JPH0735235A - 手動変速機のシフト機構 - Google Patents

手動変速機のシフト機構

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JPH0735235A
JPH0735235A JP18135893A JP18135893A JPH0735235A JP H0735235 A JPH0735235 A JP H0735235A JP 18135893 A JP18135893 A JP 18135893A JP 18135893 A JP18135893 A JP 18135893A JP H0735235 A JPH0735235 A JP H0735235A
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Kenji Matsuda
健司 松田
Seiichi Okubo
清一 大久保
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Honda Motor Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/302Final output mechanisms for reversing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シフト部材の中立位置から前進側確立位置への
移動に応じて確立する前進ギヤ列と、前記中立位置に関
して前進側確立位置とは反対側に設定された後進側確立
位置へのシフト部材の中立位置からの移動に応じて確立
する後進ギヤ列とを備え、前進ギヤ列を確立するための
前進用シフトフォークがシフトロッドに固定される手動
変速機のシフト機構において、後進段確立作動時にシフ
トロッドおよび前進用シフトフォークが不必要に移動す
ることを回避するようにして小型化を図る。 【構成】シフト部材48およびシフトロッド63間に
は、シフト部材48の中立位置および前進側確立位置間
での移動のみをシフトロッド63に伝達する前進用伝達
機構661 が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シフト部材の中立位置
から前進側確立位置への移動に応じて確立する前進ギヤ
列と、前記中立位置に関して前進側確立位置とは反対側
に設定された後進側確立位置へのシフト部材の中立位置
からの移動に応じて確立する後進ギヤ列とを備え、前進
ギヤ列を確立するための前進用シフトフォークがシフト
ロッドに固定される手動変速機のシフト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるシフト機構は、特開昭51
−87658号公報等により既に知られており、この従
来技術では、前進用シフトフォークが固定されたシフト
ロッドにシフト部材が固定的に連結され、後進ギヤ列お
よびシフト部材間には、シフト部材が中立位置および後
進側確立位置間の移動時のみ作動する揺動レバーが介設
されており、シフト部材の中立位置および前進側確立位
置間の移動に応じたシフトロッドの軸方向移動により前
進用シフトフォークを作動せしめ、シフト部材の中立位
置および後進側確立位置間の移動に応じて揺動レバーを
作動せしめるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、シフト部材がシフトロッドに固定されている
ために、後進ギヤ列を確立するためのシフト部材の中立
位置から後進側確立位置への移動時に、シフトロッドな
らびに該シフトロッドに固定されている前進用シフトフ
ォークが移動することになり、その移動を許容するため
の余分なスペースを確保する必要があり、その分だけ手
動変速機の大型化を招く。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、後進段確立時にシフトロッドおよび前進用シ
フトフォークが不必要に移動することがないようにして
小型化を図った手動変速機のシフト機構を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、シフト部材の中立位置から
前進側確立位置への移動に応じて確立する前進ギヤ列
と、前記中立位置に関して前進側確立位置とは反対側に
設定された後進側確立位置へのシフト部材の中立位置か
らの移動に応じて確立する後進ギヤ列とを備え、前進ギ
ヤ列を確立するための前進用シフトフォークがシフトロ
ッドに固定される手動変速機のシフト機構において、シ
フト部材およびシフトロッド間には、シフト部材の中立
位置および前進側確立位置間での移動のみをシフトロッ
ドに伝達する前進用伝達機構が設けられることを特徴と
する。
【0006】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、前記前進用伝達機構
は、シフト部材が中立位置から前進側確立位置に移動す
るときのシフトロッドへの係合ならびにシフト部材が中
立位置から後進側確立位置に移動するときの前記係合の
解除を可能としてシフト部材に設けられる係合部と、固
定位置で揺動可能に支承されるとともにシフト部材の移
動に応じた揺動を可能として該シフト部材に連結される
カムレバーとを備え、カムレバーには、シフト部材が前
進側確立位置から中立位置に移動するときのカムレバー
の揺動作動をシフトロッドの軸方向移動に変換する戻り
用カムが設けられる。
【0007】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、前記前進用伝達機構は、
固定位置で揺動可能に支承されるとともにシフト部材の
移動に応じた揺動を可能として該シフト部材に連結され
るカムレバーを備え、該カムレバーには、シフト部材が
中立位置および前進側確立位置間で移動するときのカム
レバーの揺動作動をシフトロッドの軸方向移動に変換す
るがシフト部材の中立位置および後進側確立位置間での
移動に応じたカムレバーの揺動作動時にはシフトロッド
を不動状態に保持するカムが設けられる。
【0008】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
2または3記載の発明の構成に加えて、前記シフト部材
をカムレバーに連結するためのピンがシフト部材に設け
られ、後進ギヤ列を確立するための後進用シフトフォー
クとシフト部材との間には、シフト部材が中立位置およ
