JP2781093B2 - 狭帯域媒体を通じて広帯域幅のビデオ信号を記録および再生するためのシステム - Google Patents

狭帯域媒体を通じて広帯域幅のビデオ信号を記録および再生するためのシステム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の広帯域幅のビデオ信号を
狭帯域幅のビデオ信号の媒体を通じて伝送および/或い
は記録するのに適合に縮小された、そのようにすること
によって、広帯域幅信号の情報内容が縮小された帯域幅
信号内に保有されることができ、縮小された帯域幅信号
は従来の狭帯域幅の受信装置と互換性を有することがで
きる帯域幅信号に処理するための、そして本来の広帯域
幅信号の情報内容を復元するために、伝送された縮小帯
域幅の信号を受信および/或いは再生し処理するための
ビデオ信号処理システムに関するものである。
【0002】本発明は、特に広帯域幅の入力ビデオ信号
を縮小された帯域幅内に入力広帯域のビデオ信号の情報
の内容を包含する縮小されたビデオ信号に変換するため
の、そのようにすることによって、縮小された帯域幅の
ビデオ信号が狭帯域型のVCRと同じことによって通常
的に記録され再生されることができる。そして広帯域幅
のビデオ信号の情報の内容を復するために再生された
狭帯域幅のビデオ信号を処理するための、そのようにす
ることによって、広帯域幅のビデオ信号が全帯域幅の入
力信号と同等な再生ビデオ信号の改善されたビデオ帯域
幅を得るように復元されることができる。改善された広
帯域型のビデオカセット記録器(VCR)に応用するこ
とができる信号処理システムに関するものであり、この
ようなビデオ信号処理システムによって記録されたビデ
オカセットを従来の狭帯域型のVCRに利用されるよう
に再生するために、記録された縮小帯域幅のビデオ信号
の逆互換性を維持するシステムに関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の消費者型のVCRはビデオ情報を
ビデオテープカセット上に数個の型中の一つのフォーマ
ットで記録する。公知のVHS型のシステムは相対的な
狭帯域型を使用しており、主に記録されたVHS型のビ
デオ信号が不充分な水平解像度を有するので、標準放送
ビデオと比較して低下された画質を発生する。一般に、
スーパーVHS或いはS−VHSと呼ばれる強化された
VHS型の記録システムは輝度情報に対するより高いF
M搬送波の周波数を使用して、ビデオテープカセット上
により広い帯域幅のビデオ信号を記録することによって
改善された画質を発生し、改善された画像の解像度を提
供する。このようなフォーマットは高いFM搬送波の周
波数と、カセットにおける高品質のテープと、高品質の
記録および再生技法、ヘッドと回路を必要とする。しか
し、S−VHS型は標準VHS型のVCRと逆互換性を
もっていない。即ち、たとえS−VHS型のVCRがS
−VHS型や標準VHS型のVCRの中で記録されたカ
ットを再生することができるとしても、標準VHS型
のVCRはS−VHS型のVCRの中で記録されたカセ
ットを再生することができない。
【0004】有効帯域幅が公称4.2MHzに制限され
ているNTSC信号チャンネルのような、所定の狭帯域
チャネルを通じて伝送される情報の量を増加させるのが
ビデオエンジニアの長い目標であった。フレームおよび
ライン率(時間および垂直解像度)が一般的に固定され
ており、帯域幅を制限することは水平解像度を制限する
ことになる。或る場合に、チャネルの公称帯域幅は3M
Hz、あるいは2.5MHzに制限され、結局不充分な
水平解像度の画像が得られる
【0005】走査テレビジョンのシステムにおける、信
号エネルギーは走査周波数による周期時空間の領域に
スペクトル的に集中され、ビデオスペクトルはホールと
呼ばれる、即ち信号エネルギーが大変小さい分離された
信号領域間のエネルギー間隙をもっており、このような
間隙は規則的な間隔として発生する。NTSC複合カラ
ーシステムは色情報を伝達するためにこのような‘ホー
ル’中の一つを使用するシステムを代表する。NTSC
複合カラービデオシステムにおける信号、即ちカラー情
報を包含している色信号は色差、或いは公称的に抑圧さ
れた3.58MHzの副搬送波(即ち、位相直角に抑圧
された副搬送波の一対のAM側波帯)の混合信号の直角
(即ち、2−位相)振幅変調としてエンコーディングさ
れてベース帯域ビデオに伝送される。搬送波周波数3.
579545MHzは227.5に15.743KHz
の水平走査周波数を乗算することによって慎重に選択さ
れており、それでカラービデオ信号が黒/白の受信器で
ディスプレーされるとき最小限の外乱が発生される。と
くに、NTSC色副搬送波の周波数は、複合ビデオ信号
の輝度と色成分との間で漏話と相互変調を最小化するた
めに、輝度信号のスペクトルに時間的、垂直的、水平的
にインターリービングされる。
【0006】NSCカラープレックスされたシステム
を採択する当時にこのような周波数のスペクトルホール
が、再生された映像の水平解像度を増加するために、付
加的な水平情報を伝送するのに使用されることができる
というのが認識された。このようなシステムにおける、
高周波の水平情報はNTSC色システムにおける色情報
と同様に低周波の水平情報とスペクトル的にインターリ
ービングされる。Howson他の多数によって196
0年2月に発表された論文“REDUCTION OF
TELEVISION BANDWIDTH BY
FREQUENCY INTERLACE”の127〜
136ページはアナログ信号の処理技術を活用するシス
テムの説明を包含している。しかし、ここで説明される
システムは周波数のインターリンビングによるアーティ
ファクトを完全に除去することができないので、全帯域
幅の映像を本来の形態に正確に再生することができず、
これは存在してはならないドットクロールパターンを示
す。
【0007】後に、サンプリングされたデータのディジ
タルビデオ信号の処理技術は問題点を提起するサブナイ
キストサンプリング(ときにはサブサンプリングである
という)を使用して開発される。この術は第1ビデオ
ラインのすべての奇数サンプルを‘0’値のサンプルに
変えた後、次のラインにおいてはすべての偶数サンプル
を‘0’値のサンプルに変えるのを包含する。次にフレ
ームにおいては前記パターンが反転される。
【0008】1982年1月1日にendland教
授他の多数によって出願された“Verfahren
zumubertangen fernsehsign
alen uber einen genormten
bandbreitebegrenzten ube
rtragunskanal und anordnu
ng zum Durchfuhren des Ve
rfahrends”という表題のドイツの特許番号第
82100286.2号においては進歩されたTVシス
テムに適用されるオフセットのサブサンプリングおよび
帯域幅の圧縮原理を開示する。この特許はまた前記明示
された原理によりTVシステムを遂行するための技術を
開示する。
【0009】理論的に、Howson他の多数による周
波数のフォールディング技術とサブナイキストサンプリ
ング技術はフォールディング搬送波の周波数‘ff ’が
サンプリング周波数‘fs ’の1/2であるときに同一
な技術である。しかし、理論的に同じであっても、後に
サンプリングされたデータディジタルシステムはライン
およびフレームの混合技術によって受信された映像の改
善された再生が提供されたが、これはHowsonシス
テム当時には開発されなかった。しかし、前記サブナイ
キストサンプリング技術はディジタルシステムにおける
データ縮小(即ち、圧縮)の技術のように全域でサンプ
リングされたデータディジタルシステムのために開発さ
れ、このシステムによって発生された信号は狭帯域のア
ナログチャンネルを通じて、伝送されることができな
い。
【0010】1986年11月にコジマ(Kojim
a)他の多数によってIEEE誌のボリュームCE−3
2,Vol.4のページ759〜768に記載された家
電製品に対する報告書である“帯域圧縮技術を基礎とす
るHD−TV受信装置の開発”という論文においては、
一つのフレームきに一つの画素ずつサンプリングする
ことによって帯域幅の圧縮を得る他のデータ圧縮の設計
が明示されている。このような設計は静止像において
はよく遂行される。しかし、動像に対して、動ベク
トルが発生され、各画素のサンプリングの実際速度が前
記動ベクトルにより適応的に変わるので、前記画素の
サンプルは平均的に一つのフレームきに伝送される
が、その画素が動像を表わすときにはもっと頻煩に伝
送される。
【0011】1989年5月16日にFaroudja
に発行された米国の特許番号第4,831,463号は
映像信号を処理するための装置を開示しているが、この
映像信号は磁気テープのような制限された帯域幅のチャ
ンネルを通じて映像情報を伝送するために所定の帯域幅
を有する。前記特許に明示された装置における、映像信
号の前処理器はビデオ信号のスペクトル内でスペクトル
活性領域の間で、上述のように、スペクトルのホールを
発生するためのコームフィルタを包含する。フォールデ
ィング回路は前記ベース帯域のビデオ輝度信号の高周波
成分を所定の選択されたフォールディング周波数にフォ
ールディングするので、前記ベース帯域の輝度信号のエ
イリアスは前記ビデオ信号にあらかじめ形成されたスペ
クトルのホール内に位置する。その後、低域通過フィル
タは前記フォールディングされたビデオ信号をフィルタ
リングし、その結果ビデオ信号の帯域幅は前記の元
デオ信号の帯域幅の約1/2になる。
【0012】その上に、Faroudjaの特許は制限
された帯域幅のチャネルからのフォールディングされた
信号を受ける後処理器を開示している。前記後処理器は
入力された信号を所定のアンフォールディング周波数の
近傍でアンフォールディングするアンフォールディング
回路を包含する。その後、コームフィルタはアンフォー
ルディング過程で発生されるエイリアス成分を除去する
ためにアンフォールディング信号を処理する。このよう
なコームフィルタによって発生される信号は帯域幅と情
報の内容面で元映像信号に近似である。
【0013】前記のHowsonの論文で周波数インタ
ーレーシング或いはインターリービングによる、ビデオ
輝度信号に対する帯域幅の縮小の二つの技術を論議して
いるという点が注目される。論議された第1技術で、ビ
デオ輝度信号のスペクトルが二つの同一な1/2帯域
(即ち、周波数‘f’で帯域−分離された)に分離さ
れ、上限1/2−帯域(即ち、周波数‘f’から高域輝
度周波数‘2f’に)は標準ビデオ帯域の上限周波数の
限、即ち‘2f’近傍にあるようにセットされた周波数
を有する副搬送波を変調するために使用される。変調器
の出力の下側波帯が選択され、元来の下向1/2−帯域
と混合され、混合後の結果的な周波数インターレーシン
グされた信号は元信号の1/2帯域を除外したすべて
の元輝度信号の情報を包含し、このようにして、縮小
された帯域幅のチャンネルを通じた伝送に適合になる。
【0014】前記Howsonによって論議された第2
技術は主ビデオ輝度信号を二つの1/2帯域に分離し、
但し、‘2f’副搬送波を高周波数1/2帯域に変調
る代わりに、‘2f’副搬送波を変調するのに全体の主
ビデオ(即ち、ベース帯域)輝度信号を使用する。変調
器の出力信号の下側波帯は主ベース帯域のビデオ信号と
の正しい周波数の関係に必要となるインターリービング
信号を包含している。もし、変調器の出力が主信号に付
加された結果的な付加信号が約1/2副搬送波の周波数
でカットオフ周波数を有する低域通過フィルタを通じて
フィルタリングされると、低域通過フィルタリングされ
た出力信号は圧縮された副搬送波を有する正しい複合の
縮小帯域幅の信号を構成する。たとえ、前記Howso
nの論文で示している抄録が帯域分離を使用する第1技
術が用されたという多少の誤解を生じても、前記Ho
wsonは第2技術は帯域分離を使用する第1技術で必
要となるのと同じ相補型低域通過および帯域通過フィル
タを使用する必要のないことを知らせており、記述され
た実験的な装置で前記Howsonによってこのような
第2技術が採択されている。
【0015】前記Faroudjaの特許で説明される
フォールディング/アンフォールディングシステムは原
的に前記Howsonの第2技術と類似である。前記
Howsonのシステムでフォールディング変調の副搬
送波の周波数がライン走査周波数の1/2の奇数倍で選
択される反面、前記Faroudjaの特許でフォール
ディング変調器として使用された乗算器に適用されたサ
ブナイキストサンプンリグクロック或いは/フォールデ
ィングヘテロダイン共振器/ミキサの周波数は1/2ラ
イン走査率の奇数調波或いは線およびフレーム走査率の
奇数倍の調波で選択され、二つのシステムにおける、フ
ォールディング変調がベース帯域輝度信号に立脚して遂
行され、このようにして、二つのシステムはフォールデ
ィングされた信号から1/2フォールディング周波数よ
り大きな周波数を除去するためにフォールディング後に
低域通過フィルタリングすることを必ず必要とする。
【0016】前記Howsonの論文とFaroudj
aの特許は共にフォールディングシステムを説明してお
り、このようなフォールディングシステムが、もし改善
されたVCRに併合されると、ディスプレーされた映像
に深刻なアーティファクトを発生しないで従来のVCR
で再生されることができるカセットを生産することがで
きない。即ち、このようなフォールディングされたビデ
オ信号の記録は既存のVCRと逆互換性が欠如てい
る。これは主にフォールディングされた輝度高周波成分
の振幅が以前に記録されたカセット上の低周波成分のス
ペクトル内に存在することに起因する。フォールディン
グされた高周波成分のマグニチュードはフォールディン
グされた高周波成分が適切に除去されなかったビデオ信
号から発生された映像ディスプレーで許容されることが
できないアーティファクトと劣化(ドットクロール、光
らせ、ラインプリッカ)を発生する程度に充分に高
い。
【0017】1982年9月にRobsonにより論文
“A Compatible High Fideli
ty Television Standard fo
rSatellite Brodcasting”の
218〜236ページにおいては、“未来のテレビジョ
ン”が示されている。この論文は信号スペクトルで或る
間隙を利用するめに高周波数の対角線の情報をフィル
タリングするのを包含し、元信号のスペクトルを絶断
することによって遂行される、有用な高周波数の情報を
間隙内に故意的にエイリアスするための3次元のサンプ
リング過程を使用する拡張された定義の‘MAC’成分
型のビデオ信号システムを提案している。後置フィルタ
/補間器はフォールディングされたエネルギーを正しい
高周波数の位置に復するために使用されることがで
き、それによって元スペクトルが再び作られる。このよ
うな論文はディスプレーされた映像でエリアシングを
避けるために前置および後置−フィルタリングしなけれ
ばならない必要性を説明している。しかし、3次元の後
置フィルタリングのない従来のディスプレー装置で、高
周波数のエイリアスの副産物が存在し、映像の損傷を惹
起する。
【0018】改善されたビデオ記録システムは標準のカ
セット上に従来の狭帯域幅のVCRによって記録可能な
信号より広い帯域幅のビデオ信号を記録することができ
る反面、まだ従来の狭帯域幅のビデオ信号と逆互換性を
もっており、特別に高品質の磁気テープや記録および再
生法を必要としない。即ち、標準品質の狭帯域幅媒体の
ビデオカセットが広帯域幅により高周波数のビデオ情報
を改善されたシステムを使用して記録可能にし、従来の
VCRがこのようなカセット上に記録された全帯域幅の
信号を再生することができないとしても、再生された映
像における視覚的に不快なアーティファクトを発生しな
いで従来の狭帯域幅のVCRによって互換性をもって再
生されることができる。
【0019】前記Howsonはインターリービングさ
れた信号の逆互換性に関心をもっていないし、その代わ
りにチャンネルを通じてフォールディングされた信号を
伝送する間に低周波数の輝度成分から漏話の影響を最小
化し、受信器における副搬送波の干渉を最小化するため
に、フォールディングされた輝度信号のインターリービ
ングされた高周波数成分をブースティングするプリエン
ファシスフィルタを包含する。もし、前記Howson
によって指示されたシステムを包含するよう調整された
VHS型のVCRによって記録されたビデオカセットが
標準VHS型のVCR上で再生されると、除去されない
プリエンファシス高周波成分の干渉によって、前記Fa
roudjaのシステムによって再生された映像よりも
っと不快な映像が発生されるであろう。
【0020】前記Faroudjaの特許はその特許発
明の一つの目的である既存の記録媒体および装置との互
換性について指示してはいない。前記Faroudja
の特許の装置や方法で既存の再生機器とは逆或いは下向
互換性を行なうための如何なる指示もしていない。前記
の説明のように、前記Faroudjaの特許が指示す
ることによるシステムによって行なわれた記録は、輝度
低周波数にフォールディングされた輝度低周波数の高い
レベルのため、既存の再生装置と逆互換性をもっていな
い。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、既存
のVCRおよびVCPと逆互換性を有すると同時に、現
在の制限帯域幅のビデオ記録および再生技術、媒体、技
法によって得ることができるビデオの解像度を改善しな
ければならない必要がある。入力される広帯域幅の全解
像度のビデオ信号が制限された帯域幅の媒体を通じて放
送装置やビデオ記録によって制限帯域幅のビデオ信号と
して伝送および記録されることができる反面に、本質的
に入力される広帯域幅の信号の情報内容を視覚的に不快
なアーティファクトを発生しないで従来の狭帯域幅の装
置によって互換性をもって受信されるとか再生されるこ
とができる制限された帯域幅の信号の形態として保有し
ているビデオ信号の処理システムを提供するのが本発明
の一つの目的である。
【0022】伝送されるとか記録された制限帯域幅のビ
デオ信号を受信するとか再生し、その信号から全解像度
のビデオ映像を発生するために、その信号から入力され
る広帯域幅のビデオ信号の情報に該当および情報を包含
している広帯域幅のビデオ出力信号を復することがで
きるビデオ信号の処理システムを提供するのが本発明の
他の目的である。
【0023】高品質の記録および再生法や記録媒体を必
要としないで、従来の狭帯域幅のビデオ信号の記録およ
び再生装置によって記録および再生されたビデオ記録の
解像度を改善するために従来の狭帯域幅のビデオ信号の
記録および再生装置を利用することができるビデオ信号
の処理システムを提供するのが本発明の他の目的であ
る。
【0024】入力される広帯域幅のビデオ信号は、制限
された帯域幅内に記録することができる。これにより
録された制限帯域幅の信号が従来の狭帯域幅の再生装置
によって互換性をもって再生することができるビデオ記
録システムを提供し、記録された制限帯域幅の信号から
入力される広帯域幅の信号に該当する広帯域幅の再生信
号を復するために、このような記録された制限帯域幅
の信号を再生することができるビデオ再生装置を提供す
るのが本発明のまた他の目的である。
【0025】入力される広帯域幅のビデオ信号を、実質
的に縮小された帯域幅内に本質的に入力される広帯域幅
のビデオ信号の情報をエンコーディングされた形態に包
含しており、深刻なアーティファクトを発生しないでビ
デオ映像を再生するために従来の狭帯域幅の再生装置で
互換性をもって再生可能な、制限された帯域幅のビデオ
信号にエンコーディングし、入力される広帯域幅のビデ
オ信号と同一な解像度を有するビデオ映像を発生するた
に、このような制限帯域幅のビデオ信号から入力され
る広帯域幅のビデオ信号に該当する広帯域幅のビデオ信
号を発生するように制限帯域幅のビデオ信号をデコーデ
ィングするためのビデオ信号の処理技術を提供するのが
本発明の他の目的である。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの側面によ
ると、入力される広帯域幅のビデオ信号のビデオ情報の
内容を保有した状態のまま入力される広帯域幅のビデオ
信号を狭帯域幅のビデオ信号に変換するため、入力され
る広帯域幅のビデオ信号を適切に処理することによっ
、その結果変換された狭帯域幅のビデオ信号が狭帯域
幅の記録媒体を通じて記録および再生されように入
力される広帯域幅のビデオ信号を狭帯域幅のビデオ信号
に帯域幅の縮小をすることができるビデオ信号の処理シ
ステムが提供される。
【0027】本発明のまた他の側面によると、入力され
る広帯域幅のビデオ信号のビデオ情報の内容を保有した
状態のまま入力される広帯域幅のビデオ信号を狭帯域幅
のビデオ信号に変換し、変換された狭帯域幅のビデオ信
号を狭帯域幅の媒体上に記録する。そのように記録され
た狭帯域幅のビデオ信号が元の入力される広帯域幅のビ
デオ信号のビデオ情報の内容を保有している。それで記
録された狭帯域幅の信号が従来の狭帯域幅のビデオ記録
の画質と対等な画質として再生される。互換性を有する
狭帯域幅のビデオ映像を提供するために、従来の狭帯域
幅の再生装置によって互換性をもって再生されることが
できるビデオ信号の記録システムが提供される。
【0028】本発明のまた他の側面によると、入力され
るビデオ信号から導出された制御信号によって入力され
る広帯域幅のビデオ信号のビデオ情報の内容を保有した
状態のまま入力される広帯域幅のビデオ信号を狭帯域幅
のビデオ信号として変換し、変換された狭帯域幅のビデ
オ信号を狭帯域幅の媒体上に記録する。このようにし
て、記録された狭帯域幅のビデオ信号が制御信号は勿論
のこと元の入力される広帯域幅のビデオ信号のビデオ情
報の内容を互換的にエンコーディングされた状態に保有
している。それでアーティファクトを発生しないで、記
録された狭帯域幅の信号が従来の狭帯域幅のビデオ記録
の画質と対等な画質に再生される互換性を有する狭帯域
幅のビデオ映像を提供するために、従来の狭帯域幅の再
生装置によって互換性をもって再生されることができる
ビデオ信号の記録および再生システムが提供され、ま
のような発明のシステムは記録媒体から記録された狭
帯域幅のビデオ信号を再生し、元の入力される広帯域幅
のビデオ信号に該当する広帯域幅のビデオ信号として復
元するために、再生された狭帯域幅の信号を復元された
制御信号により処理する。
【0029】本発明によると、全帯域幅の入力されるビ
デオ信号は制限帯域幅の低周波数の輝度成分(ディエン
ファシスされた振幅の高周波輝度成分がこの成分にフォ
ールディングされている)を有するエンコーディングさ
れた縮小帯域幅のビデオ信号を発生するエンコーダを通
じて伝達される。本発明によるエンコーダによって発生
されたエンコーディングビデオ信号は狭帯域幅のビデオ
媒体やチャンネルに出力されることができ、例えばVH
S型のビデオカセットのような従来の狭帯域幅の磁気媒
体上に記録されることができる。
【0030】本発明によって実施されるVCRによって
再生されるとき、再生された狭帯域幅のエンコーディン
グビデオ信号はデコーダを通じて伝達され、前記デコー
ダでフォールディングされたディエンファシス振幅の高
周波輝度成分がアンフォールディングおよび振幅のリエ
ンファシス処理によって再生されることができ、その結
果全帯域幅のビデオ信号が復される一方、記録された
フォールディング輝度の高周波成分のアンフォールディ
ングおよび復が不可能な従来の狭帯域幅のVCRによ
って再生されるとき、再生されたフォールディング高周
波数の輝度成分は本発明のエンコーディング処理過程の
間に実行されるディエンファシスによって、充分に低周
波レベルにあるようになり、再生された狭帯域幅のビデ
オ映像においては不必要な干渉が発生されず、このよう
にして従来の狭帯域幅のVCRとエンコーディングされ
た記録の逆再生互換性を提供する。
【0031】本発明によるビデオ記録および再生システ
ムは前記ベース帯域の輝度成分から入力される広帯域幅
のビデオ信号の高周波数の輝度成分が低周波数の輝度成
分のスペクトルの帯域幅にフォールディングされるエン
コーディングされた帯域制限の輝度成分の信号を発生す
るために、入力ビデオ信号から導出された動表現の信
号とともに入力される広帯域幅のビデオ信号の色成分を
包含し、エンコーダで入力されるビデオ信号の動適応
処理に利用されるエンコーディングされた色/動信号
を発生するために、低および高周波輝度成分と色成分を
有するベース帯域輝度成分を包含する広帯域幅のベース
帯域のビデオ入力信号を受信し適切に処理するためのエ
ンコーダによって部分的に実行され、そのようにするこ
とによって、元の入力ビデオ信号の帯域幅に相対的な狭
帯域幅に制限および圧縮された帯域幅を有するエンコー
ディングされたビデオ入力信号を発生する一方、元の入
力ビデオ信号の高周波輝度の詳細な情報を保有したまま
である。このようにしてエンコーダから狭帯域幅のビデ
オチャンネルや媒体に適合したエンコーディングされた
輝度および色/動信号は従来の狭帯域幅型のVCR記
録装置によって狭帯域幅用のビデオテープ上に有益に記
録されることができる。
【0032】本発明によるエンコーディング過程は記録
された帯域制限信号が従来の狭帯域幅型のVCRやVC
Pによって再生されるとき、帯域制限信号にフォールデ
ィングされた高周波数の成分がディスプレーされたビデ
オ映像で深刻な雑音や干渉、アーティファクトが発生さ
れないというのを保障するめに、フォールディング
の間に高周波数の輝度成分の大きさを適切なレベルに
適応的に制御し、そのようにすることによって従来の狭
帯域幅型のVCRとVCPと本発明により処理される改
善された記録との逆互換性を保障する。
【0033】輝度信号の高周波数の成分がプリエンファ
シス過程によって振幅ブースティングされる前記How
sonの技術と、ベース帯域輝度信号が如何な振幅の
調節なしにフォールディングされる前記Howsonと
Faroudjaとの両者によって説明される技術と比
較すると、本発明によるエンコーディンク過程は説明の
ように(Howsonの関心の外にある)ベース帯域輝
度信号を高および低周波成分に分離し、その次にフォー
ルディング動作の間の輝度信号の高周波成分を高帯域輝
度信号で測定されたエネルギーによって調節されるディ
エンファシス図でディエンファシスし、その結果エンコ
ーディングされた帯域制限の輝度信号におけるフォール
ディングされた高周波数の輝度成分が、エンコーディン
グされた帯域制限のビデオ信号が従来ビデオの狭帯域幅
の再生装置によって再生されるとき、ディスプレーされ
た映像で深刻な干渉や雑音を発生しないし、そのように
することによって既存ビデオの狭帯域幅の再生装置とエ
ンコーディングされた帯域制限のビデオ信号との逆互換
性を提供する。
【0034】フォールディングされた帯域制限のビデオ
信号の高周波数の輝度成分のディエンファシスは多様な
方法で、例えば所定の方式で遂行されることができる。
しかし、本発明の発明者は高周波数の輝度成分に適応デ
ィエンファシスを特に有利に用し、そのようにするこ
とによてフォールディングされた帯域制限信号におけ
るこのような高周波数の輝度成分(その大部分が従来の
狭ビデオ帯域幅の再生装置によって再生されるとき、デ
ィスプレーされたビデオ映像に深刻な雑音や干渉を発生
する傾向のある成分)、えば高振幅−高周波の輝度
成分はより大きくディエンファシスされる一方、フォー
ルディングされた帯域制限信号における狭帯域の再生時
に雑音と干渉を発生する傾向が小さい。そして、もし大
きくディエンファシスされると広帯域幅の再生システム
