JPH0734594B2 - テレビジョン信号の記録再生装置 - Google Patents

テレビジョン信号の記録再生装置

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JPH0734594B2 JP62297450A JP29745087A JPH0734594B2 JP H0734594 B2 JPH0734594 B2 JP H0734594B2 JP 62297450 A JP62297450 A JP 62297450A JP 29745087 A JP29745087 A JP 29745087A JP H0734594 B2 JPH0734594 B2 JP H0734594B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン信号(例えば、複合映像信号、
或いは輝度信号,搬送色信号)の記録再生装置に関し、
例えば、搬送色信号低域変換記録方式のビデオテープレ
コーダ(以下、VTRと称す。)等の記録再生装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
NTSC方式の複合映像信号を記録再生する現行の家庭用VT
Rでは、搬送色信号低域変換記録方式が採用されてい
る。
これは、NTSC方式の複合映像信号において、輝度信号
(Y信号)と、輝度信号のおよそ3〜4M Hzの高域に周
波数多重されている搬送色信号(C信号)とをそれぞれ
分離し、搬送色信号(以下、端に色信号と言う。)の方
を1M Hz以下の低域に周波数変換して低域変換色信号に
する。一方、輝度信号の方は2〜3M Hz程度に帯域制限
し、周波数変調(FM変調)してFM変調輝度信号にする。
そして、その信号と前述の低域変換色信号とを周波数多
重して、記録媒体である磁気テープ上に記録するもので
ある。
また、再生時には、周波数多重されたFM変調輝度信号と
低域変換色信号とを高域通過フィルタ(以下、HPFと称
す。)および低域通過フィルタ(以下、LPFと称す。)
にてそれぞれ分離し、分離した信号のうち、FM変調輝度
信号の方はFM復調し、低域変換色信号の方は、色副搬送
波周波数が元の周波数となるように逆変換する。そし
て、色信号を、再び輝度信号の高域に周波数多重して元
の複合映像信号の形に戻す。
この様な搬送色信号低域変換記録方式において、近年メ
タルテープなどの記録媒体を用いることにより、前述の
FM変調輝度信号のFMキャリア信号を、従来より約2M Hz
程度まで高域にもってくることが可能となり、再生画像
の高解像度化を図る、家庭用広帯域記録VTRが実現可能
となってきた。
なお、この種の装置に関するものとして、例えば、テレ
ビ技術,1986年12月号,第19頁から第23頁に記載のもの
や、テレビ技術,1987年3月号,第19頁から第24頁に記
載のものなどが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の家庭用VTRでは、前述したように、再生時におい
て、FM復調して得られた輝度信号と周波数逆変換して得
られた色信号とを再び周波数多重して複合映像信号に戻
している。
第7図は従来の家庭用VTRにおける複合映像信号中の輝
度信号と色心の周波数帯域を記録前と再生後とで比較し
て示した説明図である。
第7図において、Yは輝度信号、Cは色信号であり、横
軸は周波数を示している。
記録前の複合映像信号においては、第7図(a)に示す
様に、輝度信号の周波数帯は色信号の周波数帯と重なっ
ているが、従来の家庭用VTRでは、輝度信号の記録でき
る帯域が2〜3M Hzと狭帯域であるので、再生後の複合
映像信号においては、第7図(b)に示す様に、輝度信
号の周波数帯域は色信号の周波数帯域とは重ならなくな
ってしまう。従って、記録時において複合映像信号を輝
度信号と色信号とに分離する際の分離の仕方が不十分で
あっても(例えば、複合映像信号を3M Hz程度のLPFで制
限した信号を輝度信号として記録したような場合)、再
生後において、再生後の複合映像信号を再び輝度信号と
色信号とに分離した場合、その輝度信号中に色信号成分
がもれ込むということは非常に少ない。
しかしながら、前述したような従来の家庭用広帯域記録
VTRでは、輝度信号の記録できる帯域を4M Hz程度まで伸
ばすことが可能であるので、再生後の複合映像信号にお
いては、輝度信号の周波数帯域は第7図(b)に破線で
示す如く拡大し、色信号の周波数帯域と重なってしま
う。従って、記録時において複合映像信号を輝度信号と
色信号とに分離する際の分離の仕方が不十分であると、
再生後において、再生後の複合映像信号を再び輝度信号
と色信号とに分離した場合、その輝度信号中に多くの色
信号成分がもれ込んでしまう。しかも、VTRの再生信号
の場合、時間軸変動のために輝度信号と色信号とは周波
数インターリーブの関係を必ずしも満足していないの
で、輝度信号と色信号とを確実に分離するためにくし形
フィルタ等を用いても、輝度信号への色信号成分のもれ
込みをなくすることはできない。その結果、従来の家庭
用広帯域記録VTRにおいては、輝度信号中にもれ込んだ
色信号成分の影響により、妨害が発生し、再生画像の画
質が劣化してしまうと言う問題があった。
また、従来の家庭用広帯域記録VTRにおいては、前述し
たように、輝度信号はFM変調して記録されるため、広帯
域化に伴い三角ノイズが増加してしまい、その結果、再
