JPH0735612Y2 - 小波板変形製品の補正装置 - Google Patents

小波板変形製品の補正装置

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JPH0735612Y2
JPH0735612Y2 JP2471990U JP2471990U JPH0735612Y2 JP H0735612 Y2 JPH0735612 Y2 JP H0735612Y2 JP 2471990 U JP2471990 U JP 2471990U JP 2471990 U JP2471990 U JP 2471990U JP H0735612 Y2 JPH0735612 Y2 JP H0735612Y2
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rollers
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Inventor
猛 小山田
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城東機械製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、薄板鋼板を波形に加工した小波板変形製品の
補正装置に関し、特に、フォーミングローラによって裏
打材貼着小波板の加工を行った場合に生じる反り返り状
態、いわゆる海老反り状変形を補正する小波板変形製品
の補正装置に関する。
従来の技術 屋根葺き及び外壁張り等に使用する建築材の小波板は、
薄板鋼板を主材料としてフォーミングローラにて加工を
行っている。この小波板は、通常薄板鋼板だけの加工が
主であるが、使用目的によって、又は地域によっては、
結露防止や断熱効果を目的として、発泡ポリエチレン等
の裏打材を薄板鋼板に貼着してフォーミングローラ加工
を行う場合もあった。そしてこのような場合であって
も、裏打材貼着薄板鋼板を通常のフォーミングローラに
通過させて、第10図(イ)に示されるような小波板製品
を作成させていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の方法によれば、裏打材貼着薄板
鋼板を、通常のフォーミングローラに通過させるため、
第10図(イ)に示されるような反り返った状態、いわゆ
る海老反り状の変形が生じていた。この変形を防止する
ためには、ローラ間のクリアランスを調整すれば良いの
であるが、ローラの段数が多数ある上に、調整も1/10ミ
リ〜5/100ミリ単位で行わなければならない。又、調整
後の試運転に材料を使用しなければならず、時間的及び
材料的ロスが多いため実際には行われず、海老反り状に
変形した小波板を現場で調整しながら施工しているのが
現状である。即ち、変形した小波板の一端を一人が押さ
えて、もう一人が変形した他の部分を強く押さえて釘を
打ち付けなければならなかった。従って、施工時間が掛
かる上に人手も必要であり、経済的にも費用が掛かると
いう問題点があった。
本考案は、上記問題点を解決するために提案されたもの
である。そして本考案の目的は、フォーミングローラの
調整を行うことなく、海老反り状の変形小波板製品の補
正ができ、従って施工を容易にし、時間や人件費等の削
減を可能とする小波板変形製品の補正装置を提供するこ
とである。
課題を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために次のような手段を
採った。即ち、 架台と、該架台上両側にフォーミングローラで加工され
た裏打材貼着変形小波板の送り方向と平行に立設された
枠体と、前記架台前方に水平方向に突出して設けられ、
前記変形小波板を載置する前部テーブルと、前記枠体前
方部に前記変形小波板の流れ方向に直交する波形が形成
されると共に波形の一部に流れ方向と平行な矯正部が形
成された上下2段のローラから成り、前記変形小波板を
挟み込んで互いに反対方向に回転させて送り出し、変形
小波板の谷部に矯正溝を形成して変形小波板の変形を矯
正する複数の矯正手段と、前記枠体後方に前記矯正手段