によっ再生されるときディスプレーされた広帯域幅の
ビデオ像で深刻な雑音の劣化を発生することができる
高周波数の輝度成分、例えば低振幅−高周波の輝度成分
はより小さい程度にディエンファシスされるとか、変更
されないで伝達されるであろう。このような適応ディエ
ンファシス技術はエンコーディングされた帯域制限のビ
デオ信号に逆互換性を提供し、また再生された広帯域の
ビデオ信号の画質を保護する利点がある。このようにし
てエンコーダでフォールディング作用の間に高輝度のデ
ィエンファシスは本発明により適応的に有益に遂行され
る。
【0035】その上に、ベース帯域の輝度信号上で遂行
されるフォールディング過程が不必要な上限側波帯の成
分を惹起するので、フォールディング後に輝度信号の低
域通過フィルタリングをする必要のある前記Howso
nの論文とFaroudjaの特許で説明される先行ベ
ース帯域のフォールディングシステムと比較すると、本
発明によるエンコーディング過程における、輝度信号は
ディエンファシス過程とフォールディングの前に帯域分
離され、フォールディング動作はサンプリング技術によ
って高周波数の輝度成分の信号上で直接に遂行され、そ
のようにすることによってフォールディングされた輝度
信号と低域通過フィルタリングする必要なしに帯域制限
されたフォールディング輝度信号を発生するために、フ
ォールディングされたディエンファシス高帯域の輝度信
号は低帯域の周波数スペクトルに帯域−移動された後
に、低帯域の輝度信号と混合される。他の方法として、
本発明は輝度高周波数のディエンファシスと組合てベ
ース帯域でフォールディングが実行されることができ
る。
【0036】例えば、ビデオの程度と同様の
に依存するビデオ信号に相互に異なる形態のフィル
タリングのような他の処理過程を適用することは既に知
られている。例えば、一つの形態のフィルタリングが動
のないとか、極くわずかな量の動のあるビデオ
の信号部分により適合し、一方、異なる形態のフィルタ
リングは動の程度が大きなビデオ像の信号部分によ
り適合る。動信号はビデオ像で発生する動の程
度を決定するために、ビデオ像信号を分析することに
よって発生され、そのときこの動信号はビデオ像の
信号をビデオ像における動の程度による相互に異な
るフィルタに適切に印加するスイッチを制御するために
使用される。動信号は、例えば他のフィルタの出力端
でソフトスイッチを制御することができ、その結果出力
に提供された相互に異なるフィルタからフィルタリング
された信号の量はビデオ像の各部分の動の内容によ
り制御されることができる。
【0037】本発明のまた他の側面によると、前記エン
コーダは入力される広帯域幅のビデオ信号から導出され
た動表現の信号を発生し、エンコーディング過程の間
にビデオ信号の動適応の時空間フィルタリングを達成
するためにこのような動表現の信号を活用する。また
このように発生された動表現の信号は、再生されたビ
デオ信号の相応する動適応の処理を行なうためにデコ
ーディング過程で有益に活用されることができるので、
再生時に復され、エンコーディングされた帯域制限の
ビデオ信号から広帯域のビデオ信号を復するのに活用
されることができる方法として、そ自体が帯域制限の
ビデオ信号に適切にエンコーディングされる。しかし、
エンコーディングされた帯域制限のビデオ信号へのこの
ような動信号のエンコーディングは、従来の狭帯域型
の再生装置によって前記エンコーディングされた帯域制
限のビデオ信号を再生するとき、雑音や干渉を発生して
はならない。ですから、本発明のまた他の側面による
と、動信号は狭帯域の再生に影響を及ぼさないビデオ
信号のスペクトルの空の領域に有益にエンコーディング
されることができ、既存の狭帯域幅の再生装置と互換性
を有する。従来のVHS型に本発明のシステムを実施す
ることにおける、本発明のまた他の側面により、エンコ
ーディングされた帯域制限のビデオ記録が従来のVHS
型のVCRによって干渉のなしに互換性をもって再生さ
れることができる方法として、動信号をVHS型のカ
ラーアンダー信号の空の領域に適切にエンコーディン
することによって有益に行なわれ、本発明による改善さ
れたVCRが再生側でデコーディング過程によってエン
コーディングされた動信号を導出するようにする。
【0038】また、本発明によるビデオ記録および再生
システムは帯域制限されたビデオ信号内にエンコーディ
ングされている高周波の輝度成分をアンフォールディン
グし復元し、フォールディングされた信号のアンフォー
ルディング過程を包含する帯域幅−拡張再構成過程に
よって元の入力ビデオ信号の広帯域幅を復元するため
に、エンコーディングされた帯域制限のビデオを処理
し、アンフォールディングされた信号の動適応フィル
タリングを遂行するためのデコーダによって部分的に実
施されることができる。
【0039】本発明のまた他の側面によると、前記デコ
ーダは元の振幅を復元するために、再生されたアンフォ
ールディング高周波の輝度成分のリエンファシス過程を
遂行してから、それらを再生された低周波数の輝度成分
と混合し、したがって広帯域幅のビデオ信号が再生され
ることができ、広帯域幅のビデオ映像が再構成された広
帯域のビデオ信号から再生されることができる。エンコ
ーディングの間にディエンファシス過程が適応的に遂行
される場合に、またアンフォールディングされた広帯域
幅のビデオ信号における高周波数の輝度成分の振幅関係
のより充実な再構成を実現するために、リエンファシス
過程がエンコーディング側のディエンファシス過程の間
に使用された関数の逆である伝達関数をもって適応的に
遂行される。
【0040】また、デコーダはエンコーディングされた
帯域制限のビデオ信号からエンコーディングされた動
信号を復元し、復元された動信号はデコーディング過
程で活用ることができる。本発明のまた他の側面によ
ると、従来のVHS型に使用するために遂行されると
き、デコーダでエンコーディング過程の間にあらかじめ
ビデオ信号の色成分とともに色/動信号に混合されて
あったエンコーディングされた動信号はデコーディン
グ過程の間に色信号成分から分離される。
【0041】
【実施例】本発明の利点と他の特徴を添付図面と共に次
により詳細に説明する。本発明のシステムはアナログお
よび/或いはディジタル信号の処理技術を使用して実施
されることができる。一つの例として本発明によるシス
テムの実施は次のディジタル信号の処理を使用して説明
されるであろう。しかし、ここで説明されるのは当該技
術分野に通常の知識をもつものにアナログ技術を使用し
て本発明が実行されることもできるものであり、如何に
実行されるものであるか容易に理解されるであろう。
【0042】図面における、等化遅延器は簡略化のため
に省略された。ビデオ信号処理器の設計に通常の知識を
もつものは相互に異なる処理過程が遂行される相互に異
なる処理経路に相互に異なる遅延器を必要とする画素を
適切に時間−アラインするためにこのような遅延器が必
要であることを認めるであろう。当該技術分野に通常の
知識をもつものはこのような遅延器が何処に必要なもの
であり、どのぐらい長い遅延をもたなければならないか
を理解することができるので、このような遅延器に対
説明又は討論は要しないであろう。
【0043】付加的に、図面における高域通過および低
域通過の応答特性をすべて有する多様なフィルタが水
平、垂直および時間方向にフィルタリングするために使
用される。ビデオ信号処理器の設計技術分野に通常の知
識をもつものはこのようなフィルタの一部が公知された
コームフィルタ設計をもって行われることができるのを
認めるであろうし、各遅延ラインの遅延周期、多数の
プとタップの重さを如何に適切に選択するのかを理解
することができるであろう。結果的に、このようなコー
ムフィルタの詳細な設計はここで討論しないし、このよ
うな詳細な設計は他の理由においても重要ではない。そ
の上に、A/DおよびD/A変換器が本発明で図示され
説明されているが、当該技術分野に通常の知識をもつも
のはこのような変換器がエイリアシングの防止或いはサ
ンプリングクロック除去の低域通過フィルタの前、後に
夫々置かれることが望ましく、如何にして実現されるか
理解しているので、ここでは、それ以上の詳細な説明
は省略する。
【0044】また、図面と次の詳細な説明における、本
発明によって構成される多用な実施例はNTSCの複合
ビデオのベース帯域の信号に関するものである。当該技
術分野に通常の知識をもつものなら、PALビデオ信
号、SECAMビデオ信号或いは如何な他の標準によ
るビデオ信号を処理するために実施例を修訂しなければ
ならないという事実を理解することができるであろう。
このような実施例は本発明の原理により構成ることが
できる。
【0045】図1は本発明の原理によるビデオ信号記録
器の記録部の一部分を示すブロック図である。図1で、
入力端子5はビデオ信号のソース、例えばNTSCの複
合ビデオの信号に連結される。入力端子5はエンコーダ
ー10の入力端子に結合される。エンコーダー10の第
1出力端子は従来のVCRと同様に輝度記録回路20の
入力端子に連結される。輝度記録回路20の出力端子は
従来のVCRと同様に標準テープの伝送装置の記録ヘッ
ド40と連結される。エンコーダー10の第2出力端子
は色記録回路30の入力端子に従来のVCRと同様に連
結される。色記録回路30の出力関端子はまた記録ヘッ
ド40に連結される。記録ヘッド40は印加された信号
を輝度および色記録回路20,30によって標準ビデオ
カセット(図示されていない)の磁気テープ上に記録す
る。
【0046】作動時に、エンコーダー10は標準全帯域
幅の複合NTSCのビデオ信号を取っており、従来の狭
帯域幅のVCRによって発生された標準輝度信号と同一
な縮小帯域幅を有する。しかしそれのスペクトルにフォ
ールディングされた、ディエンファシスされた高周波数
の成分を有するエンコーディングされた輝度信号Lrを
発生する。このようにして、前記エンコーディングされ
た輝度信号Lrはビデオテープカセットの磁気記録媒体
上に記録されることができる縮小帯域幅内に全帯域幅の
NTSCの入力輝度信号からすべての輝度情報を包含
し、このようにして標準品質のカセットと記録および再
生装置が使用されることができる。その上に、エンコー
ディングされた記録で、フォールディングされた高周波
の輝成分の縮小された振幅は、たとえ記録されたカセ
ットが標準狭帯域幅のVCRで後に再生されても、ディ
スプレーされた深刻なアーティファクトを惹起し
ないであろう。輝度信号の記録回路20は制限帯域幅
(即ち、狭帯域)の輝度信号が標準VCRに通常的に記
録されるのと殆ど同一な方法でエンコーディングされた
輝度信号Lrを記録する。従来のVHS型のVCR記録
回路で、例えば分離されたNTSCの輝度信号は約3.
4〜4.MHz(±0.1MHz)の間で周波数が変
化されることができる輝度搬送波上に周波数変調され、
1.2MHz以下の側波帯を除去するためにフィルタリ
ングした後に、1.2〜7MHz近傍の周波数の帯域を
占有する。
【0047】エンコーダー10は色記録回路30に印加
される複合色/動信号C+Mrを発生する。このよう
な複合信号は入力されるNTSCの複合ビデオ信号標準
色情報の信号を一つの成分として包含し、動表現の信
号をまた他の成分として包含する。次により詳細に説明
する如く、図1のデコーダー10によって実行される記
録側の処理過程における、動表現の信号Mは入力ビデ
オ信号における像の動きを分析することによって開発
され、フォールディングの前に入力ビデオ信号のビデオ
輝度成分を動適応処理するための制御信号として有益
に活用されることができる。再生時に、記録側の輝度処
理過程の間に活用される一な動表現の信号Mの使用
復元過程の間に輝度を容易に処理することができ、そ
れで動表現の信号Mは複合色/動信号C+Mrを記
録のための色記録回路30に提供するために、動表現
の信号Mをビデオ色成分信号Cと混合するようにエンコ
ーダーで付加的に処理される。動表現の信号Mのエン
コーディングおよびデコーディングの説明は次により詳
細に説明されるであろう。
【0048】輝度記録回路30は標準VCRで従来の色
信号が記録されるのと殆ど同一な方法で色/動信号C
+Mrを記録する。VHS型のVCRにおける、例えば
3.58MHzのNTSCの色副搬送波の周波数はカラ
ーアンダー搬送波を提供するために約629Hzから
下向−ヘテロダイン、即ち逓降変換される。次により仔
細に説明される標準VHSとVCR型に対する本発明の
エンコーダーの遂行によると、複合色/動信号C+M
rはカラーアンダー搬送波で変調され、輝度信号Lrと
ともに記録ヘッド40に印加され、記録ヘッド40によ
ってカセットのビデオテープ上に通常的な方法で記録さ
れる。本発明による色エンコーディングおよびデコーデ
ィングと関連された技術に通常の知識をもつものにNT
SCの色搬送波は2−ラインシーケンスであり、他のラ
インと180°の位相差を有する一方、カラーアンダー
色搬送波は4−ラインシーケンスであり、他のトラック
の位相進みおよび遅れによってライン毎に90°の位相
差を有するというのが容易に理解されるであろう。
【0049】図2は図1に示されたエンコーダー10の
より詳細なブロック図である。図2で、入力端子105
は図1の入力端子5に当該する。信号を容易に処理する
ために、ディジタル信号の処理技術が有益に実行される
ことができ、入力端子105はディジタル化(量子化)
された複合のビデオの出力信号Vを発生するアナログ−
ディジタル変換器A/D,102の入力端子に連結され
る。A/D102の出力端子は適応輝度信号分離器10
4、動き信号発生器106、色信号発生器114の各入
力端子に連結される。適応輝度信号分離器104の出力
端子はフォールディング回路108の入力端子に連結さ
れる。次により詳細に説明のように、フォールディング
回路108は輝度分離器104から分離された輝度信号
の帯域を低および高周波数の輝度成分として分離し、高
周波輝度成分の適応ディエンファシス過程を遂行し、適
応ディエンファシスされた高周波の輝度成分を低周波の
輝度成分のスペクトルにフォールディングするために、
フォールディング搬送波を前記ディエンファシスされた
高周波の輝度成分として変調し、フォールディングされ
た適応ディエンファシス高周波の輝度成分を低周波の輝
度成分として加算し、それによって帯域幅−制限された
輝度信号Lfを提供する。
【0050】フォールディング回路108の出力端子は
ディジタル−フォールディング輝度信号Lfが従来のア
ナログ記録に適合なアナログ信号Lrに変換されるD/
A変換器110の入力端子に連結される。D/A変換器
110の出力端子はアナログ輝度信号Lrが記録される
ために印加されるエンコーダー10の第1出力端子11
5に連結される。出力端子115は図1の輝度記録回路
20の入力端子に連結される。
【0051】動信号発生器106の動き表現の信号出
力端子は適応輝度信号分離器104の制御入力端子と、
色/動信号混合回路116の動き信号入力端子に連結
される。色信号分離器114の分離された色信号出力端
子は色/動き信号混合回路116の色信号入力端子に連
結される。色/動信号混合回路116による色/動
信号C+Mの出力はアナログ色/動信号C+Mr を出
力する第2D/A変換器の入力端子に連結される。D/
A118の出力端子はエンコーダー10の第2出力端子
125に連結される。出力端子125はアナログ色/動
信号C+Mrをビデオカセットの磁気テープ上に記録
するための図1の色記録回路30の入力端子に連結す
る。
【0052】動作時に、図2のエンコーダー10は第一
に入力端子105にある複合ビデオ信号をA/D102
を使用してサンプリングされたデータマルチ−ビットデ
ィジタル複合ビデオ信号Vに変換する。約DC−4.2
MHzの公称帯域幅を有するNTSCの信号において、
例えばサンプリング周波数は約10MHzで選択される
ことができる。ディジタル複合ビデオ信号Vは適応輝度
信号分離器104に印加され、適応輝度信号分離器10
4はディジタル複合ビデオ信号Vから輝度成分Lを分離
し、分離された輝度信号の動きに適応する時空間フィル
タリングを遂行する。またディジタル複合ビデオ信号V
はエンコーダー側と、またはデコーダー側で動適応フ
ィルタリングを制御するために、ディジタル複合ビデオ
信号Vから動信号M(下記には動信号Mと言及
する)を得る動信号発生器106に印加される。また
ディジタル複合ビデオ信号Vは色信号Cを導出するため
の色信号分離器114に印加される。
【0053】導出された輝度信号Lはフォールディング
回路108によってもっと処理される。この回路は輝度
信号Lの適応時にディエンファシスされた高周波成分を
低周波の輝度成分の帯域幅にフォールディングし、その
結果全帯域幅のベース帯域の輝度信号Lのすべての情報
が、例えば約2.5MHzの縮小帯域幅を有するフォー
ルディングされた輝度信号Lfに包含される。適応フォ
ールディング回路108は次により詳細に説明されるで
あろう。フォールディングされた輝度信号LfはD/A
変換器110でアナログ信号Lrに変換される。この信
号は図1の輝度記録回路20と記録ヘッド40によって
ビデオカセット上に通常的に記録されることができる形
態である。
【0054】導出された動信号Mと導出された色成分
信号Cは色信号混合回路116で単一複合色/動信号
C+Mに混合される。色/動き信号混合回路116とし
て使用されることができる色/補助信号の混合回路が同
時ペンディング中である1990年5月31日付に出願
された先行の米国特許出願番号第07/531,070
号により詳細に説明されている。その上に、従来のVH
S型のビデオカセット記録および再生と互換性をもつよ
うに調節する場合における、本発明のより特別な長所を
有する実行のために、以下に詳細に説明する如く、
信号をVHS型に記録される色成分信号に互換性をもっ
てエンコーディングすることによって標準VHS型によ
る色成分処理、記録および再生が利用される
【0055】色/動信号C+MはD/A118によっ
てアナログ信号C+Rrに変化されることができる。こ
の信号は図1の標準色記録回路30と記録ヘッド40に
よってビデオカセット上に記録されることができる形態
である。ビデオ信号の処理技術として広く知られている
ように、フレームコーム低域通過フィルタリング(時間
低域通過フィルタリング)が空間解像度の損失のなしに
複合ビデオ信号から輝度成分を導出するために使用され
得る。しかし、ビデオ像に動が存在するときに、深
刻なアーティファクトがフレームコーム導出輝度信号で
発生される。ラインコーム低域通過フィルタリング(垂
直コーム低域通過フィルタリング或いは空間低域通過フ
ィルタリング)は動が存在するときまでも輝度成分を
導出するのに使用されることができる。しかし、ライン
コーム低域通過フィルタリングによって導出された輝度
成分は空間(対角方向)解像度が減少される。空間解像
度を維持するためにフレームコームフィルタリングを使
用して輝度信号を導出するのが望まし像の領域
のない限り、その領域でラインコームフィルタを使
用するのが望ましい。
【0056】図3は図2に示されたエンコーダー10の
一部をより詳細に説明したブロック図である。図3にお
ける、入力端子205は図2のA/D変換器102の出
力端子に連結される。入力端子205は垂直高域通過フ
ィルタVHPF202、時間高域通過フィルタTHPF
204、水平帯域通過フィルタHBPF206の各入力
端子に連結され、減算器208と210の各被減数の入
力端子に連結される。VHPF202の出力端子は、例
えば1.7MHzで選択されたカットオフ周波数を有す
る水平高域通過フィルタHHPF212の入力端子に連
結される。水平高域通過フィルタHHPF212の出力
端子は減算器208の減数の入力端子に連結される。減
算器208の出力端子は水平低域通過フィルタHLPF
209の入力端子に連結される。水平低域通過フィルタ
HLPF209の出力端子はソフトスイッチ214の第
1データ入力端子に連結される。ソフトスイッチ214
の出力端子は出力端子215に連結される。出力端子2
15は図2のフォールディング回路108の入力端子に
連結される。
【0057】THPF204の出力端子は水平高域通過
フィルタHHPF216の入力端子と減算器218の被
減数の入力端子に連結される。HHPF216の出力端
子は減算器210,218の各減数の入力端子に連結さ
れる。減算器210の出力端子はソフトスイッチ214
の第2データ入力端子に連結される。減算器218の出
力端子は信号マグニチュード検出器(rectifie
r)220の入力端子に連結される。マグニチュード検
出器220の出力端子は信号拡散器222の入力端子に
連結される。信号拡散器222の出力端子は出力端子2
25とソフトスイッチ214の制御入力端子に連結され
る。出力端子225は図2の色/動信号混合回路11
6の動信号入力端子に連結される。
【0058】HBPF206の出力端子は動き信号と混
合する前に色成分を処理するための漏話防止処理器22
4の入力端子に連結される。漏話防止処理器224の出
力端子は図2の色/動信号混合回路116の一部を構
成する色信号変調器226の入力端子は以下の詳細な
説明のように連結される。直列に連結されているVHP
202とHHPF212によって発生された水平、垂
直高域通過フィルタされた信号HVhpはすべての詳細な
空間情報は勿論のこと複合ビデオ信号Vに存在するすべ
ての色情報を包含する。但し、輝度情報のみを包含する
対角線的に低域通過フィルタされた信号HV1pを発生す
るために、減算器208の差分によって複合ビデオ信号
からこのような信号HVhpが減算される。減算器208
からの出力信号HV1pは、例えばHV1pから3.3MH
z以上の水平周波数のスペクトル成分を除去して、図1
7の(D)を参照して後に詳細に説明のように、再生過
程の間に空間的に復された輝度信号におけるエイリア
シング雑音を避けるために、3.3MHzのカットオフ
周波数を有するHLPF209に印加されそれによって
空間的に導出された輝度信号LS をHLPF209の出
力端子に提供する。HLPF209によって空間的に導
出された輝度信号LS は輝度情報を包含しているが、し
かし縮小された対角方向の解像度を有する。
【0059】直列に連結されているTHPF204とH
HPF216によって発生される時間および水平高域通
過フィルタされた信号HThpは大部分の詳細な時間情報
は勿論のこと複合ビデオ信号Vに存在するすべての色情
報を包含する。この信号HThpは時間的に導出された輝
度信号Lr を発生するために、減算器210の差によ
って複合ビデオ信号から減算される。減算器210によ
って発生された時間的に導出された輝度信号Lr は、全
空間の解像度の輝度信号を包含しているが、しかし縮小
された時間の解像度を有する。
【0060】THPF204から時間高域通過フィルタ
された信号Thpは水平低周波数の動情報と水平高周波
数の色情報を包含する。このようにしてHHPF216
からの出力信号HThpは双極性の動表現の信号である
水平高域通過−フィルタリングされ、時間高域通過−フ
ィルタリングされた信号H1P,Thpを導出するために、
減算器218によって時間高域通過フィルタリングされ
た信号Yhpから減算される。信号H1p,Thp
のマグニチュードと画像の動的領域と静的領域の対照
の函数をもってマグニチュードが変化する(即ち、画像
の動きの程度が大きい程信号マグニチュードが大き
い)。信号H1P,Thpは背景に反して高い対照値を有す
る動く物体の端部で一番大きなマグニチュードを有す
る。背景と動く物体の強度が類似するところで動表現
の信号H1p,Thpは低いマグニチュードを有する。その
上に、ソフト端部を有する迅速に動く物体はまた低いマ
グニチュード信号を発生する。結局、迅速に動き
ながら高い比較値を有する物体の動表現の信号H1p
hpは一般的に動く物体の端部の幾つの画素内に限り
強い。
【0061】導出された動表現の信号H1p,Thpのこ
のような変動の影響を最小化するために、マグニチュー
ド検出器220は減算器218から動表現の信号
1p,Thpのマグニチュードを検出し、該当画素に動
あるかどうかを指示するための単一ビット信号を発生
する。公知されたマグニチュード検出器220は印加さ
れた動表現の信号H1p,Thpの単一ビット信号に対応
する制御入力端子を有するマルチプレクサを包含する。
表現の信号H1p,Thpはマルチプレクサの第1入力
端子と算術的反転器の入力端子に連結される。算術的反
転器の出力端子はマルチプレクサの第2入力端子に連結
される。マルチプレクサの出力端子は動表現の信号H
1p,Thpのマグニチュード(絶対値)を発生する。も
し、単一ビット信号が論理‘0’であると、動表現の
信号値が正の値であり、そのときマルチプレクサは動
表現の信号H1p,Thpを伝送する第1入力端子を出力端
子に連結する。もし、単一ビット信号が論理‘1’であ
ると、動表現の信号値が負の値であり、そのときマル
チプレクサはインバータから算術的な負の表現の信
号H1p,Thp正の値の信号でもよい)を伝送する第2
入力端子を出力端子に連結する。
【0062】その次に、このようなマグニチュード信号
は公知の比較器回路に印加される。比較器回路はマグニ
チュード信号を所定のしきい値と比較する。もし、マグ
ニチュードがしきい値を超過すると、そのとき比較器回
路は論理‘1’の出力信号を発生する。もし、マグニチ
ュードがしきい値より小さくなると、そのとき比較器回
路は論理‘0’の出力信号を発生する。このような比較
器の出力は動が存在するとき論理‘1’、動のない
とき論理‘0’である単一ビットの動表現の信号であ
る。
【0063】単一ビットの動表現の信号は拡散動
号Mを発生するために信号拡散器222によって垂直
的、水平的に拡散される。任意的に、信号は信号拡散器
222によって時間的、垂直的、水平的に拡散されるこ
とができる。このような単一ビットの動表現の信号を
拡散するための装置は、同時ペンディング中である19
90年5月31日付に出願された米国特許出願番号第5
31,057号に詳細に説明されている。信号拡散器2
22によって発生された拡散動信号Mはその値が動
領域(論理‘1’値を有する単一ビットの2レベル信号
によって指示される)の最高値から垂直、水平方向(そ
して、任意的に、時間的に)の動領域近傍の動領域
の最小値‘0’に漸次的に減少するマルチビットディジ
タル信号である。このような拡散動信号Mは次に説明
のようにビデオ信号Vを適応的に処理するためのエンコ
ーダ10で使用される。このような拡散動信号Mは記
録可能であり、再生可能であり、次により詳細に説明の
ようにデコーダによって復され活用されるように互換
的にエンコーディングされる。
【0064】前述のように、像の動のないとき、輝
度信号Lは時間的に導出された輝度信号Lr であり、動
が存在する場合に、輝度信号Lは空間的に導出された
輝度信号LS である。ソフトスイッチ214は輝度信号
Lの出力端子215に連結されることができる二つの入
力信号Lr ,LS の比率が動信号Mの値により継続的
に変化する。もし、動信号Mの値が‘0’であるか殆
ど‘0’であると、動なしや動が小さいのを示して
おり、そのときソフトスイッチは完全に時間的に導出さ
れた輝度入力信号Lr に構成された出力信号Lを発生す
る。もし、動信号Mの値が最高値にあるとか殆ど最高
にあると、高い動のレベルを示し、そのときソフトス
イッチ214に完全に空間的に導出された輝度信号LS
に構成された出力信号Lを発生する。動信号Mの中間
値で、出力信号は入力信号Lr ,LS 毎にある比率を包
含している。ソフトスイッチ214の動作は次により詳
細に説明されるであろう。
【0065】NTSCの色成分は水平BPF206を使
用して公知された方法で複合ビデオ信号Vから導出され
る。水平BPF206から分離された色成分信号(3.
