JPH0733752A - ジフェニルピラジン誘導体及び除草剤 - Google Patents
ジフェニルピラジン誘導体及び除草剤Info
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- JPH0733752A JPH0733752A JP17652593A JP17652593A JPH0733752A JP H0733752 A JPH0733752 A JP H0733752A JP 17652593 A JP17652593 A JP 17652593A JP 17652593 A JP17652593 A JP 17652593A JP H0733752 A JPH0733752 A JP H0733752A
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- Japan
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- lower alkyl
- compound
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- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は新規なピラジン誘導体を提供すること
及び、当該ピラジン誘導体を有効成分として含有する水
田用除草剤を提供することを目的とする。 【構成】一般式 【化6】 (R1 =H、低級アルキル基等、R2 =低級アルキル基
等、R3 =H、低級アルキル基等、R4 、R5 =水素原
子、ハロゲン原子等、A=O等、m=0、1)のジフェ
ニルピラジン誘導体および、当該誘導体を有効成分とし
て含有することを特徴とする除草剤組成物。 【効果】当該誘導体は、殺草作用を有しており、除草剤
として使用することができる。
及び、当該ピラジン誘導体を有効成分として含有する水
田用除草剤を提供することを目的とする。 【構成】一般式 【化6】 (R1 =H、低級アルキル基等、R2 =低級アルキル基
等、R3 =H、低級アルキル基等、R4 、R5 =水素原
子、ハロゲン原子等、A=O等、m=0、1)のジフェ
ニルピラジン誘導体および、当該誘導体を有効成分とし
て含有することを特徴とする除草剤組成物。 【効果】当該誘導体は、殺草作用を有しており、除草剤
として使用することができる。
Description
【0001】
【発明の目的】本発明は新規なピラジン誘導体を提供す
ること及び、当該ピラジン誘導体を有効成分として含有
する水田用除草剤を提供することを目的とする。
ること及び、当該ピラジン誘導体を有効成分として含有
する水田用除草剤を提供することを目的とする。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、除草活性を有する新規
なジフェニルピラジン誘導体及びそれを有効成分として
含有する除草剤に関するものである。
なジフェニルピラジン誘導体及びそれを有効成分として
含有する除草剤に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来種々のピラジン誘導体が知られてお
り医薬,農薬,高分子電子材料,およびキレート剤等に
利用されている。しかし、2,3−又は5,6−ジフェ
ニルピラジン誘導体としてはJ.ウェイジラードらのジ
ャーナル オブ アメリカンケミカル ソサエティー
(J.Weijlard etal.,J.Am.C
hem.Soc.)第67巻,802〜806頁(19
45年),G.カーマスらのジャーナル オブ アメリ
カン ケミカル ソサエティー(G.Karmas e
tal.,J.Am.Chem.Soc.)第78巻,
4071〜4077頁(1956年),A.ヒルシュベ
ルグらのジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミ
ストリー(A.Hirschberg etal.,
J.Heterocyclic Chem.)第6巻
975〜976頁(1969年),A.オオタらのジャ
ーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー
(A.Ohta etal.,J.Heterocyc
lic Chem.)第21巻 103〜106頁(1
984年)等に記載されているが、生理活性については
知られていない。また特開平1−135775号には血
小板凝集抑制作用ならびに抗炎症作用を有することが記
載されている。しかしながら、これらのジフェニルピラ
ジン誘導体が除草作用を有することは今日まで知られて
いない。
り医薬,農薬,高分子電子材料,およびキレート剤等に
利用されている。しかし、2,3−又は5,6−ジフェ
ニルピラジン誘導体としてはJ.ウェイジラードらのジ
ャーナル オブ アメリカンケミカル ソサエティー
(J.Weijlard etal.,J.Am.C
hem.Soc.)第67巻,802〜806頁(19
45年),G.カーマスらのジャーナル オブ アメリ
カン ケミカル ソサエティー(G.Karmas e
tal.,J.Am.Chem.Soc.)第78巻,
4071〜4077頁(1956年),A.ヒルシュベ
ルグらのジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミ
ストリー(A.Hirschberg etal.,
J.Heterocyclic Chem.)第6巻
975〜976頁(1969年),A.オオタらのジャ
ーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー
(A.Ohta etal.,J.Heterocyc
lic Chem.)第21巻 103〜106頁(1
984年)等に記載されているが、生理活性については
知られていない。また特開平1−135775号には血
小板凝集抑制作用ならびに抗炎症作用を有することが記
載されている。しかしながら、これらのジフェニルピラ
ジン誘導体が除草作用を有することは今日まで知られて
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は多くの新
規なピラジン誘導体を合成し、それらの生理活性を鋭意
研究した結果、近年、水田の雑草で問題になっているタ
イヌビエ、広葉、ホタルイに対して優れた除草効果を示
し、また、その他の雑草ミズガヤツリ等のカヤツリグサ
科、コナギ、アゼナ、アブノメ等の広葉雑草等に対して
も殺草作用を示すことを見い出し、本発明を完成した。
規なピラジン誘導体を合成し、それらの生理活性を鋭意
研究した結果、近年、水田の雑草で問題になっているタ
イヌビエ、広葉、ホタルイに対して優れた除草効果を示
し、また、その他の雑草ミズガヤツリ等のカヤツリグサ
科、コナギ、アゼナ、アブノメ等の広葉雑草等に対して
も殺草作用を示すことを見い出し、本発明を完成した。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1 は水素原子、低級アルキル基
または低級アルコキシカルボニルメチル基を示し、R2
は1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい低級アル
キル基、C1 〜C6 のアルコキシ基、C3 〜C4 のアル
ケニルオキシ基、ヒドロキシ基、シクロヘキシルオキシ
基、フェノキシ基、ピリジル−シアノメトキシ基、基N
R7 R8 (R7 は水素原子または低級アルキル基を示
し、R8 は水素原子、1〜3個のハロゲン原子、1〜2
個の低級アルキル基、ニトロ基、シアノ基またはプロパ
ルギルオキシ基で置換されてもよいフェニル基、1〜2
個のハロゲン原子またはニトロ基で置換されてもよいフ
ェノキシ基で置換されてもよいピリジル基、1〜3個の
ハロゲン原子、低級アルキル基もしくは低級アルコキシ
で置換されていてもよいピリミジニル基またはトリアジ
ニル基、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ベンジル基、
α−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基、
シクロヘキシル基、低級アルキルスルホニル基、ハロゲ
ン原子、低級アルキル基またはニトロ基で置換されてい
てもよいベンゼンスルホニル基、ハロゲン原子で置換さ
れていてもよいベンゾイルオキシ基、ハロゲン原子で置
換されていてもよいベンゾイル基、アニリノ基、ピリジ
ル−シアノメチル基、R7 とR8 が一緒になって酸素原
子または窒素原子を1〜2個含有する5〜6員複素環を
形成することができる。または基CH2 B(Bは酸素原
子、硫黄原子または窒素原子をそれぞれ独立に1〜2個
含有する5〜6員複素環基を示す。)を示し、R3 は水
素原子、低級アルキル基、ニトロ基、アミノ基、シアノ
基、ハロゲン原子、ベンゾイル基、ベンジル基、低級ア
ルコキシカルボニル基または低級アルコキシカルボニル
メトキシ基を示し、R4 およびR5 は同一若しくは異な
って水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基または低
級アルコキシ基を示し、Aは酸素原子、基S(O)
n (nは0,1または2の整数を示す)、基−NHNH
−または基−NH(R6)(R6 は水素原子またはメチ
ル基を示す。)を示し、mは0または1を示す。)で表
わされるジフェニルピラジン誘導体、及び、それを有効
成分として含有することを特徴とする除草剤組成物であ
る。
または低級アルコキシカルボニルメチル基を示し、R2
は1〜3個のハロゲン原子で置換されてもよい低級アル
キル基、C1 〜C6 のアルコキシ基、C3 〜C4 のアル
ケニルオキシ基、ヒドロキシ基、シクロヘキシルオキシ
基、フェノキシ基、ピリジル−シアノメトキシ基、基N
R7 R8 (R7 は水素原子または低級アルキル基を示
し、R8 は水素原子、1〜3個のハロゲン原子、1〜2
個の低級アルキル基、ニトロ基、シアノ基またはプロパ
ルギルオキシ基で置換されてもよいフェニル基、1〜2
個のハロゲン原子またはニトロ基で置換されてもよいフ
ェノキシ基で置換されてもよいピリジル基、1〜3個の
ハロゲン原子、低級アルキル基もしくは低級アルコキシ
で置換されていてもよいピリミジニル基またはトリアジ
ニル基、ヒドロキシ基、低級アルキル基、ベンジル基、
α−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基、
シクロヘキシル基、低級アルキルスルホニル基、ハロゲ
ン原子、低級アルキル基またはニトロ基で置換されてい
てもよいベンゼンスルホニル基、ハロゲン原子で置換さ
れていてもよいベンゾイルオキシ基、ハロゲン原子で置
換されていてもよいベンゾイル基、アニリノ基、ピリジ
ル−シアノメチル基、R7 とR8 が一緒になって酸素原
子または窒素原子を1〜2個含有する5〜6員複素環を
形成することができる。または基CH2 B(Bは酸素原
子、硫黄原子または窒素原子をそれぞれ独立に1〜2個
含有する5〜6員複素環基を示す。)を示し、R3 は水
素原子、低級アルキル基、ニトロ基、アミノ基、シアノ
基、ハロゲン原子、ベンゾイル基、ベンジル基、低級ア
ルコキシカルボニル基または低級アルコキシカルボニル
メトキシ基を示し、R4 およびR5 は同一若しくは異な
って水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基または低
級アルコキシ基を示し、Aは酸素原子、基S(O)
n (nは0,1または2の整数を示す)、基−NHNH
−または基−NH(R6)(R6 は水素原子またはメチ
ル基を示す。)を示し、mは0または1を示す。)で表
わされるジフェニルピラジン誘導体、及び、それを有効
成分として含有することを特徴とする除草剤組成物であ
る。
【0009】上記記載中、R1 ,R3 ,R4 ,R5 ,R
7 およびR8 における低級アルキルは、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル等でありえ、R1
が低級アルコキシカルボニルメチル基である場合は、そ
れらは例えば、メトキシカルボニルメチル、エトキシカ
ルボニルメチル基でありえる。
7 およびR8 における低級アルキルは、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル等でありえ、R1
が低級アルコキシカルボニルメチル基である場合は、そ
れらは例えば、メトキシカルボニルメチル、エトキシカ
