JPH0369657A - 長尺シート状物の搬送装置及びその搬送装置に用いる長尺シート状物の張力調整装置、並びに前記搬送装置を備えた長尺シート状物の処理装置 - Google Patents
長尺シート状物の搬送装置及びその搬送装置に用いる長尺シート状物の張力調整装置、並びに前記搬送装置を備えた長尺シート状物の処理装置Info
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- JPH0369657A JPH0369657A JP20522989A JP20522989A JPH0369657A JP H0369657 A JPH0369657 A JP H0369657A JP 20522989 A JP20522989 A JP 20522989A JP 20522989 A JP20522989 A JP 20522989A JP H0369657 A JPH0369657 A JP H0369657A
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、例えば長尺帯状の布帛に捺染処理を施した
後に蒸熱(スチーミング)や加熱などによって染料・顔
料を固着させたり、長尺帯状の布帛に染料や樹脂或いは
各種薬品を含浸させた後に蒸熱や加熱によってそれらを
定着させたりする処理において、布帛を処理室内におい
て搬送するのに用いられる長尺シート状物の搬送装置、
特に長尺シート状物の張力を適正に調整しながらそれを
搬送するようにする搬送装置、及びその搬送装置におい
て用いられる長尺シート状物の張力調整装置、並びにそ
の搬送装置を備えた長尺シート状物の処理装置に関する
。
後に蒸熱(スチーミング)や加熱などによって染料・顔
料を固着させたり、長尺帯状の布帛に染料や樹脂或いは
各種薬品を含浸させた後に蒸熱や加熱によってそれらを
定着させたりする処理において、布帛を処理室内におい
て搬送するのに用いられる長尺シート状物の搬送装置、
特に長尺シート状物の張力を適正に調整しながらそれを
搬送するようにする搬送装置、及びその搬送装置におい
て用いられる長尺シート状物の張力調整装置、並びにそ
の搬送装置を備えた長尺シート状物の処理装置に関する
。
例えば布帛の染色仕上加工において、長尺帯状の布帛に
染料や顔料或いは樹脂などを定着させたり、薬品によっ
て布帛を改質させたりする処理を連続的に行なう場合、
飽和蒸気や過熱蒸気或いは加熱空気が供給される処理室
内に長尺帯状の布帛を搬入し、搬送装置によりその布帛
を処理室内において搬送移動させてその間に所要の処理
を施した後、処理室外へ搬出するようにしている。
染料や顔料或いは樹脂などを定着させたり、薬品によっ
て布帛を改質させたりする処理を連続的に行なう場合、
飽和蒸気や過熱蒸気或いは加熱空気が供給される処理室
内に長尺帯状の布帛を搬入し、搬送装置によりその布帛
を処理室内において搬送移動させてその間に所要の処理
を施した後、処理室外へ搬出するようにしている。
この場合、長尺帯状の布帛を搬送する搬送装置は、処理
室内に複数本の搬送ロールを回転自在に配設し、それら
複数本の搬送ロールに長尺帯状の布帛をJ@次掛け回し
て、幾つかの搬送ロールを能動モータによって回転駆動
させることにより布帛を搬送する構成となっている。そ
して、搬送装置には、布帛の搬送過程において、布帛の
伸縮により各搬送ロール間で布帛の弛みや過度の緊張が
発生するようなことがあっても、それを吸収して常に布
帛に均一な張力を持たせなから長尺帯状の布帛を連続し
て搬送することができるようにするため、張力調整装置
が設けられている。
室内に複数本の搬送ロールを回転自在に配設し、それら
複数本の搬送ロールに長尺帯状の布帛をJ@次掛け回し
て、幾つかの搬送ロールを能動モータによって回転駆動
させることにより布帛を搬送する構成となっている。そ
して、搬送装置には、布帛の搬送過程において、布帛の
伸縮により各搬送ロール間で布帛の弛みや過度の緊張が
発生するようなことがあっても、それを吸収して常に布
帛に均一な張力を持たせなから長尺帯状の布帛を連続し
て搬送することができるようにするため、張力調整装置
が設けられている。
第5図に、従来の布帛の処理装置の構成の1例を模式的
に示す、この処理装置は、基台2の上部に処理室1が設
けられており、処理室1の一側面側には長尺帯状の布帛
Wの搬入口3が形設され、他側面側には搬出口4が形設
されている。また、処理室1には、飽和蒸気の供給口5
及び排出口6が設けられている。そして、処理室l内に
は、上・下位置に、それぞれ複数個の搬送ロールR□〜
Rs、L1〜L1゜が配設されている。これらの搬送ロ
ールにL1→L2→R工→L□→R2→L4→・・・・
・・→R6→L、→L、→L1゜というように布帛Wを
順次掛け回し、3台のトルクモータ7を能動させ、駆動
側プーリ8、ベルト9及び従動側プーリ10を介して踵
動用搬送口−ルR□、Ra、 Rsをそれぞれ回転させ
ることにより、布帛Wを搬送するようにしている。そし
て、トルクモータフによって布帛Wには常に一定の張力
が作用するようになっており、駆動用搬送ロールR1、
R3、R8より搬送方向の後方側において、例えば布帛
Wに弛みが生じたような場合には、トルクモータフの回
転速度を早めてその弛みを吸収することにより、布帛W
の張力を一定に維持するように調整している。
に示す、この処理装置は、基台2の上部に処理室1が設
けられており、処理室1の一側面側には長尺帯状の布帛
