JPH0735648A - 車両用診断システム - Google Patents
車両用診断システムInfo
- Publication number
- JPH0735648A JPH0735648A JP5156810A JP15681093A JPH0735648A JP H0735648 A JPH0735648 A JP H0735648A JP 5156810 A JP5156810 A JP 5156810A JP 15681093 A JP15681093 A JP 15681093A JP H0735648 A JPH0735648 A JP H0735648A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cpu
- value
- ram
- read request
- address
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 要求したアドレス値に対応する制御情報を確
実に診断装置へ送信する。 【構成】 RAM値読出要求時において、主CPUとD
MA(ダイレクト・メモリ・アクセス)によって互いに
制御情報を送、受信する他の対象CPUへ、主CPUか
らRAM値読出要求があると検出される場合、ステップ
1710〜1730において、主CPUから対象CPU
への要求アドレス値と、対象CPUから主CPUへの送
信アドレス値との一致がチェックされ、両アドレス値の
一致が検出されるとフラグXA4ANSがセットされ
る。そして、このフラグがセットされてから所定期間後
(16ms)、ステップ1740〜ステップ1760に
おいて診断装置へ要求アドレスに対応したRAM値が応
答される。このため、診断装置への誤情報を応答するこ
とを確実に防止することができる。
実に診断装置へ送信する。 【構成】 RAM値読出要求時において、主CPUとD
MA(ダイレクト・メモリ・アクセス)によって互いに
制御情報を送、受信する他の対象CPUへ、主CPUか
らRAM値読出要求があると検出される場合、ステップ
1710〜1730において、主CPUから対象CPU
への要求アドレス値と、対象CPUから主CPUへの送
信アドレス値との一致がチェックされ、両アドレス値の
一致が検出されるとフラグXA4ANSがセットされ
る。そして、このフラグがセットされてから所定期間後
(16ms)、ステップ1740〜ステップ1760に
おいて診断装置へ要求アドレスに対応したRAM値が応
答される。このため、診断装置への誤情報を応答するこ
とを確実に防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の故障診断等を行
う車両用診断システムに関する。
う車両用診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】制御装置に診断装置を接続して、この診
断装置から所望のアドレス値を指定することにより制御
装置に記憶された制御情報を読み出す車両用診断システ
ムがある。また、制御装置の性能向上のため複数のCP
Uにより各種制御を分割して処理すると共に、ダイレク
ト・メモリ・アクセス機能(以下、DMAと略する)を
利用して各CPU間の制御情報を相互に送・受信してい
る。
断装置から所望のアドレス値を指定することにより制御
装置に記憶された制御情報を読み出す車両用診断システ
ムがある。また、制御装置の性能向上のため複数のCP
Uにより各種制御を分割して処理すると共に、ダイレク
ト・メモリ・アクセス機能(以下、DMAと略する)を
利用して各CPU間の制御情報を相互に送・受信してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、複数のCPU
にて構成された制御装置の制御情報を診断装置にて読出
す場合について考える。診断装置からの読出要求時、ま
ず診断装置とデータの送・受信を行う主CPUは対応C
PUに対して要求された制御情報に対応するRAMのア
ドレス値をDMAにより送信する。次に、対応CPUは
DMAにて送信されたアドレス値に対応する制御情報を
アドレス値と共に主CPUに対してDMAにて応答す
る。主CPUでは対応CPUからDMAで送信されてく
るアドレス値が要求したアドレス値と一致した時、対応
CPUの応答処理が完了したと判断して診断装置へ制御
情報を送信する。
にて構成された制御装置の制御情報を診断装置にて読出
す場合について考える。診断装置からの読出要求時、ま
ず診断装置とデータの送・受信を行う主CPUは対応C
PUに対して要求された制御情報に対応するRAMのア
ドレス値をDMAにより送信する。次に、対応CPUは
DMAにて送信されたアドレス値に対応する制御情報を
アドレス値と共に主CPUに対してDMAにて応答す
る。主CPUでは対応CPUからDMAで送信されてく
るアドレス値が要求したアドレス値と一致した時、対応
CPUの応答処理が完了したと判断して診断装置へ制御
情報を送信する。
【0004】しかしながら、前述のようにDMAで送信
を行う場合、DMAは所定周期(例えば、4msec)
毎にDMA領域に記憶されているデータ(アドレス値、
制御情報等)を順次相手側CPUに送信するため、ソフ
トウェアでデータの送信を管理することが出来ない。し
たがって、主CPUにて対応CPUからDMAで送信さ
れてくるアドレス値が要求したアドレス値と一致が確認
されたとしても、その時の制御情報がアドレス値に対応
したものでない場合が生じ診断装置へ誤情報を送信する
可能性がある。
を行う場合、DMAは所定周期(例えば、4msec)
毎にDMA領域に記憶されているデータ(アドレス値、
制御情報等)を順次相手側CPUに送信するため、ソフ
トウェアでデータの送信を管理することが出来ない。し
たがって、主CPUにて対応CPUからDMAで送信さ
れてくるアドレス値が要求したアドレス値と一致が確認
されたとしても、その時の制御情報がアドレス値に対応
したものでない場合が生じ診断装置へ誤情報を送信する
可能性がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、要求したア
ドレス値に対応する制御情報を確実に診断装置へ送信で
きる車両用診断装置を提供することを目的とする。
ドレス値に対応する制御情報を確実に診断装置へ送信で
きる車両用診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車両情報に基づいて車両の制御量を演算す
るCPUと制御情報を記憶するRAMとを有する複数の
制御手段を有し、これらの各制御手段はダイレクト・メ
モリ・アクセスによりデータの送・受信が可能なように
接続された制御装置と、この制御装置と接続可能であ
り、前記RAMに記憶されている所望アドレス制御情報
