JPH0734Y2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH0734Y2
JPH0734Y2 JP16896188U JP16896188U JPH0734Y2 JP H0734 Y2 JPH0734 Y2 JP H0734Y2 JP 16896188 U JP16896188 U JP 16896188U JP 16896188 U JP16896188 U JP 16896188U JP H0734 Y2 JPH0734 Y2 JP H0734Y2
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JP
Japan
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speed
traveling
shaft
feed chain
transmission
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JP16896188U
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JPH0287422U (ja
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和実 藪
俊郎 和田
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンバイン、詳しくは刈取装置の作動速度を走
行速度に同調して変速する変速装置と唐箕及びフィード
チェーンを備えたコンバインに関する。
(従来の技術) 従来、この種コンバインは、例えば特公昭57-6882号公
報に記載されたものが知られており、この公報記載のコ
ンバインは、刈取装置の作動速度と走行装置による走行
速度とを同調して変速させると共に、前記脱穀装置及び
フィードチェーンを一定速度で駆動すべく成す一方、前
記刈取装置と走行装置とを脱穀装置に連動させ、該脱穀
装置の負荷が増大したとき、前記刈取装置の作動速度と
走行速度とを可逆的に減少させるようにして、前記脱穀
装置の負荷が増大したとき、前記刈取装置の作動速度と
走行速度とを減少させて、前記脱穀装置への殻稈供給量
を減少させ、また、該脱穀装置の負荷が減少されたとき
には、前記走行速度と刈取作動速度とを増速して、前記
脱穀装置への殻稈供給量を増大すべく構成している。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前記した従来のコンバインにあっては、前記
脱穀負荷が増減して走行速度及び刈取作業速度が変速さ
れても、前記フィードチェーンは定速駆動されるので前
記刈取作業速度とフィードチェーンの搬送速度とに差が
生じ、前記フィードチェーンによる搬送性能が悪くなる
問題があった。
本考案は以上の問題に鑑み考案したもので、その目的
は、走行機体の低速走行時以外の走行時には、走行速度
と刈取作業速度と共にフィードチェーンの搬送速度を同
調して変速させ、前記フィードチェーンによる搬送性能
を向上させることができ、また、低速走行時及び停止時
には、前記フィードチェーンを脱穀性能が確保できる低
速度で駆動できるコンバインを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、刈取装置(5)
の作動速度を走行速度に同調して変速する変速装置(1
3)と唐箕(9)及びフィードチェーン(8)を備えた
コンバインにおいて、前記フィードチェーン(8)の入
力側に、同一方向に回転動力を伝達する第1、第2ワン
ウェイクラッチ(21)(22)をもつカウンター軸(20)
を設けて、該カウンター軸(20)を、前記第1ワンウェ
イクラッチ(21)を介して前記唐箕(9)の唐箕軸(9
1)に連動すべく成すと共に、前記第2ワンウェイクラ
ッチ(22)を介して前記変速装置(13)の出力軸(13
b)に連動すべく成したものである。
(作用) 上記構成により、前記走行機体(1)の低速走行時以外
の走行時には、前記変速装置(13)の出力軸(13b)か
ら第2ワンウェイクラッチ(22)を介してカウンター軸
(20)に伝達される回転数が、前記唐箕軸(91)から第
1ワンウェイクラッチ(21)介してカウンター軸(20)
に伝達される回転数よりも高くなることから、前記出力
軸(13b)の回転動力がカウンター軸(20)を介してフ
ィードチェーン(8)に連動されるのであり、これによ
り、前記フィードチェーン(8)の速度を前記走行速度
と刈取作動速度とに同調させて変速し、前記フィードチ
ェーン(8)による搬送性能を大幅に向上させることが
でき、また、前記走行機体(1)の停止時及び低速走行
時には、前記フィードチェーン(8)を、前記変速装置
(13)の出力軸(13b)から第2ワンウェイクラッチ(2
2)を介するカウンター軸(20)の回転数よりも前記唐
箕軸(91)から第1ワンウェイクラッチ(21)を介する
