JPH07336532A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07336532A
JPH07336532A JP12659394A JP12659394A JPH07336532A JP H07336532 A JPH07336532 A JP H07336532A JP 12659394 A JP12659394 A JP 12659394A JP 12659394 A JP12659394 A JP 12659394A JP H07336532 A JPH07336532 A JP H07336532A
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JP
Japan
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line data
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Application number
JP12659394A
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English (en)
Inventor
Masaki Tachibana
正樹 橘
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力画データを縮小して記録しても、その画
データ中のラインデータが欠落することをなくし、記録
画像の品質が低下するおそれをなくす。 【構成】 受信画データの線密度が記録線密度より低い
場合には、同画データの各ラインデータを、1つのライ
ンデータにつき所定回ずつ連続させて、記録線密度に対
応する所定倍の線密度で記録する。複数の縮小率にそれ
ぞれ対応して、各ラインデータの連続記録回数を設定し
たデータをテーブルデータとしてROM内に記憶する。
縮小記録時には、原稿1ページ分の受信画データ中のラ
インデータ数と、1枚の記録紙上に記録可能なラインデ
ータ数とに基づいて、縮小率を算出し、その算出した縮
小率に基づき、ROM内から最適なテーブルデータを選
択する。そして、その選択したテーブルデータを参照し
て、受信画データ中の各ラインデータの連続記録回数を
判断し、各ラインデータの連続記録回数を必要に応じて
減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、入力画データを縮小
して記録することができるファクシミリ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】 一般に、ファクシミリ装置では、原稿
の読取モードとして、ノーマルモード、ファインモード
及びスーパーファインモードの3つの読取モードが用意
されている。そして、ノーマルモードにおいては副走査
方向の読取線密度が3.85ライン/mm、ファインモ
ードにおいてはその2倍の7.7ライン/mm、スーパ
ーファインモードにおいてはその更に2倍の15.4ラ
イン/mmの線密度でそれぞれ原稿上の画像の読み取り
が行われる。
【0003】一方、ファクシミリ装置において、受信画
データを記録紙上に記録する場合、前記スーパーファイ
ンモードに対応する15.4ライン/mmの線密度で記
録を行うようにしたものがある。そして、受信画データ
の線密度が記録線密度より低い場合には、受信画データ
の線密度を記録線密度に対応する所定倍の線密度に変換
した状態で、その受信画データの記録を行うようにして
いる。例えば、受信画データの線密度がノーマルモード
に対応する3.85ライン/mmの場合には、その受信
画データを構成する各ラインデータを、1つのラインデ
ータにつき4回ずつ連続させて、受信画データの線密度
の4倍、即ち15.4ライン/mmの線密度で記録する
ようにしている。
【0004】又、このようなファクシミリ装置におい
て、受信画データを副走査方向に縮小して記録する場合
には、その受信画データを構成するラインデータを縮小
率に応じて間引いて、その間引いたラインデータを記録
紙上に記録しないようにしている。この場合、従来で
は、線密度変換により所定回連続して記録される同一ラ
インデータが、1つのラインデータとして全て間引かれ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 このため、縮小に伴
うラインデータの間引きにより、その間引かれたライン
データが受信画データ中から完全に欠落することとな
り、縮小時における記録画像の品質が非縮小時における
記録画像の品質と比較して低下するという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、入力画データを縮小し
て記録しても、その画データ中のラインデータが欠落す
ることがなく、記録画像の品質が低下するおそれがない
ファクシミリ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1の発明では、入力画データの線密度が