の読出しを要求する読出要求手段を有する診断装置とを
備えた車両用診断システムにおいて、前記読出要求手段
からの制御情報の読出要求に対応する前記所望アドレス
を第1ダイレクト・メモリ・アクセス領域に書込む読出
要求アドレス書込手段と、前記第1ダイレクト・メモリ
・アクセス領域に書込まれた前記所望アドレスに対応す
る制御情報とアドレス値とを第2ダイレクト・メモリ・
アクセス領域に書込む読出情報書込手段と、前記第2ダ
イレクト・メモリ・アクセス領域に書込まれたアドレス
値が前記所望アドレス値と一致してから所定期間後に前
記2ダイレクト・メモリ・アクセス領域に書込まれた制
御情報を前記診断装置に応答する応答手段とを備えるこ
とを特徴とする車両用診断システムという技術的手段を
採用する。
するために、車両情報に基づいて車両の制御量を演算す
るCPUと制御情報を記憶するRAMとを有する複数の
制御手段を有し、これらの各制御手段はダイレクト・メ
モリ・アクセスによりデータの送・受信が可能なように
接続された制御装置と、この制御装置と接続可能であ
り、前記RAMに記憶されている所望アドレス制御情報
の読出しを要求する読出要求手段を有する診断装置とを
備えた車両用診断システムにおいて、前記読出要求手段
からの制御情報の読出要求に対応する前記所望アドレス
を第1ダイレクト・メモリ・アクセス領域に書込む読出
要求アドレス書込手段と、前記第1ダイレクト・メモリ
・アクセス領域に書込まれた前記所望アドレスに対応す
る制御情報とアドレス値とを第2ダイレクト・メモリ・
アクセス領域に書込む読出情報書込手段と、前記第2ダ
イレクト・メモリ・アクセス領域に書込まれたアドレス
値が前記所望アドレス値と一致してから所定期間後に前
記2ダイレクト・メモリ・アクセス領域に書込まれた制
御情報を前記診断装置に応答する応答手段とを備えるこ
とを特徴とする車両用診断システムという技術的手段を
採用する。
【0007】
【作用】以上に述べた本発明の車両用診断システムの構
成によると、読出要求アドレス手段は、診断装置に備え
られる読出要求手段からの制御情報の読出要求に対応す
る所望アドレスを第1ダイレクト・メモリ・アクセス領
域に書込む。そして、読出情報書込手段は、この第1ダ
イレクト・メモリ・アクセス領域に書込まれた所望アド
レスに対応する制御情報とアドレス値とを第2ダイレク
ト・メモリ・アクセス領域に書込む。
成によると、読出要求アドレス手段は、診断装置に備え
られる読出要求手段からの制御情報の読出要求に対応す
る所望アドレスを第1ダイレクト・メモリ・アクセス領
域に書込む。そして、読出情報書込手段は、この第1ダ
イレクト・メモリ・アクセス領域に書込まれた所望アド
レスに対応する制御情報とアドレス値とを第2ダイレク
ト・メモリ・アクセス領域に書込む。
【0008】ここで、応答手段は、第2ダイレクト・メ
モリ・アクセス領域に書込まれたアドレス値が所望アド
レス値と一致してから所定期間後に第2ダイレクト・メ
モリ・アクセス領域に書込まれた制御情報を診断装置に
応答する。これにより、第2ダイレクト・メモリ・アク
セス領域に書込まれるアドレス値が、第1ダイレクト・
メモリ・アクセス領域に書込まれた所望アドレス値と一
致したときに、そのアドレス値に対応した制御情報が確
実に診断装置に送信される。このため、診断装置へ誤情
報が送信されることが防止される。
モリ・アクセス領域に書込まれたアドレス値が所望アド
レス値と一致してから所定期間後に第2ダイレクト・メ
モリ・アクセス領域に書込まれた制御情報を診断装置に
応答する。これにより、第2ダイレクト・メモリ・アク
セス領域に書込まれるアドレス値が、第1ダイレクト・
メモリ・アクセス領域に書込まれた所望アドレス値と一
致したときに、そのアドレス値に対応した制御情報が確
実に診断装置に送信される。このため、診断装置へ誤情
報が送信されることが防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例を説明する。
図1は制御装置100と診断装置200とから構成され
る車両用診断システムの構成図である。制御装置100
と診断装置200とはバス300にて接続されている。
本実施例では、1つの制御装置と診断装置とを1対1で
接続した例を示したが、1つの診断装置に対して複数の
制御装置を接続する様な構成も考えられる。
図1は制御装置100と診断装置200とから構成され
る車両用診断システムの構成図である。制御装置100
と診断装置200とはバス300にて接続されている。
本実施例では、1つの制御装置と診断装置とを1対1で
接続した例を示したが、1つの診断装置に対して複数の
制御装置を接続する様な構成も考えられる。
【0010】制御装置100はエンジン制御・トランス
ミッション制御・異常検出等の機能を有する。制御装置
100は各種制御を行う3つのCPU110、120、
130を有する。また、診断装置200との間で各種デ
ータの送・受信を行う通信IC140、車載バッテリ1
60から供給される電圧+B(=12V)を電圧Vcc
(=5V)に変換して各CPU110,120,130
に供給する電源IC150を有する。
ミッション制御・異常検出等の機能を有する。制御装置
100は各種制御を行う3つのCPU110、120、
130を有する。また、診断装置200との間で各種デ
ータの送・受信を行う通信IC140、車載バッテリ1
60から供給される電圧+B(=12V)を電圧Vcc
(=5V)に変換して各CPU110,120,130
に供給する電源IC150を有する。
【0011】さらに、制御装置100には車両の各種状
態を検出するセンサからの信号が入力されると共に、セ
ンサ信号に基づいて車両を制御する各種のアクチュエー
タに制御信号を出力する。なお、前述の各CPU11
0、120、130は、ROM、RAMを内蔵する1チ
ップマイコンにより構成される。図2に各CPU11
0、120、130のRAMの構成図を示す。領域
は通常のRAM領域であり、各種の演算データ等が記憶
される。RAM領域の中の領域はダイレクト・メモ
リ・アクセス領域(以下DMA領域と略す)である。こ
のDMA領域中の領域’、”は、DMA送信領
域、DMA受信領域である。そして、このDMA送信領
域’に記憶されているデータは所定期間(例えば、4
msec)毎に他のCPUのDMA受信領域”へ送信
される。そして、このDMA受信領域”に受信された
データは、同じDMA領域内のDMA送信領域’へ
送られる。このようにして、図1に示すように各CPU
110、120、130はDMAによりそれぞれのデー
タを他のCPUにリング形式(例えば、CPU110→
CPU120→CPU130→CPU110の順番)で
送信している。領域はイグニッションスイッチがオ
フとなってもその記憶内容が保持されるスタンバイRA
M領域(以下、SRAM領域と略す)であり、車両の異