び後進側確立位置間で移動するのに応じた前記ピンの移
動を後進用シフトフォークに伝達する後進用伝達機構が
設けられる。
【0009】さらに請求項5記載の発明は、シフト部材
の中立位置から前進側確立位置への移動に応じた同期機
構の作動に応じて確立する前進ギヤ列と、前記中立位置
に関して前進側確立位置とは反対側に設定された後進側
確立位置へのシフト部材の中立位置からの移動に応じた
リバースアイドルギヤの滑り噛合により確立する後進ギ
ヤ列とを備え、シフトロッドに固定された前進用シフト
フォークが前記同期機構のスリーブに係合される手動変
速機のシフト機構において、シフト部材およびシフトロ
ッド間には前進用伝達機構が設けられ、リバースアイド
ルギヤに係合される後進用シフトフォークとシフト部材
との間にはシフト部材の中立位置および後進側確立位置
間での移動を後進用シフトフォークに伝達する後進用伝
達機構が設けられ、前記前進用伝達機構は、固定位置で
揺動可能に支承されるとともにシフト部材の移動に応じ
た揺動を可能として該シフト部材に連結されるカムレバ
ーを備え、該カムレバーには、シフト部材が中立位置お
よび前進側確立位置間で移動するときのカムレバーの揺
動作動をシフトロッドの軸方向移動に変換するとともに
シフト部材が中立位置から後進側確立位置側に移動する
ときのカムレバーの揺動作動時にはシフトロッドを前進
ギヤ列が確立する方向に所定の小ストロークだけ移動さ
せる反転部を有するカムが設けられることを特徴とす
る。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0011】図1ないし図9は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は自動車用パワーユニットの概略
図、図2はチェンジレバーの操作パターンを示す図、図
3はチェンジ装置の縦断面図であって図4の3−3線断
面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は5速−後進
シフト機構の縦断面図、図6は図5の6−6線矢視断面
図、図7は図5の7−7線矢視断面図、図8は前進第5
速ギヤ列確立時の前進用伝達機構の作動状態を示す図7
に対応する断面図、図9は後進ギヤ列確立時の前進用伝
達機構の作動状態を示す図8に対応する断面図である。
【0012】先ず図1において、エンジンEの出力は、
クラッチC、手動変速機Mおよび差動装置Dを経て左、
右の車輪駆動軸SL ,SR に伝達される。
【0013】手動変速機Mは、そのミッションケース2
1で相互に平行な軸線を有して回転自在に支承されるメ
インシャフトMS およびカウンタシャフトCS を備え、
メインシャフトMS およびカウンタシャフトCS 間に
は、エンジンE側から順に、前進第1速ギヤ列G1 、後
進ギヤ列GR 、前進第2速ギヤ列G2 、前進第3速ギヤ
列G3 、前進第4速ギヤ列G4 および前進第5速ギヤ列
5 が並列に設けられる。
【0014】前進第1速ギヤ列G1 は、メインシャフト
S に固設された駆動ギヤ22と、カウンタシャフトC
S に回転自在に支承されて駆動ギヤ22に噛合される被
動ギヤ23とで構成され、前進第2速ギヤ列G2 は、メ
インシャフトMS に固設された駆動ギヤ24と、カウン
タシャフトCS に回転自在に支承されて駆動ギヤ24に
噛合される被動ギヤ25とで構成され、前進第3速ギヤ
列G3 は、メインシャフトMS に回転自在に支承された
駆動ギヤ26と、カウンタシャフトCS に固設されて駆
動ギヤ26に噛合される被動ギヤ27とで構成され、前
進第4速ギヤ列G4 は、メインシャフトMS に回転自在
に支承された駆動ギヤ28と、カウンタシャフトCS
固設されて駆動ギヤ28に噛合される被動ギヤ29とで
構成され、前進第5速ギヤ列G5 は、メインシャフトM
S に回転自在に支承された駆動ギヤ30と、カウンタシ
ャフトCS に固設されて駆動ギヤ30に噛合される被動
ギヤ31とで構成される。
【0015】前進第1速ギヤ列G1 の被動ギヤ23なら
びに前進第2速ギヤ列G2 の被動ギヤ25と、カウンタ
シャフトCS との間には、両被動ギヤ23,25をカウ
ンタシャフトCS に選択的に結合し得る1−2速同期機
構32が設けられ、前進第3速ギヤ列G3 の駆動ギヤ2
6ならびに前進第4速ギヤ列G4 の駆動ギヤ28と、メ
インシャフトMS との間には、両駆動ギヤ26,28を
メインシャフトMS に選択的に結合し得る3−4速同期
機構33が設けられ、前進第5速ギヤ列G5 の駆動ギヤ
30およびメインシャフトMS 間には、駆動ギヤ30を
メインシャフトMS に結合し得る5速同期機構34が設
けられる。
【0016】而して、1−2速同期機構32を介して被
動ギヤ23,25のいずれかがカウンタシャフトCS
結合されたときには前進第1速ギヤ列G1 または前進第
2速ギヤ列G2 が確立し、3−4速同期機構33を介し
て駆動ギヤ26,28のいずれかがメインシャフトMS
に結合されたときには前進第3速ギヤ列G3 または前進
第4速ギヤ列G4 が確立し、5速同期機構34を介して
駆動ギヤ30がメインシャフトMS に結合されたときに
は前進第5速ギヤ列G5 が確立する。このようにして確
立された前進第1速〜第5速ギヤ列G1 〜G5 は、メイ
ンシャフトMSからカウンタシャフトCS に所定の減速
比をもってエンジンEの出力を伝達し、カウンタシャフ
トCS に伝達されたトルクは、カウンタシャフトCS
固設されたファイナルギヤ35から差動装置Dに伝達さ
れる。
【0017】後進ギヤ列GR は、メインシャフトMS
固設された後進駆動ギヤ36と、1−2速同期機構32
のスリーブ32aに設けられた後進被動ギヤ37と、メ
インシャフトMS およびカウンタシャフトCS と平行に
ミッションケース21に支承されたリバースアイドルシ
ャフト38で摺動および回転自在に支承されるリバース
アイドルギヤ39とで構成され、リバースアイドルギヤ
39は、後進駆動ギヤ36および後進被動ギヤ37にと
もに滑り噛合する作動位置(図1の鎖線で示す位置)
と、その噛合状態を解除する休止位置(図1の実線で示
す位置)との間での移動が可能である。
【0018】このような後進ギヤ列GR は、リバースア
イドルギヤ39を作動位置に移動させることにより確立
し、その後進ギヤ列GR の確立時には、メインシャフト
Sのトルクが後進駆動ギヤ36、リバースアイドルギ
ヤ39、後進被動ギヤ37および1−2速同期機構32
を介してカウンタシャフトCS に伝達され、該カウンタ
シャフトCS が逆転されることになる。
