JPH0734245B2 - 磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツドInfo
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- JPH0734245B2 JPH0734245B2 JP60262705A JP26270585A JPH0734245B2 JP H0734245 B2 JPH0734245 B2 JP H0734245B2 JP 60262705 A JP60262705 A JP 60262705A JP 26270585 A JP26270585 A JP 26270585A JP H0734245 B2 JPH0734245 B2 JP H0734245B2
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- Japan
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- magnetic
- core
- magnetic head
- plane
- anisotropy
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/31—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
- G11B5/3176—Structure of heads comprising at least in the transducing gap regions two magnetic thin films disposed respectively at both sides of the gaps
- G11B5/3179—Structure of heads comprising at least in the transducing gap regions two magnetic thin films disposed respectively at both sides of the gaps the films being mainly disposed in parallel planes
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/147—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive with cores being composed of metal sheets, i.e. laminated cores with cores composed of isolated magnetic layers, e.g. sheets
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/21—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features the pole pieces being of ferrous sheet metal or other magnetic layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は一部分にコイルを巻いてある磁化可能な材料製
のコアを有しており、かつアモルファス強磁性金属製の
２つのコア部分間に形成された変換ギャップを具えてい
る磁気ヘッドに関するものである。
のコアを有しており、かつアモルファス強磁性金属製の
２つのコア部分間に形成された変換ギャップを具えてい
る磁気ヘッドに関するものである。
斯種の磁気ヘッドは特開昭58−147818号公報から既知で
ある。この従来ヘッドの各コア部分はアモルファス強磁
性金属製の薄片状のものを接着剤により互いに接着して
積重ねて構成している。薄片状のものを積重ねて合体さ
せてヘッドを形成する前には、それらの薄片状のものを
コア部分の平面に対して垂直な磁界中にて熱処理する。
この熱処理を行なうと、磁気異方性の方向がコア部分の
平面に対して垂直になる。このことは透磁率に好都合な