常情報等が記憶される。
態を検出するセンサからの信号が入力されると共に、セ
ンサ信号に基づいて車両を制御する各種のアクチュエー
タに制御信号を出力する。なお、前述の各CPU11
0、120、130は、ROM、RAMを内蔵する1チ
ップマイコンにより構成される。図2に各CPU11
0、120、130のRAMの構成図を示す。領域
は通常のRAM領域であり、各種の演算データ等が記憶
される。RAM領域の中の領域はダイレクト・メモ
リ・アクセス領域(以下DMA領域と略す)である。こ
のDMA領域中の領域’、”は、DMA送信領
域、DMA受信領域である。そして、このDMA送信領
域’に記憶されているデータは所定期間(例えば、4
msec)毎に他のCPUのDMA受信領域”へ送信
される。そして、このDMA受信領域”に受信された
データは、同じDMA領域内のDMA送信領域’へ
送られる。このようにして、図1に示すように各CPU
110、120、130はDMAによりそれぞれのデー
タを他のCPUにリング形式(例えば、CPU110→
CPU120→CPU130→CPU110の順番)で
送信している。領域はイグニッションスイッチがオ
フとなってもその記憶内容が保持されるスタンバイRA
M領域(以下、SRAM領域と略す)であり、車両の異
常情報等が記憶される。
【0012】以下、診断装置200での処理を説明す
る。図3は診断者が診断装置200を介して制御装置1
00に記憶されている種々の情報を読み出す場合の診断
装置200での処理を示すフローチャートであり、所定
周期毎に起動される。ステップ500で診断者からの処
理要求の有無を検出する。処理要求が無い場合は本処理
を終了する。処理要求が有る場合はステップ510で処
理要求の種類を検出する。処理要求としては、制御装置
100にて検出した異常情報であるダイアグコードを読
み出す「コ−ド読出要求」、制御装置100に記憶され
ているダイアグコードを消去する「コード消去要求」、
各CPU110、120、130のRAMの所望アドレ
スの情報(RAM値)を読み出す「RAM値読出要求」
等である。
る。図3は診断者が診断装置200を介して制御装置1
00に記憶されている種々の情報を読み出す場合の診断
装置200での処理を示すフローチャートであり、所定
周期毎に起動される。ステップ500で診断者からの処
理要求の有無を検出する。処理要求が無い場合は本処理
を終了する。処理要求が有る場合はステップ510で処
理要求の種類を検出する。処理要求としては、制御装置
100にて検出した異常情報であるダイアグコードを読
み出す「コ−ド読出要求」、制御装置100に記憶され
ているダイアグコードを消去する「コード消去要求」、
各CPU110、120、130のRAMの所望アドレ
スの情報(RAM値)を読み出す「RAM値読出要求」
等である。
【0013】ステップ510で検出した処理要求が「コ
−ド読出要求」である場合はステップ520でコード読
出要求を制御装置100へ出力する。送信データとして
は図4(1)に示すような構成である。ここで、(a)
は制御装置100にて診断装置200からの送信データ
が自分自身に対するものかを判断するための情報である
ヘッダ、(b)はコード読出要求を示すデータである。
−ド読出要求」である場合はステップ520でコード読
出要求を制御装置100へ出力する。送信データとして
は図4(1)に示すような構成である。ここで、(a)
は制御装置100にて診断装置200からの送信データ
が自分自身に対するものかを判断するための情報である
ヘッダ、(b)はコード読出要求を示すデータである。
【0014】ステップ510で検出した診断者からの処
理要求が「コ−ド消去要求」である場合はステップ53
0でコード消去要求を制御装置100へ出力する。送信
データとしては図4(2)に示すような構成である。こ
こで、(c)はコード消去要求を示すデータである。ス
テップ510で検出した処理要求が「RAM値読出要
求」である場合はステップ540でRAM値読出要求を
制御装置100へ出力する。詳細には、制御装置100
内のCPU110,120,130のどのCPUのどの
アドレスのRAM値を読出すかと言う情報を送信する。
送信データとしては図4(3)に示すような構成であ
る。ここで、(d)はRAM値読出要求を示すデータ、
(e)は対象CPUの番号を示すデータ、(f)は要求
アドレス値を示すデータである。
理要求が「コ−ド消去要求」である場合はステップ53
0でコード消去要求を制御装置100へ出力する。送信
データとしては図4(2)に示すような構成である。こ
こで、(c)はコード消去要求を示すデータである。ス
テップ510で検出した処理要求が「RAM値読出要
求」である場合はステップ540でRAM値読出要求を
制御装置100へ出力する。詳細には、制御装置100
内のCPU110,120,130のどのCPUのどの
アドレスのRAM値を読出すかと言う情報を送信する。
送信データとしては図4(3)に示すような構成であ
る。ここで、(d)はRAM値読出要求を示すデータ、
(e)は対象CPUの番号を示すデータ、(f)は要求
アドレス値を示すデータである。
【0015】次に、制御装置100での異常検出処理お
よび異常情報記憶処理を説明する。図5は後述する異常
検出処理にて異常が検出された場合、その異常に応じた
ダイアグコードを上記SRAM領域へ記憶する処理
を示すフローチャートであり、所定周期毎に起動され
る。なお、この処理は各CPU110、120、130
において実行される。
よび異常情報記憶処理を説明する。図5は後述する異常
検出処理にて異常が検出された場合、その異常に応じた
ダイアグコードを上記SRAM領域へ記憶する処理
を示すフローチャートであり、所定周期毎に起動され
る。なお、この処理は各CPU110、120、130
において実行される。
【0016】ステップ600で、CPU110、12
0、130に供給される電圧Vccが所定電圧以下かま
たは車載バッテリ160の電圧+Bが所定電圧以下かの
低電圧状態で有るか否かを検出する。低電圧状態の場合
はセンサ、アクチュエータ、制御装置100の誤動作
(SRAM領域のデータ更新の誤動作等)が考えら
れるためSRAM領域へのダイアグコードの記憶を
中止して本処理を終了する。
0、130に供給される電圧Vccが所定電圧以下かま
たは車載バッテリ160の電圧+Bが所定電圧以下かの
低電圧状態で有るか否かを検出する。低電圧状態の場合
はセンサ、アクチュエータ、制御装置100の誤動作
(SRAM領域のデータ更新の誤動作等)が考えら
れるためSRAM領域へのダイアグコードの記憶を
中止して本処理を終了する。
【0017】低電圧状態でない場合は、ステップ610
で後述の異常検出処理にて異常が検出されているか否か
を検出する。例えば、水温センサが異常であることを示