【0019】図2は、チェンジ装置におけるチェンジレ
バー(図示せず)の操作パターンを示すものであり、N
は中立位置、は第1速位置、は第2速位置、は第
3速位置、は第4速位置、は第5速位置、Rは後進
位置をそれぞれ示すものである。
【0020】図3および図4において、上記チェンジレ
バーに連動するチェンジロッド41がその軸線方向の摺
動および軸線まわりの回転を自在にしてミッションケー
ス21に支承され、該チェンジロッド41の先端に固着
された作動アーム42は、シフトアーム43に一体に設
けられた被動アーム43aに連接される。該シフトアー
ム43は、チェンジロッド41と直交する方向に延びて
ミッションケース21に固着された支持板44で支持さ
れた支軸45に回動および摺動自在に支承されており、
チェンジレバーが図2のセレクト方向Aに操作されると
シフトアーム43がチェンジロッド41の回動により摺
動され、またチェンジレバーがシフト方向Bに操作され
るとチェンジロッド41の摺動により回動される。
【0021】シフトアーム43には駆動アーム43bが
設けられ、シフトアーム43の移動に伴って該駆動アー
ム43bが移動する軌跡上には、1−2速シフトピース
46と、3−4速シフトピース47と、シフト部材とし
ての5速−後進シフトピース48とが配設される。而し
て、チェンジレバーを図2の−セレクト位置に操作
したときには駆動アーム43bが1−2速シフトピース
46の係合溝46aに係合され、チェンジレバーを図2
の−セレクト位置に操作したときには駆動アーム4
3bが3−4速シフトピース47の係合溝47aに係合
され、チェンジレバーを図2の−Rセレクト位置に操
作したときには駆動アーム43bが5速−後進シフトピ
ース48の係合溝48aに係合される。
【0022】ところで、図1で示すように、1−2速同
期機構32のスリーブ32aには1−2速シフトフォー
ク49が係合され、3−4速同期機構33のスリーブ3
3aには3−4速シフトフォーク50が係合され、5速
同期機構34のスリーブ34aには前進用シフトフォー
クとしての5速シフトフォーク51が係合され、リバー
スアイドルギヤ39には後進用シフトフォーク52が係
合されており、1−2速シフトピース46は1−2速シ
フトフォーク49に連結され、3−4速シフトピース4
7は3−4速シフトフォーク50に連結され、5速−後
進シフトピース48は5速シフトフォーク51および後
進用シフトフォーク52に連結されている。
【0023】これにより、シフトアーム43の駆動アー
ム43bを1−2速シフトピース46の係合溝46aに
係合して左右に回動すると、1−2速シフトフォーク4
9を介して1−2速同期機構32が前進第1速および前
進第2速ギヤ列G1 ,G2 のいずれかを択一的に確立す
る側に作動せしめられる。またシフトアーム43の駆動
アーム43bを3−4速シフトピース47の係合溝47
aに係合して左右に回動すると、3−4速シフトフォー
ク50を介して3−4速同期機構33が前進第3速およ
び前進第4速ギヤ列G3 ,G4 のいずれかを択一的に確
立する側に作動せしめられる。さらにシフトアーム43
の駆動アーム43bを5速−後進シフトピース48の係
合溝48aに係合して左右に回動すると、5速シフトフ
ォーク51を介して5速同期機構34が前進第5速ギヤ
列G5 の確立位置に作動する状態と、後進用シフトフォ
ーク52を介してリバースアイドルギヤ39が休止位置
から作動位置に作動して後進駆動ギヤ36および後進被
動ギヤ37にともに滑り噛合して後進ギヤ列GR を確立
する状態とのいずれかが択一的に達成される。
【0024】再び図3および図4において、シフトアー
ム43には、その駆動アーム43bの両側に一対のイン
タロック板53,54が配設される。これらのインタロ
ック板53,54はシフトアーム43のボス部43cに
嵌合されるものであり、支軸45と平行にして支持板4
4に固着された回り止めピン55が両インタロック板5
3,54に摺動自在に嵌合される。したがって両インタ
ロック板53,54は、シフトアーム43とともに支軸
45に沿って移動し得るが支軸45周りには回動し得
ず、しかもシフトアーム43が支軸45周りに回動する
ことを許容するものである。
【0025】両インタロック板53,54には、支軸4
5と平行なストッパピン56の両端が固着されており、
該ストッパピン56は、シフトアーム43の一側に設け
られた規制凹部43d内に配置され、シフトアーム43
の回動に応じて該規制凹部43に当接可能である。した
がってシフトアーム43の回動角度、すなわち各シフト
フォーク49,50,51,52のシフトストロークが
ストッパピン56の規制凹部43dへの当接により規制
される。
【0026】両インタロック板53,54は、駆動アー
ム43bの先端を間に挟んで対向する規制爪53a,5
4aをそれぞれ備え、それらの規制爪53a,54a
は、シフトアーム43が係合する1つのシフトピース
(たとえば48)以外の2つのシフトピース(たとえば
46,47)にそれぞれ係合して、それらの2つのシフ
トピースが誤作動するのを防止する働きをする。
【0027】一方のインタロック板53の外側面と、支
持板44との間には第1戻しばね57が縮設される。ま
た該インタロック板53と反対側で支軸45の端部には
環状の肩部45aが設けられ、この肩部45aと、該肩
部45aに隣接するシフトアーム43の端部とに対向し
て位置規制板58が配設され、位置規制板58の外側面
と支持板44との間に第2戻しばね59が縮設され、第
2戻しばね59のセット荷重は第1戻しばね57のセッ
ト荷重よりも大きく設定されている。
【0028】上記第1戻しばね57、第2戻しばね59
および位置規制板58の協働作用により、シフトアーム
43は、その駆動アーム43bが3−4速シフトピース
50と係合する中立位置、すなわち図2におけるチェン
ジレバーのN位置に対応する位置に常時付勢されること
になる。而してシフトアーム43を第1戻しばね57の
ばね力に抗して摺動させると、該シフトアーム43の駆
動アーム43bは1−2速シフトピース46に係合し、
シフトアーム43を第2戻しばね59のばね力に抗して
摺動させると、駆動アーム43bは5速−後進シフトピ
ース48に係合する。このようなシフトアーム43の摺
動を節度的に行なわせるために、シフトアーム43と支
軸45との間にはディテント機構60が設けられる。
【0029】ところで、前進第5速ギヤ列G5 および後
進ギヤ列GR を択一的に確立するためのシフト機構は、
