JPH0735481A - 焼成炉 - Google Patents

焼成炉

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JPH0735481A
JPH0735481A JP17821493A JP17821493A JPH0735481A JP H0735481 A JPH0735481 A JP H0735481A JP 17821493 A JP17821493 A JP 17821493A JP 17821493 A JP17821493 A JP 17821493A JP H0735481 A JPH0735481 A JP H0735481A
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JP
Japan
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fired
firing
furnace
plate
hearth
Prior art date
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Pending
Application number
JP17821493A
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English (en)
Inventor
Hirotsugu Yamada
裕嗣 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉本体の内部の焼成空間の温度分布のばらつ
きを無くし、被焼成物を均一に焼成することができる焼
成炉を提供する。 【構成】 内部に焼成空間を有する炉本体1と、炉本体
1の底部に位置する炉床4と、前記炉床4の上部に被焼
成物を載置するための炉床板5と、被焼成物を焼成する
ためのヒータ6から成る焼成炉において、前記炉床板5
とヒータ6との間には、均熱板10が炉床板5と略平行
に設置されており、前記均熱板10には、細孔13が形
成されており、さらに、前記炉床4は回転駆動が可能な
構造で、前記炉床板5に載置された被焼成物が炉本体1
の内部で回転しつつ焼成されることを特徴とする焼成
炉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は焼成炉に関し、詳しく
は炉本体の内部に均熱板が設置されている焼成炉に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4、図5、および図6に従来のバッチ
式焼成炉を示す。このバッチ式焼成炉は、内部に焼成空
間を有する炉本体1と前扉2より構成され、被焼成物
(図示せず。)を炉本体の内部に前扉2より出し入れす
る扉開閉式である。
【0003】炉本体1の内部には、断熱材3が取り付け
られており、焼成空間内の底部には炉床4が位置する。
【0004】炉床4には、その上面に、焼成匣(図示せ
ず。)に収容された被焼成物を載置するための炉床板5
が備えられる。
【0005】炉床板5に載置された被焼成物は、左右に
垂直に挿入した棒状の炭化珪素(SiC)等のヒータ
6、6、…の輻射熱により、加熱されて焼成される。
【0006】被焼成物の焼成に必要な雰囲気ガスは、酸
素ガス(O2)または窒素ガス(N2)あるいは水素ガス
(H2)もしくはこれらの混合ガス等から成り、炉本体
1の左右の側面に設けた供給孔7より炉本体1の内部に
供給され、被焼成物の焼成により発生した排ガスは、炉
本体1の上部にある排気孔8より炉本体1の外部へ排出
される。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】上記のような焼成
炉は、ヒータ6、6、…が炉床板5の4隅に配置される
ため、ヒータの輻射熱によって、ヒータ6、6、…に近
い位置では温度が高く、逆に、ヒータ6、6、…から遠
い位置では温度が低くなる。このため、炉床板5上の隅
と中央部で温度分布のばらつきが起こる。特に、急速焼
成をする場合には、それが顕著に現れる。
【0008】このように、上記のような焼成炉では、炉
本体1の内部の温度の分布が不均一になるので、均一な
品質を有する焼成品を得るのが困難であった。
【0009】この発明の目的は、炉本体の内部の温度分
布のばらつきを無くし、被焼成物を均一に焼成すること
のできる焼成炉を提供することにある。
【0010】
【発明を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な問題点を解決するためになされたもので、内部に焼成
空間を有する炉本体と、炉本体の底部に位置する炉床
と、前記炉床の上部に被焼成物を載置するための炉床板
と、被焼成物を焼成するためのヒータから成る焼成炉に
おいて、前記炉床板と前記ヒータとの間には、均熱板が
設置されていることを特徴とするものである。
【0011】また、この発明は、前記均熱板には細孔が
形成されていることを特徴とするものである。
【0012】ここでまた、この発明は、前記均熱板は、
前記炉床板と前記ヒータとの間に炉床板と略平行に設置
されていることを特徴とするものである。
【0013】さらに、この発明は、前記炉床は回転駆動
が可能な構造で、前記炉床板に載置された被焼成物が炉
本体の内部で回転しつつ焼成されることを特徴とするも
のである。
【0014】
【作用】この発明の焼成炉では、均熱板をヒータと炉床
板との間に設置することによって、ヒータによる輻射熱
を均熱板に均一に分布させることができ、この均熱板に
