JPH0733723Y2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0733723Y2
JPH0733723Y2 JP1989105788U JP10578889U JPH0733723Y2 JP H0733723 Y2 JPH0733723 Y2 JP H0733723Y2 JP 1989105788 U JP1989105788 U JP 1989105788U JP 10578889 U JP10578889 U JP 10578889U JP H0733723 Y2 JPH0733723 Y2 JP H0733723Y2
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芳広 松井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、付属品収納部とハンドルとを掃除機本体の上
面部に設けた電気掃除機に係わり、とくに、付属品収納
部を開閉する回動自在の収納部カバーおよび回動自在の
前記ハンドルに関する。
(従来の技術) 従来、たとえば第6図に示すように、掃除機本体1の上
面部に、回動自在の収納部カバー2により上方から開閉
自在に覆われる付属品収納部を設けるとともに、掃除機
本体1の持ち運び用のハンドル3を回動自在に支持した
電気掃除機が知られている。そして、この種の電気掃除
機では、収納部カバー2は、一般的に、その後端が掃除
機本体1に枢着されていて、前方へ回動されて閉じられ
るようになっているが、ハンドル3は、同じ前方へ回動
されることにより上方へ突出した状態から掃除機本体1
の上面に沿って収納された状態になるものと、第6図に
示すように、後方へ回動されることにより収納された状
態になるものとがある。なお、この場合の収納部カバー
2の支軸4の位置とハンドル3の支軸5の位置とは、第
7図に示してある。
ところで、一般的に、掃除機本体1の上面前部には、こ
の掃除機本体1内の集塵室を開閉自在に覆う蓋体6があ
るので、収納部カバー2およびハンドル3は、掃除機本
体1の上面後部に前後に隣接させて配設される。したが
って、上述のように、収納部カバー2の閉じるときの回
動方向とハンドル3の収納されるときの回動方向とが互
いに逆である場合、閉じた収納部カバー2の自由端であ
る前端と収納されたハンドル3の自由端である後端とが
向かい合って位置することになる。
また、第7図に示すように、前記収納部カバー2は、浮
き出しクラッチ7により、閉じた状態に係止されるとと
もに、この係止が解除されたとき前記浮き出しクラッチ
7の付勢により上方へ浮き上げられる構造になっている
ものがある。一方、ハンドル3についても、同様の浮き
出しクラッチ8により、収納された状態に係止されると
ともに、この係止が解除されたとき前記浮き出しクラッ
チ8の付勢により上方へ浮き上げられる構造になってい
るものがある。
これら浮き出しクラッチ7,8は、たとえば実開昭63-1929
54号公報に記載されているクランプ装置と同様の構造を
有するものであり、箱体9と、これに所定範囲摺動自在
に支持されたスライダー10と、これに形成された回動開
閉自在の一対の挟着部11と、前記スライダー10を付勢す
るばね12と、図示しない係止体とからなっている。そし
て、挟着部11が箱体9から突出した状態で、スライダー
10が外部の係止突起13,14に押し付けられると、挟着部1
1が箱体9内に没入した状態にスライダー10が係止され
るとともに、挟着部11が係止突起13,14に挟み付けられ
て係止される。また、挟着部11が箱体9内に没入した状
態で、スライダー10が係止突起13,14に押し付けられる
と、係止が解除されて、ばね12の付勢により挟着部11が
箱体9から突出するものである。
第7図に示す電気掃除機では、収納部カバー2の前端に
浮き出しクラッチ7が下向きに配設されているととも
に、これに対応する係止突起13が掃除機本体1の上面に
形成されており、また、その前方に位置して掃除機本体
1の上面部に同一構造の他の浮き出しクラッチ8が上向
きに配設されているとともに、これに対応する係止突起
14がハンドル3の後端の握り部に形成されている。した
がって、係止状態にある収納部カバー2またはハンドル
3を上方から軽く押すと、その係止が解除されるととも
に、これら収納部カバー2またはハンドル3がスライダ
