JPH073585A - 緯糸の糸切れ検出装置 - Google Patents
緯糸の糸切れ検出装置Info
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- JPH073585A JPH073585A JP17226393A JP17226393A JPH073585A JP H073585 A JPH073585 A JP H073585A JP 17226393 A JP17226393 A JP 17226393A JP 17226393 A JP17226393 A JP 17226393A JP H073585 A JPH073585 A JP H073585A
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- JP
- Japan
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- weft
- tension
- signal
- braking device
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緯入れが不安定になったり緯糸に損傷を与え
ることなく、正確に糸切れを検出する。 【構成】 流体噴射式織機10の緯糸測長貯留装置16
と緯入れ用ノズル24との間に設けられて、緯入れの後
期から作動して緯糸12を屈曲させて抵抗を与える緯糸
制動装置40を設ける。緯糸制動装置40に設けられた
緯糸張力検出回路65と、緯糸制動装置40の動作時期
内に設定された所定の期間に上記緯糸張力検出回路65
からの検出信号が基準値以下となったときに糸切れ信号
を出力する比較回路68を設ける。
ることなく、正確に糸切れを検出する。 【構成】 流体噴射式織機10の緯糸測長貯留装置16
と緯入れ用ノズル24との間に設けられて、緯入れの後
期から作動して緯糸12を屈曲させて抵抗を与える緯糸
制動装置40を設ける。緯糸制動装置40に設けられた
緯糸張力検出回路65と、緯糸制動装置40の動作時期
内に設定された所定の期間に上記緯糸張力検出回路65
からの検出信号が基準値以下となったときに糸切れ信号
を出力する比較回路68を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機の製織工程での
緯入れに際して、緯糸の糸切れを検知する緯糸の糸切れ
検出装置に関する。
緯入れに際して、緯糸の糸切れを検知する緯糸の糸切れ
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、緯糸の糸切れ検出装置は、例え
ば、特開昭53−143767号公報に開示されている
ように、緯糸の走行経路中に、緯糸を屈曲させることに
より緯糸からその張力による力を受ける検出体を設け、
この検出体が受ける力を圧電素子に作用させ、緯糸の張
力を電気的に検出するものであった。この検出動作は、
緯入れが終了する所定のタイミングで、圧電素子からの
検出値が0となっているときに、糸切れ信号を出力して
いるものである。
ば、特開昭53−143767号公報に開示されている
ように、緯糸の走行経路中に、緯糸を屈曲させることに
より緯糸からその張力による力を受ける検出体を設け、
この検出体が受ける力を圧電素子に作用させ、緯糸の張
力を電気的に検出するものであった。この検出動作は、
緯入れが終了する所定のタイミングで、圧電素子からの
検出値が0となっているときに、糸切れ信号を出力して
いるものである。
【0003】また、実公昭63−774号公報に開示さ
れているように、緯入れされた緯糸が係止ピンにより係
止されたときに、その飛走による慣性力等が生じ、緯糸
に異常な張力がかかって糸切れが生じるのを防止するた
めに、緯入れ時期の後期に、緯糸を棒体等によって屈曲
させ、飛走する緯糸に制動力を加える緯糸制動装置も提
案されている。
れているように、緯入れされた緯糸が係止ピンにより係
止されたときに、その飛走による慣性力等が生じ、緯糸
に異常な張力がかかって糸切れが生じるのを防止するた
めに、緯入れ時期の後期に、緯糸を棒体等によって屈曲
させ、飛走する緯糸に制動力を加える緯糸制動装置も提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の場合、検出体が、走行中の緯糸と常時接触しているの
で、緯入れされる緯糸の走行が不安定になったり、緯糸
が損傷したりするという問題があった。また、上記従来
の技術の後者は、飛走する緯糸の糸切れを防止している
のみであり、糸切れが発生したか否かを検知するもので
はない。
の場合、検出体が、走行中の緯糸と常時接触しているの
で、緯入れされる緯糸の走行が不安定になったり、緯糸
が損傷したりするという問題があった。また、上記従来
の技術の後者は、飛走する緯糸の糸切れを防止している
のみであり、糸切れが発生したか否かを検知するもので
はない。
【0005】この発明は、上記従来の技術に鑑みて成さ
れたもので、緯入れが不安定になったり緯糸に損傷を与
えることなく、正確に糸切れを検出することができる緯
糸の糸切れ検出装置を提供することを目的とする。
れたもので、緯入れが不安定になったり緯糸に損傷を与
えることなく、正確に糸切れを検出することができる緯