ルボニルメチル基でありえる。
【0010】R2 がC1 〜C6 アルコキシ基である場合
はそれらは例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec
−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘ
キシルオキシ基でありえる。
はそれらは例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec
−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘ
キシルオキシ基でありえる。
【0011】R2 がC3 〜C4 アルケニルオキシ基であ
る場合は、それらは例えばアリルオキシ、1−プロペニ
ルオキシ、1−ブテニルオキシ、2−ブテニルオキシ、
3−ブテニルオキシ基でありえる。
る場合は、それらは例えばアリルオキシ、1−プロペニ
ルオキシ、1−ブテニルオキシ、2−ブテニルオキシ、
3−ブテニルオキシ基でありえる。
【0012】R3 ,R4 ,R5 およびR8 におけるハロ
ゲン原子は弗素、塩素、臭素又は沃素でありえる。
ゲン原子は弗素、塩素、臭素又は沃素でありえる。
【0013】R2 が1〜3個のハロゲン原子で置換され
ていてもよい低級アルキル基である場合は、例えば、ク
ロロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフ
ルオロエチル、1,2−ジクロロエチル、1,2−ジフ
ルオロエチル、2,3,3−トリフルオロプロピル基で
ありえる。
ていてもよい低級アルキル基である場合は、例えば、ク
ロロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフ
ルオロエチル、1,2−ジクロロエチル、1,2−ジフ
ルオロエチル、2,3,3−トリフルオロプロピル基で
ありえる。
【0014】R3 ,R4 およびR5 が低級アルコキシ基
である場合は、例えばメトキシ、エトキシ基でありえ
る。
である場合は、例えばメトキシ、エトキシ基でありえ
る。
【0015】R3 が低級アルコキシカルボニル基である
場合は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル基でありえる。
場合は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル基でありえる。
【0016】R3 が低級アルコキシカルボニルメトキシ
基である場合は、メトキシカルボニルメトキシ、エトキ
シカルボニルメトキシ、プロポキシカルボニルメトキ
シ、イソプロポキシカルボニルメトキシ基でありえる。
基である場合は、メトキシカルボニルメトキシ、エトキ
シカルボニルメトキシ、プロポキシカルボニルメトキ
シ、イソプロポキシカルボニルメトキシ基でありえる。
【0017】R8 が低級アルキルスルホニル基である場
合は、例えばメタンスルホニル、エタンスルホニル基で
ありえる。
合は、例えばメタンスルホニル、エタンスルホニル基で
ありえる。
【0018】R8 がハロゲン原子、低級アルキル基また
はニトロ基で置換されていてもよいベンゼンスルホニル
基である場合は、例えば、ベンゼンスルホニル、4−ク
ロロベンゼンスルホニル、2−クロロベンゼンスルホニ
ル、2−メチルベンゼンスルホニル、4−メチルベンゼ
ンスルホニル、4−ニトロベンゼンスルホニル基であり
得る。
はニトロ基で置換されていてもよいベンゼンスルホニル
基である場合は、例えば、ベンゼンスルホニル、4−ク
ロロベンゼンスルホニル、2−クロロベンゼンスルホニ
ル、2−メチルベンゼンスルホニル、4−メチルベンゼ
ンスルホニル、4−ニトロベンゼンスルホニル基であり
得る。
【0019】R8 がハロゲン原子で置換されていてもよ
いベンゾイルオキシ基である場合は、例えば、ベンゾイ
ルオキシ、2−クロロベンゾイルオキシ、4−クロロベ
ンゾイルオキシ基であり得る。
いベンゾイルオキシ基である場合は、例えば、ベンゾイ
ルオキシ、2−クロロベンゾイルオキシ、4−クロロベ
ンゾイルオキシ基であり得る。
【0020】R8 がハロゲン原子で置換されていてもよ
いベンゾイル基である場合は、例えば、2,6−ジクロ
ロベンゾイル、2,6−ジフルオロベンゾイル基であり
得る。
いベンゾイル基である場合は、例えば、2,6−ジクロ
ロベンゾイル、2,6−ジフルオロベンゾイル基であり
得る。
【0021】R7 とR8 が一緒になって酸素原子または
窒素原子を1〜2個含有する5〜6員複素環を形成する
場合、例えば、1−ピラゾリル、モルホニル基であり得
る。
窒素原子を1〜2個含有する5〜6員複素環を形成する
場合、例えば、1−ピラゾリル、モルホニル基であり得
る。
【0022】R8 が基CH2 BのBが酸素原子、硫黄原
子または窒素原子を1〜2個含有する5〜6員複素環基
である場合、例えば、テトラヒドロフラノ基、2−フリ
ル基、2−チエニル基、ピリジル基であり得る。
子または窒素原子を1〜2個含有する5〜6員複素環基
である場合、例えば、テトラヒドロフラノ基、2−フリ
ル基、2−チエニル基、ピリジル基であり得る。
【0023】R8 が1〜3個のハロゲン原子、低級アル
キル基もしくは低級アルコキシ基で置換されていてもよ
いピリミジニル基またはトリアジニル基である場合、例
えば、4,6−ジメチル−2−ピリミジニル基、4−ク
ロロ−6−メチル−2−ピリミジニル基、4,6−ジメ
トキシ−2−ピリミジニル基、4,6−ジメトキシ−2
−トリアジニル基であり得る。
キル基もしくは低級アルコキシ基で置換されていてもよ
いピリミジニル基またはトリアジニル基である場合、例
えば、4,6−ジメチル−2−ピリミジニル基、4−ク
ロロ−6−メチル−2−ピリミジニル基、4,6−ジメ
トキシ−2−ピリミジニル基、4,6−ジメトキシ−2
−トリアジニル基であり得る。
【0024】本発明の代表的化合物としては、例えば表
1乃至14に記載する化合物を挙げることができるが、
本発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
1乃至14に記載する化合物を挙げることができるが、
本発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
【0025】
【化4】
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】
【表8】
【0034】
【表9】
【0035】
【表10】
【0036】
【表11】
【0037】
【表12】
【0038】
【表13】
【0039】
【表14】
【0040】上記例示化合物の核磁気共鳴スペクトル
を、以下に示す。
を、以下に示す。
【0041】化合物番号41 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):0.85(3H,t,J=7.2Hz),
4.10(2H,t,J=7.2Hz), 4.91(2H,s). 化合物番号51 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.20(6H,d,J=6.5Hz),
4.86(2H,s), 8.30(1H,s). 化合物番号61 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.91(2H,s), 8.29(1H,
s). 化合物番号91 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.42(9H,s), 4.81(2H,
s), 8.30(1H,s). 化合物番号181 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.20(3
H,t,J=7.0Hz), 4.15(2H,q,J
=7.0Hz), 4.92(2H,s), 8.42
(1H,s). 化合物番号191 H−NMR(270MHz,CDCl3) δ(pp
m):1.28(3H,t,J=7.1Hz), 4.27(2H,q,J=7.1Hz), 4.95(2
H,s), 8.39(1H,s). 化合物番号201 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.24(3H,t,J=7.1Hz),
4.24(2H,q,J=7.1Hz), 4.94(2H,s), 8.36(1H,s). 化合物番号241 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.27(3H,t,J=7.2Hz),
4.27(2H,q,J=7.2Hz), 4.97(2H,s), 8.40(1H,s). 化合物番号271 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.27(3H,t,J=7.0Hz),
2.33(6H,s), 4.23(2H,q,J=7.0Hz), 4.92(2H,s), 8.30(1
H,s). 化合物番号311 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):3.70(3H,s), 4.02(2H,
s), 8.52(1H,s). 化合物番号361 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.64(3H,d,J=7.8Hz),
4.35(1H,q,J=7.8Hz), 8.49(1H,s), 10.30(1H,brs). 化合物番号401 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.22(3H,t,J=7.3Hz),
4.04(1H,d,J=14.1Hz), 4.20(1H,q,J=7.3Hz), 4.21(1H,
q,J=7.3Hz), 4.22(1H,d,J=14.1Hz). 化合物番号421 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.19(3H,t,J=7.3Hz),
1.25(3H,t,J=7.3Hz), 4.00(2H,s), 4.15(2H,q,J=7.3H
z), 4.25(2H,q,J=7.3Hz). 化合物番号431 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.18(3H,t,J=7.3Hz),
1.26(3H,t,J=7.3Hz), 3.05(1H,dd,J=16.9Hz,6.0Hz), 3.
20(1H,dd,J=16.9Hz,8.1Hz), 4.17(2H,q,J=7.3Hz). 化合物番号651 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):5.11(2
H,s), 8.31(1H,s). 化合物番号1091 H−NMR(270MHz,CDCl3) δ(pp
m):1.68(3H,d,J=7.3Hz), 4.51(1H,q,J=7.3Hz), 8.47(1
H,s), 9.30(1H,brs). 化合物番号1141 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.88(2H,s), 8.37(1H,
s). 化合物番号1351 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.60-2.10(4H,m), 3.5
5-4.28(5H,m), 5.01(2H,s). 化合物番号1361 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.24(3H,t,J=7.2Hz),
4.24(2H,q,J=7.2Hz), 4.34(2H,s), 4.97(2H,s). 化合物番号1371 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.25(3H,t,J=7.2Hz),
4.24(2H,q,J=7.2Hz), 5.01(2H,s). 化合物番号1411 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):3.29(3H,s), 4.89(2H,
s). 化合物番号1471 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):0.50-2.00(11H,m), 5.