Wの搬入口3が形設され、他側面側には搬出口4が形設
されている。また、処理室1には、飽和蒸気の供給口5
及び排出口6が設けられている。そして、処理室l内に
は、上・下位置に、それぞれ複数個の搬送ロールR□〜
Rs、L1〜L1゜が配設されている。これらの搬送ロ
ールにL1→L2→R工→L□→R2→L4→・・・・
・・→R6→L、→L、→L1゜というように布帛Wを
順次掛け回し、3台のトルクモータ7を能動させ、駆動
側プーリ8、ベルト9及び従動側プーリ10を介して踵
動用搬送口−ルR□、Ra、 Rsをそれぞれ回転させ
ることにより、布帛Wを搬送するようにしている。そし
て、トルクモータフによって布帛Wには常に一定の張力
が作用するようになっており、駆動用搬送ロールR1、
R3、R8より搬送方向の後方側において、例えば布帛
Wに弛みが生じたような場合には、トルクモータフの回
転速度を早めてその弛みを吸収することにより、布帛W
の張力を一定に維持するように調整している。
また、従来使用されている布帛等の長尺シート状物の張
力UR整装置としては、上記したトルクモータを用いた
装置の他に、搬送ロールの回転軸を支持する支持腕を、
その一端を中心に揺動させて搬送ロールを微動させるこ
とにより、搬送ロールに掛け回された長尺シート状物の
伸縮に伴う弛みや過度の緊張を搬送方向において吸収す
るダンサを用いた装置、3本で一組の搬送ロールを横方
向から見てV字形に配置し、それらのうち下方に位置す
る搬送ロールを上下方向に平行移動させることにより、
それら搬送ロールに順次掛け回された長尺シート状物の
弛みや張りを、同じく搬送方向において吸収するコンペ
ンセータを用いた装置がある。
力UR整装置としては、上記したトルクモータを用いた
装置の他に、搬送ロールの回転軸を支持する支持腕を、
その一端を中心に揺動させて搬送ロールを微動させるこ
とにより、搬送ロールに掛け回された長尺シート状物の
伸縮に伴う弛みや過度の緊張を搬送方向において吸収す
るダンサを用いた装置、3本で一組の搬送ロールを横方
向から見てV字形に配置し、それらのうち下方に位置す
る搬送ロールを上下方向に平行移動させることにより、
それら搬送ロールに順次掛け回された長尺シート状物の
弛みや張りを、同じく搬送方向において吸収するコンペ
ンセータを用いた装置がある。
上記したトルクモータを使用して長尺シート状物の張力
を調整する装置では、長尺シート状物に常に一定の張力
が作用するようにして搬送ロール間において長尺シート
状物に皺が発生したりするのを防止するために、トルク
モータを常に一定のトルクで回転駆動させるのであるが
、長尺シート状物の種類によっては、例えば伸縮性に富
む素材のように余り大きな張力を掛けると不都合なもの
があり、また長尺シート状物の長さ方向(II送方向に
対応)に収縮させて風合。
を調整する装置では、長尺シート状物に常に一定の張力
が作用するようにして搬送ロール間において長尺シート
状物に皺が発生したりするのを防止するために、トルク
モータを常に一定のトルクで回転駆動させるのであるが
、長尺シート状物の種類によっては、例えば伸縮性に富
む素材のように余り大きな張力を掛けると不都合なもの
があり、また長尺シート状物の長さ方向(II送方向に
対応)に収縮させて風合。
嵩張り感、弾力感等の改善を図りたいようなものもあり
、そのような長尺シート状物については、−律に張力を
付与するトルクモータを使用した張力調整装置では、対
応することができない。
、そのような長尺シート状物については、−律に張力を
付与するトルクモータを使用した張力調整装置では、対
応することができない。
また、ダンサを用いた張力調整装置は、長尺シート状物
の、1m前後の長さの中での伸縮に伴う弛みや張りを吸
収することはできるが、搬送ロール間の距離がそれより
大きくなった場合には、張力調整が行なえないといった
問題点がある。他方、コンペンセータを用いた装置は、
長尺シート状物の、2〜3m程度の長さについて伸縮に
伴う過度の緊張等を吸収することができるが、3本の搬
送ロールを横方向から見てV字形に配置して取り付ける
ためのスペースが必要であり、また、搬送ロール間の距
離が大きくなるに従って、長尺シート状素材に対する張
力が大きくなるといった問題点がある。
の、1m前後の長さの中での伸縮に伴う弛みや張りを吸
収することはできるが、搬送ロール間の距離がそれより
大きくなった場合には、張力調整が行なえないといった
問題点がある。他方、コンペンセータを用いた装置は、
長尺シート状物の、2〜3m程度の長さについて伸縮に
伴う過度の緊張等を吸収することができるが、3本の搬
送ロールを横方向から見てV字形に配置して取り付ける
ためのスペースが必要であり、また、搬送ロール間の距
離が大きくなるに従って、長尺シート状素材に対する張
力が大きくなるといった問題点がある。
この発明は、従来の張力調整装置における上記諸問題点
を解決するために、布帛等の長尺シート状物の各種処理
において、長尺シート状物に対し、その素材や処理加工
の種類の如何に拘らず、また搬送ロール間の距離などに
左右されずに、常に適正な張力を付与しながらその長尺
シート状物を搬送することができるようにし。
を解決するために、布帛等の長尺シート状物の各種処理
において、長尺シート状物に対し、その素材や処理加工
の種類の如何に拘らず、また搬送ロール間の距離などに
左右されずに、常に適正な張力を付与しながらその長尺
シート状物を搬送することができるようにし。
