JPH0734670A - 構造材用接続板の取付装置 - Google Patents

構造材用接続板の取付装置

Info

Publication number
JPH0734670A
JPH0734670A JP18230293A JP18230293A JPH0734670A JP H0734670 A JPH0734670 A JP H0734670A JP 18230293 A JP18230293 A JP 18230293A JP 18230293 A JP18230293 A JP 18230293A JP H0734670 A JPH0734670 A JP H0734670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
structural material
side frames
connection plate
horizontal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18230293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2512687B2 (ja
Inventor
Kikuo Hayakawa
川 喜 久 男 早
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP18230293A priority Critical patent/JP2512687B2/ja
Publication of JPH0734670A publication Critical patent/JPH0734670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512687B2 publication Critical patent/JP2512687B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】作業者が手を使わずに接続板を支えることがで
きるとともに、接続板を構造材に対して正確に位置決め
でき、接続板の移動作業と仮止作業とを同じ作業者が行
える構造材を提供する。 【構成】一対の側枠10,10と、一対の側枠10,1
0を連結した連結部材13とを有する装置本体9を設
け、一対の側枠10,10に、一対のコロ33,36,
46と一対のねじ部材42と一対のコロ24とを設け、
連結部材13の近傍にコロ39を設け、装置本体9にス
トッパ47を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨等による構造材を
接続して建築物の骨組みを構築する際に用いる接続板
を、構造材へ容易に仮止めすることができる構造材用接
続板の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は鉄骨材を用いた構造材による建
築物の骨組みの一部を示す一例であり、柱200の側面
には水平な張出部204を設けてある。また、張出部2
04の端部には梁や桁となるH形鋼(構造材)100を
固定してある。
【0003】即ち、互いの水平部102,201同士を
補助板103,接続板104で挟み、これをボルト20
2とナット203とによる締め付けによって固定してい
る。
【0004】固定状態でH形鋼100の荷重を支える補
助板103,接続板104は、鋼材で強固,厚肉に設計
されており、かなり重い。
【0005】ところで、H形鋼100は張出部204へ
の固定に先立ち、図12のような補助板103,接続板
104の仮止作業を行なってから柱200の近傍へクレ
ーンで搬送し、固定される。
【0006】まず、H形鋼100は脚101上に略水平
に保持してある。H形鋼100は水平部102を有し、
水平部102には複数個の孔108を長手方向に設けて
ある。水平部102には複数個の孔109を有する補助
板103の半分程を載せてある。孔108と孔109と
の位置は一致している。
【0007】そして、作業者が水平部102と略同じ幅
に形成された接続板104を手で持ちながら水平部10
2の下方に移動し、接続板104を水平部102の下面
に対して位置決め保持する。即ち、接続板104の複数
個の孔106と孔108,109との位置を一致させ
る。
【0008】次に、他の作業者がボルト105を下方か
ら孔106,108,109に挿入してからナット10
7で仮止めする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では以下の
如き問題があった。
【0010】 作業者は仮止め完了まで接続板104
を支持していなければならないため、作業者の手が疲労
し易く、万一、接続板104落下した場合には作業者が
怪我をする危険がある等、作業者の受ける労働負担が大