05(2H,s). 化合物番号1511 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.70(2H,d,J=5.5Hz),
4.98(2H,s). 化合物番号1521 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.55(2H,d,J=5.5Hz),
5.03(2H,s). 化合物番号1531 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.65(2H,d,J=5.5Hz),
5.03(2H,s). 化合物番号1621 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):2.55(3H,s), 4.93(2H,
s). 化合物番号1631 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):2.39(3H,s), 4.91(2H,
s). 化合物番号1641 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):5.16(2H,s). 化合物番号1651 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):3.20(3H,s), 5.03(2H,
s). 本発明の化合物は、以下に示すように一般式(II)を有
するピラジン誘導体から製造される。
4.10(2H,t,J=7.2Hz), 4.91(2H,s). 化合物番号51 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.20(6H,d,J=6.5Hz),
4.86(2H,s), 8.30(1H,s). 化合物番号61 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.91(2H,s), 8.29(1H,
s). 化合物番号91 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.42(9H,s), 4.81(2H,
s), 8.30(1H,s). 化合物番号181 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.20(3
H,t,J=7.0Hz), 4.15(2H,q,J
=7.0Hz), 4.92(2H,s), 8.42
(1H,s). 化合物番号191 H−NMR(270MHz,CDCl3) δ(pp
m):1.28(3H,t,J=7.1Hz), 4.27(2H,q,J=7.1Hz), 4.95(2
H,s), 8.39(1H,s). 化合物番号201 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.24(3H,t,J=7.1Hz),
4.24(2H,q,J=7.1Hz), 4.94(2H,s), 8.36(1H,s). 化合物番号241 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.27(3H,t,J=7.2Hz),
4.27(2H,q,J=7.2Hz), 4.97(2H,s), 8.40(1H,s). 化合物番号271 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.27(3H,t,J=7.0Hz),
2.33(6H,s), 4.23(2H,q,J=7.0Hz), 4.92(2H,s), 8.30(1
H,s). 化合物番号311 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):3.70(3H,s), 4.02(2H,
s), 8.52(1H,s). 化合物番号361 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.64(3H,d,J=7.8Hz),
4.35(1H,q,J=7.8Hz), 8.49(1H,s), 10.30(1H,brs). 化合物番号401 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.22(3H,t,J=7.3Hz),
4.04(1H,d,J=14.1Hz), 4.20(1H,q,J=7.3Hz), 4.21(1H,
q,J=7.3Hz), 4.22(1H,d,J=14.1Hz). 化合物番号421 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.19(3H,t,J=7.3Hz),
1.25(3H,t,J=7.3Hz), 4.00(2H,s), 4.15(2H,q,J=7.3H
z), 4.25(2H,q,J=7.3Hz). 化合物番号431 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.18(3H,t,J=7.3Hz),
1.26(3H,t,J=7.3Hz), 3.05(1H,dd,J=16.9Hz,6.0Hz), 3.
20(1H,dd,J=16.9Hz,8.1Hz), 4.17(2H,q,J=7.3Hz). 化合物番号651 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):5.11(2
H,s), 8.31(1H,s). 化合物番号1091 H−NMR(270MHz,CDCl3) δ(pp
m):1.68(3H,d,J=7.3Hz), 4.51(1H,q,J=7.3Hz), 8.47(1
H,s), 9.30(1H,brs). 化合物番号1141 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.88(2H,s), 8.37(1H,
s). 化合物番号1351 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.60-2.10(4H,m), 3.5
5-4.28(5H,m), 5.01(2H,s). 化合物番号1361 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.24(3H,t,J=7.2Hz),
4.24(2H,q,J=7.2Hz), 4.34(2H,s), 4.97(2H,s). 化合物番号1371 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):1.25(3H,t,J=7.2Hz),
4.24(2H,q,J=7.2Hz), 5.01(2H,s). 化合物番号1411 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):3.29(3H,s), 4.89(2H,
s). 化合物番号1471 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):0.50-2.00(11H,m), 5.
05(2H,s). 化合物番号1511 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.70(2H,d,J=5.5Hz),
4.98(2H,s). 化合物番号1521 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.55(2H,d,J=5.5Hz),
5.03(2H,s). 化合物番号1531 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):4.65(2H,d,J=5.5Hz),
5.03(2H,s). 化合物番号1621 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):2.55(3H,s), 4.93(2H,
s). 化合物番号1631 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):2.39(3H,s), 4.91(2H,
s). 化合物番号1641 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):5.16(2H,s). 化合物番号1651 H-NMR(270MHz,CDCl3) δ(ppm):3.20(3H,s), 5.03(2H,
s). 本発明の化合物は、以下に示すように一般式(II)を有
するピラジン誘導体から製造される。
【0042】
【化5】
【0043】(上記式中、R1 ,R3 ,R4 ,R5 ,R
7 ,R8 およびAは前記したものと同意義を示し、R9
はC1 〜C4 アルキル基を示し、R10はC1 〜C6 アル
キル基、C3 〜C4 アルケニル基、シクロヘキシル基、
フェニル基、ピリジル・シアノメチル基を示し、R11は
1〜3個のハロゲンで置換されていてもよいC1 〜C4
アルキル基を示す。) 工程Aは化合物(II)を脱酸剤の存在下、アルコキシカ
ルボニルアルキルハライドと反応させることによって化
合物(III)を製造する工程である。
7 ,R8 およびAは前記したものと同意義を示し、R9
はC1 〜C4 アルキル基を示し、R10はC1 〜C6 アル
キル基、C3 〜C4 アルケニル基、シクロヘキシル基、
フェニル基、ピリジル・シアノメチル基を示し、R11は
1〜3個のハロゲンで置換されていてもよいC1 〜C4
アルキル基を示す。) 工程Aは化合物(II)を脱酸剤の存在下、アルコキシカ
ルボニルアルキルハライドと反応させることによって化
合物(III)を製造する工程である。
【0044】反応に使用される脱酸剤は、脱酸能を有す
るものであれば特に限定されないが、有機アミン、例え
ば、トリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジエチルア
ニリン、4−ジメチルアミノピリジン、1,4−ジアザ
シクロ〔2.2.2〕オクタン、または1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデク−7−エン、金属の水
素化物、例えば水素化ナトリウム、無機塩基、例えば炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムがあげられ、好適には金属の水素化物で
ある。
るものであれば特に限定されないが、有機アミン、例え
ば、トリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジエチルア
ニリン、4−ジメチルアミノピリジン、1,4−ジアザ
シクロ〔2.2.2〕オクタン、または1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデク−7−エン、金属の水
素化物、例えば水素化ナトリウム、無機塩基、例えば炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムがあげられ、好適には金属の水素化物で
ある。
【0045】使用される不活性溶媒は、反応に関与しな
ければ特に限定されないが、好適には、メチルエチルケ
トンのようなケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類、アセトニトリル、プロピオニト
リルのようなニトリル類、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミドのようなアミド類、ジメチルスルホキ
シド等或はこれらの混合溶媒があげられる。
ければ特に限定されないが、好適には、メチルエチルケ
トンのようなケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類、アセトニトリル、プロピオニト
リルのようなニトリル類、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミドのようなアミド類、ジメチルスルホキ
シド等或はこれらの混合溶媒があげられる。
【0046】反応温度は−10℃乃至150℃で行なわ
れるが、好適には5℃乃至100℃である。
れるが、好適には5℃乃至100℃である。
【0047】反応時間は反応温度、原料化合物又は使用
される溶媒の種類によって異なるが、通常1時間乃至3
時間である。
される溶媒の種類によって異なるが、通常1時間乃至3
時間である。
【0048】反応終了後、反応目的物は容易に反応混合
物から常法に従って採取することができる。例えば反応
混合物を水不混和性有機溶媒で希釈し、必要ならば不溶
物を濾別後水で洗い、溶媒を留去することによって得る
ことができる。更に、必要なら、常法、例えば再結晶、
カラムクロマトグラフィー等で精製することもできる。
物から常法に従って採取することができる。例えば反応
混合物を水不混和性有機溶媒で希釈し、必要ならば不溶
物を濾別後水で洗い、溶媒を留去することによって得る
ことができる。更に、必要なら、常法、例えば再結晶、
カラムクロマトグラフィー等で精製することもできる。
【0049】工程Bは化合物(III)を加水分解すること
によりカルボン酸、式(IV)の化合物を製造する工程で
ある。
によりカルボン酸、式(IV)の化合物を製造する工程で
ある。
【0050】反応は通常は不活性溶媒中で行なわれ、そ
の溶媒としては例えば、メタノール、エタノールのよう
なアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類或はこれらの混合溶媒があげられる。
の溶媒としては例えば、メタノール、エタノールのよう
なアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類或はこれらの混合溶媒があげられる。
【0051】加水分解に用いられる塩基としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムのような無機塩基があげ
られる。
化ナトリウム、水酸化カリウムのような無機塩基があげ
られる。
【0052】反応温度は、−10℃乃至80℃で行なわ
れるが、好適には0℃乃至30℃である。
れるが、好適には0℃乃至30℃である。
【0053】反応時間は30分間乃至2時間である。
【0054】反応終了後反応目的物は容易に反応混合物
から常法に従って採取することができる。例えば反応混
合物の有機溶媒を減圧下に留去し、残渣を水に溶出して
希塩酸等で酸性とした後、濾取又は水不混和性有機溶媒
で抽出後、溶媒を留去することによって得ることができ
る。
から常法に従って採取することができる。例えば反応混
合物の有機溶媒を減圧下に留去し、残渣を水に溶出して
希塩酸等で酸性とした後、濾取又は水不混和性有機溶媒
で抽出後、溶媒を留去することによって得ることができ
る。
【0055】工程Cは、化合物(IV)で表わされるカル
ボン酸もしくはその反応性誘導体とアルコール類および
フェノール類を反応させることにより、化合物(V)の
エステル体を製造する工程である。
ボン酸もしくはその反応性誘導体とアルコール類および
フェノール類を反応させることにより、化合物(V)の
エステル体を製造する工程である。
【0056】本C工程はカルボン酸(IV)とアルコール
類、フェノール類とのエステル化反応であって、それ
故、エステル化反応としてそれ自体知られた公知の方法
によって行なわれる。
類、フェノール類とのエステル化反応であって、それ
故、エステル化反応としてそれ自体知られた公知の方法
によって行なわれる。
【0057】式(IV)のカルボン酸の反応性誘導体とし
ては、たとえば、酸ハライド(酸クロリド、酸ブロミド
等)、混合酸無水物、活性アミド等、エステル化に通常
用いられるものがあげられる。
ては、たとえば、酸ハライド(酸クロリド、酸ブロミド
等)、混合酸無水物、活性アミド等、エステル化に通常
用いられるものがあげられる。
【0058】式(IV)のカルボン酸の酸ハライドを用い
る場合は、反応は好適には塩基の存在下で行なわれ、好
適な塩基としてはたとえば、トリエチルアミン、N,N
−ジメチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピ
リジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン
または1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデク
−7−エンのような有機塩基があげられる。
る場合は、反応は好適には塩基の存在下で行なわれ、好
適な塩基としてはたとえば、トリエチルアミン、N,N
−ジメチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピ
リジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン
または1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデク
−7−エンのような有機塩基があげられる。
【0059】反応は、通常は溶媒中で行なわれる。溶媒
の種類は反応に関与しないものであれば特に限定はな
く、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホ
ルム、塩化メチレン等の炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、
酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類等があげられ
る。
の種類は反応に関与しないものであれば特に限定はな
く、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホ
ルム、塩化メチレン等の炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、
酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類等があげられ
る。
【0060】反応温度は、通常0℃乃至100℃、好適
には0℃乃至50℃であり、反応に要する時間は通常3
0分間ないし3時間である。
には0℃乃至50℃であり、反応に要する時間は通常3
0分間ないし3時間である。
【0061】工程Dは、化合物(IV)で表わされるカル
ボン酸もしくはその反応性誘導体とアミン類を反応させ
ることによって、化合物(VI)のアミド体を製造する工
程である。
ボン酸もしくはその反応性誘導体とアミン類を反応させ
ることによって、化合物(VI)のアミド体を製造する工
程である。
【0062】本D工程は、カルボン酸(IV)とアミン類
とのアミド化反応であって、それ故、アミド化反応とし
てそれ自体知られた公知の方法によって行なわれる。式
(IV)のカルボン酸の反応性誘導体としては、例えば、
工程Cで用いられたものと同様である。
とのアミド化反応であって、それ故、アミド化反応とし
てそれ自体知られた公知の方法によって行なわれる。式
(IV)のカルボン酸の反応性誘導体としては、例えば、
工程Cで用いられたものと同様である。
【0063】式(IV)のカルボン酸の酸ハライドを用い
る場合は、工程Cのときと、それぞれ同様である。
る場合は、工程Cのときと、それぞれ同様である。
【0064】式(IV)のカルボン酸を用いる場合は、好
適には、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、
硫酸等の脱水剤、または向山試薬(1−メチル−2−ク
ロロピリジニウム アイオダイド、ジイソプロピル・エ
チルアミン等)等の縮合剤が使用され、ことにDCCが
よく使用される。DCCが使用される場合は、さらに好
適にはピリジン、4−ピロリジノピリジン等が触媒量併
用される。DCCが脱水剤として使用される場合その使
用量は通常1ないし5当量、好適には、1.5乃至3当
量である。
適には、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、
硫酸等の脱水剤、または向山試薬(1−メチル−2−ク
ロロピリジニウム アイオダイド、ジイソプロピル・エ
チルアミン等)等の縮合剤が使用され、ことにDCCが
よく使用される。DCCが使用される場合は、さらに好
適にはピリジン、4−ピロリジノピリジン等が触媒量併
用される。DCCが脱水剤として使用される場合その使
用量は通常1ないし5当量、好適には、1.5乃至3当
量である。
【0065】反応は、通常は溶媒中で行なわれる。溶媒
の種類、反応温度、反応時間等は工程Cのカルボン酸の
酸ハライドを使用するときとそれぞれ同様である。
の種類、反応温度、反応時間等は工程Cのカルボン酸の
酸ハライドを使用するときとそれぞれ同様である。
【0066】工程Eは、化合物(II)を脱酸剤の存在
下、アシルハライドと反応させることによって、化合物
(VII)を製造する工程である。
下、アシルハライドと反応させることによって、化合物
(VII)を製造する工程である。
【0067】反応に使用される脱酸剤、溶媒の種類、反
応温度、反応時間等は工程Aの条件とそれぞれ同様であ
る。
応温度、反応時間等は工程Aの条件とそれぞれ同様であ
る。
【0068】本発明の化合物は、担体及び必要に応じて
他の補助剤と混合して、除草剤として通常用いられる製
剤形態、例えば粉剤、粗粉剤、粒剤、顆粒剤、水和剤、
水溶剤、乳剤、液剤等に調製して使用される。ここでい
う担体とは、有効成分化合物の植物への到達性を助け又
は有効成分の貯蔵、輸送若しくは取り扱いを容易にする
ために除草剤中に混合される。合成又は天然の無機又は
有機物質を意味する。
他の補助剤と混合して、除草剤として通常用いられる製
剤形態、例えば粉剤、粗粉剤、粒剤、顆粒剤、水和剤、
水溶剤、乳剤、液剤等に調製して使用される。ここでい
う担体とは、有効成分化合物の植物への到達性を助け又
は有効成分の貯蔵、輸送若しくは取り扱いを容易にする
ために除草剤中に混合される。合成又は天然の無機又は
有機物質を意味する。
【0069】適当な固体担体としては、例えば、カオリ
ナイト群、モンモリロナイト群、アタパルジャイト群等
で代表されるクレー類、タルク、雲母、葉ロウ石、軽
石、バーミキュライト、石膏、ドロマイト、けいそう
土、マグネシウム石灰、燐石灰、ゼオライト、無水ケイ
酸、合成ケイ酸カルシウム、カオリン、ベントナイト、
炭酸カルシウム等の無機物質、大豆粉、タバコ粉、クル
ミ粉、小麦粉、木粉、澱粉、結晶セルロース等の植物性
有機物質、クマロン樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリアルキレングリコール、ケトン樹
脂、エステルガム、コーパルガム、ダンマルガム等の合
成又は天然の高分子化合物、カルナバロウ、パラフィン
ロウ、蜜ロウ等のワックス類或は尿素等を挙げることが
できる。
ナイト群、モンモリロナイト群、アタパルジャイト群等
で代表されるクレー類、タルク、雲母、葉ロウ石、軽
石、バーミキュライト、石膏、ドロマイト、けいそう
土、マグネシウム石灰、燐石灰、ゼオライト、無水ケイ
酸、合成ケイ酸カルシウム、カオリン、ベントナイト、
炭酸カルシウム等の無機物質、大豆粉、タバコ粉、クル
ミ粉、小麦粉、木粉、澱粉、結晶セルロース等の植物性
有機物質、クマロン樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリアルキレングリコール、ケトン樹
脂、エステルガム、コーパルガム、ダンマルガム等の合
成又は天然の高分子化合物、カルナバロウ、パラフィン
ロウ、蜜ロウ等のワックス類或は尿素等を挙げることが
できる。
【0070】適当な液体担体としては、例えば、ケロシ
ン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフィ
ン系若しくはナフテン系炭化水素、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、メチルナフタ
レン等の芳香族炭化水素、四塩化炭素、クロロホルム、
トリクロルエチレン、モノクロルベンゼン、クロルトル
エン等の塩素化炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノ
ン、イソホロン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸アミ
ル、エチレングリコールアセテート、ジエチレングリコ
ールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチ
ル等のエステル類、メタノール、n−ヘキサノール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール等のアルコール類、エチ
レングリコールエチルエーテル、エチレングリコールフ
ェニルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルエーテル等のエーテル
アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の極性溶媒或は水等を挙げることができる。
ン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフィ
ン系若しくはナフテン系炭化水素、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、メチルナフタ
レン等の芳香族炭化水素、四塩化炭素、クロロホルム、
トリクロルエチレン、モノクロルベンゼン、クロルトル
エン等の塩素化炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノ
ン、イソホロン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸アミ
ル、エチレングリコールアセテート、ジエチレングリコ
ールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチ
ル等のエステル類、メタノール、n−ヘキサノール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール等のアルコール類、エチ
レングリコールエチルエーテル、エチレングリコールフ
ェニルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルエーテル等のエーテル
アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の極性溶媒或は水等を挙げることができる。
【0071】乳化、分散、湿潤、拡展、結合、崩壊性調
節、有効成分安定化、流動性改良、防錆、植物への吸収
促進等の目的で使用される界面活性剤は、イオン性でも
非イオン性でもよい。
節、有効成分安定化、流動性改良、防錆、植物への吸収
促進等の目的で使用される界面活性剤は、イオン性でも
非イオン性でもよい。
【0072】適当な非イオン性界面活性剤としては、例
えば、脂肪酸の蔗糖エステル、ラウリルアルコール、ス
テアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級脂肪
族アルコールの酸化エチレン重合付加物、イソオクチル
フェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノール
の酸化エチレン重合付加物、ブチルナフトール、オクチ
ルナフトール等のアルキルナフトールの酸化エチレン重
合付加物、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等
の高級脂肪酸の酸化エチレン重合付加物、ステアリル燐
酸ジラウリル燐酸等のモノ若しくはジアルキル燐酸の酸
化エチレン重合付加物、ドデシルアミン、ステアリン酸
アミド等の高級脂肪族アミンの酸化エチレン重合付加
物、ソルビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸エステ
ル及びその酸化エチレン重合付加物並びに酸化エチレン
と酸化プロピレンの共重合体等を挙げることができる。
えば、脂肪酸の蔗糖エステル、ラウリルアルコール、ス
テアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級脂肪
族アルコールの酸化エチレン重合付加物、イソオクチル
フェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノール
の酸化エチレン重合付加物、ブチルナフトール、オクチ
ルナフトール等のアルキルナフトールの酸化エチレン重
合付加物、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等
の高級脂肪酸の酸化エチレン重合付加物、ステアリル燐
酸ジラウリル燐酸等のモノ若しくはジアルキル燐酸の酸
化エチレン重合付加物、ドデシルアミン、ステアリン酸
アミド等の高級脂肪族アミンの酸化エチレン重合付加
物、ソルビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸エステ
ル及びその酸化エチレン重合付加物並びに酸化エチレン
と酸化プロピレンの共重合体等を挙げることができる。
【0073】適当な陰イオン性界面活性剤としては、例
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫
酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スル
ホコハク酸ジオクチルエステルナトリウム、オレイン酸
ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩類、
イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メチレ
ンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニンスル
ホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム等のアルキルアリールスルホン酸塩等を挙げること
ができる。
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫
酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スル
ホコハク酸ジオクチルエステルナトリウム、オレイン酸
ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩類、
イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メチレ
ンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニンスル
ホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム等のアルキルアリールスルホン酸塩等を挙げること
ができる。
【0074】適当な陽イオン性界面活性剤としては、例
えば、高級脂肪族アミン、第4級アンモニウム塩類、ア
ルキルピリジニウム塩類等を挙げることができる。
えば、高級脂肪族アミン、第4級アンモニウム塩類、ア
ルキルピリジニウム塩類等を挙げることができる。
【0075】さらに、本発明の除草剤には、製剤の性状
を改善し生物効果を高める目的で、他の成分として、例
えば、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイン、アルブミ
ン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース等の高分子化合物、ポリリ
ン酸ナトリウム、ベントナイト等のチキソトロピー剤及
びその他の補助剤を含有することもある。
を改善し生物効果を高める目的で、他の成分として、例
えば、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイン、アルブミ