糸の糸切れ検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、流体噴射式
織機の緯糸測長貯留装置と緯入れ用ノズルとの間に設け
られて、緯入れの後期から作動し始めて飛走する緯糸を
屈曲させて抵抗を与える緯糸制動装置と、この緯糸制動
装置に設けられた緯糸張力検出回路と、上記緯糸制動装
置の動作時期内に設定された所定の期間に上記緯糸張力
検出回路からの検出信号が基準値以下となったときに糸
切れ信号を出力する比較回路とから成る緯糸の糸切れ検
出装置である。
織機の緯糸測長貯留装置と緯入れ用ノズルとの間に設け
られて、緯入れの後期から作動し始めて飛走する緯糸を
屈曲させて抵抗を与える緯糸制動装置と、この緯糸制動
装置に設けられた緯糸張力検出回路と、上記緯糸制動装
置の動作時期内に設定された所定の期間に上記緯糸張力
検出回路からの検出信号が基準値以下となったときに糸
切れ信号を出力する比較回路とから成る緯糸の糸切れ検
出装置である。
【0007】
【作用】この発明の緯糸の糸切れ検出装置は、緯入れの
後期から緯入れ終了直前まで、または、緯入れの後期か
ら緯入れ終了後まで作動して、飛走する緯糸を屈曲させ
て抵抗を与える緯糸制動装置を利用して、緯糸制動装置
の動作中に緯糸の張力を検出し、緯糸張力が所定値以上
となるべき所定の期間における検出値が基準値以下とな
ったときに、糸切れ信号を出力するようにしたものであ
る。これにより、緯糸制動装置を糸切れ検出装置として
兼用できるばかりでなく、緯入れ終了直前から緯糸制動
装置の動作中に、糸切れの検出を行なうことができ、飛
走中の緯糸に常時抵抗を与える必要がなく緯入れ状態が
不安定になることがない。
後期から緯入れ終了直前まで、または、緯入れの後期か
ら緯入れ終了後まで作動して、飛走する緯糸を屈曲させ
て抵抗を与える緯糸制動装置を利用して、緯糸制動装置
の動作中に緯糸の張力を検出し、緯糸張力が所定値以上
となるべき所定の期間における検出値が基準値以下とな
ったときに、糸切れ信号を出力するようにしたものであ
る。これにより、緯糸制動装置を糸切れ検出装置として
兼用できるばかりでなく、緯入れ終了直前から緯糸制動
装置の動作中に、糸切れの検出を行なうことができ、飛
走中の緯糸に常時抵抗を与える必要がなく緯入れ状態が
不安定になることがない。
【0008】
【実施例】以下この発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1〜図5はこの発明の第一実施例を示す
もので、この実施例の緯糸の糸切れ検出装置は、図1に
示すように、エアジェットにより緯入れを行うエア噴射
式織機10に用いられたもので、緯糸12が、給糸体1
4から、緯糸測長貯留装置16を経て、緯入れ装置18
に導かれている。この緯糸12は、緯糸測長貯留装置1
6の静止型のドラム20に所定回数巻付けられており、
緯糸測長貯留装置16の係止ピン22に解舒可能に係止
されている。そして、緯糸12の先端部は、緯入れ装置
18の緯入れ用ノズル24に達している。尚、このエア
噴射式織機10には、周知のように、緯入れされる緯糸
12の飛走経路に沿って、所定位置に図示しない複数の
サブノズルが設けられている。
て説明する。図1〜図5はこの発明の第一実施例を示す
もので、この実施例の緯糸の糸切れ検出装置は、図1に
示すように、エアジェットにより緯入れを行うエア噴射
式織機10に用いられたもので、緯糸12が、給糸体1
4から、緯糸測長貯留装置16を経て、緯入れ装置18
に導かれている。この緯糸12は、緯糸測長貯留装置1
6の静止型のドラム20に所定回数巻付けられており、
緯糸測長貯留装置16の係止ピン22に解舒可能に係止
されている。そして、緯糸12の先端部は、緯入れ装置
18の緯入れ用ノズル24に達している。尚、このエア
噴射式織機10には、周知のように、緯入れされる緯糸
12の飛走経路に沿って、所定位置に図示しない複数の
サブノズルが設けられている。
【0009】係止ピン22は、緯糸測長貯留装置16の
往復ソレノイド26により駆動され、ノズル24からの
空気の噴射は、緯入れ装置18の電磁弁28により制御
される。これらソレノイド26および電磁弁28の動作
のタイミングは、織機10の図示しない主軸の回転角度
に対応した信号を発生するエンコーダ30の出力信号を
基に、各種のタイミング信号を発生するタイミング信号
発生回路32の出力信号により制御される。また、緯糸
測長貯留装置16の側面近傍には、緯糸12の解舒セン
サ34が設けられ、解舒される緯糸12を検知してい
る。そして、緯糸12が係止ピン22から解舒される
と、その緯糸12は、ノズル24から、エアジェットと
ともに、図示しない経糸の開口に緯入れされ、係止ピン
22に係止された後、図示しない筬により織り前に打ち
付けられる。
往復ソレノイド26により駆動され、ノズル24からの
空気の噴射は、緯入れ装置18の電磁弁28により制御
される。これらソレノイド26および電磁弁28の動作
のタイミングは、織機10の図示しない主軸の回転角度
に対応した信号を発生するエンコーダ30の出力信号を
基に、各種のタイミング信号を発生するタイミング信号
発生回路32の出力信号により制御される。また、緯糸
測長貯留装置16の側面近傍には、緯糸12の解舒セン
サ34が設けられ、解舒される緯糸12を検知してい
る。そして、緯糸12が係止ピン22から解舒される
