JPH0734221Y2 - ポンプの流量制御弁 - Google Patents

ポンプの流量制御弁

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JPH0734221Y2
JPH0734221Y2 JP1989065063U JP6506389U JPH0734221Y2 JP H0734221 Y2 JPH0734221 Y2 JP H0734221Y2 JP 1989065063 U JP1989065063 U JP 1989065063U JP 6506389 U JP6506389 U JP 6506389U JP H0734221 Y2 JPH0734221 Y2 JP H0734221Y2
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JP
Japan
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connector
valve
flow rate
pressure chamber
spool valve
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Application number
JP1989065063U
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English (en)
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JPH035992U (ja
Inventor
瑞生 大滝
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、自動車の操舵力を助勢するパワーステアリン
グ装置等に使用される油圧ポンプの流量制御弁に関す
る。
《従来の技術》 一般に、この種自動車用パワーステアリング装置には、
流量制御弁を有する油圧ポンプが使用されており、例え
ば実開昭62-82389号公報等に示すような先行技術が知ら
れている。
ところで、上記油圧ポンプの流量制御弁は、例えば、第
5図に示すように、ポンプ本体30に形成した弁収容孔31
にスプール弁32を摺動可能に嵌挿すると共に、この弁収
容孔31の開口部よりコネクタ33を嵌合し、これらスプー
ル弁32とコネクタ33との間に、ポンプの吐出室と連通す
る一次圧力室34を形成する一方、スプール弁32と弁収容
孔31の封止端との間には二次圧力室35が形成されてい
る。そして上記二次圧力室35には、セットスプリング36
が縮設されてスプール弁32を常時一次圧力室34に付勢し
ている。
また、上記コネクタ33の端部には、パワーステアリング
装置へ作動油を供給する供給路を備えたジョイントが連
結されるものであり、上記ジョイントと一次圧力室34と
を連通する流路33aの一部には、小径に絞られたメイン
オリフィス33bが形成され一次圧力室34と二次圧力室35
との圧力差に応じてパワーステアリング装置へ供給する
作動油の油量および油圧を制御するようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上述した従来の実施例では、ポンプ本体
30に形成した弁収容孔31の開口端に嵌合するコネクタ33
に、パワーステアリング装置へ作動油を供給する流路33
aを形成し、この流路33aの一部に小径に絞られたメイン
オリフィス33bを形成したものであるが、上記コネクタ3
3のメインオリフィス33bは、流量特性が異なる機種毎に
メインオリフィス33bの径を設定したコネクタ33を準備
しなければならず、種類が多くなって部品管理が困難に
なる等の問題点がある。
また、上記コネクタ33のメインオリフィス33bは、精度
の高い穴加工を必要とするため、加工工数が増大してコ
スト高になる等の問題がある。
本考案は、上述した問題点を解決するためになされたも
ので、ポンプ本体に形成した弁収容孔の開口端に嵌合
し、パワーステアリング装置へ作動油を供給する流路を
形成したコネクタを、流量特性が異なる機種毎に新設す
ることなく、簡単な構造により1個のコネクタで任意な
流量特性を設定可能にしてなるポンプの流量制御弁を提
供することを目的とするものである。
《課題を解決するための手段》 この目的を達成するために本考案によれば、弁収容孔内
に摺動可能にスプール弁を嵌挿し、その開口端に流量制
御用コネクタを嵌合し、上記スプール弁とコネクタとの
間に形成された一次圧力室と、スプール弁と弁収容孔の
封止端との間に形成された二次圧力室との差圧により、
上記スプール弁を摺動制御して、上記コネクタからアク
チュエータへ供給する作動油を流量制御するようになっ
ているポンプの流量制御弁において、上記コネクタ内に
形成された流路の一次圧力室側の開口端に、先端が封止
された管体に圧入により取付け、上記管体の側面に、上
記管体の取付長さによって開口面積が調節される流量制
御用長穴を形成したことを特徴とするものである。
《作用》 このような構成に基づいて、本考案による油圧ポンプの
流量制御弁では、パワーステアリングへ供給される作動
油の流量特性を任意に設定するため、コネクタ内に形成
した流路の一次圧力室側開口端に、側面に流量制御用長
穴を形成した管体を取付け、上記管体の取付長さによっ
て流量制御用長穴の開口面積を調節できるようにしたの
で、作動油の流量特性が異なる機種毎にコネクタを新設
する必要がなくなり、1個のコネクタで任意な流量特性
を設定することができる。
《実施例》 以下、本考案による実施例を図面と基づいて具体的に説
明する。
第1図は、本考案の実施例を適用したパワーステアリン
グ装置用油圧ポンプの側面図、第2図は第1図のII-II
断面図であり、図において、符号1は油圧ポンプのケー
