JPH0735214U - ウォッシャタンク - Google Patents

ウォッシャタンク

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JPH0735214U
JPH0735214U JP6634593U JP6634593U JPH0735214U JP H0735214 U JPH0735214 U JP H0735214U JP 6634593 U JP6634593 U JP 6634593U JP 6634593 U JP6634593 U JP 6634593U JP H0735214 U JPH0735214 U JP H0735214U
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water supply
supply pipe
bracket
arm
recess
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和男 野瀬
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水管との結合作業性を損なうことなくブラ
ケットを給水管に確実に係合保持させることができるウ
ォッシャタンクを提供する。 【構成】 車載したタンク本体3から車体側のパネル1
に設けた孔2を通して上方に延びる給水管4の上端近傍
を挟んで対向する拡開弾性変形可能な一対のアーム12
をブラケット8に設ける。アーム12の先端部内側面の
対向位置に凹部13を設ける。凹部13に嵌合する突起
5を前記給水管4の外周面に設けたことにより、アーム
12の復元力を利用して給水管4の突起5をアーム12
の凹部13に突入嵌合させてブラケット8を給水管4に
結合保持させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用のウォッシャタンクに係り、詳しくは、車体側のパネルに設け た孔を通してタンク本体から上方に延設した給水管の取付構造の改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
タンク本体から車体側のパネルに設けた孔を通して上方に延びる給水管の安定 性を高くするためには、この給水管の上端に舌片を設けてこれを車体側に固定す ればよい。ところが、このように給水管の上端に舌片を設けた場合は、舌片が通 るような大きな孔を車体側のパネルに設ける必要性があるために、該パネルの強 度の低下を招いてしまうという不具合がある。
【0003】 このような不具合を解消するためには、例えば実開昭62−163170号公 報などに見られるように、平面C字状のバンド部をブラケットに設け、タンク本 体から上方に延びる給水管の上端部を前記バンド部に挟圧保持させることが有効 である。
【0004】 しかしながらこのように平面C字状のバンド部を用いてブラケットを給水管に 確実に係合させるためには、給水管の外周面の半周以上におよぶ長さのバンド部 を設ける必要があり、しかも、このバンド部の先端開口部を外方に屈折伸延させ てバンド部への給水管の挿入作業を容易化する必要性がある。また、ブラケット による給水管の固定強度はバンド部による挟持強さによって変化するものであり 、しかも、バンド部による挟持強さはバンド部の長さに依存する。
【0005】 従って、ブラケットによる固定強度を高くするためにはバンド部を長くする必 要性があり、このようにバンド部の長さを大きくするとその開口幅が小さくなっ て給水管との結合作業性が悪化するとともに、バンド部の先端開口部に設けた外 方への屈折伸延部の分だけ作業スペースを大きくする必要性があるという不具合 があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、給水管との結合作業性を損な うことなくブラケットを給水管に確実に係合保持させることができるウォッシャ タンクを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、車体側のパネルに設けた孔を通して上方 に延びる給水管を備えたタンク本体と、前記給水管の上端部を車体側に結合固定 するブラケットを備えている。また、前記給水管の上端近傍を挟んで対向する拡 開弾性変形可能な一対のアームを前記ブラケットに設けている。そして、前記ア ームの先端部内側面の対向位置に凹部を設けるとともに、該凹部に嵌合する突起 を前記給水管の外周面に設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
ブラケットのアームの間に給水管の上端部を差し込むと、該給水管の外周面に 設けた突起がアームを拡開弾性変形させる。このようにして突起がアームの内面 に設けた凹部に一致する位置まで押し込まれると、アームの復元作用で突起が凹 部に突入嵌合される。
【0009】 そして、突起と凹部の係合作用でブラケットが給水管に係合保持される。従っ て、車体に搭載したタンク本体から車体側のパネルに設けた孔を通して上方に延 びた給水管の上端部にブラケットを結合させた後に、このブラケットを車体側に 固定すれば給水管の固定が行われる。よって、給水管の上端に舌片などを設ける 場合のようにパネルに設ける孔を大きくする必要性がない。
【0010】 また、アームの弾性復元力は突起と凹部を係合保持させるに必要十分な大きさ でよく、ブラケットと給水管の結合力は上記アームの復元力の方向と直交する方 向に沿う突起と凹部の結合力によるものである。
【0011】 このために、アームの弾性復元力を小さくして給水間とブラケットの結合作業 性を改善したとしても突起と凹部の係合力(給水管とブラケットの結合力)が損 なわれることがない。さらに、アームの長さを給水管の半径よりも僅かに長くす れば所期の目的を達成できるために、ブラケットと給水管の結合作業性を高くで きるとともに、結合に要するスペースを小さくすることができる。
【0012】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係るウ ォッシャタンクの一実施例を示す車載状態の斜視図、図2は図1に示した給水管 の上端部およびブラケットの斜視図、図3は図1に示したブラケットの平面図、 図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図、図6は図1に示した給 水管の上端部の正面図、図7は図6のC−C断面図である。