58MHzのNTSCの色副搬送波に変調された)は漏
話防止処理器224によって漏話を防止するように処理
され、その次に色/動信号混合回路116の色変調器
226の入力端子に色信号として印加され、公知された
方法、例えば4.21MHzの4−位相の搬送波に対し
て3.58MHzのNTSCの色副搬送波をヘテロダイ
ニングし、629KHzの搬送波上に変調されるカラー
アンダー色成分信号の振幅を提供するためにより低い結
果的な側波帯を通過することによ方法で色信号変調器
226によってVHS型の記録のための、例えば629
KHzのカラーアンダー信号に周波数下向変換されるよ
うに処理される。このようにして変調器226から周波
数下向変換された色成分信号は漏話防止要素224によ
って、複合色/動信号(C+M)における動信号M
に隣接ラインの漏話を減らすために先ず処理される。漏
話防止要素224は、例えば垂直高域通過フィルタVH
PFであり、垂直高域通過フィルタVHPFは3タップ
ラインコーム低域通過フィルタをもって実行されること
ができる。任意的に、複合ビデオ信号Vの垂直フィルタ
リングは色分離段階で水平BPF206による水平帯域
通過フィルタリングに先行される。図3で、VHPF2
02とTHPF204は両者すべて複合ビデオ信号Vに
応答する。前記フィルタはコームフィルタをもって実施
されるので、遅延器を共有することができる。
【0066】図3は主にNTSCのビデオ信号を処理す
るのに応用されるエンコーダ10の一部を説明する。当
該技術分野に通常の知識をもつものはPALビデオ信
号、SECAMビデオ信号或いは他の標準によるビデオ
信号を処理するために、本発明のエンコーダ10を如何
に構成するかを理解することができるであろう。図4は
図3の輝度成分分離部、空間および時間フィルタリング
部、動表現の信号発生部をより効果的に構成された形
態(可能なとき毎に遅延ラインを共有する)を詳細に図
示している。
【0067】図4における、図3と同一な要素は同一な
参照番号を使用しており、説明は省略する。図4で入力
端子305は図2のA/D変換器102の出力端子に連
結される。入力端子305はVHPF202の入力に連
結され、減算器208の被減数の入力端子に連結され、
減算器210の被減数の入力端子に連結され、入力が1
/2によって加重される加重値減算器306の被減数の
入力端子に連結され、1フレーム遅延装置312の入力
端子に連結される。遅延器312は出力端子に1フレー
ム遅延された信号(遅延器の入力端子に印加された信号
Vが1フレーム走査周期と同一な周期によって遅延され
た信号)を発生する。1フレーム遅延装置312の出力
端子はその入力値が1/2によって加重される加重値減
算器306の減数の入力端子に連結される。1フレーム
遅延装置312と加重値減算器318の組合は時間的に
高域通過フィルタリングされた出力信号Thpを発生する
公知された設計のフレーム高域通過コームフィルタをも
って構成されるTHPF204を形成する。
【0068】VHPF202の出力端子はHHPFの入
力端子に連結され、空間的に導出された輝度信号LS
導出過程は図3と関連して前記に説明の通りである。減
算器218の出力端子は直列接続されたマグニチュード
検出器220、水平拡散器318、垂直拡散器320に
連結される。水平拡散器318と垂直拡散器320の組
合せは図3の動き信号拡散器222を構成し、前記に説
明のように作動する。
【0069】図4のブロック図で説明されていない部分
は図3で説明された部分と同一なもので前記で説明され
た。図4はタイミング正確度とタイミング整合を示す。
即ち、図4においては画素の相互関係を維持するための
各信号の経路を沿って遅延を等化するために使用される
如何な遅延ラインも図示していない。信号処理の技術
分野に通常の知識をもつものはタイミング整合必要
解し、またこのような整合を遂行するための多様な
方法を知っているので、ここでは説明は省略する。
【0070】水平HPF212と216はその各々が2
MHzの近傍でブレーキ周波数を有する標準ディジタル
高域通過フィルタである。1.75MHzで−6dBの
応答特性を有する15タップの水平高域通過フィルタが
選択される。例えば、フォールディングの前にエンコー
ダで遂行される空間対角プリフィルタリングとフォール
ディング後の対角ポストフォールディングにおける、次
に説明のようにエンコーダとデコーダでの対角フィルタ
は大変よく調和され、対角フォールディング過程で入力
信号は垂直的に高域通過フィルタリングされ、垂直的に
高域通過フィルタリングされた信号の部分は1.7MH
zの近傍で水平的に高域通過フィルタリングされ、対角
的に低域通過フィルタリングされた出力信号を提供する
ために入力信号から結果的な信号を減算し、その次に空
間的に導出された輝度信号を発生するために3.3MH
zの近傍で水平低域通過フィルタリング(例えば図16
に図示のように)される。
【0071】図5は前記図3で説明されたソフトスイッ
チ214のより詳細なブロック図である。ソフトスイッ
チ214は時間的、空間的に導出された輝度信号Lr
Sとの動適応処理のため活用される。図5で、ソフ
トスイッチ214の第1信号入力端子は時間的に導出さ
れた輝度信号Lr を受信するために図3の減算器210
の出力端子に連結される。入力端子405は乗算器40
4の第1入力端子に連結される。乗算器404の出力端
子は加算器412の第1入力端子に連結される。加算器
412の出力端子は出力端子435に連結される。出力
端子435は図2のフォールディング回路108に連結
される。
【0072】ソフトスイッチ214の第2信号入力端子
415は空間的に導出された輝度信号LS を受信するた
めに、図3の減算器208の出力端子に連結される。入
力端子415は乗算器408の第1入力端子に連結され
る。乗算器408の出力端子は加算器408の第1入力
端子に連結される。ソフトスイッチ214の制御入力端
子425は図3の信号拡散器222の拡散動信号Mの
出力端子に連結される。入力端子425はルックアップ
テーブル410の入力端子に連結される。ルックアップ
テーブル410の第1スケーリング計数の出力端子Kは
乗算器404の第2入力端子に連結され、ルックアップ
テーブル410の第2スケーリング計数出力端子1〜K
は乗算器408の第2入力端子に連結される。
【0073】動作時に、乗算器404はスケーリング計
数Kによって時間的に導出された輝度信号をスケーリン
グし、乗算器408はスケーリング計数1〜Kによって
空間的に導出された輝度信号をスケーリングする。加算
器412は動適応的に時空間フィルタリングされた分
離輝度信号Lを発生するために、乗算器404と408
のスケーリングされた出力信号を加算する。
【0074】入力端子425から拡散動信号Mはルッ
クアップテーブル410の入力に印加される。ルックア
ップテーブルは制御信号Mの値と関連された二つのスケ
ーリング計数K,1〜Kを発生する。第1スケーリング
計数Kは適応輝度出力信号Lで時間的に導出された輝度
信号Lr の比率である。第2スケーリング計数1〜Kは
適応輝度出力信号Lで空間的に導出された輝度信号
S の比率である。Kと1〜Kの合わせは1である。動
適応の時空間輝度信号の処理函数K(M)はMが
‘0’であるとか殆ど‘0’であるとき(輝度成分にお
ける低い動のレベルに該当)、Kは‘1’(全部時間
的に導出された輝度信号)であり、1〜Kは‘0’(空
間的に導出された信号なし)であり、Mが最高値である
とか殆ど最高値であるとき(輝度成分における高い動
のレベルに該当)、Kは‘0’(時間的に導出された輝
度成分なし)であり、1〜Kは‘1’(全部空間的に導
出された輝度信号)である函数である。函数K(M)は
連続的であり、線形であるとか非線形であることができ
る。動信号Mの値が‘0’で‘最高値’に漸次的に変
わることにより、輝度出力信号Lで時間的に導出された
輝度信号Lr の比率が漸次的に減少し、輝度出力信号L
で空間的に導出された輝度信号LS の比率が漸次的に増
加し、その逆もまた同様である。
【0075】ルックアップテーブル410はアドレス入
力端子に連結される拡散動信号Mの入力端子425を
有するマルチビットROMを使用して公知された方法で
実施される。ルックアップテーブルのデータ出力端子の
第1部は乗算器404のK信号の入力端子に連結され、
第2部は乗算器408の1〜K信号の入力端子に連結さ
れる。
【0076】ルックアップテーブル410のROMの
位置はアドレス入力端子で動信号Mによってアクセ
スされ、そこで動き信号Mが有する各々の分離された値
はROMの他の格納位置をアクセスすることができる。
各々の格納位置はその位置をアクセスするM値に該当す
るK値にあらかじめプログラムされた(データ出力端子
の第1部に連結される)第1データ部と、動信号Mの
値に該当する1〜K値にあらかめプログラムされた
(データ出力端子の第2部に連結される)第2データ部
格納する。
【0077】次に、本発明によるディエンファシスとフ
ォールディング過程が説明される。前記に説明のよう
に、先行輝度信号フォールディングシステムで輝度高周
波数はエイリアスのように元の振幅(或いは、前記Ho
wsonによって提案されたことによりプリエンファシ
スされると、より大きな振幅にブースティングされる)
の輝度低周波数スペクトル帯域にさらにフォールディン
グ(バック)される。もし、このようにフォールディン
グされた輝度信号が記録された後、フォールディングさ
れた輝度高周波のエイリアスを除去するための装置を備
えていない従来の狭帯域幅のVCRで再生されると、再
生された像に大変深刻なアーティファクトが存在し、
従来の再生装置と逆互換性を有するビデオ記録が不可能
である。
【0078】本発明の発明者はデコーダ側の処理過程の
間に帯域−制限フォールディング動作でフォールディン
グされた高周波輝度成分を適切にディエンファシスする
ことによって、ビデオテープの帯域制限フォールディン
グ輝度信号を従来の狭帯域の再生装置に再生するとき、
再生されたビデオ像でアーティファクトを時間的に問
題を起こさない程度に減少させ、既存の再生装置と望ま
しい逆互換性を提供する。
【0079】前述の同時出願中である先行の米国特許出
願番号第569,029号、出願番号第604,493
号、出願番号第604,494号、出願番号第635,
197号で再生側でディピーキングされた高周波輝度成
分の復のためのリピーキング型のリエンファシスを同
伴する記録側における高周波輝度成分の閾値型ディエン
ファシスやディピーキングを活用し、コアリング動作を
活用し、スケーリング制御信号(例えば、記録された後
に再生過程される)によって制御されるスケーリ
ング作動を活用する輝度フォールディング/アンフォー
ルディングシステムが提示されている。
【0080】本発明による応用例において、本発明によ
り作動される再生システムでフォールディングされた信
号を再生しアンフォールディングされた信号を復元する
とき、改善されたビデオ像のディスプレーを提供する
と同時に記録されたフォールディング信号を従来の狭帯
域幅の再生装置に再生するとき、改善された逆互換性を
提供するので、先行の技術によって提示されたフォール
ディングおよびアンフォールディングシステムより改良
されたことがわかる。
【0081】図6の(A)は前記図2で説明されたフォ
ールディング回路108のより詳細なブロック図であ
る。フォールディング回路108は狭帯域記録に対する
輝度帯域幅を制限するために動適応的な時空間処理さ
れた輝度信号で幾つの作動を遂行し、特に高周波輝度
成分(記録のための帯域制限の輝度信号を発生するため
に、低周波輝度成分のスペクトルにフォールディングさ
れる成分)の振幅のディエンファシスを望ましく適応的
に遂行する。次により詳細に説明するようにフォールデ
ィング回路108は輝度信号の帯域を低周波成分と高周
波成分に分離し、高周波輝度成分を適切にディエンファ
シスし、高周波輝度成分を低周波輝度成分のスペクトル
帯域幅にフォールディングし、それによって入力ビデオ
信号の全帯域幅の輝度情報を狭帯域のビデオ媒体の帯域
幅に該当する狭周波数の帯域に圧縮する。
【0082】図6の(A)に示されたフォールディング
回路で、入力端子505は図2の適応輝度分離器104
の出力端子、即ち図3のソフトスイッチ214の前記時
空間的に処理された輝度信号Lの出力端子215と連結
されている。前記入力端子505はソフトスイッチ21
4から出力される前記動適応的および時空間的に処理
された基底帯域の輝度信号Lを入力し、水平低域通過フ
ィルタ502の入力端子および第1減算器504の被減
数の入力端子に連結されている。水平低域フィルタ50
2はフォールディング周波数の1/2に該当する約2.
