JPH0735881Y2 - 掘削装置 - Google Patents

掘削装置

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JPH0735881Y2
JPH0735881Y2 JP1103190U JP1103190U JPH0735881Y2 JP H0735881 Y2 JPH0735881 Y2 JP H0735881Y2 JP 1103190 U JP1103190 U JP 1103190U JP 1103190 U JP1103190 U JP 1103190U JP H0735881 Y2 JPH0735881 Y2 JP H0735881Y2
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excavating
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excavation
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章次 玉記
実 加藤
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、クラムシェルバケットにより掘削を行う掘
削装置に装着され、硬質地盤の掘削を行う掘削装置に関
する。
《従来の技術》 ケリーバー等の下端に配されて昇降の自在なクラムシェ
ルバケットにより土砂を掴み上げ、地盤の掘削を行う掘
削装置としては、従来、例えば特公昭53−203号公報な
どに開示されており、すでに公知である。すなわち、本
考案の一実施例の適用を示す第3図(掘削地盤の断面
図)を援用して説明するが、杭穴8などの掘削において
は、穴壁9の崩壊防止のため水(泥水)10が当該穴8内
に満されており、対をなすバケット2,2の歯が下向きに
開かれた状態でクラムシェルバケット1を所望の衝撃力
の得られる高さより落下させ、両バケット2,2の歯先を
穴8の底地盤11に食込ませた後、油圧ジャッキ4,4を作
動させて当該両バケット2,2を強力に締込みし、土砂の
掴み込みが行われる。そして、掴み込んだ土砂はそのま
ま持上げれば良い。したがって、クラムシェルバケット
1による掘削では、掘削した土砂を地上に排出するため
のポンプおよび排泥管等からなる揚泥装置を不要とで
き、構成を簡易化できるメリットがあった。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、そうした従来のものでは、掘削を行う底
地盤11が硬質な場合、高い衝撃を得て両バケット2,2の
歯先の食込み量を増すべく、クラムシェルバケット1の
落下を連続的に数回くり返し行ういわゆるチョッピング
が行われるものの、このとき、数度の衝撃によって底地
盤11の土砂が泥水10中に分散して浮遊するため、両バケ
ット2,2によりうまく渫い出すことができず、つまり両
バケット2,2には思いの外土砂が掴み込まれず、掘削の
作業効率が悪いという問題があった。
この考案は、上記のような背景に鑑みてなされたもので
あり、簡易な構成により硬質地盤の掘削を効率良く行え
る掘削装置の提供をその目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するため、この考案は、昇降自在なクラ
ムシェルバケットにより土砂を掴み上げ地盤の掘削を行
う掘削装置に装着されるものであって、上記クラムシェ
ルバケットによる把持が可能な係合部を上部に有する支
持体と、その支持体に垂下され回転ドラムの外周に設け
た掘削刃により地盤の掘削を行う掘削手段とを備えたこ
とを特徴とする。
《作用》 以上のように構成すると、本案装置は、支持体上部の係
合部をクラムシェルバケットで把持することにより、そ
のクラムシェルバケット先端すなわちケリーバーの最下
端に装着(吊下げ)される。ここで、支持体には掘削手
段が垂下されており、その掘削手段が回転ドラムの外周
に設けた掘削刃により地盤の掘削を行うものなので、底
地盤が硬質であってもこれを容易に粉砕できる。
《実施例》 以下、この考案の実施例を添付図面を参照しながら説明
する。
第1図は、本考案による掘削装置の好適な一実施例を示
す正面図であり、第2図はその側面図である。
同図において、1はいわゆるケリー掘削装置のクラムシ
ェルバケットである。このクラムシェルバケット1は、
対をなすバケット2,2がグラブフレーム3に揺動自在に
軸支されると共に、グラブフレーム3と両バケット2,2
との間に各々油圧ジャッキ4が架設されてなり、それら
油圧ジャッキ4,4の伸縮により両バケット2,2が強力に開
閉作動される。そして、グラブフレーム3は図示しない
ケリーバーの下端に固定されて垂直方向に昇降される。
この考案にかかる掘削装置5は、図示しないケリーバー
の下端に配されて垂直昇降の自在なクラムシェルバケッ
ト1により土砂を掴み上げ地盤の掘削を行ういわゆるケ
リー掘削装置等に装着されるものであって、基本的に
は、クラムシェルバケット1による把持が可能な係合部
60を上部に有する支持体6と、その支持体6に垂下され
回転ドラム70の外周に設けた掘削刃71により地盤の掘削
を行う掘削手段をなす掘削機構7とを備えて構成され
る。
係合部60は、断面略T字形状となっており、支持体6の
上部に突設され、その突出した略T字断面の垂立部には
両バケット2,2の先端が係合(挾込み)され、これによ
り、支持体6がクラムシェルバケット1に把持されるこ
とになる。
支持体6の下部には、二組の掘削機構7,7が並連して垂
下固定される。各掘削機構7は、回転軸を対向に有する
駆動モータ72の両対向軸に各々回転ドラム70が固着され
ると共に、各回転ドラム70の外周に複数の掘削刃71が適
宜に突設されてなり、駆動モータ72の中央部位から延び
た支持部材73が支持体6に連結されて駆動モータ72は水
平に支持され、回転ドラム70の回転軸が水平とされる。
なお、二組の掘削機構7,7は、互いの回転ドラム70が相
反に回転される設定となっており、第1図において左側
のものが矢印a方向に回転され、同右側のものが矢印b