影響を及ぼす。
ある。この従来ヘッドの各コア部分はアモルファス強磁
性金属製の薄片状のものを接着剤により互いに接着して
積重ねて構成している。薄片状のものを積重ねて合体さ
せてヘッドを形成する前には、それらの薄片状のものを
コア部分の平面に対して垂直な磁界中にて熱処理する。
この熱処理を行なうと、磁気異方性の方向がコア部分の
平面に対して垂直になる。このことは透磁率に好都合な
影響を及ぼす。
しかし、損失も最小とする必要のあるメガヘルツ（MH
z）の範囲内の周波数での用途にとっては、従来の磁気
ヘッドにおける処置方法は最適な結果を持たらすもので
はない。
z）の範囲内の周波数での用途にとっては、従来の磁気
ヘッドにおける処置方法は最適な結果を持たらすもので
はない。
本発明の目的は、メガヘルツの範囲内にて最小の損失成
分を再現可能な増大透磁率を併有して、透磁率以外に、
ヘッドＱ−ファクタも最大となるように適切に構成配置
した冒頭にて述べたタイプの磁気ヘッドを提供すること
にある。
分を再現可能な増大透磁率を併有して、透磁率以外に、
ヘッドＱ−ファクタも最大となるように適切に構成配置
した冒頭にて述べたタイプの磁気ヘッドを提供すること
にある。
この目的のために、本発明による磁気ヘッドは、前記２
つのコア部分を磁気的に異方性のアモルファス強磁性金
属製のものとし、かつこれら２つのコア部分の磁気異方
性の方向が前記２つのコア部分の平面内におり、且つコ
ア部分全体に亘って、磁気ヘッドの作動中に前記２個の
コア部分に生じる磁束のな方向に対しほぼ一定の非零と
なる角度αをなすことを特徴とする。
つのコア部分を磁気的に異方性のアモルファス強磁性金
属製のものとし、かつこれら２つのコア部分の磁気異方
性の方向が前記２つのコア部分の平面内におり、且つコ
ア部分全体に亘って、磁気ヘッドの作動中に前記２個の
コア部分に生じる磁束のな方向に対しほぼ一定の非零と
なる角度αをなすことを特徴とする。
磁気ヘッドの動作中にコア部分に生ずる磁束の方向とコ
ア部分の磁気異方性の方向とが互いに平行な場合、コア
部分の材料の磁化が印加磁界の方向に沿ってすでにほと
んど整列しているためコア部分の材料は比較的低い透磁
率を呈してしまう、また、動作中にコア部分に生ずる磁
束と磁気異方性の方向とが互いに反対向きの場合、磁壁
移動により磁化方向が反転し、この結果ノイズレベルが
上昇し且つ電力損失も大きくなってしまう。これに対し
て、磁気ヘッドの動作中にコア部分に生じる磁束の方向
とコア部分の磁気異方性の方向とが非零となる角度をな
す場合、磁気異方性の方向と磁界の方向が互いに平行で
ないため、コア部分に印加される磁界の弱いと、コア部
分の磁化は印加磁界の局部的方向に沿って整列しない。
一方、印加磁界が増大すると、磁化が印加磁界の方向に
回転し、磁化は磁気異方性の方向から印加磁界の方向に
回転し始める。そして、この回転動作に相当なエネルギ
ーが必要であり、この結果コア部分の材料は比較的高い
透磁率を呈することになる。このように、透磁率の高く
なることにより、磁気ヘッドの信号強度も一層高くな
る。このようなう理由に基き、本発明では、２個のコア
分全体に亘って磁気異方性の方向と動作中に生ずる磁束
の方向とがほぼ一定の非零の角度αをなすように構成す
る。
ア部分の磁気異方性の方向とが互いに平行な場合、コア
部分の材料の磁化が印加磁界の方向に沿ってすでにほと
んど整列しているためコア部分の材料は比較的低い透磁
率を呈してしまう、また、動作中にコア部分に生ずる磁
束と磁気異方性の方向とが互いに反対向きの場合、磁壁
移動により磁化方向が反転し、この結果ノイズレベルが
上昇し且つ電力損失も大きくなってしまう。これに対し
て、磁気ヘッドの動作中にコア部分に生じる磁束の方向
とコア部分の磁気異方性の方向とが非零となる角度をな
す場合、磁気異方性の方向と磁界の方向が互いに平行で
ないため、コア部分に印加される磁界の弱いと、コア部
分の磁化は印加磁界の局部的方向に沿って整列しない。
一方、印加磁界が増大すると、磁化が印加磁界の方向に
回転し、磁化は磁気異方性の方向から印加磁界の方向に
回転し始める。そして、この回転動作に相当なエネルギ
ーが必要であり、この結果コア部分の材料は比較的高い
