JPH0734A - 扱胴脱着構造 - Google Patents

扱胴脱着構造

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Publication number
JPH0734A
JPH0734A JP14362493A JP14362493A JPH0734A JP H0734 A JPH0734 A JP H0734A JP 14362493 A JP14362493 A JP 14362493A JP 14362493 A JP14362493 A JP 14362493A JP H0734 A JPH0734 A JP H0734A
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JP
Japan
Prior art keywords
handling cylinder
handling
drive
lock lever
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP14362493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazusane Yabu
和実 薮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication of JPH0734A publication Critical patent/JPH0734A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバインの脱穀装置における扱胴を簡単に
脱着できるようにして、メンテナンス等も容易に行える
ようにする。 【構成】 コンバインの扱胴6を覆う上方及び側方のカ
バー12・10を開放可能として、扱胴6を側方より脱
着可能とする構成において、扱胴6の前後と機体との間
にそれぞれ駆動回転方向には係合し、逆回転方向には離
脱するカップリングA・Bを設け、該後側の本体側に設
けるカップリングBの駆動カム30の軸部30dを、ロ
ックレバー36の回動にてロック方向と解除方向にスラ
イド可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンバインの脱穀装置に
おける扱胴を脱着可能としてメンテナンス等を容易にす
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインの刈取装置から脱穀
装置へ刈り取った穀稈を搬送して、該脱穀装置の扱胴の
回転により脱粒して、排藁は機外へ排出し、精粒はグレ
ンタンクへ貯留されるようにしているが、このように脱
穀作業を行うと、扱胴周面上に突出した扱刃や扱胴外周
下部に沿って配置したクリンプ網に藁屑や枝梗が詰まっ
たり、絡んだりすることがあり、これらを放置すると、
扱刃等が異常摩耗したり変形して脱穀性能が低下した
り、騒音を発したりするので、扱胴を外してこれらを取
り除いたり、また、扱刃の交換等のメンテナンスを行う
時にも扱胴を取り外していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の扱胴を
取り外すための構成は、カバーを外してから、扱胴の駆
動軸に固設したプーリーよりベルトを外して、扱胴の駆
動軸を抜いたり、扱胴の枢支部を外したりしていたの
で、簡単に取り外すことはできず、長時間の作業を要し
ていたのである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明の解決すべき課題は
以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説
明する。即ち、コンバインの扱胴を覆う上方及び側方の
カバーを開放可能として、扱胴を側方より脱着可能とす
る構成において、扱胴の前後と機体との間にそれぞれ駆
動回転方向には係合し、逆回転方向には離脱するカップ
リングを設け、該後側の本体側に設けるカップリングの
軸部を、ロックレバーの回動にてロック方向と解除方向
にスライド可能に構成した。
【0005】
【作用】このような構成によって、扱胴6を取り外す場
合には、扱胴6を覆う上部カバー12及びサイドカバー
10、フィードチェーン5を開放して、扱胴6後部のロ
ックレバー36を回動して軸部30dを後方へ摺動して
扱胴6が側方へ抜ける長さを確保し、同時に駆動カム3
0と駆動ディスク29の係合を外し、扱胴6前部も同様
に駆動カム25と駆動ディスク26の係合を外して、扱
胴6を側方へ取り出すことができる。また、逆の手順で
扱胴6を装着できる。
【0006】
【実施例】次に本発明の構成を添付した図面の実施例に
ついて説明する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は扱胴を取り外せるように、上部カバーとフィードチェ
ーンを開放した状態の斜視図、図3は扱胴と駆動伝達部
の側面断面図、図4は本体に設けたカップリングの駆動
カムの後面図、図5は扱胴に設けたカップリングの駆動
ディスクの斜視図、図6は扱胴後部のカップリングとロ
ックレバー部の拡大断面図、図7はロックレバー後面
