JPH0734353A - ジェットルーム - Google Patents

ジェットルーム

Info

Publication number
JPH0734353A
JPH0734353A JP19558593A JP19558593A JPH0734353A JP H0734353 A JPH0734353 A JP H0734353A JP 19558593 A JP19558593 A JP 19558593A JP 19558593 A JP19558593 A JP 19558593A JP H0734353 A JPH0734353 A JP H0734353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
time
speed
braking
jet loom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19558593A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenji Tamura
善次 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
Priority to JP19558593A priority Critical patent/JPH0734353A/ja
Publication of JPH0734353A publication Critical patent/JPH0734353A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸切れの発生を防止するとともに、余裕角度
範囲および余裕時間範囲の両者を小さくして生産性を高
めることにある。 【構成】 ジェットルームは、緯糸を経糸の開口に緯入
れするジェットルームにおいて、緯糸の飛走速度情報を
検出し、検出した飛走速度情報を基に、緯糸拘束時の衝
撃が小さくなるように、緯糸に制動をかける制動装置
と、緯糸が所定の位置に到達した到達時期を検出し、検
出した到達時期を基に、その後の緯入れサイクルにおけ
る前記到達時期をその目標値に一致させるように織機の
主軸の回転速度を制御する速度制御装置とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアージェットルー
ム、ウォータジェットルーム等のジェットルームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ジェットルームは、通常、緯糸が飛走を
開始した後、所定長の緯糸が解舒されたときに、緯糸を
係止ピンにより拘束し、緯糸の飛走を強制的に停止させ
ている。これにより、図4(A)に実線200で示すよ
うに、緯糸は、緯入れ開始時刻T1 から係止ピンにより
拘束される時刻(拘束時刻)T3 まで飛走し、その後緯
糸の伸縮性とその慣性とにより伸縮する。
【0003】緯糸の伸縮は、所定の収束時間を経過した
時刻T5 に収束する。時刻T3 から時刻T5 までの収束
時間の間(以下、「収束時間範囲」という。)、緯糸の
先端は、緯糸全体の伸縮にともなって、緯糸の有無を感
知するための緯糸フィーラによる感知領域に出入りす
る。
【0004】緯糸の先端が前記感知領域に出入りしてい
る状態で、緯糸の有無を判定すると、緯糸の有無を正確
に判定することができない。また、緯糸が収縮している
状態で、経糸の開口を閉じ、筬打ちをすると、緯糸が収
縮した状態で筬打ちされたことに起因する緩みが織布に
形成される。
【0005】このため、ジェットルームでは、通常、緯
糸を係止ピンにより係止した後に、緯糸の伸縮が収束す
る時間範囲(収束時間範囲)を緯入れサイクル期間内に
設けており、また緯入れが完了していなければならない
タイミング(いわゆる、緯入れ限界角度)を有する。収
束時間範囲は、当然に、主軸が緯入れ限界角度に達する
前に終了していなければならない。ここで、緯入れ限界
角度とは、経糸の開口曲線により規制される角度であ
り、緯糸がこの緯入れ限界角度より遅くに最終到達位置
に達すると、その緯糸が経糸に絡まることにより、緯入
れ不良になる、重要な角度である。
【0006】しかし、前記収束時間範囲は、緯糸が係止
ピンに係止されたとき(いわゆる、緯糸拘束時)に緯糸
に作用する張力、緯糸拘束時の飛走速度等に比例して大
きくなることから、収束時間範囲を予想される緯糸拘束
時の最大張力または最大飛走速度に対応した大きさの一
定の値に設定しなければならず、その結果製織能率の低
下を招く。
【0007】また、特に、緯糸飛走速度が変動して緯糸
拘束時の張力または飛走速度が最大でない場合は、緯糸
の伸縮が収束時間範囲内で収束するから、伸縮が収束し
た後、収束時間範囲が経過するまでの不必要な時間が存
在するから、その不必要な時間分だけさらに製織能率が
低下する。
【0008】ところで、緯糸拘束時の糸切れを防止する
ために、緯入れ終期の緯糸に制動をかけることにより、
緯糸拘束時の飛走速度を低く抑える制動装置は、公知で
ある。このようにすれば、緯糸拘束時の飛走速度を低く
抑えることができるから、緯糸に伸縮の収束時間範囲も
小さくすることができる。この場合、制動の開始時刻を