しかも、スペース的にも、また構造的にも有利である装
置を提供することを技術的課題とする。
置を提供することを技術的課題とする。
この発明は、上記課題を達成するための手段として、シ
ート状物の搬送装置を次のように構成した。すなわち、
この発明に係るシート状物の搬送装置は、被搬送長尺シ
ート状物が順次掛け回された複数本の搬送ロールのうち
の一部又はその全部の回転軸の軸受部を、被搬送長尺シ
ート状物に作用する張力によって搬送ロールを介しその
軸受部に掛かる荷重の大きさを電気量に変換する荷重変
換器を介在させて装置固定部の取付部に取り付けるとと
もに、前記荷重変換器から出力される電気信号に基づい
て、被搬送長尺シート状物の張力が適正になるよう、前
記荷重変換器が付設された搬送ロールより搬送方向の前
方側に配設された駆動用搬送ロールの回転速度を制御す
る制御回路を設けて構成されている。
ート状物の搬送装置を次のように構成した。すなわち、
この発明に係るシート状物の搬送装置は、被搬送長尺シ
ート状物が順次掛け回された複数本の搬送ロールのうち
の一部又はその全部の回転軸の軸受部を、被搬送長尺シ
ート状物に作用する張力によって搬送ロールを介しその
軸受部に掛かる荷重の大きさを電気量に変換する荷重変
換器を介在させて装置固定部の取付部に取り付けるとと
もに、前記荷重変換器から出力される電気信号に基づい
て、被搬送長尺シート状物の張力が適正になるよう、前
記荷重変換器が付設された搬送ロールより搬送方向の前
方側に配設された駆動用搬送ロールの回転速度を制御す
る制御回路を設けて構成されている。
また、この発明に係る長尺シート状物の張力調整装置は
、被搬送長尺シート状物が掛け回された搬送ロールの軸
受部と装置固定部の取付部との間に介設され、被搬送長
尺シート状物に作用する張力によって前記搬送ロールを
介し前記軸受部に掛かる荷重の大きさを電気量に変換す
る荷重変換器と、この荷重変換器から出力される電気信
号と被搬送長尺シート状物の標準搬送状態における適正
張力に相当する基準信号とが入力され、それら両入力信
号を比較演算する比較器と、この比較器から出力される
差分信号が入力され、その入力信号に基づいて、前記搬
送ロールより搬送方向の前方側に配設され、被搬送長尺
シート状物が掛け回されて、その被搬送長尺シート状物
を移送させるべく回転開動する開動用搬送ロールの駆動
機の回転数を調節する制御器とから構成されている。
、被搬送長尺シート状物が掛け回された搬送ロールの軸
受部と装置固定部の取付部との間に介設され、被搬送長
尺シート状物に作用する張力によって前記搬送ロールを
介し前記軸受部に掛かる荷重の大きさを電気量に変換す
る荷重変換器と、この荷重変換器から出力される電気信
号と被搬送長尺シート状物の標準搬送状態における適正
張力に相当する基準信号とが入力され、それら両入力信
号を比較演算する比較器と、この比較器から出力される
差分信号が入力され、その入力信号に基づいて、前記搬
送ロールより搬送方向の前方側に配設され、被搬送長尺
シート状物が掛け回されて、その被搬送長尺シート状物
を移送させるべく回転開動する開動用搬送ロールの駆動
機の回転数を調節する制御器とから構成されている。
さらにまた、この発明に係る長尺シート状物の処理装置
は、被処理長尺シート状物の搬入口及び搬出口を有し、
蒸気、加熱空気等が供給される処理室に、上記した構成
の搬送装置を設けて構成されている。
は、被処理長尺シート状物の搬入口及び搬出口を有し、
蒸気、加熱空気等が供給される処理室に、上記した構成
の搬送装置を設けて構成されている。
上記構成のシート状物の搬送装置並びに処理装置におい
ては、複数本の搬送ロールに被搬送(被処理)長尺シー
ト状物が順次掛け回されて搬送される過程で、例えば長
尺シート状物が伸長して弛むことにより長尺シート状物
に作用する張力が適正値より小さくなって、荷重変換器
が付設された搬送ロールに対して掛かっている荷重が小
さくなると、その搬送ロールに軸受部を介して連接して
いる荷重変換器によりその荷重の大きさが電気量に変換
され、その荷重変換器から出力された電気信号が制御回
路に入力される。そして、制御回路により、入力された
電気信号に基づいて、荷重変換器が付設された搬送ロー
ルより搬送方向の前方側に配設された駆動用搬送ロール
の回転速度が制御されて大きくなる。これにより、長尺
シート状物の弛みが吸収されて、長尺シート状物の張力
が適正に調整される。他方、長尺シート状物が収縮して
過度に緊張することにより長尺シート状物に作用する張
力が適正値より大きくなって、荷重変換器が付設された
搬送ロールに対して掛かっている荷重が大きくなると、
同様にして、荷重変換器から荷重の大きさに相当した電
気信号が制御回路へ送られ、制御回路により、荷重変換
器が付設された搬送ロールより搬送方向の前方側に配設
された駆動用搬送ロールの回転速度が制御されて小さく
されることにより、長尺シート状物の過度の張りが吸収
されて、張力が適正に調整される。
ては、複数本の搬送ロールに被搬送(被処理)長尺シー
ト状物が順次掛け回されて搬送される過程で、例えば長
尺シート状物が伸長して弛むことにより長尺シート状物
に作用する張力が適正値より小さくなって、荷重変換器
が付設された搬送ロールに対して掛かっている荷重が小
さくなると、その搬送ロールに軸受部を介して連接して
いる荷重変換器によりその荷重の大きさが電気量に変換
され、その荷重変換器から出力された電気信号が制御回