本発明に従って構成されるものであり、以下、このシフ
ト機構の構成について説明する。
【0030】図5、図6および図7において、ミッショ
ンケース21にはメインシャフトM S およびカウンタシ
ャフトCS と平行な軸62が固定的に支承されるととも
に、該軸62と平行なシフトロッド63が軸方向移動可
能に支承されており、シフトアーム43の回動に応じた
移動を可能として5速−後進シフトピース48が前記軸
62に支承され、シフトロッド63の一端部には5速シ
フトフォーク51が固定される。而して5速−後進シフ
トピース48は、その係合溝48aに駆動アーム43b
を係合させているシフトアーム43が、図6で示すよう
に非回動状態にあるときには中立位置にあり、該シフト
アーム43が図6の反時計方向に回動したときには5速
−後進シフトピース48が矢印64で示す前進側確立方
向に中立位置から移動し、シフトアーム43が図6の時
計方向に回動したときには5速−後進シフトピース48
が前記前進側確立方向64とは反対の後進側確立方向6
5に中立位置から移動する。
【0031】5速−後進シフトピース48とシフトロッ
ド63との間には、5速−後進シフトピース48の中立
位置および前進側確立位置間での移動のみをシフトロッ
ド63に伝達する前進用伝達機構661 が設けられ、該
前進用伝達機構661 は、シフトロッド63に設けられ
ている係合段部63aに係合可能として5速−後進シフ
トピース48に設けられた係合部48bと、5速−後進
シフトピース48の移動に応じた揺動を可能として固定
位置に支承されるカムレバー671 とを備える。
【0032】係合段部63aは、中立位置に在る5速−
後進シフトピース48の係合部48bに後進側確立方向
65から係合するようにシフトロッド63に設けられて
いる。したがって図8で示すように、5速−後進シフト
ピース48がその中立位置から前進側確立方向64に移
動するときには、係合段部63aに係合部48bが係合
してシフトロッド63が前進側確立方向64に移動し、
5速シフトフォーク51がその中立位置から前進側確立
位置に移動することにより、5速同期機構34を介して
駆動ギヤ30がメインシャフトMS に結合されて前進第
5速ギヤ列G5が確立する。
【0033】カムレバー671 は、シフトロッド63の
軸線に平行な平面内で略扇状に形成されるものであり、
ミッションケース21に固定された支持板68で揺動可
能に支承される。すなわちカムレバー671 において前
記扇形のかなめ部に対応する部分が支持ピン69により
支持板68に揺動可能に支承される。このカムレバー6
1 には、支持ピン69の半径方向に長い長孔70が設
けられており、該長孔70には、支持ピン69と平行に
して5速−後進シフトピース48に突設されたピン71
が挿通、係合される。これにより5速−後進シフトピー
ス48の前進側確立方向64および後進側確立方向65
への移動に伴うピン71の移動がカムレバー671 の揺
動作動に変換されることになる。
【0034】シフトロッド63には、前記支持ピン69
と平行な従動ピン73が突設されており、カムレバー6
1 には、5速−後進シフトピース48が前進側確立位
置および中立位置間で移動するときのカムレバー671
の揺動作動時に、前記従動ピン73の側面に摺接する戻
り用カム72が設けられる。而して該戻り用カム72
は、5速−後進シフトピース48が中立位置から前進側
確立位置に向けて前進側確立方向64に移動するときに
は、揺動するカムレバー671 から従動ピン72に何ら
の作用を及ぼすことなく従動ピン73に摺接したままで
あるが、5速−後進シフトピース48が前進側確立位置
から中立位置に復帰するときには、摺接している従動ピ
ン72に揺動するカムレバー671 から押圧力を作用さ
せるように形成されるものであり、これにより、5速−
後進シフトピース48が前進側確立位置から中立位置に
復帰するときには戻り用カム72によりシフトロッド6
3が中立位置に戻されることになる。
【0035】またカムレバー671 には、5速−後進シ
フトピース48が中立位置および後進側確立位置間で移
動するときのカムレバー671 の揺動時に、何らの作用
を及ぼすことなく従動ピン73に摺接する摺接部74が
戻り用カム72に連なって設けられており、5速−後進
シフトピース48が中立位置に在る状態では、摺接部7
4および戻り用カム72の連設部に従動ピン73が摺接
するように設定されている。このため、図9で示すよう
に、5速−後進シフトピース48がその中立位置から後
進側確立方向65に移動したときのカムレバー671
揺動によっても、該カムレバー671 からシフトロッド
63に何らの力も作用せず、シフトロッド63は中立位
置を保ったままである。
【0036】したがってシフトロッド63は、中立位置
と、前進第5速ギヤ列G5 を確立するための前進側確立
位置との間で移動するのみであり、その間の移動を節度
的に行なうためのディテント機構75が、ミッションケ
ース21およびシフトロッド63間に設けられる。而し
てディテント機構75は、ミッションケース21との間
に縮設されるばね76によりシフトロッド63側に付勢
される球体77と、シフトロッド63が中立位置に在る
状態で前記球体77の一部を嵌合させる位置でシフトロ
ッド63の側面に設けられる第1嵌合凹部78と、シフ
トロッド63が前進側確立位置に在る状態で前記球体7
7の一部を嵌合させる位置でシフトロッド63の側面に
設けられる第2嵌合凹部79とで構成される。
【0037】後進用シフトフォーク52と5速−後進シ
フトピース48との間には、後進用伝達機構80が設け
られ、該後進用伝達機構80は、5速−後進シフトピー
ス48に設けられてカムレバー671 の長孔70に挿通
されているピン71が、5速−後進シフトピース48と
ともに中立位置および後進側確立位置間で移動するのに
応じて、該ピン71の移動を後進用シフトフォーク52
に伝達するように構成され、後進用シフトフォーク52
と一体的なカムレバー82を備える。
【0038】リバースアイドルギヤ39に係合される後
進用シフトフォーク52の基端部は、前記支持ピン69
と平行な支持ピン81により支持板68に揺動可能に支
承されており、後進用シフトフォーク52とは逆方向に
延びるカムレバー82が後進用シフトフォーク52の基
端部に一体に連設される。したがって後進用シフトフォ
ーク52とカムレバー82とは一体に揺動作動すること
になる。
【0039】カムレバー82には、略「へ」字形のカム
溝83が設けられており、該カム溝83にピン71の先