5MHzで6dB値をもつように選択されることができ
る。したがって、前記水平低域通過フィルタ502で出
力される低域通過フィルタリングされた輝度信号LL
2.5MHz以下の低周波輝度成分のみを包含し、この
出力信号LL は加算器506の第1入力端子および前記
減算器504の減数の入力端子に入力される。前記水平
低域通過フィルタ502および減算器504は2.5M
Hzで帯域分離フィルタを形成するように構成され、水
平低域通過フィルタ502は2.5MHz以下の低周波
輝度成分(LL :低域輝度信号)を出力し、減算器50
4は2.5MHz以上の高周波輝度成分(LH :高域輝
度信号)を出力する。
【0083】前記水平低域通過フィルタ502は低域輝
度信号LL を加算器506に出力する。前記減算器50
4は高域輝度信号LH をディエンファシス動作を遂行す
る第1乗算器508の信号入力端子と、ディエンファシ
ス乗算器508の動作を制御する制御信号発生器510
に印加する。前記制御信号発生器510はディエンファ
シス利得制御信号(ディエンファシス値Dは乗算器50
8を通じた利得に反比例する。即ち、D=1/利得であ
り、利得=1/Dである)を発生し、ディエンファシス
乗算器508の利得データ入力端子と連結されている。
制御信号発生器510およびディエンファシス乗算器5
08はディエンファシス動作する、即ち高周波輝度成分
信号LH の振幅を減衰させるディエンファシス部を形成
する。高域輝度信号LH をディエンファシス処理する乗
算器508はディエンファシス動作する、即ち高周波輝
度成分信号LH の振幅を減衰させるディエンファシス部
を形成する。高域輝度信号LH をディエンファシス処理
する乗算器508はディエンファシス処理された高周波
輝度信号LHDをフォールディング変調器512のデータ
入力端子に出力する。前記フォールディング変調器51
2で前記ディエンファシス処理された高周波輝度信号L
LDが振幅変調、4フィールドオフセット変調の形態にフ
ォールディング搬送波周辺でスペクトル的に移動して、
ディエンファシス高域輝度信号LHDを2.5MHz以下
の低域輝度スペクトルに移動する(サンプリングは振幅
変調動作である)。即ち、低周波輝度成分信号LL の周
波数スペクトルに移動された高周波輝度成分を発生し
て、移動されたディエンファシス高域輝度信号LHDF
提供する。前記移動ディエンファシス高域輝度信号L
HDFは前記低周波輝度成分LL の基底帯域に加算される
ように加算器506の第2入力端子に入力されて、例え
ば2.5MHzの帯域幅を有するインターリービング帯
域制限フォールディング輝度信号Lf を発生し、これは
従来VCRの輝度成分記録狭帯域、例えばVHS型に適
切である。
【0084】図9の9(A)は入力帯域信号を図示して
おり、図9の(B)は元信号の帯域幅を1/2に減少さ
せるサブ−ナイキストサンプリングによる高周波帯域フ
ォールディング後の信号を図示しており、このフォール
ディング高周波信号成分は前記図面で破線で図示されて
いる。本発明によると記録側帯域制限を遂行するディエ
ンファシス回路の単純な遂行過程で、乗算器508およ
び制御信号発生器510は高周波輝度信号成分LH を所
定値減衰または振幅減少させる単純な減衰器に置き代え
られうる。これによって、前記フォールディング輝度信
号Lf の高周波輝度振幅のレベルは狭帯域再生装置で再
生時にディスプレー狭帯域ビデオ像で目に障るアーテ
ィファクトが感知されるレベル以下を維持する。図9の
(C)はフォールディング高周波成分の振幅を約1/2
に所定ディエンファシス処理した後の図9の(B)のフ
ォールディング信号を図示している。
【0085】しかし、前記フォールディング狭帯域輝度
信号の高振幅のフォールディング高周波成分で発生され
ることができるディスプレー狭帯域像の目に障るアー
ティファクト(即ち、ドットクロール)を防止する間、
このような所定のディエンファシス形態は再生側の信号
/雑音比を減少させることができ、これはコントラスト
の変化が小さい又は無い広い平面領域のように、比較的
低振幅における高周波輝度信号の一部の振幅が再生時に
記録輝度信号の一部の信号/雑音比を減少させる前記所
定のディエンファシス処理によって減少され得るため
である。
【0086】即ち、全振幅で前記高周波輝度信号をフォ
ールディングするのは前記Faroudjaによって開
示されたシステムで発生するのと同じように、従来再生
器で再生される像に相当な外乱を惹起させる。したが
って、前記フォールディング高周波輝度成分が従来の狭
帯域VCRにエンコーディング記録信号の再生時にディ
スプレー映像で目に障るアーティファクトに拡大される
のを防止するために、前記低域輝度成分とインターリー
ビングされた高周波輝度成分の振幅(即ち、変調レベ
ル)を減少するのが望ましい。前記フォールディング高
域信号の変調レベルを1/2に減らすのは改善された逆
互換性を提供することができるが、改善されたディスプ
レー広帯域の像に雑音増加を招来する。減衰された高
域信号を元のレベルに復元するために再生側のデコーデ
ィング過程でブーストするときこのような雑音の増加が
発生する。この雑音比は大部分広く、低レベルであり、
平面領域である像で感知される。
【0087】本発明によると、記録側のエンコーディン
グ時にフォールディング高周波輝度成分のディエンファ
シス処理と、これに随伴される再生側のデコーディング
時にアンフォールディングディエンファシスの高周波輝
度成分を元来の振幅に復元するためのリエンファシス処
理は適応的に処理される。即ち、前記フォールディング
高周波輝度成分のレベルはエンコーディング処理時に適
応的にディエンファシス処理され、デコーディング処理
時には適応時にリエンファシス処理される。前記のよう
なフォールディング処理時に高周波輝度成分の適応的デ
ィエンファシス処理は本発明による再生システムでエン
コーディング記録信号のデコーディング再生時に像雑
音を充分に改善することができ、前記エンコーディング
記録過程に強化された逆互換性を提供する。
【0088】前記適応ディエンファシス処理は高周波輝
度成分が相当に低振幅であるとき全レベルで高域輝度信
号LH をフォールディングし、前記輝度信号が高振幅で
あるときには減少されたレベルで高域輝度信号LH をフ
ォールディングする。フォールディング処理時に高域輝
度成分がこのような方法で適応的にディエンファシス処
理されるとき、再生デコーディング時にリエンファシス
動作は再生像で感知することができない高周波の高振
幅の転移間の雑音レベルを増加させるばかりである。
【0089】図10の(A)は本発明による適応ディエ
ンファシス処理後の図9の(B)のフォールディング高
周波成分を図示しており、これからフォールディング高
域信号のディエンファシスレベルは図10の(C)で所
定のディエンファシスに比較されて変わるというのが分
る。図10の(B)は雑音コアリング動作の効果が前記
フォールディング高域輝度信号を適応的にディエンファ
シス処理する過程で遂行されるのを追加的に図示したの
を除外すると、前記図10の(A)に対応される。
【0090】図6の(B)で詳細に説明するように、制
御信号発生器510は絶対値器518、水平低域通過フ
ィルタ520およびルックアップテーブル522を直列
に連結して構成されることができる。前記絶対値器51
8は電波整流器に容易に実現することができる。前記絶
対値器518に入力された高域輝度信号LH は全波整流
されて約1MHzの遮断周波数を有する水平低域フィル
タ520に印加される。前記水平低域フィルタ520の
出力信号EH は水平低域フィルタ520の時定数によっ
て決定される所定の周期以上の高域輝度信号LH におけ
る平均エネルギーを正確に示す。即ち、信号EH の値は
高域輝度信号LH の平均“局部”エルギーを示す。広
い平面領域で信号EH は0になる反面に、コントラスト
が急激な高周波の転移であるとき信号EH は高振幅を有
する。信号EH はルックアップテーブル522のアドレ
スに入力され、前記ルックアップテーブル522は前記
ディエンファシス乗算器508の利得を制御する信号1
/Dを出力する。
【0091】前記ルックアップテーブル522の利得G
の伝送函数は前記図6の(C)で太い実線で図示のよう
に、単調減少する特性をもっている。ここで、制御信号
発生器510に印加される高域輝度信号LH のエネルギ
ーレベルEH は水平軸に図示され、乗算器508に印加
される利得Gは垂直軸に図示される。前記の図6の
(C)で分るように、高域輝度信号レベルが増加すると
乗算器508に印加される利得Gは対応的単調減少し
て、乗算器508にディエンファシス伝送函数D
(LH )を出力する。前記ディエンファシス値Dは前記
図6の(C)で細い実線で示されている。改善された雑
音遂行過程で、高域輝度成分LH の低振幅におけるコア
リング機能は、前記図6の(C)の斜線領域のように、
ルックアップテーブル522の伝送函数に包含されてい
る。ルックアップテーブル522は一つのデータ出力信
号のみを有するのを除外すると、その動作が上述の図5
のルックアップテーブル410と同一である。前記ルッ
クアップテーブル522の出力信号、即ちディエンファ
シス利得制御信号1/Dは信号EH によってアドレッシ
ングされるROM内のメモリー位置から発生される。測
定された平均高域輝度信号エネルギーEH が大変低いと
か0であるとき、利得Gは単位または単位に近似値にセ
ットされて高域輝度信号LH が如何なディエンファシス
処理されず、即ち減衰なしに乗算器508に印加され
る。しかし、前記信号EH が高レベルであるとき、利得
Gは低い値にセットされて乗算器508に印加される利
得が単位以下に減少され、乗算器508に印加される高
域輝度成分の効果レベルが減少されて最大のディエンフ
ァシスを提供する。前記信号EH が中間値であるとき、
ディエンファシス利得制御信号Gは0と1との間の中間
値に該当し、高域輝度信号LH の中間ディエンファシス
処理が遂行される。このような適応ディエンファシス処
理効果はフォールディング高域輝度成分が低振幅である
とき減衰が小さいか無いが、フォールディング高域輝度
成分が高振幅であるとき前記輝度成分は相当に減衰する
ようにする。
【0092】適応ディエンファシス処理を行った後に、
ディエンファシスされた高域輝度信号LHDは振幅変調器
512の信号入力端子に入力される。変調器512の変
調クロック入力端子は、例えば5MHzの周波数ff
有するフォールディング搬送波信号源(図示されていな
い)に連結されて、高域輝度成分が低域輝度成分のスペ
クトル、例えば2.5MHz以下に移動される。
【0093】ディエンファシスされた高域信号LHD
(+1,−1)型の変調動作によって、フォールディン
グ周波数付近で変調器512の1/2フォールディング
搬送波(サンプリング)に変調される。時間、垂直およ
び水平方向にフォールディング搬送波および基底帯域輝
度信号との間の間隔を最小化するために前記フォールデ
ィング周波数ff が選択される。前記フォールディング
搬送波は最大垂直周波数の1/2支点と最大時間周波数
の1/2支点即ち、時間および垂直方向に、所謂フキヌ
キホールに該当する点と、水平方向に約5MHz点に位
置するのが望ましいのである。これはフォールディング
搬送波と、輝度信号の垂直および時間低周波成分間のス
ペクトル間隔を最大化させる。
【0094】変調器512は標準4−象限乗算器である
か、或いは、サンプリング周波数が適切に選択されると
(+1,−1)型の変調器が適当である。(+1,−
1)型の変調器は交番的にサンプリングを算術的反転さ
せるので1/2サンプリング周波数と同一な周波数にサ
ンプリング信号を変調する。例えば、もし約10MHz
でサンプリング周波数が選択されるとフォールディング
周波数は約5MHzになり、このとき垂直および時間直
流電流DCから垂直および時間的スペクトル間隔と関連
された前記基準を満足させるように実際周波数が選択さ
れる。その出力信号は1/2サンプリング周波数成分
と、入力信号に包含されたスペクトル情報を有する+1
/2,−1/2周辺のサンプリング周波数を中心とした
上下側波帯を包含している。したがって、(+1,−
1)振幅変調は高域輝度信号LH を低帯域輝度信号LL
の2.5MHz帯域幅で−1/2低域側波帯に移動(即
ち、エイリアス:alias)する。
【0095】図7の(A)のように、データ入力および
出力端子とクロック入力端子を有する前記図6の(A)
の振幅変調器512は前記振幅変調器512のデータ入
力端子に該当する第1データ入力端子を具備して信号L
HDを入力するマルチプレクサ524:MUXを使用する
ので実現することができる。算術的な否定(526:ar
ithmetic negartor)、即ちインバーター526は信号L
HDを入力するためにディエンファシス乗算器508のデ
ータ出力端子にその入力端子が連結されており、その出
力端子はマルチプレクサ524の第2データ入力端子に
連結されている。マルチプレクサ524の出力端子は加
算器506の入力端子に連結されている。1/2サンプ
リングクロック周波数と同一な周波数を有するフォール
ディングクロック信号はマルチプレクサ524の制御入
力端子に連結されている。この信号はサンプリング周波
数でロジック‘1’とロジック‘0’に交番され、サン
プリングクロック信号に連結されたフリップフロップに
よって発生されることができる。
【0096】動作時に、フォールディングクロック信号
がロジック‘1’信号であると、マルチプレクサ524
はその入力端子の非反転(+1:non-negated)信号をそ
の出力端子と結合させる。また、フォールディングクロ
ック信号がロジック‘0’信号であると、マルチプレク
サ524は算術的な否定526の反転(−1:negated)
信号をその出力端子と結合させる。このような方法で
(+1,−1)変調信号は再生される。変調された信号
の低側波帯は反転された周波数を除外した2.5〜4.
2MHz帯域幅のディエンファシス輝度信号LHDのスペ
クトル映像を包含する。即ち、ディエンファシスされた
高域輝度信号LHDがフォールディング周波数の付近でフ
ォールディングされるので、ディエンファシス高域輝度
信号の低周波成分は2.5MHz以下の帯域にフォール
ディングされ4.2MHzのディエンファシス高域輝度
信号の高周波成分は、例えば約800KHzでフォール
ディングされて、フォールディングディエンファシス高
域輝度信号LHDF を発生する。
【0097】その後、前記フォールディングディエンフ
ァシス高域輝度信号LHDF は加算器506で低域輝度信
号LL と混合される。この加算器506は2.5MHz
のフォールディング帯域幅内に圧縮された入力の広基底
帯域輝度信号Lの輝度情報を包含している複合フォール
ディング輝度信号Lf を発生する。これによって、従来
の狭帯域型のVCRおよびビデオカセットのような2.
5MHzの狭帯域媒体を経由する4.2MHzのNTS
Cのベースバンド輝度情報を伝送する。
【0098】フォールディング輝度信号Lf は前記図6
の(A)の記録等化器514に印加され、等化器514
はテープ通路の損失をあらかじめ補償しエンコーディン
グ処理時に損失を補償するために、例えばディエンファ
シス回路帯域の分離フィルタの帯域分離領域で信号減衰
特性を補償するように2.5MHz周波数をブースティ
ングするので、ディジタル−アナログ変換器に信号を印
加する前に等化させる。フォールディング回路108か
ら出力されるフォールディング輝度信号Lf はアナログ
輝度信号Lr に変換されるために、図2のD/A変換器
110に印加される。前記D/Aコンバーター110で
出力される信号は図1の輝度信号記録器20に印加され
て記録搬送波が周波数変調され、記録ヘッド40によっ
て周波数変調の狭帯域の輝度成分としてビデオテープに
記録される。
【0099】前記実施例で、フォールディング変調され
て低域輝度信号LL と加算される以前に高域輝度信号L
H が適応的にディエンファシス処理されても、前記図6
の(A)に図示されたフォールディング回路108の乗
算器508と変調値512の順序を変換するので、同一
の効果を得ることができることが分る。図8の(A)の
ブロック図のように、まず高域輝度信号LH をフォール
ディング変調器512でフォールディングした後に前記
フォールディング変調器512で出力されるフォールデ
ィング高域信号をディエンファシス乗算器508で適応
的にディエンファシス処理する。このとき、前記図8の
(A)で前記図6の(A)に該当する回路は同一の参照
番号に記載した。
【0100】また、本発明によるフォールディング動作
は高域輝度成分信号だけ行われるので、フォールディ
ングベースバンドの輝度信号に対し行われるとき一般的
に要求される加算器506以後の低域通過フィルタを必
ずフォールディング回路108で用いなければならない
必要はないというのが分る。しかし、本発明による適応
ディエンファシス処理はフォールディングがベースバン
ドの輝度信号Lに対し行われるフォールディングシステ
ムにも同様に効果的に適用されることができる。このよ
うな類型の他のフォールディング回路が図8の(B)に
図示されており、ベースバンドの輝度信号Lが加算器5
08の一つの入力端子と、高周波輝度信号を単調減少伝
送函数に適応ディエンファシス処理する適応ディエンフ
ァシス回路560に入力される。ディエンファシスベー
スバンドの輝度信号はフォールディング変調器570に
印加されて、前記に説明のようにフォールディングクロ
ックにより(+1,−1)マルチプレキシングすること
によって移動される。前記ディエンファシス移動のベー
スバンドの輝度信号は加算器550の他端に入力されて
入力されるベースバンドの輝度信号と混合される。加算
器550から出力されるインターリービングされた輝度
信号は2.5MHzの遮断周波数を有する水平低域フィ
ルタ580に印加された後、前述のようにD/A変換さ
れ記録される。
【0101】図6の(A)と前記図8の(A)に図示さ
れたディエンファシス回路に帯域分離フィルタを使用す
る前述のフォールディング回路の実施例で、互換可能な
記録輝度信号Lr の帯域幅が2.5MHz、即ち帯域分
離フィルタで出力される低域輝度信号の上限周辺のみに
拡張され、2.5MHz以上の輝度信号はフォールディ
ング信号に伝送される。前述の前記図8の(B)のフォ
ールディング回路で、フォールディング以後の低域フィ
ルタ580の必須的な使用は記録輝度信号Lrの帯域幅
を2.5MHzに制限する。互換可能なエンコーディン
グ記録フォールディング輝度信号をアンフォールディン
グ処理し、そこから発生される広帯域の輝度信号を再生
するために本発明によるデコーダーを動作させる再生装
置によって記録信号が再生されるとき、このような記録
輝度信号の帯域幅の制限はあまり重要ではない。その理
由は、2.5MHz以上拡張されたフォールディング輝
度信号が全水平解像度を有する映像をディスプレーする
ために、本発明による再生デコーディング過程で復元さ
れることができるためである。しかし、デコーディング
を容易に遂行することが困難な従来の再生装置で互換可
能なエンコーディング記録信号を再生するとき、フォー
ルディング信号に伝送される高周波輝度信号が復元され
ないので、ディスプレー水平解像度は再生輝度信号の制
限された帯域幅によって制限される。
【0102】本発明による図11の(A)のフォールデ
ィング回路の他の実施例はエンコーディング時に輝度信
号の他の帯域分離フィルタリングを遂行することによっ
て、互換再生時に水平解像度を改善することができる。
前述の図8の(A)のフォールディング回路と比較する
と、前記図6の(A)と前記図8の(A)で帯域分離フ
ィルタを形成する水平低域通過フィルタ502および水
平高域通過フィルタ504は約3MHzに該当する−6
dBを提供する特性を有する水平低域通過フィルタ15
02と2.5MHzに該当する−6dBを提供する垂直
高域通過フィルタ1504に各々代置されることができ
る。このとき、前記水平低域フィルタ1502および垂
直高域フィルタ1504は各々入力輝度信号Lを入力す
る。水平低域フィルタ1502および垂直高域フィルタ
1504は一緒に帯域分離機能を遂行するが、それらの
各出力信号LL',LH ’は隣接した1/2帯域または分
離帯域なので、多少周波数が重畳されている。
【0103】即ち、水平低域フィルタ1502および垂
直高域フィルタ1504は図11の(B)で詳細に示さ
れるように遂行できるように反転フィルタ(例えば、そ
れらの各反応特性が相互に反転および対称である)を一
緒に形成する。輝度信号Lは奇数タップ加算器2510
と偶数タップ加算器2520に各々入力される。奇数タ
ップ加算器2510の出力端子は加算器2530の一つ
の入力端子と、減算器2540の減数の入力端子に連結
される。偶数タップ加算器2520の出力端子は加算器
2530の他の入力端子と、減算器2540の被減数の
入力端子に連結される。加算器2530は奇数タップ加
算器2530と偶数タップ加算器2520の出力信号を
加算して水平的に低域通過フィルタリングされた信号L
L ’を出力する。また、減算器2540は奇数タップ加
算器2510と偶数タップ加算器2520の他の出力信
号を減算して垂直的に高域通過フィルタリングされた信
号LH ’を出力する。
【0104】水平低域フィルタ1502の低周波輝度信
号LL ’は約3MHzで上限が6dBである帯域幅を有
する反面に、垂直高域フィルタ1504の高周波輝度信
号LH ’は殆ど2MHz以上で輝度周波数のみを包含す
る。前記垂直高域フィルタ1504の高周波輝度信号L
H'は前述の方式で動作するフォールディング回路によっ
て帯域シフトをする。移動高周波輝度信号LHF’は前述
の方法でディエンファシス回路1560によって適応的
にディエンファシス処理されて、帯域移動ディエンファ
シス処理された高周波輝度信号LHDF ’に加算器150
6に入力される。このディエンファシス処理された高周
波輝度信号LHDF ’は加算器1506で低周波輝度信号
L ’と混合されてフォールディング輝度信号Lf ’に
出力され、この信号はさらに輝度記録器20に入力され
る。
【0105】水平低域フィルタ1502の低域輝度信号
L ’が殆ど3MHzまで帯域幅が拡張され、フォール
ディング輝度信号Lf'が高域端で3MHz(即ち、周波
数特性が3MHzで6dBになる)に帯域幅が拡張され
るので、前記図6の(A)のフォールディング回路で出
力されるフォールディング輝度信号Lf より殆ど0.5
MHzもっと広い帯域幅を有するフォールディング輝度
信号Lf ’を得る利点がある。したがって、記録された
フォールディング輝度信号Lr ’は約3MHzで低域輝
度成分を包含して、帯域幅が3MHzに制限された輝度
信号と低周波数輝度成分が占める制限された帯域幅内に
フォールディングされた2MHz以上の帯域移動高域周
波数を供給する。フォールディング高周波輝度成分を復
元することが容易でない従来の狭帯域再生装置によって
記録され再生されるとき、フォールディング制限帯域輝
度信号Lf は前記図6の(A)のフォールディング回路
によって発生されるフォールディング制限帯域輝度信号
f よりよい水平解像度が提供され、互換可能の再生器
に水平高解像度の利点が提供される。
【0106】図11の(A)のフォールディング回路で
水平低域フィルタ1502および垂直高域フィルタ15
04を使用するときの他の利点は、図11の(B)の反
転フィルタの方式でそれらを遂行するとき低域および高
域間に如何なリップルも対称的に生成されないので、
大変均一なフォールディングが得られ、帯域分離フィル
タ遮断領域における損失を補償する必要がないので、フ
ォールディング輝度信号Lf'を記録する前に等化する必
要が減らされるとか解消されることもできる。
【0107】従来のVHS型のような狭帯域のビデオ記
録型に本発明を適用するのに使用されたフォールディン
グおよび全フィルタリング処理の選択に関する追加的な
説明は本発明を容易に理解することができる。NTSC
の色副搬送波の成分により占められ、そこからオフセッ
トさせられた時空間的な周波数領域内のスペクトルホー
ルに挿入するためフィルタリングおよびサブナイキスト
サンプリングによって高周波輝度信号成分を移動するこ
とが提案されている。例え、1984年8月、T.フ
キヌキ他の(T,Fukinuki et al.)
