JPH0734377A - 熱処理装置におけるガイドローラの駆動制御方法 - Google Patents

熱処理装置におけるガイドローラの駆動制御方法

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JPH0734377A
JPH0734377A JP18027593A JP18027593A JPH0734377A JP H0734377 A JPH0734377 A JP H0734377A JP 18027593 A JP18027593 A JP 18027593A JP 18027593 A JP18027593 A JP 18027593A JP H0734377 A JPH0734377 A JP H0734377A
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JP
Japan
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heat treatment
cloth
guide rollers
fabric
treatment chamber
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Pending
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JP18027593A
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English (en)
Inventor
Shozo Takaoka
省三 高岡
Masaki Nabeshima
正樹 鍋島
Isao Kuwabara
勲 桑原
Kouzou Sanagi
晄三 佐薙
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Wakayama Iron Works Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Wakayama Iron Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】布帛がその種類や熱処理温度により熱処理中に
収縮した時でもその収縮度合いに合わせて布帛のテンシ
ョンが最適な状態に保てる熱処理装置におけるガイドロ
ーラの駆動制御方法提供できるようにすることを目的と
するものである。 【構成】箱状に形成されたケーシング内に布帛入口から
供給された布帛を布帛出口に至る間をガイドする複数の
ガイトローラを配設すると共に、熱風供給装置を設けて
熱処理室を形成し、該熱処理室内のガイドローラの少な
くとも一部を駆動モータで回転駆動可能に構成してなる
熱処理装置において、熱処理室内の複数のガイドローラ
を二つ以上にグループ化し、各グループ内のガイドロー
ラの少なくとも一部を回転数制御可能な駆動モータで回
転可能に構成し、熱処理室の布帛入口近傍部分とグルー
プ化されたガイドローラの入口側に位置する部分に布帛
の張力検出器を敷設し、該張力検出器の張力検出信号に
基づいて各グループ内のガイドローラを駆動する駆動モ
ータの回転数を制御するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は布帛を熱処理処理する熱
処理装置に関し、特に熱処理室内に配設されたガイドロ
ーラを駆動モータで積極的に駆動するように構成したガ
イドローラの駆動制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として例えば特公平3−6
4627号公報に開示されているように、熱処理室内に
配設された複数のガイドローラの夫々に誘導モータを設
け、この誘導モータの周波数を変更するインバータを接
続し、このインバータの入力側に誘導モータの出力に比
例する電圧を出力する有効電流検出器を設け、この有効
出電流検出器から出力される出力電圧と設定電圧との差
をインバータに入力するための加算器を設け、有効出電
流検出器から出力される出力電圧と設定電圧との差でイ
ンバータを介して誘導モータの回転を制御し、以て、ガ
イドローラの回転速度を制御するようにしたものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
ガイドローラの駆動制御方法では主駆動ローラ及びガイ
ドローラの回転速度を設定された回転速度、即ち基準と
なる設定電圧に沿わせるようにするものであることか
ら、例えば熱処理室内の布帛が収縮したり、また、その
収縮率が布帛の種類や熱処理温度等で変化することか
ら、布帛が熱処理中に収縮した時には全く有効に働かな
いと言う問題があった。
【0004】即ち、熱処理室内のガイドローラでジグザ
グに案内されて走行する布帛が収縮したにも拘らず、主
駆動ローラ及びガイドローラの回転速度は設定された速
度に保たれる。その結果、布帛のテンションが過剰に高
く成ってしまい、熱処理された布帛の幅落ち及び風合い
が低下してしまうと言う問題がある。
【0005】また、斯かる装置では布帛が収縮した時に
布帛のテンションが過剰に高く成ることからテンション
にデリケートな破れ易いような薄手の布帛を熱処理させ
ることが出来ないと言う問題もある。
【0006】そこで、主駆動ローラを駆動する誘導モー
タとガイドローラを駆動する誘導モータとの間に更に速