よる二次輻射熱によって、焼成空間の温度分布のばらつ
きを無くし、被焼成物を均一に焼成することができる。
【0015】また、均熱板に細孔を形成する場合には、
ヒータ室で予熱された雰囲気ガスを被焼成物に均一に供
給することができ、それによって、焼成空間の温度分布
および雰囲気ガスのばらつきを無くし、温度の低い雰囲
気ガスの供給による焼成空間の冷却現象を防ぐことがで
きる。
【0016】ここでまた、均熱板を炉床板と略平行に設
置する場合には、均熱板による二次輻射熱を均一に分布
させることができ、それによって焼成空間の温度分布の
ばらつきをより一層無くし、被焼成物を均一に焼成する
ことができる。
【0017】さらに、炉床を回転駆動させる場合には、
被焼成物の温度分布のばらつきを無くし、被焼成物をよ
り一層均一に焼成することができる。
【0018】
【実施例】以下、図1、図2、および図3を参照して、
この発明の実施例であるバッチ式焼成炉について説明す
る。この焼成炉は、内部に焼成空間を有する炉本体1
と、炉本体の底部に設けられた円形の開口9より嵌入さ
れた炉床4よりなっている。
【0019】はじめに、炉本体1について説明する。炉
本体1の内部には断熱材3が取り付けられている。
【0020】また、炉本体1の内部に形成された焼成空
間の上部には、棒状の炭化珪素(SiC)等から成る所
定本数のヒータ6、6、…が互いに平行に水平方向に設
置され、その下部には、ヒータ6、6、…と略平行にな
るように均熱板10が設置されている。
【0021】この均熱板10を炉本体1の内部に設置す
ることによって、炉本体1の内部の焼成空間は、ヒータ
6、6、…の設置してあるヒータ室11と炉本体1の開
口9から嵌入された炉床4の設置してある焼成室12に
分離されている。
【0022】また、均熱板10を設置することによっ
て、ヒータによる熱輻射を均熱板10に均一に分布させ
ることができ、従来のヒータに比べて少数のヒータであ
っても、被焼成物を均一に焼成することが可能である。
【0023】さらに、均熱板10には、被焼成物の焼成
に必要な雰囲気ガスを均一に供給するために、細孔13
が形成されている。細孔13は、ヒータ室11から見て
炉床板5と重なる部分に設けられている。
【0024】次に、炉床4について説明する。炉床4
は、炉本体1の開口9の内壁と小さい隙間をおいて嵌合
する。炉床4は、図示しないモータにより回転駆動され
る回転台上に固定されている。炉床4の上部には、炉床
4から炉本体1の内部に突出した支柱14によって支え
られている炉床板5が固定されている。
【0025】この炉床板5の上に、被焼成物が収容され
る焼成匣が載置される。被焼成物は焼成炉の運転中には
炉床板5とともに回転されている。
【0026】また、炉床板5は、炉本体1の内部に設置
された均熱板10と略平行になるように固定されてい
る。炉床板5と均熱板10の間隔は、従来の焼成炉のヒ
ータと被焼成物との間隔より狭くしている。これは、被
焼成物を平詰め一段焼成することが、温度分布、雰囲気
ガス分布を良くする最善の方法であり、この実施例の特
徴でもある。
【0027】次に、雰囲気ガスの流れについて説明す
る。炉本体1のヒータ室11側には、供給孔7が埋設さ
れており、その供給孔7より雰囲気ガスは供給される。
雰囲気ガスはヒータ室11内でヒータにより予熱され
る。
【0028】予熱された雰囲気ガスは、均熱板10に形
成された細孔13を通って焼成室12に流れ込む。この
とき、雰囲気ガスは予熱されているため、温度分布が少
なく、炉床板5に截置された被焼成物に降り注ぐように
均一に吹きつけることが可能である。この雰囲気ガス
は、供給孔7での風速、風量、濃度、タイミング、温度
等の調整が可能である。
【0029】焼成段階で消費された雰囲気ガスは、炉本
体1の焼成室12側に埋設された排気孔8より炉本体1
の外部へ排出される。
【0030】ところで、上記実施例のようなバッチ式焼
成炉では、炉床板5に載置された焼成匣に収容された被
焼成物を平詰め一段焼成しているが、この発明はこれに
限定されるものではない。
【0031】さらに、上記実施例では、均熱板をヒータ
と炉床板との間に略平行に設置しているが、この発明は
これに限定されるものではない。
【0032】したがって、上述したように、均熱板をヒ
ータと炉床板との間に略平行に設置することによって、
ヒータによる輻射熱を均熱板に均一に分布させることが
でき、この均熱板による二次輻射熱によって、焼成空間
の温度分布のばらつきを無くし、被焼成物を均一に焼成
することができる。また、均熱板に細孔を形成すること
によって、ヒータ室で予熱された雰囲気ガスを被焼成物
に均一に供給することができ、それによって、焼成空間
の温度分布および雰囲気ガス分布のばらつきを無くし、
温度の低い雰囲気ガスの供給による焼成空間の冷却現象
を防ぐことができる。さらに、炉床を回転駆動させるこ
とにより、被焼成物の温度分布のばらつきを無くし、被
焼成物を均一に焼成することができる。
【0033】なお、この発明は、上記実施例であるバッ
チ式焼成炉に限定されるものではなく、種々の焼成炉に
おいて、ヒータと炉床板との間に均熱板を設置すること
によって、被焼成物を均一に焼成することが可能であ
る。
【0034】この発明は、さらにその他の点において
も、上記実施例に限定されるものではなく、焼成炉の材
質や具体的形状、均熱板の材質や具体的形状、ヒータの
材質や具体的形状、炉床板の材質や具体的形状、さらに
細孔の具体的形状などに関し、この発明の要旨の範囲内