図4(A)における時刻T3 より前の時刻T2 に設定す
る。このとき、図4(A)に2点鎖線202で示すよう
に制動後の緯糸の飛走速度自体が低下することに起因し
て、緯糸拘束時刻は図4(A)における時刻T3 から時
刻T4 に遅延される。
【0009】しかし、図4(B)に示すように、たとえ
緯糸拘束時の飛走速度(b/a)が低くなるように制動
力を制御したとしても、緯糸が最終到達位置に到達する
タイミング(いわゆる、最終到達角度)が制動を緯糸に
かける以前(制動開始前)の緯糸の飛走速度に比例して
変化するから、実際には、緯糸の実際の最終到達角度
(θrmin,θr0,θrmax)が常に緯入れ限界角度θLIMI
T 以前となるように、大きな余裕角度範囲をさらに緯入
れサイクル期間内に設けなければならない。
【0010】すなわち、最終到達速度が最も速い場合を
想定して、この場合でも最終到達角度が緯入れ限界角度
θLIMIT 以前となるようにしなければならないから、緯
糸飛走速度の変動により、最終到達角度がこれより早く
なると、このときの最終到達角度と緯入れ限界角度との
間に余裕角度範囲が生じる。このような余裕角度範囲
は、実際の製織運動にとってさらに無駄時間であり、製
織能率をさらに低下させる。
【0011】一方、主軸の回転速度を制御することによ
り、製織能率を向上させたジェットルームの1つとし
て、緯入れ開始から終了までの実際の緯入れに要する時
間(いわゆる、緯入れ実時間)が、一回の緯入れサイク
ルに要する時間(いわゆる、緯入れサイクル期間)に対
し、常に一定の割合を占めるように、織機の主軸の回転
速度を自動的に変更するものがある(特開昭56−96
938号公報)。
【0012】この公知のジェットルームにおいて、緯入
れサイクル期間に対する緯入れ実時間の割合は、緯入れ
実時間が短いときは、それに応じて主軸の回転速度を速
くし、長いときは遅くすることにより、一定に保たれ
る。これにより、最終到達角度が一定になり、またその
ときどきの前記割合を基にした回転速度の修正により生
産量が増大する。
【0013】しかし、公知のジェットルームでは、緯糸
の飛走速度が変化すると、緯糸の最終到達角度は一定に
維持されるが、緯入れ終期に、前記したように、図4
(A)に示す収束時間範囲を緯入れサイクル内に設けな
ければならず、その分製織能率の低下を招く。
【0014】また、一定に維持される最終到達角度は、
これが緯入れ限界角度以前に設けられる収束時間範囲の
始期に一致するように設定されるから、回転速度が低い
ほど、無駄な余裕時間範囲が生じ、その分さらに製織能
率の低下を招く問題も有する。
【0015】すなわち、目標の最終到達角度は、回転速
度の制御範囲の全ての回転速度において、緯入れ限界角
度到来以前に十分な収束時間範囲が確保されるような値
に設定されなければならない。このため、時間的な制約
が最も厳しい最高回転速度の場合を想定し、この場合で
も、緯入れ限界角度以前に必要な収束時間範囲を確保で
きる角度が、目標の最終到達角度として設定されなけれ
ばならない。このとき、制御回転速度が最高回転速度よ
りも小さいときは、目標の最終到達角度と緯入れ限界角
度との時間差が長くなるから、収束時間範囲の終期から
緯入れ限界角度までの時間が無駄な余裕時間範囲として
生じてしまう。この余裕時間範囲は、制御回転速度が低
い程、大きくなる。従って、この分製織能率の低下を招
く。
【0016】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、緯糸拘束時
の糸切れの発生を防止するとともに、余裕角度範囲およ
び余裕時間範囲の両者を小さくして生産性を高めること
にある。
【0017】
【解決手段、作用、効果】本発明のジェットルームは、
緯糸を経糸の開口に緯入れするジェットルームにおい
て、緯糸の飛走速度情報を検出し、検出した飛走速度情
報を基に、緯糸拘束時の衝撃が小さくなるように、緯糸
に制動をかける制動装置と、緯糸が所定の位置に到達し
た到達時期を検出し、検出した到達時期を基に、その後
の緯入れサイクルにおける前記到達時期をその目標値に
一致させるように織機の主軸の回転速度を制御する速度
制御装置とを含む。
【0018】速度制御装置は、到達時期(主軸の回転角
度、または緯入れサイクル時間内における経過時間)が
その目標値より早いときは主軸の回転速度が速くなり、
遅いときは遅くなるように、主軸の回転速度を制御す
る。このため、主軸の回転速度をそのときどきの緯糸の
飛走速度の変動に応じて変更制御することになるから、
生産性を高めることができる。
【0019】これに対し、制動装置は、飛走速度が速い
とき、所定位置への緯糸の到達時期が早いとき、緯糸の
張力が大きいとき等、飛走速度情報が大きい値のときは
緯糸に作用する制動力が大きくなり、逆のときは小さく
なるように、すなわち緯糸拘束時に緯糸に作用する衝撃
が小さくなるように、緯糸に作用させる制動力を制御す
る。これにより、糸切れを生じるおそれがない。
【0020】また、制動装置による飛走速度情報に基づ
く制動力の変更制御と、速度制御装置による到達時期に
基づく回転速度の変更制御との組合せ作用により、前述
の余裕角度範囲および余裕時間範囲を小さくすることが
