JP2002005139A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP2002005139A
JP2002005139A JP2000180975A JP2000180975A JP2002005139A JP 2002005139 A JP2002005139 A JP 2002005139A JP 2000180975 A JP2000180975 A JP 2000180975A JP 2000180975 A JP2000180975 A JP 2000180975A JP 2002005139 A JP2002005139 A JP 2002005139A
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JP
Japan
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column
clip
elastic locking
head
edge
Prior art date
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Application number
JP2000180975A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakamura
竹史 中村
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KAWAMURA KAKO KK
Original Assignee
KAWAMURA KAKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のクリップは、一対の弾性係止片でパネル
の孔の端縁に係止されるようになっていたので、片側の
弾性係止片の係合が外れると、その係止機能が損なわれ
るという問題点があった。また、取付時に支柱が座屈し
易くかったり、孔の周縁に形成されたエッジで弾性係止
片の外側縁が削られ、その係止機能が損なわれるおそれ
もあった。本発明は、これらの問題点の解決を課題とす
る。 【解決手段】クリップ1の頭部2から一体に突設されて
いる支柱4を、先端に向かって漸縮した断面略十字形に
した。そして、この支柱4の四方隅角部の外方にそれぞ
れ、支柱4の隣り合った面と所定の間隙を有するよう
に、断面略扇形の弾性係止片5を4つ配置し、かつそれ
ぞれの弾性係止片5を、先端側が支柱4の外側面より内
方に位置し、基端寄りに支柱4の外側面より外方に突出
した膨出部5aが設けられたものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の部品類をパ
ネル等の板状物に取り付けるためのクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、傘状の鍔11aを有
する頭部11の下面中央から下向きに支柱13を垂下さ
せ、この支柱13の下端から斜め上向きに錨状の一対の
弾性係止片14,14を設けたプラスチック製アンカー
形クリップ10は、従来から公知のものである。
【0003】このアンカー形クリップ10は、パネルP
の取付孔Paに支柱13を上から押し込み、これによっ
て左右の弾性係止片14,14を支柱13に向かって片
持梁式に撓め、鍔11aをパネルPの上面に押付けて拡
張した状態で、両弾性係止片14,14の上端部外面を
パネルPの取付孔Paの縁に下から係止してパネルPに
固定されるようになっていた。
【0004】なお、このクリップ10を介してパネルP
に固定される部品は、そのブラケットBRに形成された
U字状切欠部BRaを、頭部11に形成された頸部12
に嵌め込むことにより、取り付けられるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクリッ
プは、一対の弾性係止片の弾性復元力により、パネルの
取付孔に係止されるようになっているが、このクリップ
は、取り付けられる部品の寸法誤差などにより、必ずし
も支柱がパネルの取付孔の中心に挿入されるとは限ら
ず、このように支柱が取付孔の中心を外れた位置に挿入
されると、片側の弾性係止片が取付孔の端縁に十分にか
からず、クリップが本来の係止力を発揮できなくなり、
容易にパネルの取付孔から抜け落ちるおそれがあった。
【0006】また、一般にこの種のクリップは、叩き込
み作業により能率良く、所定の位置に取り付けられるも
のであるが、その際、上述したように、支柱と取付孔と
のセンター位置がずれていると、支柱が斜めに押し込ま
れて座屈し、クリップが損傷するおそれもあった。
【0007】また、一般にこの種のクリップが取り付け
られるパネルの取付孔は、打ち抜いて形成されているの
で、この孔の裏面側の端縁には、打ち抜いた際のエッジ
が形成されている場合が多い。従って、クリップをこの
エッジが形成された側から取付孔に差し込むと、弾性係
止片の外側縁がこのエッジで削られ、取付孔の端縁に係
止される部分を失って、所望の係止力を発揮できなくな
るおそれもあった。
【0008】本発明は、上記の従来のクリップが有して
いた問題点の解決を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のうち、請求項1記載の発明は、頭部と、
該頭部から一体に突設されている支柱と、この支柱の先
端側から前記頭部の側に向けて設けられ、前記頭部との
間でクリップの取付孔の端縁を挟持する弾性係止片とを
有するクリップにおいて、上記支柱を、先端に向かって
漸縮した断面略十字形とし、この支柱の四方隅角部の外
方にそれぞれ、支柱の隣り合った面と所定の間隙を有す
るように、断面略扇形の弾性係止片を4つ配置し、かつ
それぞれの弾性係止片を、先端側が支柱の外側面より内
方に位置し、基端寄りに支柱の外側面より外方に突出し
た膨出部が設けられたものとしたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成中、頭部を、部品係合用の頸部が設けられたも
のと限定したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施の形
態に基づき詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施形態によるクリップ
を下斜め方向から見た斜視図、図2は、このクリップの
正面図、図3は、その下面図である。
【0013】図示したように、このクリップ1は、従来
のものと同様に、上傘部2aと下傘部2bとの間に頸部
3を設けた二重傘状の頭部2と、この頭部2の下側(図
1において斜め上側)に一体に突設されている支柱4
と、この支柱4の先端側から前記頭部2の側に向けて設
けられた弾性係止片5とを有し、これらは、一体に適当
な弾性を有する合成樹脂材で成形されている。