ン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース等の高分子化合物、ポリリ
ン酸ナトリウム、ベントナイト等のチキソトロピー剤及
びその他の補助剤を含有することもある。
【0076】上記の担体及び種々の補助剤は製剤の剤型
適用場面を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独に或は
組み合わされて適宜使用される。
適用場面を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独に或は
組み合わされて適宜使用される。
【0077】粉剤は有効成分化合物を通常2乃至10重
量部含有し、残部は固体担体である。
量部含有し、残部は固体担体である。
【0078】水和剤は有効成分を通常10乃至80重量
部含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤であって、必要
に応じて保護コロイド剤、チキソトロピー剤、消泡剤等
が加えられる。
部含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤であって、必要
に応じて保護コロイド剤、チキソトロピー剤、消泡剤等
が加えられる。
【0079】粒剤は有効成分化合物を通常0.1乃至1
0重量部含有し、残部は大部分が固体担体である。有効
成分化合物は固体担体と均一に混合されているか或は固
体担体の表面に均一に固着若しくは吸着されており、粒
の径は約0.2乃至1.5mm程度である。
0重量部含有し、残部は大部分が固体担体である。有効
成分化合物は固体担体と均一に混合されているか或は固
体担体の表面に均一に固着若しくは吸着されており、粒
の径は約0.2乃至1.5mm程度である。
【0080】乳剤は有効成分を通常1乃至50重量部含
有しており、これに約5乃至20重量部の乳剤が含ま
れ、残部は液体担体であり、必要に応じて防錆剤が加え
られる。
有しており、これに約5乃至20重量部の乳剤が含ま
れ、残部は液体担体であり、必要に応じて防錆剤が加え
られる。
【0081】このようにして種々の剤型に調製された本
発明の化合物を、例えば、水田又は畑地において雑草の
発芽前又は発芽後に土壌処理するときは、10aあたり
有効成分として1乃至1000g好ましくは10乃至3
00gを処理することにより、有効に雑草を駆除するこ
とができる。また、非農耕地、例えば、道路、グラン
ド、家屋敷地、線路等において非選択的に雑草を駆除し
ようとするときは、10aあたり有効成分として200
乃至1000gを投ずることにより、有効に雑草を駆除
できる。
発明の化合物を、例えば、水田又は畑地において雑草の
発芽前又は発芽後に土壌処理するときは、10aあたり
有効成分として1乃至1000g好ましくは10乃至3
00gを処理することにより、有効に雑草を駆除するこ
とができる。また、非農耕地、例えば、道路、グラン
ド、家屋敷地、線路等において非選択的に雑草を駆除し
ようとするときは、10aあたり有効成分として200
乃至1000gを投ずることにより、有効に雑草を駆除
できる。
【0082】本発明の除草剤に対して、殺草スペクトラ
ムを広げるために他の除草剤が配合されることは好まし
く、場合によっては相乗効果を期待することもできる。
ムを広げるために他の除草剤が配合されることは好まし
く、場合によっては相乗効果を期待することもできる。
【0083】本発明の除草剤は、もちろん他の植物成長
調節剤、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤或は肥料
等と混合して使用することができる。
調節剤、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤或は肥料
等と混合して使用することができる。
【0084】
【実施例】次に、実施例製剤例及び参考例によって、本
願発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに
限られるものではない。
願発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに
限られるものではない。
【0085】
【実施例1】 エチル(5,6−ジフェニル−2−ピラジニルオキシ)
アセテート(化合物番号3)の製造(工程A) 60%水素化ナトリウム(40mg)のN,N−ジメチ
ルホルムアミド(以下DMFと略す)(2ml)懸濁液
に、氷水冷却、攪拌下に2−ヒドロキシ−5,6−ジフ
ェニルピラジン(248mg)のDMF(6ml)溶液
をゆっくりと滴下した。次にブロモ酢酸エチル(0.1
3ml)を滴下して室温で1.5時間攪拌した後、反応
液を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を減圧下で留去した。得られた残渣を、シリカゲルクロ
マトグラフィーにより精製し、目的のエチル(5,6−
ジフェニル−2−ピラジニルオキシ)アセテート334
mgを得た。(収率100%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.25(3H,t,J=7.0Hz),4.23(2H,q,J=7.0Hz),4.93(2H,s),
7.1-7.47(10H,m),8.34(1H,s)
アセテート(化合物番号3)の製造(工程A) 60%水素化ナトリウム(40mg)のN,N−ジメチ
ルホルムアミド(以下DMFと略す)(2ml)懸濁液
に、氷水冷却、攪拌下に2−ヒドロキシ−5,6−ジフ
ェニルピラジン(248mg)のDMF(6ml)溶液
をゆっくりと滴下した。次にブロモ酢酸エチル(0.1
3ml)を滴下して室温で1.5時間攪拌した後、反応
液を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を減圧下で留去した。得られた残渣を、シリカゲルクロ
マトグラフィーにより精製し、目的のエチル(5,6−
ジフェニル−2−ピラジニルオキシ)アセテート334
mgを得た。(収率100%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.25(3H,t,J=7.0Hz),4.23(2H,q,J=7.0Hz),4.93(2H,s),
7.1-7.47(10H,m),8.34(1H,s)
【0086】
【実施例2】 5,6−ジフェニル−2−ピラジニルオキシ酢酸(化合
物番号1)の製造(工程B) 工程Aで得られた2−エトキシカルボニルメトキシ−
5,6−ジフェニルピラジン(224.5mg)をエタ
ノール(2ml)に溶かし、これに2N−水酸化ナトリ
ウム水溶液(0.4ml)を加えて、室温で45分間攪
拌した。反応液を減圧下で留去し、得られた残渣を水に
溶かし、希塩酸で酸性にした。析出した結晶を酢酸エチ
ルで抽出し、抽出液は飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して目的の
5,6−ジフェニル−2−ピラジニルオキシ酢酸19
6.6mgを得た。(収率95.8%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 5.07(2H,s),7.2-7.39(10H,m),8.40(1H,s)
物番号1)の製造(工程B) 工程Aで得られた2−エトキシカルボニルメトキシ−
5,6−ジフェニルピラジン(224.5mg)をエタ
ノール(2ml)に溶かし、これに2N−水酸化ナトリ
ウム水溶液(0.4ml)を加えて、室温で45分間攪
拌した。反応液を減圧下で留去し、得られた残渣を水に
溶かし、希塩酸で酸性にした。析出した結晶を酢酸エチ
ルで抽出し、抽出液は飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して目的の
5,6−ジフェニル−2−ピラジニルオキシ酢酸19
6.6mgを得た。(収率95.8%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 5.07(2H,s),7.2-7.39(10H,m),8.40(1H,s)
【0087】
【実施例3】 エチル (5,6−ジフェニル−2−ピラジニルチオ)
アセテート(化合物番号32)(工程A) 5,6−ジフェニル−2−メルカプトピラジン(780
mg)のDMF(10ml)溶液に、冷却下、60%水
素化ナトリウム(130mg)を少量ずつ加えた。30
分間攪拌したのち、ブロモ酢酸エチル(0.36ml)
を加えて1時間攪拌した。反応液を氷水(20ml)中
に注ぎ、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)混合溶媒で抽
出した(30ml×4)。抽出液は飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、目的のエチル(5,6−ジフェニル−2−ピ
ラジニルチオ)アセテート757mgを得た。(収率7
3.2%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.20(3H,t,J=7.3Hz),4.01(2H,s),4.16(2H,q,J=7.3Hz),
7.24 〜7.32(6H,m),7.39 〜7.45(4H,m),8.52(1H,s)
アセテート(化合物番号32)(工程A) 5,6−ジフェニル−2−メルカプトピラジン(780
mg)のDMF(10ml)溶液に、冷却下、60%水
素化ナトリウム(130mg)を少量ずつ加えた。30
分間攪拌したのち、ブロモ酢酸エチル(0.36ml)
を加えて1時間攪拌した。反応液を氷水(20ml)中
に注ぎ、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)混合溶媒で抽
出した(30ml×4)。抽出液は飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、目的のエチル(5,6−ジフェニル−2−ピ
ラジニルチオ)アセテート757mgを得た。(収率7
3.2%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.20(3H,t,J=7.3Hz),4.01(2H,s),4.16(2H,q,J=7.3Hz),
7.24 〜7.32(6H,m),7.39 〜7.45(4H,m),8.52(1H,s)
【0088】
【実施例4】 エチル(5,6−ジフェニル−2−ピラジニルスルフィ
ニル)アセテート(化合物番号40) 実施例3で得られたエチル(5,6−ジフェニル−2−
ピラジニルチオ)アセテート(152mg)の塩化メチ
レン(3ml)溶液に氷冷、攪拌下、m−クロロ過安息
香酸(94mg)を加え、5時間攪拌した。反応液を氷
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は飽和亜硫酸
ナトリウム水溶液、次に飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣を
薄層シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、目的
のエチル(5,6−ジフェニル−2−ピラジニルスルフ
ィニル)アセテート157mgを得た。(収率98.8
%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.22(3H,t,J=7.3Hz),4.04(1H,d,J=14.1Hz),4.21(1H,q,J
=7.3Hz),4.21(1H,q,J=7.3Hz),4.22(1H,d,J=14.1Hz),7.2
8 〜7.51(10H,m),9.18(1H,s)
ニル)アセテート(化合物番号40) 実施例3で得られたエチル(5,6−ジフェニル−2−
ピラジニルチオ)アセテート(152mg)の塩化メチ
レン(3ml)溶液に氷冷、攪拌下、m−クロロ過安息
香酸(94mg)を加え、5時間攪拌した。反応液を氷
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は飽和亜硫酸
ナトリウム水溶液、次に飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣を
薄層シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、目的
のエチル(5,6−ジフェニル−2−ピラジニルスルフ
ィニル)アセテート157mgを得た。(収率98.8
%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.22(3H,t,J=7.3Hz),4.04(1H,d,J=14.1Hz),4.21(1H,q,J
=7.3Hz),4.21(1H,q,J=7.3Hz),4.22(1H,d,J=14.1Hz),7.2
8 〜7.51(10H,m),9.18(1H,s)
【0089】
【実施例5】 エチル(5,6−ジフェニル−2−ピラジニルアミノ)
アセテート(化合物番号45)(工程A) 2−アミノ−5,6−ジフェニルピラジン(50.8m
g)のDMF(1ml)溶液に炭酸水素ナトリウム(2
6.3mg)とブロモ酢酸エチル(34μl)を加え
て、攪拌下50℃で1時間30分、100℃で4時間加
熱した。更にブロモ酢酸エチル(78μl)を追加し、
100℃で5時間30分加熱した。冷却後、反応液を氷
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下
に留去した。残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー
により精製して目的のエチル(5,6−ジフェニル−2
−ピラジニルアミノ)アセテート27.6mgを得た。
(収率40.2%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.30(3H,t,J=6.9Hz),4.26(2H,q,J=6.9Hz),4.26(2H,d,J=
5.2Hz),5.2(1H,brt,J=5.2Hz),7.22 〜7.48(10H,m),8.03
(1H,s)
アセテート(化合物番号45)(工程A) 2−アミノ−5,6−ジフェニルピラジン(50.8m
g)のDMF(1ml)溶液に炭酸水素ナトリウム(2
6.3mg)とブロモ酢酸エチル(34μl)を加え
て、攪拌下50℃で1時間30分、100℃で4時間加
熱した。更にブロモ酢酸エチル(78μl)を追加し、
100℃で5時間30分加熱した。冷却後、反応液を氷
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下
に留去した。残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー
により精製して目的のエチル(5,6−ジフェニル−2
−ピラジニルアミノ)アセテート27.6mgを得た。
(収率40.2%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.30(3H,t,J=6.9Hz),4.26(2H,q,J=6.9Hz),4.26(2H,d,J=
5.2Hz),5.2(1H,brt,J=5.2Hz),7.22 〜7.48(10H,m),8.03
(1H,s)
【0090】
【実施例6】 2−(N−クロロアセチル−N−メチル)アミノ−5,
6−ジフェニル−ピラジン(化合物番号54)(工程
E) 2−メチルアミノ−5,6−ジフェニルピラジン(3
2.5mg)のDMF(1ml)溶液に、60%水素化
ナトリウム(6.5mg)を加え、30分間攪拌した
後、塩化クロロアセチル(8μl)を加えて2時間攪拌
した。更に塩化クロロアセチル(8μl)を追加し30
分間室温で攪拌した。反応液を氷水中に注入し、酢酸エ
チルで抽出した。抽出液は飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣
を薄層クロマトグラフィーにより精製して、目的の2−
(N−クロロアセチル−N−メチル)アミノ−5,6−
ジフェニルピラジン36.7mgを得た。(収率87.
