JPH0256540B2 - - Google Patents

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JPH0256540B2
JPH0256540B2 JP17554585A JP17554585A JPH0256540B2 JP H0256540 B2 JPH0256540 B2 JP H0256540B2 JP 17554585 A JP17554585 A JP 17554585A JP 17554585 A JP17554585 A JP 17554585A JP H0256540 B2 JPH0256540 B2 JP H0256540B2
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JP
Japan
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reverse
shift fork
shift
gear train
gear
Prior art date
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JP17554585A
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JPS6237567A (ja
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Yasuo Konoma
Yoshihiro Yoshimura
Noboru Sekine
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP17554585A priority Critical patent/JPS6237567A/ja
Publication of JPS6237567A publication Critical patent/JPS6237567A/ja
Publication of JPH0256540B2 publication Critical patent/JPH0256540B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/302Final output mechanisms for reversing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/34Locking or disabling mechanisms
    • F16H63/3408Locking or disabling mechanisms the locking mechanism being moved by the final actuating mechanism

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、それぞれ同期機構を介して確立する
複数段の前進歯車列、及びリバースアイドル歯車
の滑り噛合により確立する後進歯車列を備えた車
両用変速機のチエンジ装置、特に後進歯車列を確
立すべくリバースアイドル歯車をシフトしたと
き、ギヤ鳴きが生じるのを防止するようにしたチ
エンジ装置の改良に関する。
(2) 従来の技術 上記変速機において、後進歯車列を確立すべ
く、先ずクラツチを遮断しても、それまでエンジ
ンから回転させられていた入力軸が短い時間では
あるが、慣性により回転し続けるので、その慣性
回転中にリバースアイドル歯車のシフト、即ち摺
動噛合が行われると、ギヤ鳴きと称する異音が発
生し、乗員に不快感を与える。
このような不都合を解消するようにしたチエン
ジ装置が実開昭59−68848号公報に開示されてい
る。
開示された装置は、リバースアイドル歯車をそ
の休止位置から後進歯車列確立位置へシフトする
ためのリバースシフトフオークと、一つの前進歯
車列を確立するための前進シフトフオークとの間
に、リバースシフトフオークがリバースアイドル
歯車の休止位置から後進歯車列確立位置へ作動す
るのに応動して前記シフトフオークの前記一つの
前進歯車列の確立方向へシフトし得る弾発機構を
設け、この弾発機構は所定値以上の操作荷重を受
けると変形して前記前進シフトフオークに対する
シフト機能を失うように構成され、この弾発機構
による前記前進シフトフオークのシフト時には、
該シフトフオークに対応する同期機構に同期作用