きい。
【0011】 接続板104を手で支えたまま水平部
102に対する幅方向の位置決めを行うため、位置決め
を正確に行えず位置決め作業時間が増大し、作業能率が
低下する。
【0012】 接続板104の支持作業と仮止作業と
を別々の作業者が行うため作業効率が悪い。
【0013】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、作業者が手を使わずに接続板を支持できるととも
に、接続板を構造材に対して正確に幅方向に位置決めで
き、かつ、接続板の支持作業と仮止作業とを同じ作業者
が行える構造材用接続板の取付装置を提供することを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、略平行に配置した一対の側枠と、該一対の側
枠の下部を連結した連結部材とを有し、所定方向に移動
自在な縦断面略U字形の装置本体を形成し、前記一対の
側枠の前記移動方向の前部に、構造材の水平部の両側上
面を転動する一対の転動体を設け、前記一対の側枠の前
記移動方向の後部に、前記構造材の水平部の両側上面に
接触する一対の接触子を設け、前記一対の側枠の対向部
位に一対の案内部材を設け、前記一対の側枠に、前記水
平部と前記連結部材とにより形成される隙間の両側方に
相当する位置に一対の規制部材を設け、前記連結部材の
近傍に、前記隙間に挿入される接続板の挿入力の低下を
防止する搬送部材を設け、前記一対の側枠の前記一対の
接触子よりも移動方向の後部に、前記構造材の端縁に接
触するストッパを設けた。
【0015】また、前記一対の側枠同士の間に、前記一
対の案内部材同士及び前記一対の規制部材同士の間隔を
調節する調節部材を設けた。
【0016】
【作用】本発明は、構造材の端面側に対応して作業者が
装置本体を持ち、一対の転動体を構造材の端面側から移
動して水平部の上面に載せて装置本体を支承させた状態
で装置本体を押すと、一対の転動体が水平部の上面を転
動して構造材の長手方向に沿って移動する。
【0017】また、一対の接触子も水平部の上面上を摺
動しつつ移動すとともに、一対の案内部材に水平部の両
側縁が接触し、装置本体は構造材の幅方向に位置決めさ
れる。そして、ストッパが構造材の端縁に接触して装置
本体が停止する。
【0018】この状態で、一対の転動体及び一対の接触
子は水平部の上面に接触するとともに、一対の接触子の
摩擦抵抗によって装置本体の妄動を防止するもので、こ
の装置本体が構造材に対して吊り下げられた状態とな
る。
【0019】このとき、水平部と連結部材との間に形成
された隙間に接続板を挿入して搬送部材上へ接続板を支
持させ、接続板を構造材の水平部に沿って押し入れる
と、接続板は僅かな力で移動し、その挿入力の低下を防
止する。
【0020】接続板の挿入中は、ストッパが構造材の端
縁に接触しているから、挿入力が装置本体に伝達されて
も装置本体が挿入方向には移動しない。また、一対の規
制部材が接続板の側縁部に接触し、結果的に、接続板が
水平部に対して幅方向に位置決めされる。
【0021】従って、作業者はボルト,ナット等の締め
付けにより構造材と接続板との仮止作業を行うことがで
きる。
【0022】一方、幅の異なる構造材,接続板を用いる
場合は、調節部材により一対の案内部材同士及び一対の
規制部材同士の間隔を調節することにより、幅変動に対
応できる。
【0023】
【実施例】次に、図1〜図10により本発明の一実施例
を説明する。本装置は鉄骨材を用いた構造材による建築
物の骨組みを構築する際に用いる接続板を、構造材へ仮
止めする際に用いる。
【0024】構造材1は梁や桁などに用いるH形鋼(構
造材)であり、H形鋼1は仮止め時には図7のように脚
2により二点以上を支持して地上へ略水平に保持してあ
る。
【0025】H形鋼1は図6のように二つの水平部3,
4と中間部5とから一体成形してなる。そして、仮止め
時には下方の水平部4の両側上面に長尺状の補助板7の
長手方向の半分程度を載せてある。水平部3,4は図
5,図8のように長手方向に沿って複数の孔70を有す
る。
【0026】8は取付装置であり、一対の側枠10,1
0と連結部材13とを有する装置本体9を備えている。
一対の側枠10,10は金属製板材を用いて対称に形成
してあり、H形鋼1の長手方向沿いの移動方向Aに沿っ
て平行に立設してある。
【0027】一対の側枠10,10は図1,2のように
帯状の基体11と、基体11の長手方向の両端へと略直
角に内側へ張り出した突出部12とを有する。対向する
突出部12同士は連結板17で連結してある。
【0028】連結板17の軸穴(図示せず)にはボルト
19を挿入してある。突出部12には図4のようにそれ
ぞれ長穴20を設けてあり、ボルト19を長穴20に移
動自在に挿入してある。
【0029】ボルト19にはナット21を取り付けてあ