端が挿通される。而して、カム溝83は、5速−後進シ
フトピース48がその中立位置および前進側確立位置間
で移動するときには5速−後進シフトピース48と一体
のピン71の自由な移動を許容するが、5速−後進シフ
トピース48が中立位置および後進側確立位置間で移動
するときには前記ピン71がカム溝83に係合してカム
レバー82すなわち後進用シフトフォーク52を揺動作
動せしめる形状に形成されている。而して、5速−後進
シフトピース48が中立位置から後進側確立方向65に
作動したときには、後進用シフトフォーク52が、その
中立位置から図7の矢印84で示す方向に作動して後進
ギヤ列G R が確立することになり、また5速−後進シフ
トピース48が後進側確立位置から中立位置に戻るとき
には後進用シフトフォーク52が前記矢印84と逆方向
に作動して中立位置に戻ることになる。
【0040】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、5速シフトフォーク51が固定されたシフトロッ
ド63と、5速−後進シフトピース48との間には、5
速−後進シフトピース48の中立位置および前進側確立
位置間での移動のみをシフトロッド63に伝達する前進
用伝達機構661 が設けられ、後進用シフトフォーク5
2と5速−後進シフトピース48との間には、5速−後
進シフトピース48の中立位置および後進側確立位置間
での移動を後進用シフトフォーク52に伝達する後進用
伝達機構80が設けられるので、シフトロッド63は、
中立位置と、前進第5速ギヤ列G5 を確立する前進側確
立位置との間でのみ移動することになる。したがって、
5速−後進シフトピース48の中立位置から後進側確立
位置への移動時にシフトロッドが移動する構成となって
いた従来のものと比べると、シフトロッド63の移動を
許容するために確保すべきスペースを小さくすることが
できるとともに、5速シフトフォーク51の余分な移動
スペースを不要とすることができ、それにより手動変速
機Mのコンパクト化を図ることができる。
【0041】また前進用伝達機構661 は、5速−後進
シフトピース48が中立位置から前進側確立位置に移動
するときには5速−後進シフトピース48の係合部48
bをシフトロッド63の係合段部63aに係合してシフ
トロッド63を押圧し、5速−後進シフトピース48が
前進側確立位置から中立位置に戻るときには、5速−後
進シフトピース48に連結されたカムレバー671 の揺
動により該カムレバー671 に設けられた戻り用カム7
2でシフトロッド63を中立位置側に駆動するように構
成されるものであり、5速−後進シフトピース48の中
立位置および前進側確立位置間での移動のみをシフトロ
ッド63に伝達するための構成の単純化およびコンパク
ト化を図ることができる。
【0042】さらに後進用伝達機構80の構成要素たる
ピン71は、5速−後進シフトピース48とカムレバー
671 とを連結する機能をも果たすものであり、部品点
数の増大を回避しつつ構成の単純化およびコンパクト化
を図ることができる。
【0043】図10ないし図15は本発明の第2実施例
を示すもので、図10は5速−後進シフト機構の縦断面
図、図11は図10の11−11線矢視断面図、図12
は図10の12−12線矢視断面図、図13は前進第5
速ギヤ列確立時の図12に対応する断面図、図14は後
進ギヤ列確立途中での図12に対応する断面図、図15
は後進ギヤ列確立時の図12に対応する断面図であり、
上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付
す。
【0044】先ず図10、図11および図12におい
て、5速−後進シフトピース48′と5速シフトフォー
ク51が固定されたシフトロッド63′との間には前進
用伝達機構662 が設けられ、該前進用伝達機構662
は5速−後進シフトピース48′の移動に応じた揺動を
可能として固定位置に支承されるカムレバー672 を備
える。
【0045】カムレバー672 は支持ピン69を介して
支持板68に揺動可能に支承される。このカムレバー6
2 に設けられた長孔70′には、5速−後進シフトピ
ース48′に突設されたピン71′が挿通、係合され、
シフトロッド63′の前進側確立方向64および後進側
確立方向65への移動に応じてカムレバー672 が揺動
作動することになる。
【0046】シフトロッド63′に突設された従動ピン
73′は、カムレバー672 に設けられるカムとしての
カム溝86に挿通、係合される。このカム溝86は、5
速−後進シフトピース48′が前進側確立方向64およ
び後進側確立方向65に移動するときのカムレバー67
2 の揺動作動をシフトロッド63′の軸方向移動に変換
するものである。而して該カム溝86は、5速−後進シ
フトピース48′が中立位置および前進側確立位置間を
移動するときのカムレバー672 の揺動を従動ピン7
3′すなわちシフトロッド63′の軸方向移動に変換す
るための前進用溝部86aに、5速−後進シフトピース
48′が中立位置から後進側確立位置側に移動するとき
のカムレバー672 の揺動作動時に従動ピン73′すな
わちシフトロッド63′を前進第5速ギヤ列G5 が確立
する方向に所定の小ストロークだけ移動させる反転部8
6cを有する後進用溝部86bが略「へ」字形に連設さ
れて成るものである。
【0047】なお、この実施例では、5速−後進シフト
ピース48′に係合部48bが設けられ、該シフトピー
ス48′が中立位置から前進側確立位置に移動するとき
に前記係合部48bを係合させる係合段部63aがシフ
トロッド63′に設けられているが、前記カム溝86の
前進用溝部86aは、中立位置および前進側確立位置間
での5速−後進シフトピース48′のいずれの方向への
移動も従動ピン73′を介してシフトロッド63′に伝
達するように形成されるものであり、前記係合部48b
および係合段部63aを省略することもできる。
【0048】後進用シフトフォーク52と5速−後進シ
フトピース48′との間には、後進用伝達機構80′が
設けられ、該後進用伝達機構80′は、5速−後進シフ
トピース48′に設けられてカムレバー672 の長孔7
0′に挿通されているピン71′が、5速−後進シフト
ピース48′とともに中立位置および後進側確立位置間
で移動するのに応じて、該ピン71′の移動を後進用シ
フトフォーク52に伝達するように構成され、後進用シ
フトフォーク52と一体的なカムレバー82′を備え
る。
【0049】リバースアイドルギヤ39に係合される後
