JPH0733983Y2 - マッドガード - Google Patents

マッドガード

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JPH0733983Y2
JPH0733983Y2 JP1276389U JP1276389U JPH0733983Y2 JP H0733983 Y2 JPH0733983 Y2 JP H0733983Y2 JP 1276389 U JP1276389 U JP 1276389U JP 1276389 U JP1276389 U JP 1276389U JP H0733983 Y2 JPH0733983 Y2 JP H0733983Y2
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浩 向井
知明 小宮山
彰浩 吉田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,自動車の車輪後方においてその外板に取付け
る,マッドガードの構造に関する。
〔従来技術〕
第7図に示すごとく,マッドガード9は自動車の車輪45
の後方において,車体4の外板41に,ボルトナット31,3
2,33により締付け固定される。また,該マッドガード9
は,外板41の弧状端面42に面する弧状接触板90と,その
下方に連設した下片92とを有する。また,上記弧状接触
板42には,第8図に示すごとく,該弧状接触板90の略直
角にヒレ部911が立設されている。
しかして,従来のマッドガードは,車体4に取り付ける
際の剛性を保持させるため,第8図に示すごとく,その
内部に金属インサート98を配置し,全体は樹脂によって
作製したものがある。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,かかるマッドガードにおいては,上記イ
ンサートが弧状接触板90の上方まで入っている場合,或
いは樹脂自体の剛性が高い場合には,前記第8図に示す
ごとく,外板41の外側面43と上記ヒレ部911の先端部と
の間にクリアランスCを生ずることがある。
上記クリアランスCを生ずると,ヒレ部と外板との間に
ゴミが入ったり,道路上の草等をかみ込んだりする。
本考案はかかる問題点に鑑み,前記ヒレ部と外板との間
にクリアランスを生ずることがないマッドガードを提供
しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本考案は,自動車の車輪後方において車体の外板の弧状
端面に取付けるマッドガードであって, 該マッドガードは,前記外板の弧状端面に面接触する弧
状接触板と, 該弧状接触板の側端に遠心方向に向かって略直角に立設
したヒレ部と, 上記弧状接触板よりも下方に連設され前記外板の弧状端
面とは接触しない下片とを有し, かつ上記弧状接触板の曲率半径は前記外板における弧状
端面の曲率半径よりも大きく形成してあり, また,該マッドガードはその全体が軟質材によって構成
されていると共に,上記弧状接触板の下方部から下片に
かけてはその内部に硬質材のコア層を有していることを
特徴とするマッドガードにある。
本発明において,上記マッドガードの弧状接触板は,そ
の内側が車体外板の弧状端面に面接触する。そして,該
弧状接触板の曲率半径は,該マッドガードを外板に取付
ける前の自由状態においては,車体外板の上記弧状端面
の曲率半径よりも大きい曲率半径を有している。
また,弧状接触板の下方部から下片にかけて、いわゆる
サンドイッチ構造を有する。即ち,このサンドイッチ構
造の部分は,内部に硬質材のコア層を有し,該コア層の
外周が軟質材の表皮層によって覆われている。このよう
に弧状接触板の下方部をサンドイッチ構造とするのは,
弧状接触板の下方部から下片上方にかけて上記コア層を
設けることによって,マッドガードに剛性を与えるため
である。
一方,前記のごとく,弧状接触板の上方部は,マッドガ
ードを外板に取付ける際に,該マッドガードの弧状接触
板が柔軟性をもって弧状端面に接触できるよう,軟質材
で構成する。ここに,弧状接触板の下方部とは,マッド
ガードの後方取付け部の位置よりも少し上方の位置から
下方をいう。また,ヒレ部は全て軟質材で構成する。
なお,下片につていも,その下方部分は,駐車場の止石
等と接触するため,柔軟性を有することが望ましい。そ
れ故,この下方部分は軟質材で構成することが好まし
い。
また,上記硬質材としては,ABS樹脂,硬質PVC樹脂,タ
ルク等のフィラー入りのポリプロピレン樹脂などがあ
る。また,これら樹脂にグラスファイバー等を混入させ
た樹脂などもある。
また,軟質材としては,ポリプロピレンにEPDMをブレン
ドした樹脂,EVA樹脂,SEBS(スチレン・エチレン・ブタ
ジエン・スチレン樹脂、SBS(スチレン・ブタジエン・
スチレン)樹脂,軟質PVC樹脂などがある。
〔作用〕
本考案のマッドガードを車体外板に取付けるに当たって
は,マッドガードの弧状接触板を外板の弧状端面に面接
触させ,マッドガードの後方取付部更には側方取付部を
外板にネジ止め等により締付固定する。
このとき重要なことは,本考案のマッドガードは,弧状
接触板の曲率半径が外板の弧状端面のそれより大きく,
かつヒレ部の全体及び弧状接触板の上方が軟質材によっ
て構成されているため,弧状接触板が弧状端面にほぼ全
面的に面接触するように,マッドガードを外板に固定す
ると,弧状接触板に立設してあるヒレ部が外板側面に向
かって倒れ込む状態となる(実施例参照)。それ故,ヒ
レ部と外板との間にクリアランスを生じない。
また,弧状接触板の下方から下片にかけては前記コア層
を有するため,マッドガードは適度の剛性を有する。
〔効果〕
したがって,本考案によれば,マッドガードのヒレ部と
外板との間にクリアランスを生ずることがなく,また剛
性を有するマッドガードを提供することができる。