方向に回転される。すなわち、左右の両回転ドラム70,7
0は、下端側から見て共に内側(中央)に回り込むよう
に相反して回転される。
さて、第3図は、第1図および第2図に示す本案装置の
適用を説明する掘削地盤の断面図である。
同図において、8はケリー掘削装置により掘削中の杭穴
である。
この杭穴8には、穴壁9の崩壊を防ぐため水(泥水)10
が満されており、底地盤11が軟質な場合は、従来同様に
クラムシェルバケット1により土砂を掴み上げし、掘削
するものであり、掘削が進み、底地盤11が硬質な地盤に
なった場合には、クラムシェルバケット1をいったん引
上げ、両バケット2,2で係合部60を挾込み、掘削装置5
をクラムシェルバケット1先端すなわちケリーバー12の
最下端に装着(把持)する。そして、これを杭穴8内に
吊込み、掘削手段をなす掘削機構7,7により、つまり複
数の掘削刃71…が外周に突設された回転ドラム70により
硬質な底地盤11を粉砕する。
次に、回転ドラム70による硬質地盤の粉砕がある程度進
んだならば、クラムシェルバケット1先端に装着した掘
削装置5を再び地上にもどし、両バケット2,2から離脱
させ、従来同様にクラムシェルバケット1のみを用いて
土砂つまり硬質地盤が粉砕された後の土砂を渫い出し、
掘削を進める。
すなわち、底地盤11が硬質な場合には、クラムシェルバ
ケット1先端に装着した掘削装置5により地盤の粉砕を
行い、その粉砕した土砂をクラムシェルバケット1によ
り渫い出すもので、粉砕と渫い出しとをくり返すことに
より掘削を進める。
つまり、このような構成によれば、掘削装置5は、支持
体6上部の係合部60でクラムシェルバケット1で把持す
ることにより、そのクラムシェルバケット1の先端すな
わちケリーバー12の最下端に装着(吊下げ)される。こ
こで、支持体6には掘削機構7が垂下されており、その
掘削機構7が回転ドラム70の外周に設けた掘削刃71…に
より地盤の掘削を行うものなので、底地盤11がたとえ硬
質であってもこれを容易に粉砕できる。このため、従来
のようないわゆるチョッピングは不要であり、粉砕した
土砂を容易に渫い出せ、硬質地盤の掘削を効率良く行え
る。
しかも、支持体6に垂下された二組の掘削機構7,7にお
いて互いの回転ドラム70,70が下端側から見て共に内側
に回り込むように相反して回転されるので、掘削した土
砂12は両掘削機構7,7の狭間部位すなわち穴8の中央部
位に集められることになり、渫い出しが一層容易にな
り、作業効率の向上を図れる。
また、粉砕土砂の渫い出しを従来同様クラムシェルバケ
ット1により行うので、揚泥装置等は要せず、しかも掘
削装置5は、係合部60を把持するだけで簡単にクラムシ
ェルバケット1先端に装着される構成なので、離脱も容
易に行え、掘削システムも容易な構成とできる。
《考案の効果》 以上、実施例で詳細に説明したように、この考案にかか
る掘削装置によれば、支持体上部の係合部の把持により
クラムシェルバケット先端に容易に装着でき、支持体に
垂下された掘削手段が回転ドラムの外周に設けた掘削刃
により地盤の掘削を行うものなので、底地盤が硬質であ
ってもこれを容易に粉砕できる。このため、いわゆるチ
ョッピングは不要であり、粉砕土砂を容易に渫い出せ、
硬質地盤の掘削を効率良く行える。
また、クラムシェルバケット先端への装着が係合部の把
持によるものなので、離脱も容易に行え、揚泥装置等が
不要なので、掘削システムを簡易な構成とできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図の側面図、第3図は本案装置の適用を説明する掘削地
盤の断面図である。 1……クラムシェルバケット 5……掘削装置 6……支持体 7……掘削手段(掘削機構) 12……ケリーバー 60……係合部 70……回転ドラム 71……掘削刃

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降自在なクラムシェルバケットにより土
    砂を掴み上げ地盤の掘削を行う掘削装置に装着されるも
    のであって、上記クラムシェルバケットによる把持が可
    能な係合部を上部に有する支持体と、該支持体に垂下さ
    れ回転ドラムの外周に設けた掘削刃により地盤の掘削を
    行う掘削手段とを備えたことを特徴とする掘削装置。
JP1103190U 1990-02-08 1990-02-08 掘削装置 Expired - Lifetime JPH0735881Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1103190U JPH0735881Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 掘削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1103190U JPH0735881Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 掘削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03103392U JPH03103392U (ja) 1991-10-28
JPH0735881Y2 true JPH0735881Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31514575

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1103190U Expired - Lifetime JPH0735881Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 掘削装置

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JPH03103392U (ja) 1991-10-28

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