JPH0735438U - 移動式重量物移載設備 - Google Patents
移動式重量物移載設備Info
- Publication number
- JPH0735438U JPH0735438U JP4352793U JP4352793U JPH0735438U JP H0735438 U JPH0735438 U JP H0735438U JP 4352793 U JP4352793 U JP 4352793U JP 4352793 U JP4352793 U JP 4352793U JP H0735438 U JPH0735438 U JP H0735438U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- equipment
- facility
- heavy load
- cargo handling
- heavy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 限定されたスペース或いは限定された荷役設
備しかない屋内・屋外において荷役設備の吊上げ能力以
上の重量物をトレーラ・トラック等の重量物運搬設備に
移載する設備を提供する。 【構成】 全備重量が既設荷役設備の最大吊上げ荷重以
下で、移載対象物を跨いで立設する複数の支柱と、該支
柱を連結する水平梁とからなる門型架構を有し、該架構
の水平梁上を水平方向に移動し得る半固定式揚重装置を
具備する。
備しかない屋内・屋外において荷役設備の吊上げ能力以
上の重量物をトレーラ・トラック等の重量物運搬設備に
移載する設備を提供する。 【構成】 全備重量が既設荷役設備の最大吊上げ荷重以
下で、移載対象物を跨いで立設する複数の支柱と、該支
柱を連結する水平梁とからなる門型架構を有し、該架構
の水平梁上を水平方向に移動し得る半固定式揚重装置を
具備する。
Description
【0001】
本願考案は、限定されたスペース或いは限定された荷役設備しかない屋内・屋 外において荷役設備の吊上げ能力以上の重量物をトレーラ・トラック等の重量物 運搬設備に移載する設備に関するものである。
【0002】
従来から、物を吊り上げ或いは吊り下すための荷役設備は数多く存在しており 、例えば建屋内においては天井走行クレーンがあり、屋外においては移動式クレ ーン、ストラドルキャリア(例えば、実開昭61−78728号公報参照)等、 その種類或いは形状は極めて多様である。
【0003】
しかしながら上記従来の技術においては、その荷役設備の能力以上の重量物を 移載することは不可能であるし、仮に荷役設備を増設あるいは能力増強を図ろう としても、例えば建屋内においては建屋強度或いは建屋基礎強度等の制約を受け て実現が困難であり、移動式クレーンを使用しようとする場合には設置スペース 、建屋高さの制約等からこれも実施し得ない場合が多い。
【0004】 また屋外における前記ストラドルキャリア等は、物品を吊り上げて任意の場所 に移動し得ると言う機能を有するものの、200トン或いは300トンと言った 重量物を移載し得るものはなく、それに代えて移動クレーンを使用する場合には 吊り上げ荷重が大きくなるに従ってクレーン自体が大型となり、ブームの角度或 いは旋回半径等の制約からクレーンの周辺にかなり広いスペースが必要となり、 周囲に障害物が存在する場合には使用し得ない等の不具合を有するものであった 。
【0005】 本願考案はこのような現状に鑑みてなされたもので、極めて簡潔な構成によっ て、限定されたスペース内において所有の荷役設備の能力以上の重量物を移載し 得る設備を提供することを目的としている。
【0006】
上記の目的は前記実用新案登録請求の範囲に記載された移動式重量物移載設備 によって達成される。すなわち、 吊上げ/吊下ろしの荷役設備のある場所間の重量物の移動において、前記 荷役設備の吊上げ荷重以上の重量物を移載する設備であって、全備重量が前記荷 役設備の最大吊上げ荷重以下で、移載対象物を跨いで立設する複数の支柱と、該 支柱を連結する水平梁とからなる門型架構を有し、該架構の水平梁上を水平方向 に移動し得る半固定式揚重装置を具備した移動式重量物移載設備。 支柱と該支柱を連結する水平梁の少なくともいずれか一方が重量物を移載 する設備自体を支持する支持具を有するものである記載の移動式重量物移載設 備。 である。 以下本考案の作用等について実施例に基いて説明する。
【0007】
図1〜2は本願考案に基づく移動式重量物移載設備の実施例を示す図で、図1 は移動式重量物移載設備の斜視図、図2は移動式重量物移載設備を使用して重量 物を移載する際の要領を説明する図である。図1〜2において、1は移動式重量 物移載設備、2は昇降装置、3,4は梁、5は支柱、6は重量物、7は移動用仮 設梁、8は吊金具、10はタワークレーン、11は台車である。
【0008】 まず図1〜2に示す移動式重量物移載設備(以下、単に移載設備ともいう。) 1を構設する。移載設備1は複数の鋼材等によって構成されるもので、要部は複 数の支柱5と複数の梁3,4によって剛構造の門型に形成される。門型の大きさ は移動対象物の形状、寸法、重量等のほかに移載設備1を組み立て、或いは移動 する地点の条件等によって定められ、通常は重量物6を搭載した自走重量物運搬 車等の台車11が自由に出入りし得るとともに、移動ルートの制約等を考慮して 定める。
【0009】 移載設備1の上部には複数の昇降装置2が取り付けられ、該昇降装置2は通常 図示しない油圧装置等によって重量物6を吊上げ/吊下しするほか、重量物の形 状、寸法等に適応し得るように、図1においては梁3上を滑動し、所定の位置で 強固に保持する半固定式が採用される。
【0010】 本願考案に基づく移載設備1は所定の位置に載置された状態で重量物6を懸架 し、単に上下方向に吊上げ/吊下しすることを目的としており、通常移載設備1 の底部には走行し得る構造は付設せず、必要に応じて移載設備1のレベルを調節 し得る移載設備1支持部を形成させておく。