す通常のRAM領域に設定されたフラグXD00の
状態を検出する。異常が検出されていない場合は本処理
を終了する。異常が検出されている場合はステップ62
0にて通常のRAM領域に記憶されているダイアグ
コードをSRAM領域にコピーして本処理を終了す
る。例えば、水温センサが異常であることを示すSRA
M領域に設定されたフラグXE00をセットする。
で後述の異常検出処理にて異常が検出されているか否か
を検出する。例えば、水温センサが異常であることを示
す通常のRAM領域に設定されたフラグXD00の
状態を検出する。異常が検出されていない場合は本処理
を終了する。異常が検出されている場合はステップ62
0にて通常のRAM領域に記憶されているダイアグ
コードをSRAM領域にコピーして本処理を終了す
る。例えば、水温センサが異常であることを示すSRA
M領域に設定されたフラグXE00をセットする。
【0018】図6は異常検出処理の代表例として水温セ
ンサの異常検出処理を示すフローチャートであり、水温
センサ出力値がA/D変換される毎に起動される。な
お、種々の異常検出処理がCPU110、120、13
0で分担して実行される。ステップ700で水温センサ
信号のA/D値を読み込む。ステップ710で読み込ん
だA/D値が異常か否かを検出する。検出方法として
は、A/D値が所定範囲内で無い場合、異常と判断する
等である。正常の場合はステップ720で正常時の処理
(例えば、所定のRAM領域にA/D値を書き込む)を
実行し、本処理を終了する。異常の場合はステップ73
0でフェイルセーフ処理(例えば、所定のRAM領域に
所定値を書き込む)を実行した後、ステップ740でフ
ラグXD00をセットし、本処理を終了する。
ンサの異常検出処理を示すフローチャートであり、水温
センサ出力値がA/D変換される毎に起動される。な
お、種々の異常検出処理がCPU110、120、13
0で分担して実行される。ステップ700で水温センサ
信号のA/D値を読み込む。ステップ710で読み込ん
だA/D値が異常か否かを検出する。検出方法として
は、A/D値が所定範囲内で無い場合、異常と判断する
等である。正常の場合はステップ720で正常時の処理
(例えば、所定のRAM領域にA/D値を書き込む)を
実行し、本処理を終了する。異常の場合はステップ73
0でフェイルセーフ処理(例えば、所定のRAM領域に
所定値を書き込む)を実行した後、ステップ740でフ
ラグXD00をセットし、本処理を終了する。
【0019】さらに、制御装置100でのコード読出要
求に対する処理を説明する。図7は診断装置200から
のコード読出要求に対して制御装置100のCPU11
0で行う処理を示すフローチャートであり、所定周期毎
に起動される。ステップ800で診断装置200からの
コード読出要求の有無を検出する。詳細には、診断装置
200からの送信データが図4(1)に示すような構成
で有るか否かにより検出する。コード読出要求が無い場
合は本処理を終了する。
求に対する処理を説明する。図7は診断装置200から
のコード読出要求に対して制御装置100のCPU11
0で行う処理を示すフローチャートであり、所定周期毎
に起動される。ステップ800で診断装置200からの
コード読出要求の有無を検出する。詳細には、診断装置
200からの送信データが図4(1)に示すような構成
で有るか否かにより検出する。コード読出要求が無い場
合は本処理を終了する。
【0020】コード消去要求が有る場合は、ステップ8
10で現在コード消去を実行中か否かを検出する。詳細
には、後述するカウンタCNTのカウント値が500m
sec以上か否かで検出する。カウンタCNTのカウン
ト値が500msec以下の場合、即ちコード消去実行
中である場合はステップ820で異常コードなしと言う
情報、即ちコード消去後の情報を診断装置200に応答
する。カウンタCNTのカウント値が500msec以
上の場合、即ちコード消去実行中でない場合はステップ
830でSRAM領域に記憶されているCPU11
0で検出したダイアグコードおよびDMA領域に記憶
されているCPU120、130で検出したダイアグコ
ードをサーチしてその結果を診断装置200に応答す
る。
10で現在コード消去を実行中か否かを検出する。詳細
には、後述するカウンタCNTのカウント値が500m
sec以上か否かで検出する。カウンタCNTのカウン
ト値が500msec以下の場合、即ちコード消去実行
中である場合はステップ820で異常コードなしと言う
情報、即ちコード消去後の情報を診断装置200に応答
する。カウンタCNTのカウント値が500msec以
上の場合、即ちコード消去実行中でない場合はステップ
830でSRAM領域に記憶されているCPU11
0で検出したダイアグコードおよびDMA領域に記憶
されているCPU120、130で検出したダイアグコ
ードをサーチしてその結果を診断装置200に応答す
る。
【0021】次に、制御装置100でのコード消去要求
に対する処理を説明する。図8は診断装置200からの
コード消去要求に対して制御装置100のCPU110
で行う処理を示すフローチャートであり、所定周期(例
えば65msec)毎に起動される。ステップ900で
前回起動から今回起動までの間の診断装置200からの
コード消去要求の有無を検出する。詳細には、診断装置
200からの送信データが図4(2)に示すような構成
で有るか否かにより検出する。
に対する処理を説明する。図8は診断装置200からの
コード消去要求に対して制御装置100のCPU110
で行う処理を示すフローチャートであり、所定周期(例
えば65msec)毎に起動される。ステップ900で
前回起動から今回起動までの間の診断装置200からの
コード消去要求の有無を検出する。詳細には、診断装置
200からの送信データが図4(2)に示すような構成
で有るか否かにより検出する。
【0022】コード消去要求が無い場合はステップ92
0へ進む。コード消去要求が有った場合はステップ91
0でコード消去開始からの経過時間をカウントするカウ
ンタCNTをクリアしステップ920へ進む。ステップ
920でカウンタCNTのカウント値が500msec
以上か否かを検出する。カウンタCNTのカウント値が
500msec以下の場合、即ち他のCPU120、1
30のコード消去が実行中であると判断した場合は、ス
テップ930で低電圧状態であるか否かを検出する。低
電圧状態でない場合はステップ950に進む。低電圧状
態の場合はステップ940でカウンタCNTをクリアし
ステップ950に進む。
0へ進む。コード消去要求が有った場合はステップ91
0でコード消去開始からの経過時間をカウントするカウ
ンタCNTをクリアしステップ920へ進む。ステップ
920でカウンタCNTのカウント値が500msec
以上か否かを検出する。カウンタCNTのカウント値が