2%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 3.54(3H,s),4.37(2H,s),7.10〜7.55(10H,m),8.70(1H,s)
6−ジフェニル−ピラジン(化合物番号54)(工程
E) 2−メチルアミノ−5,6−ジフェニルピラジン(3
2.5mg)のDMF(1ml)溶液に、60%水素化
ナトリウム(6.5mg)を加え、30分間攪拌した
後、塩化クロロアセチル(8μl)を加えて2時間攪拌
した。更に塩化クロロアセチル(8μl)を追加し30
分間室温で攪拌した。反応液を氷水中に注入し、酢酸エ
チルで抽出した。抽出液は飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣
を薄層クロマトグラフィーにより精製して、目的の2−
(N−クロロアセチル−N−メチル)アミノ−5,6−
ジフェニルピラジン36.7mgを得た。(収率87.
2%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 3.54(3H,s),4.37(2H,s),7.10〜7.55(10H,m),8.70(1H,s)
【0091】
【実施例7】 シクロヘキシル(5,6−ジフェニル−2−ピラジニル
オキシ)アセテート(化合物番号64)(工程C) 実施例2で得られた5,6−ジフェニル−2−ピラジニ
ルオキシ酢酸(153.2mg)に乾燥ベンゼン(1.
5ml)と塩化チオニル(60μl)を加えて4時間加
熱還流した。冷却後、減圧下で溶媒を留去して、5,6
−ジフェニル−2−ピラジニルオキシ−酢酸クロリドを
得た。これのジクロロメタン(1.5ml)溶液をシク
ロヘキサノール(140μl)とトリエチルアミン(7
0μl)の溶液に氷水冷却下、滴下した。室温で一夜放
置した後、減圧下で溶媒を留去し、残渣は酢酸エチルで
抽出した。抽出液は飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、目的
のシクロヘキシル(5,6−ジフェニル−2−ピラジニ
ルオキシ)アセテート86mgを得た。(収率44.3
%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.12〜1.99(10H,m),4.90(2H,s),7.11 〜7.48(10H,m),8.
31(1H,s)
オキシ)アセテート(化合物番号64)(工程C) 実施例2で得られた5,6−ジフェニル−2−ピラジニ
ルオキシ酢酸(153.2mg)に乾燥ベンゼン(1.
5ml)と塩化チオニル(60μl)を加えて4時間加
熱還流した。冷却後、減圧下で溶媒を留去して、5,6
−ジフェニル−2−ピラジニルオキシ−酢酸クロリドを
得た。これのジクロロメタン(1.5ml)溶液をシク
ロヘキサノール(140μl)とトリエチルアミン(7
0μl)の溶液に氷水冷却下、滴下した。室温で一夜放
置した後、減圧下で溶媒を留去し、残渣は酢酸エチルで
抽出した。抽出液は飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、目的
のシクロヘキシル(5,6−ジフェニル−2−ピラジニ
ルオキシ)アセテート86mgを得た。(収率44.3
%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.12〜1.99(10H,m),4.90(2H,s),7.11 〜7.48(10H,m),8.
31(1H,s)
【0092】
【実施例8】 N−(2−ピリジノ)5,6−ジフェニル−2−ピラジ
ニルオキシ−アセトアミド(化合物番号90)(工程
D) 実施例2の方法で得た5,6−ジフェニル−2−ピラジ
ニルオキシ酢酸(153.2mg)のジクロロメタン
(5ml)溶液に2−アミノピリジン(47.1mg)
を加え、次に1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)(103mg)を加えた。室温で3時間30
分攪拌したのち、溶媒を減圧下で留去した。残渣に酢酸
エチルと水を加え、不溶物を濾去した。濾液の有機層は
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶
媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製して、目的のN−(2−ピリジ
ノ)5,6−ジフェニル−2−ピラジニルオキシ−アセ
トアミド99.8mgを得た。(収率52.2%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 5.03(2H,s),6.88 〜8.41(15H,m)
ニルオキシ−アセトアミド(化合物番号90)(工程
D) 実施例2の方法で得た5,6−ジフェニル−2−ピラジ
ニルオキシ酢酸(153.2mg)のジクロロメタン
(5ml)溶液に2−アミノピリジン(47.1mg)
を加え、次に1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)(103mg)を加えた。室温で3時間30
分攪拌したのち、溶媒を減圧下で留去した。残渣に酢酸
エチルと水を加え、不溶物を濾去した。濾液の有機層は
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶
媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製して、目的のN−(2−ピリジ
ノ)5,6−ジフェニル−2−ピラジニルオキシ−アセ
トアミド99.8mgを得た。(収率52.2%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 5.03(2H,s),6.88 〜8.41(15H,m)
【0093】
【実施例9】 N−イソプロピル−(3−クロロ−5,6−ジフェニル
−2−ピラジニルオキシ)アセトアミド(化合物番号1
46) 3−クロロ−5,6−ジフェニル−2−ピラジニルオキ
シ酢酸(173.5mg)のジクロロメタン(1.5m
l)溶液に2−クロロ−1−メチルピリジニウム アイ
オダイド(156.1mg)を加え、次にイソプロピル
アミン(43μl)を滴下した。この反応液に、N,N
−ジイソプロピルエチルアミン(210μl)のジクロ
ロメタン(1ml)溶液を滴下し、55℃で1時間加熱
還流した。冷却後、溶媒を減圧下に留去し、残渣を酢酸
エチルにとかして、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、目的
のN−イソプロピル−(3−クロロ−5,6−ジフェニ
ル−2−ピラジニルオキシ)アセトアミド167.7m
gを得た。(収率86.1%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.20(6H,d,J=6.5Hz),3.8〜4.4(1H,m),4.89(2H,s),6.90
〜7.60(10H,m)
−2−ピラジニルオキシ)アセトアミド(化合物番号1
46) 3−クロロ−5,6−ジフェニル−2−ピラジニルオキ
シ酢酸(173.5mg)のジクロロメタン(1.5m
l)溶液に2−クロロ−1−メチルピリジニウム アイ
オダイド(156.1mg)を加え、次にイソプロピル
アミン(43μl)を滴下した。この反応液に、N,N
−ジイソプロピルエチルアミン(210μl)のジクロ
ロメタン(1ml)溶液を滴下し、55℃で1時間加熱
還流した。冷却後、溶媒を減圧下に留去し、残渣を酢酸
エチルにとかして、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、目的
のN−イソプロピル−(3−クロロ−5,6−ジフェニ
ル−2−ピラジニルオキシ)アセトアミド167.7m
gを得た。(収率86.1%)1 HNMR(CDCl3 )δ(ppm) 1.20(6H,d,J=6.5Hz),3.8〜4.4(1H,m),4.89(2H,s),6.90
〜7.60(10H,m)
【0094】
【0095】
【参考例1】 5,6−ジフェニル−2−ヒドロキシピラジンの製造
(JACS 74,1580(1952)法) ベンジル(63g),メタノール(750ml)および
グリシンアミド塩酸塩(33.15g)の混合物を攪拌
下に加熱還流しながら12.5N水酸化ナトリウム水溶
液(48ml)を1.25時間で滴下した。更に1.5
時間加熱還流した後、反応液を冷却し、これに濃塩酸
(37.5ml)を滴下した。30分間攪拌したのち、
炭酸水素ナトリウム(25.2g)を添加し、室温で2
時間攪拌した。結晶を濾取し、少量の水で洗浄後、結晶
は希水酸化ナトリウム水溶液に溶かし、不溶物は酢酸エ
チルに溶かした。水溶液は希塩酸で弱酸性とし、析出し
た結晶を濾取し、水洗、乾燥して融点238〜239℃
の目的化合物49.4gを得た。(収率66.4%)
(JACS 74,1580(1952)法) ベンジル(63g),メタノール(750ml)および
グリシンアミド塩酸塩(33.15g)の混合物を攪拌
下に加熱還流しながら12.5N水酸化ナトリウム水溶
液(48ml)を1.25時間で滴下した。更に1.5
時間加熱還流した後、反応液を冷却し、これに濃塩酸
(37.5ml)を滴下した。30分間攪拌したのち、
炭酸水素ナトリウム(25.2g)を添加し、室温で2
時間攪拌した。結晶を濾取し、少量の水で洗浄後、結晶
は希水酸化ナトリウム水溶液に溶かし、不溶物は酢酸エ
チルに溶かした。水溶液は希塩酸で弱酸性とし、析出し
た結晶を濾取し、水洗、乾燥して融点238〜239℃
の目的化合物49.4gを得た。(収率66.4%)
【0096】
【参考例2】 5,6−ジフェニル−2−メルカプトピラジンの製造
(Arch Pharmoz,300,421(196
7)法) 参考例1で製造した5,6−ジフェニル−2−ヒドロキ
シピラジン(1.09g)の乾燥ピリジン(10ml)
溶液に、窒素雰囲気下、五硫化リン(1.09g)を加
えて2時間加熱還流した。ピリジンを減圧下に留去し、
残渣に水(18ml)を加えて45分間加熱還流した。
冷却後結晶を濾取し、水洗して乾燥した。この粗結晶を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、
融点185〜195℃の目的化合物0.57gを得た。
(収率49%)
(Arch Pharmoz,300,421(196
7)法) 参考例1で製造した5,6−ジフェニル−2−ヒドロキ
シピラジン(1.09g)の乾燥ピリジン(10ml)
溶液に、窒素雰囲気下、五硫化リン(1.09g)を加
えて2時間加熱還流した。ピリジンを減圧下に留去し、