ー10のストローク分だけ上方へ浮き上がることになる。
そして、上記従来の構造では、収納部カバー2の前端お
よびハンドル3の後端すなわち自由端に浮き出しクラッ
チ7または対応する係止突起14があるため、図示のよう
に、収納部カバー2およびハンドル3の自由端の浮き上
がり量はほぼ等しくなる。
ところで、本来収納部カバー2とハンドル3とを同時に
操作する必要性はない。ところが、間違って、両方を同
時に押してしまい、収納部カバー2とハンドル3とをと
もに浮き上がらせてしまったような場合、そのままの状
態で収納部カバー2またはハンドル3を回動操作しよう
とすると、上記従来の構造では、向かい合っている収納
部カバー2およびハンドル3の自由端がほぼ同一高さ浮
き上がるため、つかみどころがなくて、ハンドル3を把
持したいのに収納部カバー2に触れてしまうなど、使用
上誤操作を行ないやすい。また、収納部カバー2とハン
ドル3との間に指が挟まってしまう危険性もある。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように、収納部カバーとハンドルとが向かい合っ
て回動する上記従来の電気掃除機では、浮き出しクラッ
チによる収納部カバーおよびハンドルの浮き上がり量が
ほぼ等しくなっていたため、誤操作しやすいとともに、
安全性にも問題があった。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもの
で、自由端が向かい合う回動自在の収納部カバーおよび
ハンドルの誤操作を防止でき、とくに使用の機会の多い
ハンドルを確実かつ容易に操作できるとともに、使用上
の安全性が高い電気掃除機を提供することを目的とする
ものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、電動送風機およびこの電動送風機に連通する
集塵室を内部に設けるとともに小型吸込口体などの付属
品を収納する付属品収納部を上面部に設けた掃除機本体
と、この掃除機本体の上面部に回動自在に支持され前記
付属品収納部を上方から開閉自在に覆う収納部カバー
と、この収納部カバーに隣接させて前記掃除機本体の上
面部に回動自在に支持されこの掃除機本体の上面に沿っ
て収納されるとともにこの上面から突出された状態で使
用されるハンドルとを備え、前記収納部カバーの閉じる
ときの回動方向と前記ハンドルの収納するときの回動方
向とが互いに逆で、閉じた前記収納部カバーの自由端と
収納された前記ハンドルの自由端とが向かい合って位置
する電気掃除機において、さらに、前記収納部カバーを
前記掃除機本体に対して閉じた状態に係脱自在に係止す
るカバー係止手段と、前記ハンドルを前記掃除機本体に
対して収納された状態に係脱自在に係止するハンドル係
止手段と、前記収納部カバーを前記掃除機本体に対して
開く方向へ付勢するカバー付勢手段と、前記ハンドルを
前記掃除機本体に対して突出する方向へ付勢するハンド
ル付勢手段とを備えたものである。そして、上記目的を
達成するために、前記ハンドル係止手段による前記ハン
ドルの係止を解除したときの前記ハンドル付勢手段によ
るハンドルの自由端の浮き上がり量は、前記カバー係止
手段による前記収納部カバーの係止を解除したときの前
記カバー付勢手段による収納部カバーの自由端の浮き上
がり量よりも大きくしたものである。
(作用) 本考案の電気掃除機では、通常、掃除機本体の上面部の
付属品収納部を収納部カバーにより上方から覆うととも
に、掃除機本体の上面に沿ってハンドルを収納してお
く。このとき、収納部カバーは、カバー係止手段により
掃除機本体に対して閉じた状態に係止され、また、ハン
ドルは、ハンドル係止手段により掃除機本体に対して収
納された状態に係止されているが、隣接した収納部カバ
ーの自由端とハンドルの自由端とが向かい合って位置し
ている。そして、付属品収納部に収納された付属品を取
り出すとき、あるいは、付属品収納部に付属品を収納す
るときには、まず、カバー係止手段による収納部カバー
の係止を解除する。そうすると、カバー付勢手段によ
り、収納部カバーが開く方向へ浮き上げられるので、こ
の収納部カバーの浮き上がった自由端などに指を掛け
て、この収納部カバーを回動させて開け、付属品収納部
を開放する。その後、収納部カバーを逆方向へ回動させ
て閉じる。また、ハンドルを把持して掃除機本体を持ち