生信号のS/Nを劣化させると言う問題もあった。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、
家庭用広帯域記録VTRにおいて、輝度信号と色信号との
間の相互妨害、及びS/Nの劣化を軽減し、高画質化を図
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本発明では、複合映像
信号が入力される第1の入力端子と、色信号成分の抑圧
された輝度信号が入力される第2の入力端子と、輝度信
号成分の抑圧された色信号が入力される第3の入力端子
と、ラインくし形フィルタと、ノイズリダクション回路
(例えば、フレーム巡回型のノイズリダクション回路)
と、フレーム間の演算によって色信号成分を除去する第
1のフレームくし形フィルタと、フレーム間の演算によ
って輝度信号成分を除去する第2のフレームくし形フィ
ルタと、第1及び第2の混合器と、記録処理回路と、記
録再生手段と、再生処理回路と、第1及び第2の出力端
子と、で少なくとも構成するようにした。
〔作用〕
MTSC方式では、輝度信号と色信号が周波数インターリー
ブの関係になるように、色副搬送波周波数fSC(=約3.5
8M Hz)と水平走査周波数fH(=約15.734K Hz)との間
には、 の関係があり、色副搬送波の位相はライン毎に反転す
る。また、水平走査周波数fHとフレーム周波数fV(=約
30Hz)との間には、 fH=525fV ……(2) なる関係があり、(1),(2)式より、色副搬送波は
フレーム毎にも反転する。
従って、例えば、1ライン期間または1フレーム期間離
れた信号の間の和を求めることにより色信号成分の抑圧
された輝度信号を抽出でき、差を求めることにより輝度
信号成分の抑圧された色信号を抽出することができる。
そこで、先ず、記録時について説明する。
前記ラインくし形フィルタは、上記の関係を利用し、ラ
イン単位の遅延線を用いてライン間の演算を行い、前記
第1の入力端子より入力された複合映像信号を輝度信号
と色信号とに分離する。
次に、前記ノイズリダクション回路は、前記ラインくし
形フィルタからの輝度信号を入力し、空間的に同一,時
間的に位置の異なる信号間の演算によりノイズ成分を抽
出し、そして、元の前記輝度信号からこのノイズ成分を
除去するように動作し、解像度を低下させずにノイズの
抑圧を行う。
次に、前記第1及び第2のフレームくし形フィルタは、
フレーム単位に遅延線を用いてフレーム間の演算によっ
て、前記ノイズリダクション回路からの輝度信号中の色
信号成分を除去、或いは、前記ラインくし形フィルタか
らの色信号中の輝度信号成分を除去するように動作す
る。
次に、前記第1及び第2の混合器は、前記ラインくし形
フィルタからの輝度信号(前記ノイズリダクション回路
を介した輝度信号),色信号と、前記第1及び第2のフ
レームくし形フィルタからの輝度信号,色信号と、を混
合し、輝度信号のフレーム間のレベル差(即ち、フレー
ム間の動き量)が小さい領域(静止画領域)では前記第
1及び第2のフレームくし形フィルタ各々から得られる
輝度信号,色信号の混合量を大きくするように、差が大
きい領域(動画領域)では前記ラインくし形フィルタか
ら得られる輝度信号(前記ノイズリダクション回路を介
した輝度信号),色信号の混合量を大きくするように前
記制御手段によって制御される。
従って、前記第1及び第2の混合器の各々の出力には、
静止画領域については、完全に輝度信号と色信号との相
互妨害と除去した輝度信号と色信号とを、動画領域につ
いては、フレーム間の演算によって生じる動画像のボケ
のない輝度信号と色信号とを、それぞれ得ることができ
る。
次に、前記記録処理回路は、前記第1の混合器から得ら
れる輝度信号に対しFM変調等の処理を程し、前記第2の
混合器から得られる色信号に対し搬送波低域変換等の処
理を施す。そして、前記記録再生手段によって記録媒体
である磁気テープ上に記録する。
次に、再生時について説明する。
前記再生処理回路は、前記記録再生手段によって前記磁
気テープ上から再生された信号に対し、搬送波逆変換,F
M復調等の処理を施し、輝度信号と色信号とを得る。
そして、輝度信号は、前記ノイズリダクション回路に導
かれて、前述したと同様にノイズの抑圧が行われ、その
後、色信号と共に、前記第1及び第2の出力端子から装
置外部へ出力される。
以上の様にして、本発明によれば、輝度信号と色信号と
の間の相互妨害の軽減、およびS/Nの大幅な改善が図れ
る。
また、本発明では、外部の受像機等との接続を行う場
合、輝度信号と色信号とを再び複合映像信号に変換した
りして、1つの経路にて行おうとするのではなく、輝度
信号と色信号とを独立させたままで、2つの独立した経
路にて接続を行い得るので、輝度信号と色信号との間の
相互妨害が再び発生することがない。
また、タビング時においては、前記第1及び第2の出力
端子より出力される再生信号を、他のVTRにおける2つ
のコンポーネント入力端子に導き、輝度信号と色信号と
を複合映像信号に変換することなくダビングすることに
よって、ダビング時の画質の向上を図ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。尚、以下
の各実施例では、記録媒体として磁気テープを用いるVT
Rを例として説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