透磁率を呈することになる。このように、透磁率の高く
なることにより、磁気ヘッドの信号強度も一層高くな
る。このようなう理由に基き、本発明では、２個のコア
分全体に亘って磁気異方性の方向と動作中に生ずる磁束
の方向とがほぼ一定の非零の角度αをなすように構成す
る。
本発明による磁気ヘッドの特定例においては、αを45゜
〜90゜の範囲内の値とする。
〜90゜の範囲内の値とする。
面内磁気異方性の方向と、磁束の方向との間の角度αを
90゜とする場合に最適な結果がえられた。
90゜とする場合に最適な結果がえられた。
本発明のさらに他の好適例によれば、磁気ヘッドのコア
部分を鉄、コバルト、ホウ素及びシリコンを含有してい
るアモルファス合金をもって構成する。
部分を鉄、コバルト、ホウ素及びシリコンを含有してい
るアモルファス合金をもって構成する。
コア部分の平面内における異方性の方向は、それらコア
部分の平面に平行で、しかもコア部分の軸線に対して所
望される方向を有している磁界が存在する所でコア部分
を熱処理することによって所望な方向とすることができ
る。熱処理の時間及び温度並びに磁界の強度はアモルフ
ァス強磁性金属の種類に応じて選択する。磁気ヘッドの
異方性は、一方では高透磁率とするために低くすること
が重要であるが、それにもかかわらず他方では所望な異
方性方向を確定させるために充分高くすることも重要で
ある。
部分の平面に平行で、しかもコア部分の軸線に対して所
望される方向を有している磁界が存在する所でコア部分
を熱処理することによって所望な方向とすることができ
る。熱処理の時間及び温度並びに磁界の強度はアモルフ
ァス強磁性金属の種類に応じて選択する。磁気ヘッドの
異方性は、一方では高透磁率とするために低くすること
が重要であるが、それにもかかわらず他方では所望な異
方性方向を確定させるために充分高くすることも重要で
ある。
以下図面につき本発明を説明する。
組成がCO70.3 Fe4.7 Si15 B10で、厚さ14μｍ、幅1mm、
長さ5mmのアモルファス強磁性金属から成る２つのコア
を10分間熱処理すると同時に、これらのコアを磁気的に
飽和させるのに充分な強度の磁界をかけた。一方のコア
は350゜の温度でそのコアの平面に長手方向軸線に対し
垂直に75kA/mの強度を有する磁界をかけて、長手方向軸
線に対して垂直の面内磁気異方性を持たせた（ａ）。他
方のコアには350゜の温度でそのコアの平面に垂直に120
0kA/mの強度を有する磁界をかけて、コアの平面に対し
て垂直の磁気異方性を持たせた（ｂ）。なお、垂直ファ
イアリングすなわち垂直磁場中で加熱処理する場合に
は、面内ファイアリング（コアの平面に平行な磁場中で
の加熱処理）の場合に較べて印加すべき磁界の強度を著
しく大きくする必要があることに留意すべきである。こ
とことは「垂直」ファイアリングにとって非常に不都合
なことである。周波数の関数としての透磁率をコアのま
わりに巻回したコイルのインピーダンスの変化量の測定
値から計算した。この場合、コイルインピーダンスの測
定は常にコアの長手方向軸線に対して平行な磁界中にて
行なった。その結果を第１及び第２図に示してある。こ
れらの図から明らかなように、前記ｂの場合のように磁
気異方性の方向をコアの平面に対して垂直に向けるので
はなく、前記ａの場合のようなコアの平面内で磁束の方
向に対して垂直に磁気異方性を向けることによって透磁
率の改善が達成される。1MHz以上の周波数の透磁率が減
少するのはうず電流に起因している。前記ａの場合に、
コアを例えば14μｍよりも薄く、特に10μｍよりも薄く
造ると、第１図の破線曲線にて示すように透磁率は1MHz
よりも多少高い周波数まで高い値のまヽである。例えば
厚さが５μｍのコアは、それよりも厚いコアを研磨及び
／又はエッチングすることによって得ることができる。
コア平面に対し垂直の方向の磁気異方性を有しているコ
アの場合には、コアの厚さを薄くすると1MHz以上の高周
波数にて透磁率がより一層強く減少すると云う不都合な
影響が生ずる。
長さ5mmのアモルファス強磁性金属から成る２つのコア
を10分間熱処理すると同時に、これらのコアを磁気的に
飽和させるのに充分な強度の磁界をかけた。一方のコア
