JP3362157B2 - 車両のフロントバンパー取付構造 - Google Patents

車両のフロントバンパー取付構造

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JP3362157B2 JP27252293A JP27252293A JP3362157B2 JP 3362157 B2 JP3362157 B2 JP 3362157B2 JP 27252293 A JP27252293 A JP 27252293A JP 27252293 A JP27252293 A JP 27252293A JP 3362157 B2 JP3362157 B2 JP 3362157B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車両の左右一対の前輪
間に配される中空のフロントバンパーの取付構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】例えば、ゴルフカー等の車両において
は、前方からの衝撃の一部は左右一対の前輪で受ける構
造とし、樹脂等で一体成形された中空のフロントバンパ
ーを左右の前輪間に部分的に取り付けることが行なわれ
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、フロ
ントバンパーは車体フレームに横方向から取り付けられ
ていたため、取付作業性が悪い上、取付部(ボルトの頭
部等)が横方向から見えてしまい、車両の外観を損うと
いう問題があった。 【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、フロントバンパーの衝撃吸収
機能を損うことなく、該フロントバンパーを作業性良く
簡単に取り付けることができ、しかも、車両に高い外観
品質を確保することができる車両のフロントバンパー取
付構造を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、車両の左右一対の前輪間に配される中空のフロ
ントバンパーの車体フレームへの取付構造において、
記フロントバンパーを樹脂にて一体成形し、その上部に
後方に折り返された覆い部を幅方向に亘って形成すると
ともに、左右両端部が断面コの字状に成形されたブラケ
ットにフロントバンパーの裏面左右を結着し、フロント
バンパー裏面左右の結着部の間に凹部を形成し、前記ブ
ラケットを車体フレームに前方から嵌め込み、両者の左
右方向においてフロントバンパーの前記結着部と同一位
置に下方から挿通するボルトによってブラケットをフロ
ントバンパーと共に車体フレームに締着することによっ
て前記フロントバンパーを車体フレームに取り付けるこ
とを特徴とする。 【0006】 【作用】本発明によれば、フロントバンパーの下方に比
較的広い作業スペースが確保され、この作業スペース内
でボルトを下方から締め付けてフロントバンパーを車体
フレームに取り付けるため、取付作業性が改善させると
ともに、ボルトの頭部が横方向に露出せず、車両はその
外観が損われることがなく、高品質が確保される。 【0007】又、本発明に係る取付構造はフロントバン
パーの中空形状には全く影響を及ぼさないため、フロン
トバンパーの衝撃吸収機能が損われることがない。 【0008】 【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 【0009】図1は本発明に係るフロントバンパーの取
付構造を示す側断面図(図2のA−A線断面図)、図2
は図1のB−B線断面図、図3は図2のC−C線断面
図、図4はフロントバンパー取付部の分解斜視図、図5
はゴルフカーの側面図、図6は同ゴルフカー前部の一部
破断側面図、図7は同ゴルフカー前部の一部破断平面図
である。 【0010】先ず、図5乃至図7に基づいてゴルフカー
1の概略構成を説明すると、該ゴルフカー1は5人乗り
であって、車体2はその前後部を左右一対の前輪3と後
輪4によってそれぞれ走行自在に支持されている。 【0011】又、車体2のフロア5上には2つのシート
6,7が前後方向に適当な間隔で配置されており、前側
のシート6の前方にはハンドルポスト8が斜めに立設さ
れている。そして、ハンドルポスト8内に回転自在に挿
通されたステアリングシャフトの上端にはステアリング
ハンドル9が結着されている。尚、前側のシート6には