500msec以下の場合、即ち他のCPU120、1
30のコード消去が実行中であると判断した場合は、ス
テップ930で低電圧状態であるか否かを検出する。低
電圧状態でない場合はステップ950に進む。低電圧状
態の場合はステップ940でカウンタCNTをクリアし
ステップ950に進む。
【0023】ここで、本実施例では前述のように(図5
参考)低電圧状態の場合はSRAM領域のデータ更
新に誤動作を生じる可能性があるためカウンタCNTを
クリアする。ステップ950でコード消去を実行する。
ステップ960で他のCPU120、130にコード消
去要求を送信し本処理を終了する。詳細にはDMA領域
の所定アドレスにコード消去要求を示すデータを書き
込む。
参考)低電圧状態の場合はSRAM領域のデータ更
新に誤動作を生じる可能性があるためカウンタCNTを
クリアする。ステップ950でコード消去を実行する。
ステップ960で他のCPU120、130にコード消
去要求を送信し本処理を終了する。詳細にはDMA領域
の所定アドレスにコード消去要求を示すデータを書き
込む。
【0024】ステップ920でカウンタCNTのカウン
ト値が500msec以上の場合、即ち他のCPU12
0、130のコード消去が完了したと判断した場合はス
テップ970でDMA領域の所定アドレスに書き込ま
れているコード消去要求をクリアして本処理を終了す
る。図9は前述のカウンタCNTを所定周期(例えば6
5msec)でインクリメントする処理を示すフローチ
ャートである。
ト値が500msec以上の場合、即ち他のCPU12
0、130のコード消去が完了したと判断した場合はス
テップ970でDMA領域の所定アドレスに書き込ま
れているコード消去要求をクリアして本処理を終了す
る。図9は前述のカウンタCNTを所定周期(例えば6
5msec)でインクリメントする処理を示すフローチ
ャートである。
【0025】ステップ1000でカウンタCNTをイン
クリメント(CNT←CNT+1)して本処理を終了す
る。図10はCPU110からのコード消去要求に対し
て他のCPU120、130で行うコード消去処理を示
すフローチャートであり、所定周期(例えば65mse
c)毎に起動される。
クリメント(CNT←CNT+1)して本処理を終了す
る。図10はCPU110からのコード消去要求に対し
て他のCPU120、130で行うコード消去処理を示
すフローチャートであり、所定周期(例えば65mse
c)毎に起動される。
【0026】ステップ1100でコード消去要求の有無
を検出する。詳細にはCPU110から送信されるDM
A領域の所定アドレスの値、すなわち、図8のステップ
960、ステップ970の結果を検出する。なお、コー
ド消去要求が無い場合は本処理を終了する。コード消去
要求がある場合はステップ1110でコード消去を実行
し本処理を終了する。
を検出する。詳細にはCPU110から送信されるDM
A領域の所定アドレスの値、すなわち、図8のステップ
960、ステップ970の結果を検出する。なお、コー
ド消去要求が無い場合は本処理を終了する。コード消去
要求がある場合はステップ1110でコード消去を実行
し本処理を終了する。
【0027】次に、制御装置100のCPU110での
処理を説明する。図11は診断装置200からのRAM
値読出要求に対するCPU110での処理を示すフーチ
ャートであり、所定周期(例えば16msec)毎に起
動される。ステップ1600で既に他のRAM値読出要
求があり、そのデータ入力待ちの状態であるか否かを検
出する。データ入力待ちの状態である場合はステップ1
670へ進む。データ入力待ちの状態で無い場合はステ
ップ1610で診断装置200からのRAM値読出要求
の有無を検出する。詳細には、診断装置200からの送
信データが図4(3)に示すような構成で有るか否かに
より検出する。一方、RAM値読出要求が無い場合は本
処理を終了する。
処理を説明する。図11は診断装置200からのRAM
値読出要求に対するCPU110での処理を示すフーチ
ャートであり、所定周期(例えば16msec)毎に起
動される。ステップ1600で既に他のRAM値読出要
求があり、そのデータ入力待ちの状態であるか否かを検
出する。データ入力待ちの状態である場合はステップ1
670へ進む。データ入力待ちの状態で無い場合はステ
ップ1610で診断装置200からのRAM値読出要求
の有無を検出する。詳細には、診断装置200からの送
信データが図4(3)に示すような構成で有るか否かに
より検出する。一方、RAM値読出要求が無い場合は本
処理を終了する。
【0028】ステップ1610でRAM値読出要求があ
る場合は、ステップ1620でRAM値読出要求の送信
データの対象CPUの番号、要求アドレス値が所定のフ
ォーマットであるか否かを検出する。所定のフォーマッ
トで無い場合は診断装置200からの送信データの異常
と判断して本処理を終了する。所定のフォーマットであ
る場合はステップ1630でRAM値読出要求の対象C
PUの番号が、CPU110に対応する1であるか否か
を検出する。
る場合は、ステップ1620でRAM値読出要求の送信
データの対象CPUの番号、要求アドレス値が所定のフ
ォーマットであるか否かを検出する。所定のフォーマッ
トで無い場合は診断装置200からの送信データの異常
と判断して本処理を終了する。所定のフォーマットであ
る場合はステップ1630でRAM値読出要求の対象C
PUの番号が、CPU110に対応する1であるか否か
を検出する。
【0029】ステップ1630で対象CPUの番号が
1、即ち対象CPUがCPU110である場合はステッ
プ1640に進み、要求されたアドレスのRAM値を送
信バッファにロードして診断装置200に応答する。一
方、ステップ1630で対象CPUの番号が2又は3、
即ち対象CPUがCPU110で無いと判断された場合
はステップ1650,1660でCPU120、130
へのRAM値読出要求を実行する。
1、即ち対象CPUがCPU110である場合はステッ
プ1640に進み、要求されたアドレスのRAM値を送
信バッファにロードして診断装置200に応答する。一
方、ステップ1630で対象CPUの番号が2又は3、
即ち対象CPUがCPU110で無いと判断された場合
はステップ1650,1660でCPU120、130
へのRAM値読出要求を実行する。
【0030】そして、ステップ1670でCPU12
0、130からのRAM値の送信状況をチェックして診
断装置200に応答する(詳細は後述する)。図12は
図11のステップ1670でCPU120、130から
のRAM値の送信状況をチェックして診断装置200に
応答する処理を示すフローチャートである。
0、130からのRAM値の送信状況をチェックして診
断装置200に応答する(詳細は後述する)。図12は