は350゜の温度でそのコアの平面に長手方向軸線に対し
垂直に75kA/mの強度を有する磁界をかけて、長手方向軸
線に対して垂直の面内磁気異方性を持たせた（ａ）。他
方のコアには350゜の温度でそのコアの平面に垂直に120
0kA/mの強度を有する磁界をかけて、コアの平面に対し
て垂直の磁気異方性を持たせた（ｂ）。なお、垂直ファ
イアリングすなわち垂直磁場中で加熱処理する場合に
は、面内ファイアリング（コアの平面に平行な磁場中で
の加熱処理）の場合に較べて印加すべき磁界の強度を著
しく大きくする必要があることに留意すべきである。こ
とことは「垂直」ファイアリングにとって非常に不都合
なことである。周波数の関数としての透磁率をコアのま
わりに巻回したコイルのインピーダンスの変化量の測定
値から計算した。この場合、コイルインピーダンスの測
定は常にコアの長手方向軸線に対して平行な磁界中にて
行なった。その結果を第１及び第２図に示してある。こ
れらの図から明らかなように、前記ｂの場合のように磁
気異方性の方向をコアの平面に対して垂直に向けるので
はなく、前記ａの場合のようなコアの平面内で磁束の方
向に対して垂直に磁気異方性を向けることによって透磁
率の改善が達成される。1MHz以上の周波数の透磁率が減
少するのはうず電流に起因している。前記ａの場合に、
コアを例えば14μｍよりも薄く、特に10μｍよりも薄く
造ると、第１図の破線曲線にて示すように透磁率は1MHz
よりも多少高い周波数まで高い値のまヽである。例えば
厚さが５μｍのコアは、それよりも厚いコアを研磨及び
／又はエッチングすることによって得ることができる。
コア平面に対し垂直の方向の磁気異方性を有しているコ
アの場合には、コアの厚さを薄くすると1MHz以上の高周
波数にて透磁率がより一層強く減少すると云う不都合な
影響が生ずる。
本発明に基づく効果は磁気ヘッドに種々の方法で適用す
ることができる。
ることができる。
第３図はサンドウィッチタイプの磁気ヘッドを示したも
のであり、この磁気ヘッド１は２半部からなり、その各
半部は例えばガラス製のそれぞれ２つの基板2,3と4,5に
より構成され、これらの基板間にはそれぞれアモルファ
ス強磁性金属から成るコア部分６及び７を設けてある。
コア部分６と７との間には変換ギャップ８を形成し、コ
ア部分６のまわりにはコイル９を設ける。コア部分6,7
の厚さは磁気ヘッド１の全体の幅ｗを200μｍとする場
合には例えば15μｍとする。うず電流をなくすために、
コア部分6,7は例えば各厚さが５μｍの３つのザブコア
部分から成る薄片状のもので構成することもできる。メ
ガヘルツ（MHz）の範囲内では透磁率を高くし、かつ損
失分を最小とするには、コア部分6,7における面内磁気
異方性の方向がヘッドの作動中における磁束の方向に対
して垂直に延在するようにすることが望ましい。このこ
とを第３図の磁気ヘッド１のコア部分6,7で実現する様
子を第４及び５図に示してある。前述した熱処理中にコ
ア部分には永久磁石11及び12によって発生される磁界を
かける。永久磁石11はコア部分6,7のまわりに取付け、
また永久磁石12はコイルチャンバ10（第４図）内に取付
ける。コア部分6,7は両磁石11及び12と端部レベルの個
所に設ける（第５図）。
のであり、この磁気ヘッド１は２半部からなり、その各
半部は例えばガラス製のそれぞれ２つの基板2,3と4,5に
より構成され、これらの基板間にはそれぞれアモルファ
ス強磁性金属から成るコア部分６及び７を設けてある。
コア部分６と７との間には変換ギャップ８を形成し、コ
ア部分６のまわりにはコイル９を設ける。コア部分6,7
の厚さは磁気ヘッド１の全体の幅ｗを200μｍとする場
合には例えば15μｍとする。うず電流をなくすために、
コア部分6,7は例えば各厚さが５μｍの３つのザブコア
部分から成る薄片状のもので構成することもできる。メ
ガヘルツ（MHz）の範囲内では透磁率を高くし、かつ損
失分を最小とするには、コア部分6,7における面内磁気
異方性の方向がヘッドの作動中における磁束の方向に対
して垂直に延在するようにすることが望ましい。このこ
とを第３図の磁気ヘッド１のコア部分6,7で実現する様
子を第４及び５図に示してある。前述した熱処理中にコ