ドライバーを含めて2人の乗員が、後側のシート7には
3人の乗員がそれぞれ着座でき、当該ゴルフカー1には
計5人の乗員が乗ることができる。 【0012】更に、車体2の前後部はフロントカバー1
0、リヤカバー11によってそれぞれ覆われており、フ
ロントカバー10の上方にはフロントウインド12が立
設され、該フロントウインド12の上端からはルーフ1
3が後方に向かって延設されている。 【0013】ところで、車体2の前端の前記左右の前輪
3の間にはフロントバンパー14が取り付けられてい
る。 【0014】上記フロントバンパー14は、図6及び図
7に示すように、左右一対の車体フレーム15の前端に
結着されたクロスフレーム16に金属製のブラケット1
7を介して左右2本のボルト18で取り付けられてい
る。 【0015】而して、ゴルフカー1が直進状態にあっ
て、左右の前輪3が図7に実線にて示す状態にあるとき
には、最前方にフロントバンパー14が位置し、その後
方に前輪3、フロントカバー10がこの順に位置する。
従って、直進状態にあるゴルフカー1が前方から衝撃を
受けた場合には、その衝撃は先ずフロントバンパー14
によって吸収され、衝撃が過大であるためにフロントバ
ンパー14でその衝撃の全てが吸収し切れない場合に
は、前輪3、更にはフロントカバー10によって衝撃が
吸収される。 【0016】尚、例えば、右旋回時に前輪3が図7に鎖
線にて示すように右方に一杯切られた状態においても、
一方(左側)の前輪3とフロントバンパー14との間に
は所定の隙間δが確保されている。又、図示しないが、
左旋回時にも他方(右側)の前輪3とフロントバンパー
14との間には所定の隙間が確保される。 【0017】ここで、本発明に係るフロントバンパー1
4の取付構造の詳細を図1乃至図4に基づいて説明す
る。 【0018】フロントバンパー14はポリプロピレン
(PP)等の樹脂を用いたブロー成形等によって中空状
に一体成形され、その上部には後方に折り返された覆い
部14aが幅方向に亘って形成されている。又、このフ
ロントバンパー14の裏面の左右には上下2段の凹部1
4bがそれぞれ形成され、左右の凹部14bの中間には
幅の広い凹部14cが形成されており(図3及び図4参
照)、前記凹部14bには、予め2本の袋状ナット19
を埋設して成る樹脂製のナット保持部材20が嵌め込ま
れて溶着されている。尚、ナット保持部材20のフロン
トバンパー14の凹部14bへの溶着は、フロントバン
パー14の成形時に同時になされる。 【0019】一方、前記ブラケット17はその両端部が
断面コの字状に成形されており、図4に示すように、該
ブラケット17の各端部の垂直部には2つの円孔21が
前記袋状ナット19と同一ピッチで穿設されており、上
下部の所定位置(左右方向において前記円孔2と同一位
置)には、前記ボルト18が挿通すべき円孔22が各々
穿設されている。そして、ブラケット17の上面には、
該ブラケット17の上部に穿設された前記円孔22に合
致する位置にナット23が溶着されている(図1及び図
参照)。 【0020】又、前記クロスフレーム16の両端部には
チャンネル部材24が下方から嵌め込まれて溶着されて
おり、クロスフレーム16とチャンネル部材24には前
記ボルト18が挿通すべき円孔25がそれぞれ穿設され
ている。 【0021】次に、フロントバンパー14の取付手順を
説明する。 【0022】先ず、ブラケット17の両端部を2本のボ
ルト26によってフロントバンパー14の裏面に取り付
ける。即ち、図4に示すように、ブラケット17に穿設
された円孔21にボルト26を通し、該ボルト26をフ
ロントバンパー14側の袋状ナット19にネジ込むこと
によってブラケット17をフロントバンパー14の裏面
に取り付ける。 【0023】次に、上述のようにフロントバンパー14
に取り付けられたブラケット17をクロスフレーム16
とチャンネル部材24の外側に前方から嵌め込み、前記
ボルト18をブラケット17の下部に穿設された円孔2
2、チャンネル部材24とクロスフレーム16に各々穿
設された円孔25及びブラケット17の上部に穿設され
た円孔22に下方から通し、該ボルト18をナット23
にネジ込めば、ブラケット17及びフロントバンパー1
4の左右両端部がクロスフレーム16とチャンネル部材
24に取り付けられる。 【0024】以上の取付構造によれば、フロントバンパ
ー14の下方には比較的広い作業スペースが確保され、