カウンター軸(20)の回転数が高くなることから、前記
走行機体(1)の停止時及び低速走行時には、前記唐箕
軸(91)の回転動力がカウンター軸(20)を介してフィ
ードチェーン(8)に連動されるのであり、これによ
り、前記フィードチェーン(8)を、常に脱穀性能が確
保できる低速度で駆動できるのである。
(実施例) 第2図は、コンバインの側面図を示し、該コンバインは
走行機体(1)の下部に走行装置(2)を備え、かつ、
前方部に殻稈引起装置(3)と縦搬送装置(4)をもつ
刈取装置(5)を設けると共に、前記機体(1)上に脱
穀装置(6)を搭載し、この脱穀装置(6)の扱胴(図
示せず)と対向する側方部に、フィードチェーン(8)
を設け、前記刈取装置(5)で刈取られて前記フィード
チェーン(8)に供給された殻稈を、該フィードチェー
ン(8)により前記扱胴内に搬送通過させて、該扱胴に
より脱穀処理すべく構成している。
また、第1図はエンジン(10)からの動力伝達系の概略
図を示すものであって、前記走行機体(1)の搭載され
たエンジン(10)の動力は、前記脱穀装置(6)の扱胴
軸(図示せず)と唐箕(9)の唐箕軸(91)への第1伝
動系と、油圧伝動装置(HST)(11)を介して刈取装置
(5)及び走行装置(2)への第2伝動系とに分かれ、
前記第2伝動系の前記油圧伝動装置(11)の動力取出軸
(11a)には、可変プーリから成る変速装置(13)の入
力軸(13a)を連動して、この変速装置(13)の出力軸
(13b)側に前記刈取装置(5)及び走行装置(2)を
設けて、前記変速装置(13)により前記刈取装置(5)
と走行装置(2)とを同調させて変速するごとく成して
いる。
前記脱穀装置(6)には、該脱穀装置(6)における負
荷を検出する検出器(図示せず)を設け、該検出器の検
出結果に基づいて前記変速装置(13)を制御すべく成
し、脱穀装置(6)の負荷が増大したとき、前記変速装
置(13)により前記刈取装置(5)の作動速度と走行速
度とを可逆的に減少させて、前記脱穀装置(6)への殻
稈供給量を減少させ、また、該脱穀装置の負荷が減少さ
れたときには、前記変速装置(13)により走行速度と刈
取作動速度とを増速して、前記脱穀装置(6)への殻稈
供給量を増大すべく構成している。
尚、前記変速装置(13)に既に公知であり、本考案がこ
の変速装置(13)自体の構造に特徴を有するものではな
いからその詳細な説明については省略する。
しかして、本考案は以上のごとく構成するコンバインに
おいて、前記フィードチェーン(8)の入力側に、同一
方向に回転動力を伝達する第1、第2ワンウェイクラッ
チ(21)(22)をもつカウンター軸(20)を設けて、該
カウンター軸(20)を、前記第1ワンウェイクラッチ
(21)を介して前記唐箕(9)の唐箕軸(91)に連動す
べく成すと共に、前記第2ワンウェイクラッチ(22)を
介して前記変速装置(13)の出力軸(13b)に連動すべ
く成したのである。
具体的には、前記カウンター軸(20)と唐箕軸(91)と
の連動は、唐箕軸(91)に駆動プーリ(92)を、カウン
ター軸(20)の一端に第1ワンウェイクラッチ(21)を
介して従動プーリ(93)を設け、これら両プーリ(92)
(93)間にベルト(94)を掛設する。
また、前記カウンター軸(20)と前記出力軸(13b)と
の連動は、カウンター軸(20)の他端に第2ワンウェイ
クラッチ(22)を介して伝動軸(23)を連動連結し、該
伝動軸(23)の端部と前記出力軸(13b)の端部に伸縮
可能な自在継手(24)を連結している。
また、前記フィードチェーン(8)と前記カウンター軸
(20)との間には、前記脱穀装置(6)の脱穀クラッチ
(図示せず)に連動するフィードチェーンクラッチ(3
0)を介装して、該クラッチ(22)を前記脱穀装置
(6)の脱穀クラッチ(図示せず)に連動させ、前記脱
穀クラッチの入り操作時には前記クラッチ(22)を入と
し、また、脱穀クラッチの切操作時には前記クラッチ
(22)を切とし、前記脱穀クラッチを切操作した状態、
つまり、脱穀装置(6)を停止した状態で走行する場合
に、前記カウンター軸(20)からフィードチェーン
(8)への動力伝達を遮断するようにしている。
本考案は以上のごとく構成したもので、前記エンジン
(10)からの回転動力は、第1伝達系を介して前記唐箕
(9)の唐箕軸(91)及び脱穀装置(6)の扱胴軸(7
1)に伝達され、また、第2伝達系から前記油圧伝動装
置(11)及び変速装置(13)を介して刈取装置(5)と
走行装置(2)とに伝達される。
しかして、走行機体(1)の低速時以外の走行時には、
前記変速装置(13)の出力軸(13b)から前記第2ワン
ウェイクラッチ(22)を介してカウンター軸(20)に伝
達される回転数が、前記唐箕(9)の唐箕軸(91)から
前記第1ワンウェイクラッチ(21)を介してカウンター
軸(20)に伝達される回転数よりも高くなるため、前記
第1ワンウェイクラッチ(21)とカウンター軸(20)と