度補正装置を設け、この速度補正装置を操作して布帛の
種類や熱処理温度による収縮率に合わせて布帛の搬送速
度を操作するようにすることも考えられるが、こうした
場合、その操作を頻繁に行わなくては成らず、実用的で
はない。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み提案されたもの
で、布帛がその種類や熱処理温度により熱処理中に収縮
した時でもその収縮度合いに合わせて布帛のテンション
が最適な状態に保てる熱処理装置におけるガイドローラ
の駆動制御方法提供できるようにすることを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る熱処理装置におけるガイドローラの駆動
制御方法は、箱状に形成されたケーシング内に布帛入口
から供給された布帛を布帛出口に至る間をガイドする複
数のガイトローラを配設すると共に、熱風供給装置を設
けて熱処理室を形成し、該熱処理室内のガイドローラの
少なくとも一部を駆動モータで回転駆動可能に構成して
なる熱処理装置において、熱処理室内の複数のガイドロ
ーラを二つ以上にグループ化し、各グループ内のガイド
ローラの少なくとも一部を回転数制御可能な駆動モータ
で回転可能に構成し、熱処理室の布帛入口近傍部分とグ
ループ化されたガイドローラの入口側に位置する部分に
布帛の張力検出器を敷設し、該張力検出器の張力検出信
号に基づいて各グループ内のガイドローラを駆動する駆
動モータの回転数を制御するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】布帛が熱処理室内に設けられたガイドローラを
ジグザグに走行し、熱処理される時に徐々に収縮して行
く。布帛が収縮して行くと、ガイドローラ間の布帛のテ
ンションが高くなり、これを張力検出器が検出すると、
この検出信号に基づいてグループ化されたガイドローラ
の回転速度が夫々制御される。
【0010】従って、熱処理室内で布帛が徐々に収縮す
るとグループを単位としてガイドローラの回転速度がそ
のテンションに合わせて制御されるので、布帛のテンシ
ョンは一定に保つことが出来るのである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は乾燥装置等の布帛熱処理装置の概略構造を
示す側面図であって、図中符号1は布帛熱処理装置を全
体的に示す。この布帛熱処理装置1は、図外のキャリヤ
に折り畳まれて収納された布帛2を引き出す供給部3
と、この供給部3から供給された布帛2を熱処理する熱
処理部4と、熱処理された布帛2をキャリヤに折り畳み
ながら収納する振り落とし部5とを備えてなる。
【0012】布帛2の供給部3は、複数の案内ローラ6
と、布帛2をセンタリングするセンタリングローラ7と
主駆動モータ8で回転駆動される一対の送り出しローラ
9とからなり、送り出しローラ9から布帛2が供給され
る熱処理部4は周囲を断熱材で囲繞して内部に熱処理室
10を形成した箱状のケーシング11を構成し、このケ
ーシング11の上記供給部3側部分には布帛入口12
が、上記振り落とし部5側部分には布帛出口13がそれ
ぞれが開口させてある。
【0013】そして、布帛入口12と送り出しローラ9
との間にはダンサーローラ14が設けられおり、ダンサ
ーローラ14の基端部にはダンサーローラ14の動きを
検出して当該部分のテンションを検出するポテンション
メータ(張力検出器)15が設けられている。
【0014】また、熱処理室10内には上段と下段とに
複数のガイドローラ16・16・16・・・・が夫々回
転可能に枢支されるとともに、布帛2に向けて熱風を供
給する熱風供給装置17が設けられている。この熱風供
給装置17は、送風用ブロアー18と、バーナー等から
なる熱源19と、ガイドローラ16・16・16・・・
・の近傍位置にまで伸びその端部を布帛2に向けて開口
させたダクト20とからなり、熱処理室10内を熱風が
循環されるようになっている。
【0015】熱処理室10内に回転可能に枢支された複
数のガイドローラ16・16・16・・・・は、布帛2
が搬送される方向に大きく四分割してグループG1・G
2・G3・G4化し、各グループの上段のガイドローラ
16・16・16・・・・の軸端には回転制御可能なパ
ルスモータ21が連結されている。
【0016】ガイドローラ16・16・16・・・・の
回転制御装置は図2に示すように、布帛入口12と送り
出しローラ9との間のダンサーローラ14の基端部に設
けられたポテンションメータ15と、グループG2・G
3・G4のガイドローラ16・16・16・・・・のう
ち、入口側のガイドローラ16部分に設けられたロード
センサ(張力検出器)22と、ポテンションメータ15
及びロードセンサ22からの出力信号を設定された数値
と比較してパルスモータ21の制御信号を出力する制御
信号出力部24とを備えてなる。
【0017】また、制御装置23にはダンサーローラ1
4を経て熱処理室10内に供給される布帛の長さを測長
するエンコーダ25と熱処理室10内から繰り出される
布帛2の長さを測長するエンコーダ26との出力信号を
比較して収縮率を算出して表示する収縮率算出表示部2
7も備えている
【0018】上記のように構成した熱処理装置1におけ
るガイドローラ16・16・16・・・は、先ず、供給
部3の送り出しローラ9を主駆動モータ8で回転駆動
し、布帛2を供給部3から熱処理室10の布帛入口12
に供給する。ここで、主駆動モータ の回転速度が基準