る。更に、図1,2のように移動方向Aの前方に位置す
る突出部12には、軸29Aを中心として倒立自在なス
トッパ29を設けてある。ストッパ29は後で述べる接
続板の停止位置を設定するためのものである。
【0030】一対の側枠10,10同士の下部は、移動
方向Aに沿って所定間隔置きに設けた連結部材(調節部
材を兼ねる)13により、互いの間隔を調節できる状態
で連結してある。
【0031】このようにして、図4(A)のように装置
本体9を正面側から見た縦断面形状は略U字形となって
いる。図示実施例では、一対の側枠10,10と連結部
材13との接続部が直角になっているが、この接続部が
湾曲していても構わない。
【0032】連結部材13は、基体11同士の対向位置
に固定した複数の大パイプ14と、大パイプ14の内径
よりも小さい外径に設定した小パイプ15とを有する。
小パイプ15は大パイプ14内に挿入してあり、小パイ
プ15と大パイプ14とはその軸心方向に沿って相対移
動自在である。
【0033】大パイプ14には上下に貫通する孔25を
設けてあり、小パイプ15には上下に貫通する孔26を
軸心方向に沿って複数箇所設けてある。そして、双方の
孔25,26の位置を一致させ、孔25,26にテーパ
状のピン16を挿入すると、小パイプ15と大パイプ1
4とが固定され一対の側枠10,10同士の間隔が設定
される。
【0034】また、基体11同士の対向位置には図5の
ように複数の軸穴22を設けてあり、軸穴22内には軸
23をその軸心方向に沿って移動自在に挿入してある。
軸23の軸心と連結部材13の軸心との高さは略同じに
設定してあり、軸23にはそれぞれ断面円形のコロ(搬
送部材)24を取り付けてある。
【0035】軸23とコロ24とは相対回転自在であ
り、コロ24の外径は大パイプ15の外径よりも大きく
設定してある。
【0036】軸23には径方向に貫通した複数の孔27
をその軸心方向に一列に設けてあり、孔27のうち側枠
10,10同士の外側に位置する二箇所を選択してピン
28を挿入すると、軸23を装置本体9に対して軸心方
向の位置決めを行える。
【0037】一対の側枠10,10移動方向Aの前部に
は、図3のように上方に突出した対称形状の第一突出板
30を一体的に接合してあり、一対の側枠10,10移
動方向Aの後部には、上方に突出した対称形状の第二突
出板40を一体的に接合してある。
【0038】第一突出板30には、複数のめねじ31を
上下一列に異なる高さに形成してある。第一突出板30
同士のめねじ31は各々同じに高さに設けてある。
【0039】そして、同じ高さのめねじ31へとねじ部
材32を別個に挿入し、そのねじ部材32にコロ(転動
体)33を回転自在に取り付けてある。従って、ねじ部
材32を挿入するめねじ31の位置を変更することによ
り、コロ33の高さを変更自在である。
【0040】また、ねじ部材32の締め付けや緩め動作
により、コロ33の端面同士の間隔を調節できる。33
Aは円筒状のカラーであり、カラー33Aの軸方向寸法
を変更してもコロ33の端面同士の間隔を調節できる。
【0041】また、第二突出板40には複数のめねじ4
1を上下一列に異なる高さに形成してある。第二突出板
40同士のめねじ41は各々同じに高さに設けてある。
同じ高さのめねじ41にはねじ部材(接触子)42を別
個に挿入してある。
【0042】本実施例では、ねじ部材42の頭部43の
下面の高さとコロ33の下面の高さとを略同じに設定し
てある。
【0043】第一突出板30めねじ31よりも移動方向
Aの後方には、上下一対のベース34を設けてある。ま
た、第二突出板40めねじ41よりも移動方向Aの後方
には、上下一対のベース44を設けてある。
【0044】ベース34,44はそれぞれ略垂直にねじ
部材35,45を支持しており、ねじ部材35,45に
はそれぞれ一対のコロ(案内部材)36,46を取り付
けてある。この一対のコロ36,46の外周面同士の間
隔は、一対のコロ33の端面同士の間隔よりも広く設定
してある。基体11同士の対向位置には、所定間隔おき
にベース37を設けてあり、ベース37のめねじ(図示
せず)に略垂直に挿入したねじ部材38にはコロ(規制
部材)39をそれぞれ取り付けてある。このコロ39の
外周面同士の間隔は、コロ36,46同士の間隔と略同
じか、若干狭く設定してある。
【0045】第二突出板40コロ46よりも移動方向A
の後方の対向面は、略水平なストッパ47で接続してあ
る。ストッパ47はコロ39よりも上方に設けてある。
【0046】ストッパ47は、第二突出板40同士に別
個に設けた複数の大パイプ48と、大パイプ48の内径
よりも小さい外径に設定した小パイプ49とを有する。
小パイプ49は大パイプ48内に挿入してあり、小パイ
プ49と大パイプ48とは軸心方向に沿って相対移動自
在である。
【0047】大パイプ14は上下に貫通した孔50を設