ア部分には永久磁石11及び12によって発生される磁界を
かける。永久磁石11はコア部分6,7のまわりに取付け、
また永久磁石12はコイルチャンバ10（第４図）内に取付
ける。コア部分6,7は両磁石11及び12と端部レベルの個
所に設ける（第５図）。
第４及び５図における矢印は熱処理後の磁気異方性の局
部的方向を示す。磁気ヘッドの作動中における磁束通路
を第４図に13にて線図的に示してある。従って、上述し
たようにしてコア部分における面内異方性の方向を磁束
通路に対し局部的に垂直な方向とすることができる。
部的方向を示す。磁気ヘッドの作動中における磁束通路
を第４図に13にて線図的に示してある。従って、上述し
たようにしてコア部分における面内異方性の方向を磁束
通路に対し局部的に垂直な方向とすることができる。
第６図は磁束の通路に対して垂直な面内磁気異方性の方
向を調整するのがより一層簡単である他の例の磁気ヘッ
ドを示したものである。
向を調整するのがより一層簡単である他の例の磁気ヘッ
ドを示したものである。
磁気ヘッド14は２半部から成り、これらの各半部はそれ
ぞれフェライトコア部分15及び16と、それぞれアモルフ
ァス強磁性金属からなるコア部分17および18とで構成す
る。これらの２半部を接着剤によって合体させて、後部
ギャップ19と変換ギャップ20を形成する。前述した熱処
理中にはコア部分17及び18に、それらがその熱処理後に
矢印21及び22で示すような方向の面内異方性を呈するよ
うになる方向の磁界Ｈをかける。従って、斯様な構成で
も面内磁気異方性の方向は磁束通路の方向に対して垂直
となる。磁気ヘッド14を完成させるために、コア部分15
と16のまわりにコイル23を設ける。磁気ヘッドの作動中
には磁気テープ24を磁気ヘッド14に横切らせるように動
かして、テープを変換ギャップ20と磁束結合させるよう
にする。従ってアモルファス強磁性金属製のコア部分1
7,18は磁気テープ24の平面に平行する。
ぞれフェライトコア部分15及び16と、それぞれアモルフ
ァス強磁性金属からなるコア部分17および18とで構成す
る。これらの２半部を接着剤によって合体させて、後部
ギャップ19と変換ギャップ20を形成する。前述した熱処
理中にはコア部分17及び18に、それらがその熱処理後に
矢印21及び22で示すような方向の面内異方性を呈するよ
うになる方向の磁界Ｈをかける。従って、斯様な構成で
も面内磁気異方性の方向は磁束通路の方向に対して垂直
となる。磁気ヘッド14を完成させるために、コア部分15
と16のまわりにコイル23を設ける。磁気ヘッドの作動中
には磁気テープ24を磁気ヘッド14に横切らせるように動
かして、テープを変換ギャップ20と磁束結合させるよう
にする。従ってアモルファス強磁性金属製のコア部分1
7,18は磁気テープ24の平面に平行する。
第7a図はフェライト製の後部ヨーク26を有している磁気
ヘッド25を示したものである。この場合には、各々が２
つの基板27,28と29,30でそれぞれ構成され、かつこれら
の基板間にアモルファス強磁性金属でそれぞれ形成した
コア部分31及び32を介挿させた２つの磁極片を前記後部
ヨーク26の上に設ける。高さｈを数10ミリメートルとし
得る基板27,28,29,30は、例えばガラス製とする。コア
部分31並びにコア部分32の厚さは、例えば5,10,15又は2
0μｍとすることができる。コア部分31は、それが第7b
図に矢印33で示したような方向の面内異方性を呈するよ
うな方向を有している磁界H1中にて熱処理した。斯かる
面内異方性の方向（矢印33）と、作動中にコア部分31を
通過する磁束の方向との間の角度は場所に応じて変化
し、その角度は概略約45゜〜約90゜の範囲内の値とす
る。コア部分32は、それが第7c図に矢印34で示したよう
な方向の面内異方性を呈するようになるような方向の磁
界H2内にて熱処理した。このコア部分32についても前記
コア部分31につき述べたと同様なことが云える。磁気ヘ
ッドの製造時には基板27と28との間に介挿したコア部分
31を、基板29と30との間に介挿したコア部分32の反対側
に位置させて、一方のコア部分31を接着剤によって他方
のコア部分32に接着して、変換ギャップ35を形成する。