図11のステップ1670でCPU120、130から
のRAM値の送信状況をチェックして診断装置200に
応答する処理を示すフローチャートである。
【0031】ステップ1700で今回制御装置200に
応答するタイミングか否かを検出する。詳細には、CP
U110からCPU120又はCPU130に要求した
アドレス値と、CPU120又はCPU130からCP
U110へ送信されたアドレス値とが一致したタイミン
グでセットされるフラグXA4ANSの状態により検出
する。
応答するタイミングか否かを検出する。詳細には、CP
U110からCPU120又はCPU130に要求した
アドレス値と、CPU120又はCPU130からCP
U110へ送信されたアドレス値とが一致したタイミン
グでセットされるフラグXA4ANSの状態により検出
する。
【0032】フラグXA4ANS=0、即ち今回制御装
置200に応答するタイミングで無い場合は、ステップ
1710において、要求したアドレス値と送信されたア
ドレス値とをチェックする。続くステップ1720で要
求したアドレス値と送信されたアドレス値とが一致して
いるか否かを検出する。一致していない場合はステップ
1770へ進む。一致している場合はステップ1730
で前述のフラグXA4ANSをセットする。
置200に応答するタイミングで無い場合は、ステップ
1710において、要求したアドレス値と送信されたア
ドレス値とをチェックする。続くステップ1720で要
求したアドレス値と送信されたアドレス値とが一致して
いるか否かを検出する。一致していない場合はステップ
1770へ進む。一致している場合はステップ1730
で前述のフラグXA4ANSをセットする。
【0033】ステップ1700でフラグXA4ANS=
1、即ち要求したアドレス値と送信されたアドレス値と
が一致してから所定期間(例えば16msec)経過し
ていて今回制御装置200に応答するタイミングである
場合は、ステップ1740〜1770の応答処理を実行
し、まず、ステップ1740で、対象CPUからの受信
したRAM値を送信バッファにロードする。次に、ステ
ップ1750でDMA領域の要求アドレス送信領域を
クリアする。そして、ステップ1760で診断装置20
0に送信バッファのデータを応答し、ステップ1770
に進む。
1、即ち要求したアドレス値と送信されたアドレス値と
が一致してから所定期間(例えば16msec)経過し
ていて今回制御装置200に応答するタイミングである
場合は、ステップ1740〜1770の応答処理を実行
し、まず、ステップ1740で、対象CPUからの受信
したRAM値を送信バッファにロードする。次に、ステ
ップ1750でDMA領域の要求アドレス送信領域を
クリアする。そして、ステップ1760で診断装置20
0に送信バッファのデータを応答し、ステップ1770
に進む。
【0034】ステップ1770でフラグXA4ANSを
リセットし本処理を終了する。さらに、制御装置100
のCPU120、130での処理を説明する。図13は
診断装置200からのRAM値読出要求に対するCPU
120、130での処理を示すフローチャートであり、
所定周期(例えば16msec)毎に起動される。な
お、CPU120、130では同じ処理が実行される。
リセットし本処理を終了する。さらに、制御装置100
のCPU120、130での処理を説明する。図13は
診断装置200からのRAM値読出要求に対するCPU
120、130での処理を示すフローチャートであり、
所定周期(例えば16msec)毎に起動される。な
お、CPU120、130では同じ処理が実行される。
【0035】ステップ1800でRAM値読出要求の有
無を検出する。詳細には、DMA領域の所定のアドレ
スにRAM値読出要求を示す要求アドレスがCPU11
0から送信されているか否かにより検出する。なお、要
求アドレスが$0000の時RAM値読出要求無しと判
断する。そして、要求アドレスが$0000、即ちRA
M値読出要求が無い場合は本処理を終了する。
無を検出する。詳細には、DMA領域の所定のアドレ
スにRAM値読出要求を示す要求アドレスがCPU11
0から送信されているか否かにより検出する。なお、要
求アドレスが$0000の時RAM値読出要求無しと判
断する。そして、要求アドレスが$0000、即ちRA
M値読出要求が無い場合は本処理を終了する。
【0036】要求アドレスが$0000以外の場合、即
ちRAM値読出要求が有る場合はステップ1810、1
820でCPU110への送信処理を行う。図14はR
AM値読出要求に対するCPU110への送信を行うD
MA領域の割りつけを示す。この割りつけでは、DM
Aにより所定周期(例えば4msec)毎にアドレス
(H)、アドレス(L)、データ(H)、データ(L)
の順でCPU110に送信される。なお、(H)は16
ビットデータの上位8ビットを示し、(L)は16ビッ
トデータの下位8ビットを示す。
ちRAM値読出要求が有る場合はステップ1810、1
820でCPU110への送信処理を行う。図14はR
AM値読出要求に対するCPU110への送信を行うD
MA領域の割りつけを示す。この割りつけでは、DM
Aにより所定周期(例えば4msec)毎にアドレス
(H)、アドレス(L)、データ(H)、データ(L)
の順でCPU110に送信される。なお、(H)は16
ビットデータの上位8ビットを示し、(L)は16ビッ
トデータの下位8ビットを示す。
【0037】ステップ1810で要求アドレスのRAM
値をDMA領域に書き込む。即ち、データ(H)、デ
ータ(L)を書き込む。ステップ1820で要求アドレ
ス値をDMA領域に書き込む。即ち、アドレス
(H)、アドレス(L)を書き込み本処理を終了する。
次に、各CPU110、120、130でのDMA通信
に関する処理を説明する。
値をDMA領域に書き込む。即ち、データ(H)、デ
ータ(L)を書き込む。ステップ1820で要求アドレ
ス値をDMA領域に書き込む。即ち、アドレス
(H)、アドレス(L)を書き込み本処理を終了する。
次に、各CPU110、120、130でのDMA通信
に関する処理を説明する。
【0038】図15は各CPU110、120、130
で実行されるDMA通信に関するソフトウェアでの処理
を示すフローチャートであり、所定周期(例えば4ms
ec)毎に起動される。ステップ1900で、DMA通
信の起動処理を行い本処理を終了する。詳細には、DM
A領域の先頭アドレスをDMA通信のポインタに設定
する。
で実行されるDMA通信に関するソフトウェアでの処理
を示すフローチャートであり、所定周期(例えば4ms
ec)毎に起動される。ステップ1900で、DMA通
信の起動処理を行い本処理を終了する。詳細には、DM
A領域の先頭アドレスをDMA通信のポインタに設定
する。
【0039】実際のDMA通信においてソフトウェアが