けてあり、小パイプ49には上下に貫通した孔51を軸
心方向に沿って複数箇所設けてある。そして、双方の孔
50,51を一致させ、その双方の孔50,51にテー
パ状のピン52を挿入することにより、小パイプ49と
大パイプ48とを固定できる。
【0048】次に、上記取付装置の使用方法を説明す
る。まず、水平部4と補助板7とを予めボルト61,ナ
ット64により仮止めしておく。
【0049】そして、図5のように作業者が装置本体9
を持ち上げ、装置本体9をH形鋼1の下方へと矢印A方
向に移動して一対のコロ33を補助板7の上面に載せ
る。
【0050】その後、装置本体9を前方へ押すと、一対
のコロ33が補助板7の上面を転動しつつ装置本体9が
移動する。この移動中、図6のようにコロ36,46が
水平部4の側縁に接触し、H形鋼1に対する装置本体9
の幅方向の位置ずれを規制する。
【0051】そして、図7のようにストッパ47がH形
鋼1の端縁に接触して装置本体9が停止する。この時点
で一対のねじ部材42の頭部43が補助板7の上面に接
触し、図6のように装置本体9がH形鋼1に対して吊り
下げられた状態となり、水平部4と連結部材13との間
に隙間Dが形成される。
【0052】そして、図7のように接続板60を隙間D
に挿入すると、コロ39が接続板60を支えるととも
に、コロ39が転動することで接続板60とコロ33と
がころがり摩擦の関係となり、その挿入を助ける。従っ
て、作業者は疲労が少ないし、接続板39が落下する危
険もなく安全であり、作業者の労働負担が小さくなる。
【0053】この挿入中、図8のように一対のコロ24
が接続板60の側縁部に接触し、接続板60が水平部6
の下面に対して幅方向に位置決めされる。また、ストッ
パ47がH形鋼1の端縁に接触しているから、挿入力が
装置本体9に伝達されても装置本体はが挿入方向には移
動しない。従って、接続板60の位置決め作業時間を短
縮でき作業能率が向上する。
【0054】その後、図9のように接続板60の先端部
がストッパ29に接触して停止し、孔62,64,70
の位置が一致する。
【0055】そして、作業者が図10のようにボルト6
1を孔62,64,70に挿入し、ナット65で仮止め
する。また、先に水平部4と接続板7とを仮止めしてあ
ったボルト61,65も同様にして付け直す。更に、取
付装置8を取り外してH形鋼100を図示しないクレー
ンで吊って所定の場所へ搬送する。
【0056】このように、本実施例では接続板60を装
置本体9で支えているから、接続板60の移動作業と仮
止作業とを同じ一人の作業者が遂行でき、作業効率が良
い。
【0057】本実施例では、連結部材13により一対の
コロ36,46,39の間隔を調節できるから、構造材
1及び接続板60の幅変動に対応できる。
【0058】また、装置本体9を構成する一対の側枠を
一体的に構成してもよい。この場合、一対の側枠同士の
間隔の調節はできない。
【0059】また、搬送部材は、平行に配置した複数の
ローラと、複数のローラに掛け回したエンドレスのベル
トとにより構成してもよい。
【0060】また、すでにH形鋼1が建築物の一部とし
て組み立てられている場合は、ピン16を外して装置本
体9を分解し、その後、一対の側枠10,10をH形鋼
1に別個に載せた後、連結部材13により組み立てて使
用することもできる。
【0061】また、第一突出板30のねじ部材32の下
方に他のねじ部材(図示せず)をねじ込んでおき、この
ねじ部材とねじ部材32とで水平部6を挟み付けるよう
にすれば、接続板60をコロ39の上に載せた時に装置
本体9が第二突出板40のねじ部材42を支点として揺
動することが無く一層作業性が良い。
【0062】また、一対の側枠10,10同士の間隔の
変更は、小パイプ15に対して一対の側枠10,10の
両方を移動させてもよいし、一方の側枠10,10だけ
を移動して行ってもよい。
【0063】さらにまた、実施例では補助板7を用いて
いるが、補助板7を用いずにコロ33を直接水平部6の
上面に載せる構成でも良い。
【0064】なお、補助板7,接続板60の寸法がスト
ッパ47からコロ33までの距離よりも短いものを使用
した場合、装置本体9の停止前にコロ33は補助板7の
上面から水平部6の上面へと移行する。
【0065】この場合は、補助板7の厚さに対応し、予
めコロ33の下面をねじ部材42の頭部42の下面より
も低く設定しておくことで隙間Dを長手方向に沿って一
定に維持できる。そして、接続板60の挿入は補助板7
の端部と挿入方向端部とが一致した時点で完了する。
【0066】また、第一突出板30、第二突出板40を
一対の側枠10,10とは別構成とし、第一突出板3
0、第二突出板40をボルト,ナットにより一対の側枠
10,10とへと固定してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明は、略平行に配置し