運ぶときには、まず、ハンドル係止手段によるハンドル
の係止を解除する。そうすると、ハンドル付勢手段によ
り、ハンドルが掃除機本体の上面から突出する方向へ浮
き上げられるので、このハンドルの浮き上がった自由端
を把持して、このハンドルを回動させてさらに突出させ
るとともに、掃除機本体を持ち上げる。その後、ハンド
ルを逆方向へ回動させて収納する。ところで、誤って、
収納部カバーの係止とハンドルの係止とをともに解除し
てしまったような場合に、そのままの状態でハンドルま
たは収納部カバーを回動操作しようとするときにも、ハ
ンドルの自由端の方が収納部カバーの自由端よりも大き
く浮き上がっているため、ハンドルを把持するときに
は、間違って収納部カバーに触れることなく、ハンドル
の自由端を把持できる。また、収納部カバーについて
も、この収納部カバーの自由端とハンドルの自由端との
間に大きな隙間が生じていることにより、収納部カバー
に比較的容易に指を掛けられる。
(実施例) 以下、本考案の電気掃除機の一実施例の構成を第1図な
いし第5図に基づいて説明する。
21は掃除機本体で、この掃除機本体21は、上面を開口し
た下部本体ケース22と、この下部本体ケース22の後部上
側に固定的に結合された上部本体ケース23と、この上部
本体ケース23の前端部に枢着され前記上部本体ケース22
の前部上側に開閉自在に結合される蓋体24とからなって
いる。
そして、前記掃除機本体21内には、図示していないが、
前記両本体ケース22,23により、電動送風機を内蔵した
電動送風機室とコードリール室とが後部に区画形成され
ているとともに、前記下部本体ケース22と蓋体24とによ
り、前記電気送風機の吸気側に連通し集塵フィルターを
内蔵した集塵室が前部に区画形成されている。また、こ
の集塵室を開閉自在に覆う前記蓋体24には、シャッター
25により開閉されるとともに吸込み用のホースの一端部
が着脱自在に接続される吸込口26が開口形成されてい
る。一方、前記掃除機本体21の後面部には、図示してい
ないが、電気送風機の排気側に連通する排気口が開口形
成されている。さらに、前記下部本体ケース22には、旋
回輪27が下面前部に回動自在に設けられているととも
に、後輪28が左右両側面の後部にそれぞれ枢着されてい
る。
また、前記上部本体ケース23の外側上面の後部には、凹
窪状の付属品収納部31が形成されている。この付属品収
納部31には、さらに2つの保持凹部32,33が形成されて
おり、これら保持凹部32,33に、付属品である丸ブラシ3
4およびつる口35がそれぞれ着脱自在に収納されてい
る。なお、これら丸ブラシ34およびつる口35は、掃除時
に使用される小型吸込口体であり、前記ホースの他端側
に床用吸込口体に代えて適宜接続されて使用されるもの
である。さらに、同じ上部本体ケース23の外側上面に
は、前記付属品収納部31の前方に隣接して、平面ほぼコ
字形状のハンドル収納凹部36が両端を前方に向けて形成
されている。
41は浅い矩形箱状に形成された収納部カバーで、この収
納部カバー41は、前記上部本体ケース23に左右方向を回
動軸方向として回動自在に支持され、前記付属品収納部
31を上方から開閉自在に覆うものである。そして、前記
収納部カバー41は、その後端部で上部本体ケース23の上
面部の最後部に支軸42により枢着されている。したがっ
て、収納部カバー41は、前端が自由端になっており、前
下方へ回動されて閉じられるものである。
43はハンドルで、このハンドル43は、両側のアーム部44
と把持部45とによりほぼコ字形状に形成されているとと
もに、下面を開口した箱状になっている。そして、前記
ハンドル43は、前記上部本体ケース23に左右方向を回動
軸方向として回動自在に支持され、前記ハンドル収納凹
部36内に嵌合されて収納されるとともに上部本体ケース
23の上面から突出された状態で使用されるものである。
そして、前記ハンドル43は、その両アーム部44の先端部
が前記ハンドル収納凹部36内の前端部に支軸46により枢
着されている。したがって、ハンドル43は、後端の把持
部45が自由端になっており、後下方へ回動されることに
より上部本体ケース23の上面に沿って収納されるもので
ある。
以上の説明から明らかなように、前記収納部カバー41の
閉じるときの回動方向と前記ハンドル43の収納するとき
の回動方向とは互いに逆で、閉じた収納部カバー41の自