と、その緯糸12は、ノズル24から、エアジェットと
ともに、図示しない経糸の開口に緯入れされ、係止ピン
22に係止された後、図示しない筬により織り前に打ち
付けられる。
【0010】緯入れの後期に緯糸12に制動をかける緯
糸制動装置40は、緯糸12が順次通され固定された一
対のヤーンガイド44,46と、その中央に配置された
可動部材である揺動部材48を有し、このヤーンガイド
44,46及び揺動部材48が制動機構42を構成して
いる。さらに緯糸制動装置40は、揺動部材48を揺動
させるモータ50と、このモータ50の回転量に対応す
る信号を出力するエンコーダ52とを有している。ま
た、緯糸制動装置40は、図示しない織機の主軸に設け
られたエンコーダ30およびエンコーダ52の出力信号
を基にモータ50を制御する駆動制御回路54を有して
いる。この駆動制御回路54には、解除センサ34から
の信号も入力しており、後述するように所定の緯入れの
終期に、揺動部材48がモータ50によりヤーンガイド
44,46を結ぶ直線上の退避位置からヤーンガイド4
4、46に対して緯糸12と交差する方向、例えば、図
の矢印AまたはB方向へ揺動変位することにより、緯糸
12を屈曲させ、これにより緯糸12に摩擦抵抗を与え
て制動をかけるものである。
糸制動装置40は、緯糸12が順次通され固定された一
対のヤーンガイド44,46と、その中央に配置された
可動部材である揺動部材48を有し、このヤーンガイド
44,46及び揺動部材48が制動機構42を構成して
いる。さらに緯糸制動装置40は、揺動部材48を揺動
させるモータ50と、このモータ50の回転量に対応す
る信号を出力するエンコーダ52とを有している。ま
た、緯糸制動装置40は、図示しない織機の主軸に設け
られたエンコーダ30およびエンコーダ52の出力信号
を基にモータ50を制御する駆動制御回路54を有して
いる。この駆動制御回路54には、解除センサ34から
の信号も入力しており、後述するように所定の緯入れの
終期に、揺動部材48がモータ50によりヤーンガイド
44,46を結ぶ直線上の退避位置からヤーンガイド4
4、46に対して緯糸12と交差する方向、例えば、図
の矢印AまたはB方向へ揺動変位することにより、緯糸
12を屈曲させ、これにより緯糸12に摩擦抵抗を与え
て制動をかけるものである。
【0011】駆動制御回路54は、図3に示す様に、緯
入れされた緯糸12の長さが緯入れ終了直前の長さであ
ることをドラム20からの解舒数により設定する設定器
56と、解舒センサ34の信号を入力し解舒数をカウン
トするカウンタ57を有している。さらに、揺動部材4
8を退避位置に戻すタイミングθ2を設定するタイミン
グ信号発生回路58を有し、このタイミング信号発生回
路58にエンコーダ30の信号を入力している。カウン
タ57とタイミング信号発生回路58の出力及びエンコ
ーダ52の出力は、位置制御回路59に入力している。
位置制御回路59の出力は、速度増幅回路60に入力
し、速度増幅回路60の出力が、電流増幅回路61に入
力している。
入れされた緯糸12の長さが緯入れ終了直前の長さであ
ることをドラム20からの解舒数により設定する設定器
56と、解舒センサ34の信号を入力し解舒数をカウン
トするカウンタ57を有している。さらに、揺動部材4
8を退避位置に戻すタイミングθ2を設定するタイミン
グ信号発生回路58を有し、このタイミング信号発生回
路58にエンコーダ30の信号を入力している。カウン
タ57とタイミング信号発生回路58の出力及びエンコ
ーダ52の出力は、位置制御回路59に入力している。
位置制御回路59の出力は、速度増幅回路60に入力
し、速度増幅回路60の出力が、電流増幅回路61に入
力している。
【0012】この位置制御回路59は、カウンタ57の
カウント数が所定値になったときのカウンタ57からの
信号により揺動部材48を上記退避位置から矢印Aまた
はB方向へ変位させる様に作動し、タイミング信号発生
回路58からの信号により、揺動部材48を退避位置へ
戻す信号を出力する。詳説すると、この位置制御回路5
9は、図6に示すように、目標回転量発生器90、極性
判断器91、偏差カウンタ92およびD/A変換器93
とを縦続してなるものである。目標回転量発生器90
は、カウンタ57およびタイミング信号発生回路58か
らの信号が入力している。偏差カウンタ92には、目標
回転量発生器90からの目標回転量とエンコーダ52か
らのモータ50の回転量とが、極性判断器91を介し
て、それぞれ加算端子Uおよび減算端子Dに入力してい
る。そして、偏差カウンタ92は、上記2つの回転量の
偏差を、D/A変換器93を介して速度増幅回路60に
出力するものである。
カウント数が所定値になったときのカウンタ57からの
信号により揺動部材48を上記退避位置から矢印Aまた
はB方向へ変位させる様に作動し、タイミング信号発生
回路58からの信号により、揺動部材48を退避位置へ
戻す信号を出力する。詳説すると、この位置制御回路5
9は、図6に示すように、目標回転量発生器90、極性
判断器91、偏差カウンタ92およびD/A変換器93
とを縦続してなるものである。目標回転量発生器90
は、カウンタ57およびタイミング信号発生回路58か
らの信号が入力している。偏差カウンタ92には、目標
回転量発生器90からの目標回転量とエンコーダ52か