記録線密度より低い場合には、同画データの各ラインデ
ータを、1つのラインデータにつき所定回ずつ連続させ
て、記録線密度に対応する所定倍の線密度で記録するフ
ァクシミリ装置において、入力画データを副走査方向に
縮小して記録する際、各ラインデータの連続記録回数を
必要に応じて減らすように制御する制御手段を設けたも
のである。
【0008】請求項2の発明では、複数の縮小率にそれ
ぞれ対応して、各ラインデータの連続記録回数を設定し
たデータをテーブルデータとして記憶する記憶手段を設
け、前記制御手段は、その記憶手段内から所要の縮小率
に対応するテーブルデータを選択するとともに、その選
択したテーブルデータを参照して各ラインデータの連続
記録回数を判断するものである。
【0009】請求項3の発明では、原稿1ページ分の画
データ中のラインデータ数と1枚の記録紙上に記録可能
なラインデータ数とに基づいて縮小率を算出する算出手
段を設け、前記制御手段は、算出手段により算出された
縮小率に基づいて、前記記憶手段内から最適なテーブル
データを選択するものである。
【0010】
【作用】 従って、請求項1の発明によれば、入力画デ
ータの線密度が記録線密度より低い場合には、入力画デ
ータの各ラインデータが、1つのラインデータにつき所
定回ずつ連続されて、記録線密度に対応する所定倍の線
密度で記録される。このとき、入力画データが副走査方
向に縮小されて記録される際には、制御手段の制御によ
り、各ラインデータの連続記録回数が必要に応じて減ら
される。つまり、各ラインデータは連続して記録される
回数が減らされるだけで、その連続して記録される同一
ラインデータ全てが間引かれるわけではないので、画デ
ータ中のラインデータが欠落することはない。
【0011】請求項2の発明によれば、記憶手段内に
は、複数の縮小率にそれぞれ対応してテーブルデータが
記憶されている。そして、入力画データの縮小記録時に
は、所要の縮小率に対応したテーブルデータが参照され
ることにより、各ラインデータの連続記録回数をどれだ
けにするのか、つまり各ラインデータについて連続記録
回数をどれだけに減らすのかが容易に判断される。
【0012】請求項3の発明によれば、算出された縮小
率に基づいて最適なテーブルデータが選択されることに
より、常に適正な縮小率で入力画データの縮小記録が行
われ、原稿1ページ分の画データが1枚の記録紙上に確
実に記録される。
【0013】
【実施例】 以下、本発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に、この実施例のファクシミ
リ装置の回路構成を示す。CPU(中央処理装置)1に
は、装置全体の動作を制御するためのプログラム等を記
憶した記憶手段としてのROM(リードオンリメモリ)
2、及び各種情報を一時的に記憶するRAM(ランダム
アクセスメモリ)3が接続されている。本実施例では、
CPU1、ROM2及びRAM3により、制御手段及び
算出手段が構成されている。又、ROM2内には図4〜
図6にそれぞれ示す複数のテーブルデータTd1〜Td3が
予め記憶されている。これらテーブルデータTd1〜Td3
の内容については後に詳述する。又、CPU1には各種
カウント動作を行うためのカウンタ10が接続されてい
る。
【0014】NCU(ネットワークコントロールユニッ
ト))4は、電話回線との接続を制御するとともに、相
手先のファックス番号に対応したダイヤルパルスの送
出、及び着信を検出する機能等を備えている。モデム5
は送受信データの変調、復調を行うとともに、デジタル
命令信号(DCS)及びデジタル識別信号(DIS)等
の発生、検出を行う。
【0015】読取部6は、原稿上の画像を読み取る。画
像メモリ7は、受信された画データや読取部6で読み取
られた画データを符号化データとして記憶する。符号・
復号化回路8は、前記読取画データを符号化するととも
に、画像メモリ7内の画データを復号化してプリンタ9
に1ライン分ずつ転送する。
【0016】プリンタ9は、符号・復号化回路8から転
送されてきた画データに基づいて、記録紙上に画データ
を1ライン分ずつ記録する。尚、本実施例では、記録紙
として所定サイズの定型カット紙が使用される。又、プ
リンタ9は、例えば感熱転写型の記録装置よりなり、ス
ーパーファインモードに対応する線密度、即ち15.4
ライン/mmの線密度で記録を行うようになっている。
【0017】次に、前記CPU1により実行される画デ
ータの受信時における動作について、図2及び図3に示
すフローチャート、図4〜図6に示すテーブルデータT
d1〜Td3及び図7〜図9に示す説明図に従って説明す
る。
【0018】図2に示すように、CPU1は、ステップ
S1において、発信側の発呼に基づく電話交換機からの
呼出信号をNCU4を介して検出すると、ステップS2
において、NCU4を制御して発信側との間の回線を閉
結させ、装置を受信可能状態にさせる。次に、CPU1
は、ステップS3において、発信側からのCNG信号を
受信すると、ステップS4において、発信側にCED信