第1図において、1はNTSC方式の複合映像信号の入力端
子、2は輝度信号の入力端子、3は色信号の入力端子、
4,6,16,24,30はスイッチ回路、7,18はアナログ−ディジ
タル変換器(以下、A/D変換器と称す。)、9あノイズ
リダクション回路(以下、NR回路と称す。)、11,20は
フレームくし形フィルタ、14,22は混合器、15,23はディ
ジタル−アナログ変換器(以下、D/A変換器と称
す。)、17はACC(Automatic Color Control)回路、25
は動き検出器、26はゲート回路、27は輝度信号の出力端
子、28は色信号の出力端子、29は記録処理回路、31はヘ
ッド、32は磁気テープ、33は再生処理回路、34は論理和
回路、35は第2の制御信号の入力端子、36は第1の制御
信号の入力端子、である。
まず、入力端子1より入力する複合映像信号NTSCを記録
する場合について説明する。
入力端子36より入力する第1の制御信号CNT1は、本装置
を利用する利用者の要求に応じて切り換わる、記録状態
か再生状態かを示す“1",“0"の2値信号であり、スイ
ッチ回路4,6,31の入力選択の制御信号、およびゲート回
路26の制御信号として供給される。また、論理和回路34
の一方の入力にも供給される。
スイッチ回路4の一方の入力には、入力端子1からの複
合映像信号NTSCが、他方の入力には再生処理回路33から
の再生色信号CPBが導かれ、その出力はラインくし形フ
ィルタ5の入力に接続されている。従って、前述の第1
の制御信号CNT1が、記録状態を示す値(例えば、“0")
にある場合、スイッチ回路4は、前記複合映像信号NTSC
をラインくし形フィルタ5の入力に導くように動作す
る。
ラインくし形フィルタ5は、アナログのライン遅延線よ
り構成されるフィルタであり、色副搬送波がライン間で
反転することを利用して、複合映像信号NTSCを輝度信号
YLと色信号CLとに分離するものである。
このラインくし形フィルタ5の一具体例を第2図に示
す。
第2図において、501は1H(Hは1水平走査周期を示
す。)遅延線、502,504は減算器、503は帯域通過フィル
タ(以下、BPFと称す。)である。
前記スイッチ回路4より導かれる複合映像信号NTSCは、
第2図に示す1H遅延線501の入力および減算器502の一方
の入力に与えられる。1H遅延線501の出力には、その入
力に対して1ラインだけ遅延した信号が得られ、この1H
遅延信号は減算器502の他方の入力と減算器504の一方の
入力に与えられる。
そして、減算器502の出力は、色信号が重畳されている
帯域(例えば、fSC±0.5M Hz)を通過帯域とするBPF503
の入力に供給され、その出力には輝度信号成分の抑圧さ
れた色信号CLが得られる。この色信号CLは、ラインくし
形フィルタ5の一方の出力に与えられるとともに、減算
器504の他方の入力に与えられる。よって、減算器504の
出力には、複合映像信号NTSCから色信号成分が除去され
た輝度信号YLを得ることができる。この輝度信号YLは、
ラインくし形フィルタ5のもう一方の出力に与えられ
る。
次に、このラインくし形フィルタ5の一方の出力から出
た色信号CLは、第1図に示すACC回路17の入力に供給さ
れ、また、もう一方の出力から出た輝度信号YLは、スイ
ッチ回路6の一方の入力に供給される。そして、スイッ
チ回路6の他方の入力には、再生処理回路33から再生輝
度信号YPBが導かれ、その出力はA/D変換器7に接続され
ている。
記録状態では、前記輝度信号YLがA/D変換器7の入力に
導かれるようにスイッチ回路6が動作する。従って、A/
D変換器7は、入力されたアナログの輝度信号をmビッ
トのディジタルの輝度信号に変換して、NR回路9の一方
の入力に供給する。また、NR回路9のもう一方の入力に
は、フレームくし形フィルタ11を構成するフレーム遅延
線出力から得られる1フレーム遅延信号12が供給され
る。
NR回路9は、供給された輝度信号8と、1フレーム遅延
信号12とを混合するフィルタで構成されており、これに
より、入力信号のノズル成分を抑圧するものである。
このNR回路9及びフレームくし形フィルタ11の一具体例
を第3図に示す。
第3図において、111は1フレーム遅延線、112は加算
器、901,902は減算器、903は非線形変換回路、904は係
数器である。尚、フレームくし形フィルタ11の動作につ
いては後述する。
A/D変換器8より導かれるディジタルの輝度信号8は、
第3図に示す減算器901の一方の入力と減算器902の一方
の入力に供給される。また、減算器902の他方の入力に
は、フレームくし形フィルタ11を構成するフレーム遅延
線111から、前記輝度信号8に対して1フレーム遅延し
た1フレーム遅延信号12が供給される。そして、減算器
902の出力は、非線形変換回路903と、一定係数kN(<
1)を乗ずる係数器904とを介して、減算器901の他方の
入力に供給される。
従って、減算器902の出力には、空間的に同一位置で時
間的に位置の異なった画素間の相関性のない信号成分が
得られる。この信号成分にはノイズと画像の動き成分が
混在しており、特に信号レベルの大きいものをノイズと
判別して処理すると動画像のボケが生じてしまうので、
非線形変換回路903では、例えば、減算器902の出力レベ
ルが大きいものをゼロとして、小さいものをそのまま出
力するような非線形特性をもたせて、動画像の劣化を防
止し、ノイズ成分の信号を得るように動作する。これに
