触圧が変化せず、安定した防水性能
を保ことができるのである。 一方、締付リング2をソケット台1から外し、ランプL
をソケット16から抜いたときには、第3図(b)に示す
ように、防水パッキン3はランプLに保持された状態に
なる。締付リング2は防水パッキン3との係合状態が解
除されているから、ランプLの軸方向に移動するが、防
水パッキン3がランプLに保持されていることにより、
ランプLからは脱落しない。この状態から、第3図
(c)に示すように、締付リング2をランプLから引き
抜くようにすれば、防水パッキン3の係止凸部7が締付
リング2の雌ねじ部12に係合して防水パッキン3が締付
リング2に仮保持されることになる。すなわち、防水パ
ッキン3を脱落させずに締付リング2と一緒にランプL
から外すことができるのである。以上のように各部材の
扱いが容易になるから、高所での作業も容易になるので
ある。
【考案の効果】
本考案は上述のように、ランプの口金部を受けるソケッ
ト台と、ソケット台に結合されたランプの口金部の周囲
を全周に亙って覆う円筒状に形成されソケット台の外周
面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を内周面に
有した締付リングと、締付リングの内側に配設されラン
プの口金部を全周に亙って覆う円筒状に形成された防水
パッキンとを設け、防水パッキンを、ランプの口金部を
受けるソケット台の一面と締付リングの一端部に形成さ
れた内鍔との間で軸方向に圧縮される主筒体と、主筒体
の内周面の要所に突設されランプの口金部に全周に亙っ
て弾接する舌片と、主筒体の外周面の要所に突設され上
記雌ねじ部のねじ溝に係合する係止凸部と、防水パッキ
ンにおける上記内鍔との対向面に突設され上記内鍔に当
接する先端部の面積が基部の断面積よりも小さくなった
凸部とを一体化した形状に形成し、主筒体における内鍔
側の端部と舌片の突出部位と間の部位に、ソケット台側
の端部よりも肉厚が小さい薄肉部を形成しているもので
あり、防水パッキンにおいて締付リングの内鍔との対向
面に内鍔に当接する先端部の面積が基部の断面積よりも
小さくなった凸部を形成しているから、内鍔と防水パッ
キンとの接触面積を小さくしたことによって、スリップ
リングを用いることなく締付リングと防水パッキンとの
間の摩擦力を低減することができるのであり、部品点数
が削減されるという利点がある。 また、ランプの口金部の全周に亙って弾接する舌片を設
け、かつ主筒体における内鍔側の端部と舌片の突出部位
との間の部位に、ソケット台側の端部よりも肉厚が小さ
い薄肉部を形成しているから、締付リングより防水パッ
キンに作用する圧縮力を薄肉部で逃がすことができ、締
付リングのソケット台に対する螺合量が変化しても舌片
のランプに弾接する位置が変化しないのである。すなわ
ち、防水パッキンのランプに対する密着力がほぼ一定に
なり、防水性能が安定するのであり、しかも、締付リン
グの締付力はランプに対する防水パッキンの密着力に影
響しないから、締付力も従来より低減されるという利点
がある。 さらに、防水パッキンに設けた舌片がランプの口金部に
弾接し、かつ主筒体の外周面に設けた係止凸部が締付リ
ングの雌ねじ部のねじ溝に係合するから、防水パッキン
がランプに保持されるとともに、防水パッキンが締付リ
ングにも保持されることになる。すなわち、ランプと締
付リングとが防水パッキンを介して結合されることによ
って、締付リングをソケット台から外した状態でも締付
リングや防水パッキンがランプから脱落することがない
のである。その結果、部材が散逸せず高所での作業性が
向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)(b)はそれぞれ本考案の実施例を示す正
面図と一部切欠側面図、第2図は同上に用いる締付リン
グと防水パッキンとを示す一部切欠分解側面図、第3図
(a)〜(c)は同上に対してランプを着脱する際の動
作説明図、第4図は従来例を示す分解斜視図、第5図
(a)(b)はそれぞれ同上の正面図と一部切欠側面
図、第6図は同上に用いる締付リングと防水パッキンと
スリップリングとを示す一部切欠分解側面図、第7図は
同上を用いてランプを保持する状態を示す動作説明図で
ある。 1……ソケット台、2……締付リング、3……防水パッ
キン、5……主筒部、6……舌片、7……係止凸部、8
……凸部、9……薄肉部、11……雄ねじ部、12……雌ね
じ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプの口金部を受けるソケット台と、ソ
    ケット台に結合されたランプの口金部の周囲を全周に亙
    って覆う円筒状に形成されソケット台の外周面に形成さ
    れた雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を内周面に有した締付
    リングと、締付リングの内側に配設されランプの口金部
    を全周に亙って覆う円筒状に形成された防水パッキンと
    を備え、防水パッキンは、ランプの口金部を受けるソケ
    ット台の一面と締付リングの一端部に形成された内鍔と
    の間で軸方向に圧縮される主筒体と、主筒体の内周面の
    要所に突設されランプの口金部に全周に亙って弾接する
    舌片と、主筒体の外周面の要所に突設され上記雌ねじ部
    のねじ溝に係合する係止凸部と、防水パッキンにおける
    上記内鍔との対向面に突設され上記内鍔に当接する先端
    部の面積が基部の断面積よりも小さくなった凸部とを一
    体化した形状に形成され、主筒体における内鍔側の端部
    と舌片の突出部位と間の部位に、ソケット台側の端部よ
    りも肉厚が小さい薄肉部が形成されて成る防水ソケッ
    ト。
JP7005289U 1989-06-15 1989-06-15 防水ソケット Expired - Lifetime JPH073592Y2 (ja)

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JPH038891U JPH038891U (ja) 1991-01-28
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ID=31605892

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JP7005289U Expired - Lifetime JPH073592Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 防水ソケット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001052830A (ja) * 1999-05-31 2001-02-23 Toshiba Lighting & Technology Corp 防水ソケット及び照明器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001052830A (ja) * 1999-05-31 2001-02-23 Toshiba Lighting & Technology Corp 防水ソケット及び照明器具

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JPH038891U (ja) 1991-01-28

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