の設定回転速度となる。次に、布帛入口12に供給され
た布帛2は、熱処理室10内のガイドローラ16・16
・16・・・で搬送されて行く時に、熱風供給装置18
から供給される熱風で熱処理されるのである。
【0019】こうして熱処理される時に布帛2は徐々に
収縮して行く。従って、熱処理室10の布帛入口12近
傍のグループG1のガイドローラ16・16・16・・
・部分で布帛2が収縮するとダンサーローラ14が下方
に揺動され、これをポテンションメータ15が検出する
とポテンションメータ15からの検出信号により制御信
号出力部24からパルスモータ21の回転速度を低下さ
せる制御信号を出力し、グループG1のガイドローラ1
6・16・16・・・の回転速度を低下させて下方に揺
動していたダンサーローラ14を上方に復帰揺動させ
る。
【0020】グループG1のガイドローラ16・16・
16・・・の回転速度が低下すると共に、グループG2
部分のガイドローラ16・16・16・・・での布帛2
の熱収縮によりこの部分の布帛2のテンションが高くな
る。これを入口側のガイドローラ16に設けられたロー
ドセンサ22がテンション変動として検出する。
【0021】このロードセンサ22の検出信号により制
御信号出力部24からパルスモータ21の回転速度を低
下させる制御信号を出力し、グループG2のガイドロー
ラ16・16・16・・・の回転速度を低下してこの部
分の布帛2のテンションが緩和されるのである。以後、
グループG3・G4も上記のグループG2と同様にして
布帛2のテンションが正常なテンションと成るように緩
和されるのである。
【0022】尚、上記実施例では布帛2が縮む場合に付
いて説明したが、布帛2が伸びる場合には設定されたテ
ンションになるように各グループG2・G3・G4のガ
イドローラ16・16・16・・・は夫々回転速度が速
くなるように制御されるのである。また、上記実施例で
は熱処理室10内のガイドローラ16・16・16・・
・を四つのグループに分けてあるが、これは分割数を多
くすればするほど、きめこまやかな制御を行うことが出
来るが、分割数は二つ以上で有れば本発明の効果を奏す
ることが出来ることは言うまでもないことである。
【0023】更に、上記実施例のダンサーローラ14に
設けたポテンションメータ15はロードセンサ22に置
き換えたり、逆にグループG2・G3・G4の入口側の
ガイドローラ16部分に設けられたロードセンサ22に
代えてこの部分のガイドローラ16をダンサーローラ1
4の構造にしてその基端部にポテンションメータ15を
設けるようにすることや他のテンション検出器、例えば
接触式のテンション検出器にすることも可能であること
は勿論である。
【0024】
【発明の効果】布帛が熱処理室内に設けられたガイドロ
ーラでジグザグに搬送され、熱処理される時に徐々に収
縮して行き、ガイドローラ間の布帛のテンションが高く
なるが、これを張力検出器が検出してグループ化された
ガイドローラの回転速度を夫々制御する。
【0025】その結果、従来の布帛のテンションが過剰
に高く成ってしまい、熱処理された布帛の風合いが半減
してしまうと言う問題を防止することができると言う利
点がある。
【0026】また、布帛のテンションを自動的に一定に
保つことができるので、テンションにデリケートな破れ
易いような薄手の布帛も充分に熱処理させることが出来
ると言う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱処理装置の概略構造の側面図である。
【図2】ガイドローラの制御装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1・・・熱処理装置 10・・・熱処理室 11・・・ケーシング 12・・・布帛入口 13・・・布帛出口 15・22・・・張力検出器 16・・・ガイドローラ 17・・・熱風供給装置
フロントページの続き (72)発明者 佐薙 晄三 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2番8号東 洋紡績株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱状に形成されたケーシング内に布帛入口
    から供給された布帛を布帛出口に至る間をガイドする複
    数のガイトローラを配設すると共に、熱風供給装置を設
    けて乾燥室を形成し、該熱処理室内のガイドローラの少
    なくとも一部を駆動モータで回転駆動可能に構成してな
    る熱処理装置において、熱処理室内の複数のガイドロー
    ラを二つ以上にグループ化し、各グループ内のガイドロ
    ーラの少なくとも一部を回転数制御可能な駆動モータで
    回転可能に構成し、熱処理室の布帛入口近傍部分とグル
    ープ化されたガイドローラの入口側に位置する部分に布
    帛の張力検出器を敷設し、該張力検出器の張力検出信号
    に基づいて各グループ内のガイドローラを駆動する駆動
    モータの回転数を制御するようにしたことを特徴とする
    熱処理装置におけるガイドローラの駆動制御方法。
JP18027593A 1993-07-21 1993-07-21 熱処理装置におけるガイドローラの駆動制御方法 Pending JPH0734377A (ja)

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