と並行して設けられ、前記小波板の正常な波形に形成さ
れると共に回転かつ昇降自在な上下2段のローラから成
り、前記矯正手段で矯正された変形小波板を挟み込んで
送りながら変形小波板の矯正溝を除去し正常な小波板に
修復する修正手段と、前記架台上から矯正手段及び修正
手段とにわたって設けられ、該矯正手段及び修正手段の
それぞれの上下2段のローラを回転駆動させる駆動手段
と、前記枠体に設けられると共に前記修正手段に連結さ
れ、該修正手段の上下2段のローラを昇降させて上下2
段のローラのクリアランスを調整する昇降駆動手段と、
前記枠体後部に水平方向に突設され、前記修正手段で修
正され送られてくる修正小波板を受け取る製品受テーブ
ルと、前記枠体後方上部に設けられ、前記修正手段で修
正され送られてくる修正小波板の両端寸法を検知して前
記昇降駆動手段に指令を出す検知手段と、前記前部テー
ブル側方に設けられ、前記矯正手段,修正手段,駆動手
段及び昇降駆動手段の制御を行う制御手段とから成るこ
とを特徴とする小波板変形製品の補正装置とした。
又、前記矯正手段の矯正部は上下2段のローラに形成さ
れた凸リブと凹溝とで構成した。
作用 フォーミングローラで加工された裏打材貼着変形小波板
は前部テーブル上に送られ、海老反り状の変形部両端を
前部テーブル上の押さえローラで押さえられ、ガイド部
にガイドされながら最初の矯正手段に送られる。駆動手
段のモータを駆動させ、矯正手段と修正手段との上下2
段のローラを駆動させると、変形小波板をはさみ込んで
回転する。矯正手段の上下ローラには、凸リブと凹溝と
から成る矯正部が設けられているので、この矯正部によ
って変形小波板の谷部に矯正溝が形成される。
変形小波板は前後の矯正手段を通過した後、並列して設
けられた修正手段に送り込まれる。そしてこの修正手段
では、矯正手段で形成された矯正溝が除去されて正常な
小波板となる。修正手段で修正された正常な小波板は製
品受テーブルに送られる。小波板が製品受テーブルに送
られる際に、検知手段が小波板の両端寸法を検知して昇
降駆動手段に指令を出し、修正手段の上下2段の修正ロ
ール間を常に調整している。これら矯正手段,修正手段
を駆動させる駆動手段や昇降駆動手段及び検知手段等
は、すべて制御手段で制御される。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、第1図ないし第3図において裏打材貼着変形小波
板変形製品の補正装置全体の説明をする。裏打材貼着変
形小波板(以下単に変形小波板という)の補正装置A
は、架台1,枠体2,前部テーブル3,矯正手段4,修正手段6,
駆動手段7,昇降駆動手段8,製品受テーブル9,検知手段10
及び制御手段11等を主要素として構成されている。
フォーミングローラで加工された海老反り状の変形小波
板100は、前部テーブル3上に載せられ、前部テーブル
3上の押さえローラ34に押さえられ、ガイド定規32,32
にガイドされて前部の矯正手段4に送り込まれる。前部
の矯正手段4aの上下の矯正ローラ40c,48aの相反する方
向への回転と、上下の矯正ローラ40c,48aに設けられた
凸リブ40bと凹溝40aとによって変形小波板100には矯正
溝(以下、V溝という)54が形成され、反り返りが矯正
される。
引き続き変形小波板100は後部の矯正手段4bに送り込ま
れ、完全に矯正される。
完全に矯正された変形小波板100は、そのままでは製品
として使用されないので、V溝を消去するために修正手
段6に送り込まれる。
修正手段6の上下2段の修正ローラ40d,48dは、正常な
小波板の波形に形成されていて、修正ローラ40d,48dを
回転させて、矯正された変形小波板100のV溝54を除去
して、完全な小波板製品とする。完全な小波板製品は製
品受テーブル9に送られる。
次に、それぞれの構成について更に詳細に述べる。
前記架台1は、第1図及び第2図に示されるようにH形
鋼を構築して構成されており、床面Fにアジャスタボル
ト16によって傾斜の調整可能に設けられる。
この架台1上両側には、ベースプレート20を介して小波
板の流れ方向と平行に枠体2,2が立設されている。