関与する部分はDMA通信を起動するのみで、起動後は
ハードウェアによりDMA領域のデータを順次他のC
PUに送信する。以上説明したように、上記実施例で
は、RAM値読出要求時において、図11のステップ1
600で、既にCPU110以外の他のCPU120、
130のRAM値読出要求があると検出される場合、図
12の処理へ進む。そして、図12のステップ1710
〜1730において、CPU110からCPU120ま
たはCPU130への要求アドレス値と、CPU120
またはCPU130からCPU110への送信アドレス
値との一致がチェックされ、両アドレス値の一致が検出
されるとフラグXA4ANSがセットされる。そして、
このフラグがセットされてから所定期間後(16m
s)、ステップ1740〜ステップ1760において診
断装置200へ要求アドレスに対応したRAM値が応答
される。このため、診断装置への誤情報を応答すること
を確実に防止することができる。
関与する部分はDMA通信を起動するのみで、起動後は
ハードウェアによりDMA領域のデータを順次他のC
PUに送信する。以上説明したように、上記実施例で
は、RAM値読出要求時において、図11のステップ1
600で、既にCPU110以外の他のCPU120、
130のRAM値読出要求があると検出される場合、図
12の処理へ進む。そして、図12のステップ1710
〜1730において、CPU110からCPU120ま
たはCPU130への要求アドレス値と、CPU120
またはCPU130からCPU110への送信アドレス
値との一致がチェックされ、両アドレス値の一致が検出
されるとフラグXA4ANSがセットされる。そして、
このフラグがセットされてから所定期間後(16m
s)、ステップ1740〜ステップ1760において診
断装置200へ要求アドレスに対応したRAM値が応答
される。このため、診断装置への誤情報を応答すること
を確実に防止することができる。
【0040】また、上記実施例では、図7のステップ8
10〜830に示す様に、コード読出要求時にコード消
去実行中である場合はSRAMから異常コードをサーチ
してその結果を診断装置に送信するのではなく、コード
消去後のデータ(異常コードなし)を診断装置に送信す
る。したがって、コード読出要求時にコード消去実行中
である場合に消去前のデータを診断装置に送信すること
を防止できる。このため、診断装置へ誤情報が送信され
ることを防止することができる。
10〜830に示す様に、コード読出要求時にコード消
去実行中である場合はSRAMから異常コードをサーチ
してその結果を診断装置に送信するのではなく、コード
消去後のデータ(異常コードなし)を診断装置に送信す
る。したがって、コード読出要求時にコード消去実行中
である場合に消去前のデータを診断装置に送信すること
を防止できる。このため、診断装置へ誤情報が送信され
ることを防止することができる。
【0041】
【発明の効果】以上に述べた本発明の車両用診断システ
ムの構成および作用によると、応答手段は、第2ダイレ
クト・メモリ・アクセス領域に書込まれたアドレス値が
所望アドレス値と一致してから所定期間後に第2ダイレ
クト・メモリ・アクセス領域に書込まれた制御情報を診
断装置に応答する。したがって、第1、第2ダイレクト
・メモリ・アクセス領域に書込まれるアドレス値がとも
に一致したとき、そのアドレス値に対応した制御情報を
確実に診断装置に送信することができるため、診断装置
へ誤情報が送信されることを防止できる。
ムの構成および作用によると、応答手段は、第2ダイレ
クト・メモリ・アクセス領域に書込まれたアドレス値が
所望アドレス値と一致してから所定期間後に第2ダイレ
クト・メモリ・アクセス領域に書込まれた制御情報を診
断装置に応答する。したがって、第1、第2ダイレクト
・メモリ・アクセス領域に書込まれるアドレス値がとも
に一致したとき、そのアドレス値に対応した制御情報を
確実に診断装置に送信することができるため、診断装置
へ誤情報が送信されることを防止できる。
【図1】本実施例の車両用診断システムの構成図であ
る。
る。
【図2】各CPUのRAMの構成図である。
【図3】診断装置での処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】各種要求に対する送信データを示す図である。
【図5】異常に応じたダイアグコードをスタンバイRA
M領域へ記憶する処理を示すフローチャートである。
M領域へ記憶する処理を示すフローチャートである。
【図6】水温センサの異常検出処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】コード読出要求に対してCPU110が行う処
理を示すフローチャートである。
理を示すフローチャートである。
【図8】コード消去要求に対してCPU110が行う処
理を示すフローチャートである。
理を示すフローチャートである。
【図9】カウンタCNTを所定周期でインクリメントす
る処理を示すフローチャートである。
る処理を示すフローチャートである。
【図10】CPU110からのコード消去要求に対して
他のCPU120、130で行うコード消去処理を示す
フローチャートである。
他のCPU120、130で行うコード消去処理を示す
フローチャートである。
【図11】診断装置からのRAM値読出要求に対するC
PU110での処理を示すフーチャートである。
PU110での処理を示すフーチャートである。
【図12】CPU120、130からのRAM値の送信
状況をチェックして診断装置に応答する処理を示すフロ
ーチャートである。
状況をチェックして診断装置に応答する処理を示すフロ
ーチャートである。
【図13】診断装置からのRAM値読出要求に対するC
PU120、130での処理を示すフローチャートであ
る。
PU120、130での処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】RAM値読出要求に対するCPU110への
送信を行うDMA領域の割りつけを示す図である。
送信を行うDMA領域の割りつけを示す図である。
【図15】CPU110、120、130で実行される
DMA通信に関するソフトウェアでの処理を示すフロー
チャートである。
DMA通信に関するソフトウェアでの処理を示すフロー
チャートである。
100 制御装置 110 CPU 120 CPU 130 CPU 200 診断装置 300 バス
Claims (1)
- 【請求項1】 車両情報に基づいて車両の制御量を演算
するCPUと制御情報を記憶するRAMとを有する複数
の制御手段を有し、これらの各制御手段はダイレクト・
メモリ・アクセスによりデータの送・受信が可能なよう
に接続された制御装置と、 この制御装置と接続可能であり、前記RAMに記憶され
ている所望アドレス制御情報の読出しを要求する読出要