残渣に水(18ml)を加えて45分間加熱還流した。
冷却後結晶を濾取し、水洗して乾燥した。この粗結晶を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、
融点185〜195℃の目的化合物0.57gを得た。
(収率49%)
【0097】
【参考例3】 2−アミノ−5,6−ジフェニルピラジンの製造(JA
CS 67,802(1945)法) (i)ベンジル(55.84g),4,5−ジアミノ−
2,6−ジヒドロキシピリミジン・硫酸塩(50.78
g),93%水酸化ナトリウム(11.43g),水
(2.4リットル)及びエタノール(2.4リットル)
の混合物に28%アンモニア水(266ml)を加えて
4.5時間加熱還流した。反応液を熱いうちに濾過し、
濾液を2日間冷蔵庫中で冷却した。結晶を濾取し、冷
水、冷エタノールで洗浄して乾燥し、目的の6,7−ジ
フェニルルマジン58.81gを得た。(収率70%) (ii)上で得られた6,7−ジフェニルルマジン(15
g)に80%硫酸(225ml)を加えて30分間加熱
還流した。反応液を冷却し、氷(1500g)と30%
水酸化ナトリウム水溶液(700ml)中に加えた。析
出した結晶を濾取し、15%水酸化ナトリウム水溶液で
数回洗浄後、水(1リットル)中に加えた。結晶を濾取
し、水洗後乾燥して粗結晶3.7gを得た。シリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製して、融点225
〜229℃の目的化合物1.74gを得た。(収率1
4.8%)
CS 67,802(1945)法) (i)ベンジル(55.84g),4,5−ジアミノ−
2,6−ジヒドロキシピリミジン・硫酸塩(50.78
g),93%水酸化ナトリウム(11.43g),水
(2.4リットル)及びエタノール(2.4リットル)
の混合物に28%アンモニア水(266ml)を加えて
4.5時間加熱還流した。反応液を熱いうちに濾過し、
濾液を2日間冷蔵庫中で冷却した。結晶を濾取し、冷
水、冷エタノールで洗浄して乾燥し、目的の6,7−ジ
フェニルルマジン58.81gを得た。(収率70%) (ii)上で得られた6,7−ジフェニルルマジン(15
g)に80%硫酸(225ml)を加えて30分間加熱
還流した。反応液を冷却し、氷(1500g)と30%
水酸化ナトリウム水溶液(700ml)中に加えた。析
出した結晶を濾取し、15%水酸化ナトリウム水溶液で
数回洗浄後、水(1リットル)中に加えた。結晶を濾取
し、水洗後乾燥して粗結晶3.7gを得た。シリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより精製して、融点225
〜229℃の目的化合物1.74gを得た。(収率1
4.8%)
【0098】
【参考例4】 5,6−ジフェニル−2−ヒドロキシ−3−ニトロピラ
ジンの製造(JACS 75,5517(1953)
法) 氷酢酸(450ml)と5,6−ジフェニル−2−ヒド
ロキシ−ピラジン(30g)の混合物に、攪拌下15〜
20℃で発煙硝酸(60ml)を滴下した。室温で2時
間攪拌後、反応液を氷水(2リットル)中に注入した。
一夜放置後、結晶を濾取し、水洗後乾燥した。粗結晶3
3.1gにアセトン(1.2リットル)を加えて不溶物
を濾去し、濾液は減圧下に留去し、残渣をエタノールで
洗浄し、乾燥して融点213〜216℃の目的化合物2
5.45gを得た。(収率71.8%)
ジンの製造(JACS 75,5517(1953)
法) 氷酢酸(450ml)と5,6−ジフェニル−2−ヒド
ロキシ−ピラジン(30g)の混合物に、攪拌下15〜
20℃で発煙硝酸(60ml)を滴下した。室温で2時
間攪拌後、反応液を氷水(2リットル)中に注入した。
一夜放置後、結晶を濾取し、水洗後乾燥した。粗結晶3
3.1gにアセトン(1.2リットル)を加えて不溶物
を濾去し、濾液は減圧下に留去し、残渣をエタノールで
洗浄し、乾燥して融点213〜216℃の目的化合物2
5.45gを得た。(収率71.8%)
【0099】
【参考例5】 3−クロロ−5,6−ジフェニル−2−ヒドロキシピラ
ジンの製造(JACS 78,4071(1956)
法) 参考例4で得られた5,6−ジフェニル−2−ヒドロキ
シ−3−ニトロピラジン(3g)を塩化チオニル(30
ml)に溶かし、1.5時間加熱還流した。反応液は冷
却し、減圧下に過剰の塩化チオニルを留去した。残渣を
2%水酸化ナトリウム水溶液(500ml)中に加え
た。不溶物を濾去し、濾液にドライアイスを加えて中和
した。析出した結晶を濾取し、水洗後乾燥して粗結晶
2.96gを得た。エタノールより再結晶して、融点2
23〜224℃の目的化合物1.5gを得た。(収率5
2%)
ジンの製造(JACS 78,4071(1956)
法) 参考例4で得られた5,6−ジフェニル−2−ヒドロキ
シ−3−ニトロピラジン(3g)を塩化チオニル(30
ml)に溶かし、1.5時間加熱還流した。反応液は冷
却し、減圧下に過剰の塩化チオニルを留去した。残渣を
2%水酸化ナトリウム水溶液(500ml)中に加え
た。不溶物を濾去し、濾液にドライアイスを加えて中和
した。析出した結晶を濾取し、水洗後乾燥して粗結晶
2.96gを得た。エタノールより再結晶して、融点2
23〜224℃の目的化合物1.5gを得た。(収率5
2%)
【0100】
【0101】
【製剤例1】 (水和剤)3番の化合物25%、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム塩2.5%、リグニンスルホン酸カル
シウム塩2.5%及び珪藻土70%をよく粉砕混合して
水和剤を得た。
ホン酸ナトリウム塩2.5%、リグニンスルホン酸カル
シウム塩2.5%及び珪藻土70%をよく粉砕混合して
水和剤を得た。
【0102】
【製剤例2】 (乳剤)70番の化合物30%、ドデシルベンゼンスル
ホン酸カルシウム塩2.68%、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル4.92%、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテルリン酸カルシウム塩0.4%及びキシ
レン62%をよく混合して乳剤を得た。
ホン酸カルシウム塩2.68%、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル4.92%、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテルリン酸カルシウム塩0.4%及びキシ
レン62%をよく混合して乳剤を得た。
【0103】
【製剤例3】 (粒剤)132番の化合物5%、ホワイトカーボン1
%、リグニンスルホン酸カルシウム塩5%、ベントナイ
ト20%及びクレー69%をよく粉砕混合し、水を加え
てよく練り合せた後、造粒乾燥して粒剤を得た。
%、リグニンスルホン酸カルシウム塩5%、ベントナイ
ト20%及びクレー69%をよく粉砕混合し、水を加え
てよく練り合せた後、造粒乾燥して粒剤を得た。
【0104】
【発明の効果】前記一般式(I)の化合物は殺草作用を
有しており、除草剤として使用することができ、その作
用は一般に双子葉植物に対するよりも単子葉植物に対す
る方が強い。たとえば、水田においては、雑草の発芽前
または発芽後に湛水土壌処理することにより、水田の強
雑草であるタイヌビエ、ヒメタイヌビエ、ケイヌビエ等
のイネ科雑草を特に強力に駆除し、また通常の除草剤で
は防除が困難なマツバイ、ホタルイ、クログワイ、ミズ
ガヤツリ等のカヤツリグサ科多年生雑草並びにウリカ
ワ、オモダカ等のオモダカ科多年生雑草も駆除すること
ができ、さらに、アゼナ等のゴマノハグサ科雑草、キカ
シグサ、ヒメミソハギ、ミズマツバ等のミソハギ科雑
草、コナギ、ミズアオイ等のミズアオイ科雑草の広葉雑
草をも有効に駆除することができる。
有しており、除草剤として使用することができ、その作
用は一般に双子葉植物に対するよりも単子葉植物に対す
る方が強い。たとえば、水田においては、雑草の発芽前
または発芽後に湛水土壌処理することにより、水田の強
雑草であるタイヌビエ、ヒメタイヌビエ、ケイヌビエ等
のイネ科雑草を特に強力に駆除し、また通常の除草剤で
は防除が困難なマツバイ、ホタルイ、クログワイ、ミズ
ガヤツリ等のカヤツリグサ科多年生雑草並びにウリカ
ワ、オモダカ等のオモダカ科多年生雑草も駆除すること
ができ、さらに、アゼナ等のゴマノハグサ科雑草、キカ
シグサ、ヒメミソハギ、ミズマツバ等のミソハギ科雑
草、コナギ、ミズアオイ等のミズアオイ科雑草の広葉雑
草をも有効に駆除することができる。
【0105】一方、水稲に対しては選択性が大きく、移
植水稲は薬害をうけることはなく、殺草スペクトラムが
広いという利点が見出された。また、畑地においては雑
草の発芽前に土壌処理することにより、畑地の強雑草で
あるイヌビユ、アオビユ、イノコズチ等のヒユ科雑草、
スベリヒユ等のスベリヒユ科雑草、アカザ、シロザ、コ
アカザ等のアカザ科雑草、ツユクサ等のツユクサ科雑
草、ハコベ、ノミノフスマ、ミミナグサ、ツメクサ等の
ナデシコ科雑草、エノキグサ、コニシキソウ等のトウダ
イグサ科雑草等を有効に駆除することができるが、なか
でもカモジグサ、メヒシバ、コメヒシバ、イヌビエ、エ
ノコログサ、アキノエノコログサ、スズメノテッポウ、
スズメノカタビラ等のイネ科雑草を極めて強力に駆除す
ることができ、一方、トウモロコシ、ビート、ダイズ、
ワタ、ダイコン、トマト、ニンジン、ハクサイ、レタス
等の作物は薬害を受けることはない。
植水稲は薬害をうけることはなく、殺草スペクトラムが
広いという利点が見出された。また、畑地においては雑
草の発芽前に土壌処理することにより、畑地の強雑草で
あるイヌビユ、アオビユ、イノコズチ等のヒユ科雑草、
スベリヒユ等のスベリヒユ科雑草、アカザ、シロザ、コ
アカザ等のアカザ科雑草、ツユクサ等のツユクサ科雑
草、ハコベ、ノミノフスマ、ミミナグサ、ツメクサ等の
ナデシコ科雑草、エノキグサ、コニシキソウ等のトウダ
イグサ科雑草等を有効に駆除することができるが、なか
でもカモジグサ、メヒシバ、コメヒシバ、イヌビエ、エ
ノコログサ、アキノエノコログサ、スズメノテッポウ、
スズメノカタビラ等のイネ科雑草を極めて強力に駆除す
ることができ、一方、トウモロコシ、ビート、ダイズ、
ワタ、ダイコン、トマト、ニンジン、ハクサイ、レタス
等の作物は薬害を受けることはない。
【0106】さらに、前記一般式(I)の化合物は非農
耕地、山林等においても除草剤として有効に使用するこ
とができる。
耕地、山林等においても除草剤として有効に使用するこ
とができる。
【0107】前記一般式(I)の化合物は、また、植物
の伸長を制御する作用を有しており、適当な時期、濃度