路に入力される。そして、制御回路により、入力された
電気信号に基づいて、荷重変換器が付設された搬送ロー
ルより搬送方向の前方側に配設された駆動用搬送ロール
の回転速度が制御されて大きくなる。これにより、長尺
シート状物の弛みが吸収されて、長尺シート状物の張力
が適正に調整される。他方、長尺シート状物が収縮して
過度に緊張することにより長尺シート状物に作用する張
力が適正値より大きくなって、荷重変換器が付設された
搬送ロールに対して掛かっている荷重が大きくなると、
同様にして、荷重変換器から荷重の大きさに相当した電
気信号が制御回路へ送られ、制御回路により、荷重変換
器が付設された搬送ロールより搬送方向の前方側に配設
された駆動用搬送ロールの回転速度が制御されて小さく
されることにより、長尺シート状物の過度の張りが吸収
されて、張力が適正に調整される。
また、上記構成の長尺シート状物の張力調整装置におい
ては、被搬送長尺シート状物が伸縮し弛んだり過度に緊
張したりして長尺シート状物に作用する張力が変動し、
荷重変換器が付設された搬送ロールに対して掛かってい
る荷重が変動した場合、その搬送ロールに軸受部を介し
て連接している荷重変換器によりその荷重の大きさが電
気量に変換される。荷重変換器により変換された電気信
号は、比較器の入力端子の一方に入力され、入力端子の
他方には、長尺シート状物の標準搬送状態における適正
張力に相当する基準信号が入力される。そして、比較器
においてそれら両入力信号が比較演算され、その差分信
号が比較器から出力される。比較器がら出力された差分
信号は制御器に入力され、制御器により、その入力信号
に基づいて、前記搬送ロールより搬送方向の前方側に配
設された開動用搬送ロールの駆動機の回転数が調節され
て、駆動用搬送ロールの回転速度が制御される。これに
より、長尺シート状物の弛みゃ過度の張りが吸収されて
、張力が適正に調整される。
ては、被搬送長尺シート状物が伸縮し弛んだり過度に緊
張したりして長尺シート状物に作用する張力が変動し、
荷重変換器が付設された搬送ロールに対して掛かってい
る荷重が変動した場合、その搬送ロールに軸受部を介し
て連接している荷重変換器によりその荷重の大きさが電
気量に変換される。荷重変換器により変換された電気信
号は、比較器の入力端子の一方に入力され、入力端子の
他方には、長尺シート状物の標準搬送状態における適正
張力に相当する基準信号が入力される。そして、比較器
においてそれら両入力信号が比較演算され、その差分信
号が比較器から出力される。比較器がら出力された差分
信号は制御器に入力され、制御器により、その入力信号
に基づいて、前記搬送ロールより搬送方向の前方側に配
設された開動用搬送ロールの駆動機の回転数が調節され
て、駆動用搬送ロールの回転速度が制御される。これに
より、長尺シート状物の弛みゃ過度の張りが吸収されて
、張力が適正に調整される。
以下、この発明の好適な実施例について図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
第1図ないし第3図は、この発明の1実施例を示し、第
1図は、長尺シート状物の搬送装置の要部の構成を模式
的に示す概略正面図、第2図は、その一部を示す概略側
面図、第3図は。
1図は、長尺シート状物の搬送装置の要部の構成を模式
的に示す概略正面図、第2図は、その一部を示す概略側
面図、第3図は。
その部分概略正面図である。
第1図に示したように、この搬送装置には、上方及び下
方に、それぞれ複数本の上部搬送ロール12及び下部搬
送ロール14が互いに平行に列設されており、各搬送ロ
ール12.14は、その回転軸16.18が処理装置、
例えばスチーマの固定部に回転自在に軸着されている。
方に、それぞれ複数本の上部搬送ロール12及び下部搬
送ロール14が互いに平行に列設されており、各搬送ロ
ール12.14は、その回転軸16.18が処理装置、
例えばスチーマの固定部に回転自在に軸着されている。
そして、長尺シート状物1例えば長尺帯状の布帛Wがそ
れら各搬送ロール12.14に順次掛け回され、この実
施例装置では、上部搬送ロール12を回転駆動させるこ
とにより、布帛Wが上下の搬送ロール12.14間を蛇
行しながら連続的に搬送されるようになっている。また
、この搬送装置では、上部搬送ロール12の回転軸16
の軸受部20がスチーマの取付部22に、搬送中の布帛
Wに作用する張力によって搬送ロール12を介し軸受部
20に掛かる荷重の大きさを電気量に変換する荷重変換
器(ロードセル)24を介在させて取り付けられている
。
れら各搬送ロール12.14に順次掛け回され、この実
施例装置では、上部搬送ロール12を回転駆動させるこ
とにより、布帛Wが上下の搬送ロール12.14間を蛇
行しながら連続的に搬送されるようになっている。また
、この搬送装置では、上部搬送ロール12の回転軸16
の軸受部20がスチーマの取付部22に、搬送中の布帛
Wに作用する張力によって搬送ロール12を介し軸受部
20に掛かる荷重の大きさを電気量に変換する荷重変換
器(ロードセル)24を介在させて取り付けられている
。
搬送ロール12の軸端部の構造を、第2図及び第3図に
基づいてもう少し詳しく説明する。
基づいてもう少し詳しく説明する。
搬送ロール12の回転軸16は、スチーマ26の周壁面
28に貫設された軸挿通孔30を貫通して蒸熱室32の
外側に突出している。軸挿通孔30は、搬送ロール12
の回転軸16が上下方向に微動することができるように