より、減算器901の出力にはノイズ成分が抑圧された輝
度信号YL′10を得ることができる。
こうして得られた輝度信号YL′10は、第1図に示すフレ
ームくし形フィルタ11の入力と、動き検出器25の一方の
入力と、混合器14の一方の入力と、にそれぞれ供給され
る。
フレームくし形フィルタ11は、色副搬送波がフレーム間
で反転することを利用し、供給された輝度信号YL′10中
に残る色信号成分の除去を行うものである。
即ち、第3図に示す様に、NR回路9より導かれる輝度信
号YL′10が、1フレーム遅延線111の入力と加算器112の
一方の入力に供給され、また、1フレーム遅延線111の
出力は、1フレーム遅延信号12として、前述のNR回路9
の一方の入力および動き検出器9の一方の入力に供給さ
れるととに、加算器112の他方の入力に供給される。よ
って、加算器112では、1フレーム期間離れた画素間で
の加算が行われ、解像度の劣化なく色信号成分を除去で
きる。
次に、第1図に示す動き検出器25は、動画,静止画を判
別し、係数信号kM(0≦kM≦1)を出力するものであ
る。
即ち、この動き検出器25では、信号レベルの差を求め、
その差が大きい時に動画、小さい時に静止画と判定し、
例えば、動画時に係数を大きく、静止画時には係数を小
さくするようにして係数信号kMを出力する。尚、本実施
例では、少なくとも、NR回路9からの輝度信号YL′10
と、フレームくし形フィルタ11からの1フレーム遅延信
号12とを用いて、その差を求める手段を設けることによ
り容易に実現できる。こうして出力された係数信号k
Mは、ゲート回路26を介して混合器14,22の一方の入力に
供給される。
次に、ゲート回路26は、第1の制御信号CNT1によって、
記録状態では入力に与えられる係数信号kMをそのまま出
力するように動作し、再生状態では出力が常に動画状態
を示す係数値になるように動作する。
これは、例えば、再生状態の時の第1の制御信号CNT1の
値を“1"とし、係数信号kMがnビット構成で、動画状態
が全ビット“1"と設定すると、n個の論理和回路の一方
の入力に係数信号kMの各ビット線を、他方の入力全てに
第1の制御信号CNT1の信号線を接続することによって容
易に実現できる。
よって、記録状態においては、ラインくし形フィルタ処
理され、ノイズ抑圧処理を施された輝度信号YL′10と、
フレームくし形フィルタ処理された輝度信号YF13とが混
合器14に導かれ、動き検出器25より与えられる係数信号
kMに応じて、例えば、 kM・YL′+(1−kM)・YF ……(3) の演算によって適応的に混合する。
従って、混合器14の出力には、画像の動きに対して最適
なフィルタ処理を施された輝度信号が得られ、色信号成
分のもれ込みによる妨害の改善、S/Nの改善が実現でき
る。
一方、ラインくし形フィルタ5からの色信号CLが供給さ
れたACC回路17は、その色信号CL中のカラーバーストレ
ベルが一定振幅になるように制御が行い、A/D変換の際
の量子化誤差による色S/Nの劣化がないように振幅の最
適化を行う。そしてACC回路17の出力は、A/D変換器18に
導かれる。A/D変換器18は、入力されたアナログの色信
号をmビットのディジタルの色信号に変換する。このデ
ィジタル変換された色信号CL′19は、フレームくし形フ
ィルタ20の入力と混合器22の一方の入力に供給され、フ
レームくし形フィルタ20の出力は混合器22の他方の入力
に供給される。
フレームくし形フィルタ20は、フレーム遅延線から構成
されるフィルタであり、供給された色信号CL′19中に残
る輝度信号成分の除去を行うものである。
このフレームくし形フィルタ20の一例を第4図に示す。
第4図において、201は1フレーム遅延線、202は減算器
である。
第4図に示す様に、A/D変換器18より供給された色信号C
L′19は、1フレーム遅延線201の入力と減算器202の一
方の入力に供給される。そして、1フレーム遅延線201
の出力は、減算器202の他方の入力に供給される。これ
により、減算器202では、1フレーム期間離れた画素間
での減算が行われ、解像度を劣化させることなく輝度信
号成分を除去できる。
よって、記録状態においては、複合画像信号NTSCからラ
インくし形フィルタ処理によって抽出した色信号CL′19
と、フレームくし形フィルタ処理によって抽出した色信
号CF21とが混合器22に導かれ、動き検出器25より与えら
れる係数信号kMに応じて、例えば、 kM・CL′+(1−kM)・CF ……(4) の演算により適応的に混合される。
従って、混合器22の出力には、画像の動きに対して最適
なフィルタ処理が施された色信号が得られ、輝度信号成
分のもれ込みによる妨害を大幅に抑圧できる。
次に、混合器14,22各々の出力は、D/A変換器15,23で各
々アナログ信号に変換された後、スイッチ回路16,24の
一方の入力に導かれる。
また、スイッチ回路16の他方の入力は、入力端子2と接
続され、外部より輝度信号Yiが導かれ、その出力は出力
端子27と記録処理回路29の一方の入力とに接続されてい
る。また、スイッチ回路24の他方の入力には、入力端子
3が接続され、外部より色信号が導びかれ、その出力は
出力端子28と記録処理回路29の他方の入力に接続されて
いる。これらスイッチ回路16,24は、論理和回路34の出
力によって制御され、出力へ導く入力信号を選択する。
論理和回路34は、一方の入力に第1の制御信号CNT1が、