でき、生産性を高めることができる。
【0021】すなわち、制動装置の採用により、緯入れ
終期の飛走速度を遅くすることができるから、前述の収
束時間範囲を小さくすることができる。また、速度制御
装置の採用により、最終到達角度を一定に維持すること
ができるから、制動装置によって生じる余裕角度範囲を
小さくすることができる。さらに、これら両装置を組合
せることにより、収束時間範囲を小さくすることができ
るから、余裕時間範囲もまた小さくすることができる。
従って、余裕角度範囲および余裕時間範囲を小さくでき
る分だけ、従来のジェットルームに比べて生産性を高め
ることができる。
【0022】上記のように、本発明によれば、制動装置
は、緯糸拘束時の衝撃が小さくなるように、飛走速度情
報を基に緯糸に制動をかけるのに対し、速度制御装置
は、緯糸が所定の位置に到達した到達時期がその目標値
に一致するように、到達時期を基に主軸の回転速度を制
御するから、糸切れの発生を防止することができるし、
回転速度の変更制御に起因して生産性を高めことがで
き、その上、余裕角度範囲および余裕時間範囲を小さく
し、その分さらに生産性を高めることができる。
【0023】前記飛走速度情報として、緯糸が緯入れ途
中の所定の位置に到達した時期と、緯糸が緯入れ途中の
所定の位置に到達したときの途中速度と、緯糸が最終位
置に到達するときの最終速度と、緯糸が係止ピンに係止
されるときに緯糸に作用する張力とから選択された少な
くとも1つを用いることができる。
【0024】前記制動装置により、前記検出した飛走速
度情報を基に、制動をかけるタイミングと、制動ストロ
ークトから選択される少なくとも1つを変更することが
できる。
【0025】前記到達時期として、緯糸が緯入れ途中の
所定の位置に到達した時期と、緯糸が最終位置に到達し
た時期と、緯糸が係止ピンに係止された時期とから選択
される少なくとも1つとすることができる。
【0026】
【実施例】図1を参照するに、エアージェットルーム、
ウォータジェットルーム等のジェットルーム10におい
て、緯糸12は、給糸体14から、測長貯留装置16を
経て、緯入れ装置18に導かれる。また、緯糸12は、
測長貯留装置16のドラム20に所定回数巻き付けられ
ており、測長貯留装置16の係止ピン22に解舒可能に
係止されている。緯糸12の先端部は、緯入れ装置18
の緯入れ用ノズル24に達している。
【0027】係止ピン22は、測長貯留装置16の往復
ソレノイド26により駆動される。ノズル24からの空
気、水等の緯入れ用流体の噴出は、緯入れ装置18の電
磁弁28により制御される。ソレノイド26および電磁
弁28の動作のタイミングは、タイミング信号発生器3
0により制御される。
【0028】織機の主軸32は、原動モータ34により
回転される。主軸32の回転は、主軸32の回転数すな
わち回転速度Nに比例した周波数のパルス信号を発生す
るエンコーダ36により検出される。エンコーダ36の
出力信号は、デコーダ38において主軸32の回転角度
を表す信号θに変換される。
【0029】タイミング信号発生器30は、デコーダ3
8の出力信号θを基に、流体を緯入れ用ノズル24から
噴出させるための噴射指令信号Aと、ソレノイド26を
駆動させて緯糸12を係止ピン22から解舒させるため
のピン駆動指令信号Bとを発生する。電磁弁28は噴射
指令信号Aにより開放され、ソレノイド26はピン駆動
指令信号Bにより駆動される。
【0030】空気、水等の流体が緯入れ用ノズル24か
ら噴出されるとともに緯糸12が係止ピン22から解舒
されると、その緯糸12は、ノズル24から噴射される
流体による牽引力を受けることにより、ノズル24から
流体とともに図示しない経糸の開口に緯入れされ、係止
ピン22に再度係止され、その後筬40により織り前に
打ち付けられる。
【0031】緯入れ用ノズル24は、いわゆるメインノ
ズルである。緯入れ装置18が1以上のサブノズルを備
える場合、タイミング信号発生器30は、さらに、デコ
ーダ38の出力信号θを基に、サブノズル用の噴射指令
信号を発生し、このサブノズル用の噴射指令信号により
サブノズル用の電磁弁を開放させる。
【0032】緯入れ時、ドラム20に巻付けられている
緯糸の部分は、緯糸12の先端の側がノズル24から噴
出される流体による牽引力を受けることにより、一巻づ
つ順次引き出される。また、飛走中の緯糸12は、緯入
れ終期に係止ピン22に係止されることにより、強制的
に停止され、それにより張力(衝撃)が緯糸12に作用
する。
【0033】緯入れ終期に緯糸12に制動をかける制動
機構は、緯糸12が順次通された3つの制動部材42,
44,46を備える。制動部材42,44,46は、測
長貯留装置16と緯入れ装置18との間にその順に配置
されており、また、緯入れ終期に、中央に配置された制
動部材44がモータ48により他の制動部材42,46
に対して緯糸12と交差する方向、例えば矢印方向へ変
位されることにより、緯糸12を屈曲させ、それにより
緯糸12に制動をかける。
【0034】しかし、図示の制動機構の代わりに、例え
ば、実公平5−2633号公報に記載されているよう
に、緯糸を押え板により測長貯留装置のドラムに押し付
けることにより緯糸に制動をかける制動機構、実公昭6
