JPH0733786Y2 - 気泡浴槽の背もたれ構造 - Google Patents

気泡浴槽の背もたれ構造

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JPH0733786Y2
JPH0733786Y2 JP1989009028U JP902889U JPH0733786Y2 JP H0733786 Y2 JPH0733786 Y2 JP H0733786Y2 JP 1989009028 U JP1989009028 U JP 1989009028U JP 902889 U JP902889 U JP 902889U JP H0733786 Y2 JPH0733786 Y2 JP H0733786Y2
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久人 原賀
康利 稲富
隆志 小畑
光明 橋田
浩一 内山
謙治 森山
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、気泡浴槽の背もたれ構造に関するものであ
る。
(ロ)従来の技術 従来、気泡浴槽は、浴槽中に多数の気泡を噴射して噴流
圧と、気泡の破裂する時に生起する超音波刺激を利用し
て血行促進や洗浄効果を高めるようにしているものであ
り、かかる浴槽に入った場合、楽な姿勢で入浴し、気泡
噴射の効果をリラックスして受けることができるよう
に、例えば、特開昭62−270155に示された如く、浴槽中
に背もたれ板を配設した構造のものがある。
かかる構造は、背もたれ板の所定個所に温水を噴射する
ノズルを取付けており、身体のつぼに温水を当てて、刺
激を与えるようにしている。また、実開昭58−154691号
公報にも、背もたれ板に噴出ノズルと突起を設けた構造
が開示されており、一方、特開昭63−220869号公報には
肩部噴流装置を設けた気泡発生浴槽が開示されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、かかる背もたれ構造のものは、背もたれが固定
的であり、傾斜角度も一定したものであるため、入浴者
の体格や入浴者の入浴状況に応じた調節が行えず、その
使用に不便であった。更には、肩部の噴流が行えるもの
であっても、入浴者の背もたれ角度が固定的であるた
め、肩部のいわゆるつぼに的確に噴流を当てる調整もで
きない不便があった。
また、肩部の上下位置調整もできないので、入浴者の体
格にあった肩部の位置調整もできなかった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案では、気泡浴槽の浴槽内に傾斜角度を調整自在な
背もたれ板を配設し、背もたれ板の表面に噴出ノズルを
取り付けた気泡浴槽の背もたれ構造において、背もたれ
板の背部で、同噴出ノズルを伸縮自在な連通管を介して
浴湯還流パイプの終端と連通連結したことを特徴とする
気泡浴槽の背もたれ構造を提供せんとするものである。
本考案は、また、背もたれ板の上部に気泡噴出可能な肩
部噴流装置を設け、同肩部噴流装置を噴出ノズルとを、
供給パイプで連通連結したことにも構成上の特徴を有す
る。
(ホ)作用及び効果 本考案では、背もたれ板の背部において、噴出ノズルを
伸縮自在な連通管を介して浴槽還流パイプの終端と連通
連結している。従って、背もたれ板の気泡発生浴槽への
設置が簡単であり、また、背もたれ板の傾斜角度を変え
ても伸縮自在な連通管が噴射ノズルと浴湯還流パイプと
の連結連結を確実に保障するので、入浴者は、自分の体
格に合わせて、背もたれ板の傾斜角度を自由に調整する
ことができ、自分の背中のつぼに噴出ノズルを的確に対
峙させることができ、安楽姿勢で自己に最適のマッサー
ジ効果を得ることができる。
さらに、背もたれ板の上部に気泡噴出可能な肩部噴流装
置を設け、同肩部噴流装置を噴出ノズルとを、供給パイ
プで連通連結した場合には、背中のみならず、肩部にも
気泡まじりの浴湯を噴出することができ、上記した傾斜
角度調整自在な背もたれ板とあいまって、自分に適した
安楽姿勢で、背中のみならず肩部も効果的にマッサージ
することができる。
(ヘ)実施例 この考案の実施例を図面に基づき詳説すれば、第1図
は、本案構造の気泡浴槽の全体側面図を示すものであ
り、次のように構成されている。
即ち、浴槽Aは、周縁に一定幅の縁部1を形成し、同縁
部1に各種操作を行う為のコントローラを配設してい
る。
浴槽Aの外側方には、浴槽Aに付設し、或いは、浴槽A
から一定距離はなして気泡発生装置Mを構成する循環ポ
ンプ部Bが設けられている。
浴槽Aと循環ポンプ部Bとの間には、浴槽循環パイプC
が介設されており、同パイプCは、浴槽Aから循環ポン
プ部Bへ浴湯を送水するための浴湯吸込パイプC−1
と、同ポンプ部Bから同浴槽Aへ浴湯を噴流状態で送水