図、図8は扱胴の脱着構造の他の実施例を示す側面断面
図である。
【0007】図1において、機体前方に刈取装置1を突
出し、該刈取装置1後部に脱穀装置2を配設し、該脱穀
装置2下部に選別装置、側方に運転席3とその後部にグ
レンタンク4を配置し、脱穀装置2後部にカッター等の
排藁処理装置を配設し、脱穀装置2側部に配設したフィ
ードチェーン5によって刈取後の穀稈の株元が挟持され
て後方へ搬送され、この搬送途中で前後方向に回転軸を
もった扱胴6が回転されて、該扱胴6周面上に多数突出
した扱刃6a・6a・・・によって脱粒され、穀粒はク
リンプ網13より漏下して下方へ落下して選別された後
にグレンタンク4に貯留され、排藁は排藁処理装置によ
り切断されて圃場面上に放出される。
【0008】前記脱穀装置2の扱胴6を外す場合には、
側方を開放する必要があるので、図1、図2に示すよう
に、唐箕やコンベアを駆動するプーリー等を覆うサイド
カバー10内に、後部を支点として側方へ開放できるフ
ィードチェーン支持板11が回動可能に配設され、ま
た、フィードチェーン5の上方より穀稈を押さえる挟扼
杆7が上部カバー12側部に配設され、該上部カバー1
2はグレンタンク側を支点として上方へ回動可能に枢支
している。
【0009】そして、扱胴6は図3に示すように、前部
に駆動ボックス14を設けて、該駆動ボックス14に入
力軸15と中間軸16と駆動軸17を横架して、駆動ボ
ックス14外の入力軸15上には入力プーリー20を固
設し、該入力プーリー20はカバー21にて覆われ、駆
動ボックス14内の入力軸15上には歯車22が固設さ
れ、該歯車22は中間軸16上の歯車23と噛合し、該
歯車23は更に駆動軸17上の歯車24と噛合して、入
力プーリー20より駆動軸17に動力を伝える構成とし
ている。
【0010】そして、駆動軸17上の後端部と扱胴6の
間にカップリングAが設けられ、該カップリングAは駆
動軸17上に固設する駆動カム25と扱胴6前面中央に
固設する駆動ディスク26からなり、該駆動カム25は
図4に示すように、直径方向に当接片25a・25aを
突出して回転駆動方向側に半円状の切欠25b・25b
を形成し、中央後面には回転軸心と同心のリング状の凸
部25cを形成している。他方、扱胴6の前面には図5
に示すように、同軸心となるように駆動ディスク26を
固設し、該駆動ディスク26上の前面にコマ26a・2
6aが前記駆動カム25の切欠25b・25bの位置に
一致させて突出し、また、コマ26a・26aの中心側
に前記リング状の凸部25cの外周に嵌合するリング状
の凸部26bを形成して、駆動カム25の回転時にコマ
26a・26aが切欠25b・25bに係合して回転駆
動でき、凸部25cに凸部26bが嵌合して脱落しない
ようにしている。但し、当接片25a及びコマ26aの
数は限定せず、二点鎖線の如く三組又はそれ以上設ける
ことも可能である。
【0011】そして、扱胴6後部にも前記同様に駆動デ
ィスク29と駆動カム30よりなるカップリングBが設
けられており、図6に示すように、扱胴6後面に駆動デ
ィスク29が固設されてコマ29aと凸部29bを形成
し、機体側の後部支持板27に駆動カム30の軸部30
dがベアリング、プーリー31のボス部を介して回転自
在に支持され、該駆動カム30にも前記駆動ディスク2
9と係合するように切欠30bと凸部30cが設けら
れ、扱胴6から駆動カム30側へ動力を伝えるように
し、該駆動カム30の軸部30d上にはプーリー31を
スプライン嵌合して、該軸部30d上には更にスプリン
グ33を外嵌して止め輪32にて係止して、軸部30d
がプーリー31に対しては前後にスライド可能とし、通
常はスプリング33にて離脱方向に軸部30dがスライ
ドするように付勢され、該軸部30dからはプーリー3
1に動力を伝えることを可能としている。尚、該プーリ
ー31からは排藁チェーンヘ動力が伝えられる。
【0012】そして、軸部30d先端には接当体34が
ベアリングを介して外嵌され、該接当体34の端面には
ロックレバー36の先端に設けた当接部36a又は36
bが当接可能とされ、該ロックレバー36は後部支持板
27上に立設した軸35に回転可能に軸支され、よっ
て、図7に示すように、ロックレバー36を解除方向X
に回転すると、接当体34はロックレバー36の当接部
36aから当接部36bに当接するようになり、軸部3
0dはスプリング33の付勢力により後方へスライドし
て駆動カム30は後退して扱胴6を抜き出すスペースを
開け、同時に駆動カム30の切欠30bから駆動ディス
ク29のコマ29aの係合が外れて動力の伝達は行われ
なくなる。
【0013】このように構成することによって、扱胴6
を取り外す場合には、まず、脱穀装置2側部のサイドカ
バー10を外して、上部カバー12を上方へ開放して、
挟扼杆7をフィードチェーン5より離し、それから支持
板11を側方へ回動してフィードチェーン5を開放す
る。そして、クリンプ網13を外して下方空間を開け
て、扱胴6後部のロックレバー36を回動して当接部3
6bが接当体34に当たるようにし、扱胴6を逆方向に
回転させると、駆動カム30の切欠30bから駆動ディ
スク29のコマ29aの係合が外れ、軸部30dはスプ
リング33の付勢力により後方へスライドし、凸部29
bと凸部30cの嵌合も外れて駆動カム30は図6の二