【0014】ここにおいて、本発明のクリップ1では、
上記支柱4を、先端(図3において紙面の手前側)に向
かって漸縮した断面略十字形のものとしている。また、
弾性係止片5は、この支柱4の四方隅角部の外方に位置
するように、断面略扇形に形成されたものが、4つ設け
られている。この弾性係止片5は、それぞれが図4に示
すように支柱4の隣り合った面と所定の間隙CLを有す
るように配置され、支柱4の先端近傍において、図1並
びに図5に示すように、連結部5bを介してこの支柱4
の一方の側に連結されている。従って、各弾性係止片5
は、頭部2には直接、連結されておらず、その下端(図
1において下端)は、ある程度自由に動き得るようにフ
リーになっている。
【0015】また、各弾性係止片5は、先端側(図1に
おいて上側)が支柱4の外側面より内方に位置し、基端
寄り(図1において下端寄り)に支柱4の外側面より外
方に突出した膨出部5aが設けられている。従って、こ
のクリップ1は、その先端側において十字形の支柱4の
四方の外側面がそれぞれ、図5並びに図6に示すよう
に、弾性係止片5の外側面より外方に突出しており、後
述する取付孔への挿入時に、この弾性係止片5を保護す
るようになっている。
【0016】本発明のクリップ1は、上記の構成を有し
ている。
【0017】このクリップ1は、従来のものと同様に、
頸部3に部品等のブラケットBRに形成されたU字状切
欠部BRaを嵌め込むことにより、各種の部品が取り付
けられ、その先端をパネルPに形成された取付孔Paに
押し込むことにより、図7に示すように、弾性係止片5
が取付孔Paの下側で拡がり、膨出部5aの外側面が取
付孔Paの下側の端縁に引っ掛かって抜け止め係止され
るものである。
【0018】この時、本発明のクリップ1では、取付孔
Paの端縁に係止される弾性係止片5が4つ設けられて
いるので、例え、1つあるいは対向した位置にある2つ
の弾性係止片5の引っ掛かりが不十分であったとして
も、残りの弾性係止片5でクリップ1は抜け止め係止さ
れ、取付孔Paから抜け落ちることはない。
【0019】また、本発明のクリップ1では、その先端
側において支柱4の外側面が、弾性係止片5の外側面よ
り外方に突出しているので、パネルPの取付孔Paに差
し込む際、多少位置ずれがあったとしても、この支柱4
の外側面が取付孔Paの端縁に接して、その差し込みを
案内するように作用するので、弾性係止片5の外側面が
取付孔Paの端縁に擦れ合って受ける損傷が、軽減され
る。よって、弾性係止片5が、その係止機能を損なうほ
ど損傷を受けることは殆どなく、このことは、端縁に打
ち抜きによるエッジ(図示せず)が形成された取付孔P
aに差し込む際、一層顕著である。
【0020】さらに、本発明のクリップ1では、支柱4
が断面略十字形であるので、強度が高く、パネルPへの
取り付けの際に多少無理な力がかかったとしても座屈し
難く、クリップ1が係止機能を損なうほど損傷を受ける
おそれも極めて少ない。
【0021】以上のように本発明のクリップ1は、取付
時に損傷を受け難く、かつ一度取り付けた後は、パネル
Pの取付孔Paに確実に係止され、容易に抜け落ちない
ものである。
【0022】なお、上記の実施の形態では、頭部2に部
品係合用の頸部3を設けたものを例示したが、本発明の
クリップ1は、パネルPの取付孔Paに差し込まれる先
端側の係止部分の構造に特徴があり、先端側が同様の構
成であれば、その頭部の形状は、図示した例に限らず、
例えば、頭部を単なる傘状のものとし、この頭部とその
下側の弾性係止片との間で、部品などの複数のパネル
(図示せず)を連結固定するようにしたものであっても
良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち、請
求項1記載の発明は、クリップの支柱を、先端に向かっ
て漸縮した断面略十字形にすると共に、取付孔の端縁に
係止される弾性係止片を4つ設けたので、支柱の強度が
向上し、パネルへの取付時に座屈するというトラブルが
生じ難くなり、かつ取付後は、4つの弾性係止片で確実
に抜け止め係止されるという効果がある。また、各弾性
係止片を、先端側が支柱の外側面より内方に位置し、か
つ基端寄りに支柱の外側面より外方に突出した膨出部が
設けられたものとしたので、特に打ち抜き形成された取
付孔への挿入時に、弾性係止片が係止機能を損なうほど
の損傷を受けることが、効果的に防止されるという効果
がある。
【0024】また、請求項2記載の発明は、頭部を、部
品係合用の頸部が設けられたものとすることにより、上
記請求項1記載の発明の効果に加え、部品のパネルへの
取り付けが、このクリップを介して容易、かつ確実にな
されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるクリップの斜視図であ
る。
【図2】図1に示したクリップの正面図である。
【図3】図2に示したクリップの下面図である。
【図4】図2のA−A線の断面図である。
【図5】図2のB−B線の断面図である。
【図6】図2のC−C線の断面図である。
【図7】本発明のクリップの組付け状態の縦断面図であ
る。
【図8】クリップの従来例を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 頭部 3 頸部 4 支柱 5 弾性係止片 5a 膨出部 5b 連結部 CL 間隙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と、該頭部から一体に突設されてい
    る支柱と、この支柱の先端側から前記頭部の側に向けて
    設けられ、前記頭部との間でクリップの取付孔の端縁を
    挟持する弾性係止片とを有するクリップにおいて、 上記支柱は、先端に向かって漸縮した断面略十字形とさ
    れ、この支柱の四方隅角部の外方にそれぞれ、支柱の隣
    り合った面と所定の間隙を有するように、断面略扇形の
    弾性係止片が4つ配置され、かつそれぞれの弾性係止片
    は、先端側が支柱の外側面より内方に位置し、基端寄り
    に支柱の外側面より外方に突出した膨出部が設けられて
    いることを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 頭部に部品係合用の頸部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013113419A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toyota Motor Corp テザークリップおよびそれを備えたガーニッシュ取付装置
CN114901965A (zh) * 2020-01-07 2022-08-12 山内株式会社 减振器

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