のみを生じさせるべく、該シフトフオークのシフ
トピースと、それに対向するインタロツク板の凹
部底面とを当接させ、後進歯車列の確立寸前に、
前記同期機構の同期作用により入力軸の慣性回転
を停止若しくは弱めるようにしたものである。
(3) 発明が解決しようとする問題点 上記従来装置では、リバースシフトフオークを
急速に作動させた場合、同期機構の同期作用の途
中で、弾発機構が早期に変形してしまい、入力軸
の回転の抑制が満足するように行われないことが
あり、またリバースシフトフオークを作動する度
に、弾発機構の変形荷重がシフトピースとインタ
ロツク板との当接部に作用し、衝突音を発するの
みならず、それらの当接部の耐久性を多少とも損
なう等の欠点がある。
本発明は、そのような欠点を解消した前記チエ
ンジ装置を提供することを目的とする。
B 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、リバー
スアイドル歯車をその休止位置から後進歯車列確
立位置へシフトするためのリバースシフトフオー
クと、一つの前進歯車列を確立するための前進シ
フトフオークとの間にカム機構を設け、このカム
機構は、リバースシフトフオークの往動時には、
それがリバースアイドル歯車の休止位置から後進
歯車列確立寸前位置まで移動する間に前記前進シ
フトフオークを、それに対応する同期機構に同期
作用のみ発揮させるに足る規定の小ストロークだ
けシフトさせ、リバースシフトフオーク腹動時に
は、前記前進シフトフオークを原位置に強制復帰
させるように構成され、チエンジレバーの後進位
置へのシフト時前記前進シフトフオークのシフト
ピースに対向するインタロツク板に、該前進シフ
トフオークの前記小ストロークシフト動作のみを
許容する凹部を設けたことを特徴とする。
(2) 作 用 後進歯車列を確立するためにリバースシフトフ
オークを往動させれば、先ず、該リバースシフト
フオークがリバースアイドル歯車の休止位置から
後進歯車列確立寸前位置まで作動する間に、カム
機構により一つの前進歯車列の前進シフトフオー
クを規定の小ストロークだけ確実にシフトさせる
ので、該前進歯車列の同期機構に同期作用のみを
生じさせ、入力軸の慣性回転を的確に抑制するこ
とができる。ちたがつて、リバースシフトフオー
クの更なる作動により、ギヤ鳴きを生じさせるこ
となくリバースアイドル歯車を後進歯車列の確立
位置へスムーズにシフトすることができる。
この間、インタロツク板の凹部により、前記前
進シフトフオークの小ストロークシフト動作は許
容されるので、該前進シフトフオークのシフトピ
ースとインタロツク板との衝突を未然に回避する
ことができる。
後進歯車列の確立を解除するためにリバースシ
フトフオークを復動させれば、その復動過程でカ
ム機構により前記前進シフトフオークを原位置に
強制復帰させるので、前記前進歯車列の同期機構
が自動的に不作動状態に戻される。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説
明する。
第1図は、本発明を適用する前進4段後進1段
の変速機Mを備える自動車用パワーユニツトの概
要を示している。同図において、エンジンEの出
力は、そのクランク軸からクラツチC、変速機M
及び差動装置Dを順次経て左右の車輪駆動軸S,
S′に伝達し、これらを駆動する。
変速機Mのミツシヨンケース10に互いに平行
に支持される入、出力軸11i,11oの間に
は、エンジンE側から順に、前進1速歯車列G1
後進歯車列Gr、前進2速歯車列G2〜4速歯車列
G4が並列に設けられる。1〜4速歯車列G1〜G4
は、入力軸11iに固設された入力歯車1i〜4
iと、出力軸11oに回転自在に支承されて対応
する上記入力歯車と常時噛合する出力歯車1o〜
4oとからなり、1速出力歯車1o及び2速出力
歯車2o間には、これらを交互に出力軸11oに
結合し得る1−2速用同期機構7が、また3速出
力歯車列3o及び4速出力歯車4o間には、これ
らを交互に出力軸11oに結合し得る3−4速用
同期機構8がそれぞれ設けられる。
而して、1−2速用同期機構7を介して1速出
力歯車1oまたは2速出力歯車2oを出力軸11
oに結合すれば、1速歯車列G1または2速歯車
列G2が確立する。また、3−4速用同期機構8
を介して3速出力歯車3oまたは4速出力歯車4
oを出力軸11oに結合すれば、3速歯車列G3
または4速歯車列G4が確立する。こうして確立
された歯車列は、エンジンEの出力トルクを入力