3−24146号公報および特公平3−50019号公
報等に記載されているように、緯糸をピンにより屈曲さ
せることにより緯糸に制動をかける制動機構等、他のタ
イプの制動機構を用いてもよい。
【0035】次に、モータ48を制御するブレーキ制御
器50について説明する。
【0036】ブレーキ制御器50は、飛走途中の緯糸1
2の飛走速度(途中速度Va)を算出する途中速度計算
回路52と、緯糸12が最終到達位置に達するとき、特
に緯糸12が係止ピン22に係止される直前の緯糸の飛
走速度(終期速度Vb)を検出する終期速度計算回路5
4とを含む。
【0037】途中速度計算回路52は、ドラム20に巻
かれている緯糸がドラム20から解舒されたことを感知
すべく測長貯留装置16に配置された公知の光電センサ
56の出力信号を基に、途中速度Vaを計算する。これ
に対し、終期速度計算回路54は、係止ピン22に係止
される直前の緯糸12を感知するように筬40の反給糸
側に緯糸12の飛走方向に間隔をおいて配置された複数
の光電センサ58,60の出力信号を用いる。
【0038】光電センサ56,58,60のそれぞれ
は、緯糸12からの反射光線を受光し、受光量に対応し
た電圧レベルを有する電気信号を出力する既知の光電式
フィーラである。しかし、機械的フィーラ、電気式フィ
ーラ、静電気式フィーラ等、他の公知の緯糸センサを用
いてもよい。
【0039】図2(B)に示すように、光電センサ56
は、緯糸12がドラム20から解舒されるたびにその緯
糸12を感知して高レベル(または、低レベル)になる
パルス状の解舒信号を途中速度計算回路52に出力する
解舒センサである。各解舒信号は緯糸12がドラム20
から解舒されたタイミングに対応しており、また隣り合
う解舒信号間の時間間隔t1 ,t2 ,t3 ・・・は緯糸
12の解舒速度ひいては緯糸の飛走速度に比例する。
【0040】このため、途中速度計算回路52は、光電
センサ56から出力される解舒信号を基に緯糸12の途
中速度Vaを算出し、これを中央処理ユニット62に供
給する。緯糸12の途中速度Vaは、所定の解舒信号
(例えば、図2における5番目の解舒信号)の発生のタ
イミングとその基準のタイミングとの差、隣り合う2つ
の解舒信号間の時間間隔(例えば、図2におけるt4
)、所定数の解舒信号間の時間間隔の平均値、緯入れ
開始時から所定数の解舒信号の発生時までの時間等から
算出することができる。
【0041】緯糸12の途中速度Vaは、緯糸の飛走路
に配置されたセンサの出力信号を基に算出してもよい。
この場合、緯糸12の途中速度Vaは、緯糸の飛走路に
配置されたセンサからの緯糸感知信号の発生のタイミン
グとその基準のタイミングとの差、緯入れ開始時から緯
糸の飛走路に配置されたセンサからの緯糸感知信号の発
生時までの時間、緯糸の飛走路に配置された2つのセン
サからの緯糸感知信号の発生の時間間隔等として算出す
ることができる。
【0042】光電センサ58,60は、緯糸を感知して
いる間高レベル(または、低レベル)になる信号F1 お
よびF2 をそれぞれ終期速度計算回路54に出力する。
終期速度計算回路54における終期速度Vbの算出は、
両光電センサ58,60の間隔が不変であるから、例え
ば、図2(D)および(E)に示すように両光電センサ
58,60による緯糸感知信号F1 ,F2 の発生のタイ
ミングの差tから得ることができる。終期速度計算回路
54は、終期速度Vbを緯入れ毎に算出し、これを偏差
計算回路64に供給する。
【0043】偏差計算回路64は、終期速度Vbが入力
したことにより、レジスタ76に一時的に記憶されてい
る終期速度の目標値V0 を読み込み、次いで終期速度の
実際値Vbと目標値V0 との偏差ΔVを算出し、算出し
た偏差ΔVを中央処理ユニット62に出力する工程を終
期速度Vbが終期速度計算回路54から入力するたびに
実行する。
【0044】中央処理ユニット62は、また、緯糸の種
類、織り幅、終期速度Vbの目標値V0 、制動量Bの初
期値等の各種のデータを入力する入力回路68と、制動
量Bを途中速度Va毎にかつ更新可能に記憶しているラ
ンダムアクセスメモリ70とに接続されている。
【0045】制動量Bは、緯糸拘束時の衝撃が所定の値
になるような値であり、また途中速度Va1 ,Va2 ・
・・Van に対し制動量Ba1 ,Ba2 ・・・Ban の
ように、途中速度毎にメモリ70に記憶されている。
【0046】メモリ70に記憶される制動量Bの初期値
は、例えば、試し運転や経験等により得られた値であっ
て拘束切れを生じない程度の値であり、予め入力回路6
8から途中速度Va毎に入力される。入力回路68およ
びメモリ70として、複数の織機を管理する公知のホス
トコンピュータを使用してもよい。
【0047】中央処理ユニット62は、入力回路68か
ら入力される各種のデータを内部メモリに取り込み、取
り込んだデータのうち制動量Bおよび目標値V0 をそれ
ぞれメモリ70およびレジスタ76に書き込んだ状態で
待機する。
【0048】中央処理ユニット62は、また、途中速度
Vaが入力したことによりその途中速度Vaを用いて対
応する制動量Bをメモリ70から読み出し、その制動量
Bを駆動指令信号Cとしてモータコントローラ72に出