由端と収納されたハンドル43の自由端とが向かい合って
位置するようになっている。
また、前記収納部カバー41の内側下面の前端部中央に
は、この収納部カバー41を上部本体ケース23に対して閉
じた状態に係脱自在に係止するカバー係止手段と、収納
部カバー41を上部本体ケース23に対して開く方向つまり
上方へ付勢するカバー付勢手段とを兼ねる浮き出しクラ
ッチ51が設けられている。この浮き出しクラッチ51は、
先に説明した第7図に示す浮き出しクラッチ7,8と同様
の構造および作用を有する周知のものであり、収納部カ
バー41に突出形成された保持部52内に嵌合固定された箱
体53と、この箱体53内に所定範囲上下摺動自在に支持さ
れたスライダー54と、このスライダー54から下方へ突出
形成された回動開閉自在の一対の挟着部55と、前記スラ
イダー54を常時下方へ付勢するばね56と、前記スライダ
ー54に枢着されこのスライダー54を係脱自在に係止する
係止体(図示しない)とからなっている。そして、前記
挟着部55が係脱自在に嵌着される係止突起57が、対応す
る上部本体ケース23の付属品収納部31内に上方へ突出形
成されている。
一方、前記上部本体ケース23のハンドル収納凹部36内に
は、前記ハンドル43の支軸46の後方近傍に位置して、こ
のハンドル43を上部本体ケース23に対し折り畳まれて収
納された状態に係脱自在に係止するハンドル係止手段
と、ハンドル43を上部本体ケース23に対して突出する方
向つまり上方へ付勢するハンドル付勢手段とを兼ねる浮
き出しクラッチ61が設けられている。この浮き出しクラ
ッチ61は、前記収納部カバー41用の浮き出しクラッチ51
と、構造および大きさとも全く同じものである。したが
って、細部については、先に説明した浮き出しクラッチ
51と同一符号を付して、説明を省略する。ただし、前記
ハンドル43用の浮き出しクラッチ61は、上部本体ケース
23に形成された保持部62により、挟着部55が上向きにな
るように固定的に保持されており、したがって、スライ
ダー54は上方へ付勢されている。また、前記浮き出しク
ラッチ61の挟着部55が係脱自在に挟着される係止突起63
が、対応するハンドル43のアーム部44内の上面部から下
方へ突出形成されている。
そうして、収納部カバー41では、その自由端である前端
部に浮き出しクラッチ51が設けられているのに対して、
ハンドル43では、その自由端である後端よりも前方の支
軸46の近くに浮き出しクラッチ61があるので、浮き出し
クラッチ51によるハンドル43の係止を解除したときのこ
のハンドル43の自由端の浮き上がり量aは、浮き出しク
ラッチ61による収納部カバー41の係止を解除したときの
この収納部カバー41の自由端の浮き上がり量bよりも大
きくなっている(a>b)。たとえば図示の実施例の場
合、a=23mm程度であり、b=9mm程度である。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
通常は、第4図および第5図に示すように、また、第1
図に鎖線で示すように、掃除機本体21の上部本体ケース
23の上面部の付属品収納部31を収納部カバー41により上
方から覆うとともに、掃除機本体21の上面部のハンドル
収納凹部36内にハンドル43を嵌合させて収納しておく。
このとき、収納部カバー41は、その浮き出しクラッチ51
の両挟着部55が掃除機本体21側の係止突起57に挟着さ
れ、両挟着部55が箱体53内に没入する状態でこの箱体53
にスライダー54が係止されていることにより、閉じた状
態に係止されている。また、ハンドル43は、同様にし
て、その係止突起63と掃除機本体21側の浮き出しクラッ
チ61の挟着部55との係合により、収納された状態に係止
されている。この状態で、隣接した収納部カバー41の自
由端とハンドル43の自由端とが向かい合って位置してい
る。
そして、掃除に使用するために付属品収納部31内の丸ブ
ラシ34またはつる口35を取り出すとき、あるいは、使用
後の丸ブラシ34またはつる口35を付属品収納部31内に再
収納するときには、収納部カバー41を開けるが、そのた
めには、まずこの収納部カバー41を上方から軽く一度押
す。このように収納部カバー41を押すと、係止突起57に
よって浮き出しクラッチ51のスライダー54が上方へ押し
上げられることにより、このスライダー54の箱体53に対