進用シフトフォーク52にカムレバー82′が一体に連
設されており、カムレバー82′が支持ピン81により
支持板68に揺動可能に支承される。
【0050】カムレバー82′には、略「へ」字形のカ
ム溝83が設けられており、該カム溝83にピン71′
の先端が挿通される。而して、カム溝83は、5速−後
進シフトピース48′がその中立位置および前進側確立
位置間で移動するときには、5速−後進シフトピース4
8′と一体のピン71′の自由な移動を許容するが、5
速−後進シフトピース48′が中立位置および後進側確
立位置間で移動するときには、5速−後進シフトピース
48′と一体のピン71′がカム溝83に係合して、カ
ムレバー82′すなわち後進用シフトフォーク52を揺
動作動せしめる形状に形成されている。而して、5速−
後進シフトピース48′が中立位置から後進側確立方向
65に作動したときには、後進用シフトフォーク52
が、その中立位置から図12の矢印87で示す方向に作
動して後進ギヤ列GR が確立することになり、また5速
−後進シフトピース48′が中立位置に戻るときには後
進用シフトフォーク52が前記矢印87と逆方向に作動
して中立位置に戻ることになる。
【0051】次にこの第2実施例の作用について説明す
ると、前進第5速ギヤ列G5 を確立するために、図13
で示すように、5速−後進シフトピース48′をその中
立位置から前進側確立方向64に移動させたときには、
5速−後進シフトピース48′と、シフトフォーク51
が固定されたシフトロッド63′との間に設けられた前
進用伝達機構662 の働きにより、シフトロッド63′
が前進側確立方向64に移動し、5速シフトフォーク5
1により前進第5速ギヤ列G5 が確立されることにな
り、この際、後進用シフトフォーク52は後進用伝達機
構80′の働きにより中立位置に保持されたままであ
る。
【0052】また5速−後進シフトピース48′をその
前進側確立位置から中立位置に戻したときには、前進用
伝達機構662 の働きによりシフトロッド63′が中立
位置に戻り、5速シフトフォーク51により前進第5速
ギヤ列G5 の確立が解除される。
【0053】次いで後進ギヤ列GR を確立するために、
5速−後進シフトピース48′をその中立位置から後進
側確立方向65に作動せしめると、後進用伝達機構8
0′の働きにより後進用シフトフォーク52が矢印87
で示す方向に移動するが、その5速−後進シフトピース
48′の後進側確立方向65への作動開始時には、図1
4で示すように、カムレバー672 におけるカム溝86
の反転部86cにより、従動ピン73′すなわちシフト
ロッド63′が、前進第5速ギヤ列G5 が確立する方向
に所定の小ストロークだけ移動され、該シフトロッド6
3′に固定された5速シフトフォーク51がスリーブ3
4aをわずかに駆動して5速同期機構34に同期作用を
発生させる。それにより、それまでメインシャフトMS
が慣性で回転していたとしても5速同期機構34の同期
作用によりメインシャフトMS が制動されることにな
る。
【0054】その後、5速−後進シフトピース48′
が、図15で示すように後進側確立方向65にさらに作
動せしめられると、従動ピン73′はカム溝86の反転
部86cを乗り越え、シフトロッド63′は元の中立位
置に戻る。すなわち5速同期機構34は一瞬だけ同期作
動することになる。一方、後進用伝達機構80′は後進
用シフトフォーク52を矢印87で示す方向にさらに作
動させることになり、リバースアイドルギヤ39が、後
進駆動ギヤ36および後進被動ギヤ37にともに滑り噛
合して後進ギヤ列GR が確立されることになる。しかも
メインシャフトM S に固設されている後進駆動ギヤ24
へのリバースアイドルギヤ39の滑り噛合時に、メイン
シャフトMS に上述のように制動力が作用していること
により後進駆動ギヤ24は停止しており、ギヤ鳴りを生
じることなく滑り噛合を達成することができる。
【0055】なお、5速−後進シフトピース48′を後
進側確立位置から中立位置に戻すときにも、5速同期機
構34が瞬間的に作動するが、実用上特に問題が生じる
ことはない。
【0056】この第2実施例によっても、シフトロッド
63′は、中立位置と前進側確立位置との間で移動する
のみであり、シフトロッド63′の移動を許容するため
に確保すべきスペースを小さくして5速シフトフォーク
51の余分な移動スペースを不要とすることができる。
【0057】図16は本発明の第3実施例を示すもので
あり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0058】5速−後進シフトピース48′と5速シフ
トフォーク51が固定されたシフトロッド63′との間
には前進用伝達機構663 が設けられ、該前進用伝達機
構663 は5速−後進シフトピース48′の移動に応じ
た揺動を可能として固定位置に支承されるカムレバー6
3 を備える。
【0059】カムレバー673 は支持ピン69を介して
支持板68に揺動可能に支承され、該カムレバー673
に設けられた長孔70′に、5速−後進シフトピース4
8′に突設されたピン71′が挿通、係合され、シフト
ロッド63′の前進側確立方向64および後進側確立方
向65への移動に応じてカムレバー673 が揺動作動す
ることになる。
【0060】シフトロッド63′に突設された従動ピン
73′は、カムレバー673 に設けられるカムとしての
カム溝86′に挿通、係合される。このカム溝86′
は、5速−後進シフトピース48′が前進側確立方向6
4および後進側確立方向65に移動するときのカムレバ
ー673 の揺動作動をシフトロッド63′の軸方向移動
に変換するものである。而して該カム溝86′は、5速
−後進シフトピース48′が中立位置および前進側確立
位置間を移動するときのカムレバー672 の揺動を従動
ピン73′すなわちシフトロッド63′の軸方向移動に
変換するための前進用溝部86aに、5速−後進シフト
ピース48′が中立位置から後進側確立位置側に移動す
るときのカムレバー673 の揺動作動時に従動ピン7
3′をシフトロッド63′の軸方向に沿う一定位置に保
つ溝部86b′が略「へ」字形に連設されて成るもので
ある。
【0061】後進用シフトフォーク52と5速−後進シ
フトピース48′との間には、上記第2実施例と同一の
後進用伝達機構80′が設けられる。
【0062】この第3実施例によると、5速−後進シフ
トピース48′をその中立位置から前進側確立方向64
に移動させたときには、前進用伝達機構663 の働きに