の、IEEE誌,Vol.COM32,No.8,第9
48〜953ページに記載された“従来の標準方式と完
全に互換可能な拡張鮮明度テレビジョン(Extend
ed Definition TV Fully Co
mpatible with Existing St
andards)”と;1985年2〜5月に、T.フ
キヌキ他のIEEE通信機具“IEEE地区遠隔通信委
員会(IEEE Global Telecommun
ication Conference)”によって再
発行されVol.4,6、第113〜117ページに
記載された“NTSCと完全に互換可能な最初のテレビ
ジョンモデルおよび動適応処理(NTSCFULL
COMPATIBLE EXTENDED DEFIN
ITIONTV PROTO MODEL AND M
OTION ADAPTIVE PROCESSIN
G)”と;これに引用例として引用された資料を参照の
こと。
【0108】前述のように、従来のVHSおよびベータ
フォーマットVCRに使用されたのと同じように低域輝
度記録システムによって一般的に失われる2.5MHz
以上の輝度成分は、本発明により4フィールドオフセッ
トサブサンプリングとして知られているサブナイキスト
サンプリングの形態2.5MHz以下の周波数スロッ
にフォールディングされ、これは適切な時空間の性能
を提供する。静または遅い動きの画像の領域で、フ
ーム処理を利用して垂直高解像度を得ることができ
ィールド処理を利用して動像の領域で空間−対角
方向の低域通過が遂行されることができる。
【0109】前記図7の(B)および前記図7(c)は
各々垂直−水平周波数スペクトルおよび垂直周波時間領
域で、本発明に使用されたフォールディング処理の周波
数特性を示す。前記図7(c)に図示されたダイヤモン
ド形態の左上および右下の象限に位置した所謂“フキヌ
キ”領域に高域輝度信号がフォールディングされる。従
来のVCRはコンポーネント型の記録システムを使用し
たので、本発明をその記録システムに適用するときダイ
ヤモンドの左上および右下の象限でNTSCの色副搬送
波が除去されたスペクトル‘ホール’に高域輝度信号を
フォールディングすることができなかった。しかし、残
留色度側波帯がフォールディングおよびアンフォールデ
ィング処理干渉するこの領域に依然として存在するの
で、図示されたフキヌキ領域に高域輝度信号をフォール
ディングするのが有利であり、このような象限領域にフ
ォールディングした結果、アンフォールディング時に
べての残留色度成分は連続フィールドで相補位相になっ
てディスプレーモニタで視覚的には見えないようになる
というのが分かる。また、フォールディング高域信号は
15MHzで位相が交番されるので、フォールディング
後に動きの検出が不可能である。したがって、フォール
ディング前に分離ベースバンドの輝度信号を時間的な差
分によって検出し、空間的に低域フィルタリングするの
が望ましい。
【0110】図12,図13を参照すると、エンコーダ
で複合色/動信号(C+M;compsite c
hromonance−plus−motion si
gnal)を発生する色度および動信号の処理は従来
VHS型と互換性のための本発明のシステムを実現する
実施例で更に詳細に説明される。公知のように、標準V
S型によるVCRで、色副搬送波(一般的にNTSC
の複合映像で3.58MHzである)で変調される入力
映像色度(色差)情報は記録以前に輝度信号と分離さ
れ、NTSCの色度成分に反転された側波帯を有する約
629KHz(水平走査周波数の40倍)の副搬送波を
提供するために4.21MHzに対してヘテロダイニン
されるので、周波数逓降変換されて、所謂‘カラーア
ンダー’副搬送波信号に、即ち記録された輝度成分以下
(約1.2〜1.3MHz以下)の周波数スペクトルで
ビデオテープに直接記録される。また、相互に隣接した
記録トラック間のビ−トおよびクロストークを減少させ
るために、記録時にVHS型の629KHzカラーアン
ダー搬送波の位相が毎トラック(即ち、毎フィールド)
の各ライン毎に90°位相偏移されるので、その結果位
相が各奇数トラックのライン(先行された)毎に+90
°および各偶数トラックのライン(後行する)毎に−9
0°ずつ移動または回転されるのも公知の技術である。
例えば、Fujitaの米国特許番号第3,723,6
38と、Hirotaの米国特許番号第4,068,2
57と第4,178,606およびそれに引用例として
引用された特許を参考とする。
【0111】図12の(B)は信号拡散器222から出
力される“ロウ”(raw)拡散動信号Mと垂直およ
び水平周波数領域のNTSCの色副搬送波間の相関関係
を図示している。VHS型のカラーアンダー搬送波の位
相移動における重要な点としては、VHS型の629M
Hz色搬送波の2次元(垂直および水平周波数)スペク
トル解が図12の(C)と図13の(A)のように、
色搬送波が偶数トラック(フィールド)上には第1およ
び第3象限にあり、奇数トラック(フィールド)上にお
いては第2および第4象限にあるという事実を示す。し
たがって、偶数トラック上でVHS型の629MHzカ
ラーアンダー搬送波の第2および第4象限通常空いて
いるか、又は、使用されず、即ち信号伝送に使用されな
と同時に、奇数トラック上には第1および第3象限
空いていることが分かる。
【0112】従来のVHS型の記録再生装置と互換する
ための実施例としての本発明によると、図2の色/動混
合器116でエンコーディング時に搬送波で変調された
拡散動信号Mが下向変調されたVHSカラーアンダー
信号と混合されて、複合色/動き信号C+Mを発生する
ため変調動信号が偶数トラックでVHS型の629K
Hzカラーアンダー搬送波Cの空の第2および第4象限
、奇数トラックでカラーアンダー搬送波の空の第1お
よび第3象限現れる。
【0113】動信号をエンコーディング処理するため
直交変調色度信号の象限が空いているのは、分離され
たNTSCの色度信号をプリコームフィルタリングする
ことによって、例えば2Hコームフィルタの形態に漏話
防止処理器224を使用するのと同じように各種の方法
で他のエンコーディング処理段階で得られることが分か
る。例えば、3.58MzのNTSCの色度信号が垂
直高域フィルタ(垂直高域フィルタ224と同じ)を通
過するので、処理されることができるとか、629
zの下向変換されたカラーアンダー色度信号が対角線フ
ィルタを通過することができるとか、基底帯域の色度信
号U+V/I+Qが垂直的に低域フィルタリングされる
ことができる。このような処理は各々同一な効果(即
ち、後に動信号が互換可能にエンコーディングされる
ことができる変調色度信号に“空”の象限を発生させ
る)を根本的に提供する。
【0114】前記図12の(A)はVHS型互換可能な
実施例による前記図2の色/動混合回路116を詳細
に図示している。出力端子225の拡散動信号Mは変
調器610に印加されて250KHzの水平周波数を有
する変調動信号成分を発生するように250Hzの
4位相搬送波に変調され、この信号は相補的な方式(位
相相補)で交番的なフィールドのライン毎に629KH
zのVHS型のカラーアンダー搬送波Cの周波数に対し
て前または後に90°位相移動する。したがって、この
ようなフィールド(トラック)でカラーアンダー搬送波
Cが第1および第3象限にあるとき動信号Mは第2お
よび第4象限にあると同時に、対向フィールド(トラッ
ク)においてはカラーアンダー搬送波C及び動信号M
対向する象限にある。前記図3の色変調器226から
出力される下向変換されたカラーアンダー搬送波成分C
と、変調器610から出力される変調動信号成分Mは
加算器62によって混合されて色/動信号C+Mに出
力される。前記色度信号Cが加算器620に入力される
以前にバーストエンファシスまたはゲート回路235に
よって適切に色バーストエンファシス処理されることが
できるというのは当該技術分野で通常の知識をもつもの
が容易に理解することができるであろう。加算器620
から出力される色/動信号C+Mはフィールド毎に偶
数および奇数象限が交番し90°ずつ位相が先/後行す
る搬送波の相補的な象限に存在するが、4−位相搬送波
に変調される拡散動信号情報Mばかりでなく、色度情
報Cも包含している。前記加算器620の色度/動
号C+Mは約1.2〜1.3MHzの遮断周波数を有す
る水平低域通過フィルタ630によって低域フィルタリ
ングされ、この信号はさらにD/A変換器118に入力
されてアナログ信号C+Mr に変換される。この信号は
色記録器30に印加された従来の方法で記録ヘッド40
によってカラーアンダー成分にビデオカセットテープに
直接記録される。250Hz搬送波周波数を有する動
信号はエンコーディングされた記録の再生時に従来の
VHS型の再生装置の干渉が目に見えるのを減少させる
ために選択されるが、各信号が占める象限が前述のよう
に補償的な一つの色度信号のように629Hzの搬送
波で動情報を変調することもできる。
【0115】既に知られているように、VHS型による
再生処理時に再生された629Hzのカラーアンダー
搬送波は記録側に使用されたヘテロダイン処理を反転さ
せることによって3.58MHzまで上向変換されるこ
とができる。前記図13の(C)においては、従来のV
HSがアップコンバージョン以後に復元された3.58
MHzの色副搬送波を帯域通過増幅するとき典型的に垂
直高域通過コームフィルタリング(ラインコームフィル
タリング)を利用することによって、色度信号から輝度
信号および隣接したトラック漏話信号を除去するのを図
示している。従来の殆どのテレビジョンセットはそのよ
うな色度コームフィルタを使用する色度帯域通過増幅器
を包含している。
【0116】前記図13の(B)のように、再生時に色
度信号Cと180°以上位相がずれているエンコーディ
ングされた動信号成分Mはラインコームフィルタリン
グによって除去され、同相である色度信号のみがエンコ
ーディングされた記録が再生されるとき従来のVCR
テレビジョンの色度コームフィルタから発生される。
したがって、エンコーディングされた動信号は、再生
テープから再生される場合でも従来VCRの色度
信号からフィルタリングされ(または、再生信号をディ
スプレーするとき使用されるテレビジョンセットでフィ
ルタリングされ)、再生像に如何な雑音や干渉も生
ない。
【0117】前述のように、本発明による低域輝度の帯
域に挿入されたフォールディング高周波輝度成分が記録
側エンコーディング過程で効果的に適応的にディエンフ
ァシス処理されるので、従来の低域VCRにエンコーデ
ィングされた記録を再生するとき再生信号の高周波輝度
成分の振幅は充分にディスプレーされる再生ビデオ映像
で目に障るアーティファクトを発生させる所定レベル以
下となる。
【0118】前述の装置および処理は全帯域幅ビデオ信
号をエンコーディング帯域幅減少された形態に標準ビデ
オカセットに記録するために使用されることもでき、エ
ンコーディングされた狭帯域記録は標準狭帯域VCRに
互換的に再生されることもできるので目に見えるアーテ
ィファクトのない狭帯域のビデオ映像を得ることができ
る。後述される装置および処理は低域輝度信号にフォー
ルディングされた高域輝度信号を導出し、前述の記録ビ
デオカセットの再生装置に全帯域のビデオ信号を再生す
るのに使用されることができる。
【0119】図14は本発明によるVCRの再生システ
ムのブロック図である。図14で、再生ヘッド50は従
来の狭帯域(例えばVHS型)VCRの標準テープ伝送
装置(図示せず)に合併されている。再生ヘッド50は
輝度信号再生器60と色度信号再生器80の入力端子に
各々連結されている。輝度信号再生器60の出力端子は
デコーダ70の第1入力端子に連結されており、色度信
号再生器80の出力端子はデコーダ70の第2入力端子
に連結されており、前記デコーダ70はビデオ出力端子
15に連結されている。出力端子15は図面には示され
ていない有用回路に連結されており、前にビデオテープ
に記録された映像を再生するためのテレビジョン受像機
またはY〜Cの出力ジャッキが有用回路に使用されるこ
ともできる。
【0120】再生ヘッド50は輝度再生器60と色再生
器80に公知の方法で再生信号を印加する。以前に記録
されたフォールディング輝度信号は約1.4〜7.0
Hzに周波数帯域をもっており、以前に記録された色度
/動信号は500KHz以上629KHz以下で1M
Hzの周波数帯域を有する。輝度再生器は一般的な方法
(即ち、周波数変調)にフォールディング輝度信号を処
理して狭帯域再生フォールディング輝度信号Lpbを発生
する。色度再生器は色/動信号を処理して再生色/動
信号C+Mpbを発生する。この信号は色度信号から動
信号を分離し、全帯域輝度信号を再構成するように輝
度成分処理時に復元動信号を使用するデコーダ70に
よって処理される。再構成された全帯域輝度信号および
分離された色度信号は混合されて出力端子15で複合ビ
デオ信号に出力される。
【0121】図15は前記図14で説明されたデコーダ
70の詳細なブロック図である。図15前記入力端子8
05は図14の輝度再生器60の出力端子と、アナログ
−ディジタル変換器804の入力端子に連結されてい
る。A/D変換器804の出力端子はフォールディング
輝度信号の帯域幅により約2.5MHzまたは3MHz
で選択される通常帯域を有する水平低域フィルタ805
の入力端子に連結される。ディジタル的に再生輝度信号
をフィルタリングするとディジタル水平低域フィルタ8
05のグループ遅延特性が平坦になる利点があるが、こ
れはアナログ的に遂行することが困難である。水平低域
フィルタ805の出力端子は時間軸の較正装置806
(TBC)の入力端子と連結されており、時間軸の較正
装置806の出力端子はアンフォールディング回路80
8のデータ入力端子と連結されている。アンフォールデ
ィング回路808の出力端子は時空間の後置フィルタ8
20の輝度信号入力端子と連結されており、時空間の後
置フィルタ820の出力端子は適応リエンファシス回路
822の入力端子と連結されている。適応リエンファシ
ス回路822の出力端子は複合映像信号発生器810の
輝度信号入力端子と連結されている。複合映像信号発生
器810は印加されたディジタル輝度および色度成分信
号をアナログ信号に変換するために典型的にD/A変換
器を具備する。複合映像信号発生器810は出力端子8
15と連結されている。出力端子815は図面には図示
されていない利用回路に連結されており、前にビデオテ
ープに記録された映像を再生するためのテレビジョン受
像機またはY〜C出力ジャッキが利用回路に使用される
こともできる。
【0122】ディジタル形態の復元された輝度および色
度信号L* ,C* は追加処理に使用するようにディジタ
ル形態に直接出力されることもでき、または追加利用す
るようにD/A変換されてアナログ信号Y,Cに直接出
力されることもできる。入力端子825は図14の色再
生器80の出力端子と、アナログ低変換器814の入力
端子と連結されている。アナログディジタル変換器81
4の出力端子は時間軸の補正装置816の入力端子と連
結されており、時間軸の補正装置816の出力端子は色
/動き信号発生器818の入力端子と連結されている。
色/動信号発生器818の色度信号出力端子は複合映
像信号発生器810の輝度入力端子と連結されている。
色/動信号発生器818の動き信号出力端子は時空間
の後置フィルタ820の制御入力端子と連結されてい
る。
【0123】前記図15の上部構成要素は以前にカセッ
トに記録されている減少された帯域幅輝度信号から全帯
域輝度信号を導出する動作をする。A/D変換器804
は再生フォールディング輝度信号を示すサンプリングさ
れた多数ビットディジタル信号を発生する。時間軸補正
装置806はテープ装置や他の不正確な時間供給源のジ
ッタによる何かの不正確な時間を補正し、復元されたフ
ォールディング輝度信号Lf * を発生するここで、
“*”表示は以前にカセットに記録された信号を示す再
生信号を示している。
【0124】前記図15の下部の構成要素は以前にカセ
ットに記録された色/動信号C+Mを導出する動作を
する。A/D変換器814は色/動信号を示すサンプ
リングされた多数ビトディジタル信号を発生し、時間
軸の補正装置816はこの信号で何らかの不正確な時間
を補正し復元された色度/動信号C+M* を発生す
る。
【0125】記録時に、色度および輝度信号の位相は同
じであるが、この信号は図1の記録器で相互に分離され
た二つの通路に伝送され、カセットに周波数分離マルチ
プレキシングされる。このような分離処理は二つの分離
された時間軸補正装置806,816で補償されない二
つの信号間に位相の差異を生じる可能性がある。従来出
願中国特許出願番号第531,144は色度および
輝度信号間の適合した位相関係を復元する装置を詳細に
記載している。
【0126】色度/動分離器818は復元色度/動
号C+M* を処理して、時空間の後置−フィルタ820
の制御入力端子に復元動信号M* を入力し、複合映像
信号発生器810の色度信号入力端子に色度信号C*
入力する。アンフォールディング回路808は以前に輝
度低域周波数スペクトルにフォールディングされた輝度
高域周波数をアンフォールディング(即ち、再シフト)
処理し、低域および高域輝度信号を混合して全帯域アン
フォールディング輝度信号Lufを出力する。全帯域アン
フォールディング輝度信号Lufは時空間の後置フィルタ
820に印加されて動きに適応的、時空間的にフィル
タリングした後、記録側のディエンファシス処理によっ
て如前にディエンファシスされている高周波輝度成分を
有するディエンファシス輝度信号LD * を発生する。ア
ンフォールディングディエンファシス輝度信号LD *
ディエンファシス高周波成分が適応的にディエンファシ
スされて元の振幅に復元される適応リエンファシス回路
822に印加され、適切な振幅関係を有する復元全帯域
輝度信号L* に出力される。復元全帯域輝度信号L*
複合映像信号発生器810の輝度信号入力端子に印加さ
れ、複合映像信号発生器810は公知の方式で輝度信号
* と輝度信号C* を混合するように動作されて標準
(ディジタルまたはアナログ)複合映像信号を形成す
る。この信号はそのような信号を使用する装置、即ちテ
レビジョン受像機またはディスプレーモニタによって使
用されることができる。
【0127】図16の(A)は前記図15の上部で説明
した輝度復元部の一部ブロック図であり、アンフォール
ディング回路808および時空間の後置フィルタ820
を図示している。時間軸補正装置806に時間軸を補正
した後、フォールディング輝度信号Lf * は周波数fu
を有するアンフォールディング搬送波が印加される変調
器902によって実現されることもできるアンフォール
ディング回路808の一つの入力端子に印加される。フ
ォールディング輝度信号Lf * の3次元スペクトル図は
図17の(B)に図示されており、低域輝度成分は前面
(即ち、時間軸に0である周波数)に示し、フォールデ
ィングされた高域輝度成分は後面(即ち、時間軸に15
Hzの周波数)に示す。フォールディングされた輝度
信号Lf * は変調器902によってフォールディング周
波数(前記図6(A)のフォールディング変調器512
の説明で前述された基準により、例えば5MHzに選択
される)周辺で直接または“直線”サブナイキストサン
プリング(フォールディング時に使用される‘オフセッ
ト’方式に対比される)にアンフォールディングされ
て、アンフォールディング輝度信号Lufを発生する。ア
ンフォールディング変調器902は4−象限乗算器を使
用して公知の方法で構成ることができ、1/2サンプ
リング周波数でクロック信号によって駆動される。アン
フォールディング位相により奇数または偶数サンプリン
グを代置する0値を挿入するように動作する(+1,
0)型の変調器が望ましく、このような実施例は10M
Hzのサンプリング周波数を有する。
【0128】アンフォールディング(即ち、再変調)輝
度信号Lufはアンフォールディング高周波輝度成分をリ
エンファシスする前にアンフォールディング処理中に発
生される副産物を除去するために時空間の後置フィルタ
820の入力端子に印加される。後置フィルタ820は
時間的に導出されるアンフォールディング輝度信号LT
* を得るためにフレームを平均しアンフォールディング
輝度信号Lufから空間直流電流成分を除去するフレーム
コーム低域フィルタ(これは前記図3及び図4の時間の
高域フィルタ204、垂直高域フィルタ216および減
算器210と構造および機能的に同一にすることができ
る)に較正されることができる時間低域フィルタ904
を包含する。時間フィルタ904は空間的に導出された
アンフォールディング輝度信号LS * を得ることができ
るように対角線低域フィルタに動作することができる空
間フィルタ906(これは前記図3及び図4の垂直高域
フィルタ202、水平高域フィルタ212、減算器20
8および水平低域フィルタ209と構造および機能的に
同一とすることができる)と並列に配列されている。
【0129】時間低域フィルタ904と空間フィルタ9
06の出力信号LT * ,LS * に各々連結されたデータ
入力を有するソフトスイッチ914はルックアップテー
ブル910からソフトスイッチの制御入力端子に印加さ
れる動適応スケーリング計数信号K* ,1−K* の制
御下で、時間低域フィルタ904と空間フィルタ906
からソフトスイッチ914のデータ入力端子に印加され
る時間的フィルタリングおよび空間的フィルタリングア
ンフォールディング輝度信号間で比例的にデータ出力を
変化させる。ルックアップテーブル910はリエンファ
シス処理前にアンフォールディング輝度信号Lufを動
適応後フィルタリングするために、色/動分離器81
8からルックアップテーブル910の入力端子に印加さ
れる復元動き信号M* によりスケーリング計数信号
* ,1−K* を発生する。ソフトスイッチ914の出
力端子は後置フィルタ820の出力端子に連結され、適
応リエンフシス回路822の輝度信号入力端子に結合
されて時空間の後置フィルタリングされたアンフォール
ディングディエンファシス輝度信号LD * を出力する。
【0130】空間フィルタ906は構造および動作面で
前記図3の垂直高域フィルタ202、水平高域フィルタ
212、減算器208および水平低域フィルタ209で
形成される適応輝度分離器104の輝度空間フィルタ部
に該当し、アンフォールディングアーティファクト、即
画像の動きの間に現れ、対角方向に強く現れる可能性
のある残留アンフォールディング搬送波と再変調副産物
を除去するようにアンフォールディング信号を空間的に
処理するための対角方向低域フィルタリング応答提供
する。
【0131】アンフォールディング回路808の変調器
から出力されるアンフォールディング輝度信号Lufは後
置−フィルタ820の入力端子、即ち時間低域フィルタ
904と空間フィルタ906に共通的に印加される。時
間低域フィルタ904から出力される時間的に導出され
たアンフォールディング輝度信号LT * はソフトスイッ
チ910の第1データ入力端子に印加される。空間フィ
ルタ906から出力される空間的に導出されたアンフォ
ールディング輝度信号LS * はソフトスイッチ910の
第2データ入力端子に印加される。
【0132】デコーダのアンフォールディング搬送波の
周波数はエンコーダのフォールディング搬送波の周波数
該当する。フォールディング搬送波に対して前述のよ
うに、搬送波周波数は時間、垂直水平方向にベースバン
ドの輝度信号および輝度映像信号間の間隔が最小になる
ように選択される。しかし、記録された輝度信号のスペ
クトル特性はアンフォールディング輝度信号および映像
信号のスペクトル形態に影響を及ぼす。したがって、記
録された輝度信号のスペクトル特性は全帯域フォールデ
ィング輝度信号のみ残すように再生ビデオ信号を適応的
にフィルタリングするのに使用されなければならない。
従来出願中1990年8月6日に出願された米国特許出
願番号第562,907と1991年2月19日に出願
された米国特許出願番号第653,197は画像の動き
の間に存在する不所望の対角方向の周波数成分を除去す
るために、アンフォールディング輝度信号を空間的にフ
ィルタリングする技術を詳細に記載している。
【0133】ビデオきのレベルが低いとき、ア
ンフォールディング輝度信号は瞬時直流電流に近似した
瞬時低周波に位置し、輝度成分は瞬時直流電流から遠く
離れるように選択され、アンフォールディング搬送波に
時間方向に近接して位置する。ビデオ信号の
あるときは輝度成分は時間的に広帯域に位置する。この
とき、変調副産物はアンフォールディング輝度信号と時
間的重なることができ、空間的に除去されなければな
らない。これは図17の(C)および図17の(D)に
図示されている。図17の(C)はアンフォールディン
グ回路808から出力されるアンフォールディング輝度
信号Lufの3次元の時空間F(V) ,F(h) ,F(t) スペ
クトルを図示している。像の静領域(動きのない)
で、ベースバンド輝度信号(低域およびアンフォールデ
ィング高域輝度信号)が時間的に前面(即ち、時間的に
0である周波数)に現れると同時に、フォールディング
高域および再変調低域信号はアンフォールディング搬送
波が位置した後面(即ち、時間的にある15Hz の周
波数)に現れる。ビデオ像の静・動領域の場合に、時
間低域フィルタ904によるフレーム平均処理(フレー
ム低域フィルタリング)はフレームコームフィルタリン
グによってアンフォールディング搬送波(例えば15M
Hz)の時間的の後面の成分をすべて除去する。このよ
うな方法で、空間低周波雑音成分が3dB減少される。
しかし、画像の動きで、対角線に拡張する再変調副産物
を目盛り測定して時間的後面のアンフォールディング高
域信号を包含する基底帯域の輝度信号を維持するため
に、図17の(D)に図示されたアンフォールディング
輝度信号を空間的処理するのが必要である。
【0134】時間的にフォールディングしたアンフォー
ルディング輝度信号LT * 空間的にフィルタリングした
アンフォールディング輝度信号LS * の出力選択は復元
信号M* 制御下で、ソフトスイッチ914によって
遂行される。デコーダー70での動信号復元は詳細に
後述する。ソフトスイッチ914は復元動制御信号M
* により時・空間的に後−フィルタリングされたアンフ
ォールディングディエンファシス輝度信号LD * に包含
されている時間的導出および空間導出アンフォールディ
ング全帯域輝度信号LT * S * の比を制御する。
像の動きのレベルが0であるとか0に近似であるとき、
ソフトスイッチ914の出力は時間低域フィルタ904
から出力される時間的導出アンフォールディング輝度信
号LT * より完全に構成され、如何な空間的導出輝
度信号LS * も包含しない。画像の動き信号の大きさが
漸次増加するとき、ソフトスイッチ914に印加される
時間低域フィルタ904の時間的導出輝度信号LT *
比は対応して減少し、空間フィルタ906の空間的導出
輝度信号LS * の比は対応して増加する。動信号のレ
ベルが相当に高い場合に、ソフトスイッチ914の出力
完全に空間フィルタ906から出力される空間的導出
信号LS * から構成される。
【0135】図18は図16の(A)に示された後置−
フィルタ820のソフトスイッチ914を詳細に説明し
たブロック図である。ソフトスイッチ914が前記図5
に図示されソフトスイッチ214と同一な方式で構成さ
れることができる。前記図18で時間的導出アンフォー
ルディング輝度信号LT * と空間的導出アンフォールデ
ィング輝度信号LS * の入力端子1005,1015は
各々前記図5の入力端子405,415に該当する。乗
算器1004,1008は各々前記図5の乗算器40
4,408に該当する。同一に前記図18で動信号M
* の入力端子1025有するルックアップテーブル9
10は前記図5の動信号Mの入力端子425を有する
ルックアップーテーブル410に該当し、前記図18で
変調器1004,1008の出力信号を加算して動きに
適応的に時空間的にフィルタリングされたアンフォール
ディングディエンファシス輝度信号LD * を出力する加
算器1012は前記図5の加算器412に該当する。印
加される復元動信号M* によるルックアップテーブル
910のスケーリング計数信号K* ,1−K* の発生
は、前記図5に図示された動信号Mによるスケーリン
グ計数K,1〜Kを発生するソフトスイッチ214の動
作について前述したのと同一な方法で行われ、ここで、
更に詳細に記載しない。
【0136】ルックアップテーブル910に使用される
ROMはルックアップテーブル410のものとが使用さ
