JPH0623247Y2 - コンバインにおける動力伝達機構 - Google Patents

コンバインにおける動力伝達機構

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JPH0623247Y2
JPH0623247Y2 JP2021188U JP2021188U JPH0623247Y2 JP H0623247 Y2 JPH0623247 Y2 JP H0623247Y2 JP 2021188 U JP2021188 U JP 2021188U JP 2021188 U JP2021188 U JP 2021188U JP H0623247 Y2 JPH0623247 Y2 JP H0623247Y2
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JP
Japan
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feed chain
pulley
drive
tension
shaft
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JP2021188U
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JPH01125035U (ja
Inventor
次男 山崎
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はコンバインの脱穀装置に穀稈を供給するフィー
ドチェーンを駆動するための構成に関するものである。
(ロ)従来技術 従来のコンバインのフィードチェーン駆動は、扱胴を駆
動するための動力伝達系より駆動し、該フィードチェー
ンの駆動速度(回転数)は変速することができず常に一
定であり、また、刈取部の刈取速度や搬送速度とフィー
ドチェーン駆動速度との速度関係において何等関係がな
かったのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 よって、刈取後の穀稈が縦搬送装置からフィードチェー
ンに受継がれる時に、縦搬送装置とフィードチェーンと
の間に搬送速度の相違があるためにその受継部で詰まり
が生じたり、搬送穀稈の不揃い等が生じて脱穀室内にう
まく搬送されずに脱穀効率を下げたりしていたのであ
る。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案はこのような問題点を解消するために、次の如く
構成したものである。
脱穀駆動ケース10の出力軸13よりテンションクラッ
チ22を介してフィードチェーン駆動軸24に動力を伝
えることを可能とすると共に、刈取駆動軸33よりテン
ションクラッチ42を介してフィードチェーン駆動軸2
4に動力を伝えることを可能とし、該テンションクラッ
チ22・42をフィードチェーンクラッチレバー45に
て切換可能に設けたものである。
(ホ)実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面に示した
実施例の構成に基づいて、本考案の構成を説明すると。
第1図は駆動系を示す系統図。第2図はフィードチェー
ンクラッチレバーの作動を示す図面である。
エンジンEからの駆動力は出力軸1に固設したプーリー
2よりベルト3を介してプーリー4、中間軸5、プーリ
ー6と伝え、該プーリー6よりテンションクラッチ11
を「入」とした時にベルト7を介して脱穀駆動入力プー
リー8、脱穀駆動入力軸9より脱穀駆動ケース10に伝
えられる。前記テンションクラッチ11はテンションプ
ーリーをベルト7に押し当ててベルト7を緊張させたと
きに「入」となり動力を伝えることができるのである。
該脱穀駆動ケース10より出力軸12・13を突出し、
一方の出力軸12にプーリー14を固設してベルト15
を介して扱胴18より突出した軸17に固設された扱胴
駆動プーリー16を駆動して扱胴18を回動するのであ
る。
他方の出力軸13にはプーリー20が固設され、該プー
リー20よりテンションクラッチ22を「入」としたと
きに、ベルト21を介してフィードチェーン駆動軸24
に固設した駆動プーリー23に動力を伝え、フィードチ
ェーン19を駆動することを可能としている。
また、前記エンジンEの出力軸1からミッションケース
25に動力が伝えられ、該ミッションケース25にて変
速されて走行駆動軸26・26を駆動して駆動スプロケ
ット27・27を駆動しクローラー式走行装置を駆動す
ることができ、また、ミッションケース25より突出し
たPTO軸29に出力プーリー30を固設して、該出力
プーリー30よりベルト31を介して刈取駆動軸33に
固設したプーリー32に動力を伝えている。
該刈取駆動軸33よりプーリー34、ベルト35、プー
リー36を介して刈取ギヤケース37の入力軸38に動
力が伝えられ、該刈取ギヤケース37より刈刃や引き起
こし装置、掻き込み装置、搬送装置等が駆動されるので
ある。
また、前記刈取駆動軸33上のプーリー40よりテンシ
ョンクラッチ42が「入」の時ベルト41を介して前記
フィードチェーン駆動軸24に固設したプーリー43に
