JPH0734461Y2 - 鉄塔用識別札取付装置 - Google Patents

鉄塔用識別札取付装置

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JPH0734461Y2
JPH0734461Y2 JP4671593U JP4671593U JPH0734461Y2 JP H0734461 Y2 JPH0734461 Y2 JP H0734461Y2 JP 4671593 U JP4671593 U JP 4671593U JP 4671593 U JP4671593 U JP 4671593U JP H0734461 Y2 JPH0734461 Y2 JP H0734461Y2
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JP
Japan
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fixed
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JP4671593U
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Inventor
芳夫 大門
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日動電工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、送電用等の鉄塔の頂部
に識別札を取り付けるための鉄塔用識別札取付装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、高圧送電線及びその送電線を支
持する鉄塔の点検は一般にヘリコプター等を使って高所
から行なわれ、異状があれば、鉄塔の頂部に取り付けた
識別札の識別番号を判読して異状箇所を特定するように
なっている。
【0003】上記識別札は、識別番号の判読がし易いよ
うに、できるだけ大きい方がよい。しかし、それが大き
過ぎると、風圧を強く受け、鉄塔が揺れて倒壊の危険性
を助長すると共に、送電線やアース線に過大な張力がか
かって破断される危険性がある。
【0004】そこで、従来、一対の小さな識別札が鉄塔
頂部の前後両面にそれぞれ風圧を避けて取り付けられて
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
識別札が小さいため、それに記載されている識別番号を
判別することが難しい。そこで、ヘリコプター等を鉄塔
にできるだけ接近させて、識別番号を判別しているが、
これでは、そのヘリコプター等が鉄塔や送電線等に接触
する危険性が増大し、災害発生につながる虞れがある。
また、鉄塔の前方または後方のどちらからでも識別番号
を判別できるようにするため、2枚の識別札を用意する
必要があり、部品点数が多くなるという欠点もある。
【0006】本考案は、上記従来の欠点に鑑み、鉄塔頂
部に取り付けた識別札が強大な風圧を受けたときにその
風圧荷重を回避できるようにした鉄塔用識別札取付装置
を提供することを目的している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の考案は、送電用等の鉄塔の頂部に識
別札を取り付けるための鉄塔用識別札取付装置であっ
て、鉄塔頂部の両側面に固定される一対の側面側固定杆
と、該両側面側固定杆の先端部間に架設される正面側固
定杆と、該正面側固定杆に所定間隔をおいて立設された
一対の支持杆とを備え、該両支持杆に前記識別札の両側
縁部が取り付けられ、各支持杆の識別札取付位置より下
方の所定箇所が折り曲げ可能に形成されていることを特
徴としている。
【0008】請求項2記載の考案は、前記両側面側固定
杆の鉄塔頂部対向箇所にその長手方向に沿って長孔を貫
設し、その長孔に挿通したボルトにより両側面側固定杆
が鉄塔頂部の両側面にそれぞれ固定され、前記正面側固
定杆の少なくとも一方の側面側固定杆対向箇所にその長
手方向に沿って長孔を貫設し、その長孔に挿通したボル
トにより正面側固定杆と側面側固定杆とが互いに一体連
結されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の考案において、識別札を鉄塔頂
部に取り付ける場合には、両側面側固定杆を鉄塔頂部の
両側面にそれぞれ固定した後、該両側面側固定杆の先端
部間に正面側固定杆を架設し、続いて、該正面側固定杆
に立設した一対の支持杆に識別札の両側縁部を取り付け
るだけでよい。この状態で、識別札に強大な風圧がかか
ると、その風圧により各支持杆に作用する曲げモーメン