他方の入力に入力端子35から供給される第2の制御信号
CNT2が与えられており、記録状態では第2の制御信号CN
T2によってスイッチ回路16,24が任意に選択できる。ま
た、再生状態では第2の制御信号CNT2の状態に係わらず
D/A変換器15,23からの出力を強制的に選択するように動
作する。
記録処理回路29は、スイッチ回路16,24から導かれる輝
度信号YRECと色信号CRECとを入力とし、輝度信号YREC
ついてはプリエンファシス,FM変調等の処理を、色信号C
RECについては搬送波低域変換等の処理を行い、処理後
の両者を周波数多重し、スイッチ回路30の一方の入力へ
供給する。
スイッチ回路30は、記録状態では記録処理回路29からの
出力をヘッド31へ供給するように動作し、それによっ
て、磁気テープ32上に信号が記録される。
以上の様にして、入力端子1より入力する複合映像信号
NTSC、および入力端子2,3より入力する輝度信号Yi,色信
号Ciいずれも磁気テープ32上に記録することができ、ま
た、記録される信号は出力端子27,28から出力されるの
で、利用者はこの輝度信号と色信号の出力端子27,28
を、受像機の輝度信号と色信号の入力端子に接続するこ
とにより、高画質な画像をモニタすることができる。
次に、再生処理について説明する。
記録された磁気テープ32を再生する場合、第1の制御信
号CNT1は再生状態を示す値(例えば、“1")に切り換わ
る。これにより、スイッチ回路30はヘッド31が磁気テー
プ32上から再生した信号を再生処理回路33の入力へ導く
ように動作し、スイッチ回路4,6は各々記録状態の時と
逆の入力を選択する。
また、再生時の時間軸変動の影響でフレーム間処理によ
り生じる色信号の劣化と、適応処理による動画像の劣化
を防止するために、ゲート回路26の出力は動画状態を示
す係数値に固定される。
また、スイッチ回路16,24は、論理和回路34の出力によ
って制御され、D/A変換機15,23からの出力を選択するよ
うに動作する。
再生処理回路33は、磁気テープ32上より読み取った再生
信号を高域通過フィルタ(HPF)と低域通過フィルタ(L
PF)にて、FM変調輝度信号と低域変換色信号とに分離
し、FM変調輝度信号についてはFM復調,ディエンファシ
ス等の処理が、低域変換色信号については逆変換等の処
理が行われ、再生輝度信号YPB,再生色信号CPBとして出
力するように動作する。
よって、再生輝度信号YPBについては、A/D変換器7を介
した後、NR回路9によってノイズ抑圧の処理が行われ
る。そしてその後、前述の如く、ゲート回路26の出力は
動画状態を示す係数値に固定されているので、NR回路9
からの出力信号10のみが、混合器14から出力され、D/A
変換機15,スイッチ回路16を介して出力端子27へ導かれ
る。
また、再生色信号CPBについては、ラインくし形フィル
タ5によって、隣接トラックからのクロストーク成分の
除去が行われた後、ACC回路17によって、再生信号の振
幅変動による色飽和度変化が起らないように振幅制御が
行われる。その後、前述の如くゲート回路26の出力は動
画状態を示す係数値に固定されているので、ACC回路17
からのA/D変換機18を介した信号19のみが、混合器22か
ら出力され、D/A変換器23,スイッチ回路24を介して出力
端子28へ導かれる。
本実施例によれば、飽和映像信号を記録する際に、画像
の動きに応じて最適な輝度信号/色信号分離処理が行
え、輝度信号と色信号との相互妨害を理想的に抑圧でき
るとともに、記録時及び再生時に、輝度信号のS/Nの改
善が図れ、記録信号,再生信号を、輝度信号と色信号別
々に独立した出力端子27,28より出力することにより、
高画質な記録信号,再生信号を提供することができる。
さらに、記録時帯び再生時に、NR回路9,ラインくし形フ
ィルタ5等の回路の共用化が図れるので、回路規模やコ
ストを低減することができる。
また、スイッチ回路16,24を設けたことにより、外部よ
り入力端子2,3を介して入力される輝度信号Yiと色信号C
iとを同一周波数帯域内に多重することなく記録できる
ので、ダビング時の画質向上が図れる。
なお、本実施例において、前期再生処理回路33が再生色
信号の隣接妨害除去のためにくし形フィルタをもつ場合
には、再生時に前記ラインくし形フィルタ5の入力に再
生色信号CPBを導かずとも良く、直接前記ACC回路17、ま
たは前記A/D変換器18の入力に導くようにすることも可
能である。
また、本実施例では、再生時に、混合器14,22を強制的
に動画状態に固定するようにしたが、混合器14について
は輝度信号を混合するものであるので、ゲート回路26で
この様に強制的に動画状態に固定するよりも、固定しな
いようにした方のが、混合器14の出力に得られる輝度信
号のS/Nをさらに改善することができて良い。
次に、本発明の他の実施例を第5図を用いて説明する。
第5図は本発明の他の実施例を示すブロック図である。
第5図において、37,38,39はスイッチ回路であり、その
他は先の実施例と同様である。
本実施例においては、第5図に示す様に、スイッチ回路
37の一方の入力は入力端子2と接続されており、外部よ
り供給される輝度信号Yiが導かれ、他方の入力には前記
ラインくし形フィルタ5により分離された輝度信号YL
導かれ、その出力はスイッチ回路38の一方の入力に接続
されている。また、スイッチ回路38の他方の入力には、