がフリー回転して、前記出力軸(13b)の回転動力が前
記伝動軸(23)から第2ワンウェイクラッチ(22)を介
して前記カウンター軸(20)に連動され、該カウンター
軸(20)からフィードチェーン(8)に伝達されるので
ある。
これにより、走行機体(1)の低速時以外の走行時に
は、前記フィードチェーン(8)の速度を前記変速装置
(13)の出力軸(13b)に連動させて、フィードチェー
ン(8)の速度を前記走行速度と刈取作動速度とに同調
させて変速することができ、前記フィードチェーン
(8)による搬送性能を大幅に向上させることができる
のである。
また、前記走行機体(1)の低速走行時または停止時に
は、前記変速装置(13)の出力軸(13b)から第2ワン
ウェイクラッチ(22)を介してカウンター軸(20)に伝
達される回転数が、前記唐箕(9)の唐箕軸(91)から
ベルト伝動手段と第1ワンウェイクラッチ(21)を介し
てカウンター軸(20)に伝達される回転数よりも低くな
るため、前記第2ワンウェイクラッチ(22)とカウンタ
ー軸(20)とがフリー回転して、前記唐箕軸(91)の回
転動力が第1ワンウェイクラッチ(21)を介して前記カ
ウンター軸(20)に連動されるのであり、この回転動力
が該カウンター軸(20)からフィードチェーン(8)に
伝達されるのである。
これにより、低速走行時には、走行速度に関係なくフィ
ードチェーン(8)を脱穀性能が確保できる一定速度で
駆動させられるので、超低速走行による脱穀が可能であ
るばかりか、走行停止の状態であっても、脱穀装置及び
前記唐箕(9)が回転駆動すれば、前記フィードチェー
ン(8)を前記したごとく駆動できるので、手扱により
脱穀が可能であると共に、該手扱時におけるフィードチ
ェーン(8)の搬送速度が低速であるため安全性を向上
できるのである。
(考案の効果) 以上のごとく本考案よれば、走行機体(1)の低速走行
時以外の走行時には、刈取装置(5)の作動速度を走行
速度に同調して変速する変速装置(13)の出力軸(13
b)に、フィードチェーン(8)をその入力側に設けた
カウンター軸(20)の第2ワンウェイクラッチ(22)を
介して連動させて、フィードチェーン(8)による搬送
速度を前記走行速度と刈取作動速度とに同調させて変速
するのであり、これにより、前記フィードチェーンによ
る搬送性能を向上させることができ、また、低速走行時
又は停止時には、前記唐箕軸(9)にフィードチェーン
(8)を、前記カウンター軸(20)の第1ワンウェイク
ラッチ(21)を介し連動させて、フィードチェーン
(8)を脱穀性能が確保できる低速度で駆動するのであ
り、これにより、超低速走行による脱穀が可能であるば
かりか、走行停止の状態であっても、脱穀装置及び前記
唐箕(9)が回転駆動すれば、前記フィードチェーン
(8)を前記したごとく駆動できるので、手扱による脱
穀が可能であると共に、該手扱時におけるフィードチェ
ーン(8)の搬送速度が低速であるため安全性を向上で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンバインの駆動系の概略説明
図、第2図はコンバイン全体の説明図である。 (5)……刈取装置 (8)……フィードチェーン (9)……唐箕 (13)……変速装置 (13a)……出力軸 (20)……カウンター軸 (21)……第1ワンウェイクラッチ (22)……第2ワンウェイクラッチ (91)……唐箕軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈取装置(5)の作動速度を走行速度に同
    調して変速する変速装置(13)と唐箕(9)及びフィー
    ドチェーン(8)を備えたコンバインにおいて、前記フ
    ィードチェーン(8)の入力側に、同一方向に回転動力
    を伝達する第1、第2ワンウェイクラッチ(21)(22)
    をもつカウンター軸(20)を設けて、該カウンター軸
    (20)を、前記第1ワンウェイクラッチ(21)を介して
    前記唐箕(9)の唐箕軸(91)に連動すべく成すと共
    に、前記第2ワンウェイクラッチ(22)を介して前記変
    速装置(13)の出力軸(13b)に連動すべく成したこと
    を特徴とするコンバイン。
JP16896188U 1988-12-26 1988-12-26 コンバイン Expired - Lifetime JPH0734Y2 (ja)

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JPH0287422U JPH0287422U (ja) 1990-07-11
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JP4970648B2 (ja) * 2000-12-18 2012-07-11 ヤンマー株式会社 コンバイン

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