れることができる利点がある。その上に、典型的にエン
コーダー10とデコーダー70は同時に動作しないの
で、後置−フィルタ820のフィルタ部およびソフトス
イッチと同じ多数の共通構成要素をエンコーダー側の輝
度分離器104で共用することができる便利で経済的な
利点がある。
【0137】後置−フィルタリングされたアンフォール
ディング信号のリエンファシス処理は前記図16の
(A)で前記図17の(A)を参照して説明する。後置
−フィルタ820に動きに適応的に時空間的にフィルタ
リングをした後に前記図16の(B)で図示のように、
アンフォールディング基底帯域輝度信号LD * は記録側
でエンコーディング時に適応ディエンファシス処理した
後に発生される減少された振幅高周波輝度成分
(LH * :ディエンファシス詳細高域水平信号)を包含
する。前記アンフォールディング高域輝度成分の元の振
幅を復元するために、前記図16の(B)に詳細に図示
された適応リエンファシス回路822はエンコーダー側
適応ディエンファシス回路によって高域信号をディエン
ファシス処理するのと反対の動作を遂行するのに使用さ
れる。
【0138】適応ディエンファシス回路822は前記図
6の(A)および前記図6の(B)の適応ディエンファ
シス回路108と同一な方式で構成される。前記二つの
回路は多数の共通構成要素を容易に共有することができ
る利点がある。ソフトスイッチ914の出力端子103
5から出力される後−置フィルタリングされたアンフォ
ールディング輝度信号LD * は前記図6の(A)の水平
領域フィルタ502および減算器504に該当する前記
第10b図の2.5MHz水平低域フィルタ1102お
よび減算器1104とから構成される2.5MHzの帯
域分離フィルタに印加される。前記図16の(B)で、
水平低域フィルタ1102から出力される低域輝度信号
L * は、減算器1104の減数の入力端子と前記図6
の(A)の加算器506に該当する加算器1106の一
つの入力端子に印加される。減算器1104で、低域輝
度信号LL * は減算器1104の被減数の入力端子に印
加されるディエンファシス基底帯域輝度信号LD * から
減算されて、エンコーディング時に適応ディエンファシ
ス回路108の乗算器508から出力されるディエンフ
ァシス高域輝度成分LHDに該当する復元ディエンファシ
ス高域輝度成分LHD * として出力される。減算器110
4から出力される復元ディエンファシス高域輝度成分L
HD * は前記図6の(A)で図示されたディエンファシス
回路108のディエンファシス乗算器508に該当する
リエンファシス乗算器1108のデータ入力端子と、制
御信号発生器1110の入力端子に印加される。制御信
号発生器1110はエンコーダー10のディエンファシ
ス回路108内制御信号発生器510での絶対値器51
8、水平低域フィルタ520およびルックアップテーブ
ル522と同一な方式で直列配列された絶対値器111
8、水平低域フィルタ1120およびルックアップテー
ブル1122を包含している。しかし、下記に説明のよ
うに、リエンファシス処理に使用されるルックアップテ
ーブル1122の特性はディエンファシス処理に使用さ
れるルックアップテーブル522の特性とは反対であ
る。
【0139】図6の(C)および図17の(A)の特性
曲線を比較すると分るように、各伝送関数が実質的に相
互に反転されたのを除外すると、制御信号発生器111
0の動作は前記図6の(A)の制御信号発生器510の
動作に該当する。即ち、ディエンファシス回路108内
のルックアップテーブル522のディエンファシス利得
Gの伝送関数がディエンファシス輝度信号を発生するた
めに単調的に減少するのが望ましくある一方、ルックア
ップテーブル1122のリエンファシス利得G* の伝送
関数が信号LHD * の低信号レベルでリエンファシス乗算
器1108に単位利得を提供し、信号LHD * の高信号レ
ベルでリエンファシス乗算器1108に高利得を提供す
るために単調的に増加するのが望ましいのである。した
がって、広帯域映像信号の低レベルでエンコーダーに元
の信号に入力されてエンコーディング時にディエンファ
シス処理されなかった高周波輝度成分(即ち、ディエン
ファシス回路108の高域輝度信号LH ではデコーデ
ィング時にリエンファシス処理されないで単位利得で乗
算器1108に印加されて元の振幅に出力される結果、
リエンファシス回路822は広い平面像の領域におい
てはディエンファシス高域輝度信号LHD * に利得をわず
かに提供するとか提供しない適応特性を有する。一方、
元の入力映像信号(即ち、高域輝度信号LH で)の高周
波、高振幅の移動に該当してエンコーディング時にディ
エンファシス処理された高域信号LHD * の一部は乗算器
1108に印加される利得が増加するので、元のレベル
の高周波輝度成分に復元される。絶対エネルギー信号E
H * を導出する低域通過フィルタ1120および絶対値
器1108の動作によってルックアップテーブル112
2にアドレスとして印加されるディエンファシス高域輝
度信号LHD * の平均エネルギーレベル(即ち、平均“局
部”エネルギー)を測定するので、適応リエンファシス
が遂行される。ルックアップテーブル1122は乗算器
1108に印加される利得を調節するために乗算器11
08の利得制御データ入力端子にリエンファシス利得制
御信号G* を出力して、ディエンファシス高域輝度信号
HD * にリエンファシスRを遂行する。信号EH * と、
乗算器1108に印加される利得G* およびリエンファ
シスRの関係は図17の(A)に図示され、利得G*
太い実線でリエンファシスRは細い実線で図示されてい
る。
【0140】リエンファシス乗算器1108で出力され
たリエンファシスフォールドされた高周波数輝度成分信
号LH * は加算器1106に印加されてアンフォールド
された低周波数輝度成分L* とともに加算される。加算
器1106は、加算器に復元され、エンコーダーの全帯
域輝度信号Lに該当する、適切な振幅関係を有する再構
成されたベースバンド輝度信号L* を出力し、この再構
成されたベースバンド輝度信号L* は複合信号発生器8
10の輝度入力信号として供給される。
【0141】実質的に、記録的な側面で、再生する間の
圧縮を考慮すると、大変小さい振幅を有する高周波数輝
度成分の振幅のブースティング行なことが可能であ
、これは結果的にエンコード記録された信号の逆互換
性を低下させないで像の広義の平面領域で信号/雑音
の比S/Nを改善させる。同様に、適応リエンファシス
回路822においては、制御信号発生器1110が、前
記図17の(A)の斜線領域に表現されたようにルック
アップテーブル1122の伝達特性にコアリング機能を
組込むことによりコアリング機能を提供することもでき
る。
【0142】再生的な側面のデコーディング時に採用さ
れたリエンファシス処理は、記録的側面のエンコーディ
ング時に採用されたディエンファシス処理と密接に対応
するであろうというのは事実よく理解されるであろう。
したがって、ディエンファシス処理が低域および高域輝
度信号LL ,LH を導出するために使用される前記図1
1の(B)の反転フィルタによって形成された前記図1
1の(A)のフォールディング回路の水平低域フィルタ
1502や垂直高域フィルタ1504に択一的に採用さ
れる場合に、リエンファシス回路822は、低域および
高域輝度信号LL ,LH を得るために水平低域フィルタ
1102および減算器1104とから構成された帯域−
分離フィルタの代わりに、該当する低域および高域フィ
ルタ装置(望ましくは同一な反転フィルタ装置)を使用
するのであろう。同様に、再生時にフォールドされた信
号Lf が3MHzに到る低域輝度周波数を包含するの
で、上記のような場合に、低域フィルタ805は2.5
MHz以上3MHz以下に該当する周波数を通過させる
ように選択されることができる。
【0143】前記に記述のように、記録する間に、入力
複合ビデオ信号自体の色/輝度信号を分離処理する間に
き表示信号を導出することが可能である。所謂、“擬
動”と呼ばれるのが色信号(動として呼ばれる
色情報)によってこの動き表示信号に流入されることも
できるが、この擬似運動は時間的に高域フィルタされた
信号を垂直および水平軸に低域フィルタする(または空
間的に低域フィルタされた複合信号を時間的に高域フィ
ルタする)ことによって大部分除去ることができる。
NTSCの色成分側波帯が2MHz以下に拡張されない
ので、水平方向の低域フィルタリングは、動導出処理
中に擬似動を誘発させることができる色信号が動き表
信号から除去されることを保障する。
【0144】前記に記述のように、輝度高周波数は、N
TSCの色副搬送波が複合NTSCビデオ信号内に位置
される方式と擬似にフキヌキホールに位置するフォール
ディング搬送波に前記輝度高周波数を変調することによ
って、前記輝度高周波数は低周波数輝度信号スペクトル
にフォールドされる。しかし、フォールドされた輝度高
周波数をもっと低い側波帯にするのに関する限定はな
い。事実上、輝度低域周波数としてフォールドされると
き、対角線方向高域度信号の特性は常に空間的な直流
電流に展開することができる。フォールディング搬送波
が直流電流から時間間隔を最大とするためにフレーム−
対−フレーム上で交番されるので、前記対角線方向
域輝度信号の特性は誤って検出され、即ち動として
されて、擬似感知が起され、いかなる大きさ
の空間的フィルタリングもこの擬似動の感知を防止す
ることができない。したがって、再生時にアンフォール
ドされた輝度信号からフォールディング副産物を適当に
除去するために、エンコーディング側の処理中に導出さ
れ、分離された輝度成分信号を動きに適応的にフィルタ
リングするために利用される動き表示信号を通過させる
ための分離チャンネルを、前述のようにアンフォールド
された輝度信号を動きに適応的な全フィルタリングに
用するためのデコーダー側に供給するのが必要である。
【0145】ビデオ信号処理装置の設計分野の通常の知
識をもつものは、動き表示信号を再生回路に供給するた
めの分離チャンネルを提供するのは、再生回路内の動
適応的な輝度再構成処理が記録回路内の色/輝度信号
分離器の動きに適応的な処理を模倣するのを可能にする
という事実を理解することができるであろう。例えば、
記録回路内の色/輝度信号分離器が像の一部の領域で
時間処理を選択して輝度信号を導出すると、像の前記
と同一の領域で全帯域輝度信号を再構成するために再生
時に空間処理を選択するのは正しくない。
【0146】その上に、エンコーダーの複合NTSCの
信号に行なわれた色/輝度信号分離処理は、どんなに良
好に実施されても、輝度としての色のエイリアシングお
よびその反対のような、アーティファクトを画像に誘発
させることができる。デコーダーで行なわれた全帯域輝
度信号の再生処理はまた像にアーティファクトを誘発
させることができる。もし、第2処理が第1処理に
対して独立的であるとすと、上向処理によって誘導
れたアーティファクトは前記アーティファクト上に下向
処理によって誘導されたアーティファクトを有し、アー
ティファクトを強る。下向処理が、上向処理と同様
に、上向処理後に正確に実行されると、アーティファク
トの強化は相当に減少されることができる。動き信号を
互換性良好にエンコーディングし、前記動き信号がデコ
ーディングされる側で復元されるように伝送または記録
媒体内の分離チャンネルを動き表示信号に供給すること
により上記両方の改良点が得られる。前述のように、
信号を色成分の信号互換性良好にエンコーディン
し、デコーディング処理中に分離過程を通じて復元す
るという利点が発見された。VHS型のフォーマット互
換性の実行において、前記のエンコーディングおよび再
生は、動信号を記録側のVHS型のカラーアンダー搬
送波の空の象限に動信号をエンコーディングすること
によって行なわれる。再生的側面においては、復元され
た動信号がアンフォールドされた輝度信号の動きに
的なフィルタリングに利用されることができるように
するために、エンコードされた動信号は再生されたカ
ラーアンダー搬送波成分から分離されなければならな
い。
【0147】従来のVHS型として使用時に応用するた
めに実行されたように図15の色/動分離器818の複
合色/動信号C+M* の分離は図19乃至図21を参
照して詳細に説明する。ディジタル的に分離処理過程を
実行するという観点で、もっと低い周波数に関連したフ
ィルタ記憶容量を減少させる必要に起因して複合
色/動き信号C+M * アップコンバージョンの前のカ
ラーアンダー周波数にあるとき、C+M* 信号に直接的
にこの分離処理を実施することが望ましい。図19の
(A)に図示のように、時間軸補正装置816から出力
された色/動信号C+M* 象限選択1202の入力
および減算器1204の被減数の入力に印加される。
選択フィルタ1202は入力色/動信号C+M*
奇数および偶数象限の間を選択し、2H遅延をもってお
り、図19の(B)に図示のように4個のユニークな計
数および構造を有する対角方向フィルタによって実行さ
れることができる。象限選択フィルタの空間周波数応答
は図20および図21の(A)に図示されているが、前
記図20および図21の(A)においては負ピーク(下
部ピーク)は0の振幅や阻止帯域を示しており、正ピー
ク(上部ピーク)は通常帯域を示す。図21の(B)は
中心が629Hzに位置する象限選択フィルタ120
1の水平周波数応答度または選択度を図示する。良好な
色応答を維持するために各々の側波帯に500Hz帯
域幅が提供されると、通過領域の帯域幅は約1MHzで
ある。象限選択フィルタ1202の固定された特性のた
め、上部ピーク(通過帯域)がある象限選択フィルタ1
202の象限に色/動信号C+M* の色成分が存在す
るエンコード記録されたビデオテープから再生されたト
ラックに対し、前記フィルタは色成分のみを通過させる
ことであり、一方、次のトラックにおいては動信号成
分のみが通過されることが認知されるであろう。したが
って、象限選択フィルタ1202は、奇数または
いずれのトラックがデコードされるかにより動成分を
通過させる。
【0148】再生ヘッド50によって再生された各々の
トラック(フィールド/チャンネル)に対して、象限
択フィルタ1202は、いずれの成分がトラック中の通
過領域に位置するかにより、再生された複合色/動き信
号C+M* の色成分又は成分M* を前記フィルタの
出力として発生する。減算器1204の被減数入力に印
加された複合色/動信号に対してフィルタ出力の差分
をとることによって、反対信号成分(動成分M*
は色成分C* を得るために、象限選択フィルタ120
2の出力は、減算器1204の減数入力に連結される。
前記象限選択フィルタ1202の出力および減算器12
04の出力は、一対の入力および出力を有するマルチプ
レクサ1206の各入力に連結される。ここで、前記マ
ルチプレクサ1206は再生ヘッド50が関連されたV
CRの従来のヘッドスイッチング回路(図示されていな
い)によってまたは再生前置−増幅回路に関連された従
来のチャンネルスイッチング回路によって公知方法で
発生させることができる信号、例えばフィールドパルス
またはチャンネル1−チャンネル2スイッチング信号の
制御下に30MHzのフィールドレートでスイッチング
される。したがって、前記マルチプレクサ1206の一
つの入力は分離された色信号成分C* のみを再生された
各トラック/チャンネルに連続的に供給するであろう
し、一方マルチプレクサ1206の他の入力は分離さ
れた動信号成分M* のみを連続的に提供するであろ
う。
【0149】分離された動き信号M* は、便宜上電波整
流器によって実行されることができる絶対値器1208
の入力に連結され、また約500KHzの15個のタッ
プで実行されることができる水平低域フィルタ1210
の入力に連結される。結果信号に影響を与えないで順
序の倒置が要求されるとしたら、絶対値器1208と水
平低域フィルタ1210の順序変更してもよい。前記
水平低域フィルタ1210の出力である復元拡散された
信号M* は、上記のようにアンフォールドされた輝
度信号Lufの動適応フィルタリングを制御するための
時/空間後置フィルタ820のルックアップテーブル
910の動信号入力に供給される。
【0150】マルチプレクサ1206によって出力され
た分離された色信号成分C* はD/A変換されてアナロ
グ信号になって、3.58MHzのNTSCの色成分を
得るめに公知の方法で従来のVHSの色復元回路によ
って処理される。事実上、これはディジタル的に行なわ
れるとより複雑な画像サーチや停止モード途中の色位相
制御処理の観点で見るとより望ましい。しかし、マルチ
プレクサ1206によって出力された分離された色信号
成分C* は、4.21MHzの4−相の搬送波の提供を
受ける変調器1220(例えば乗算器)を採用する従来
のVHS型の色復元回路のディジタル的な実行によって
ディジタル的に処理されることもできるし、これによっ
て629KHzの色成分搬送波はヘテロダイングによっ
て周波数が3.58MHzに上向変換され、3.58M
Hzの帯域フィルタを通じて、3.58MHzの色信号
を通過させる。色成分はまたは残留上向変換搬送波と変
調副産物を除去するためにフィルタされることができ、
必要があればバーストディエンファシスのために処理さ
れることができる。復元されたディジタル3.58MH
zの色副搬送波成分信号はD/A変換されてアナログN
TSCの色成分信号になり、D/A変換装置を具備する
ことができる複合信号発生器810に供給され、或い
は、後の工程で利用されることができる。
【0151】本発明および本発明の処理過程によりビデ
オ信号システムを詳細に説明したが、本発明は、例え
ば、放送装置、種々のビデオ信号の慣例及びフォーマッ
トに従う記録媒体又は実装以外の伝送又は記憶媒体の応
用、或いは、適応ディエンファシスおよび適応リエンフ
ァシス処理の各々の伝達関数を変化させる等多数の変更
及び置換的な実装を行い得ることが認められ、このよう
な変更は請求範囲によってのみ限定を受ける本発明の範
囲内に含まれていると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により実施されるビデオ記録器の記録部
のブロック図である。
【図2】図1の記録部の一つの部分であるエンコーダの
ブロック図である。
【図3】図2に示されたエンコーダの適応輝度信号の分
離器、動き信号発生器および色信号分離器をより詳細に
図示したブロック図である。
【図4】図3に示されたエンコーダの適応輝度信号の分
離器と動き信号発生器の遂行を図示するブロック図であ
る。
【図5】図2に説明されたエンコーダの適応輝度フィル
タリング部のソフトスイッチの詳細なブロック図であ
る。
【図6】(A)は図2に示されたエンコーダの一つの部
分であるフォールディング回路のブロック図であり、
(B)はフォールディング回路の部分を構成する適応デ
ィエンファシス回路の制御信号発生器のより詳細なブロ
ック図であり、(C)は前記(B)の利得制御信号発生
器の雑音コアリング函数を包含する利得/ディエンファ
シス伝達函数を図示している。
【図7】(A)はフォールディング回路のフォールディ
ング変調器の詳細なブロック図であり、(B)はフォー
ルディング回路で遂行されるフォールディグ変調の垂
直−水平周波数の特性図であり、(C)はフォールディ
ング変調の垂直−時間周波数の特性図である。
【図8】(A)はフォールディング回路の他の実行のブ
ロック図であり、(B)はフォールディング回路のまた
他の実行のブロック図である。
【図9】(A)は入力信号を図示しており、(B)はサ
ブナイキストサンプリングによってフォールディングし
た後の前記(A)の入力信号を図示している。
【図10】(A)は本発明による高周波成分の適当ディ
エンファシスでフォールディングした後の前記図9
(A)の入力信号を図示しており、(B)は雑音コアリ
ング動作を包含する高周波成分の適応ディエンファシス
でフォールディングした後の前記図9(A)の入力信号
を図示している。
【図11】(A)は本発明によるフォールディング回路
のまた他の実行を図示しており、(B)は前記(A)に
図示された他の帯域−分離フィルタのより詳細なブロッ
ク図である。
【図12】(A)は前記図2の色/動き信号の混合回路
の詳細なブロック図であり、(B)はエンコーディング
前のNTSC色搬送波と動き信号との間の関係を図示し
ており、(C)はVHS型のカラーアンダー搬送波と偶
数トラック(チャンネル)でエンコーディングされた動
き信号との関係を図示している。
【図13】(A)は前記VHS型のカラーアンダー搬送
波と奇数トラック(チャンネル)でエンコーディングさ
れた動き信号との関係を図示しており、(B)は従来の
VCRで再生されたエンコーディング動き信号の位相対
立消去を図示しており、(C)は従来の色コームフィル
タのブロック図である。
【図14】本発明により実行されるビデオ記録器の再生
部のブロック図である。
【図15】図14に示された再生部のデコーダの詳細な
ブロック図である。
【図16】(A)は前記図15に示されたデコーダのア
ンフォールディング回路のブロック図であり、(B)は
前記(A)に示されたアンフォールディング回路の一部
分を構成する適応リエンファシスの詳細なブロック図で
ある。
【図17】(A)は前記適応リエンファシス回路の制御
信号発生器のリエンファシス/利得伝達函数を図示して
おり、(B)は前記フォールディングされた信号を図示
しており、(C)は前記アンフォールディングされた信
号を図示しており、(D)は空間フィルタリングで
(C)のアンフォールディングされた輝度信号を図示し
ている。
【図18】前記図16の(A)でアンフォールディング
回路の時空間の後置−フィルタ回路のソフトスイッチの
ブロック図である。
【図19】(A)は前記図15のデコーダの色/動き信
号分離回路の詳細なブロック図であり、(B)は前記色
/動き信号分離回路の一部分を構成するディジタル的に
遂行される4上限選択フィルタの計数を図示している。
【図20】象限選択フィルタ空間周波数適応の3次元図
である。
【図21】(A)は前記図20の3次元図の水平中心面
で取った2次元図であり、(B)は前記象限選択フィル
タの水平周波数応答の選択図である。
【符号の説明】
5,105,305,405,415,425,80
5,505 入力端子 10 エンコーダ 20 輝度記録回路 30 色記録回路 40 記録ヘッド 102,804,814 アナログディジタル変換器 104 適応輝度分離器 106 動信号発生器 108,1512 フォールディング回路 110,118 ディジタルアナログ変換器 114 色信号分離器 116 色/動き信号混合回路 202 垂直高域通過フィルタ 204 時間高域通過フィルタ 206 水平帯域通過フィルタ 208,210,218,504,2540 減算器 209,502,520,580,630,805,1
102,1120,1 210,1502 水平低域通過フィルタ 212,216,1504 水平高域通過フィルタ 214,914 ソフトスイッチ 215 出力端子 220 信号マグニチュード検出器 222 信号拡散器 224 漏話防止処理器 226 色信号変調器 235 バーストエンファシス 306 加重値減算器 312 1フレーム遅延装置 318 水平拡散器 320 垂直拡散器 404,408 乗算器 410,522,910,1122 ルックアップテー
ブル 412,506,550,2530 加算器 508 ディエンファシス乗算器 510 制御信号発生器 512,570 フォールディング変調器 514 記録等化器 518,1118,1208 絶対値器 524,1206 マルチプレクサ 526 インバータ 560 適応ディエンファシス回路 1560 ディエンファシス回路 2510 奇数タップ加算器 2520 偶数タップ加算器 50 再生ヘッド 60 標準輝度信号再生器 70 標準色度信号再生器 80 デコーダ 806,816 較正装置 808 アンフォールディング回路 810 複合映像信号発生器 818 色/動信号発生器 822 適応リエンファシス回路 904 時間低域フィルタ 906 空間フィルタ 1202 象限選択フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ワーナー エフ ウェダム アメリカ合衆国 ニュージャージー 08648 ローレンスビル ウェンゼル ドライブ 9番地 (72)発明者 ジュン−ワン コー 大韓民国 スウォン−シティー ジャン アン−グ ジュンジャ−ドン ドンシン アパート 102−509 (番地なし) (72)発明者 レイモンド シュニッツラー アメリカ合衆国 ニュージャージー 08854 ピスカタウェイ サンセット ロード 986番地 (72)発明者 ジョン−キュン ユン 大韓民国 キョンギ−ド スウォン−シ ティー コンスン−グ マエタン−ドン ドンナム アパート 1−1003 (番 地なし) (56)参考文献 特開 平1−138874(JP,A) 特開 平2−246587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/92 G11B 20/02 H04N 9/793 H04N 9/80

Claims (117)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制限帯域媒体を通じて広帯域ビデオ信号
    を伝送するためのビデオ信号処理システムにおいて、 制限帯域ビデオ媒体に接続され、入力広帯域輝度信号を
    少なくとも包含する入力ビデオ信号を受けて、振幅が前
    記入力ビデオ信号からディエンファシスされ、前記ディ
    エンファシスの量が前記入力ビデオ信号内の前記振幅に
    より変わり、前記制限帯域幅に制限された低周波数輝度
    成分の帯域幅にフォールドされた前記入力広帯域輝度信
    号の高周波数輝度成分を有する制限帯域輝度信号を包含
    する制限帯域ビデオ信号を発生させ、また前記入力ビデ
    オ信号内の画像の動きの程度を示す動き信号を発生する
    ためのエンコーダ手段を具備したことを特徴とするビデ
    オ信号処理システム。
  2. 【請求項2】 前記高周波数輝度成分のディエンファシ
    スの量が、前記入力ビデオ信号内の前記高周波数輝度成
    分の振幅に比例して変わることを特徴とする請求項1に
    記載のビデオ信号処理システム。
  3. 【請求項3】 前記高周波数輝度成分のディエンファシ
    スの量が、前記入力ビデオ信号内の前記高周波数輝度成
    分の平均エネルギーに関連されて単調増加して変わるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のビデオ信号処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記エンコーダ手段が、前記広帯域輝度
    信号を受けて、制限帯域幅に制限された帯域幅を有する
    低周波数輝度帯域成分、および高周波数輝度帯域成分を
    発生させるための帯域フィルタ手段と、 前記高周波数輝度帯域成分の振幅によって前記高周波数
    輝度帯域成分をディエンファシスするためのディエンフ
    ァシス手段と、 前記高周波数輝度帯域成分を前記低周波数輝度帯域成分
    の周波数スペクトルにフォールディングさせるためのフ
    ォールディング手段と、 前記広帯域輝度信号内の画像の動きの程度を示す前記動
    き信号を発生させるための動き信号発生手段とを具備し
    たことを特徴とする請求項1に記載のビデオ信号処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記ディエンファシス手段が、前記高周
    波数輝度帯域成分の平均エネルギーに関連された単調減
    少して変わるディエンファシス利得制御信号を発生する
    ための利得制御信号発生手段と、 前記ディエンファシス利得制御信号により前記高周波数
    輝度帯域成分の振幅を減衰するためのディエンファシス
    利得手段とを具備したことを特徴とする請求項4に記載
    のビデオ信号処理システム。
  6. 【請求項6】 前記利得制御信号発生手段が、前記高周
    波数輝度帯域成分の絶対値を示す絶対値信号を発生する
    ための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記高周波数
    輝度帯域成分の平均エネルギーを示す平均エネルギー信
