JP2548249B2 - 空気噴射式織機の緯入れ装置 - Google Patents

空気噴射式織機の緯入れ装置

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JP2548249B2 JP62309535A JP30953587A JP2548249B2 JP 2548249 B2 JP2548249 B2 JP 2548249B2 JP 62309535 A JP62309535 A JP 62309535A JP 30953587 A JP30953587 A JP 30953587A JP 2548249 B2 JP2548249 B2 JP 2548249B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空気噴射式織機の緯入れ装置であって、特
に、緯糸性状に合わせて最適の緯入れを行うことのでき
る緯入れ装置に関するものである。
(従来の技術) この種技術としては、例えば特開昭60−162838号に開
示されているのが知られている。
すなわち、これは緯入れ期間中の緯糸の貯留量変化を
検出し、この検出結果に基づいて緯糸の飛走速度を測定
するとともに、この測定結果に基づいて噴射流体の噴射
圧、噴射タイミング等の緯糸飛走状態を左右する要素を
制御して緯糸の飛走を制御するものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来のものにあっては、緯入
れ中の緯糸の貯留量の変化にもとづいて制御するため、
近年のように織機が800rpmもの高速度で運転される場
合、約25m/sにて緯入れを行わねばならないから、その
ような短時間のうちに緯入れの状況を判断して空気圧を
変えたり、噴射タイミングを変えても、その緯入れに反
映されないということが解った。
すなわち、空気圧を変更する場合、高圧から低圧のタ
ンクに接続を切り換えても高圧の残留空気によって空気
圧が低圧に変わるまでに時間遅れを生じるため、直ちに
最適の圧力波形を生成することができないという問題点
があった。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するため本発明においては、給糸
体から引き出した緯糸を緯入れノズルからの空気噴射と
共に緯入れするようにした空気噴射式織機において、前
記給糸体と緯入れノズルとの間に、緯入れ以前に緯糸に
対し空気流を作用させて緯糸を牽引する手段と該牽引手
段による緯糸牽引時に緯糸と空気流との摩擦力を把握す
る緯糸摩擦力の検知手段を設け、この緯糸摩擦力の検知
手段の出力にもとづいて緯入れ条件を変更する緯入れ条
件変更手段とを設けて空気噴射式織機の緯入れ装置を構
成する。
(作用) 本発明は上述のように構成したから、この構成によれ
ば、緯入れ以前に牽引手段によって緯糸に対し空気流を
作用させて牽引し、このとき摩擦力の検知手段によって
緯糸と空気流との摩擦力を把握するようにしたので、緯
入れ以前に、例えば時間遅れなどを考慮した高圧と低圧
の切換タイミングの適切な設定が可能となる。また特
に、緯入れ時には緯糸表面の毛羽状態によって空気に対
する摩擦力が変化し、緯糸が受ける牽引力も変化するの
であるが、摩擦力検知手段は緯糸と空気流との摩擦力を
把握するものであるので、所定の牽引力を得るための供
給空気圧力が緯入れ以前に把握でき、高速織機であって
も緯入れノズルへの供給空気圧の制御を、その緯糸に最
適の値にすることができる。
(実施例) 以下、図面について本発明の実施例を説明する。図中
1は織機に緯糸を供給するための給糸体、Wはその給糸
体1から引き出された緯糸、2は織機の回転駆動源と連
結した回転支持軸、3は回転支持軸2より突設した糸巻
付管、4は支持軸2に対して回転自在で、かつ磁石(図
示せず)によって静止状態に保持されるドラム、5,6は
緯糸係止体、7はドラム4に巻回された緯糸Wの引き出
し量を検出する光電式のセンサ、8は緯糸ガイド、9は
緯糸把持用グリッパー、10は緯糸ガイド、11は緯入れノ
ズル、12は筬、13は緯糸ガイド部材で、筬12を保持する
レース(図示せず)上に多数列設してある。
第1図の実施例においては、緯糸ガイド8の次に空気
流を作用させて緯糸を牽引する牽引手段としての傾斜ノ
ズル14を設け、この傾斜ノズル14の噴射側に多数の光電
式緯糸検出器15を並設し、この緯糸検出器15の信号出力
を制御回路16に入力するようにすると共に織機の回転軸
17の回転位相を検出するエンコーダ18からの信号出力も
制御回路16に入力させる。なお19は制御回路16と接続し
たプリセッタである。
また20は圧力空気源で、この圧力空気源20より2系統
の管系21,22を介して緯入れノズル11に圧力空気を供給
するようにし、一方の管系21に低圧用の圧力調整弁23
と、低圧用タンク24と、電磁弁25を設け、他方の管系22