トによって、該各支持杆の識別札取付位置より下方の所
定箇所が折り曲げられて、識別札が風向きに沿って傾
き、強大な風圧荷重が識別札にかかるのを回避できる。
従って、上記識別札とし大きなものを用いることがで
き、ヘリコプター等を使って高所から点検する場合に、
識別札に記載されている識別番号を遠くからでも容易に
判別することができ、そのヘリコプター等を鉄塔に接近
させる必要がなく、安全に点検作業を行うことができ
る。また、その前後両面に識別番号を記載した識別札を
鉄塔頂部より上方に突出するように取り付けることによ
り、鉄塔の前方または後方のどちらからでも識別番号を
判別できるようになり、その識別札を1枚用意するだけ
でよいから、従来に比べて部品点数が少なくなり、それ
だけ製作費が安くつく。
【0010】請求項2記載の考案によれば、大きさの異
なる各種の鉄塔頂部に両側面側固定杆及び正面側固定杆
を介して識別札を取り付ける場合において、両側面側固
定杆に貫設した長孔を利用して、その両側面側固定杆と
鉄塔頂部との取付位置の調整を容易に行うことができる
と共に、正面側固定杆に貫設した長孔を利用して、その
正面側固定杆と両側面側固定杆との取付位置の調整を容
易に行うことができるから、上記両側面側固定杆及び正
面側固定杆を1種類用意するだけで、大きさの異なる各
種の鉄塔頂部に識別札を確実に取り付けることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は送電用等の鉄塔1の頂部1aに識別
札2を取り付けるための鉄塔用識別札取付装置を示すも
のであって、鉄塔頂部1aの両側面に固定される一対の
側面側固定杆3,3と、該両側面側固定杆3,3の先端
部間に架設される正面側固定杆4と、該正面側固定杆4
に所定間隔をおいて立設された一対の支持杆5,5とを
備え、該両支持杆5,5に前記識別札2の両側縁部が取
り付けられている。
【0012】側面側固定杆3,3は、断面略L字状のア
ングル材からなり、鉄塔頂部1aと鉄塔骨材1bとを一
体連結するボルト6a及びナット6bからなる固定具
6,6を利用して、鉄塔頂部1aの側面に固定されてい
る。また側面側固定杆3,3の後端部にその長手方向に
沿って長孔7が貫設されると共に、その長孔7に一方の
固定具6のボルト6aが挿通されており、両固定具6,
6間の間隔αが異なる各種の鉄塔頂部1aに対して両側
面側固定杆3,3を確実に固定することができる。
【0013】正面側固定杆4は、断面略L字状のアング
ル材からなり、各側面側固定杆3,3の先端部に一体固
着した端板部3aにボルト8a及びナット8bからなる
連結具8,8により一体連結されている。また、図2に
示すように、正面側固定杆4の一方端部にその長手方向
に沿って長孔9が貫設されると共に、その長孔9に一方
の連結具8のボルト8aが挿通されており、大きさが異
なる各種の鉄塔頂部1aに両側面側固定杆3,3を固定
することにより、その両側面側固定杆3,3間の間隔β
が異なるようになった場合でも、その両側面側固定杆
3,3の先端部に正面側固定杆4を確実に一体連結する
ことができる。なお、正面側固定杆4の他方端部にも長
孔9を形成して、その長孔9に他方の連結具8のボルト
8aを挿通するようにしてもよい。これによって、正面
側固定杆4を両側面側固定杆3,3に一層容易に一体連
結することができる。
【0014】支持杆5,5は、帯板状の板材からなり、
その両支持杆5,5の上端部間及び下部近傍部間に識別
札2の上下縁部を支持するための上下一対の横桟10,
11が固着されると共に、各支持杆5,5の下端部が補
強ブラケット12によって正面側固定杆4に強固に固着
されており、これによって、各支持杆5,5の補強ブラ
ケット取付位置と識別札取付位置との間の断面積が小さ
い部分を折り曲げ部13としている(図3参照)。
【0015】識別札2は、支持杆5,5及び両横桟1
0,11と支持杆5,5の裏面側にボルト・ナット14
により止着された識別札支持枠15とで挟持されており
(図4参照)、その前後両面に所定の識別番号16(図
示の例では「28」)が記載されている。
【0016】なお、識別札2は合成樹脂材で形成され、
それ以外の側面側固定杆3,3、正面側固定杆4、支持
杆5,5等は亜鉛メッキ鋼材により形成されている。
【0017】上記構成において、識別札2を鉄塔頂部1
aに取り付ける場合には、両側面側固定杆3,3を鉄塔
頂部1aの両側面にそれぞれ固定具6により固定した
後、該両側面側固定杆3,3の端板部3a,3aに正面
側固定杆4を連結具8で一体連結し、続いて、該正面側
固定杆4に立設した一対の支持杆5,5とこれにボルト
・ナット14止めした識別札支持枠15とで識別札2を
挟み付けるだけでよい。この状態で、図1にイ及びロで