    号を提供するための低域フィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるディエンファ
    シス利得制御信号を発生するためのルックアップテーブ
    ル手段とを具備したことを特徴とする請求項5に記載の
    ビデオ信号処理システム。
  7. 【請求項7】 前記ディエンファシス利得手段が、前記
    高周波数輝度帯域成分に前記ディエンファシス利得制御
    信号を乗算するための乗算器手段を具備したことを特徴
    とする請求項5に記載のビデオ信号処理システム。
  8. 【請求項8】 前記ディエンファシス手段が、前記高周
    波数輝度帯域成分の絶対値を示す絶対値信号を発生する
    ための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記高周波数
    輝度帯域成分の平均エネルギーを示す平均エネルギー信
    号を提供するための低域フィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるディエンファ
    シス利得制御信号を発生するためのルックアップテーブ
    ル手段と、 前記高周波数輝度帯域成分に前記ディエンファシス利得
    制御信号を乗算するための乗算器手段とを具備したこと
    を特徴とする請求項4に記載のビデオ信号処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記ディエンファシス手段によって実行
    された前記高周波数輝度帯域成分のディエンファシスの
    量が、前記入力ビデオ信号内の前記高周波数輝度帯域成
    分の振幅に比例して変わることを特徴とする請求項4に
    記載のビデオ信号処理システム。
  10. 【請求項10】 前記ディエンファシス手段によって実
    行された前記高周波数輝度帯域成分のディエンファシス
    の量が、前記入力ビデオ信号内の前記高周波数輝度帯域
    成分の平均エネルギーに関連されて単調増加して変わる
    ことを特徴とする請求項4に記載のビデオ信号処理シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記動き信号が、前記動き信号発生手
    段によって水平および垂直方向に拡散されることを特徴
    とする請求項4に記載のビデオ信号処理システム。
  12. 【請求項12】 前記動き信号が、水平、垂直および時
    間的に拡散されることを特徴とする請求項4に記載のビ
    デオ信号処理システム。
  13. 【請求項13】 前記動き信号発生手段が、前記動き信
    号を空間的に拡散させるための拡散手段を具備したこと
    を特徴とする請求項4に記載のビデオ信号処理システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記動き信号発生手段が、前記動き信
    号を空間および時間的に拡散させるための拡散手段を具
    備したことを特徴とする請求項4に記載のビデオ信号処
    理システム。
  15. 【請求項15】 前記帯域分離手段が影響を及ぼす前記
    広帯域輝度信号は時/空間的にフィルタされた広帯域輝
    度信号であり、 前記エンコーダ手段が、前記広帯域輝度信号を空間的に
    フィルタリングして空間的にフィルタされた輝度信号を
    発生するための空間フィルタ手段と、 前記広帯域輝度信号を時間的にフィルタリングして時間
    的にフィルタされた輝度信号を発生するための時間フィ
    ルタ手段と、 前記動き信号に対応して、前記帯域分離手段に供給され
    た前記時/空間フィルタされた広帯域輝度信号の前記空
    間的にフィルタされた輝度信号の一部分および時間的に
    フィルタされた輝度信号の一部分を変化させるための動
    き適応手段とを更に具備したことを特徴とする請求項4
    に記載のビデオ信号処理システム。
  16. 【請求項16】 前記動き信号が、前記動き信号発生手
    段によって水平および垂直方向に拡散されることを特徴
    とする請求項15に記載のビデオ信号処理システム。
  17. 【請求項17】 前記動き信号が、前記動き信号発生手
    段によって水平、垂直および時間的に拡散されることを
    特徴とする請求項15に記載のビデオ信号処理システ
    ム。
  18. 【請求項18】 制限帯域媒体を通じて広帯域ビデオ信
    号を伝送するためのビデオ信号処理システムにおいて、 複合ビデオ信号源に連結された入力端と制限帯域ビデオ
    媒体に接続された出力端をもっており、 前記入力端で高周波数および低周波数輝度成分を有する
    広帯域基底帯輝度信号成分および色信号成分を包含する
    入力複合ビデオ信号を受けて、振幅が前記入力ビデオ信
    号からディエンファシスされ、制限帯域幅に制限される
    低周波数輝度成分の帯域幅にフォールドされ、前記ディ
    エンファシスの量が前記入力ビデオ信号内の前記振幅に
    より変わる高周波数輝度成分を有する制限帯域輝度信号
    を発生し、 前記入力ビデオ信号から前記入力ビデオ信号内の画像の
    動きの程度を示す動き信号を発生させ、 前記基底帯輝度信号を空間的にフィルタリングして空間
    的にフィルタされた輝度信号を発生し、 前記基底帯輝度信号を時間的にフィルタリングして時間
    的にフィルタされた輝度信号を発生し、 前記動き信号に対応して、前記制限帯域輝度信号の前記
    空間的にフィルタされた輝度信号の一部分および前記時
    間的にフィルタされた輝度信号の一部分を変化させ、 前記動き信号と前記色信号を混合して複合色/動き信号
    を発生し、 前記出力端に前記制限帯域輝度信号と前記色/動き信号
    を提供するためのエンコーダ手段を具備したことを特徴
    とするビデオ信号処理システム。
  19. 【請求項19】 前記高周波数輝度成分のディエンファ
    シスの量が、前記入力ビデオ信号内の前記高周波数輝度
    成分の振幅に比例して変わることを特徴とする請求項1
    8に記載のビデオ信号処理システム。
  20. 【請求項20】 前記高周波数輝度成分のディエンファ
    シスの量が、前記入力ビデオ信号内の前記高周波数輝度
    成分の平均エネルギーに関連して単調増加して変わるこ
    とを特徴とする請求項18に記載のビデオ信号処理シス
    テム。
  21. 【請求項21】 前記動き信号が、前記エンコーダ手段
    によって水平および垂直方向に拡散されることを特徴と
    する請求項18に記載のビデオ信号処理システム。
  22. 【請求項22】 前記動き信号が、前記エンコーダ手段
    によって水平、垂直および時間的に拡散されることを特
    徴とする請求項18に記載のビデオ信号処理システム。
  23. 【請求項23】 前記複合色/動き信号を発生させるた
    めに前記動き信号が、前記色信号の空の部分に加算され
    ることを特徴とする請求項18に記載のビデオ信号処理
    システム。
  24. 【請求項24】 前記色/動き信号の色成分が、カラー
    アンダー色信号であることを特徴とする請求項18に記
    載のビデオ信号処理システム。
  25. 【請求項25】 前記エンコーダ手段が、前記入力複合
    ビデオ信号を前記広帯域基底帯輝度信号成分と色信号成
    分として分離するための色/輝度分離手段と、 前記動き信号を前記広帯域基底帯輝度信号から導出する
    ための動き信号発生手段と、 前記広帯域基底帯輝度信号を空間的にフィルタリングし
    て空間的にフィルタされた基底帯輝度信号を発生させる
    ための空間フィルタ手段と、 前記広帯域基底帯輝度信号を時間的にフィルタリングし
    て時間的にフィルタされた基底帯輝度信号を発生させる
    ための時間フィルタ手段と、 前記動き信号に対応して、時/空間的にフィルタされた
    基底帯輝度信号として出力される前記空間的にフィルタ
    された基底帯輝度信号および前記時間的にフィルタされ
    た基底帯輝度信号の各一部分を変化させるための動き適
    応手段と、 前記時/空間的にフィルタされた基底帯輝度信号を受け
    て、前記制限帯域幅に制限された帯域幅を有する低周波
    数輝度帯域成分、および高周波数輝度帯域成分を発生さ
    せるための帯域フィルタ手段と、 前記高周波数輝度帯域成分の振幅によって前記高周波数
    輝度帯域成分を適応的にディエンファシスするためのデ
    ィエンファシス手段と、 前記高周波数輝度帯域成分を前記低周波数輝度帯域成分
    の帯域幅にフォールディングして前記制限帯域輝度信号
    を提供し、前記制限帯域輝度信号を前記エンコーダ手段
    の前記出力端に連結させるためのフォールディング手段
    と、 前記色信号および動き信号を混合して複合色/動き信号
    を発生させ、前記色/動き信号を前記エンコーダ手段の
    前記出力端に連結させるための色/動き混合手段とを具
    備したことを特徴とする請求項18に記載のビデオ信号
    処理システム。
  26. 【請求項26】 前記ディエンファシス手段が、前記高
    周波数輝度帯域成分の平均エネルギーに関連されて単調
    減少して変わるエンファシス利得制御信号を発生させる
    ための利得制御信号発生手段と、 前記ディエンファシス利得制御信号により前記高周波数
    輝度帯域成分の振幅を減衰するためのディエンファシス
    利得手段とを具備したことを特徴とする請求項25に記
    載のビデオ信号処理システム。
  27. 【請求項27】 前記利得制御信号発生手段が、前記高
    周波数輝度帯域成分の絶対値を示す絶対値信号を発生さ
    せるための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記高周波数
    輝度帯域成分の平均エネルギーを示す平均エネルギー信
    号を提供するための低域フィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるディエンファ
    シス利得制御信号を発生させるためのルックアップテー
    ブル手段とを具備したことを特徴とする請求項26に記
    載のビデオ信号処理システム。
  28. 【請求項28】 前記ディエンファシス利得手段が、前
    記高周波数輝度帯域成分に前記ディエンファシス利得制
    御信号を乗算するための乗算器手段を具備したことを特
    徴とする請求項26に記載のビデオ信号処理システム。
  29. 【請求項29】 前記ディエンファシス手段が、前記高
    周波数輝度帯域成分の絶対値を示す絶対値信号を発生す
    るための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記高周波数
    輝度帯域成分の平均エネルギーを示す平均エネルギー信
    号を提供するための低域フィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるディエンファ
    シス利得制御信号を発生するためのルックアップテーブ
    ル手段と、 前記高周波数輝度帯域成分に前記ディエンファシス利得
    制御信号を乗算するための乗算器手段とを具備したこと
    を特徴とする請求項26に記載のビデオ信号処理システ
    ム。
  30. 【請求項30】 前記ディエンファシス手段によって実
    行された前記高周波数輝度帯域成分のディエンファシス
    の量が、前記入力ビデオ信号内の前記高周波数輝度帯域
    成分の振幅に比例して変わることを特徴とする請求項2
    6に記載のビデオ信号処理システム。
  31. 【請求項31】 前記ディエンファシス手段によって実
    行された前記高周波数輝度帯域成分のディエンファシス
    の量が、前記入力ビデオ信号内の前記高周波数輝度帯域
    成分の平均エネルギーに関連されて単調増加して変わる
    ことを特徴とする請求項26に記載のビデオ信号処理シ
    ステム。
  32. 【請求項32】 前記動き信号発生手段が、前記導出さ
    れた動き信号を空間的に拡散させることを特徴とする請
    求項26に記載のビデオ信号処理システム。
  33. 【請求項33】 前記動き信号発生手段が、前記導出さ
    れた動き信号を時間および空間的に拡散させることを特
    徴とする請求項26に記載のビデオ信号処理システム。
  34. 【請求項34】 広帯域基底帯輝度信号成分および色信
    号成分を包含する入力広帯域複合ビデオ信号を制限帯域
    ビデオ信号として変換させるためのビデオ信号処理シス
    テムにおいて、 前記入力広帯域複合ビデオ信号を前記広帯域基底帯輝度
    信号成分および色信号成分として分離するための色/輝
    度分離手段と、 前記広帯域基底帯輝度信号から前記入力広帯域複合ビデ
    オ信号内の画像の動きの程度を示す動き信号を導出する
    ための動き信号発生手段と、 前記広帯域基底帯輝度信号を空間的にフィルタリングし
    て空間的にフィルタされた基底帯輝度信号を発生させる
    ための空間フィルタ手段と、 前記広帯域基底帯輝度信号を時間的にフィルタリングし
    て時間的にフィルタされた基底帯輝度信号を発生させる
    ための時間フィルタ手段と、 前記動き信号に対応して、時/空間的にフィルタされた
    基底帯輝度信号として出力される前記空間的にフィルタ
    された基底帯輝度信号および前記時間的にフィルタされ
    た基底帯輝度信号の各々の部分を変化させるための動き
    適応手段と、 前記時/空間的にフィルタされた基底帯輝度信号を受け
    て、前記制限帯域幅に制限された帯域幅を有する低周波
    数輝度帯域成分、および高周波数輝度帯域成分を発生さ
    せるための帯域フィルタ手段と、 前記高周波数輝度帯域成分の振幅によって前記高周波数
    輝度帯域成分を適応的にディエンファシスするためのデ
    ィエンファシス手段と、 前記高周波数輝度帯域成分を前記低周波数輝度帯域成分
    の帯域幅にフォールディングしてフォールドされた制限
    帯域輝度信号を提供するためのフォールディング手段
    と、 前記色信号成分および動き信号を混合して複合色/動き
    信号を発生させるための色/動き混合手段とを具備した
    ことを特徴とするビデオ信号処理システム。
  35. 【請求項35】 前記ディエンファシス手段が、前記高
    周波数輝度帯域成分の平均エネルギーに関連されて単調
    減少して変わるディエンファシス利得制御信号を発生さ
    せるための利得制御信号発生手段と、 前記ディエンファシス利得制御信号により前記高周波数
    輝度帯域成分の振幅を減衰するためのディエンファシス
    利得手段とを具備したことを特徴とする請求項34に記
    載のビデオ信号処理システム。
  36. 【請求項36】 前記利得制御信号発生手段が、前記高
    周波数輝度帯域成分の絶対値を示す絶対値信号を発生さ
    せるための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記高周波数
    輝度帯域成分の平均エネルギーを示す平均エネルギー信
    号を提供するための低域フィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるディエンファ
    シス利得制御信号を発生させるためのルックアップテー
    ブル手段を具備したことを特徴とする請求項35に記載
    のビデオ信号処理システム。
  37. 【請求項37】 前記ディエンファシス利得手段が、前
    記高周波数帯域成分に前記ディエンファシス利得制御信
    号を乗算するための乗算器手段を具備したことを特徴と
    する請求項35に記載のビデオ信号処理システム。
  38. 【請求項38】 前記ディエンファシス手段が、前記高
    周波数輝度帯域成分の絶対値を示す絶対値信号を発生す
    るための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記高周波数
    輝度帯域成分の平均エネルギーを示す平均エネルギー信
    号を提供するための低域フィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるディエンファ
    シス利得制御信号を発生するためのルックアップテーブ
    ル手段と、 前記高周波数輝度帯域成分に前記ディエンファシス利得
    制御信号を乗算するための乗算器手段とを具備したこと
    を特徴とする請求項34に記載のビデオ信号処理システ
    ム。
  39. 【請求項39】 前記ディエンファシス手段によって実
    行された前記高周波数輝度帯域成分のディエンファシス
    の量が、前記高周波数輝度帯域成分の振幅に比例して変
    わることを特徴とする請求項34に記載のビデオ信号処
    理システム。
  40. 【請求項40】 前記ディエンファシス手段によって実
    行された前記高周波数輝度帯域成分のディエンファシス
    の量が、前記高周波数輝度帯域成分の平均エネルギーに
    関連されて、単調増加して変わることを特徴とする請求
    項34に記載のビデオ信号処理システム。
  41. 【請求項41】 前記色/動き混合手段が、前記複合色
    /動き信号を発生させるために前記動き信号を前記色信
    号成分の空の部分に加えたことを特徴とする請求項34
    に記載のビデオ信号処理システム。
  42. 【請求項42】 前記色/動き混合手段によって前記動
    き信号と混合された色信号成分が、カラーアンダー色信
    号であることを特徴とする請求項34に記載のビデオ信
    号処理システム。
  43. 【請求項43】 前記フォールドされた制限帯域輝度信
    号を記録媒体に記録するための輝度信号記録手段と、 前記色/動き信号を前記記録媒体に記録するための色信
    号記録手段とを更に具備したことを特徴とする請求項3
    4に記載のビデオ信号処理システム。
  44. 【請求項44】 前記記録媒体が、ビデオカセット内の
    磁気テープであることを特徴とする請求項43に記載の
    ビデオ信号処理システム。
  45. 【請求項45】 前記色/動き混合手段が、所定の時点
    で変調された色信号成分が前記色信号搬送波の一部分の
    みを占有し、前記色信号搬送波の他の部分は変調された
    色信号成分のない空の部分になるよう変調された色信号
    成分を提供するため前記色信号成分を色搬送波に変調す
    る色信号変調手段と、 前記所定の時点で変調された動き信号が、前記変調され
    た色信号成分によって占有されなかった前記色信号搬送
    波の前記空の部分に該当する動き信号搬送波の一部分の
    みを占有するように変調された動き信号を提供するため
    前記動き信号を動き信号搬送波として変調する動き信号
    変調手段と、 前記変調された色信号成分と前記変調された動き信号成
    分を加算して前記複合色/動き信号を提供することによ
    って、前記色/動き信号で前記変調された動き信号成分
    が常に前記変調された色信号成分と180°の位相差を
    所持するようにする加算器手段とを具備したことを特徴
    とする請求項34に記載のビデオ信号処理システム。
  46. 【請求項46】 制限帯域フォールドされたビデオ輝度
    信号を広帯域アンフォールドされたビデオ輝度信号とし
    て変換するためのビデオ信号処理システムにおいて、 制限帯域幅に制限された帯域幅を有する低周波数輝度帯
    域および前記低周波数輝度帯域成分のスペクトルにフォ
    ールドされた高周波数輝度帯域成分を包含する制限帯域
    アンフォールドビデオ輝度信号をアンフォールディング
    して、前記制限帯域幅より大きな帯域幅をもっており、
    前記制限帯域ビデオ輝度信号の低周波数輝度帯域成分お
    よび前記制限帯域ビデオ輝度信号からアンフォールドさ
    れた高周波数輝度帯域成分を有するアンフォールドされ
    た基底帯輝度信号を提供し、前記アンフォールドされた
    輝度高周波数帯域成分のマグニチュードによる量の程度
    前記アンフォールドされた輝度高周波数帯域成分の振
    幅をエンファシスするためのデコーダ手段を具備したこ
    とを特徴とするビデオ信号処理システム。
  47. 【請求項47】 前記高周波数輝度帯域成分のエンファ
    シスの量が、前記高周波数輝度帯域成分の振幅に比例し
    て変わることを特徴とする請求項46に記載のビデオ信
    号処理システム。
  48. 【請求項48】 前記高周波数輝度帯域成分のエンファ
    シスの量が、前記高周波数輝度帯域成分の平均エネルギ
    ーに関連されて単調増加して変わることを特徴とする請
    求項46に記載のビデオ信号処理システム。
  49. 【請求項49】 前記デコーダ手段が、前記制限帯域ビ
    デオ輝度信号をアンフォールディングして前記アンフォ
    ールドされた基底帯輝度信号を提供するためのアンフォ
    ールディング手段と、 前記アンフォールドされた高周波数輝度帯域成分を前記
    アンフォールドされた高周波数輝度帯域成分の振幅によ
    る量の程度でエンファシスするためのエンファシス手段
    とを具備したことを特徴とする請求項46に記載のビデ
    オ信号処理システム。
  50. 【請求項50】 前記高周波数輝度帯域成分に依存して
    前記エンファシス手段によって実行されたエンファシス
    の量が、前記高周波数輝度帯域成分の振幅に比例して変
    わることを特徴とする請求項49に記載のビデオ信号処
    理システム。
  51. 【請求項51】 前記高周波数輝度帯域成分に依存して
    前記エンファシス手段によって実行されたエンファシス
    の量が、前記高周波数輝度帯域成分の平均エネルギーに
    関連されて単調減少して変わることを特徴とする請求項
    49に記載のビデオ信号処理システム。
  52. 【請求項52】 前記エンファシス手段が、前記アンフ
    ォールドされた高周波数輝度帯域成分の平均エネルギー
    に関連されて単調増加して変わるエンファシス利得制御
    信号を発生させるための利得制御信号発生手段と、 前記エンファシス利得制御信号により前記アンフォール
    ドされた高周波数輝度帯域成分の振幅をブースティング
    するためのエンファシス利得手段とを具備したことを特
    徴とする請求項49に記載のビデオ信号処理システム。
  53. 【請求項53】 前記利得制御信号発生手段が、前記ア
    ンフォールドされた高周波数輝度帯域成分の絶対値を示
    す絶対値信号を発生させるための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記アンフォ
    ールドされた高周波数輝度帯域成分の平均エネルギーを
    示す平均エネルギー信号を提供するための低域フィルタ
    手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるエンファシス
    利得制御信号を発生するためのルックアップテーブル手
    段とを具備したことを特徴とする請求項52に記載のビ
    デオ信号処理システム。
  54. 【請求項54】 前記エンファシス利得手段が、前記ア
    ンフォールドされた高周波数輝度帯域成分に前記エンフ
    ァシス利得制御信号を乗算するための乗算器手段を具備
    したことを特徴とする請求項52に記載のビデオ信号処
    理システム。
  55. 【請求項55】 前記エンファシス手段が、前記アンフ
    ォールドされた高周波数輝度帯域成分の絶対値を示す絶
    対値信号を発生させるための絶対値手段と、前記絶対値
    信号を低域フィルタリングして前記アンフォールドされ
    た高周波数輝度帯域成分の平均エネルギーを示す平均エ
    ネルギー信号を提供するための低域フィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるエンファシス
    利得制御信号を発生するめのルックアップテーブル手段
    と、 前記アンフォールドされた高周波数輝度帯域成分に前記
    エンファシス利得制御信号を乗算するための乗算器手段
    とを具備したことを特徴とする請求項49に記載のビデ
    オ信号処理システム。
  56. 【請求項56】 ビデオ信号処理システムにおいて、 制限帯域幅に制限された帯域幅を有する低周波数輝度帯
    域成分および前記低周波数輝度帯域成分のスペクトルに
    フォールドされた高周波数輝度帯域成分を包含する制限
    帯域フォールドビデオ輝度信号をアンフォールディング
    して、前記制限帯域幅より大きな帯域幅をもっており、
    前記フォールドビデオ輝度信号の前記低周波数輝度帯域
    成分および前記フォールドビデオ輝度信号からアンフォ
    ールドされた前記高周波数輝度帯域成分を包含するアン
    フォールドされた基底帯輝度信号を提供するためのアン
    フォールディング手段と、 前記アンフォールドされた基底帯輝度信号を空間的にフ
    ィルタリングして空間的にフィルタされた基底帯輝度信
    号を発生するための空間フィルタ手段と、 前記アンフォールドされた基底帯輝度信号を時間的にフ
    ィルタリングして時間的にフィルタされた基底帯輝度信
    号を発生するための時間フィルタ手段と、 ビデオ映像内の画像の動きの程度を示す動き信号と混合
    されたビデオ色信号成分を包含する複合色/動き信号を
    分離して分離された色信号および分離された動き信号を
    提供するための色/動き分離手段と、 前記動き信号に対応して、時/空間的にフィルタされた
    基底帯輝度信号として出力される前記空間的にフィルタ
    された基底帯輝度信号および前記時間的にフィルタされ
    た基底帯輝度信号の各部分を変化させるための動き適応
    手段と、 前記時/空間的にフィルタされた基底帯輝度信号を受
    け、前記制限帯域幅に制限される帯域幅を有する時/空
    間的にフィルタされた低周波数輝度帯域成分と、時/空
    間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分を発生させ
    るための帯域フィルタ手段と、 前記時/空間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分
    のマグニチュードにより前記時/空間的にフィルタされ
    た高周波数輝度帯域成分の振幅をエンファシスして、エ
    ンファシスされた時/空間的にフィルタされた高周波数
    輝度帯域成分を提供するためのエンファシス手段と、 前記エンファシスされた時/空間的にフィルタされた高
    周波数輝度帯域成分と前記時/空間的にフィルタされた
    低周波数輝度帯域成分を連続的に混合して広帯域輝度信
    号を提供するための混合手段とを具備したことを特徴と
    するビデオ信号処理システム。
  57. 【請求項57】 前記エンファシス手段が、前記時/空
    間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分の振幅に比
    例して増加する量の程度で前記時/空間的にフィルタさ
    れた高周波数輝度帯域成分の振幅をエンファシスさせる
    ことを特徴とする請求項56に記載のビデオ信号処理シ
    ステム。
  58. 【請求項58】 前記エンファシス手段が、前記時/空
    間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分の平均エネ
    ルギーに関連されて単調増加して変わる量の程度で前記
    時/空間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分の振
    幅をエンファシスさせることを特徴とする請求項56に
    記載のビデオ信号処理システム。
  59. 【請求項59】 前記色信号成分が、カラーアンダー色