長孔に形成されており、回転軸16の、軸挿通孔30に
近接した個所には、蒸気洩れを防止するための揺動板3
4が一体的に固着されている。搬送ロール12の端部は
軸受部20に回転自在に支持されており、軸受部20に
は高さ調節金具36が付設されている。そして、軸受部
20は、高さ調節金具36及び荷重変換器24を介在さ
せて、スチーマ26の周壁面28に固着された架台38
に固設された取付台40に取り付けられている。
28に貫設された軸挿通孔30を貫通して蒸熱室32の
外側に突出している。軸挿通孔30は、搬送ロール12
の回転軸16が上下方向に微動することができるように
長孔に形成されており、回転軸16の、軸挿通孔30に
近接した個所には、蒸気洩れを防止するための揺動板3
4が一体的に固着されている。搬送ロール12の端部は
軸受部20に回転自在に支持されており、軸受部20に
は高さ調節金具36が付設されている。そして、軸受部
20は、高さ調節金具36及び荷重変換器24を介在さ
せて、スチーマ26の周壁面28に固着された架台38
に固設された取付台40に取り付けられている。
また、搬送ロール12の回転軸16には、プーリ42が
固着されており、一方、スチーマ26の天井部には駆動
モータ44が固設されていて、その駆動モータ44のモ
ータ軸に固着された駆動側プーリ46と搬送ロール12
の回転軸16の従動側プーリ42とがベルト48によっ
て連接されている。
固着されており、一方、スチーマ26の天井部には駆動
モータ44が固設されていて、その駆動モータ44のモ
ータ軸に固着された駆動側プーリ46と搬送ロール12
の回転軸16の従動側プーリ42とがベルト48によっ
て連接されている。
第4図は、この搬送装置における布帛の張力調整装置の
回路構成を示すブロック図である。
回路構成を示すブロック図である。
搬送ロール12の回転軸16の軸受部20に付設された
上記荷重変換器24は、比較器50の入力端子の一方に
接続されており、比較器50の入力端子の他方には、布
帛の標準搬送状態における適正張力に相当する基準信号
(基準電圧)を発生する基準信号発生装置52が接続さ
れている。また、荷重変換器24は、荷重の大きさをデ
ジタル表示もしくはアナログ表示するための表示器54
に接続している。一方、比較器50の出力端子側は、周
波数変換装置56に接続されており、その周波数変換装
置56により電源装置58から隣接する駆動モータ44
への供給電力の周波数を変換して、その駆動モータ44
の回転数を調節し、隣接する搬送ロール12の回転速度
を制御するように構成されている。
上記荷重変換器24は、比較器50の入力端子の一方に
接続されており、比較器50の入力端子の他方には、布
帛の標準搬送状態における適正張力に相当する基準信号
(基準電圧)を発生する基準信号発生装置52が接続さ
れている。また、荷重変換器24は、荷重の大きさをデ
ジタル表示もしくはアナログ表示するための表示器54
に接続している。一方、比較器50の出力端子側は、周
波数変換装置56に接続されており、その周波数変換装
置56により電源装置58から隣接する駆動モータ44
への供給電力の周波数を変換して、その駆動モータ44
の回転数を調節し、隣接する搬送ロール12の回転速度
を制御するように構成されている。
次に、上記搬送装置における布帛の張力調整動作につい
て説明する。
て説明する。
第1図に示すように、複数本の搬送ロール12゜14に
長尺帯状の布帛Wが順次掛け回されて蒸熱室内を搬送さ
れている過程で1図中に二点鎖線で示したように、布帛
Wが部分的に伸長して上下の搬送ロール12.14間で
弛みを生じた場合を考える。布帛Wが上下の搬送ロール
12.14間で弛みを生じることにより、布帛Wに作用
する張力は適正値より小さくなり、それに伴って布帛W
が掛け回されている左端の上部搬送ロール12に対して
掛かっている荷重が小さくなるが、その上部搬送ロール
12に対して掛かっている荷重は、その回転軸16、軸
受部20及び高さ調節金具36を介して荷重変換器24
に伝達される。そして、荷重変換器24により、その荷
重の大きさが電気量(電圧)に変換され、荷重変換器2
4から荷重の大きさに相当する電気信号が比較器5oの
入力端子の一方側に入力されるとともに、表示器54に
その時の荷重の大きさが表示される。比較器50の入力
端子側には、荷重変換器24からの電気信号とともに、
基準信号発生装置52から、布帛Wの適正張力に相当す
る基準信号が入力されており、比較器50においてそれ
ら再入力信号が比較演算される。そして、比較器50か
らその差分信号が出力され、その信号が周波数変換装置
56に入力される6周波数変換装置56では、その入力
信号に基づいて、電源装置58から隣接する駆動モータ
44への供給電力の周波数を通常より大きい周波数に変
換して、その駆動モータ44の回転数を大きくシ、隣接
する搬送ロール12(第1図においては右隣りの搬送ロ
ール12)の回転が加速される。これにより、布帛Wは
搬送方向に引っ張られて弛みが吸収され、布帛Wの張力
が適正に調整される。また、作業者は、表示器54によ
り、布帛Wの搬送状態が適切であるか否かを常時監視す
ることができる。
長尺帯状の布帛Wが順次掛け回されて蒸熱室内を搬送さ
れている過程で1図中に二点鎖線で示したように、布帛
Wが部分的に伸長して上下の搬送ロール12.14間で
弛みを生じた場合を考える。布帛Wが上下の搬送ロール
12.14間で弛みを生じることにより、布帛Wに作用