ヘッド25を示したものである。この場合には、各々が２
つの基板27,28と29,30でそれぞれ構成され、かつこれら
の基板間にアモルファス強磁性金属でそれぞれ形成した
コア部分31及び32を介挿させた２つの磁極片を前記後部
ヨーク26の上に設ける。高さｈを数10ミリメートルとし
得る基板27,28,29,30は、例えばガラス製とする。コア
部分31並びにコア部分32の厚さは、例えば5,10,15又は2
0μｍとすることができる。コア部分31は、それが第7b
図に矢印33で示したような方向の面内異方性を呈するよ
うな方向を有している磁界H1中にて熱処理した。斯かる
面内異方性の方向（矢印33）と、作動中にコア部分31を
通過する磁束の方向との間の角度は場所に応じて変化
し、その角度は概略約45゜〜約90゜の範囲内の値とす
る。コア部分32は、それが第7c図に矢印34で示したよう
な方向の面内異方性を呈するようになるような方向の磁
界H2内にて熱処理した。このコア部分32についても前記
コア部分31につき述べたと同様なことが云える。磁気ヘ
ッドの製造時には基板27と28との間に介挿したコア部分
31を、基板29と30との間に介挿したコア部分32の反対側
に位置させて、一方のコア部分31を接着剤によって他方
のコア部分32に接着して、変換ギャップ35を形成する。
磁気ヘッド25はコア部分31と32のまわりにコイル36を設
けることにより完成させる。このような磁気ヘッド構成
では、コア部分31,32を、作動中磁気ヘッド25に横切ら
せる磁気ヘッド37の平面に対して垂直となるように設け
る。このような構成とすれば、第６図に示した磁気ヘッ
ドに較べて摩耗の観点からして有利である。また、第７
図の磁気ヘッドは第３図の磁気ヘッドに較べて製造も簡
単である。
けることにより完成させる。このような磁気ヘッド構成
では、コア部分31,32を、作動中磁気ヘッド25に横切ら
せる磁気ヘッド37の平面に対して垂直となるように設け
る。このような構成とすれば、第６図に示した磁気ヘッ
ドに較べて摩耗の観点からして有利である。また、第７
図の磁気ヘッドは第３図の磁気ヘッドに較べて製造も簡
単である。
以上説明したように本発明によれば、磁気ヘッドの動作
中に２個のコア部分に生ずる磁束の局部的な方向と磁気
異方性の方向とが、コア部分全体に亘って非零となる角
度をなすように構成しているから、コア部分の材料の透
磁率を一層大きくすることができ、この結果磁気ヘッド
の信号強度も一層大きくすることができる。
中に２個のコア部分に生ずる磁束の局部的な方向と磁気
異方性の方向とが、コア部分全体に亘って非零となる角
度をなすように構成しているから、コア部分の材料の透
磁率を一層大きくすることができ、この結果磁気ヘッド
の信号強度も一層大きくすることができる。
第１図は透磁率の実数成分μ′についての周波数依存特
性を示す特性図； 第２図はコアの平面内に異方性の方向を有しているアモ
ルファス強磁性金属製のコア（曲線ａ）と、コアの平面
に対し垂直の異方性方向を有しているアモルファス強磁
性金属製のコア（曲線ｂ）との２つのコアの透磁率の虚
数成分μ″についての周波数依存特性を示す特性図； 第３図はアモルファス強磁性金属から成るコアを有して
いる磁気ヘッドの一例を示す斜視図； 第４図は第３図に示した磁気ヘッドにおけるコアの製造
過程における正面図； 第５図は第４図のＶ−Ｖ線上での断面図； 第６図は作動中に磁気ヘッドに走行させる磁気テープに
平行となるアモルファス強磁性金属製の２つコア部分を
有している磁気ヘッドの例を示す斜視図； 第7a図は作動中に磁気ヘッドに走行させる磁気テープに
対して垂直となるアモルファス強磁性金属製の２つのコ
ア部分を有している磁気ヘッドの一部を示す斜視図； 第7b及び7c図は、それぞれ第7a図の磁気ヘッドにおける
コア部分の製造過程における斜視図である。 １……磁気ヘッド、2,3,4,5……基板 6,7……コア部分、８……変換ギャップ ９……コイル、10……コイルチャンバ 11,12……永久磁石、13……磁束通路 14,25……磁気ヘッド 15,16……フェライトコア部分 17,18,31,32……アモルファス強磁性金属製コア部分 19……後部ギャップ、20,35……変換ギャップ 21,22,33,34……面内磁気異方性の方向 23,36……コイル、24,37……磁気テープ 26……後部ヨーク、27,28,29,30……基板