示すように、識別札2に強大な風圧がかかると、その風
圧により各支持杆5,5に作用する曲げモーメントによ
って、該各支持杆5,5の折り曲げ部13が折り曲げら
れて、図1に仮想線で示すように、識別札2が風向きに
沿って傾き、強大な風圧荷重が識別札2にかかるのを回
避できる。従って、上記識別札2とし大きなものを用い
ることができ、ヘリコプター等を使って高所から点検す
る場合に、識別札2に記載されている識別番号16を遠
くからでも容易に判別することができ、そのヘリコプタ
ー等を鉄塔1に接近させる必要がなく、安全に点検作業
を行うことができる。また、その前後両面に識別番号1
6を記載した識別札2を鉄塔頂部1aより上方に突出す
るように取り付けることにより、鉄塔1の前方または後
方のどちらからでも識別番号16を判別できるようにな
り、その識別札2を1枚用意するだけでよいから、従来
に比べて部品点数が少なくなり、それだけ製作費が安く
つく。なお、風圧によって識別札2が傾斜した場合に
は、折り曲げられた支持杆5,5及び正面側固定杆4を
新しいものと交換すればよい。
【0018】
【考案の効果】請求項1記載の考案によれば、識別札に
強大な風圧がかかると、その識別札を支持する支持杆の
所定箇所が折り曲げられて、識別札が風向きに沿って傾
き、強大な風圧荷重が識別札にかかるのを回避できるか
ら、上記識別札とし大きなものを用いることができる。
従って、ヘリコプター等を使って高所から点検する場合
に、識別札に記載されている識別番号を遠くからでも容
易に判別することができ、そのヘリコプター等を鉄塔に
接近させる必要がなく、安全に点検作業を行うことがで
きる。また、その前後両面に識別番号を記載した識別札
を鉄塔頂部より上方に突出するように取り付けることに
より、鉄塔の前方または後方のどちらからでも識別番号
を判別できるようになり、その識別札を1枚用意するだ
けでよいから、従来に比べて部品点数が少なくなり、そ
れだけ製作費が安くつく。
【0019】請求項2記載の考案によれば、両側面側固
定杆及び正面側固定杆にそれぞれ貫設した長孔を利用し
て、その両側面側固定杆と鉄塔頂部との間の取付位置の
調整及び正面側固定杆と両側面側固定杆との間の取付位
置の調整をそれぞれ容易に行うことができるから、上記
両側面側固定杆及び正面側固定杆を1種類用意するだけ
で、大きさの異なる各種の鉄塔頂部に識別札を確実に取
り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である鉄塔用識別札取付装置
の側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同一部切り欠き平面図である。
【図4】図2のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1 鉄塔 1a 鉄塔頂部 2 識別札 3 側面側固定杆 4 正面側固定杆 5 支持杆 6a ボルト 7 長孔 8a ボルト 9 長孔 13 折り曲げ部 16 識別番号

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電用等の鉄塔の頂部に識別札を取り付
    けるための鉄塔用識別札取付装置であって、鉄塔頂部の
    両側面に固定される一対の側面側固定杆と、該両側面側
    固定杆の先端部間に架設される正面側固定杆と、該正面
    側固定杆に所定間隔をおいて立設された一対の支持杆と
    を備え、該両支持杆に前記識別札の両側縁部が取り付け
    られ、各支持杆の識別札取付位置より下方の所定箇所が
    折り曲げ可能に形成されていることを特徴とする鉄塔用
    識別札取付装置。
  2. 【請求項2】 前記両側面側固定杆の鉄塔頂部対向箇所
    にその長手方向に沿って長孔を貫設し、その長孔に挿通
    したボルトにより両側面側固定杆が鉄塔頂部の両側面に
    それぞれ固定され、前記正面側固定杆の少なくとも一方
    の側面側固定杆対向箇所にその長手方向に沿って長孔を
    貫設し、その長孔に挿通したボルトにより正面側固定杆
    と側面側固定杆とが互いに一体連結されていることを特
    徴とする請求項1記載の鉄塔用識別札取付装置。
JP4671593U 1993-08-27 1993-08-27 鉄塔用識別札取付装置 Expired - Fee Related JPH0734461Y2 (ja)

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JPH0716981U JPH0716981U (ja) 1995-03-20
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