この作業スペース内でボルト18を下方から締め付けて
フロントバンパー14をクロスフレーム16とチャンネ
ル部材24に取り付けることができるため、取付作業性
が改善される。 【0025】又、本取付構造によれば、ボルト18の頭
部が横方向に露出しないため、ゴルフカー1はその外観
が損われることがなく、高品質が確保される。そして、
フロントバンパー14の取付部の上部(ナット23等)
は該フロントバンパー14の上部に形成された覆い部1
4aによって覆われて外部に露出しないため、これによ
ってもゴルフカー1には高い外観品質性が確保される。
尚、フロントカバー10側に覆い部を形成すれば、該フ
ロントカバー10を組み付けた後においてもフロントバ
ンパー14を取り付け或いは取り外すことができる。 【0026】更に、本取付構造はフロントバンパー14
自体の中空形状には全く影響を及ぼさないため、フロン
トバンパー14の衝撃吸収機能はそのまま維持される。 【0027】尚、以上の実施例では、ナット保持部材2
0に袋ナット19を埋設したが、図8に示すように通常
のナット27を埋設しても良い。 【0028】 【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、車両の左右一対の前輪間に配される中空のフロン
トバンパーの車体フレームへの取付構造において、前記
フロントバンパーを樹脂にて一体成形し、その上部に後
方に折り返された覆い部を幅方向に亘って形成するとと
もに、左右両端部が断面コの字状に成形されたブラケッ
トにフロントバンパーの裏面左右を結着し、フロントバ
ンパー裏面左右の結着部の間に凹部を形成し、前記ブラ
ケットを車体フレームに前方から嵌め込み、両者の左右
方向においてフロントバンパーの前記結着部と同一位置
に下方から挿通するボルトによってブラケットをフロン
トバンパーと共に車体フレームに締着することによって
前記フロントバンパーを車体フレームに取り付けるよう
にしたため、フロントバンパーの衝撃吸収機能を損なう
ことなく、該フロントバンパーを作業性良く簡単に取り
付けることができ、しかも、車両に高い外観品質を確保
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るフロントバンパーの取付構造を示
す側断面図(図2のA−A線断面図)である。 【図2】図1のB−B線断面図である。 【図3】図2のC−C線断面図である。 【図4】フロントバンパー取付部の分解斜視図である。 【図5】ゴルフカーの側面図である。 【図6】ゴルフカー前部の一部破断側面図である。 【図7】ゴルフカー前部の一部破断平面図である。 【図8】本発明の変更実施例を示す図1と同様の図であ
る。 【符号の説明】 1 ゴルフカー(車両) 14 フロントバンパー 14a 覆い部 16 クロスフレーム(車体フレーム) 17 ブラケット 18 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−56505(JP,A) 特開 平3−243440(JP,A) 特開 昭60−174354(JP,A) 実開 平3−49145(JP,U) 実開 平2−19658(JP,U) 実開 平2−76556(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/24

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両の左右一対の前輪間に配される中空
    のフロントバンパーの車体フレームへの取付構造におい
    て、前記フロントバンパーを樹脂にて一体成形し、その上部
    に後方に折り返された覆い部を幅方向に亘って形成する
    とともに、左右両端部が断面コの字状に成形されたブラ
    ケットにフロントバンパーの裏面左右を結着し、フロン
    トバンパー裏面左右の結着部の間に凹部を形成し、前記
    ブラケットを車体フレームに前方から嵌め込み、両者の
    左右方向においてフロントバンパーの前記結着部と同一
    位置に下方から挿通するボルトによってブラケットをフ
    ロントバンパーと共に 車体フレームに締着することによ
    って前記フロントバンパーを車体フレームに取り付ける
    ことを特徴とする車両のフロントバンパー取付構造。
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