前記再生処理回路33からの再生輝度信号YPBが導かれ、
その出力は前記A/D変換器7の入力に接続されている。
一方、スイッチ回路39の一方の入力は入力端子3と接続
され、外部より供給される色信号Ciが導かれ、他方の入
力には前記ラインくし形フィルタ5により分離された色
信号CLが導かれ、その出力は前記ACC回路17の入力に接
続されている。
また、ゲート回路26の入力には、前記動き検出器25の出
力と前記論理和回路34の出力が接続されている。
スイッチ回路37,39は、前記論理和回路34の出力により
制御され、記録状態では第2の制御信号CNT2の値により
任意に入力を選択できるように動作し、再生状態では強
制的に前記ラインくし形フィルタ5の出力と接続された
入力を選択するように動作する。
また、スイッチ回路38は、第1の制御信号CNT1により制
御され、記録状態では、図示するようにスイッチ回路37
と接続された入力を選択するように、再生状態では、こ
れと逆の入力を選択するように動作する。
また、ゲート回路26は、前記論理和回路34の出力で制御
され、再生時または記録時において、スイッチ回路37,3
9が第2の制御信号CNT2により入力端子2,3と接続される
入力を選択する場合に、係数信号kMを強制的に動画状態
に固定する。
従って、記録状態において、入力端子2より入力する輝
度信号Yiは、前記NR回路9を介して前記記録処理回路29
および出力端子27へ導くことができるので、記録時にS/
Nの改善ができる。また、入力端子3より入力する色信
号Ciは、ACC回路17を介して記録処理回路29および出力
端子28へ導くことができるので、色信号の記録レベルの
安定化が図れる。
本実施例によれば、先の実施例と同様な効果が得られる
とともに、外部より入力端子2,3を介して入力される輝
度信号Yiと色信号Ciとを記録する際に、S/Nの改善及び
色信号の記録レベルの安定化を行うことができ、画質の
向上が図れる。
次に本発明の別の実施例を第6図を用いて説明する。
第6図は本発明の別の実施例を示すブロック図である。
第6図において、40は色復調器、41,42はA/D変換器、43
はマルチプレクサ、45はNR回路、48はフレームくし形フ
ィルタ、50はデマルチプレクサ、51,52はD/A変換器、53
は色変調器であり、その他は先の実施例と同様である。
本実施例では、第6図に示す様に、第1の制御信号CNT1
が記録状態を、第2の制御信号CNT2が複合画像信号の入
力をそれぞれ選択している場合、前記ラインくし形フィ
ルタ5で分離された輝度信号YLは、前記A/D変換器7の
入力に導かれ、以下、先の実施例と同様に処理されて、
前記記録処理回路29、および出力端子27へ導かれる。
一方、前記ラインくし形フィルタ5で分離された色信号
CLは、前記ACC回路17で先の実施例と同様に処理され
て、色復調器40の入力に導かれる。
色復調器40は、入力する色信号を復調し、ベースバンド
の色差信号R−YとB−Yを出力する。復調された色差
信号R−YとB−Yは、各々A/D変換器41,42でディジタ
ル信号に変換され、マルチプレクサ43に導かれる。マル
チプレクサ43は、入力する色差信号R−YとB−Yを、
例えば、画素単位で時分割多重し出力する。
即ち、復調された色信号R−YとB−Yは、各々0〜0.
5M Hz程度の帯域であり、輝度信号YLの帯域に比べて狭
くなっている。従って、A/D変換器7において、輝度信
号YLを、例えば、色副搬送波周波数fSC(=約3.58M H
z)の4倍の4fSC(=約14.32M Hzで標本化しA/D変換す
る場合、A/D変換器41,42において、色差信号R−YとB
−Yを、その1/2の2fSC(=約7.16M Hz)で標本化しA/D
変換しても差し支えない。その様な場合、マルチプレク
サ43で色差信号R−YとB−Yを時分割多重することに
より、時分割多重された色差信号の各画素の周期は輝度
信号と同じになり、以降のディジタル処理回路の動作周
波数に対する負担がなくなる。
このマルチプレクサ43の出力は、NR回路45の一方の入力
に接続されており、時分割多重色差信号44が導かれる。
また、NR回路45のもう一方の入力には、フレームくし形
フィルタ48から出力される1フレーム遅延信号47が供給
される。
NR回路45は、先の実施例で説明した輝度信号のノイズを
抑圧するNR回路9と同様に動作し、例えば、その構成と
して、NR回路9の一具体例である第3図に示した構成が
そのまま適用できる。
次に、NR回路45の出力CL″46は、フレームくし形フィル
タ48の入力と混合器22の一方の入力に供給される。
フレームくし形フィルタ48に入力される信号CL″46は、
ベースバンドに復調された時分割多重色差信号であるの
で、フレーム間で色差信号成分の位相が同相、輝度信号
成分の位相が逆相となる。従って、フレームくし形フィ
ルタ48において、色差信号のみを抽出するには、フレー
ムくし形フィルタ48としては、先の実施例における輝度
信号を抽出するフレームくし形フィルタ11と同様の動作
をすれば良く、例えば、その構成として、フレームくし
形フィルタ11の一具体例である第3図に示した構成がそ
のまま適用できる。
次に、混合器22の一方の入力には、前述の如く、NR回路
45の出力CL″46が、他方の入力にはフレームくし形フィ
ルタ48からのフィルタ処理された信号CF′49が供給され
る。
混合器22は先の実施例の場合と同様の動作をする。従っ
