JPH0734982Y2 - 出隅部のパネル取付け構造 - Google Patents

出隅部のパネル取付け構造

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JPH0734982Y2
JPH0734982Y2 JP4560790U JP4560790U JPH0734982Y2 JP H0734982 Y2 JPH0734982 Y2 JP H0734982Y2 JP 4560790 U JP4560790 U JP 4560790U JP 4560790 U JP4560790 U JP 4560790U JP H0734982 Y2 JPH0734982 Y2 JP H0734982Y2
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plate
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corner
mounting structure
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JP4560790U
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ウオール フレッド
了 宗村
成知 田中
正樹 鴫村
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、カーテンウォールの出隅部おける外壁パネル
の取付け構造に関する。
(従来の技術) 建築物の躯体の外側に方立と無目を組み合わせ、該方立
と無目で囲まれた部分に外装面材、例えばガラス板を接
着剤で貼着したカーテンウォールが知られているが、昨
今はパネル化して現場取付けを省力化した工法が知ら
れ、出隅部における外壁パネルの取付け構造において
は、例えば実開昭62−42614号公報には、側枠中、一方
の側枠をコーナー用側枠としてあり、カーテンウォール
の構築に当たっては、角度をなして隣設するユニットパ
ネル相互が、前記コーナー用側枠で連続するようにして
あり、隣設するコーナー間は、室外側にバックアップ材
およびシール材によるシールを施すと共に、室内側に気
密材を装着して水蜜、気密を確保することが開示され、
また実開昭62−80909号公報には、建物躯体に固定さ
れ、複数本の縦枠及び横枠からなる格子状面材支持枠に
複数本の面材及び出隅面材を互いに隣接状態に支持させ
た出隅つきカーテンウォールにおいて、上記面材がその
四周室内面に取付用縁枠を接着され、また上記出隅面材
がその出隅がわ縦端部を除いた他の三辺室内側面に取付
用縁枠を、その左右中間部室内側面に縦方向の中間取付
用縁枠をそれぞれ接着されており、上記各面材及び出隅
面材の下端部を上記横枠の室外側面材支持板に支持させ
た状態で、該面材の取付用縁枠を上記縦枠及び横枠の室
外側面に取付けると共に、該出隅面材の中間取付用縁枠
を上記縦枠に取付け、出隅部における左右隣接する出隅
面材がその隣接端部を所定出隅角度でシール材でけシー
ルされた、出隅つきカーテンウォールの面材取付部構造
が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術の前者は、コーナー部においての層間変位
の吸収は、気密材とシール材に負担を掛けるため変形や
クラックを生ずる恐れがあり、またシール材の充填作業
は、室外側より現場打設の工法のため危険を伴う高所作
業、工期も長期化する等問題があり、後者においては、
枠材の露出しない外観を得ることができる出隅つきカー
テンウォールにおける面材の取付構造を目的とするもの
であるが、前記同様に出隅部の層間変位、すなわちL状
に突き合わせたガラス板の一方の変位吸収はガラス板と
突き合わせの接着部に負担を掛ける問題をもち、またガ
ラス板の突き合わせ部分のシール材の打設は、全て室外
側よりの充填作業により、前記同様な問題点が生ずるも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は従来技術の欠点を解消すべくなされたものであ
って、方形に組み立てた枠材端面の室外側に立設する貼
付け板にガラス板を接着剤で貼着し、該枠材の周端面に
前記貼付け板と並設の複数の嵌入板からなるパネルを隣
接するパネルの貼付け板と複数の嵌入板との間に嵌入し
てなる出隅部のパネル取付け構造において、該出隅部に
一対のパネルをハの字状に配設する水平断面で、前記貼
付け板および嵌入板との側面に直接あるいはガスケット
を介して嵌入当接する外面板と複数の仕切り板とを、前
記出隅部角の二等分線と一致する板状部に固着するマリ
オンを前記パネル間に挿着せしめた出隅部のパネル取付