軸11iから出力軸11oへ所定の変速比をもつ
て伝達する。
出力軸11oに伝達されたトルクは、最終減速
歯車列Gfを介して差動装置Dへと伝達する。
後進歯車列Grは、入力軸11iに固設された
入力歯車5iと、この歯車5iに対向して前記1
−2速用同期機構7の摺動スリーブ7aに刻設さ
れた出力歯車5oと、入、出軸11i,11o間
でこれらと平行に配設された中間軸14に摺動及
び回転自在に支承されたリバースアイドル歯車6
とからなり、この歯車6は、上記入、出力歯車5
i,5oに同時に噛合する作動位置と、それらか
ら離脱する休止位置との間を移動し得る。而して
リバースアイドル歯車6を、入、出力歯車11
i,11oと噛合する作動位置に移動すれば、後
進歯車列Grが確立し、入力軸11iのトルクを
入力歯車5i、リバースアイドル歯車6、出力歯
車5o及び1−2速用同期機構7を介して出力軸
11oに伝達し、これを逆転させることかでき
る。
次に、1速〜4速歯車列G1〜G4及び後進歯車
列Grを確立するためのチエンジ装置について第
2図ないし第8図により説明する。
先ず第2図は、チエンジ装置のチエンジレバー
の操作パターンを示すもので、Nが中立位置、
が1速位置、が2速位置、が3速位置、が
4速位置、Rが後進位置である。
第3図及び第4図において、上記チエンジレバ
ーに連動するチエンジロツド17が、ミツシヨン
ケース10に摺動及び回転自在に支持される。こ
のチエンジロツド17の先端に固着された作動ア
ーム18は、シフトアーム19に一体に形成され
た被動アーム19aに連接される。シフトアーム
19は、チエンジロツド17と直交する方向に延
びる支軸20に回動及び摺動自在に支承され、チ
エンジレバーが第2図でセレクト方向Aに操作さ
れるとチエンジロツド17の回動により摺動さ
れ、またシフト方向Bに操作されるとチエンジロ
ツド17の摺動により回動されるようになつてい
る。
上記支軸20は、ミツシヨンケース10に固着
した支持板21に支持される。
シフトアーム19の摺動に伴う先端部の軌跡上
には3つのシフトピース22a,23a,24a
が配設される。そしてシフトアーム19は、前記
チエンジレバーの−位置セレクト時に、第4
図で上方のシフトピース22aの係合溝22bに
係合し、またチエンジレバーのN位置、即ち−
位置セレクト時には中央のシフトピース23a
の係合溝23aに係合し、またチエンジレバーの
R位置セレクト時には下方のシフトピース24a
の係合溝24bに係合するようになつている。
上方のシフトピース22aは、前記1−2速用
同期機構7の摺動スリーブ7aに係合する1−2
速シフトフオーク22に、また中央のシフトピー
ス22aは、前記3−4速用同期機構8の摺動ス
リーブ8aに係合する3−4速シフトフオーク2
3に、また下方のシフトピース24aはリバース
シフト部材24にそれぞれ一体に連設されている 第3図に示すように、1−2速シフトフオーク
22及び3−4速シフトフオーク23は、ミツシ
ヨンケース10の一対の支持孔25,26に両端
を嵌合して支持されるフオーク軸27にそれぞれ
摺動自在に支承される。而して、シフトアーム1
9を上方のシフトピース22aに係合して第3図
で左右に回動すれば、1−2速シフトフオーク2
2をフオーク軸27上で左右に摺動させ、前記1
−2速用同期装置7を1、2速歯車列G1,G2
確立位置へ作動することができる。またシフトア
ーム19を中央のシフトピース22aに係合して
左右に回動すれば、3−4速シフトフオーク23
をフオーク軸27上で左右に摺動させ、前記3−
4速用同期装置8を3、4速歯車列G3,G4の確
立位置へ作動することができる。
1−2速シフトフオーク22と、フオーク軸2
7との間には、該シフトフオーク22を、1−2
速用同期機構7の休止位置、1速歯車列G1の確
立位置及び2速歯車列G2の確立位置の3位置に
節度的に保持するための第1デイテント位置28
が設けられる。また3−4速シフトフオーク23
とフオーク軸27との間には、該シフトフオーク
23を、3−4速用同期機構8の休止位置、3速
歯車列G3の確立位置及び4速歯車列G4の確立位
置の3位置に節度的に保持するための第2デイテ
ント装置29が設けられる。これらデイテント装
置28,29は、いずれも公知のボール・ノツチ
式に構成されている。
フオーク軸27の一端には、その回止めのため
に、ミツシヨンケース10に形成された回止め溝
32に係合するピン33が固着される。また、ミ
ツシヨンケース10の前記支持孔25,26の一