力する工程を途中速度Vaが途中速度計算回路52から
入力するたびに実行する。
【0049】これにより、コントローラ72が図2
(C)に示すように所定の時期にモータ48を入力した
制動量Bに応じて回転させるから、制動部材46が他の
制動部材44,48に対して変位される。その結果、緯
糸12は、制動量Bに応じて屈曲され、制動量Bに応じ
た制動を受ける。
【0050】緯糸12に作用させる制動量は、制動部材
46のストローク(緯糸12の屈曲量)、制動部材46
を変位させている時間(緯糸12を屈曲させている時
間)、制動部材46の変位の開始時期(緯糸12の屈曲
開始時期)、およびそれらの組合せ等とすることができ
る。これらの制動量は、モータ48の回転量、モータ4
8を回転させている時間、モータ48の回転開始時期等
を変更することにより修正することができる。
【0051】緯糸12に制動をかける時期は、予め入力
回路68から中央処理ユニット62に入力されている。
中央処理ユニット62は、デコーダ38から供給される
信号θを基にして、設定された制動開始時期を判断し、
モータ48を回転させる駆動指令信号Cをコントローラ
72に出力する。
【0052】中央処理ユニット62からコントローラ7
2に出力される駆動指令信号Cは、途中速度Vaが大き
いとき(速いとき)は緯糸に作用させる制動力を大きく
し、小さいとき(遅いとき)は小さくすることにより、
緯糸拘束時の衝撃を一定にする信号であり、また途中速
度毎に異なる。このため、糸切れが防止される。
【0053】図示の実施例では、制動量Ba1 ,Ba2
・・・Ban を途中速度Va1 ,Va2 ・・・Van 毎
にメモリ70に記憶しているが、制動量Bb1 ,Bb2
・・・Bbn を終期速度Vb1 ,Vb2 ・・・Vbn 毎
にメモリ70に記憶してもよい。この場合、中央処理ユ
ニット62は、途中速度Vaの代わりに、終期速度計算
回路54から出力される終期速度Vbを制動量Bの算出
に用いる。
【0054】また、緯糸が係止ピンに係止されたときに
緯糸に作用する張力およびそのときのタイミングは、実
質的に緯糸が最終到達位置に達するときの緯糸の飛走速
度の情報である。従って、制動量Bを、緯糸が係止ピン
に係止されるときに緯糸に作用する張力毎またはそのと
きのタイミング毎にメモリ70に記憶してもよい。この
場合、中央処理ユニット62は、途中速度Vaの代わり
に、前記張力または前記タイミングを制動量Bの算出に
用いる。
【0055】さらに、制動量Bをメモリ70に記憶して
おく代わりに、制動量Bを算出する式をメモリ70に記
憶しておき、途中速度Va、最終速度Vb、前記張力ま
たは前記タイミングを基に制動量Bを算出するようにし
てもよい。
【0056】次に、再び図1を参照して、モータ34の
回転速度を制御する速度制御器80について説明する。
【0057】速度制御器80は、緯糸12が係止ピン2
2により拘束されるとき(緯糸拘束時)の主軸32の回
転角度を検出する角度検出回路82を含む。角度検出回
路82は、最終端に配置された光電センサ60の出力信
号と、デコーダ38の出力信号θとを基に、光電センサ
60が緯糸12を感知したときのデコーダ38の出力信
号θを最終到達角度の実際値Tとして補正量算出回路8
4に供給する。
【0058】補正量算出回路84は、角度検出回路82
から供給される最終到達角度の実際値Tと、目標角度発
生回路86から供給される最終到達角度の目標値T0 と
の偏差を算出し、算出した偏差を基に、補正すべき回転
速度に対応する速度補正量ΔNを算出し、算出した速度
補正量ΔNを回転速度計算回路88に供給する。
【0059】回転速度計算回路88は、補正量算出回路
84から供給される速度補正量ΔNと、設定器90に設
定された主軸32の回転速度のベース値N0 とを基に、
補正量算出回路84において算出される偏差がゼロとな
るような新たな速度指令信号NS を算出し、算出した速
度指令信号NS をモータ34用のドライバ92に供給す
る。これにより、主軸32の回転速度は、最終到達角度
Tがその目標値T0 となるように修正される。
【0060】ブレーキ制御器50および速度制御器80
における前記した演算処理は、緯入れサイクル毎に行な
うことが好ましいが、複数回の緯入れサイクル毎に行な
ってもよい。
【0061】図3を参照して、上記のジェットルーム1
0の作用をより詳細に説明する。図3において、横軸は
主軸の回転角度を示し、縦軸は主軸の回転速度すなわち
回転数Nを示す。一点から縦に斜めに伸びる複数の線
は、主軸の回転角度が、それぞれ、0度、緯入れ開始角
度、緯糸拘束角度(最終到達角度)、緯入れ限界角度お
よび360度に達するときの時点を示す。
【0062】線100は、例えば特開昭56−9693
8号公報に示されている公知のジェットルームにおいて
緯糸の伸縮が収束する角度を示す。点線102は、本発
明のジェットルームにおいて緯糸の伸縮が収束する角度
を示す。なお、本発明のジェットルームによれば、制動
装置を備えることにより、緯糸拘束時の緯糸の伸縮が殆
ど発生しなくなるから、これの収束する角度は実質的に
緯糸拘束角度(最終到達角度)となる。
【0063】主軸が最小速度Nmin 、通常速度N0 およ