らのモータ50の回転量とが、極性判断器91を介し
て、それぞれ加算端子Uおよび減算端子Dに入力してい
る。そして、偏差カウンタ92は、上記2つの回転量の
偏差を、D/A変換器93を介して速度増幅回路60に
出力するものである。
【0013】速度増幅回路60には、エンコーダ52の
出力がF/V変換器63を介して、モータ50の実際の
回転速度を示す信号としてフィードバックしている。電
流増幅回路61には、駆動電流を検知する検知器62か
らの信号が、ネガティブフィードバックされている。
出力がF/V変換器63を介して、モータ50の実際の
回転速度を示す信号としてフィードバックしている。電
流増幅回路61には、駆動電流を検知する検知器62か
らの信号が、ネガティブフィードバックされている。
【0014】電流検知器62の出力はさらに、電流検出
回路64に入力し、電流検知器62と電流検出回路64
とで、緯糸張力検出回路65を構成している。電流検出
回路64には、タイミング信号発生回路32からのタイ
ミング信号θ1が入力し、このタイミング信号θ1が入
力している間、電流検知器62の出力に対応した電流検
出値が比較器66に出力される。比較器66は、その閾
値を設定する設定器67とともに比較回路68を構成し
ている。
回路64に入力し、電流検知器62と電流検出回路64
とで、緯糸張力検出回路65を構成している。電流検出
回路64には、タイミング信号発生回路32からのタイ
ミング信号θ1が入力し、このタイミング信号θ1が入
力している間、電流検知器62の出力に対応した電流検
出値が比較器66に出力される。比較器66は、その閾
値を設定する設定器67とともに比較回路68を構成し
ている。
【0015】次に、この実施例の緯糸の糸切れ検出装置
の動作作用について図1〜図5に基づいて説明する。こ
の実施例において、緯糸12は、タイミング信号発生回
路32からの信号の立ち上がりにより係止ピン22の係
合が解除され、同時に、タイミング信号発生回路32か
らの信号により電磁弁28が開かれて、ノズル24から
エアーが噴射され、緯糸12が飛走する。そして、緯糸
12が緯糸測長貯留装置16のドラム20から解舒さ
れ、その解舒数が解舒センサ34により検知される。解
舒センサ34は、図5に示すように、投光器34aと受
光器34bからなり、この投光器34aと受光器34b
間を緯糸12が横切ることによる受光器34bの受光レ
ベルの変化を、信号として検知している。なお、本実施
例の解舒センサ34は、緯糸12が1巻解舒される毎に
2つの信号を出力している。
の動作作用について図1〜図5に基づいて説明する。こ
の実施例において、緯糸12は、タイミング信号発生回
路32からの信号の立ち上がりにより係止ピン22の係
合が解除され、同時に、タイミング信号発生回路32か
らの信号により電磁弁28が開かれて、ノズル24から
エアーが噴射され、緯糸12が飛走する。そして、緯糸
12が緯糸測長貯留装置16のドラム20から解舒さ
れ、その解舒数が解舒センサ34により検知される。解
舒センサ34は、図5に示すように、投光器34aと受
光器34bからなり、この投光器34aと受光器34b
間を緯糸12が横切ることによる受光器34bの受光レ
ベルの変化を、信号として検知している。なお、本実施
例の解舒センサ34は、緯糸12が1巻解舒される毎に
2つの信号を出力している。
【0016】解舒センサ34からの緯糸解舒信号のパル
ス数が、駆動制御回路54の設定器56にある予め設定
された、例えば緯入れ終期直前を示すカウント数になる
と、カウンタ57の出力信号が位置制御回路59の目標
回転量発生器90に出力される。これにより、速度増幅
回路60及び電流増幅回路61を経て、モータ50が駆
動され、揺動部材48が例えば、図1においてB方向に
移動する。即ち、目標回転量発生器90は、カウンタ5
7から信号を入力すると、揺動部材48を所定量変位さ
せるためのモータ50の目標回転量を、パルス列信号と
して極性判断器91に出力する。極性判断器91は、パ
ルス列の極性を判断し、これを偏差カウンタ92の加算
端子Uに出力する。一方、極性判断器91は、モータ5
0の回転量をパルス列信号として入力し、同様にパルス
列の極性を判断し、これを偏差カウンタ92の減算端子
Dに出力する。偏差カウンタ92は、目標回転量に対す
る実際の回転量との偏差を演算して出力することができ
る。ただし、上記の各パルス列信号は、2相パルス列か
ら構成され、極性が判別可能となっている。偏差は、速
度増幅回路60に出力されるから、モータ50は、速度
増幅回路60および電流増幅回路61を介して、偏差が
解消する方向に駆動され、その回転量が、目標回転量に
追従するように制御される。
ス数が、駆動制御回路54の設定器56にある予め設定
された、例えば緯入れ終期直前を示すカウント数になる
と、カウンタ57の出力信号が位置制御回路59の目標
回転量発生器90に出力される。これにより、速度増幅
回路60及び電流増幅回路61を経て、モータ50が駆
動され、揺動部材48が例えば、図1においてB方向に
移動する。即ち、目標回転量発生器90は、カウンタ5
7から信号を入力すると、揺動部材48を所定量変位さ
せるためのモータ50の目標回転量を、パルス列信号と
して極性判断器91に出力する。極性判断器91は、パ
ルス列の極性を判断し、これを偏差カウンタ92の加算
端子Uに出力する。一方、極性判断器91は、モータ5