動力を伝えることができ、フィードチェーン19をテン
ションクラッチ22又は42との切り換えによりどちら
からでも駆動することができるように構成しているので
ある。
即ち、第2図に示すように、フィードチェーンクラッチ
レバー45の回動軸46にはアーム47が固設され、該
アーム47先端に互いに逆方向に突出させた連結リンク
48・49の一端が枢支され、該連結リンク48・49
の他側にそれぞれワイヤー50・51を連設し、該ワイ
ヤー50にはテンションクラッチ22のアーム22aが
連結され、ワイヤー51にはテンションクラッチ42の
アーム42aが連結されているのである。
(ヘ)考案の作用 このような構成において、フィードチェーンクラッチレ
バー45を45′の位置に回動すると、連結リンク48
に連結されたアイヤー50が伸ばされてテンションクラ
ッチ22がベルト21を弛めてプーリー20からプーリ
ー23への動力伝達が断たれ、同時に、連結リンク49
に連結されたワイヤー51が引っ張られてテンションク
ラッチ42がベルト41を緊張してプーリー40からプ
ーリー43に動力を伝え、ミッションケース26から刈
取装置(刈刃や引き起こし装置、掻き込み装置、搬送装
置等)と同期してフィードチェーン19が駆動され、刈
取から脱穀までの搬送が一連の流れとなり、扱胴18と
は関係なく駆動されるようになるのである。
逆に、フィードチェーンクラッチレバー45を45′か
ら45の位置に回動すると、ワイヤー50が引っ張られ
てベルト21が緊張され、プーリー20からプーリー2
3に動力が伝達されて、フィードチェーン19は扱胴1
8の回転と同期して回動されるようになり、例えば、多
量の穀稈が投入されて扱胴18の回転に負荷がかかって
回転が遅くなるとフィードチェーン19の搬送速度も遅
くなり、この結果従来ではフィードチェーンの駆動に関
係なく刈取部より搬送されるので詰まりが助長されると
いうことも起こるのである。本実施例では、この時ワイ
ヤー5が弛められてプーリー40からプーリー43への
動力の伝達が断たれているので刈取部は停止状態となて
いるので手扱き作業の場合にフィードチェーンクラッチ
レバー45かこの位置に回動されるのである。
(ト)考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような効果が得
られるのである。
第1に、刈取部とフィードチェーンとを同期して駆動さ
せることができるようになり、刈取部より搬送されてき
た穀稈がスムーズにフィードチェーンに受け継がれるよ
うになり、穀稈の乱れもなくなり、詰まり等もなくなっ
たのである。
第2に、刈取部よりフィードチェーンまで一定速度で搬
送されるようになり、脱穀処理の負荷変動が少なくなり
作業能率の安定度が増したのである。
第3に、フィードチェーンクラッチレバーを切り換えれ
ば、刈取部を停止させ、フィードチェーンと扱胴を同期
して駆動することができ、手扱き作業ができるようにな
り、刈取部と関係なく安全に脱穀が行えるようになった
のである。
第4に、従来のように扱胴と同期して駆動することもで
きし、刈取部と同期して駆動することもできるようにな
り、作柄や圃場条件等を考慮して使い分けができるよう
になったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は駆動系を示す系統図。第2図はフィードチェー
ンクラッチレバーの作動を示す図面である。 10…脱穀駆動ケース 13…出力軸 22・42…テンションクラッチ 24…フィードチェーン駆動軸 33…刈取駆動軸 45…フィードチェーンクラッチレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀駆動ケース10の出力軸13よりテン
    ションクラッチ22を介してフィードチェーン駆動軸2
    4に動力を伝えることを可能とすると共に、刈取駆動軸
    33よりテンションクラッチ42を介してフィードチェ
    ーン駆動軸24に動力を伝えることを可能とし、該テン
    ションクラッチ22・42をフィードチェーンクラッチ
    レバー45にて切換可能に設けたことを特徴とするコン
    バインにおける動力伝達機構。
JP2021188U 1988-02-18 1988-02-18 コンバインにおける動力伝達機構 Expired - Lifetime JPH0623247Y2 (ja)

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JP2021188U JPH0623247Y2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18 コンバインにおける動力伝達機構

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JPH01125035U JPH01125035U (ja) 1989-08-25
JPH0623247Y2 true JPH0623247Y2 (ja) 1994-06-22

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