た一対の側枠と、該一対の側枠の下部を連結した連結部
材とを有し、所定方向に移動自在な縦断面略U字形の装
置本体を形成し、前記一対の側枠の前記移動方向の前部
に、構造材の水平部の両側上面を転動する一対の転動体
を設け、前記一対の側枠の前記移動方向の後部に、前記
構造材の水平部の両側上面に接触する一対の接触子を設
け、前記一対の側枠の対向部位に一対の案内部材を設
け、前記一対の側枠に、前記水平部と前記連結部材とに
より形成される隙間の両側方に相当する位置に一対の規
制部材を設け、前記連結部材の近傍に、前記隙間に挿入
される接続板の挿入力の低下を防止する搬送部材を設
け、前記一対の側枠の前記一対の接触子よりも移動方向
の後部に、前記構造材の端縁に接触するストッパを設け
た。
【0068】本発明は、構造材の端面側に対応して作業
者が装置本体を持ち、一対の転動体を構造材の端面側か
ら移動して水平部の上面に載せて装置本体を支承させた
状態で装置本体を押すと、一対の転動体が水平部の上面
を転動して構造材の長手方向に沿って移動する。
【0069】また、一対の接触子も水平部の上面上を摺
動しつつ移動すとともに、一対の案内部材に水平部の両
側縁が接触し、装置本体は構造材の幅方向に位置決めさ
れる。そして、ストッパが構造材の端縁に接触して装置
本体が停止する。
【0070】この状態で、一対の転動体及び一対の接触
子は水平部の上面に接触するとともに、一対の接触子の
摩擦抵抗によって装置本体の妄動を防止するもので、こ
の装置本体が構造材に対して吊り下げられた状態とな
る。
【0071】このとき、水平部と連結部材との間に形成
された隙間に接続板を挿入して搬送部材上へ接続板を支
持させ、接続板を構造材の水平部に沿って押し入れる
と、接続板は僅かな力で移動し、その挿入力の低下を防
止する。
【0072】従って、作業者は疲労が少ないし、接続板
が落下する危険もなく安全であり、作業者の労働負担が
小さくなる。
【0073】接続板の挿入中は、ストッパが構造材の端
縁に接触しているから、挿入力が装置本体に伝達されて
も装置本体が挿入方向には移動しない。また、一対の規
制部材が接続板の側縁部に接触し、結果的に、接続板が
水平部に対して幅方向に位置決めされる。従って、位置
決め作業時間を短縮でき作業能率が向上する。
【0074】更に、接続板を装置本体で支えているか
ら、接続板の挿入作業者がそのまま構造材と接続板との
仮止め作業をも行うことができ、作業効率が良い。
【0075】一方、幅の異なる構造材,接続板を用いる
場合は、調節部材により一対の案内部材同士及び一対の
規制部材同士の間隔を調節することにより、幅変動に対
応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の取付装置の平面図である。
【図2】本発明の一実施例の取付装置の平面図である。
【図3】図1の取付装置の側面断面図である。
【図4】(A)は図1の取付装置の正面図、(B)は図
1の取付装置の背面図である。
【図5】本実施例の取付装置の移動前の斜視図である。
【図6】本実施例の取付装置の移動途中の平面断面図で
ある。
【図7】本実施例の取付装置の移動完了時の平面断面図
である。
【図8】本実施例の取付装置で接続板を挿入完了した斜
視図である。
【図9】本実施例の取付装置で接続板を挿入完了した正
面断面図である。
【図10】本実施例で接続板の仮止め後の斜視図であ
る。
【図11】一般的な構造材と柱との固定機構を示す側面
図である。
【図12】従来例における構造材と接続板との仮止め時
の斜視図である。
【符号の説明】
1 H形鋼(構造材) 6 水平部 9 装置本体 10 一対の側枠 13 連結部材(調節部材) 24 コロ(一対の規制部材) 33 一対の転動体 39 搬送部材 42 ねじ部材(接触子) 36,46 コロ(一対の案内部材) 47 ストッパ 60 接続板 A 移動方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平行に配置した一対の側枠と、該一対
    の側枠の下部を連結した連結部材とを有し、所定方向に
    移動自在な縦断面略U字形の装置本体を形成し、前記一
    対の側枠の前記移動方向の前部に、構造材の水平部の両
    側上面を転動する一対の転動体を設け、前記一対の側枠
    の前記移動方向の後部に、前記構造材の水平部の両側上
    面に接触する一対の接触子を設け、前記一対の側枠の対
    向部位に一対の案内部材を設け、前記一対の側枠に、前
    記水平部と前記連結部材とにより形成される隙間の両側
    方に相当する位置に一対の規制部材を設け、前記連結部
    材の近傍に、前記隙間に挿入される接続板の挿入力の低
    下を防止する搬送部材を設け、前記一対の側枠の前記一