0の回転量をパルス列信号として入力し、同様にパルス
列の極性を判断し、これを偏差カウンタ92の減算端子
Dに出力する。偏差カウンタ92は、目標回転量に対す
る実際の回転量との偏差を演算して出力することができ
る。ただし、上記の各パルス列信号は、2相パルス列か
ら構成され、極性が判別可能となっている。偏差は、速
度増幅回路60に出力されるから、モータ50は、速度
増幅回路60および電流増幅回路61を介して、偏差が
解消する方向に駆動され、その回転量が、目標回転量に
追従するように制御される。
【0017】この時、電流増幅回路61の駆動電流は、
電流検知器62により検知され、電流増幅回路61にネ
ガティブフィードバックされているとともに、電流検出
回路64に入力している。ここで検知される駆動電流
は、図2に示すように、駆動当初は、大電流を必要とす
るため、電流値はオーバーシュートして正負の方向に大
きく振れた後一定となる。この状態で、緯糸12は、揺
動部材48によりヤーンガイド44,46間で屈曲させ
られる。この揺動部材48は、図4に示すように、緯入
れ終了時期の時刻t1〜t6までの期間、緯糸12を屈
曲させた制動位置に置かれる。そして、揺動部材48
が、制動位置まで移動しとき、揺動部材48には、屈曲
された緯糸12の張力による力が作用している。したが
って、揺動部材48を制動位置に維持するために、この
張力による力と吊り合う力を得るために、モータ50に
は、緯糸12の張力に対応した駆動電流A1が出力され
ている。
電流検知器62により検知され、電流増幅回路61にネ
ガティブフィードバックされているとともに、電流検出
回路64に入力している。ここで検知される駆動電流
は、図2に示すように、駆動当初は、大電流を必要とす
るため、電流値はオーバーシュートして正負の方向に大
きく振れた後一定となる。この状態で、緯糸12は、揺
動部材48によりヤーンガイド44,46間で屈曲させ
られる。この揺動部材48は、図4に示すように、緯入
れ終了時期の時刻t1〜t6までの期間、緯糸12を屈
曲させた制動位置に置かれる。そして、揺動部材48
が、制動位置まで移動しとき、揺動部材48には、屈曲
された緯糸12の張力による力が作用している。したが
って、揺動部材48を制動位置に維持するために、この
張力による力と吊り合う力を得るために、モータ50に
は、緯糸12の張力に対応した駆動電流A1が出力され
ている。
【0018】その後、所定の時期になるとタイミング信
号発生回路32からの信号の立ち下がりにより係止ピン
22が前進し、緯糸12が係止ピン22に係止され、緯
入れが終了する。この時、緯糸12には、急激な慣性力
作用し、飛走中の緯糸12は時刻t3〜t4の間変位す
るとともに、揺動部材48には退避方向に緯糸12の張
力が作用する。また、モータ50の駆動電流は、制御位
置を維持しようとして一時的に上昇する。なお、係止ピ
ン22は、解舒センサ34からの緯糸解舒信号のパルス
数が、予め設定されたカウント数になったときに、前進
するように制御してもよい。
号発生回路32からの信号の立ち下がりにより係止ピン
22が前進し、緯糸12が係止ピン22に係止され、緯
入れが終了する。この時、緯糸12には、急激な慣性力
作用し、飛走中の緯糸12は時刻t3〜t4の間変位す
るとともに、揺動部材48には退避方向に緯糸12の張
力が作用する。また、モータ50の駆動電流は、制御位
置を維持しようとして一時的に上昇する。なお、係止ピ
ン22は、解舒センサ34からの緯糸解舒信号のパルス
数が、予め設定されたカウント数になったときに、前進
するように制御してもよい。
【0019】ここで、タイミング信号発生回路32は、
上述の緯入れ期間中の、緯糸の係止時期を含む所定の期
間(t11〜t12)に亘って、タイミング信号θ1を
出力する。このタイミング信号θ1は、緯糸12に所定
の張力が作用している間であれば、緯入れ終了後まで出
力しても良い。従って、この実施例のエア噴射式織機の
場合、サブノズルにより、緯糸12が係止(例えば織機
の主軸の回転角度が240゜)された後、緯入れ用のサ
ブノズルが圧縮空気を噴射している間(例えば主軸回転
角度290゜まで)を含むように設定されている。よっ
て、緯糸12の係止後、緯糸12には、動作中のサブノ
ズルによる牽引力に対応する張力が発生しているから、
その張力による抵抗に抗して揺動部材48を制動位置に
維持するために、モータ50には、この張力に対応した
駆動電流A2が出力されている。
上述の緯入れ期間中の、緯糸の係止時期を含む所定の期
間(t11〜t12)に亘って、タイミング信号θ1を
出力する。このタイミング信号θ1は、緯糸12に所定
の張力が作用している間であれば、緯入れ終了後まで出
力しても良い。従って、この実施例のエア噴射式織機の
場合、サブノズルにより、緯糸12が係止(例えば織機
の主軸の回転角度が240゜)された後、緯入れ用のサ
ブノズルが圧縮空気を噴射している間(例えば主軸回転
角度290゜まで)を含むように設定されている。よっ
て、緯糸12の係止後、緯糸12には、動作中のサブノ
ズルによる牽引力に対応する張力が発生しているから、
その張力による抵抗に抗して揺動部材48を制動位置に
維持するために、モータ50には、この張力に対応した
駆動電流A2が出力されている。
【0020】このタイミング信号θ1が出力されている