【0011】 次に図2に基いて、本願考案に基づく移載設備1によって重量物6を移載する 場合の要領について説明する。図(a)は工場等、小型の荷役設備を有する場所 で組み立てられた移載設備1をタワークレーン10によって台車10が走行し得 る位置まで移動させている状態を示している。
【0012】 タワークレーン10の有効半径内の荷卸し位置に台車11を停車させて、その 上方からタワークレーン10によって懸架された移載設備1を台車11に搭載さ れた重量物6(図(b))を跨ぐようにして吊り下して載置するか、或いは先に 適切な位置の地上に移載設備1を吊り下して載置し、その門型部から重量物6を 搭載した台車11を侵入させて移載設備1の下部に重量物6を位置させる(図( c))。
【0013】 重量物6を単に台車11から吊り下すのみである場合には、前記の状態で重量 物6の吊り金具8等に各昇降装置2の吊り具(図示せず)を係着させ、図示しな い油圧装置等から送入される圧力油等によって重量物6を吊上げ、そのまま重量 物6を保持した状態で台車11を移動させて重量物6の下部から脱出させ、次い で昇降装置2を駆動して重量物6を地上に下し(図(d))、各昇降装置2の吊 り具を離脱し、タワークレーン10によって移載設備1を重量物6の上部から撤 去して(図(e))台車11から所定の地上位置への重量物6の荷卸しを完了す る。
【0014】 次に吊上げ/吊下ろしの荷役設備のある場所間の重量物の移載において、本願 考案に基づく移載設備1自体を重量物と一緒に台車11を利用して移動させる場 合について説明する。まず前記の図2に示す手順と逆の手順によって、タワーク レーン10によって移載設備1を吊り上げて地上に載置された重量物6を跨ぐ位 置に吊り下ろし載置する。
【0015】 続いて移載設備1によって重量物6を下部に台車11が侵入し得る高さまで吊 り上げ、その状態で台車11を重量物6の下部に侵入させ、重量物6を台車11 上に下ろして搭載させたのち、台車11の自走或いはタワークレーン10による 移載設備1の吊り上げ等によって移載設備1の下部に重量物6を搭載した台車1 1が存在しない状態にする。
【0016】 移載設備1を地上に下ろして載置したのち、門型の左右の柱を構成する支柱に 図2の(c)図に示す移動用仮設梁7のような移載設備1を担持し得る金具を複 数個水平にボルト等によって着脱自在に取り付ける。移動用仮設梁7の地上から の高さは、台車11上に搭載した重量物6の上面から地上までの距離よりも少し 小さい値にする。
【0017】 移載設備1をタワークレーン10によって再び吊り上げ、台車11上に搭載さ れた重量物6上に移動用仮設梁7を当接させて載置する。タワークレーン10と 移載設備1とを絶縁させることによって、台車11は重量物6と移載設備1とを 同時に搭載した状態で走行可能となる。台車を走行させ、重量物6の荷卸し地点 に到着したのち、当該地点に配備されたタワークレーン10等の荷役設備によっ て移載設備1を重量物6上から吊り上げて所定の位置に載置させ、移動用仮設梁 7を取り外したのち、台車を移載設備1の下部に侵入させ、台車11上の重量物 6を移載設備1によって吊り上げ、台車11を移載設備1および重量物6の下部 から脱出させ、重量物6を移載設備1によって地上に吊り下ろして載置し、最後 にタワークレーン10等の荷役設備によって移載設備1を重量物6上から撤去し て重量物6の移動を完了する。
【0018】 移載設備1に取り付け、当該移載設備1を担持させる金具には前記の移動用仮 設梁7を取り付ける構造のほか、各支柱5或いは梁3,4にそれぞれ90°開閉 する支持具を取り付け、該支持具を油圧装置、電動装置、人力等によって開閉さ せて固定するもの等、種々の構造のものを適用し得る。
【0019】 移載設備1の自重量は、吊り上げ荷重が150トンクラスのもので、付帯設備 を含めて約25トン程度のものであるから、通常の荷役設備によって容易に吊上 げ/吊下しし得るほか、通常のトレーラ・トラックによっても容易に搬送が可能 である。
【0020】
このように本願考案によれば、上記実施例において説明したように下記に示す 効果を奏する。 工場の既設建屋内において、本願移載設備を吊り上げ得る荷役設備があれば 、本願移載設備を利用して既設荷役設備の能力以上の重量物を当該工場建屋内 において組み立て得るとともに、組み立てた重量物をトレーラ等の移送設備に 移送して出荷することが可能になる。 構造が極めて簡潔であることから、その全備重量も小さく、容易に移載設備 全体の吊上げ/吊下し或いは移送を行ない得るほか、その製造コストが低廉で ある。 重量物の荷役設備を有しない場所間の重量物の移動においても、本願移載設 備を吊り上げ得るクレーン等の荷役設備と移動台車があれば、移送設備から地上 へ、または地上から移送設備への重量物の移載が可能になる 。 吊上げ、吊下しのみの機能を有する設備であるから、移動式クレーン等のよ うな構造強度、複雑な構成が必要でないほか、吊上荷重が同じであっても構造 、構成が簡単になり、軽量、小型化が図れるほか、操作が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案に基づく移動式重量物移載設備の斜視
図である。
図である。
【図2】移動式重量物移載設備を使用して重量物を移載
する際の要領を説明する図である。
する際の要領を説明する図である。
1 移動式重量物移載設備 2 昇降装置 3,4 梁 5 支柱 6 重量物 7 移動用仮設梁 8 吊金具 10 タワークレーン 11 台車
Claims (2)
- 【請求項1】 吊上げ/吊下ろしの荷役設備のある場所
間の重量物の移動において、前記荷役設備の吊上げ荷重
以上の重量物を移載する設備であって、全備重量が前記
荷役設備の最大吊上げ荷重以下で、移載対象物を跨いで
立設する複数の支柱と、該支柱を連結する水平梁とから