よりシフトロッド63′が前進側確立方向64に移動
し、5速シフトフォーク51により前進第5速ギヤ列G
5 が確立されることになり、また5速−後進シフトピー
ス48′をその前進側確立位置から中立位置に戻したと
きには、前進用伝達機構663 の働きによりシフトロッ
ド63′が中立位置に戻る。
【0063】後進ギヤ列GR を確立するために、5速−
後進シフトピース48′をその中立位置から後進側確立
方向65に作動せしめると、後進用伝達機構80′の働
きにより後進用シフトフォーク52が矢印87で示す方
向に移動してリバースアイドルギヤ39が、後進駆動ギ
ヤ36および後進被動ギヤ37にともに滑り噛合して後
進ギヤ列GR が確立されることになる。
【0064】このような5速−後進シフトピース48′
の中立位置および後進側確立位置間の作動時には、前進
用伝達機構663 におけるカム溝86′の溝部86b′
が従動ピン73′すなわちシフトロッド63′を不作動
状態に保つことになり、したがってシフトロッド63′
は、中立位置と前進側確立位置との間で移動するのみで
あり、上記各実施例と同様に、シフトロッド63′の移
動を許容するために確保すべきスペースを小さくして5
速シフトフォーク51の余分な移動スペースを不要とす
ることができる。
【0065】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、シフト部材およびシフトロッド間には、シフト部材
の中立位置および前進側確立位置間での移動のみをシフ
トロッドに伝達する前進用伝達機構が設けられるので、
シフト部材が中立位置および後進側確立位置間で作動す
るときにシフトロッドが軸方向に移動することはなく、
シフトロッドの移動スペースを小さくするとともに前進
用シフトフォークの余分な移動スペースを不要とし、そ
れにより手動変速機のコンパクト化が可能となる。
【0067】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、前記前進用伝達機構
は、シフト部材が中立位置から前進側確立位置に移動す
るときのシフトロッドへの係合ならびにシフト部材が中
立位置から後進側確立位置に移動するときの前記係合の
解除を可能としてシフト部材に設けられる係合部と、固
定位置で揺動可能に支承されるとともにシフト部材の移
動に応じた揺動を可能として該シフト部材に連結される
カムレバーとを備え、カムレバーには、シフト部材が前
進側確立位置から中立位置に移動するときのカムレバー
の揺動作動をシフトロッドの軸方向移動に変換する戻り
用カムが設けられるので、前進用伝達機構を単純かつコ
ンパクトに構成することができる。
【0068】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、前記前進用伝達機構は、
固定位置で揺動可能に支承されるとともにシフト部材の
移動に応じた揺動を可能として該シフト部材に連結され
るカムレバーを備え、該カムレバーには、シフト部材が
中立位置および前進側確立位置間で移動するときのカム
レバーの揺動作動をシフトロッドの軸方向移動に変換す
るがシフト部材の中立位置および後進側確立位置間での
移動に応じたカムレバーの揺動作動時にはシフトロッド
を不動状態に保持するカムが設けられるので、前進用伝
達機構を設計自由度の高いカム機構で構成して、前進用
伝達機構の単純化およびコンパクト化を達成することが
できる。
【0069】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
2または3記載の発明の構成に加えて、前記シフト部材
をカムレバーに連結するためのピンがシフト部材に設け
られ、後進ギヤ列を確立するための後進用シフトフォー
クとシフト部材との間には、シフト部材が中立位置およ
び後進側確立位置間で移動するのに応じた前記ピンの移
動を後進用シフトフォークに伝達する後進用伝達機構が
設けられるので、シフト部材をカムレバーに連結するた
めのピンを後進用伝達機構の構成要素とし、部品点数の
増大を回避しつつ構成の単純化およびコンパクト化が達
成される。
【0070】さらに請求項5記載の発明によれば、シフ
ト部材およびシフトロッド間には前進用伝達機構が設け
られ、リバースアイドルギヤに係合される後進用シフト
フォークとシフト部材との間にはシフト部材の中立位置
および後進側確立位置間での移動を後進用シフトフォー
クに伝達する後進用伝達機構が設けられ、前記前進用伝
達機構は、固定位置で揺動可能に支承されるとともにシ
フト部材の移動に応じた揺動を可能として該シフト部材
に連結されるカムレバーを備え、該カムレバーには、シ
フト部材が中立位置および前進側確立位置間で移動する
ときのカムレバーの揺動作動をシフトロッドの軸方向移
動に変換するとともにシフト部材が中立位置から後進側
確立位置側に移動するときのカムレバーの揺動作動時に
はシフトロッドを前進ギヤ列が確立する方向に所定の小
ストロークだけ移動させる反転部を有するカムが設けら
れるので、後進ギヤ列の確立直前に前進ギヤ列の同期機
構に瞬間的に同期作用を生じさせてリバースアイドルギ
ヤの滑り噛合に伴うギヤ鳴りの発生を防止することがで
きるとともに、シフトロッドを中立位置および前進側確
立位置間でのみ移動させるようにしてシフトロッドの移
動スペースを小さくするとともに前進用シフトフォーク
の余分な移動スペースを不要とし、それにより手動変速
機のコンパクト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の自動車用パワーユニットの概略図
である。
【図2】チェンジレバーの操作パターンを示す図であ
る。
【図3】チェンジ装置の縦断面図であって図4の3−3
線断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】5速−後進シフト機構の縦断面図である。
【図6】図5の6−6線矢視断面図である。
【図7】図5の7−7線矢視断面図である。
【図8】前進第5速ギヤ列確立時の前進用伝達機構の作
動状態を示す図7に対応する断面図である。
【図9】後進ギヤ列確立時の前進用伝達機構の作動状態
を示す図8に対応する断面図である。
【図10】第2実施例を示す5速−後進シフト機構の縦
断面図である。
【図11】図10の11−11線矢視断面図である。
【図12】図10の12−12線矢視断面図である。
【図13】前進第5速ギヤ列確立時の図12に対応する
断面図である。