方には、フオーク軸27を他方の支持孔の端壁に
押しつける保持ばね34が縮設される。これによ
りフオーク軸27の支持孔25,26での遊動を
阻止して、両シフトフオーク22,23の位置を
安定させることができる。
前記リバースシフト部材24は、フオーク軸2
7と平行に配置され且つミツシヨンケース10の
別の一対の支持孔35,36に両端を摺動自在に
嵌合して支承されるリバースシフト軸37に固着
される。またリバースシフト部材24には支持ア
ーム24cが一体に形成されており、この支持ア
ーム24cは、その先端の摺動溝43をリバース
シフト軸37と平行な固定の案内杆44に係合さ
せて、リバースシフト部材24の摺動を許容しつ
つその回転を阻止する役割を果たすものである。
さらにリバースシフト部材24には、その一側に
駆動ピン38が突設されており、この駆動ピン3
8は、第5図に示すように、リバースシフトフオ
ーク39の中間部に形成された長孔40に係合さ
れる。リバースシフトフオーク39は、支持板2
1に揺動自在に軸支41されると共に、前記リバ
ースアイドル歯車6のボス部外周に形成した係合
溝42に係合される。
而して、前記シフトアーム19を下方のシフト
ピース24aに係合して第3図で右方へ回動すれ
ば、リバースシフト部材24がリバースシフト軸
37と共に右動して、駆動ピン38によりリバー
スシフトフオーク39を第5図で左方へ揺動さ
せ、リバースアイドル歯車6を係止位置イから後
進歯車列Grの確立位置ハ(第5図参照)へシフ
トすることがきる。
リバースシフト軸37とミツシヨンケース10
との間には、リバースシフト部材24をリバース
アイドル歯車6の休止位置イ及び後進歯車列Gr
の確立位置ハに保持するための第3デイテント装
置30が設けられ、このデイテント装置30も公
知のボール・ノツチ式に構成される。
再び第3図及び第4図において、シフトアーム
19の両側には一対のインタロツク板45,46
が配設される。これらインタロツク板45,46
は、シフトアーム19のボス19bに相対回動自
在に嵌合されると共に、支軸20と平行な状態で
支持板21に固着された回止めピン47に摺動自
在に嵌合される。したがつて、インタロツク板4
5,46はシフトアーム19と共に支軸20上を
摺動し得るが、支軸20周りには回動し得ない。
しかしシフトアーム19の回動は許容する。
これらインタロツク板45,46には、支軸2
0と平行なストツパピン48の両端がかしめによ
り固着され、このストツパピン48は、シフトア
ーム19の一側に設けた規制凹部49内に配置さ
れる。而して、シフトアーム19の回動時、その
規制凹部49の端壁とストツパピン48との当接
により、シフトアーム19の回動角度、したがつ
て各シフトフオーク22,23及びシフト部材2
4のシフトストロークが規制される。
インタロツク板45,46は、シフトアーム1
9の先端を間に置いて相対向する規制爪45a,
46aをそれぞれ備えており、これら規制爪45
a,46aはシフトアーム19が係合する1つの
シフトピース(例えば23)以外の2つのシフト
ピース(例えば22,24)に係合して、該2つ
のシフトピースの誤作動を防止するためのもので
ある。
一方のインタロツク板45の外側面と支持板2
1との間には第1戻しばね51が縮設される。ま
た、上記インタロツク板45と反対側のシフトア
ーム19の端部には環状の肩部20aが形成さ
れ、この肩部20aとそれに隣接するシフトアー
ム19の端部とに対向して位置規制板53が配設
され、この位置規制板53の外側面と支持板21
との間に第2戻しばね52が縮設される。この第
2戻しばね52のセツト荷重は、第1戻しばね5
1のそれより大きく設定される。
而して、第1、第2戻しばね51,52及び位
置規制板53の協働により、シフトアーム19
は、チエンジレバーのN位置に対応する位置、即
ち3−4速シフトフオーク23のシフトピース2
3aと係合する中立位置へ常時付勢される。シフ
トアーム19を第1戻しばね51の弾発力に抗し
て摺動させれば、該アーム19は1−2速シフト
フオーク22のシフトピース22aに係合し、ま
た該アーム19を第2戻しばね52の弾発力に抗
して摺動させれば、該アーム19はリバースシフ
ト部材24のシフトピース24aに係合する。シ
フトアーム19の上記摺動を節度的に行わせる第
4デイテント装置31がシフトアーム19と支軸
20間に設けられる。
尚、第3図中、50は、リバースシフト部材2
4の作動時に閉成動作をなすバツクランプスイツ
チである。