なる門型架構を有し、該架構の水平梁上を水平方向に移
動し得る半固定式揚重装置を具備したことを特徴とする
移動式重量物移載設備。 - 【請求項2】 支柱と該支柱を連結する水平梁の少なく
ともいずれか一方が重量物を移載する設備自体を支持す
る支持具を有するものである請求項1記載の移動式重量
物移載設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043527U JP2558523Y2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 移動式重量物移載設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043527U JP2558523Y2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 移動式重量物移載設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735438U true JPH0735438U (ja) | 1995-07-04 |
JP2558523Y2 JP2558523Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12666222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993043527U Expired - Lifetime JP2558523Y2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 移動式重量物移載設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558523Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011140382A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | キャリヤ用簡易昇降装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62237007A (ja) * | 1986-04-09 | 1987-10-17 | Hitachi Ltd | 可搬式タ−ビンダイヤフラム吊運搬装置 |
JPH01150695A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マルチ・コンテナ・キヤリヤ・ローダ |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP1993043527U patent/JP2558523Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62237007A (ja) * | 1986-04-09 | 1987-10-17 | Hitachi Ltd | 可搬式タ−ビンダイヤフラム吊運搬装置 |
JPH01150695A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マルチ・コンテナ・キヤリヤ・ローダ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011140382A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | キャリヤ用簡易昇降装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2558523Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN116443724B (zh) | 一种起重机的防倾翻装置及起重机 | |
JPH0735438U (ja) | 移動式重量物移載設備 | |
CN214141218U (zh) | 吨袋吊具 | |
CN210286531U (zh) | 一种钢卷摆渡轨道车 | |
JPH0628548Y2 (ja) | 自走式高所作業台車の吊り装置 | |
JP3312077B2 (ja) | 曲面屋根用揚重設備 | |
JP2833439B2 (ja) | ホイスト型タワークレーン | |
JPH085994Y2 (ja) | 門形床面走行クレーン | |
JP2552019Y2 (ja) | 吊具昇降装置 | |
JPH0519280U (ja) | 天井走行クレーン装置 | |
JP2512196B2 (ja) | 建設資材吊上げ装置及び吊上げ方法 | |
CN219136153U (zh) | 一种重载钢构件场地内转运支架 | |
JPS63270258A (ja) | コンテナ荷役用ロ−ダ | |
JPH10167668A (ja) | 垂直・水平搬送装置およびその運転方法 | |
JPH09267903A (ja) | コンテナ格納庫のコンテナ搬出入設備 | |
JP3811419B2 (ja) | 建材吊り上げ装置及び建材吊り上げ方法 | |
JP2004068477A6 (ja) | ワーク搬送台車 | |
JPH0530009Y2 (ja) | ||
JP2004068477A (ja) | ワーク搬送台車 | |
JPS62242049A (ja) | 小型構築部材用運搬装置 | |
JPH0518396Y2 (ja) | ||
JPH10120359A (ja) | ロープ係止具付きクレーン装置 | |
JP2909647B2 (ja) | 揚貨装置 | |
CN117262981A (zh) | 一种用于核电厂房的配重式延臂吊运装置及方法 | |
JPH06263389A (ja) | 原子力発電施設における蒸気発生器等の大型重量物の搬送システム、その装置及び方法 |