するための浴湯還流パイプC−2とより構成されてい
る。
浴湯吸込パイプC−1は、浴槽Aの側壁に一端を開口
し、循環ポンプ部Bのポンプ本体の吸水口に他端を連通
しており、更には、浴湯還流パイプC−2は、ポンプ本
体の吐水口に一端を連通し浴槽Aの一側壁に他端を開口
している。
そして、浴湯還流パイプC−2の他端開口部には、蛇腹
式の連通管2が連設されており、同連通管2は、後述す
る背もたれ板Sの噴流ノズル3に連結されている。
また、浴湯還流パイプC−2の浴槽A近傍においては、
空気吸引部Dの送気パイプ4を連通連結しており、従っ
て、循環ポンプ部Bにおけるポンプ本体の駆動によっ
て、浴槽A内の浴湯を浴湯還流パイプC−2から強制的
に背もたれ板Sの噴流ノズル3に供給するものであり、
同時に、浴湯還流パイプC−2における浴湯流通負圧を
利用して送気パイプ4より空気を強制的に吸込み気泡と
なって浴湯と共に噴射せしめるものである。
なお、浴湯還流パイプC−2の中途には、噴流切換バル
ブを介設し、同バルブの操作によって、浴湯の噴射、停
止等の切換え操作ができる。
また、送気パイプ4の基端には気泡調節バルブを設け、
吸気量の調節によって気泡の量を調節し、噴流圧の形態
を変化できるようにしている。
各バルブは、それぞれ浴槽Aの縁部1に設けたコントロ
ーラEによって操作されるように構成されており、例え
ば、各バルブの駆動は、ソレノイド、圧電アクチュエー
タ等を用いており、これらの電気的駆動を行うための通
電、停止等の操作は、光ファイバーを利用して浴室内に
電気的配線が少なくなるようにし、光ファイバーでの光
の伝達制御によって、光を電気信号に変換し、電気的制
御を行うようにしている。
次に、本考案の要旨をなすに背もたれ板Sについて詳説
する。
浴槽A内の一側壁には、背もたれ板Sが、傾斜角度を自
在に調節操作できるように配設されており、同背もたれ
板Sは、次のように構成されている。
すなわち、浴槽Aの縁部1には、背もたれ板Sを浴槽A
に取付ける略L字状のフック5が係合されており、同フ
ック5の一端を浴槽A内において側壁に沿って下方へ延
設され、同延設部を背もたれ板Sの摺動用のガイド杆6
としている。
さらに、かかるガイド杆6には、ブラケット7を上下方
向にスライド自在に装着しており、ブラケット7の基端
には、背もたれ板Sの上部背面を枢支している。
8は背もたれ板Sの枢支部を示す。
また、かかる背もたれ板Sは、長方形状の合成樹脂板で
構成し、その表面には突起9を多数突設し、同突起9に
よって入浴者mの背部に指圧効果を付与するように構成
されている。
かかる背もたれ板Sの下端縁には、受ゴム10を装着し、
浴槽Aの座面に当接する際に、座面の損傷を防止するよ
うにしている。
かかる構造により、背もたれ板Sは、ガイド杆6に沿っ
て上下方向にスライドさせながら、枢支部8を中心にて
回動させることにより、浴槽A内において、その傾斜角
度を調節することができる。
そして、第2図に示すように、入浴者mが背もたれ板S
に凭れた場合に、同背もたれ板Sの下端縁が浴槽Aの座
面に当接して、その傾斜状態で固定することができる。
なお、7aはブラケット7の背面に設けたブレーキ板を示
し、浴槽Aの側壁に圧着して背もたれ板Sを固定するよ
うにしている。
さらには、背もたれ板Sの所要部分、例えば、入浴者m
が寄りかかった場合の腰部に該当する位置には、噴流ノ
ズル3を形成しており、同ノズル3は背もたれ板Sの表
面を隆起せしめて、同隆起部分を中心にし、隆起部分表
面に多数のノズル孔3′を穿設し、そこから、気泡を噴
射できるようにしている。
隆起部分の背部には、前述の蛇腹式の連通管2が連通連
設されており、浴湯還流パイプC−2からの浴湯と気泡
を連通管2を介して噴流ノズル3より噴射するように構
成している。
なお、隆起部分は、入浴者mの腰部を押し当てることに
より指圧効果も生起するような形状に形成している。
また、本実施例では、背もたれ板Sの突起9内に気泡噴
出ノズルを設け、同ノズルと気泡発意装置Mとを連通連
結して同突起9によって入浴者mの背部を指圧しながら
気泡を噴出してマッサージ効果を増大させるように構成
している。
また、背もたれ板Sの上部背面には、バルブレーション
装置Rが装着されており、同装置Rは、気泡発生装置M
等からの振動を利用して、身体に刺激を与えるようにし
ている。
また、他の実施例として、バイブレーション装置Rを電
動により駆動するもの等種々の装置が考えられる。
しかも、バイブレーション装置Rは、入浴者mの肩部に
相当する位置に配設されており、同装置Rの駆動にとも
ない背もたれ板Sによって入浴者mの肩部を中心に背部
から腰部、尻部にかけて振動を与えて、バイブレーショ
ン効果を生起するようにしている。
また、必要により、第2図に示す如く、背もたれ板Sの