け構造を提供し、さらに前記マリオンの上端に設けた敷
板に隣設する上部マリオンの下端外面板および仕切り板
を嵌入せしめる凹溝部を設け、該凹溝部の両端とは前記
ハの字状に配設したパネルのコーナー側上部横枠材の端
部と突き合わせ、かつ支持する出隅部のパネル取付け構
造を提供するものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は出隅部を水平に切断した第5図のB−B視の断
面図を示し、第2図は本考案の要部を示す分解斜視図、
第3図は一部を切欠した第5図のA−A視の縦断面図、
第4図は出隅部に用いるパネルの斜視図を示し、第5図
は一部を切欠した出隅部の正面より見た概略斜視図を示
すものである。
左右の方立枠材1と該方立枠材の上端に架設する上部横
枠材2、下端に挟持状に配設する下部横枠材3、上下横
枠材2、3の中間に設けた無目4を各枠材に設けたU字
状のビス孔5に図示されないビスを用いてネジ込み締め
付けにより方形に枠組みした室外側周端面に、立設する
貼付け板6並びに該貼付け板と並設する複数の嵌入板7
よりなり、該貼付け板の室外面に接着剤8でガラス板9
を貼着する正面用のパネル10は、方立枠材1に取付けた
取付け座11を図示されない躯体に固着するブラケットと
係止して取付け、該パネルを構成単位とする建物のカー
テンウォール12となる。
出隅部13においてハの字に配設する一対のパネル10
は、一方の方立枠材1に隣接するパネルの方立枠材1が
嵌入着し、コーナー側方の方立枠材1′、すなわちその
端面は出隅部13角の二等分線と平行な斜面とし、該傾斜
端面の室外側はガラス板9と平行な貼付け板6′、該貼
付け板に並設な複数の嵌入板7′を設けるもので、通常
のパネル10に比較し第4図の符号θ状に傾斜するパネル
10′を図示されない躯体に配設するブラケットに取付け
座11を介して取付けるものである。
出隅部13における一対の前記パネル10′間は、マリオン
19を挿着するが、その構成は方立枠材1′の傾斜端面よ
り突出する貼付け板6′および複数の嵌入板7′との間
に挿入し、該貼付け板の先端側面にメタルタッチする外
面板14と、嵌入板7′の先端に先端の溝部15に挿入する
ガスケット16を介して当接する複数の仕切り板17とを前
記出隅部13角の二等分線と一致する板状部18に固着せし
めたものである。
マリオン19の上端には敷板20を固着し、その上方には複
数の凹溝部21、21を設けるが、その形状は外面板14や仕
切り板17の側面と挿入当接するようにV字状とし、該外
面板および仕切り板、板状部18と敷板20、さらに凹溝部
21からなる一体構造は、各部材とを溶接やビス止めある
いは接着剤で固着し、凹溝部21に挿入する板状部18の下
端において挿入に邪魔する部分があればその部分を切欠
して取り除けばよく、マリオン19の挿入により出隅部13
におけるパネル10′間の隙間を塞ぐことができるもので
ある。
凹溝部21の室内側には室内側に張り出した取付部材22に
連結板23を図示されないボルトナットで螺着し、該連結
板の他端には出隅部13にハの字状に配設したパネル10
の上部横枠材2に設けた取付け部材22′と図示されない
ボルトナットで螺着して、マリオン19は取付け座11を介
して躯体に固着するパネル10′より懸吊状に固定される
ものである。
隣接パネル10間の室内側に形成する隙間部24や、敷板20
とパネル10′の上部横枠材2と突き合わせた室内側の隙
間部24′には、シール材を充填して塞ぎ、室外側の隙間
は雨水の排水、縦樋としての役目を果たすものである。
以下、本考案の取付けと作用を説明する。
工場において枠組みし接着剤8でガラス板9を貼着した
パネル1010′は、接着剤8の硬化後建築現場に持ち込
み、図示されない躯体に固着するブラケットに取付け座
11を係止し、逐次左右へあるいは上方へパネル10を配設
していくが、隣接間のシールは互いに突出する枠材の貼
付け板6と嵌入板7とをメタルタッチで、あるいはガス
ケットを介して嵌入することにより、水蜜、気密の保持
を行い、一方出隅部13においては、パネル10′と10′と
をハの字状に配設し、該パネル間の上部よりマリオン19
を挿入する。
マリオン19の挿入は、パネル10′の方立枠材1′に設け
た貼付け板6′および嵌入板7′との側面と、マリオン
19の外面板14と仕切り板17との側面とがダイレクトある
いはガスケット16を介して当接するため、複数個所で仕
切りを設けることにより、室外側よりシール材の充填を
することなく風雨を遮断することができるものである。
マリオン19の上方には、同形状のマリオン19を凹溝部2
1、21に挿入し、逐次上方に積み上げていくが、該凹溝
部の室内側側面に設けた取付け部材22に連結板23を介し