    対の接触子よりも移動方向の後部に、前記構造材の端縁
    に接触するストッパを設けたことを特徴とする構造材用
    接続板の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の側枠同士の間に、前記一対の
    案内部材同士及び前記一対の規制部材同士の間隔を調節
    する調節部材を設けた請求項1記載の構造材用接続板の
    取付装置。
JP18230293A 1993-07-23 1993-07-23 構造材用接続板の取付装置 Expired - Lifetime JP2512687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18230293A JP2512687B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 構造材用接続板の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18230293A JP2512687B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 構造材用接続板の取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0734670A true JPH0734670A (ja) 1995-02-03
JP2512687B2 JP2512687B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=16115919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18230293A Expired - Lifetime JP2512687B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 構造材用接続板の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512687B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103541430A (zh) * 2013-10-31 2014-01-29 同济大学建筑设计研究院(集团)有限公司 一种钢结构连廊支座连接结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103541430A (zh) * 2013-10-31 2014-01-29 同济大学建筑设计研究院(集团)有限公司 一种钢结构连廊支座连接结构
CN103541430B (zh) * 2013-10-31 2015-12-30 同济大学建筑设计研究院(集团)有限公司 一种钢结构连廊支座连接结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2512687B2 (ja) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104353937B (zh) 一字型钢管束自动拼装焊接装置
US20080084014A1 (en) Retrofit Jig System for a Truss Assembly Table
JP2506242B2 (ja) 形鋼の組立装置
JP2512687B2 (ja) 構造材用接続板の取付装置
JPS6238798A (ja) 鉄骨部材組立装置
JPH09150264A (ja) 鋼製セグメント溶接用位置決め治具及び溶接装置
JPS6178576A (ja) 溶接h形鋼の製造方法およびその製造システム
JPS6131037B2 (ja)
JP3441611B2 (ja) ロール成形機
JPH0744674Y2 (ja) 下フランジ用スプライスプレートスベラー
KR102208574B1 (ko) 자재 가공 시스템
JPH09310502A (ja) 構造材用接続板の取付装置
JPH0434995Y2 (ja)
JP2003193682A (ja) 鋼材端面への鋼板の位置合わせ方法
JPH01218770A (ja) 角柱組立用配材保持装置
CN220480721U (zh) 定位安装设备
JP2001081730A (ja) 橋桁等の送出し架設方法及びそれに使用するガイド装置
JPH0626680Y2 (ja) 柱型枠締付装置
JPS5858176B2 (ja) 床パネル枠組装置
JPH07323394A (ja) 鉄骨柱組立用架台
JPH03269Y2 (ja)
JPH0762886A (ja) 柱梁の接合構造における梁の位置決め方法
JPH04146343A (ja) 柱・梁接合工法
JPS6042026Y2 (ja) ビス締め装置
JPS637899B2 (ja)