シング本体、2は図示しないクランク軸プーリから巻掛
伝動手段を介して回転駆動されるプーリである。
上記油圧ポンプのケーシング本体1は、内部にベーンタ
イプのポンプ本体が内蔵されている。そしてケーシング
本体1の外周には複数の取付ボス4が一体的に形成さ
れ、エンジン本体または車体側にフロントブラケット5
等を介してボルト6により装着される。
上記ケーシング本体1には、弁収容孔10が形成されてお
り、この弁収容孔10にはスプール弁11が摺動可能に嵌挿
され、その胸部でドレン孔Dを開閉可能になっている。
また、弁収容孔10の開口端には流量制御用コネクタ12が
嵌合している。上記弁収容孔10に嵌挿されたスプール弁
11とコネクタ12との間にはポンプの吐出室と連通する一
次圧力室13が形成され、スプール弁11と弁収容孔10の封
止端との間にはコネクタ12よりも下流側と連通する二次
圧力室14が形成されている。
上記コネクタ12の端部には、パワーステアリング装置へ
作動油を供給するジョイント16が連結されるものであ
り、上記コネクタ12の内部には、ジョイント16と一次圧
力室13とを連通する流路12aが形成されている。
一方、上記コネクタ12の流路12aには、第3図に示すよ
うに、一次圧力室13側の開口端より先端が封止された管
体17が圧入されており、上記管体17の側面には、圧入長
さによって開口面積が調節される流量制御用長穴17aが
形成されている。
すなわち、上記一次圧力室13内の流量がコネクタ12の流
路12aに圧入された管体17の流量制御用長穴17aを通って
ジョイント16からパワーステアリング装置へ供給される
ものであり、第4図に示すように上記管体17の圧入長さ
を変更することによって、長穴17aの開口面積Sが調節
され、所定の流量特性が得られるよう設定することがで
きる。
なお、図において、符号18は、スプール弁11を常時一次
圧力室13側に付勢しているセットスプリングで、19は弁
収容孔10の開口端より嵌合するコネクタ12のシール用O
リングである。
このように構成された実施例では、エンジンが運転され
てポンプ本体が駆動されると、ポンプの吐出圧により一
次圧力室13と二次圧力室14との間に差圧が生じ、この差
圧に基づいてスプール弁11が摺動してドレン孔Dを開閉
制御し、コネクタ12に圧入した管体17の長穴17aより、
所定の流量特性に制御された作動油の流量および圧力が
流路12aからジョイント16を経てパワーステアリング装
置へ供給される。
ここで、上記コネクタ12に圧入された管体17の長穴17a
より吐出される作動油の流量および圧力は、上記管体17
の圧入長さによって調整される長穴17aの開口面積Sで
決まるものであり、コネクタ12の組付け前に、予め流量
特性が得られるように設定されている。
このようにして、流量特性が異なる機種毎にコネクタ12
を新設することなく、コネクタ12に圧入される管体17の
長穴17aの開口面積sを調整するだけの簡単な構造で、
任意の流量特性を有するコネクタ12を得ることができ
る。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば、パワーステアリ
ングへ供給される作動油の流量特性を設定するコネクタ
を備えた油圧ポンプの流量制御弁において、上記コネク
タ内に形成された流路の一次圧力室側の開口端に、先端
が封止された管体を圧入により取付け、上記管体の側面
に、上記管体の取付け長さによって開口面積が調節され
る流量制御用長穴を形成したので、流量特性が異なる機
種毎にコネクタを新設することなく、簡単な構造により
1個のコネクタで任意な流量特性を設定することができ
る。
また、パワーステアリング装置の流量特性が異なる機種
毎に、精度の高いオリフィス等の加工が不要となり、加
工工数が大幅に削減され、コスト低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を適用したパワーステアリング
用油圧ポンプの側面図、第2図は第1図のII-II断面
図、第3図は、本考案のコネクタを示す断面図、第4図
は同コネクタの側面図、第5図は従来例における油圧ポ
ンプの流量制御弁を示す要部の断面図である。 1……ケーシング本体,10……弁収容孔,11……スプール
孔,12……コネクタ,12a……流路,13……一次圧力室,14
……二次圧力室,17……管体,17a……長穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁収容穴内に摺動可能にスプール弁を嵌挿
    し、その開口端に流量制御用コネクタを嵌合し、上記ス
    プール弁とコネクタとの間に形成された一次圧力室と、
    スプール弁と弁収容穴の封止端との間に形成された二次
    圧力室との差圧により、上記スプール弁を摺動制御し
    て、上記コネクタからアクチュエータへ供給する作動油
    を流量制御するようになっているポンプの流量制御弁に
    おいて、上記コネクタ内に形成された流路の一次圧力室
    側の開口端に先端が封止された管体を圧入により取付
    け、上記管体の側面に、上記管体の取付け長さによって
    前記コネクタ側流路の流路壁との間で開口面積が調節さ
    れる流量制御用長穴を形成したことを特徴とするポンプ
    の流量制御弁。
JP1989065063U 1989-06-02 1989-06-02 ポンプの流量制御弁 Expired - Lifetime JPH0734221Y2 (ja)

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JPH035992U JPH035992U (ja) 1991-01-21
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