て、混合器22の出力には、S/Nが改善され、かつ画像の
動きに対して最適なフィルタ処理が施され、理想的に輝
度信号成分を抑圧した色差信号が得られる。
この混合器22から出力される時分割多重色差信号は、デ
マルチプレクサ50の入力に導かれ、2つの色差信号R−
YとB−Yに分離され、各々がD/A変換器51,52でアナロ
グ信号に変換されて色変調回路53の入力に導かれる。
色変調回路53は、入力する2つの色差信号R−YとB−
Yを色副搬送波fSC(=約3.58M Hz)で直交2相変調
し、前記記録処理回路29と出力端子28へ与える。記録処
理回路29は、先の実施例の場合と同様に動作して、復調
された色信号に対し、輝度信号とともに磁気テープ32上
に記録する為の処理を行う。
また、記録状態において、第2の制御信号CNT2が、入力
端子2,3を介して外部より供給される輝度信号Yi,色信号
Ciを選択している場合は、入力端子2から入力された輝
度信Yiは前記A/D変換器7の入力に導かれ、入力端子3
から入力された色信号Ciは前記ACC回路17の入力に導か
れる。そして、以下、各々の信号に対し、上記と同様な
処理が施されて、出力端子27,28へ導かれると共に、記
録処理回路29へ導かれ、磁気テープ32上に記録するため
の処理が行われる。
一方、再生時には、スイッチ回路4,37,38,39,30とゲー
ト回路26が、先の実施例と同様に制御される。
従って、再生輝度信号YPBは前記A/D変換器7の入力に導
かれ、前記NR回路10によりノイズ抑圧処理が施されて、
出力端子27へ導かれる。また、再生色信号CPBは、前記
ラインくし形フィルタ5により隣接トラックからのクロ
ストークの除去が、前記ACC回路17により再生色信号振
幅の最適化が、前記NR回路45によりノイズ抑圧が、それ
ぞれ行われて、出力端子28へ導かれる。
本実施例によれば、先の実施例と同様な効果が得られる
とともに、色信号のS/N改善が図れるので、さらに画質
の向上した記録信号,再生信号を提供することができ
る。
また、本実施例では色信号を一旦ベースバンドの信号に
復調して処理するので、先の実施例のように再生時の時
間軸変動の影響でフレーム間処理により生じる色信号の
劣化はない。従って、再生時に、ゲート回路26により混
合器14,22を強制的に動画状態に固定するようにしなく
ても良く、逆に、固定しないようにした方のが、混合器
14,22の出力に得られる輝度信号,色信号のS/Nをさらに
改善することができて良い。
なお、本実施例において、外部より入力端子2,3を介し
て供給される輝度信号Yi,色信号Ciを記録処理回路29へ
導くための経路を、第1図の実施例の構成と同様にして
も差し支えないことは自明である。
さて、以上の各実施例の説明では、本発明を搬送色信号
低域変換記録方式に適用する場合について説明したが、
しかし、本発明としては搬送色信号低域変換記録方式に
限らず、複合映像信号を輝度信号と色信号に分離し、例
えば、別トラックに記録するような他の記録方式に適用
することも可能であることは自明である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、解像度の劣化はなく、輝度信号と色信
号との間の相互妨害の軽減、およびS/Nの大幅な改善が
図れるので、特に、輝度信号を広帯域に記録するVTR
(即ち、家庭用広低域記録VTR)の高画質化に大きな効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図におけるラインくし形フィルタ5の一具体例を示
すブロック図、第3図は第1図におけるNR回路9とフレ
ームくし形フィルタ11のそれぞれ一具体例を示すブロッ
ク図、第4図は第1図におけるフレームくし形フィルタ
20の一具体例を示すブロック図、第5図は本発明の他の
実施例を示すブロック図、第6図は本発明の別の実施例
を示すブロック図、第7図は従来の家庭用VTRにおける
複合映像信号中の輝度信号と色信号の周波数帯域を記録
前と再生後とで比較して示した説明図、である。 符号の説明 1,2,3,35,36……入力端子、4,6,16,24,30,37,38,39……
スイッチ回路、5……ラインくし形フィルタ、9,45……
NR回路、11,20,48……フレームくし形フィルタ、14,22
……混合器、17……ACC回路、25……動き検出器、26…
…ゲート回路、27,28……出力端子、29……記録処理回
路、31……ヘッド、32……磁気テープ、33……再生処理
回路、34……論理和回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−29289(JP,A) 特開 昭62−135095(JP,A) 特開 昭59−94983(JP,A) 実開 昭55−107778(JP,U) 実開 昭61−47580(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号と色信号が周波数多重された複合
    映像信号を磁気テープに記録再生する記録再生装置にお
    いて、 装置に入力する複合映像信号を取り込み輝度信号と色信
    号に分離し、分離した輝度信号と色信号とを出力するラ
    インくし形フィルタ(5)と、 入力する輝度信号のノイズを抑圧して出力するノイズリ
    ダクション回路(9)と、 前記ノイズリダクション回路から出力される輝度信号を