間、電流検出回路64は、電流検出器62からの信号が
入力され、図4に示すように、その検出した駆動電流に
対応する張力信号Aと設定器67で設定された基準値A
0とを比較し、A<A0ときに、比較器66は糸切れ検
出信号を出力し、これにより図示しない織機制御装置
は、所定のタイミングで織機停止信号を出力する。従っ
て、この実施例では、上記基準値A0は、A0<A1、
A0<A2として設定されている。
間、電流検出回路64は、電流検出器62からの信号が
入力され、図4に示すように、その検出した駆動電流に
対応する張力信号Aと設定器67で設定された基準値A
0とを比較し、A<A0ときに、比較器66は糸切れ検
出信号を出力し、これにより図示しない織機制御装置
は、所定のタイミングで織機停止信号を出力する。従っ
て、この実施例では、上記基準値A0は、A0<A1、
A0<A2として設定されている。
【0021】これにより、緯入れ中に糸切れが発生した
ときには、緯糸12に加わる張力がなくなるので、モー
タ50への駆動電流は、図4の破線で示す様にA0以
下の値となる。さらに、緯糸12の係止時に糸切れが発
生したとき、いわゆる拘束切れが発生したときにも、駆
動電流は、図4の一点鎖線で示す様にA0以下の値と
なる。よって、上記いずれの場合にも、タイミング信号
θ1が出力されている期間において、糸切れにより駆動
電流値Aが基準値A0以下となるので、糸切れが検出さ
れることになる。なお、タイミング信号発生回路32
は、緯糸の係止時期よりも前に設定された所定の期間に
タイミング信号を出力するようにしてもよい。この場
合、緯入れ中に発生した糸切れだけが検出されることに
なる。また、上記タイミング信号を緯糸の係止後から所
定の時期まで出力されるように構成すれば、拘束切れの
み検出されることになる。
ときには、緯糸12に加わる張力がなくなるので、モー
タ50への駆動電流は、図4の破線で示す様にA0以
下の値となる。さらに、緯糸12の係止時に糸切れが発
生したとき、いわゆる拘束切れが発生したときにも、駆
動電流は、図4の一点鎖線で示す様にA0以下の値と
なる。よって、上記いずれの場合にも、タイミング信号
θ1が出力されている期間において、糸切れにより駆動
電流値Aが基準値A0以下となるので、糸切れが検出さ
れることになる。なお、タイミング信号発生回路32
は、緯糸の係止時期よりも前に設定された所定の期間に
タイミング信号を出力するようにしてもよい。この場
合、緯入れ中に発生した糸切れだけが検出されることに
なる。また、上記タイミング信号を緯糸の係止後から所
定の時期まで出力されるように構成すれば、拘束切れの
み検出されることになる。
【0022】そして、この後、織機の主軸の回転角度が
所定値に達したときに、タイミング信号発生回路58よ
り、タイミング信号θ2が出力され、モータ50を逆転
させて揺動部材48を退避位置に戻す。即ち、目標回転
量発生器90は、タイミング信号を入力すると、揺動部
材48を退避位置へ戻すためのモータ50の目標回転量
をパルス列信号として極性判断器91へ出力する。極性
判断器91は、パルス列の極性を判断して、これを偏差
カウンタ92の減算端子Dに出力する。このため、モー
タ50は上記と同様に、揺動部材48を退避位置へ戻す
べく目標回転量だけ逆転駆動される。
所定値に達したときに、タイミング信号発生回路58よ
り、タイミング信号θ2が出力され、モータ50を逆転
させて揺動部材48を退避位置に戻す。即ち、目標回転
量発生器90は、タイミング信号を入力すると、揺動部
材48を退避位置へ戻すためのモータ50の目標回転量
をパルス列信号として極性判断器91へ出力する。極性
判断器91は、パルス列の極性を判断して、これを偏差
カウンタ92の減算端子Dに出力する。このため、モー
タ50は上記と同様に、揺動部材48を退避位置へ戻す
べく目標回転量だけ逆転駆動される。
【0023】この実施例の緯糸の糸切れ検出装置によれ
ば、エア噴射式織機において、既存の緯糸制動装置40
に緯糸張力検出機能を付加し、緯糸制動装置40の動作
中における所定の時期に、検出張力が基準値以下となれ
ば、糸切れ信号を発生するようにしたので、緯糸制動装
置40を糸切れ検出用の回路として兼用できるものであ
る。しかも、緯入れ終了直前から緯糸制動措置40を利
用して、緯糸に張力を付加しているので、飛走中の緯糸
に常時抵抗を与える従来の緯糸検出装置のように、緯入
れを不安定にすることもない。さらに、緯糸制動装置の
動作中、及び緯入れ後のサブノズルにより緯糸に張力が
加えられている間も糸切れの検出を行なうことができ、
緯糸12の緯入れ中及び係止時の糸切れも検出すること
ができる。
ば、エア噴射式織機において、既存の緯糸制動装置40
に緯糸張力検出機能を付加し、緯糸制動装置40の動作
中における所定の時期に、検出張力が基準値以下となれ
ば、糸切れ信号を発生するようにしたので、緯糸制動装
置40を糸切れ検出用の回路として兼用できるものであ
る。しかも、緯入れ終了直前から緯糸制動措置40を利
用して、緯糸に張力を付加しているので、飛走中の緯糸
に常時抵抗を与える従来の緯糸検出装置のように、緯入
れを不安定にすることもない。さらに、緯糸制動装置の
動作中、及び緯入れ後のサブノズルにより緯糸に張力が
加えられている間も糸切れの検出を行なうことができ、
緯糸12の緯入れ中及び係止時の糸切れも検出すること