又、前記架台1と枠体2,2の前方に突出して前部テーブ
ル3が設けられている。この前部テーブル3は、取り付
け板30とリブ31とによって支持されている。前部テーブ
ル3上両側には、変形小波板100の流れ方向と平行に2
本の製品ガイド定規32,32が設けられる。そして、この
製品ガイド定規32,32上に軸受33,33を介して、変形製品
押さえローラ34が回転自在に設けられている。
次に、矯正手段について説明する。
矯正手段4は、第1図,第2図,第4図及び第5図に示
されるように、前部矯正手段4aと後部矯正手段4bとの2
段から構成されているが、構造的には同一であるので説
明は一つの矯正手段だけとする。
この矯正手段4は、上・下シャフト42,49と、上段矯正
ローラ40c,下段矯正ローラ48aと、上部軸受吊りボルト4
5,45と、レベル調整ボルト58,58と、固定バー55,55と等
を主要素にして構成されている。
まず、上・下段の矯正ローラ40c,48aの構造について述
べる。ローラ部の構造に関しては、この矯正手段4と後
述する修正手段6とは、凸リブ40bと凹溝40aとが矯正手
段4に設けられているだけの違いであり、構造的には同
一なので、両者をまとめて説明する。
まず、正常な小波板の波形に形成された上ロール駒40
が、スピルキー41によって上シャフト42に固定されてい
る。
この上ロール駒40両端は、割カラー43,43で左右の動き
を規制されている。又、上シャフト42の両端には上部軸
受44,44が嵌挿され、上シャフト42,上ロール駒40は回転
自在となっている。この上部軸受44,44は、第5図に示
されるような上部軸受吊りボルト45,45と連結されてい
る。上シャフト42の一端には、キー46を介して上下駆動
伝達ギヤ47が装着されている。
前記上ロール駒40に対応して形成された下ロール駒48
が、スピルキー41によって下シャフト49に固定されてい
る。そして、上述した上ロール駒40と同様、下ロール駒
48両端は割カラー43,43で固定され、下シャフト49両端
は下部軸受50,50で回転自在に支持されている。又、下
シャフト49一端には、キー46aを介してスプロケットホ
イル51と、前記上下駆動伝達ギヤ47と噛合する上下駆動
伝達ギヤ47aとが固定されている。
以上のようなローラ部の基本に対して、矯正手段4のロ
ーラ部は、第1図,第4図及び第5図に示されるような
矯正部5aが形成されたものである。すなわち、上ロール
駒40の山部に凹溝40aが形成され、この山部に対応する
下ロール駒48の谷部には凸形リブ40bが形成されてお
り、この凸形リブ40bと凹溝40aとが矯正部5aとなってい
る。そして、この凹溝40aが形成された上ロール駒40が
矯正ローラ上段40cであり、凸形リブ40bが形成された下
ロール駒48が矯正ローラ下段48aとなる。
ここで、第11図に基づいて矯正の原理を述べる。
点線で示される半円Tの底部に、オス型・メス型の金型
52,53によってV溝54を設ける。このV溝54を設けるこ
とで、点線の半円Tの直径W1を実線の半円Sの直径W2
拡げる。そうすることで、反り返った点線の半円を水平
状態に近づけようとすることである。矯正手段4による
変形小波板の変形矯正は以上の原理に基づいたものであ
る。すなわち、第10図(イ)に示される海老反り状の変
形小波板100の変形が矯正され、第10図(ロ)に示され
るような水平状の矯正小波板101となる。
前記矯正ローラ上段40cは、上シャフト42を介して両端
の上部軸受44,44に回転自在に支持されており、この上
部軸受44,44は、それぞれ上部軸受吊りボルト45,45によ
って固定バー55,55に連結されている。そして、この固
定バー55,55は、架台1両側に立設された枠体2,2に取り
付けボルト・ナット56によってそれぞれ取り付けられて
いる。前記上部軸受吊りボルト45,45は、固定バー55,55
を貫通して設けられ、上部軸受吊りボルト45,45に螺合
された調整ナット57によって、固定バー55,55との間で
上下調整可能となっている。なお、57は上部軸受44,44
との間での調整ナットである。
前記矯正ローラ下段48aは、下シャフト49両端の下部軸