    入力とする第1のフレームくし形フィルタと(11)、 前記ラインくし形フィルタから出力される色信号を入力
    とする第2のフレームくし形フィルタ(20)と、 前記第1のフレームくし形フィルタに入力する前記輝度
    信号と前記第1のフレームくし形フィルタから出力され
    る輝度信号を混合する第1の混合器(14)と、 前記第2のフレームくし形フィルタに入力する前記色信
    号と前記第1のフレームくし形フィルタから出力される
    色信号を混合する第2の混合器(22)と、 前記第1、第2の混合器の出力側に得られる輝度信号と
    色信号とを磁気テープに記録するための信号記録手段
    (29)と、 磁気テープに記録された信号から再生輝度信号と再生色
    信号とを出力するための信号再生手段(33)と、 前記ノイズリダクション回路の入力側に与える信号を、
    信号記録時には前記くし形フィルタから出力される輝度
    信号に、信号再生時には前記信号再生手段から出力され
    る前記再生輝度信号に、切り替える信号切替手段(6)
    と、 を少なくとも具備することを特徴とするテレビジョン信
    号の記録再生装置。
  2. 【請求項2】輝度信号と色信号が周波数多重された複合
    映像信号を磁気テープに記録再生する記録再生装置にお
    いて、 入力信号を輝度信号と色信号とに分離し、分離した輝度
    信号と色信号とを出力するラインくし形フィルタ(5)
    と、 入力する輝度信号のノイズを抑圧して出力するノイズリ
    ダクション回路(9)と、 前記ノイズリダクション回路から出力される輝度信号を
    入力とする第1のフレームくし形フィルタ(11)と、 前記ラインくし形フィルタから出力される色信号を入力
    とする第2のフレームくし形フィルタ(20)と、 前記第1のフレームくし形フィルタに入力する前記輝度
    信号と前記第1のフレームくし形フィルタから出力され
    る輝度信号を混合する第1の混合器(14)と、 前記第2のフレームくし形フィルタに入力する前記色信
    号と前記第2のフレームくし形フィルタから出力される
    色信号を混合する第2の混合器(22)と、 前記第1、第2の混合器の出力側に得られる輝度信号と
    色信号とを磁気テープに記録するための信号記録手段
    (29)と、 磁気テープに記録された信号から再生輝度信号と再生色
    信号とを出力するための信号再生手段(23)と、 前記ノイズリダクション回路の入力側に与える信号を、
    信号記録時には前記くし形フィルタから出力される輝度
    信号に、信号再生時には前記信号再生手段から出力され
    る再生輝度信号に、切り替える第1の信号切替手段(3
    8)と、 前記ラインくし形フィルタの入力に与える入力信号を、
    信号記録時には装置に入力する複合映像信号に、信号再
    生時には前記信号再生手段から出力される前記再生色信
    号に、切り替える第2の信号切替手段(4)と、 を少なくとも具備することを特徴とするテレビジョン信
    号の記録再生装置。
  3. 【請求項3】輝度信号と色信号が周波数多重された複合
    映像信号を磁気テープに記録再生する記録再生装置にお
    いて、 入力信号を輝度信号と色信号とに分離し、分離した輝度
    信号と色信号を出力するラインくし形フィルタ(5)
    と、 入力する輝度信号のノイズを抑圧して出力する第1のノ
    イズリダクション回路(9)と、 前記第1のノイズリダクション回路から出力される輝度
    信号を入力とする第1のフレームくし形フィルタ(11)
    と、 前記ラインくし形フィルタから出力される色信号を入力
    とする色復調回路(40)と、 前記色復調回路で復調された復調色信号を入力され、そ
    こに含まれるノイズを抑圧して出力する第2のノイズリ
    ダクション回路(45)と、 前記第2のノイズリダクション回路から出力される色復
    調信号を入力とする第2のフレームくし形フィルタ(4
    8)と、 前記第1のフレームくし形フィルタに入力する輝度信号
    と前記第1のフレームくし形フィルタから出力される輝
    度信号を混合する第1の混合器(14)と、 前記第2のフレームくし形フィルタに入力する色信号と
    前記第1のフレームくし形フィルタから出力される色信
    号を混合する第2の混合器(22)と、 前記第1、第2の混合器の出力側に得られる輝度信号と
    色信号とを磁気テープに記録するための信号記録手段
    (29)と、 磁気テープに記録された信号から再生輝度信号と再生色
    信号とを出力するための信号再生手段(33)と、 前記第1のノイズリダクション回路の入力側に与える入
    力信号を、信号記録時には前記くし形フィルタから出力
    される輝度信号に、信号再生時には前記信号再生手段か
    ら出力される再生輝度信号に、切り替える第1の信号切
    替手段(38)と、 前記ラインくし形フィルタの入力側に与える入力信号
    を、信号記録時には装置に入力する複合映像信号に、信
    号再生時には前記信号再生手段から出力される再生色信
    号に、切り替える第2の信号切替手段(4)と、 を少なくとも具備することを特徴とするテレビジョン信
    号の記録再生装置。
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