び最大速度Nmax で回転されているときの緯糸の状態に
ついて考察する。緯糸は、緯入れ終期に係止ピンに係止
されることにより、伸縮する。また、緯糸拘束角度と
は、緯糸が係止ピンに係止されたときの主軸の回転角度
のことである。
【0064】この伸縮は、緯入れサイクル期間に対する
緯入れ実時間の割合が一定になるように回転数を制御す
るにすぎない公知のジェットルームでは、回転速度Nmi
n 、N0 およびNmax のとき、それぞれ、収束時間Tmi
n 、TN0およびTmax を経過した後に収束する。このた
め、公知のジェットルームでは、目標の緯糸拘束角度
(最終到達角度)は、少なくとも主軸が最大回転数で回
転されているときに、緯糸拘束角度と緯入れ限界角度と
の間に収束時間Tmax が確保されるように設定されなけ
ればならない。なお、主軸の回転速度が速いほど、緯糸
の飛走速度が速いから、これに対応して、収束時間も長
くなる。
【0065】これに対し、本発明のジェットルームによ
れば、緯糸の伸縮は、いずれの回転速度の場合であって
も、主軸が点線102に対応する角度に回転されたと
き、収束する。これは、本発明のジェットルームでは、
制動装置により、緯糸拘束時の衝撃が一定になるように
緯糸に制動をかけることにより、緯糸拘束時の緯糸の伸
縮が殆ど発生しないようにすることができ、実質的に、
点線102に対応する角度が緯糸拘束角度(最終到達角
度)となるからであり、また、速度制御制御装置によ
り、点線102に対応する角度を目標の到達角度として
設定することにより、常にこの目標の到達角度で緯糸が
最終到達位置に到達するように、回転速度が変更される
からである。
【0066】それゆえに、公知のジェットルームでは、
線100と、線104と、緯入れ限界角度の線106と
により囲まれた三角形の範囲が無駄時間となり、この無
駄時間は主軸の回転速度が遅い程大きい。しかし、本発
明のジェットルームによれば、速度制御装置の目標の最
終到達角度を、点線102に対応する角度よりさらに遅
い緯入れ限界角度まで伸ばすことができる。このような
設定によると、主軸の回転速度を、公知のジェットルー
ムにおける最大速度Nmax はNmax"に、最小速度Nmin
はNmin"にそれぞれ高めることができ、回転速度を高め
た分だけ生産量が増大する。
【0067】次に、さらに図1を参照して、メモリ70
に記憶された制動量Bを修正する手法について説明す
る。
【0068】中央処理ユニット62は、途中速度Vaに
応じた制動を、コントローラ72を介して緯糸に与えた
後、その緯糸についての終期速度Vbの偏差ΔVが偏差
計算回路64から入力したか否かを判定し、偏差ΔVが
入力したことによりその偏差ΔVを基にして偏差ΔVが
ゼロになる方向に制動量Bを修正するための修正量ΔB
を算出し、算出した修正量ΔBを用いて、メモリ70内
の対応する制動量、すなわち途中速度Vaに対応する制
動量Bを偏差ΔVがゼロになる方向に修正する工程を偏
差ΔVが偏差計算回路64から入力するたびに実行す
る。
【0069】その結果、メモリ70に記憶された制動量
Bは、緯入れ回数の増加とともに、途中速度Vaに対応
した正しい値に近づけられる。修正された制動量Bは、
次回以後の緯入れのときの制動に用いられる。
【0070】なお、上記の実施例のように、偏差ΔVが
算出される毎に、途中速度Vaに対応する制動量Bを修
正することに代えて、複数の緯入れの間に、同じ途中速
度Vaに関するいくつかの偏差ΔVが得られたときの、
それらの偏差ΔVについて平均値を求め、その平均値に
基づいて途中速度Vaに対応する制動量Bを修正するよ
うにしてもよい。
【0071】制動量Bの修正は、修正量ΔBを偏差ΔV
の大小に応じて算出し、メモリ70から読み出した制動
量のみをまたは緯入れ途中速度に対応する全ての制動量
全体を修正量ΔBだけ修正してもよいし、偏差ΔVの大
小に関係なく単に正負に応じて一定の修正量−ΔBまた
は+ΔBを設定しておき、メモリ70から読み出した制
動量のみをまたは緯入れ途中速度に対応する全ての制動
量を設定した修正量だけ修正してもよい。
【0072】メモリ70内の制動量Bの修正は、製織の
間緯入れのたびに行なってもよいし、周期的に行なって
もよく、さらには試し運転の段階のみに行なってもよ
い。メモリ70内の制動量Bの修正を試し運転の段階の
みに行なう場合、試し運転により修正された制動量は、
実際の製織の間用いられる。
【0073】また、メモリ70内の制動量Bの修正は、
緯入れ終期に緯糸に作用する張力を検出し、検出した張
力とその目標値との偏差を求め、求めた偏差を用いるこ
とにより、行なってもよい。
【0074】上記の実施例は、単色の緯糸を使用して製
織する場合の実施例である。しかし、多色織りの場合に
は、複数の糸種に対して、それぞれ測長貯留装置、制動
装置、光電センサ等が設けられ、糸種毎および途中速度
Va毎の制動量Bの初期値が中央処理ユニット62に入
力されてメモリ70に記憶され、途中速度Vaと糸種と
に対応した制動量Bがメモリ70から読み出され、制動
量Bの修正が糸種毎に行なわれる。
【0075】また、多色織機の場合、糸種毎の目標値V
0 が中央処理ユニット62に入力されてレジスタ76に
記憶され、記憶された目標値V0 のうち、実際に緯入れ