性を示す特性図； 第２図はコアの平面内に異方性の方向を有しているアモ
ルファス強磁性金属製のコア（曲線ａ）と、コアの平面
に対し垂直の異方性方向を有しているアモルファス強磁
性金属製のコア（曲線ｂ）との２つのコアの透磁率の虚
数成分μ″についての周波数依存特性を示す特性図； 第３図はアモルファス強磁性金属から成るコアを有して
いる磁気ヘッドの一例を示す斜視図； 第４図は第３図に示した磁気ヘッドにおけるコアの製造
過程における正面図； 第５図は第４図のＶ−Ｖ線上での断面図； 第６図は作動中に磁気ヘッドに走行させる磁気テープに
平行となるアモルファス強磁性金属製の２つコア部分を
有している磁気ヘッドの例を示す斜視図； 第7a図は作動中に磁気ヘッドに走行させる磁気テープに
対して垂直となるアモルファス強磁性金属製の２つのコ
ア部分を有している磁気ヘッドの一部を示す斜視図； 第7b及び7c図は、それぞれ第7a図の磁気ヘッドにおける
コア部分の製造過程における斜視図である。 １……磁気ヘッド、2,3,4,5……基板 6,7……コア部分、８……変換ギャップ ９……コイル、10……コイルチャンバ 11,12……永久磁石、13……磁束通路 14,25……磁気ヘッド 15,16……フェライトコア部分 17,18,31,32……アモルファス強磁性金属製コア部分 19……後部ギャップ、20,35……変換ギャップ 21,22,33,34……面内磁気異方性の方向 23,36……コイル、24,37……磁気テープ 26……後部ヨーク、27,28,29,30……基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コルネリス・イエーガー オランダ国5621 ベーアー アインドーフ エン フルーネヴアウツウエツハ１ (72)発明者 アルベルタス・ヨハネス・コルネリス・フ アン・デル・ボルスト オランダ国5621 ベーアー アインドーフ エン フルーネヴアウツウエツハ１ (72)発明者 ヘイスベルタス・ウイルヘルムス・ツルク オランダ国5621 ベーアー アインドーフ エン フルーネヴアウツウエツハ１ (56)参考文献 特開 昭59−217218（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−127103（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−9157（ＪＰ，Ａ)
Claims (4)
- 【請求項１】一部分にコイルを巻いてある磁化可能な材
料製のコアの、少なくとも変換ギャップを画成する２個
のコア部分をアモルファス強磁性金属で形成した磁気ヘ
ッドにおいて、前記２つのコア部分を磁気的に異方性の
アモルファス強磁性金属製のものとし、かつこれら２つ
のコア部分の磁気異方性の方向が前記２つのコア部分の
平面内にあり、且つコア部分全体に亘って、磁気ヘッド
の作動中に前記２個のコア部分に生ずる磁束の方向に対
しほぼ一定の非零となる角度αをなすことを特徴とする
磁気ヘッド。 - 【請求項２】前記角度αを、45゜≦α≦90゜としたこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の磁気ヘッ
ド。 - 【請求項３】α＝90゜としたことを特徴とする特許請求
の範囲第１項に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項４】前記コア部分を鉄、コバルト、ホウ素及び
シリコンを含有しているアモルファス合金で構成したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1,2又は３項のいずれ
かに記載の磁気ヘッド。
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|---|---|---|---|
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