また,本考案のマッドガードは弧状接触板の曲率半径が
弧状端面のそれよりも大きく形成してあるので,車両の
弧状端面の形状が多少設計変更された場合でも,また車
種を異にする車両に対しても幅広く適用することができ
る。また,そのために大量生産可能となりコスト安とな
る。
〔実施例〕
本考案の実施例にかかるマッドガードにつき,第1図〜
第6図を用いて説明する。
該マッドガード2は,第1図に示すごとく,自動車の車
輪45の後方において,車体4の外板41に,ボルトナット
31,32,33により締付け固定される。そして,該マッドガ
ード2は,第2図〜第5図に示すごとく、上記外板41の
弧状端面42に接触させるための弧状接触板21と,該弧状
接触板21の片面側端に,遠心方向に向かって,略直角方
向に立設したヒレ部22と,弧状接触板21の側方に設けた
側方取付片23と,下片27とを有する。
上記下片27は,上記弧状接触板21よりも下方に連設さ
れ,上記車体外板41の弧状端面42とは接触していない。
そして,上記弧状接触板21の曲率半径は,車体外板の弧
状端面42の曲率半径よりも大きく形成してある(第1図
参照)。
また,上記側方取付片23には,2つの貫通孔231,232を有
する。また,下片27の上方には後方突出部24を設けると
共に後方取付部25を設ける。該後方取付部25は貫通孔25
1を有する。また,上記貫通孔231,232,251が,第1図に
示すごとく,ボルトナット31,32,33によって締付けられ
る。なお、符号26は後方突出部に設けた凹所である。
しかして,上記マッドガード2においては,第5図に示
すごとく,弧状接触板12の下方から下片27の上方の部分
に,硬質材11からなるコア槽を有し,その表面は軟質材
12からなる表皮層が形成されている。即ち、上記部分は
サンドイッチ構造を有する。そして,他の部分は軟質材
のみで形成されている。
即ち,本例のマッドガード2は,その全体が軟質材によ
って構成されていると共に,上記弧状接触板12の下方部
から下片27にかけては,その内部に硬質材のコア層を有
している(第5図)。
第4図は,側方取付片23の上部貫通孔231の部分におけ
る横方向断面を示している。同図より知られるごとく,
この位置では弧状接触板21は軟質材のみである。またヒ
レ部22は下方まで軟質材で構成されている。なお,取付
片23の下部貫通孔232付近の弧状接触板22は,第5図に
示すごとく硬質材を内包している。
なお,前記マッドガード2において,硬質材11としては
フィラー入りポリプロピレン樹脂を,軟質材12としては
ポリプロピレンにEPDMをブレンドした樹脂を用いた。ま
た,上記マッドガード2はサンドイッチ成形法により作
製した。
次に,上記マッドガード2を,前記第1図に示したごと
く車体に取付け,ボルトナット31,32,33により締付け固
定した。
このとき,マッドガード2の弧状接触板21は,取付け前
の自由状態においては,同図に点線で示すごとく,その
曲率半径が外板の弧状端面42の曲率半径よりも大きい状
態にある。
そのため,上記取付けに際して弧状接触板21を弧状端面
42に面接触させて,上記のごとくボルトナットによりマ
ッドガード2を外板41に固定すると、第1図に示すごと
く,弧状接触板21はその曲率半径が小さくなる方向に曲
げられる。そして,このとき弧状接触板21には第6図に
示すごとく,弧状端面21の方向へ力Fが加わる。それ
故,弧状接触板21の側面のヒレ部22にはG方向の曲げ力
が発生し,ヒレ部22は内側方向,つまり外板41の外側面
43の方向に倒れ込むことになる。そして,ヒレ部22の先
端部が外板41に接触する。
したがって,ヒレ部22と外板41との間にクリアランスを
生ずることがない。また,弧状接触板21の下方及び下片
27上方部には,硬質材のコア層を包含させてサンドイッ
チ構造としてあるので,マッドガードは剛性を有する。
更に,該マッドガードはその弧状接触板21の曲率半径が
外板の弧状端面42の曲率半径よりも大きいので,弧状端
面42の曲率半径が異なる車両に対しても利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は実施例のマッドガードを示し,第1図
は車両にマッドガードを取付けた状態の側面図,第2図
及び第3図はマッドガードの下方及び上方から見た斜視
図,第4図は第3図のB−B線矢視断面図,第5図はコ
ア層の場所を示すマッドガードの正面説明図,第6図は
ヒレ部と外板との接触状態を示す断面図,第7図及び第
8図は従来のマッドガードを示し第7図は取付け状態,
第8図はヒレ部と外板との位置関係を示す断面図であ
る。 11……硬質材,12……軟質材,2……マッドガード,21……
弧状接触板,27……下片,25……後方取付部,41……外板,
42……弧状端面,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の車輪後方において車体の外板の弧
    状端面に取付けるマッドガードであって, 該マッドガードは,前記外板の弧状端面に面接触する弧
    状接触板と, 該弧状接触板の側端に遠心方向に向かって略直角に立設
    したヒレ部と, 上記弧状接触板よりも下方に連設され前記外板の弧状端
    面とは接触しない下片とを有し, かつ上記弧状接触板の曲率半径は前記外板における弧状
    端面の曲率半径よりも大きく形成してあり, また,該マッドガードはその全体が軟質材によって構成
    されていると共に,上記弧状接触板の下方部から下片に
    かけてはその内部に硬質材のコア層を有していることを
    特徴とするマッドガード。
JP1276389U 1989-02-06 1989-02-06 マッドガード Expired - Fee Related JPH0733983Y2 (ja)

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