される緯糸の種類に対応する目標値が中央処理ユニット
62から供給される糸種信号を基にレジスタに読出し可
能の状態におかれる。しかし、緯入れされる糸種が変更
されるたびに、その糸種に対応する目標値をレジスタ7
6に書き込むようにしてもよい。
【0076】図1に示す光電センサ56の代わりに、図
1におけるドラム20の直径方向に間隔をおいて配置さ
れた投光器および受光器の対からなる解舒センサを用い
てもよい。この場合、投光器は受光器に向う光線を発生
し、受光器はその光線を受光して受光量に対応する信号
を図1における途中速度計算回路52に供給するように
配置される。
【0077】投光器および受光器の対を解舒センサとし
て用いた場合、緯糸がドラムの周りに1回転されて引き
出されるたびに受光器に入射する光線が緯糸により2回
遮断されるから、一巻きの緯糸が引き出されるたびに2
つの解舒信号が解舒センサから出力される。しかし、隣
り合う解舒信号の時間間隔は、緯糸の飛走速度に比例す
る。
【0078】上記のように投光器および受光器の対から
なる複数の解舒センサを図1におけるドラムの周りに角
度的に間隔をおいて配置してもよい。この場合、一巻き
の緯糸が引き出されるたびに2つの解舒信号が各解舒セ
ンサから出力される。しかし、隣り合う解舒信号の時間
間隔は、緯糸の飛走速度に比例する。
【0079】終期速度計算回路54における終期速度V
bは、図1に示す光電センサ56から出力される解舒信
号、または上記のように投光器および受光器の対からな
る複数の解舒センサから出力される解舒信号を基に算出
してもよい。この場合、終期速度Vbは、例えば、最終
の複数の解舒信号の時間間隔を基にして算出することが
できる。
【0080】上記の実施例では、途中速度Va用の制動
量を途中速度毎にメモリ70に記憶しておく代わりに、
制動量Bを算出する式B=f(Va)をメモリ70に記
憶させておいてもよい。制動量Bの算出式は、予め試織
等により求められ、入力回路68から中央処理ユニット
62に入力される。
【0081】制動量Bの算出式を用いる場合、制動量の
算出は、途中速度Vaを算出式に代入することにより得
ることができる。算出式の修正は、偏差ΔVが偏差計算
回路64から出力されるたびに、算出式を修正する値Δ
Bを算出し、算出式を修正値ΔBだけ平行移動させるこ
とにより行なうことができる。
【0082】終期速度Vbとその目標値V0 との偏差Δ
Vをメモリ70内のデータの修正に用いる代わりに、緯
入れ終期の緯糸の張力Tとその目標値T0 との偏差ΔT
を用いてメモリ70内のデータを修正してもよい。
【0083】緯入れ終期の緯糸の張力を基に、緯糸に制
動をかける場合には、例えば、特開昭61−11389
5号公報等に記載されているように、ストレインゲー
ジ、圧電素子等により緯糸の張力を検出してもよいし、
モータ48をモータコントローラ72により位置制御さ
れるアクチュエータとし、このアクチュエータに流れる
電流を検出することにより、張力を検出してもよい。
【0084】上記の制動装置は、緯糸拘束時の衝撃が一
定になるように、緯糸に制動をかけるものとしたが、必
ずしも一定にする必要はなく、要するに緯糸拘束時の衝
撃が実質的に小さくなるように、緯糸に制動をかければ
よい。
【0085】例えば、光電センサ56から出力される解
舒信号を基に、所定の解舒信号(例えば、図2における
5番目の解舒信号)の発生と同時に、または発生から一
定時間経過後に、緯糸に制動をかけるようにしてもよ
い。
【0086】このようにすれば、緯糸の飛走速度に応じ
て、飛走速度が速いときは、比較的早い時期に緯糸に制
動をかけ始めることになるから、緯糸の終期速度を遅く
することができ、その結果緯糸拘束時の衝撃を小さくす
ることができる。また、飛走速度が遅いときは、比較的
遅い時期に緯糸に制動をかけ始めることになるから、緯
糸の終期速度を小さくすることができ、その結果緯糸拘
束時の衝撃を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジェットルームの一実施例を示す電気
回路のブロック図である。
【図2】図1のジェットルームの動作を説明するための
図である。
【図3】本発明のジェットルームの作用を説明するため
の図である。
【図4】従来のジェットルームの作用を説明するための
図である。
【符号の説明】
10 ジェットルーム 12 緯糸 16 測長貯留装置 18 緯入れ装置 20 貯留用のドラム 22 係止ピン 24 緯入れ用ノズル 26 係止ピン用のソレノイド 28 電磁弁 32 織機の主軸 34 原動モータ 36 エンコーダ 40 筬 42,44,46 制動部材 48 制動装置用のモータ 54 終期速度計算回路 56,58,60 光電センサ 62 中央処理ユニット 64 速度偏差計算回路 82 到達角度検出回路 84 速度補正量計算回路 86 目標角度発生回路 88 回転速度計算回路 90 設定器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯糸を経糸の開口に緯入れするジェット
    ルームにおいて、緯糸の飛走速度情報を検出し、検出し
    た飛走速度情報を基に、緯糸拘束時の衝撃が小さくなる