する張力は適正値より小さくなり、それに伴って布帛W
が掛け回されている左端の上部搬送ロール12に対して
掛かっている荷重が小さくなるが、その上部搬送ロール
12に対して掛かっている荷重は、その回転軸16、軸
受部20及び高さ調節金具36を介して荷重変換器24
に伝達される。そして、荷重変換器24により、その荷
重の大きさが電気量(電圧)に変換され、荷重変換器2
4から荷重の大きさに相当する電気信号が比較器5oの
入力端子の一方側に入力されるとともに、表示器54に
その時の荷重の大きさが表示される。比較器50の入力
端子側には、荷重変換器24からの電気信号とともに、
基準信号発生装置52から、布帛Wの適正張力に相当す
る基準信号が入力されており、比較器50においてそれ
ら再入力信号が比較演算される。そして、比較器50か
らその差分信号が出力され、その信号が周波数変換装置
56に入力される6周波数変換装置56では、その入力
信号に基づいて、電源装置58から隣接する駆動モータ
44への供給電力の周波数を通常より大きい周波数に変
換して、その駆動モータ44の回転数を大きくシ、隣接
する搬送ロール12(第1図においては右隣りの搬送ロ
ール12)の回転が加速される。これにより、布帛Wは
搬送方向に引っ張られて弛みが吸収され、布帛Wの張力
が適正に調整される。また、作業者は、表示器54によ
り、布帛Wの搬送状態が適切であるか否かを常時監視す
ることができる。
一方、布帛Wが部分的に収縮して上下の搬送ロール12
.14間で過度の張りを生じた場合には、同様にして、
荷重変換器24から荷重の大きさに相当した電気信号が
比較器50へ送られ、比較器50から差分信号が周波数
変換装置56へ送られて、電源装置58から隣接する駆
動モータ44への供給電力の周波数が通常より小さい周
波数に変換され、その駆動モータ44の回転数が小さく
なり、隣接する搬送ロール12の回転が減速される。こ
れにより、布帛Wの張りが次第に少なくなって、布帛W
の張力が適正に調整される。
.14間で過度の張りを生じた場合には、同様にして、
荷重変換器24から荷重の大きさに相当した電気信号が
比較器50へ送られ、比較器50から差分信号が周波数
変換装置56へ送られて、電源装置58から隣接する駆
動モータ44への供給電力の周波数が通常より小さい周
波数に変換され、その駆動モータ44の回転数が小さく
なり、隣接する搬送ロール12の回転が減速される。こ
れにより、布帛Wの張りが次第に少なくなって、布帛W
の張力が適正に調整される。
実際に、上記構成のスチーマl送ロールの長さ1,80
0mm)を用いて、生地目付200g / rri’、
幅が1,170rmの線源白布を反応染料液に浸漬し、
絞りロールで絞った(絞り率85%)ものの蒸気固着(
布の搬送速度40m/分、加工時間2.5分)を行ない
、その後に2つの水洗槽及び2つの加熱水洗槽に通して
水洗し、シリンダ乾燥(乾燥温度110℃)したところ
、従来のトルクモータを用いた装置では5%のたて伸び
があったのに対して、たて伸びが2%程度に減少した着
色布帛が得られ、得られた製品は皺の発生も無く、良好
な風合を有していた。
0mm)を用いて、生地目付200g / rri’、
幅が1,170rmの線源白布を反応染料液に浸漬し、
絞りロールで絞った(絞り率85%)ものの蒸気固着(
布の搬送速度40m/分、加工時間2.5分)を行ない
、その後に2つの水洗槽及び2つの加熱水洗槽に通して
水洗し、シリンダ乾燥(乾燥温度110℃)したところ
、従来のトルクモータを用いた装置では5%のたて伸び
があったのに対して、たて伸びが2%程度に減少した着
色布帛が得られ、得られた製品は皺の発生も無く、良好
な風合を有していた。
この発明の長尺シート状物の搬送装置は上記したような
構成を有しているが、この発明の範囲は、上記説明並び
に図面の内容によって限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲で種々の変形例を包含し得る0例えば、
搬送ロールは、その全部を駆動機によって回転能動させ
るようにしてもよく、荷重変換器も、全部の搬送ロール
に付設してもよいし、また駆動機によって回転能動させ
られない搬送ロールに付設するようにしてもよい。また
、回転速度を制御する駆動用搬送ロールは、荷重変換器
が付設された搬送ロールに隣接したものである必要は無
く、荷重変換器が付設された搬送ロールより搬送方向の
前方側に配設されたものであればよい。さらにまた、被
搬送長尺シート状物は、布帛以外にも、紙やプラスチッ
クフィルム等であってもよいし、長尺シート状物の処理
装置としては、スチーマ以外の各種処理装置であっても
よい。
構成を有しているが、この発明の範囲は、上記説明並び
に図面の内容によって限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲で種々の変形例を包含し得る0例えば、
搬送ロールは、その全部を駆動機によって回転能動させ
るようにしてもよく、荷重変換器も、全部の搬送ロール
に付設してもよいし、また駆動機によって回転能動させ
られない搬送ロールに付設するようにしてもよい。また
、回転速度を制御する駆動用搬送ロールは、荷重変換器
が付設された搬送ロールに隣接したものである必要は無
く、荷重変換器が付設された搬送ロールより搬送方向の
前方側に配設されたものであればよい。さらにまた、被
搬送長尺シート状物は、布帛以外にも、紙やプラスチッ