する没入状態への係止が解除される。それに伴って、ば
ね56の付勢により、箱体53からスライダー54の挟着部55
が下方へ突出し、この挟着部55が係止突起57から外れ
て、収納部カバー41の掃除機本体21に対する係止が解除
される。これとともに、スライダー54の位置は係止突起
57により規制されているので、第2図に示すように、ま
た、第1図に実線で示すように、箱体53の固定された収
納部カバー41が掃除機本体21の上面から上方へ浮き上が
り、若干開くことになる。そこで、浮き上がった収納部
カバー41の前端に指を掛け、第3図に示すように、この
収納部カバー41を上後方へ回動させて開ける。
その後、収納部カバー41は前下方へ回動させて閉じる
が、その最後の段階で収納部カバー41を下方へ軽く押す
と、係止突起57によってスライダー54が上方へ押し上げ
られることにより、両挟着部55が係止突起57に挟着され
つつ、スライダー54が箱体53に対して没入状態に係止さ
れる。これによって、収納部カバー41が閉じた状態に係
止される。
このように浮き出しクラッチ51があることにより、収納
部カバー41を簡単な操作で開閉できる。
また、掃除機本体21を収納場所から、あるいは、収納場
所へ運んだり、離れた掃除場所間で運んだりするときに
は、ハンドル43を利用して掃除機本体21を持ち運ぶ。ハ
ンドル43を使用するときには、このハンドル43を掃除機
本体21の上面から上方へ突出させるが、そのためには、
まずハンドル43を上方から軽く一度押す。そうすると、
収納部カバー41の場合と同様にして、係止突起63によっ
て浮き出しクラッチ61のスライダー54が下方へ押し下げ
られることにより、ハンドル41の掃除機本体21に対する
係止が解除される。これに伴い、ばね56の付勢により上
昇したスライダー54に押されて、第2図に示すように、
また、第1図に実線で示すように、ハンドル43が掃除機
本体21の上面から上方へ浮き上がり、若干突出する。そ
こで、浮き上がったハンドル43の自由端側の把持部45を
把持して、第3図に鎖線で示すように、このハンドル43
を上前方へさらに回動させて鉛直に突出させ、掃除機本
体21を持ち上げる。
その後、ハンドル43を後下方へ回動させて収納するが、
その最後の段階でハンドル43を下方へ軽く押すと、係止
突起63によってスライダー54が押し下げられることによ
り、収納部カバー41の場合と同様にして、ハンドル43が
収納状態に係止される。
このように浮き出しクラッチ61があることにより、ハン
ドル43を簡単な操作で使用し、収納することができる。
ところで、誤って、収納部カバー41およびハンドル43を
いっしょに押してしまい、両者の係止をともに解除して
しまったような場合に、そのままの状態でハンドル43ま
たは収納部カバー41を回動操作しようとするときにも、
第1図および第2図に示すように、ハンドル43の自由端
の方が収納部カバー41の自由端よりも大きく浮き上がっ
ているため、これらの誤使用、誤動作を防止できる。す
なわち、ハンドル43を把持するときには、間違って収納
部カバー41に触れることなく、ハンドル43の自由端側の
把持部45を確実かつ容易に把持できる。また、収納部カ
バー41についても、この収納部カバー41の自由端とハン
ドル43の自由端との間に大きな隙間が生じていることに
より、収納部カバー41に比較的容易に指を掛けられる。
さらに、ハンドル43を把持しようとするとき、このハン
ドル43と収納部カバー41との間に指が挟まってしまうよ
うな危険性がなく、使用上の安全性が増す。
なお、収納部カバー41の方をハンドル43よりも大きく浮
き上がらせることも考えられるが、収納部カバー41より
もハンドル43の方が頻繁に使われるものであり、また、
収納部カバー41には単に指を掛ければよいのに対して、
ハンドル43は握らなければならないものなので、ハンド
ル43の方をより高く浮き上がらせた方が、操作性が向上
するとともに、誤操作を防止する上でも有利である。
なお、上記実施例では、浮き出しクラッチ51,61の位置
の設定により、収納部カバー41よりもハンドル43が高く
浮き上がるようにしたが、両浮き出しクラッチをスライ
ダーのストロークの異なるものとすることなどにより、
ハンドルがより高く浮き上がるようにしてもよい。
また、上記実施例では、浮き出しクラッチ51,61により