    ように、緯糸に制動をかける制動装置と、緯糸が所定の
    位置に到達した到達時期を検出し、検出した到達時期を
    基に、その後の緯入れサイクルにおける前記到達時期を
    その目標値に一致させるように織機の主軸の回転速度を
    制御する速度制御装置とを含む、ジェットルーム。
  2. 【請求項2】 前記飛走速度情報は、緯糸が緯入れ途中
    の所定の位置に到達した時期と、緯糸が緯入れ途中の所
    定の位置に到達したときの途中速度と、緯糸が最終位置
    に到達するときの最終速度と、緯糸が係止ピンに係止さ
    れるときに緯糸に作用する張力とから選択された少なく
    とも1つである、請求項1に記載のジェットルーム。
  3. 【請求項3】 前記制動装置は、前記検出した飛走速度
    情報を基に、制動をかけるタイミングと、制動ストロー
    クトから選択される少なくとも1つを変更する、請求項
    1または2に記載のジェットルーム。
  4. 【請求項4】 前記到達時期は、緯糸が緯入れ途中の所
    定の位置に到達した時期と、緯糸が最終位置に到達した
    時期と、緯糸が係止ピンに係止された時期とから選択さ
    れる少なくとも1つである、請求項1,2または3に記
    載のジェットルーム。
JP19558593A 1993-07-14 1993-07-14 ジェットルーム Pending JPH0734353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19558593A JPH0734353A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 ジェットルーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19558593A JPH0734353A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 ジェットルーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0734353A true JPH0734353A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16343595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19558593A Pending JPH0734353A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 ジェットルーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0734353A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2873759B1 (en) Air-jet loom with weft yarn detector
US4932442A (en) Preliminary jet feedforward weft insertion control system for jet loom
JPH0759774B2 (ja) 無杼織機のよこ入れ自動調整方法
EP3156529A1 (en) Air jet loom with weft insertion control device
EP3404132B1 (en) Weft detecting device for air-jet loom
CN108070949B (zh) 喷气织机中的纬纱飞行状态检测装置
JP2898773B2 (ja) ジェットルームの緯入れ制御装置
JPH0437173B2 (ja)
JPH0734353A (ja) ジェットルーム
CN109974834B (zh) 喷气式织机的筘振动量检测方法
JP3121169B2 (ja) ジェットルームにおける緯糸の制動装置
JP2707284B2 (ja) 流体噴射式織機の緯入れ装置
JP6787141B2 (ja) エアジェット織機における緯入れ診断方法、及びエアジェット織機における緯入れ診断装置
CN109943957B (zh) 喷气式织机的引纬诊断方法
JPH0734352A (ja) ジェットルーム
JP2006063498A (ja) 緯糸ブレーキ装置の制御方法および緯糸ブレーキ装置
JPH075222B2 (ja) ドラム式緯糸貯留装置の係止ピン制御装置
JP2636467B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れ制御装置
JPH0726443A (ja) ジェットルーム
JPH05302238A (ja) ジェットルームにおける緯糸の制動装置
JPH073585A (ja) 緯糸の糸切れ検出装置
JP2934332B2 (ja) 織機の主軸制御方法
JP2001234450A (ja) 流体噴射式織機の緯入れ方法とその装置
JPH0762292B2 (ja) よこ糸測長貯留装置の係止ピンタイミング設定方法およびその装置
JP2002227059A (ja) 織機における糸制動装置