に高圧用の圧力調整弁26と、高圧用タンク27と、電磁弁
28を設け、電磁弁25,28を制御回路16により開閉制御で
きるようにする。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用を説明
する。第2図は織機の主軸の各回転位相における各作動
状態を示すグラフで、図中最上段の線Aの立ち上がり部
であるA1〜A2は緯入れ期間を示しており、次段の線Bの
立ち上がり部であるB1〜B2は、緯糸把持用グリッパー9
の解放期間であり、その他の期間はグリッパー9が閉じ
ている期間である。
また次段の線Cは、緯糸係止体5,6の作動を示すもの
で、C1〜C2の間は緯糸の係止を解除している。
またその下の線Dは、管系21を介する低圧空気の作動
期間を示すもので、D1〜D2およびD3〜D4のの期間に電磁
弁25が開いて低圧空気を緯入れノズル11へ送り込むよう
になっている。
さらに最下段の線Eは、管系22を介する高圧空気の作
動時期を示すもので、E1〜E2の期間に電磁弁28が開いて
高圧空気を緯入れノズル11へ送り込むようになってい
る。
すなわち給糸体1から引き出された緯糸Wは、回転支
持軸2および糸巻付管3内を通って、ドラム4に巻き付
けられ、その後傾斜ノズル14より噴射される。この緯糸
Wの噴射状態を光電式の多数の緯糸検出器15によって検
知すると共に、その信号を制御回路16に入力する。この
制御回路16には、エンコーダ18を介して織機の回転軸17
の各回転位相角度を示す信号も入力され、さらにプリセ
ッタ19のデータ信号も入力される。
そしてこの制御回路16において、緯入れ以前に緯糸と
空気との合相として緯糸摩擦力を検出すると共に、この
検出値にもとづいて電磁弁25,28を制御することによっ
て、理想的な緯入れ条件を得るものである。
また第3図は本発明の他の実施例を示すもので、図中
前記符号と同一の符号は同等のものを示している。
これは、前記第1図の緯糸検出器15と緯入れノズル11
との間に緯糸Wを測長して巻きつけるドラム装置を追加
したものである。
このようにすると緯糸Wの測長が正確になるという利
点がある。
なお緯糸摩擦力を検知する手段として、緯糸の張力を
検出することで、その摩擦力を検知することもできる。
また緯入れ条件変更手段として、緯入れノズルの空気
圧を変更すること以外に、次のような手段がある。
(1) 緯入れ空気の噴出タイミングを変更する。
(2) 補助ノズル空気圧を変更する。
(3) 補助ノズル空気の噴出タイミングを変更する。
(4) 緯入れ開始タイミング(測長ドラムの係止ピン
作動タイミング)を変更する。
(発明の効果) 本発明は上述のよう構成したから、この構成によれ
ば、緯入れ以前に牽引手段によって緯糸に対し空気流を
作用させて牽引し、このとき摩擦力の検知手段によって
緯糸と空気流との摩擦力を把握するようにしたので、緯
入れ以前に、例えば時間遅れなどを考慮した高圧と低圧
の切換タイミングの適切な設定が可能となる。また特
に、緯入れ時には緯糸表面の毛羽状態によって空気に対
する摩擦力が変化し、緯糸が受ける牽引力も変化するの
であるが、摩擦力検知手段は緯糸と空気流との摩擦力を
把握するものであるので、所定の牽引力を得るための供
給空気圧力が緯入れ以前に把握でき、高速織機であって
も緯入れノズルへの供給空気圧の制御を、その緯糸に最
適の値にすることができという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の説明図、 第2図は本発明装置の作動説明用の線図、 第3図は本発明装置の他の実施例を示す説明図である。 1……給糸体、W……緯糸 4……ドラム、14……傾斜ノズル 15……緯糸検出器、16……制御回路 18……エンコーダ、19……プリセッタ 20……圧力空気源、21,22……管系 23……圧力調整弁、24……低圧用タンク 25……電磁弁、26……圧力調整弁 27……高圧用タンク、28……電磁弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給糸体から引き出した緯糸を緯入れノズル
    からの空気噴射と共に緯入れするようにした空気噴射式
    織機において、前記給糸体と緯入れノズルとの間に、緯
    入れ以前に緯糸に対し空気流を作用させて緯糸を牽引す
    る手段と該牽引手段による緯糸牽引時に緯糸と空気流と
    の摩擦力を把握する緯糸摩擦力の検知手段を設け、この
    緯糸摩擦力の検知手段の出力にもとづいて緯入れ条件を
    変更する緯入れ条件変更手段とを設けたことを特徴とす
    る空気噴射式織機の緯入れ装置。
JP62309535A 1987-12-09 1987-12-09 空気噴射式織機の緯入れ装置 Expired - Lifetime JP2548249B2 (ja)

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