受50,50に回転自在に支持されており、この下部軸受50,
50は、それぞれレベル調整ボルト58,58に連結されてい
る。そして、このレベル調整ボルト58,58は、架台1上
両側に敷設されたベースプレート20上に固定される。従
って、矯正ローラ下段48aも上下動調整可能となってい
る。なお59は、ロックナットである。
前記上部軸受44,44と下部軸受50,50とはスプリング60,6
0で連結されており、変形小波板100が矯正ローラ上段40
cと下段48aとの隙間を通過する際、矯正ローラ上,下段
40c,48aが多少アジャスタブルになるように構成されて
いる。47,47は上,下段駆動伝達ギヤであり、61は前部
・後部ローラ駆動伝達チェーンである。
次に修正手段について説明する。
修正手段6は、第1図,第2図,第3図,第6図及び第
7図に示されるように、上・下シャフト42a,49aにそれ
ぞれ装着された上段・下段修正ローラ40d,48dと、昇降
用ボルト64,64と、レベル調整ボルト58,58と、固定バー
55,55等を主要素として構成されている。
前記上段・下段修正ローラ40d,48dは、第8図を基にし
て前述したように、正常な小波板の波形に成形された上
・下ロール駒40,48がすなわち、上段・下段修正ローラ4
0d,48dとなる。この上段修正ローラ40d及び下段修正ロ
ーラ48dは、両端を前記矯正手段4と同様、それぞれ上
部軸受44,44及び下部軸受51,51によって回転自在に支持
されており、上部軸受44,44は、昇降用ボルト64,64によ
って固定バー55,55に連結されている。
又、下部軸受51,51も前記矯正手段4と同様、レベル調
整ボルト58によって上下調整可能に設けられており、上
・下段修正ロール40d,48d間もスプリング60,60で連結さ
れている。この構成は前述した矯正手段4と同一なの
で、詳細な説明は省略する。
このような修正手段6においては、前記矯正手段4で矯
正された矯正小波板が上・下段修正ローラ40d,48dの隙
間を通過する際に、矯正小波板のV溝54が上・下段修正
ローラ40d,48dに挟み込まれて消去され、正常な小波板
製品となる。
次に、第2図及び第7図に基づいて駆動手段を説明す
る。
駆動手段7は、駆動モータ70と、ローラ駆動チェン71
と、前後ローラ駆動伝達チェン72,72と、上下ローラ駆
動伝達チェン73等を主要素として構成される。
まず、駆動モータ70が架台1下方に設けられたベース74
上に固定されている。この駆動モータ70の主軸にはスプ
ロケットが取り付けられ、このスプロケットと前記修正
手段6の下シャフト49aに装着されたスプロケット51と
にわたってローラ駆動チェン71が張設されている。そし
て、修正手段6の下シャフト49aと矯正手段4の後部側
の下シャフト49との間及び、前後の矯正手段4の下シャ
フト49,49との間にわたって、それぞれのスプロケット
を介して、前後ローラ駆動チェン72,72が張設されてい
る。又、前後の矯正手段4及び修正手段6の上・下段ロ
ーラには、それぞれ上・下段伝達ギヤ72が設けられ噛合
している。
従って、駆動モータ70を駆動させると、ローラ駆動チェ
ン71を介して修正手段6の下段修正ローラ48dが回転駆
動し、2本の前後ローラ駆動チェン72,72を介して前後
の矯正手段4の下段矯正ローラ48aが回転駆動する。同
時に、矯正・修正手段4,6のそれぞれの下段ローラの回
転駆動につれて、上・下段伝達ギヤ47,47を介してそれ
ぞれの上段ローラも回転駆動することになる。
次に、第1図,第6図,第7図及び第9図に基づいて、
昇降手段について説明する。
昇降手段8は、昇降駆動モータ80と、モータ駆動伝達ギ
ヤ81と、ウオームホイル82,82と、ウオームギヤ83,83
と、昇降用ボルト64,64と等を主要素として構成されて
いる。
まず、修正手段6の上シャフト42a両端に装着された上
部軸受44,44に連結された昇降用ボルト64,64が、内径タ
ップボルト84,84を介して軸受取付板85,85に設けられて
いる。この軸受取付板85,85は、架台1両側の枠体2,2上
に固定されている。前記内径タップボルト84は軸受取付