第5図において、リバースシフトフオーク39
には、フオーク軸29の軸方向において3−4速
シフトフオーク23の側面と対向する揺動腕54
が一体に連設され、この揺動腕54と3−4速シ
フトフオーク23との間にカム機構55が設けら
れる。
第4図ないし第6図に示すように、カム機構5
5は、揺動腕54に突設された駆動ピン56と、
3−4速シフトフオーク23に穿設されて上記駆
動ピン56と係合するカム溝57とから構成され
る。そのカム溝57は、3−4速シフトフオーク
23の揺動方向と平行な直線溝58と、この直線
溝58の中央部から一側に延びる曲線溝59とか
らなつており、直線溝58は、リバースシフトフ
オーク39がリバースアイドル歯車6の休止位置
イに対応する位置にあるとき駆動ピン56と係合
して、3−4速シフトフオーク23の摺動を妨げ
ないようになつており、曲線溝59は、リバース
シフトフオーク39がリバースアイドル歯車6を
休止位置イから後進歯車列Grの確立位置ハまで
シフトするとき駆動ピン56と係合するようにな
つている。
曲線溝59は、その入口において揺動腕54の
揺動中心から遠い側の内面が凸曲面59aに、ま
た同揺動中心に近い側の内面が凸曲面59bに形
成され、凸曲面59aは、駆動ピン56が曲線溝
59に進入してくるとき、それと協働して3−4
速シフトフオーク23を4速歯車列G4の確立方
向へ小ストロークLをもつてシフトし得るように
形成されて、上記小ストロークLは、前記3−4
速用同期機構8が同期作用を果たすに充分である
が、4速歯車列G4を確立するには至らないよう
に設定される。
また凹曲面59bは、駆動ピン56が曲線溝5
9から脱出するとき、それと協働して3−4速シ
フトフオーク23を原位置に強制復帰させるよう
に形成される。
また曲線溝59は、上記曲面59a,59bを
過ぎた奥の部分59cでは揺動腕54の揺動中心
を中心とする円弧状をなしている。
而して、前進歯車列Srを確立すべく、先ずク
ラツチCを切り、次いでチエンジレバーをRのセ
レクト位置からシフト位置へシフトすれば、シフ
トアーム19がリバースシフト部材24を作動し
てリバースシフトフオーク39を第5図で左方へ
回動する。すると、該フオーク39によりリバー
スアイドル歯車6が、第5A図に示すように、休
止位置イから後進歯車列Grの確立寸前位置ロま
でシフトされる間に、揺動腕54の揺動により駆
動ピン55が直線溝58から曲線溝59に進入す
る際、凸曲面59aを押動して3−4速シフトフ
オーク23を4速歯車列G4の確立方向へ規定の
小ストロークLだけシフトさせるので、3−4速
用同期機構8の同期作用のみを得て入力軸11i
の慣性回転を停止若しくは弱めることができる。
そこで、リバースシフトフオーク39の上記回動
の進行により、リバースアイドル歯車6を後進歯
車列Grの確立位置ハへシフトすれば、ギヤ鳴き
を生じることなく、入、出力歯車5i,5oにス
ムーズに噛合させることができる。
駆動ピン59は凸曲面59aを過ぎると、揺動
腕54の揺動中心を中心とする円弧部59cに進
入するので、3−4速シフトフオーク23は上記
ストロークLのシフト位置に保持される。
次に後進歯車列Grの確立を解除すべく、リバ
ースシフトフオーク39を第5図で右方へ回動す
れば、リバースアイドル歯車6を休止位置イへ戻
すことができるが、その間に駆動ピン56が曲線
溝59から脱出するとき、凹曲面59bを押動し
て3−4速シフトフオーク23を原位置に強制復
帰させるので、3−4速同期機構8の同期作用を
確実に解除することができる。
上記のようなリバースシフト部材24の作動
時、3−4速シフトフオーク23の4速歯車列
G4確立方向への規定の小ストロークLの動きを
許容するために、第8図に示すように、3−4速
シフトフオーク23のシフトピース23aに係合
するインタロツク板45の規制爪45aの一側に
は凹部60が設けられる。したがつて3−4速シ
フトフオーク23が4速歯車列G4の確立方向へ
僅かにシフトされるときは、そのシフトピース2
3aの一部が上記凹部60に進入し、インタロツ
ク板45の規制爪45aとの干渉を回避すること
ができる(第8A図参照)。
シフトアーム19が中立位置を占めると、イン
タロツク板45の規制爪45aの凹部60は1−
2速シフトフオーク22のシフトピース22aに
対面する。そこで、該シフトピース22aの凹部
60への進入を防止するために、該シフトピース
22aの外側面には、規制爪45aの外側面に対