クフィルム等であってもよいし、長尺シート状物の処理
装置としては、スチーマ以外の各種処理装置であっても
よい。
この発明は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、この発明に係る搬送装置を使用して処理室内におけ
る長尺シート状物の搬送を行なうときは、搬送中の長尺
シート状物の張力変化に伴う搬送ロールの極めて僅かな
荷重変化でも荷重変換器によって鋭敏に検知し、その検
知信号に基づいて長尺シート状物の張力が適正になるよ
うに駆動用搬送ロールの回転が制御されるため、従来の
トルクモータを使用して長尺シート状物の張力を調整す
る装置に比べて微調整が可能となり、伸縮性に富む素材
や風合、嵩張り感、弾力感等の改善を図りたいような処
理加工についても、適切に対応することができる。
で、この発明に係る搬送装置を使用して処理室内におけ
る長尺シート状物の搬送を行なうときは、搬送中の長尺
シート状物の張力変化に伴う搬送ロールの極めて僅かな
荷重変化でも荷重変換器によって鋭敏に検知し、その検
知信号に基づいて長尺シート状物の張力が適正になるよ
うに駆動用搬送ロールの回転が制御されるため、従来の
トルクモータを使用して長尺シート状物の張力を調整す
る装置に比べて微調整が可能となり、伸縮性に富む素材
や風合、嵩張り感、弾力感等の改善を図りたいような処
理加工についても、適切に対応することができる。
また、ダンサやコンペンセータを用いた張力調整装置に
おけるような問題点もなく、しかも、この搬送装置は、
ダンサやコンペンセータの使用が困難であるような高温
処理室や蒸気室内においても使用することができ、スペ
ー各的にも、また構造的にも有利である。
おけるような問題点もなく、しかも、この搬送装置は、
ダンサやコンペンセータの使用が困難であるような高温
処理室や蒸気室内においても使用することができ、スペ
ー各的にも、また構造的にも有利である。
第1図は、この発明の1実施例に係る長尺シート状物の
搬送装置の要部の構成を模式的に示す概略正面図、第2
図は、その一部を示す概略側面図、第3図は、その部分
概略正面図、第4図は、この搬送装置における布帛の張
力調整装置の回路構成を示すブロック図、第5図は、従
来の布帛の処理装置の構成の1例を模式的に示す概略正
面図である。 12.14・・・搬送ロール、 16・・・搬送ロールの回転軸、 20・・・軸受部、22・・・取付部、24・・・荷重
変換器。 26・・・スチーマ(処理装置)、 28・・・スチーマ26の周壁面、 32・・・蒸熱室、 38・・・架台、40・
・・取付台、 42.46・・・プーリ、44
・・・駆動モータ、 48・・・ベルト、50・・
・比較器、 52・・・基準信号発生装置、5
6・・・周波数変換装置。 第 図 第 図
搬送装置の要部の構成を模式的に示す概略正面図、第2
図は、その一部を示す概略側面図、第3図は、その部分
概略正面図、第4図は、この搬送装置における布帛の張
力調整装置の回路構成を示すブロック図、第5図は、従
来の布帛の処理装置の構成の1例を模式的に示す概略正
面図である。 12.14・・・搬送ロール、 16・・・搬送ロールの回転軸、 20・・・軸受部、22・・・取付部、24・・・荷重
変換器。 26・・・スチーマ(処理装置)、 28・・・スチーマ26の周壁面、 32・・・蒸熱室、 38・・・架台、40・
・・取付台、 42.46・・・プーリ、44
・・・駆動モータ、 48・・・ベルト、50・・
・比較器、 52・・・基準信号発生装置、5
6・・・周波数変換装置。 第 図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、装置固定部に回転自在に軸着された複数本の搬送ロ
ールに被搬送長尺シート状物を順次掛け回し、前記複数
本の搬送ロールのうちの一部又はその全部を回転駆動さ
せることにより被搬送長尺シート状物を搬送するように
したシート状物の搬送装置において、前記複数本の搬送
ロールのうちの一部又はその全部の回転軸の軸受部を、
被搬送長尺シート状物に作用する張力によって搬送ロー
ルを介しその軸受部に掛かる荷重の大きさを電気量に変
換する荷重変換器を介在させて装置固定部の取付部に取
り付けるとともに、前記荷重変換器から出力される電気
信号に基づいて、被搬送長尺シート状物の張力が適正に
なるよう、前記荷重変換器が付設された搬送ロールより
搬送方向の前方側に配設された駆動用搬送ロールの回転
速度を制御する制御回路を設けたことを特徴とする長尺
シート状物の搬送装置。 2、被搬送長尺シート状物が掛け回された搬送ロールの
軸受部と装置固定部の取付部との間に介設され、被搬送
長尺シート状物に作用する張力によって前記搬送ロール
を介し前記軸受部に掛かる荷重の大きさを電気量に変換
する荷重変換器と、この荷重変換器から出力される電気
信号と被搬送長尺シート状物の標準搬送状態における適
正張力に相当する基準信号とが入力され、それら両入力
信号を比較演算する比較器と、この比較器から出力され
る差分信号が入力され、その入力信号に基づいて、前記
搬送ロールより搬送方向の前方側に配設され、被搬送長
尺シート状物が掛け回されて、その被搬送長尺シート状
物を移送させるべく回転駆動する駆動用搬送ロールの駆
動機の回転数を調節する制御器とからなる長尺シート状
物の張力調整装置。 3、被処理長尺シート状物の搬入口及び搬出口を有する
処理室内に複数本の搬送ロールを回転自在に配設し、前
記搬入口を通して処理室内へ搬入された被処理長尺シー