【0013】 これらの図において、自動車のエンジンルームの前端下部にタンク本体3を搭 載し、このタンク本体3の上面に突設した給水管4を該タンク本体3の上方を覆 うパネル1に設けた孔2から上方に突出させている。なお、図示しないウォッシ ャポンプなどをタンク本体3に設けることにより、タンク本体3に貯溜されてい るウォッシャ液を図示しないウォッシャノズルに圧送供給できるようにしている 。
【0014】 また、給水管4の上端部外周面に2個の突起5を等配させて形成している。突 起5は図1、図2、図6および図7に示したように給水管4と一体に形成されて おり、水平方向に沿う凹溝6を各突起5の側面に形成することにより、後述する ブラケットとの係合安定性を高くしている。
【0015】 給水管4の上端部を車体側に固定するブラケット8は、車体側への取付部を構 成する本体9と、この本体9に基端を結合した一対のアーム12を備えており、 全体として平面ほぼV字状に形成されている。また、本体9の裏面には図1〜図 3に示したように車体構成部材7に差し込み係合される脚10および車体構成部 材7の端縁に当接係合するピン11を形成している。
【0016】 前記一対のアーム12の先端部間の間隔を前記給水管4の外径とほぼ一致させ ている。また、前記給水管4に設けた突起5が突入嵌合する凹部13を各アーム 12の先端部内側面に形成することにより、突起5を凹部13に嵌合させてアー ム12の間に給水管4を嵌合保持させるようにしている。
【0017】 なお、アーム12の断面を図5に示したように凹溝6の上下寸法(幅)と一致 する厚さのT形断面とすることにより、アーム12を軽量化しつつ剛性を確保し 、しかも、アーム12を凹溝6に嵌合させてブラケット8の取付安定性を高くす るようにしている。また、先端に至るにつれて外方に変位する傾斜面で構成され たガイド面14を両アーム12の先端内側面にそれぞれ設けることにより、アー ム12の間への給水管4の差し込み作業性を高くしている。
【0018】 以上のような構成になるウォッシャタンクにおいて、ブラケット8のアーム1 2の間に給水管4の上端部を差し込むと、該給水管4の外周面に設けた突起5が ガイド面14に当接してアーム12を拡開弾性変形させる。このようにしてアー ム12を拡開変形させながら突起5が凹部13に合致する位置まで給水管4を押 し込むと、アーム12の復元作用で突起5が凹部13に突入嵌合されるとともに 、アーム12が突起5の凹溝6に嵌合するために、突起5と凹部13の係合作用 でブラケット8が給水管4に係合保持される。
【0019】 従って、タンク本体3を車体に搭載して上記のようにして給水管4の上端部に ブラケット8を結合した後に、図4に示したようにブラケット8の本体9の裏面 に設けた脚10を車体構成部材7に差し込んで抜止係合させつつピン11を該部 材7の端縁に当接係合させて廻り止め係合させれば給水管4の固定が行われる。
【0020】 また、ブラケット8と給水管4の間の結合力は上記アーム12の復元力の方向 と直交する方向に沿う突起5と凹部13の結合力によるものである。このために 、アーム12の弾性復元力を突起5と凹部13を係合保持させるに必要十分な程 度にまで小さくして給水管4との結合作業性を改善したとしても、突起5と凹部 13の係合力(給水管4とブラケット8の結合力)が損なわれることがない。さ らに、アーム12の長さを給水管4の半径よりも僅かに長くすればよいために、 ブラケット8と給水管4の結合作業性を高くできるとともに、結合に要するスペ ースを小さくすることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案に係るウォッシャタンクによれば、給水 管との結合作業性を損なうことなくブラケットを給水管に確実に係合保持させる ことができ、結合に要するスペースを小さくすることができる。また、給水管の 上端に舌片などを設ける必要性がないために、車体側のパネルに設ける孔を大き くする必要性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るウォッシャタンクの一実施例を示
す車載状態の斜視図である。
【図2】図1に示した給水管の上端部およびブラケット
の斜視図である。
【図3】図1に示したブラケットの平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】図1に示した給水管の上端部の正面図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 車体側のパネル 2 孔 3 タンク本体 4 給水管 5 突起 6 凹溝 7 車体構成部材 8 ブラケット 9 本体 10 脚 11 ピン 12 アーム 13 凹部 14 ガイド面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側のパネルに設けた孔を通して上方
    に延びる給水管を備えたタンク本体と、前記給水管の上
    端部を車体側に結合固定するブラケットを備え、前記給
    水管の上端近傍を挟んで対向する拡開弾性変形可能な一
    対のアームをブラケットに設け、該アームの先端部内側
    面の対向位置に凹部を設けるとともに、該凹部に嵌合す
    る突起を前記給水管の外周面に設けたことを特徴とする
    ウォッシャタンク。
JP1993066345U 1993-12-14 1993-12-14 ウォッシャタンク Expired - Fee Related JP2605406Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014104892A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd インレットパイプ取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014104892A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd インレットパイプ取付構造

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