て躯体に固着するパネル10′の取付け部材22′と係止し
て支持することと、外面板14と複数の仕切り板17とが貼
付け板6′と複数の嵌入板7′との室内外面側で互い違
いに当接するため、正負風圧にも充分に耐え、層間変位
においても外面板14と複数の仕切り板17とが貼付け板
6′と複数の嵌入板7′との側面当接により摺動して変
位を吸収し、パネル10′に荷重の負担を与えない。
マリオンの外面板14を伝って凹溝部21に雨水が浸入して
も、敷板20から隙間部24′へと流れ、室外側のシール材
未充填個所へと流れこみ、方立枠材1′の貼付け板6′
と嵌入板7′との間を伝って下方に排出する。
以上、本考案の好適な一実施例を詳述したが、室外側の
外面板14を幅広にし、仕切り板17を順次室内側に幅狭に
すると、通常の単一パネル10を使用することができ、同
様に本考案の目的を達成することができるものであり、
また入隅部においても板状部18に角度の異なる外面板14
と仕切り板17を固着したマリオンと、そのマリオンに合
わせた方立枠材を装着するパネルを配設すれば、出隅部
13同様な作用効果を得ることができるものである。
(考案の効果) 本考案は、出隅部に配設するパネル間において室外側よ
り施工するシール材の充填作業をすることなく開口部を
塞ぎ風雨を遮断し、また出隅部の壁面に沿ったいずれの
方向の層間変位も吸収し、ガラス板あるいは接着剤等に
与える変位荷重もなく、シール作業が極めて少ない工法
等、その実用的効果は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は出隅部を水平に
切断した第5図のB−B視の断面図を示し、第2図は本
考案の要部を示す分解斜視図、第3図は一部を切欠した
第5図のA−A視の縦断面図、第4図は出隅部に用いる
パネルの斜視図を示し、第5図は一部を切欠した出隅部
より見たの概略斜視図を示すものである。 1、1′……方立枠材、2……上部横枠材 6、6′……貼付け板、7、7′……嵌入板 8……接着剤、9……ガラス板1010′……パネル、13……出隅部 14……外面板、16……ガスケット 17……仕切板、18……板状部19 ……マリオン、20……敷板 21……凹溝部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形に組み立てた枠材端面の室外側に立設
    する貼付け板にガラス板を接着剤で貼着し、該枠材の周
    端面に前記貼付け板と並設の複数の嵌入板からなるパネ
    ルを隣接するパネルの貼付け板と複数の嵌入板との間に
    嵌入してなる出隅部のパネル取付け構造において、該出
    隅部に一対のパネルをハの字状に配設する水平断面で、
    前記貼付け板および嵌入板との側面に直接あるいはガス
    ケットを介して嵌入当接する外面板と複数の仕切り板と
    を、前記出隅部角の二等分線と一致する板状部に固着す
    るマリオンを前記パネル間に挿着せしめたことを特徴と
    する出隅部のパネル取付け構造。
  2. 【請求項2】前記マリオンの上端に設けた敷板に隣設す
    る上部マリオンの下端外面板および仕切り板を嵌入せし
    める凹溝部を設け、該凹溝部の両端とは前記ハの字状に
    配設したパネルのコーナー側上部横枠材の端部と突き合
    わせ、かつ支持する請求項1記載の出隅部のパネル取付
    け構造。
JP4560790U 1990-04-27 1990-04-27 出隅部のパネル取付け構造 Expired - Lifetime JPH0734982Y2 (ja)

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JPH044113U JPH044113U (ja) 1992-01-14
JPH0734982Y2 true JPH0734982Y2 (ja) 1995-08-09

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JP2009544872A (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 タムバカキス、ステファノス 吊下げ式ガラスパネルを備えた耐震カーテンウォール

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JP2009544872A (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 タムバカキス、ステファノス 吊下げ式ガラスパネルを備えた耐震カーテンウォール

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