ができる。
【0024】次にこの発明の第二実施例について図7に
基づいて説明する。ここで上記実施例と同様の部材につ
いては同一の符号を付して説明を省略する。この実施例
の緯糸の糸切れ検出装置は、揺動部材48にストレーン
ゲージを貼り付けたり緯糸挿通部分に圧電素子を設けた
りした張力検出器70を取り付け、揺動部材48に生じ
る歪又は力を検出することによって、緯糸12の張力を
直接検出するものである。
基づいて説明する。ここで上記実施例と同様の部材につ
いては同一の符号を付して説明を省略する。この実施例
の緯糸の糸切れ検出装置は、揺動部材48にストレーン
ゲージを貼り付けたり緯糸挿通部分に圧電素子を設けた
りした張力検出器70を取り付け、揺動部材48に生じ
る歪又は力を検出することによって、緯糸12の張力を
直接検出するものである。
【0025】また、比較器72は、張力検出器70から
の信号を、設定器74からの基準値と常時比較し、その
比較結果をインバータ77を介してアンド回路78の一
方の入力端子に出力している。さらに、解舒センサ34
の出力をカウントするカウンタ80と、そのカウンタ8
0の設定カウント数を定める設定器82とを有し、カウ
ンタ80の出力がフリップフロップ82のセット端子に
入力されている。そして、フリップフロップ82の出力
は、アンド回路78の他方の入力端子に接続されてい
る。アンド回路78の出力は、フリップフロップ84の
セット端子に入力し、タイミング発生器76の出力がフ
リップフロップ82のリセット端子に入力している。さ
らに、フリップフロップ84のリセット端子には、織機
運転信号が入力されている。
の信号を、設定器74からの基準値と常時比較し、その
比較結果をインバータ77を介してアンド回路78の一
方の入力端子に出力している。さらに、解舒センサ34
の出力をカウントするカウンタ80と、そのカウンタ8
0の設定カウント数を定める設定器82とを有し、カウ
ンタ80の出力がフリップフロップ82のセット端子に
入力されている。そして、フリップフロップ82の出力
は、アンド回路78の他方の入力端子に接続されてい
る。アンド回路78の出力は、フリップフロップ84の
セット端子に入力し、タイミング発生器76の出力がフ
リップフロップ82のリセット端子に入力している。さ
らに、フリップフロップ84のリセット端子には、織機
運転信号が入力されている。
【0026】フリップフロップ82は、解舒センサ34
からの緯糸解舒信号が設定器81に設定された数と等し
くなった時点からタイミング発生器76に設定された所
定のタイミングまでの時期においてハイレベルの信号を
アンド回路78に出力する。一方、検出値<基準値とな
ったときに、比較器77の信号はハイレベルの信号とし
てアンド回路78に出力される。したがって、上記所定
の期間に検出値<基準値となったとき、フリップフロッ
プ84からは糸切れ信号が出力される。
からの緯糸解舒信号が設定器81に設定された数と等し
くなった時点からタイミング発生器76に設定された所
定のタイミングまでの時期においてハイレベルの信号を
アンド回路78に出力する。一方、検出値<基準値とな
ったときに、比較器77の信号はハイレベルの信号とし
てアンド回路78に出力される。したがって、上記所定
の期間に検出値<基準値となったとき、フリップフロッ
プ84からは糸切れ信号が出力される。
【0027】この実施例の緯糸の糸切れ検出装置によれ
ば、揺動部材48にかかる張力を直接検知していときれ
を検出するので、正確な検知が可能なものである。
ば、揺動部材48にかかる張力を直接検知していときれ
を検出するので、正確な検知が可能なものである。
【0028】尚、この発明の緯糸の糸切れ検出装置は、
上記実施例に限定されるものではなく、揺動部材の駆動
電流の検知手段は、電流検知器を用いるものの他、この
駆動電流と所定の関係にある検知信号が得られるもので
あれば良く、緯糸の張力測定により糸切れを検知する手
段も、ヤーンガイドに圧電素子を設けたもの等、緯糸の
制動時の張力を検知するものであれば良い。
上記実施例に限定されるものではなく、揺動部材の駆動
電流の検知手段は、電流検知器を用いるものの他、この
駆動電流と所定の関係にある検知信号が得られるもので
あれば良く、緯糸の張力測定により糸切れを検知する手
段も、ヤーンガイドに圧電素子を設けたもの等、緯糸の
制動時の張力を検知するものであれば良い。
【0029】
【発明の効果】この発明の緯糸の糸切れ検出装置は、緯
糸張力検出回路を緯糸制動装置に設け、緯糸制動装置の
動作中における所定の時期に、緯糸張力を検知し、その
検知した値が所定の基準値以下となれば、糸切れ信号を
発生するようにしたので、緯糸制動装置を糸切れ検出装
置として兼用でき回路構成を簡略化することができる。
しかも、張力測定等のために緯糸に制動力を加えるの
は、緯糸終了直前の短い期間にすることができ、緯入れ
を不安定にしたり緯糸に損傷を与えることがないもので
ある。また、エア噴射式織機の場合、サブノズルの牽引
力に対応した緯糸の張力を検知することにより、緯糸の
係止時の糸切れの検知も可能となるものである。また、
第1実施例のようにモータの駆動電流から緯糸の張力を
検出すれば、可動部材に細工を施す必要がないので構成
を簡素化できる。
糸張力検出回路を緯糸制動装置に設け、緯糸制動装置の
動作中における所定の時期に、緯糸張力を検知し、その