点鎖線の位置29’まで後退して扱胴6の後部を支持す
るものがなくなり、扱胴6前部も同様に凸部26bと凸
部25cの嵌合も外れて、扱胴6を側方へ取り出すこと
ができる。逆に、装着の場合は凸部26bと凸部25c
を嵌合させて、扱胴6後部を持ち上げてロックレバー3
6をロック方向へ回動すれば、接当体34が押されて軸
部30dが前方へ摺動し、凸部26bと凸部25c、凸
部29bと凸部30cが嵌合して同軸上に支持されて、
扱胴6を作業時に駆動させると、コマ26aと切欠25
bが係合して動力が伝えられるのである。
【0014】また、前記駆動カム25の切欠25bと駆
動ディスク26のコマ26aを用いずに、図8に示すよ
うに、菊座40と長尺ボルト41を用いて脱着するよう
に構成することも可能であり、菊座40を前記歯車24
を固設したボス42後端と、扱胴6の軸部6bの前後
と、プーリー31の支持ボス43前端とにそれぞれ対向
して係合するように固設し、長尺ボルト41を断面多角
形として前記ボス42と扱胴6の軸心に設けた軸部6b
を貫通する長さとして、動力も伝えるようにして、先端
をボス43に螺装できるようにしている。このようにし
て、扱胴6を外す時には、ロックレバー36を解除方向
に回動してから、長尺ボルト41を前方へ抜くと、菊座
40・40が外れて、扱胴6を外すことができ、装着す
る場合には、逆に、菊座40・40をそれぞれ一致させ
てから長尺ボルト41を扱胴に挿入して、締め込みロッ
クレバー36をロック方向へ回動するだけでセットで
き、動力を伝えることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、コンバインの脱穀
部のカバーとフィードチェーンを開放してからロックレ
バーを回動するだけで、扱胴を抜くための空間を確保し
て、逆方向の回転で駆動部(カップリング)の係合を外
して、簡単に扱胴を外すことができるようになり、扱胴
及びクリンプ網のメンテナンスが容易にできるようにな
り、作業時間も短縮することができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】扱胴を取り外せるように、上部カバーとフィー
ドチェーンを開放した状態の斜視図である。
【図3】扱胴と駆動伝達部の側面断面図である。
【図4】本体に設けたカップリングの駆動カムの後面図
である。
【図5】扱胴に設けたカップリングの駆動ディスクの斜
視図である。
【図6】扱胴後部のカップリングとロックレバー部の拡
大断面図である。
【図7】ロックレバー後面図である。
【図8】扱胴の脱着構造の他の実施例を示す側面断面図
である。
【符号の説明】
A・B カップリング 2 脱穀装置 5 フィードチェーン 6 扱胴 10 サイドカバー 12 上部カバー 25 駆動カム 26 駆動ディスク 27 後部支持板 29 駆動ディスク 30 駆動カム 30d 軸部 36 ロックレバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバインの扱胴を覆う上方及び側方の
    カバーを開放可能として、扱胴を側方より脱着可能とす
    る構成において、扱胴の前後と機体との間にそれぞれ駆
    動回転方向には係合し、逆回転方向には離脱するカップ
    リングを設け、該後側の本体側に設けるカップリングの
    軸部を、ロックレバーの回動にてロック方向と解除方向
    にスライド可能に構成したことを特徴とする扱胴脱着構
    造。
JP14362493A 1993-06-15 1993-06-15 扱胴脱着構造 Pending JPH0734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14362493A JPH0734A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 扱胴脱着構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP14362493A JPH0734A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 扱胴脱着構造

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Publication Number Publication Date
JPH0734A true JPH0734A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15343086

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14362493A Pending JPH0734A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 扱胴脱着構造

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JP (1) JPH0734A (ja)

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