    信号であることを特徴とする請求項56に記載のビデオ
    信号処理システム。
  60. 【請求項60】 前記エンファシス手段が、前記時/空
    間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分の平均エネ
    ルギーに関連されて単調増加して変わるエンファシス利
    得制御信号を発生させるための利得制御信号発生手段
    と、 前記エンファシス利得制御信号により前記時/空間的に
    フィルタされた高周波数輝度帯域成分の振幅をブーステ
    ィングさせるためのエンファシス利得手段とを具備した
    ことを特徴とする請求項56に記載のビデオ信号処理シ
    ステム。
  61. 【請求項61】 前記利得制御信号発生手段が、前記時
    /空間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分の絶対
    値を示す絶対値信号を発生させるための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記時/空間
    的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分の平均エネル
    ギーを示す平均エネルギー信号を提供するための低域フ
    ィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるエンファシス
    利得制御信号を発生するためのルックアップテーブル手
    段とを具備したことを特徴とする請求項60に記載のビ
    デオ信号処理システム。
  62. 【請求項62】 前記エンファシス利得手段が、前記時
    /空間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分に前記
    エンファシス利得制御信号を乗算するための乗算器手段
    を具備したことを特徴とする請求項60に記載のビデオ
    信号処理システム。
  63. 【請求項63】 前記エンファシス手段が、前記時/空
    間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分の絶対値を
    示す絶対値信号を発生させるための絶対値手段と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記時/空間
    的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分の平均エネル
    ギーを示す平均エネルギー信号を提供するための低域フ
    ィルタ手段と、 前記平均エネルギー信号により値が変わるエンファシス
    利得制御信号を発生するためのルックアップテーブル手
    段と、 前記時/空間的にフィルタされた高周波数輝度帯域成分
    に前記エンファシス利得制御信号を乗算するための乗算
    器手段とを具備したことを特徴とする請求項56に記載
    のビデオ信号処理システム。
  64. 【請求項64】 記録媒体から前記フォールドされたビ
    デオ輝度信号を再生するための輝度信号再生手段と、 前記記録媒体から前記色/動き信号を再生するための色
    信号再生手段とを具備したことを特徴とする請求項56
    に記載のビデオ信号処理システム。
  65. 【請求項65】 前記記録媒体が、ビデオカセット内の
    磁気テープであることを特徴とする請求項64に記載の
    ビデオ信号処理システム。
  66. 【請求項66】 ビデオ信号処理システムにおいて、 低輝度周波数および高輝度周波数を有する入力広帯域輝
    度信号を少なくとも包含する入力ビデオ信号をエンコー
    ディングして、制限帯域幅に制限された帯域幅を有する
    低周波数輝度帯域成分、および前記入力広帯域輝度信号
    でマグニチュードにディエンファシスされ前記低周波数
    輝度帯域成分の帯域幅にフォールドされ、前記のディエ
    ンファシスの量が前記入力広帯域輝度信号で前記マグニ
    チュードに依存して変わる高周波数輝度帯域成分を有す
    るエンコードされた制限帯域輝度信号を少なくとも包含
    する制限帯域ビデオ信号を発生させるためのエンコーダ
    手段と、 前記制限帯域ビデオ信号をデコーディングして、前記制
    限帯域信号からアンフォールドされた前記高周波数輝度
    帯域成分とともに前記低周波数輝度帯域成分をもってお
    り、前記制限帯域幅より大きな帯域幅を有するデコード
    された広帯域輝度信号を少なくとも包含する出力ビデオ
    信号を発生し、前記アンフォールドされた高周波数輝度
    帯域成分のマグニチュードを前記エンコーダ手段によっ
    て前記アンフォールドされた高周波数輝度帯域成分の前
    記ディエンファシスの量に該当する量でリエンファシス
    して、前記入力広帯域輝度信号で前記高周波数輝度帯域
    成分を前記マグニチュードに復元するためのデコーダ手
    段とを具備したことを特徴とするビデオ信号処理システ
    ム。
  67. 【請求項67】 前記エンコーダ手段によって実行され
    た前記高周波数輝度帯域成分の前記ディエンファシスの
    量と前記デコーダ手段によって実行された前記高周波数
    輝度帯域成分の前記リエンファシスの量が、各々のマグ
    ニチュードに比例して変わることを特徴とする請求項6
    6に記載のビデオ信号処理システム。
  68. 【請求項68】 前記エンコーダ手段によって実行され
    た前記高周波数輝度帯域成分の前記ディエンファシスの
    量が、前記高周波数輝度帯域成分の平均エネルギーに関
    連して単調増加し、前記デコーダ手段によって実行され
    た前記アンフォールドされた高周波数輝度帯域成分の前
    記リエンファシスの量が、前記アンフォールドされた高
    周波数輝度帯域成分の平均エネルギーと関連されて単調
    減少して変わることを特徴とする請求項66に記載のビ
    デオ信号処理システム。
  69. 【請求項69】 補助信号と、ビデオ画像の色情報を伝
    達し、所定の点で、ビデオ色信号が変調される色搬送
    波の高々二つの対向する象限を占有するビデオ色信号を
    混合して、複合色/補助信号を提供するためのビデオ信
    号処理システムにおいて、前記補助信号はビデオ画像内の画像の動きの程度を示す
    動き信号であり、 前記ビデオ色信号および前記補助信号を受けて、如何な
    る時でも、変調された補助信号が、上記の時点で前記ビ
    デオ色信号によって占有された前記色搬送波の前記対向
    する象限に対して相補的な前記補助搬送波の対向する象
    限のみを占有するように前記補助信号を補助搬送波とし
    て変調し、前記複合色/補助信号を提供することによっ
    て前記変調された補助信号が前記変調された色信号と常
    に180°の位相差をもつように前記変調された補助信
    号を前記ビデオ色信号に混合する混合手段を具備したこ
    とを特徴とするビデオ信号処理システム。
  70. 【請求項70】 前記ビデオ色信号が、カラーアンダー
    色信号であることを特徴とする請求項69に記載のビデ
    オ信号処理システム。
  71. 【請求項71】 前記色搬送波が、約629KHzの周
    波数を有する4−相の搬送波であり、前記ビデオ色信号
    が、前記色搬送波に直角振幅変調されることを特徴とす
    る請求項69に記載のビデオ信号処理システム。
  72. 【請求項72】 前記補助搬送波が、約629KHzの
    周波数を有する4−相の搬送波であり、前記補助信号
    が、前記補助搬送波に振幅変調されることを特徴とする
    請求項69に記載のビデオ信号処理システム。
  73. 【請求項73】 前記補助搬送波が、約250KHzの
    周波数を有する4−相の搬送波であり、前記補助信号
    が、前記補助搬送波に振幅変調されることを特徴とする
    請求項69に記載のビデオ信号処理システム。
  74. 【請求項74】 前記色搬送波が、交番ビデオフィール
    ドで同一位相で90°移動されることを特徴とする請求
    項69に記載のビデオ信号処理システム。
  75. 【請求項75】 前記色搬送波および前記補助搬送波
    が、交番ビデオフィールドで相補的方法で同一位相で9
    0°移動されることを特徴とする請求項69に記載のビ
    デオ信号処理システム。
  76. 【請求項76】 前記ビデオ色信号が前記色搬送波の第
    1および第3象限を占有するとき前記補助信号が前記補
    助搬送波の第2および第4象限を占有し、前記ビデオ色
    信号が前記色搬送波の第2および第4象限を占有すると
    き前記補助信号が前記補助搬送波の第1および第3象限
    を占有したことを特徴とする請求項69に記載のビデオ
    信号処理システム。
  77. 【請求項77】 前記色搬送波と前記補助搬送波が、同
    一なものであることを特徴とする請求項69に記載のビ
    デオ信号処理システム。
  78. 【請求項78】 前記混合手段が、前記ビデオ色信号を
    前記色搬送波に変調させるための色信号変調手段と、 前記補助信号を前記補助搬送波に変調させるための補助
    信号変調手段と、 前記変調されたビデオ色信号と前記補助信号を加算する
    ための手段とを具備したことを特徴とする請求項69に
    記載のビデオ信号処理システム。
  79. 【請求項79】 前記色信号変調手段が、高周波数搬送
    波として変調された色成分信号をもっと低い搬送波周波
    数として変換するための下向変換ミキサーであることを
    特徴とする請求項7に記載のビデオ信号処理システ
    ム。
  80. 【請求項80】 前記色信号変調手段および前記補助信
    号変調手段が4−相の変調器であることを特徴とする請
    求項7に記載のビデオ信号処理システム。
  81. 【請求項81】 前記ビデオ色信号が、約3.58MH
    zの周波数を有する色副搬送波に変調されたNTSCの
    色成分であり、前記色信号変調手段が、前記ビデオ色信
    号搬送波周波数を約629KHzに下向変換するための
    約4.21MHzの搬送波周波数を有する4−相の変調
    器であることを特徴とする請求項7に記載のビデオ信
    号処理システム。
  82. 【請求項82】 前記補助信号変調手段が、約250K
    Hzの搬送波周波数を有する4−相の変調器であること
    を特徴とする請求項7に記載のビデオ信号処理システ
    ム。
  83. 【請求項83】 補助信号が複合色/補助信号の相互構
    成成分としてビデオ色信号と混合された前記複合色/補
    助信号から、前記ビデオ色信号が変調される色搬送波の
    中の高々二つの夫々対向する象限を所定の時点で占有す
    るビデオ画像の色情報を搬送する前記ビデオ色信号と、
    前記ビデオ色信号によって前記時点で占有された前記色
    搬送波の前記対向する象限に対し相補的な補助搬送波の
    対向する象限だけを占有するよう補助搬送波に変調され
    た前記補助信号とを分離する、ビデオ信号処理システム
    であって、前記補助信号はビデオ映像内の画像の動きの程度を示す
    動き信号であり、 前記複合色/補助信号を受けて、前記時点で前記ビデオ
    色信号によって占有された前記色搬送波の各々の対向す
    る象限から前記ビデオ色信号を選択し、また前記時点で
    前記補助信号によって占有された前記補助搬送波の補完
    的な各々の対向する象限から前記補助信号を選択するた
    めの分離手段を具備したことを特徴とするビデオ信号処
    理システム。
  84. 【請求項84】 前記ビデオ色信号が、カラーアンダー
    色成分信号であることを特徴とする請求項8に記載の
    ビデオ信号処理システム。
  85. 【請求項85】 前記色搬送波が約629MHzの周波
    数を有する4−相の搬送波であり、前記ビデオ色信号が
    前記色搬送波に直角振幅変調されることを特徴とする請
    求項8に記載のビデオ信号処理システム。
  86. 【請求項86】 前記補助搬送波が約629KHzの周
    波数を有する4−相の搬送波であり、前記補助信号が前
    記補助搬送波に振幅変調されることを特徴とする請求項
    に記載のビデオ信号処理システム。
  87. 【請求項87】 前記補助搬送波が約250KHzの周
    波数を有する4−相の搬送波であり、前記補助信号が前
    記補助搬送波に振幅変調されることを特徴とする請求項
    に記載のビデオ信号処理システム。
  88. 【請求項88】 前記色搬送波が、交番ビデオフィール
    ドで同一位相で90°移動させることを特徴とする請求
    項8に記載のビデオ信号処理システム。
  89. 【請求項89】 前記色搬送波および前記補助搬送波
    が、交番ビデオフィールドで相補的方法で同一位相で9
    0°移動されることを特徴とする請求項8に記載のビ
    デオ信号処理システム。
  90. 【請求項90】 前記ビデオ色信号が前記色搬送波の第
    1および第3象限を占有するとき前記補助信号が前記補
    助搬送波の第2および第4象限を占有し、前記ビデオ色
    信号が前記色搬送波の第2および第4象限を占有すると
    き前記補助信号が前記補助搬送波の第1および第3象限
    を占有したことを特徴とする請求項8に記載のビデオ
    信号処理システム。
  91. 【請求項91】 前記色搬送波と前記補助搬送波が同一
    なものであることを特徴とする請求項8に記載のビデ
    オ信号処理システム。
  92. 【請求項92】 前記分離手段が、前記複合色/補助信
    号を受けて、前記複合色/補助信号の各々の一対の対向
    する象限を占有する信号は通過させ前記複合色/補助信
    号の対角方向に対向する象限を占有する信号は遮断させ
    るための象限選択フィルタ手段と、 前記複合色/補助信号を前記象限選択フィルタ手段によ
    って通過された出力信号と差分する差分手段と、 ビデオフィールドレートで前記象限選択フィルタ手段に
    よって通過された出力信号と前記差分手段の差分出力信
    号との間の一対の出力信号をスイッチングするためのマ
    ルチプレキシング手段とを具備したことを特徴とする請
    求項8に記載のビデオ信号処理システム。
  93. 【請求項93】 広帯域ビデオ信号を制限帯域ビデオ信
    号に処理するための方法において、 基底帯ビデオ輝度信号及び色信号を少なくとも包含する
    広帯域ビデオ信号を受けて、画像の動きの程度を示す動
    き信号、制限帯域幅に制限された帯域幅を有する低周波
    数輝度成分、および高周波数輝度成分を発生させ、前記
    色信号を分離する第1段階と、 前記高周波数輝度成分をディエンファシスするために前
    記高周波数輝度成分の振幅を前記高周波数輝度成分の振
    幅により変わる量の程度で減少させる第2段階と、 フォールドされた高周波数輝度成分を提供するために前
    記高周波数輝度成分の周波数スペクトルを前記低周波数
    輝度成分の周波数スペクトルに移動させる第3段階と、 前記制限帯域幅に制限された帯域幅を有するフォールド
    されたビデオ輝度信号を提供するために前記フォールド
    された高周波数輝度成分を前記低周波数輝度成分に加算
    し、前記色信号と前記動き信号を混合する第4段階とか
    ら構成されることを特徴とするビデオ信号処理方法。
  94. 【請求項94】 前記高周波数輝度成分のディエンファ
    シスの量が、前記高周波数輝度成分の振幅に比例して変
    わることを特徴とする請求項9に記載のビデオ信号処
    理方法。
  95. 【請求項95】 前記高周波数輝度成分のディエンファ
    シスの量が、前記高周波数輝度成分の平均エネルギーに
    関連されて単調増加して変わることを特徴とする請求項
    に記載のビデオ信号処理方法。
  96. 【請求項96】 前記高周波数輝度成分をディエンファ
    シスする段階が、前記高周波数輝度成分の絶対値を示す
    絶対値信号を発生させる第1段階と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記高周波数
    成分の平均エネルギーを示す平均エネルギー信号を提供
    する第2段階と、 前記平均エネルギー信号に関連されて単調減少して変わ
    るディエンファシス利得制御信号を発生する第3段階
    と、 前記高周波数輝度帯域成分に前記エンファシス利得制御
    信号を乗算する第4段階とから構成されることを特徴と
    する請求項9に記載のビデオ信号処理方法。
  97. 【請求項97】 広帯域ビデオ輝度信号を制限帯域ビデ
    オ輝度信号として処理する方法において、 広帯域ビデオ輝度信号成分及び色信号成分を含む入力ビ
    デオ信号を受けて、画像の動きの程度を示す動き信号、
    制限帯域幅に制限された帯域幅を有する低周波数輝度成
    分、および前記制限帯域幅を超過しない帯域幅を有する
    高周波数輝度成分を発生し、前記色信号成分を分離する
    第1段階と、 前記高周波数輝度成分をディエンファシスするために前
    記高周波数輝度成分の振幅を前記高周波数輝度成分の振
    幅により変わる量の程度で減少させる第2段階と、 フォールドされた高周波数輝度成分を提供するために前
    記高周波数輝度成分を前記低周波数輝度成分の周波数ス
    ペクトルに移動させる第3段階と、 前記制限帯域幅に制限された帯域幅を有するフォールド
    されたビデオ輝度信号を提供し前記フォールドされた高
    周波数輝度成分を前記低周波数輝度成分に加算し、前記
    色信号成分と前記動き信号を混合する第4段階とから構
    成されることを特徴とするビデオ信号処理方法。
  98. 【請求項98】 前記高周波数輝度成分のディエンファ
    シスの量が、前記高周波数輝度成分の振幅に比例して変
    わることを特徴とする請求項9に記載のビデオ信号処
    理方法。
  99. 【請求項99】 前記高周波数輝度成分のディエンファ
    シスの量が、前記高周波数輝度成分の平均エネルギーに
    関連されて単調増加して変わることを特徴とする請求項
    に記載のビデオ信号処理方法。
  100. 【請求項100】 前記高周波数輝度成分をディエンフ
    ァシスする段階が、前記高周波数輝度成分の絶対値を示
    す絶対値信号を発生させる第1段階と、 前記絶対値信号を低域フィルタリングして前記高周波数
    成分の平均エネルギーを示す平均エネルギー信号を提供
    する第2段階と、 前記平均エネルギー信号に関連されて単調減少して変わ
    るディエンファシス利得制御信号を発生する第3段階
    と、 前記高周波数輝度帯域成分に前記ディエンファシス利得
    制御信号を乗算する第4段階とから構成されることを特
    徴とする請求項9に記載のビデオ信号処理方法。
  101. 【請求項101】 制限帯域ビデオ輝度信号を広帯域基
    底帯ビデオ輝度信号として変換するための方法におい
    て、 制限帯域幅に制限された帯域幅を有する低周波数輝度成
    分および前記低周波数輝度成分の周波数スペクトルにフ
    ォールドされ、元の振幅に関連されて振幅がディエンフ
    ァシスされる高周波数輝度成分を有する制限帯域ビデオ
    輝度信号成分と色信号成分を含む入力ビデオ信号を受信
    する第1段階と、 前記入力信号から画像の動きを示す動き信号を発生さ
    せ、前記色信号成分を分離する第2段階と、 フォールドされた形態の前記制限帯域ビデオ輝度信号の
    前記高周波数輝度成分とともに前記制限帯域ビデオ輝度
    信号の前記低周波数輝度成分を有するアンフォールドさ
    れた基底帯輝度信号を提供するために、前記制限帯域ビ
    デオ輝度信号をアンフォールディングして前記アンフォ
    ールドされた基底帯輝度信号の帯域幅が前記制限帯域幅
    より大きくなる第3段階と、 前記アンフォールドされた高周波数輝度成分の振幅によ
    り変わる量の程度で前記アンフォールドされた高周波数
    輝度成分の振幅を増加させ、前記低周波数輝度成分およ
    び前記アンフォールドされた高周波数輝度成分を有する
    広帯域基底帯ビデオ輝度信号を提供し、これによって前
    記アンフォールドされた高周波数輝度成分の振幅がエン
    ファシスされ、前記色信号と前記動き信号が混合される
    第4段階とから構成されることを特徴とするビデオ信号
    処理方法。
  102. 【請求項102】 前記アンフォールドされた高周波数
    輝度成分のエンファシスの量が、前記アンフォールドさ
    れた高周波数輝度成分の振幅に比例して変わることを特
    徴とする請求項10に記載のビデオ信号処理方法。
  103. 【請求項103】 前記アンフォールドされた高周波数
    輝度成分の振幅が、前記アンフォールドされた高周波数
    輝度成分の平均エネルギーと関連されて単調増加して変
    わる量の程度で増加されることを特徴とする請求項10
    に記載のビデオ信号処理方法。
  104. 【請求項104】 全帯域ビデオ輝度信号を制限帯域幅
    内で前記全帯域輝度信号の輝度情報を保有する制限帯域
    ビデオ輝度信号に変換し、前記制限帯域ビデオ輝度信号
    を前記全帯域ビデオ輝度信号に該当する広帯域基底帯輝
    度信号として再変換するための方法において、 前記全帯域ビデオ輝度信号成分と色信号成分を含む入力
    ビデオ信号を受けて、画像の動きを表す動き信号、制限
    帯域幅に制限された帯域幅を有する低周波数輝度成分お
    よび前記制限帯域幅を超過しない帯域幅を有する高周波
    数輝度成分を発生させ、前記色信号成分を分離する第1
    段階と、 前記高周波数輝度成分の振幅によって決定される量の程
    度で前記高周波数輝度成分の振幅を減少させる第2段階
    と、 前記高周波数輝度成分を前記低周波数輝度成分の周波数
    スペクトルに移動させて、フォールドされた高周波数輝
    度成分を発生させる第3段階と、 前記フォールドされた高周波数輝度成分を前記低周波数
    輝度成分に加算して制限帯域ビデオ輝度信号を発生させ
    る第4段階と、 前記制限帯域ビデオ輝度信号をアンフォールディングし
    て、アンフォールドされた形態の前記制限帯域ビデオ輝
    度信号の前記低周波数輝度成分および前記制限帯域ビデ
    オ輝度信号の前記フォールドされた高周波数輝度成分を
    有するアンフォールドされた基底帯輝度信号を発生する
    第5段階と、 前記アンフォールドされた高周波数輝度成分の振幅を前
    記アンフォールドされた高周波数輝度成分の振幅によっ
    て決定されて変わる量の程度で増加させて、前記低周波
    数輝度成分および前記アンフォールドされた高周波数輝
    度成分を有する広帯域基底帯ビデオ信号を提供し、これ
    によって前記アンフォールドされた高周波数輝度成分の
    振幅がエンファシスされ、前記色信号と前記動き信号を
    混合する第6段階とから構成されることを特徴とするビ
    デオ信号変換方法。
  105. 【請求項105】 前記高周波数輝度成分のディエンフ
    ァシスの量および前記アンフォールドされた高周波数輝
    度成分のエンファシスの量が、各々の振幅に比例して変
    わることを特徴とする請求項10に記載のビデオ信号
    変換方法。
  106. 【請求項106】 前記高周波数輝度成分のディエンフ
    ァシスの量が、前記高周波数輝度成分の平均エネルギー
    と関連されて単調増加し、前記アンフォールドされた高
    周波数輝度成分のエンファシスの量が、前記アンフォー
    ルドされた高周波数輝度成分の平均エネルギーに関連さ
    れて単調減少して変わることを特徴とする請求項10
    に記載のビデオ信号変換方法。
  107. 【請求項107】 狭帯域ビデオ媒体への移動が可能な
    制限帯域ビデオ信号の生成方法において、 前記制限帯域ビデオ信号は、元の広帯域輝度信号の輝度
    情報を搬送する制限帯域輝度信号成分により形成し、 前記制限帯域輝度信号成分は、前記元の広帯域輝度信号
    の低周波数帯域に該当し、前記狭帯域に制限された帯域
    幅を有する低周波数輝度帯域成分と、 前記元の広帯域輝度信号の高周波数帯域に該当し、前記
    低周波数輝度帯域成分の周波数スペクトルにフォールド
    され、前記元の広帯域輝度信号の前記高周波数帯域に対
    して振幅がディエンファシスされた高周波数輝度帯域成
    分を最小限具備する制限帯域ビデオ信号の生成方法。
  108. 【請求項108】 前記高周波数輝度帯域成分のディエ
    ンファシスの量が、前記元の広帯域輝度信号の前記高周
    波数帯域の振幅に比例して変わることを特徴とする請求
    項10に記載の制限帯域ビデオ信号の生成方法。
  109. 【請求項109】 前記高周波数輝度帯域成分のディエ
    ンファシスの量が、前記元の広帯域輝度信号の前記高周
    波数帯域の平均エネルギーに関連されて単調増加して変
    わることを特徴とする請求項10に記載の制限帯域ビ
    デオ信号の生成方法。
  110. 【請求項110】 前記元の広帯域輝度信号で画像の動
    きの程度を示す情報を運搬する動き信号成分を更に具備
    したことを特徴とする請求項10に記載の制限帯域ビ
    デオ信号の生成方法。
  111. 【請求項111】 前記色情報を運搬する色信号成分を
    更に具備したことを特徴とする請求項10に記載の制
    限帯域ビデオ信号の生成方法。
  112. 【請求項112】 狭帯域ビデオ媒体への移動が可能な
    制限帯域ビデオ信号の生成方法において、 前記制限帯域ビデオ信号は、元の広帯域ビデオ信号の輝
    度情報を運搬する制限帯域輝度信号成分により形成し、 前記制限帯域輝度信号成分は、前記元の広帯域ビデオ信
    号の低周波数輝度帯域に該当し、前記狭帯域に制限され
    た帯域幅を有する低周波数輝度帯域成分と、 前記元の広帯域ビデオ信号の高周波数輝度帯域に該当
    し、前記低周波数輝度帯域成分の周波数スペクトルにフ
    ォールドされ、前記元の広帯域ビデオ信号の前記高周波
    数輝度帯域に対して振幅がディエンファシスされる高周
    波数輝度帯域成分と、 前記元の広帯域ビデオ信号の色情報を運搬する色信号成
    分と、 前記元の広帯域ビデオ信号で画像の動きの程度を示す情
    報を搬送する動き信号成分を最小限具備する制限帯域ビ
    デオ信号の生成方法。
  113. 【請求項113】 前記高周波数輝度帯域成分のディエ
    ンファシスの量が、前記元の広帯域ビデオ信号の前記高
    周波数帯域の振幅に比例して変わることを特徴とする
    求項112に記載の制限帯域ビデオ信号の生成方法。
  114. 【請求項114】 前記高周波数輝度帯域成分のディエ
    ンファシスの量が、前記元の広帯域ビデオ信号の前記高
    周波数帯域の平均エネルギーに関連されて単調増加して
    変わることを特徴とする請求項11に記載の制限帯域
    ビデオ信号の生成方法。
  115. 【請求項115】 前記色信号成分が、カラーアンダー
    色信号であることを特徴とする請求項11に記載の制
    限帯域ビデオ信号の生成方法。
  116. 【請求項116】 前記色信号成分および前記動き信号
    成分が混合されて複合色/動き信号になることを特徴と
    する請求項11に記載の制限帯域ビデオ信号の生成方
    法。
  117. 【請求項117】 前記色信号成分が直交振幅変調され
    たカラーアンダー色信号であり、前記動き信号成分が、
    所定の時点で前記色信号成分によって占有された象限に
    相補的な前記カラーアンダー輝度信号の象限に搬送され
    ることを特徴とする請求項11に記載の制限帯域ビデ
    オ信号の生成方法。
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