求手段を有する診断装置とを備えた車両用診断システム
において、 前記読出要求手段からの制御情報の読出要求に対応する
前記所望アドレスを第1ダイレクト・メモリ・アクセス
領域に書込む読出要求アドレス書込手段と、 前記第1ダイレクト・メモリ・アクセス領域に書込まれ
た前記所望アドレスに対応する制御情報とアドレス値と
を第2ダイレクト・メモリ・アクセス領域に書込む読出
情報書込手段と、 前記第2ダイレクト・メモリ・アクセス領域に書込まれ
たアドレス値が前記所望アドレス値と一致してから所定
期間後に前記2ダイレクト・メモリ・アクセス領域に書
込まれた制御情報を前記診断装置に応答する応答手段と
を備えることを特徴とする車両用診断システム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5156810A JPH0735648A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 車両用診断システム |
EP94109029A EP0631213B1 (en) | 1993-06-17 | 1994-06-13 | Vehicle diagnosis system |
DE69428633T DE69428633T2 (de) | 1993-06-17 | 1994-06-13 | Fahrzeugsdiagnosesystem |
US08/260,408 US5479347A (en) | 1993-06-17 | 1994-06-14 | Vehicle diagnosis system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5156810A JPH0735648A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 車両用診断システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735648A true JPH0735648A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=15635829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5156810A Pending JPH0735648A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-28 | 車両用診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735648A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013032754A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Keihin Corp | 自動二輪車のトラクション制御装置 |
JP2016043785A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 本田技研工業株式会社 | 車両用制御装置 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP5156810A patent/JPH0735648A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013032754A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Keihin Corp | 自動二輪車のトラクション制御装置 |
JP2016043785A (ja) * | 2014-08-22 | 2016-04-04 | 本田技研工業株式会社 | 車両用制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3430579B2 (ja) | 車両用通信システムの異常検出装置 | |
US5479347A (en) | Vehicle diagnosis system | |
JP3138709B2 (ja) | 車両用電子制御装置の自己故障診断方法及び装置 | |
JPH03290711A (ja) | 車両用電子制御装置 | |
JP2000020407A (ja) | 電子制御装置 | |
US20210065478A1 (en) | Electronic control unit and non-transitory computer readable medium storing session establishment program | |
JP3203884B2 (ja) | 車両用診断システム | |
JPH0735648A (ja) | 車両用診断システム | |
JP4422076B2 (ja) | データ処理装置、電子制御ユニット、ならびに自動車 | |
JP3296043B2 (ja) | 車両用電子制御装置 | |
US20050138236A1 (en) | Direct memory access control device and method for automatically updating data transmisson size from peripheral | |
CN117811939B (zh) | 一种基于1553b总线的远程终端仿真方法 | |
JPH1196082A (ja) | 車両用メモリ書換え装置 | |
JPH10269148A (ja) | 回路構成要素診断装置 | |
JP2001216207A (ja) | Dma診断装置及びそれに用いるdma診断方法 | |
JP3324148B2 (ja) | バックアップメモリの検査装置 | |
JP3036449B2 (ja) | メモリ診断装置 | |
JP2804031B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JPH09252267A (ja) | 車両用電子制御装置 | |
CN117950687A (zh) | 控制器刷写方法、装置、设备及存储介质 | |
JP3012402B2 (ja) | 情報処理システム | |
CN117742763A (zh) | Ecu固件升级方法、装置、系统、汽车及存储介质 | |
JPH0217555A (ja) | メモリ診断方式 | |
JPH05204775A (ja) | ローカルメモリ診断装置 | |
JPH01232454A (ja) | アドレスバス試験方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030603 |