検知した値が所定の基準値以下となれば、糸切れ信号を
発生するようにしたので、緯糸制動装置を糸切れ検出装
置として兼用でき回路構成を簡略化することができる。
しかも、張力測定等のために緯糸に制動力を加えるの
は、緯糸終了直前の短い期間にすることができ、緯入れ
を不安定にしたり緯糸に損傷を与えることがないもので
ある。また、エア噴射式織機の場合、サブノズルの牽引
力に対応した緯糸の張力を検知することにより、緯糸の
係止時の糸切れの検知も可能となるものである。また、
第1実施例のようにモータの駆動電流から緯糸の張力を
検出すれば、可動部材に細工を施す必要がないので構成
を簡素化できる。
【図1】この発明の第一実施例の緯糸の糸切れ検出装置
を示すブロック線図である。
を示すブロック線図である。
【図2】この実施例の緯糸の糸切れ検出装置の動作を示
すタイミングチャートである。
すタイミングチャートである。
【図3】この実施例の駆動制御回路の詳細を示すブロッ
ク線図である。
ク線図である。
【図4】この実施例の緯糸の糸切れ検出装置の検出態様
を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
【図5】この実施例の緯糸測長貯留装置と解舒センサを
示す概略図である。
示す概略図である。
【図6】この実施例の緯糸の糸切れ検出装置の位置制御
回路の詳細を示すブロック線図である。
回路の詳細を示すブロック線図である。
【図7】この発明の第二実施例の緯糸の糸切れ検出装置
を示す概略ブロック線図である。
を示す概略ブロック線図である。
10 織機 12 緯糸 16 緯糸測長貯留装置 24 ノズル 32 タイミング信号発生回路 40 緯糸制動装置 48 揺動部材 54 駆動制御回路 64 電流検出回路 65 張力検出回路 66 比較器
Claims (3)
- 【請求項1】 流体噴射式織機の緯糸測長貯留装置と緯
入れ用ノズルとの間に設けられ、緯入れの後期から作動
して飛走する緯糸を屈曲させて抵抗を与える緯糸制動装
置と、この緯糸制動装置に設けられ上記緯糸を屈曲させ
ることにより生じる張力を検知する緯糸張力検出回路
と、上記緯糸制動装置の動作時期内に設定された所定の
期間に上記緯糸張力検出回路からの検出信号が基準値以
下となったときに糸切れ信号を出力する比較回路とを設
けたことを特徴とする緯糸の糸切れ検出装置。 - 【請求項2】 上記緯糸張力検出回路は、上記緯糸制動
装置を駆動する駆動電流を検知する検知器と、この検知
器に接続された電流検出回路とから成ることを特徴とす
る請求項1記載の緯糸の糸切れ検出装置。 - 【請求項3】 上記緯糸張力検出回路は、上記緯糸制動
装置の可動部材に取り付けられた応力検知部材と、その
応力検知部材に接続された検知回路から成ることを特徴
とする請求項1記載の緯糸の糸切れ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17226393A JPH073585A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 緯糸の糸切れ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17226393A JPH073585A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 緯糸の糸切れ検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073585A true JPH073585A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15938660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17226393A Pending JPH073585A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 緯糸の糸切れ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073585A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109652901A (zh) * | 2017-10-11 | 2019-04-19 | 津田驹工业株式会社 | 空气喷射式织机的纬纱飞行信息的设定方法 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17226393A patent/JPH073585A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109652901A (zh) * | 2017-10-11 | 2019-04-19 | 津田驹工业株式会社 | 空气喷射式织机的纬纱飞行信息的设定方法 |
JP2019070214A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | 津田駒工業株式会社 | 空気噴射式織機における緯糸飛走情報の設定方法 |
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