上縁には、入浴者mの肩部に対応する位置に首筋から肩
にかけて、気泡噴流を与えるための肩部噴流装置Nを装
着しておくことができる。
かかる肩部噴流装置Nは、第2図及び第3図に示すよう
に、下面に複数の噴出口11aを設けた気泡噴出部11を先
方に向けて二股状に形成して左右の肩部の位置させてい
る。
さらに、肩部噴流装置Nは、気泡噴出部11の基端部を背
もたれ板Sの上縁部に上下回動自在に連結して、同気泡
噴出部11を上方に持ち上げることにより、入浴者mの肩
部への装着を容易に行うことができる。
なお、肩部噴流装置Nには、背もたれ板S、下部に装着
した噴流ノズル3への気泡を分岐供給すべく分岐弁を設
ける。
12は気泡発生装置Mからの気泡を供給する蛇腹状の供給
パイプを示し、噴流ノズル3と気泡噴出部11とに接続し
ている。
この考案の実施例は上記のように構成されているので、
入浴者mは、自分の体格にあった状態で背もたれ板Sを
適当な傾斜角度に合わせるものであり、その際には、ガ
イド杆6に沿って背もたれ板S上部を上下動して、傾斜
角度を決定し、固定するものである。
次いで、コントローラEを操作することにより、噴流ノ
ズル3から気泡を噴射して腰部を圧迫刺激し、或いは、
バイブレーション装置Rを利用して肩部に振動を付与し
て、気泡による超音波刺激と指圧効果及び振動による刺
激等の相乗効果にて、血行促進、筋肉のもみほぐし等種
々の人体治療効果を得ることができるものであり、特
に、背もたれ板Sが傾斜角度を変更可能な為に、自分の
体格にあった装置、或いは好みの入浴装置の状態で気泡
浴の効果を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の背もたれ板を装着した気泡浴槽の全体
側面図、第2図は本考案の背もたれ板の説明図、第3図
は他の実施例の説明図である。 図中、 A:浴槽 S:背もたれ板 3:噴流ノズル 9:突起 M:気泡発生装置 R:バイブレーション装置
フロントページの続き (72)考案者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東 陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 内山 浩一 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東 陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 森山 謙治 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東 陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (56)参考文献 実開 昭60−23038(JP,U) 実開 昭63−127632(JP,U) 実開 平1−144022(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気泡浴槽の浴槽(A)内に傾斜角度を調整
    自在な背もたれ板(S)を配設し、背もたれ板(S)の
    表面に噴出ノズル(3)を取り付けた気泡浴槽の背もた
    れ構造において、背もたれ板(S)の背部で、同噴出ノ
    ズル(3)を伸縮自在な連通管(2)を介して浴湯還流
    パイプ(C−2)の終端と連通連結したことを特徴とす
    る気泡浴槽の背もたれ構造。
  2. 【請求項2】背もたれ板(S)の上部に気泡浴湯を噴出
    可能な肩部噴流装置(N)を設け、同肩部噴流装置
    (N)と噴出ノズル(3)とを、供給パイプ(12)で連
    通連結したことを特徴とする請求項1記載の気泡浴槽の
    背もたれ構造。
JP1989009028U 1989-01-26 1989-01-26 気泡浴槽の背もたれ構造 Expired - Lifetime JPH0733786Y2 (ja)

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JPH0298932U JPH0298932U (ja) 1990-08-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023038U (ja) * 1983-07-22 1985-02-16 渡辺 晃 リクライニング座板摺動調節温浴器
JPH0336353Y2 (ja) * 1987-02-12 1991-08-01

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JPH0298932U (ja) 1990-08-07

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