【図14】後進ギヤ列確立途中での図12に対応する断
面図である。
【図15】後進ギヤ列確立時の図12に対応する断面図
である。
【図16】第3実施例の図12に対応する断面図であ
る。
【符号の説明】
34・・・5速同期機構 34a・・・スリーブ 39・・・リバースアイドルギヤ 48,48′・・・シフト部材としての5速−後進シフ
トピース 48a・・・係合部 51・・・前進用シフトフォークとしての5速シフトフ
ォーク 52・・・後進用シフトフォーク 63,63′・・・シフトロッド 661 ,662 ,663 ・・・前進用伝達機構 671 ,672 ,673 ・・・カムレバー 71,71′・・・ピン 72・・・戻り用カム 80,80′・・・後進用伝達機構 86,86′・・・カムとしてのカム溝 86c・・・反転部 M・・・手動変速機 G5 ・・・前進ギヤ列としての前進第5速ギヤ列 GR ・・・後進ギヤ列

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフト部材(48,48′)の中立位置
    から前進側確立位置への移動に応じて確立する前進ギヤ
    列(G5 )と、前記中立位置に関して前進側確立位置と
    は反対側に設定された後進側確立位置へのシフト部材
    (48,48′)の中立位置からの移動に応じて確立す
    る後進ギヤ列(GR )とを備え、前進ギヤ列(G5 )を
    確立するための前進用シフトフォーク(51)がシフト
    ロッド(63,63′)に固定される手動変速機のシフ
    ト機構において、シフト部材(48,48′)およびシ
    フトロッド(63,63′)間には、シフト部材(4
    8,48′)の中立位置および前進側確立位置間での移
    動のみをシフトロッド(63,63′)に伝達する前進
    用伝達機構(661 ,663 )が設けられることを特徴
    とする手動変速機のシフト機構。
  2. 【請求項2】 前記前進用伝達機構(661 )は、シフ
    ト部材(48)が中立位置から前進側確立位置に移動す
    るときのシフトロッド(63)への係合ならびにシフト
    部材(48)が中立位置から後進側確立位置に移動する
    ときの前記係合の解除を可能としてシフト部材(48)
    に設けられる係合部(48b)と、固定位置で揺動可能
    に支承されるとともにシフト部材(48)の移動に応じ
    た揺動を可能として該シフト部材(48)に連結される
    カムレバー(671 )とを備え、カムレバー(671
    には、シフト部材(48)が前進側確立位置から中立位
    置に移動するときのカムレバー(671 )の揺動作動を
    シフトロッド(63)の軸方向移動に変換する戻り用カ
    ム(72)が設けられることを特徴とする請求項1記載
    の手動変速機のシフト機構。
  3. 【請求項3】 前記前進用伝達機構(663 )は、固定
    位置で揺動可能に支承されるとともにシフト部材(4
    8′)の移動に応じた揺動を可能として該シフト部材
    (48′)に連結されるカムレバー(673 )を備え、
    該カムレバー(673 )には、シフト部材(48′)が
    中立位置および前進側確立位置間で移動するときのカム
    レバー(673 )の揺動作動をシフトロッド(63′)
    の軸方向移動に変換するがシフト部材(48′)の中立
    位置および後進側確立位置間での移動に応じたカムレバ
    ー(673 )の揺動作動時にはシフトロッド(63′)
    を不動状態に保持するカム(86′)が設けられること
    を特徴とする請求項1記載の手動変速機のシフト機構。
  4. 【請求項4】 前記シフト部材(48,48′)をカム
    レバー(671 ,673 )に連結するためのピン(7
    1,71′)がシフト部材(48,48′)に設けら
    れ、後進ギヤ列(GR )を確立するための後進用シフト
    フォーク(52)とシフト部材(48,48′)との間
    には、シフト部材(48,48′)が中立位置および後
    進側確立位置間で移動するのに応じた前記ピン(71)
    の移動を後進用シフトフォーク(52)に伝達する後進
    用伝達機構(80,80′)が設けられることを特徴と
    する請求項2または3記載の手動変速機のシフト機構。
  5. 【請求項5】 シフト部材(48′)の中立位置から前
    進側確立位置への移動に応じた同期機構(34)の作動
    に応じて確立する前進ギヤ列(G5 )と、前記中立位置
    に関して前進側確立位置とは反対側に設定された後進側
    確立位置へのシフト部材(48′)の中立位置からの移
    動に応じたリバースアイドルギヤ(39)の滑り噛合に
    より確立する後進ギヤ列(GR )とを備え、シフトロッ
    ド(63′)に固定された前進用シフトフォーク(5
    1)が前記同期機構(34)のスリーブ(34a)に係
    合される手動変速機のシフト機構において、シフト部材
    (48′)およびシフトロッド(63′)間には前進用
    伝達機構(662 )が設けられ、リバースアイドルギヤ
    (39)に係合される後進用シフトフォーク(52)と
    シフト部材(48′)との間にはシフト部材(48′)
    の中立位置および後進側確立位置間での移動を後進用シ
    フトフォーク(52)に伝達する後進用伝達機構(8
    0′)が設けられ、前記前進用伝達機構(662 )は、
    固定位置で揺動可能に支承されるとともにシフト部材
    (48′)の移動に応じた揺動を可能として該シフト部
    材(48′)に連結されるカムレバー(672 )を備
    え、該カムレバー(672 )には、シフト部材(4
    8′)が中立位置および前進側確立位置間で移動すると
    きのカムレバー(672 )の揺動作動をシフトロッド
    (63′)の軸方向移動に変換するとともにシフト部材
    (48′)が中立位置から後進側確立位置側に移動する
    ときのカムレバー(672 )の揺動作動時にはシフトロ
    ッド(63′)を前進ギヤ列(G5 )が確立する方向に
    所定の小ストロークだけ移動させる反転部(86c)を
    有するカム(86)が設けられることを特徴とする手動
    変速機のシフト機構。
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