板85,85を挟んで、スラスト軸受86,86に支持されると共
にその上部には、取付ボルト87によってウオームギヤ8
3,83が取り付けられている。なお、88はアダプタナット
であり、90は座金である。
このウオームギヤ83,83には、それぞれウオームホイル8
2,82が噛合している。そして、このウオームホイル82,8
2は、前記軸受取付板85,85上に設けられた軸受90,90間
に回転自在に支持されたウオームシャフト91に装着され
ている。一方の軸受取付板85上には、昇降駆動モータ80
が設けられており、この昇降駆動モータ主軸に装着され
たモータ駆動伝達ギヤ81が、前記ウオームシャフト91に
装着されたモータ駆動伝達ギヤ81aと噛合することで、
昇降駆動モータ80の駆動をウオームギヤ83等に伝達して
いる。
従って、昇降駆動モータ80を駆動させると、モータ駆動
伝達ギヤ81,81aを介して、ウオームシャフト91及びウオ
ームホイル82,82が回転する。ウオームホイル82,82の回
転はウオームギヤ83,83の回転となり、ウオームギヤ83,
83が回転することにより結局昇降用ボルト64,64が昇降
することになる。こうして、修正手段6の上段ローラ40
dが昇降可能となっている。
次に、第1図ないし第3図に基づいて製品受テーブル,
検知手段及び制御手段を説明する。
まず、製品受テーブル9は修正手段6の後方に、前記架
台1両側の枠体2,2間にわたって設けられている。この
製品受テーブル9は、前記前部テーブル3と同一高さ位
置に配置され、修正手段6で修正された完全な小波板製
品の出口であり、受け取り部でもある。
この製品受テーブル9の上方部には検知手段10が設けら
れる。即ち、検知手段10は、架台1両側の枠体2,2間に
わたって設けられた取付バー16と、この取付バー16から
前方に突出して取り付けられたセンサ取付スタンド17,1
7と、このセンサ取付スタンド17,17に装着されたセンサ
18,18とで構成されている。センサ18,18は修正された小
波板製品の幅と同程度の間隔に2個取り付けられてお
り、送られてくる小波板製品の両端寸法を検知するもの
である。
前記制御手段11は、前記前部テーブル3側方に設けられ
ており、前記駆動手段7の駆動モータ70の起動・停止
や、検知手段10からの信号を受けて、昇降手段8の昇降
モータ80の起動・停止等の制御を行うものである。
以上のような構成の装置Aは、小波板用フォーミングロ
ーラの後段に直接連結し、フォーミングローラと一体形
としておいて必要に応じて使用するようにすれば能率的
である。
以上のような構成の本実施例の動作を説明する。
まず、駆動手段7の駆動モータ70を駆動させ、修正手段
6及び矯正手段4の上・下段ローラを回転駆動させてお
く。フォーミングローラで加工された変形小波板100が
前部テーブル3に送られてくると、この変形小波板100
は、変形押さえローラ34によって海老反り状の変形を押
さえられる。そして、両側のガイド定規32,32に案内さ
れて前部の矯正手段4aに送り込まれる。相互に反対方向
に回転駆動している矯正手段4の上・下段ローラ40c,48
a間の隙間に送り込まれた変形小波板100は、上・下段ロ
ーラ40c,48aの凸リブ40bと凹溝40aとによって、波形の
谷部にV溝54が形成される。変形小波板は、前部の矯正
手段4aから引き続いて後部の矯正手段4bに送られ、2段
の矯正手段4a,4bで完全に変形が矯正される。
しかし、この矯正された小波板谷部にはV溝54が形成さ
れているので、V溝54を消去するために修正手段6に送
られる。修正手段6に送られた矯正小波板101は、正常
な小波板の波形に形成された上・下段ローラ40d,48dに
よってV溝54が消去されて、製品受テーブル9に送り出
される。そして、この時検知手段10のセンサ18,18によ
って、修正小波板102の両端寸法が検知される。両端寸
法が所定寸法の範囲内に収まらない時は、制御手段11か
らの指令で昇降手段8の昇降モータ80を駆動させ、修正
手段6の上段ローラ40dの昇降を行わせ、上・下段ロー
ラ40d,48dのクリアランスを調整させる。
このように本実施例によれば、フォーミングローラで加