係止手段と付勢手段とを兼用したが、収納部カバーおよ
びハンドルをそれぞれ係止するためのクランプなどの係
止手段と、収納部カバーおよびハンドルをそれぞれ付勢
するためのばねなどの付勢手段とは別個にしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、収納部カバーの閉じるときの回動方向
とハンドルの収納するときの回動方向とが互いに逆で、
閉じた収納部カバーの自由端と収納されたハンドルの自
由端とが向かい合って位置する電気掃除機において、ハ
ンドルの収納状態への係止を解除したときのハンドル付
勢手段によるハンドルの自由端の浮き上がり量は、収納
部カバーの閉状態への係止を解除したときのカバー付勢
手段による収納部カバーの自由端の浮き上がり量よりも
大きくしたので、誤って、収納部カバーの係止とハンド
ルの係止とをともに解除してしまったような場合に、そ
のままの状態でハンドルまたは収納部カバーを回動操作
しようとするときにも、とくに使用の機会の多いハンド
ルは、間違って収納部カバーに触れることなく、確実か
つ容易に把持でき、また、収納部カバーについても、こ
の収納部カバーおよびハンドルの自由端間に大きな隙間
が生じていることにより、比較的容易に指を掛けること
ができ、したがって、収納部カバーおよびハンドルの誤
操作を防止することができ、さらに、たとえばハンドル
を把持しようとするとき、このハンドルと収納部カバー
との間に指が挟まってしまうような危険性がなく、使用
上の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気掃除機の一実施例を示す収納部カ
バーおよびハンドル部分の断面図、第2図は同上収納部
カバーおよびハンドルが浮き上がった状態の側面図、第
3図は同上収納部カバーを開けた状態の斜視図、第4図
および第5図はそれぞれ同上収納部カバーを閉じハンド
ルを収納した状態の側面図および斜視図、第6図は従来
の電気掃除機の一例を示す斜視図、第7図は同上収納部
カバーおよびハンドル部分の断面図である。 21……掃除機本体、31……付属品収納部、41……収納部
カバー、43……ハンドル、51……カバー係止手段とカバ
ー付勢手段とを兼ねる浮き出しクラッチ、61……ハンド
ル係止手段とハンドル付勢手段とを兼ねる浮き出しクラ
ッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動送風機およびこの電動送風機に連通す
    る集塵室を内部に設けるとともに付属品収納部を上面部
    に設けた掃除機本体と、この掃除機本体の上面部に回動
    自在に支持され前記付属品収納部を上方から開閉自在に
    覆う収納部カバーと、この収納部カバーに隣接させて前
    記掃除機本体の上面部に回動自在に支持されこの掃除機
    本体の上面に沿って収納されるとともにこの上面から突
    出された状態で使用されるハンドルとを備え、前記収納
    部カバーの閉じるときの回動方向と前記ハンドルの収納
    するときの回動方向とが互いに逆で、閉じた前記収納部
    カバーの自由端と収納された前記ハンドルの自由端とが
    向かい合って位置する電気掃除機において、 前記収納部カバーを前記掃除機本体に対して閉じた状態
    に係脱自在に係止するカバー係止手段と、前記ハンドル
    を前記掃除機本体に対して収納された状態に係脱自在に
    係止するハンドル係止手段と、前記収納部カバーを前記
    掃除機本体に対して開く方向へ付勢するカバー付勢手段
    と、前記ハンドルを前記掃除機本体に対して突出する方
    向へ付勢するハンドル付勢手段とを備え、 前記ハンドル係止手段による前記ハンドルの係止を解除
    したときの前記ハンドル付勢手段によるハンドルの自由
    端の浮き上がり量は、前記カバー係止手段による前記収
    納部カバーの係止を解除したときの前記カバー付勢手段
    による収納部カバーの自由端の浮き上がり量よりも大き
    くした ことを特徴とする電気掃除機。
JP1989105788U 1989-09-08 1989-09-08 電気掃除機 Expired - Lifetime JPH0733723Y2 (ja)

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