ト状物を前記複数本の搬送ロールに順次掛け回して、そ
れら複数本の搬送ロールのうちの一部又はその全部を回
転駆動させることにより被処理長尺シート状物を搬送す
るようにし、処理室内を搬送されるその被処理長尺シー
ト状物に対し蒸気、加熱空気等を付与することにより所
要の処理を施して、その被処理シート状物を前記搬出口
を通して処理室外へ搬出するようにした長尺シート状物
の処理装置において、前記複数本の搬送ロールのうちの
一部又はその全部の回転軸の軸受部を、被処理長尺シー
ト状物に作用する張力によって搬送ロールを介しその軸
受部に掛かる荷重の大きさを電気量に変換する荷重変換
器を介在させて装置固定部の取付部に取り付けるととも
に、前記荷重変換器から出力される電気信号に基づいて
、被処理長尺シート状物の張力が適正になるよう、前記
荷重変換器が付設された搬送ロールより搬送方向の前方
側に配設された駆動用搬送ロールの回転速度を制御する
制御回路を設けたことを特徴とする長尺シート状物の処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20522989A JPH0369657A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 長尺シート状物の搬送装置及びその搬送装置に用いる長尺シート状物の張力調整装置、並びに前記搬送装置を備えた長尺シート状物の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20522989A JPH0369657A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 長尺シート状物の搬送装置及びその搬送装置に用いる長尺シート状物の張力調整装置、並びに前記搬送装置を備えた長尺シート状物の処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0369657A true JPH0369657A (ja) | 1991-03-26 |
Family
ID=16503544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20522989A Pending JPH0369657A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 長尺シート状物の搬送装置及びその搬送装置に用いる長尺シート状物の張力調整装置、並びに前記搬送装置を備えた長尺シート状物の処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0369657A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007177364A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kao Corp | 長尺状シートの熱処理装置 |
CN104862795A (zh) * | 2015-05-06 | 2015-08-26 | 黎中华 | 多边平绕式收丝系统及其收丝方法 |
JP2016502588A (ja) * | 2012-10-09 | 2016-01-28 | ユーロブラズマ エンヴェー | 表面コーティングを塗布する装置及び方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55135046A (en) * | 1979-03-31 | 1980-10-21 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | Conveyor for belt-like matrial |
JPS57133262A (en) * | 1981-02-09 | 1982-08-17 | Tokyo Hooruseeru Kk | Humidifying and drying apparatus of fabric like article |
JPS6082619A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 張力均一化装置 |
JPH0192163A (ja) * | 1987-09-30 | 1989-04-11 | Toshiba Corp | リワインダの制御装置 |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP20522989A patent/JPH0369657A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016502588A (ja) * | 2012-10-09 | 2016-01-28 | ユーロブラズマ エンヴェー | 表面コーティングを塗布する装置及び方法 |
JP2019035153A (ja) * | 2012-10-09 | 2019-03-07 | ユーロブラズマ エンヴェー | 表面コーティングを塗布する装置及び方法 |
CN104862795A (zh) * | 2015-05-06 | 2015-08-26 | 黎中华 | 多边平绕式收丝系统及其收丝方法 |
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