向するストツパ64が一体に突設される。したが
つて、凹部60がシフトピース22aに対面した
ときでも、ストツパ64と規制爪45aの外側面
との当接により、1−2速シフトフオーク22の
2速歯車列G2確立方向への誤作動を防止するこ
とができる。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、リバースアイド
ル歯車をその休止位置から後進歯車列確立位置へ
シフトするためのリバースシフトフオークと、一
つの前進歯車列を確立するための前進シフトフオ
ークとの間にカム機構を設け、このカム機構は、
リバースシフトフオークの往動時には、それがリ
バースアイドル歯車の休止位置から前進歯車列確
立寸前位置まで移動する間に前記前進シフトフオ
ークを、それに対応する同期機構に同期作用のみ
を発揮させるに足る規定の小ストロークだけシフ
トさせ、リバースシフトフオーク復動時には、前
記前進シフトフオークを原位置に強制復帰させる
ように構成され、チエンジレバーの後進位置への
シフト時前記前進シフトフオークのシフトピース
に対向するインタロツク板に、該前進シフトフオ
ークの前記小ストロークシフト動作のみを許容す
る凹部を設けたので、リバースシフトフオークの
往動時には、その作動速度の緩急に拘らず、前進
歯車列の同期機構に同期作用のみを充分に生じさ
せ、入力軸の慣性回転を確実に抑制してギヤ鳴き
を防止することができる。しかも、その際、前進
シフトフオークのシフトピースとインタロツク板
とは衝突することがないから、衝突音の発生もな
く、またそれらの耐久性を損なうこともない。
またリバースシフトフオークの復動時には、前
記同期機構を確実に不作動状態に戻すことがで
き、したがつて前記同期機構から入力軸に無用な
負荷を加え続けることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は本発明を適用する変速機を備えた自動車用パワ
ーユニツトの概略図、第2図は本発明チエンジ装
置のチエンジレバー操作パターン図、第3図は本
発明チエンジ装置の縦断正面図、第4図は第3図
の−線断面図、第5図は第4図の矢視図、
第5A図は第5図の作動説明図、第6図は第4図
の−線断面図、第7図はチエンジ装置の要部
の一部分解斜視図、第8図は第4図の−線断
面図、第8A図は第8図の作動説明図である。 C…クラツチ、E…エンジン、D…差動装置、
G1〜G4…前進1速〜4速歯車列、Gr…後進歯車
列、L…規定の小ストローク、M…変速機、7…
1−2速用同期機構、8…3−4速用同期機構、
10…ミツシヨンケース、11i…入力軸、11
o…出力軸、22…1−2速シフトフオーク、2
2a…シフトピース、23…3−4速シフトフオ
ーク、23a…シフトピース、24…リバースシ
フト部材、24a…シフトピース、45…インタ
ロツク板、45a…規制爪、46…インタロツク
板、46a…規制爪、54…揺動腕、55…カム
機構、56…駆動ピン、57…カム溝、58…直
線溝、59…曲線溝、60…凹部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 それぞれ同期機構を介して確立する複数段の
    前進歯車列、及びリバースアイドル歯車の滑り噛
    合により確立する後進歯車列を備えた車両用変速
    機のチエンジ装置において、リバースアイドル歯
    車をその休止位置から後進歯車列確立位置へシフ
    トするためのリバースシフトフオークと、一つの
    前進歯車列を確立するための前進シフトフオーク
    との間にカム機構を設け、このカム機構は、リバ
    ースシフトフオークの往動時には、それがリバー
    スアイドル歯車の休止位置から後進歯車列確立寸
    前位置まで移動する間に前記前進シフトフオーク
    を、それに対応する同期機構に同期作用のみを発
    揮させるに足る規定の小ストロークだけシフトさ
    せ、リバースシフトフオーク復動時には、前記前
    進シフトフオークを原位置に強制復帰させるよう
    に構成され、チエンジレバーの後進位置へのシフ
    ト時前記前進シフトフオークのシフトピースに対
    向するインタロツク板に、該前進シフトフオーク
    の前記小ストロークシフト動作のみを許容する凹
    部を設けたことを特徴とする、車両用変速機のチ
    エンジ装置。
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