で植物体に処理するとき、その植物体は枯死することな
く伸長が制御されるので、伸長が好ましくない植物に対
する伸長抑制剤としても使用することができる。従っ
て、本発明の「除草剤」なる語には、植物伸長制御剤も
包含する。
の伸長を制御する作用を有しており、適当な時期、濃度
で植物体に処理するとき、その植物体は枯死することな
く伸長が制御されるので、伸長が好ましくない植物に対
する伸長抑制剤としても使用することができる。従っ
て、本発明の「除草剤」なる語には、植物伸長制御剤も
包含する。
【0108】特に、芝の伸長制御剤として有利に使用す
ることができ、シバ、ハリシバ、コウライシバ等の日本
芝も有効に伸長を抑止しうるが、特にバーミュダグラ
ス、ペントグラス、ブルーグラス、フェスキュ、ライグ
ラス等の西洋芝の伸長をより有効に防止することがで
き、一般庭園、緑地、ゴルフ場等において好適に使用さ
れる。
ることができ、シバ、ハリシバ、コウライシバ等の日本
芝も有効に伸長を抑止しうるが、特にバーミュダグラ
ス、ペントグラス、ブルーグラス、フェスキュ、ライグ
ラス等の西洋芝の伸長をより有効に防止することがで
き、一般庭園、緑地、ゴルフ場等において好適に使用さ
れる。
【0109】
【試験例】次に、生物試験例を挙げて、具体的にその効
果を示す。
果を示す。
【0110】
【試験例1】 水田発芽前処理 100cm2 ポットに水田土壌を充填し、休眠覚醒した
タイヌビエ、ホタルイの種子を表層1cmに混和した。
また、休眠覚醒したミズガヤツリ、クログワイの塊茎及
びマツバイを植え、さらに2葉期の水稲の苗を移植して
湛水状態とし、温室で生育させた。3日後に製剤例1で
調製した水和剤を用いて所定の薬量を湛水土壌処理し、
21日後に次に示す判定基準に従って調査を行なった。
その結果を表15に示した。
タイヌビエ、ホタルイの種子を表層1cmに混和した。
また、休眠覚醒したミズガヤツリ、クログワイの塊茎及
びマツバイを植え、さらに2葉期の水稲の苗を移植して
湛水状態とし、温室で生育させた。3日後に製剤例1で
調製した水和剤を用いて所定の薬量を湛水土壌処理し、
21日後に次に示す判定基準に従って調査を行なった。
その結果を表15に示した。
【0111】(判定基準) 0 生育抑制率 0−10% 1 生育抑制率 11−30% 2 生育抑制率 31−50% 3 生育抑制率 51−70% 4 生育抑制率 71−90% 5 生育抑制率 91−100% 表15において、EOはタイヌビエを、BLは広葉雑草
を、SJはホタルイを、EAはマツバイを、CSはミズ
ガヤツリを、EKはクログワイを、OSは水稲を、それ
ぞれ示す。
を、SJはホタルイを、EAはマツバイを、CSはミズ
ガヤツリを、EKはクログワイを、OSは水稲を、それ
ぞれ示す。
【0112】
【表15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 403/12 241 405/12 241 409/12 241 (72)発明者 寺村 正弘 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内 (72)発明者 本間 豊邦 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、R1 は水素原子、低級アルキル基または低級ア
ルコキシカルボニルメチル基を示し、R2 は1〜3個の
ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、C1
〜C6 のアルコキシ基、C3 〜C4 のアルケニルオキシ
基、ヒドロキシ基、シクロヘキシルオキシ基、フェノキ
シ基、ピリジル−シアノメトキシ基、基NR7 R8 (R
7 は水素原子または低級アルキル基を示し、R8 は水素
原子、1〜3個のハロゲン原子、1〜2個の低級アルキ
ル基、ニトロ基、シアノ基またはプロパルギルオキシ基
で置換されてもよいフェニル基、1〜2個のハロゲン原
子またはニトロ基で置換されてもよいフェノキシ基で置
換されてもよいピリジル基、1〜3個のハロゲン原子、
低級アルキル基もしくは低級アルコキシで置換されてい
てもよいピリミジニル基またはトリアジニル基、ヒドロ
キシ基、低級アルキル基、ベンジル基、α−メチルベン
ジル基、α,α−ジメチルベンジル基、シクロヘキシル
基、低級アルキルスルホニル基、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基またはニトロ基で置換されていてもよいベンゼ
ンスルホニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい
ベンゾイルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていても
よいベンゾイル基、アニリノ基、ピリジル−シアノメチ
ル基、R7 とR8 が一緒になって酸素原子または窒素原
子を1〜2個含有する5〜6員複素環を形成することが
できる。または基CH2 B(Bは酸素原子、硫黄原子ま
たは窒素原子をそれぞれ独立に1〜2個含有する5〜6
員複素環基を示す。)を示し、R3 は水素原子、低級ア
ルキル基、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、ハロゲン原
子、ベンゾイル基、ベンジル基、低級アルコキシカルボ
ニル基または低級アルコキシカルボニルメトキシ基を示
し、R4 およびR5 は同一若しくは異なって水素原子、
ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基
を示し、Aは酸素原子、基S(O)n (nは0,1また
は2の整数を示す)、基−NHNH−または基−NH
(R6)(R6 は水素原子またはメチル基を示す。)を
示し、mは0または1を示す。)で表わされるジフェニ
ルピラジン誘導体。 - 【請求項2】 一般式 【化2】 (式中、R1 は水素原子、低級アルキル基または低級ア
ルコキシカルボニルメチル基を示し、R2 は1〜3個の
ハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基、C1
〜C6 のアルコキシ基、C3 〜C4 のアルケニルオキシ
基、ヒドロキシ基、シクロヘキシルオキシ基、フェノキ
シ基、ピリジル−シアノメトキシ基、基NR7 R8 (R
7 は水素原子または低級アルキル基を示し、R8 は水素
原子、1〜3個のハロゲン原子、1〜2個の低級アルキ
ル基、ニトロ基、シアノ基またはプロパルギルオキシ基
で置換されてもよいフェニル基、1〜2個のハロゲン原
子またはニトロ基で置換されてもよいフェノキシ基で置
換されてもよいピリジル基、1〜3個のハロゲン原子、
低級アルキル基もしくは低級アルコキシで置換されてい
てもよいピリミジニル基またはトリアジニル基、ヒドロ
キシ基、低級アルキル基、ベンジル基、α−メチルベン
ジル基、α,α−ジメチルベンジル基、シクロヘキシル
基、低級アルキルスルホニル基、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基またはニトロ基で置換されていてもよいベンゼ
ンスルホニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい
ベンゾイルオキシ基、ハロゲン原子で置換されていても
よいベンゾイル基、アニリノ基、ピリジル−シアノメチ
ル基、R7 とR8 が一緒になって酸素原子または窒素原
子を1〜2個含有する5〜6員複素環を形成することが
できる。または基CH2 B(Bは酸素原子、硫黄原子ま
たは窒素原子をそれぞれ独立に1〜2個含有する5〜6
員複素環基を示す。)を示し、R3 は水素原子、低級ア
ルキル基、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、ハロゲン原
子、ベンゾイル基、ベンジル基、低級アルコキシカルボ
ニル基または低級アルコキシカルボニルメトキシ基を示
し、R4 およびR5 は同一若しくは異なって水素原子、
ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基
を示し、Aは酸素原子、基S(O)n (nは0,1また
は2の整数を示す)、基−NHNH−または基−NH
(R6)(R6 は水素原子またはメチル基を示す。)を
示し、mは0または1を示す。)で表されるジフェニル
ピラジン誘導体を有効成分として含有することを特徴と
する除草剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17652593A JPH0733752A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | ジフェニルピラジン誘導体及び除草剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17652593A JPH0733752A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | ジフェニルピラジン誘導体及び除草剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733752A true JPH0733752A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16015141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17652593A Pending JPH0733752A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | ジフェニルピラジン誘導体及び除草剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733752A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995034560A1 (de) * | 1994-06-10 | 1995-12-21 | Bayer Aktiengesellschaft | N-heterocyclyl-heteroaryloxyacetamide |
WO2001044206A1 (en) * | 1999-12-17 | 2001-06-21 | Chiron Corporation | Pyrazine based inhibitors of glycogen synthase kinase 3 |
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