工された変形小波板は、矯正手段と修正手段とによって
完全に変形を修正されて製品受テーブルに送られてく
る。この製品は、そのまま使用することができるので、
施工に際して楽であり、施工能率が向上する。
考案の効果 本考案は、以上説明したとおりに構成されているので次
のような効果を生じる。すなわち、フォーミングローラ
で加工された変形小波板は、矯正及び修正手段とを通過
するだけで完全な形状をしたものとなる。従って、多く
の時間と労力とを費やして行ってきた施工や、フォーミ
ングローラの調整を行うことなく、誰でも簡単に変形を
修正することができ、施工能率も向上する小波板変形製
品の補正装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は、本考案の小波板変形製品の補正
装置の一実施例をそれぞれ示し、第1図は全体側面図、
第2図は全体平面図、第3図は全体後面図、第4図は矯
正手段平面図、第5図は同後面図、第6図は修正手段平
面図、第7図は同後面図、第8図は矯正及び修正手段の
ローラ部詳細図、第9図は昇降手段の昇降部詳細図、第
10図は各種小波板製品図を示し、同図(イ)は変形小波
板図、同図(ロ)は矯正小波板図、同図(ハ)は修正小
波板図、第11図は矯正ローラの原理図を示す。 A……小波板変形製品の補正装置、1……架台、2……
枠体、3……前部テーブル、4……矯正手段、6……修
正手段、7……駆動手段、8……昇降手段、9……製品
受テーブル、10……検知手段、11……制御手段、100…
…変形小波板、101……矯正小波板、102……修正小波
板。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架台と、該架台上両側にフォーミングロー
    ラで加工された裏打材貼着変形小波板の送り方向と平行
    に立設された枠体と、前記架台前方に水平方向に突出し
    て設けられ、前記変形小波板を載置する前部テーブル
    と、前記枠体前方部に前記変形小波板の流れ方向に直交
    する波形が形成されると共に波形の一部に流れ方向と平
    行な矯正部が形成された上下2段のローラから成り、前
    記変形小波板を挟み込んで互いに反対方向に回転させて
    送り出し変形小波板の変形を矯正する複数の矯正手段
    と、前記枠体後方に前記矯正手段と並行して設けられ、
    前記小波板の正常な波形に形成されると共に回転かつ昇
    降自在な上下2段のローラから成り、前記矯正手段で矯
    正された変形小波板を挟み込んで送りながら変形小波板
    の矯正溝を除去し正常な小波板に修復する修正手段と、
    前記架台上から矯正手段及び修正手段とにわたって設け
    られ、該矯正手段及び修正手段のそれぞれの上下2段の
    ローラを回転駆動させる駆動手段と、前記枠体に設けら
    れると共に前記修正手段に連結され、該修正手段の上下
    2段のローラを昇降させて上下2段のローラのクリアラ
    ンスを調整する昇降駆動手段と、前記枠体後部に水平方
    向に突設され、前記修正手段で修正され送られてくる修
    正小波板を受け取る製品受テーブルと、前記枠体後方上
    部に設けられ、前記修正手段で修正され送られてくる修
    正小波板の両端寸法を検知して前記昇降駆動手段に指令
    を出す検知手段と、前記前部テーブル側方に設けられ、
    前記矯正手段,修正手段,駆動手段及び昇降駆動手段の
    制御を行う制御手段とから成ることを特徴とする小波板
    変形製品の補正装置。
  2. 【請求項2】前記矯正手段の矯正部は上下2段のローラ
    に形成された凸リブと凹溝とから成ることを特徴とする
    請求項1に記載された小波板変形製品の補正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101649182B1 (ko) * 2016-02-12 2016-08-18 (주) 렉스틸 파형강판 제조장치

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