において、種々の応用、変形を加えることが可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】この発明の焼成炉では、均熱板をヒータ
と炉床板との間に設置することによって、ヒータによる
輻射熱を均熱板に均一に分布させることができ、この均
熱板による二次輻射熱によって、焼成空間の温度分布の
ばらつきを無くし、被焼成物を均一に焼成することがで
きる。
【0036】また、均熱板に細孔を形成することによっ
て、ヒータ室で予熱された雰囲気ガスを被焼成物に均一
に供給することができ、それによって、焼成空間の温度
分布および雰囲気ガス分布のばらつきを無くし、温度の
低い雰囲気ガスの供給による焼成空間の冷却現象を防ぐ
ことができる。
【0037】ここでまた、均熱板を炉床板と略平行に設
置することによって、均熱板による二次輻射熱を均一に
分布させることができ、それによって焼成空間の温度分
布のばらつきをより一層無くし、被焼成物を均一に焼成
することができる。
【0038】さらに、炉床を回転駆動させることによっ
て、被焼成物の温度分布のばらつきを無くし、被焼成物
をより一層均一に焼成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す部分縦断断面図。
【図2】図1のC−C線に沿う断面図。
【図3】図2のD−D線に沿う縦断断面図。
【図4】従来の焼成炉を示す側断面図。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図。
【図6】図5のB−B線に沿う縦断断面図。
【符号の説明】
1 炉本体 2 前扉 3 断熱材 4 炉床 5 炉床板 6 ヒータ 7 供給孔 8 排気孔 9 開口 10 均熱板 11 ヒータ室 12 焼成室 13 細孔 14 支柱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に焼成空間を有する炉本体と、炉本
    体の底部に位置する炉床と、前記炉床の上部に被焼成物
    を載置するための炉床板と、被焼成物を焼成するための
    ヒータからなる焼成炉において、 前記炉床板と前記ヒータとの間には、均熱板が設置され
    ていることを特徴とする焼成炉。
  2. 【請求項2】 前記均熱板には細孔が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の焼成炉。
  3. 【請求項3】 前記均熱板は炉床板と略平行に設置され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の焼成
    炉。
  4. 【請求項4】 前記炉床は回転駆動が可能な構造で、前
    記炉床板に載置された被焼成物が炉本体の内部で回転し
    つつ焼成されることを特徴とする請求項1ないし3記載
    の焼成炉。
JP17821493A 1993-07-19 1993-07-19 焼成炉 Pending JPH0735481A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17821493A JPH0735481A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 焼成炉

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JP17821493A JPH0735481A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 焼成炉

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JPH0735481A true JPH0735481A (ja) 1995-02-07

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ID=16044584

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JP17821493A Pending JPH0735481A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 焼成炉

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000203945A (ja) * 1998-12-28 2000-07-25 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd スパッタリングタ―ゲット用焼結炉およびそれを用いたitoスパッタリングタ―ゲットの製造方法
US20110171589A1 (en) * 2010-01-14 2011-07-14 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Sintering furnace for ceramic product and sintering method using the same

Cited By (3)

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KR101153631B1 (ko) * 2010-01-14 2012-06-18 삼성전기주식회사 세라믹 제품용 소성로 및 이를 이용한 소성방법

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