号を送信する。
【0019】続いて、CPU1は、ステップS5におい
て、モデム5を制御してDIS信号を送信させ、プリン
タ9が15.4ライン/mmの線密度で記録を行う能力
があることを発信側に知らせる。その後、CPU1は、
ステップS6において、発信側からのDCS信号を受信
すると、ステップS7において、そのDCS信号に基づ
いて発信側の原稿の読取線密度、つまり以後受信される
画データの線密度を認識する。例えば、発信側の原稿読
取モードがノーマルモードの場合には、発信側はDCS
信号により読取線密度が3.85ライン/mmの標準線
密度であることを受信側に知らせる。従って、CPU1
は、以後受信される画データが3.85ライン/mmの
線密度であると認識する。
【0020】その後、CPU1は、ステップS8におい
て、発信側からの原稿の読取画データを受信して、その
受信画データを画像メモリ7内に原稿1ページ分ずつ一
旦記憶させる。続いて、図3に示すように、CPU1
は、画像メモリ7内の受信画データの記録を開始するべ
く、先ずステップS9において、原稿1ページ分の受信
画データ中のラインデータ数aと、装置にセットされる
1枚の記録紙上に記録可能なラインデータ数bとに基づ
き、以下の式(1)に従って縮小率Sを算出する。つま
り、このステップS9は、前記算出手段により実行され
る縮小率Sの算出処理動作を示すものである。
【0021】S=b/(a×N) …(1) ここで、Nは受信画データの線密度とプリンタ9の記録
線密度との違いを補償するための値であって、受信画デ
ータの線密度が3.85ライン/mmの場合にはN=4
となり、7.7ライン/mmの場合にはN=2となり、
15.4ライン/mmの場合にはN=1となる。尚、原
稿1ページ分の受信画データ中のラインデータ数aは、
前記ステップS8における画データの受信時に、原稿1
ページ分毎カウンタ10により計数されて、RAM3内
に記憶される。又、1枚の記録紙上に記録可能なライン
データ数bは、ROM2内に予め設定記憶されている。
【0022】次に、CPU1は、ステップS10におい
て、先に算出された縮小率Sに基づき、受信画データの
縮小を行うか否かを判断する。この判断は、縮小率Sの
値が100%以上になったか否かに基づいて行われ、1
00%以上になった場合には、CPU1は、原稿1ペー
ジ分の受信画データを縮小することなく1枚の記録紙上
に記録可能であると判断して、ステップS11に移行す
る。
【0023】そして、CPU1は、ステップS11にお
いて、プリンタ9を作動させて、原稿1ページ分の受信
画データを縮小することなく1枚の記録紙上に記録させ
る。即ち、CPU1は、先ず符号・復号化回路8によ
り、画像メモリ7内の画データを1ライン分ずつ復号化
させる。この場合、受信画データの線密度が3.85ラ
イン/mmの場合には、CPU1は、符号・復号化回路
8により、前記復号化された各ラインデータに対して4
回ずつラッチを行わせる。そして、CPU1は、プリン
タ9により各ラインデータを1つのラインデータにつき
4回ずつ連続させて、受信画データの線密度の4倍の1
5.4ライン/mmの線密度で記録させる。又、受信画
データの線密度が7.7ライン/mmの場合には、各ラ
インデータに対して2回ずつラッチが行われ、各ライン
データが1つのラインデータにつき2回ずつ連続され
て、受信画データの線密度の2倍の15.4ライン/m
mの線密度で記録される。又、受信画データの線密度が
15.4ライン/mmの場合には、各ラインデータに対
して1回ずつラッチが行われ、各ラインデータが1回ず
つそのまま15.4ライン/mmの線密度で記録され
る。
【0024】1ページ分の受信画データの記録が終了す
ると、CPU1は、ステップS24に移行して、画像メ
モリ7内に次ページの受信画データがあるか否かを判断
する。ここで、次ページの受信画データがある場合に
は、CPU1は、前記ステップS9に戻って、次ページ
における受信画データの縮小率Sを算出する。又、次ペ
ージの受信画データがない場合には、CPU1は、処理
を終了する。
【0025】一方、前記ステップS10において、縮小
率Sの値が100%より小さい場合には、CPU1は、
原稿1ページ分の受信画データを縮小して記録する必要
があると判断して、ステップS12に移行する。そし
て、CPU1は、ステップS12において、先に算出さ
れた縮小率Sに基づき、図4〜図6に示すROM2内の
テーブルデータTd1〜Td3の中から最適なテーブルデー
タを選択する。これらテーブルデータTd1〜Td3は、7
0%、80%及び90%という3種類の各縮小率にそれ
ぞれ対応して設けられているものである。そして、各テ
ーブルデータTd1〜Td3には、受信画データの各線密度
にそれぞれ対応して、各ラインデータの連続記録回数を
示すデータが設定されている。尚、各テーブルデータT
d1〜Td3中に示すカウント値とは、カウンタ10による
カウント値であって、受信画データ中の各ラインデータ
に対応するものである。
【0026】そして、先に算出された縮小率Sの値が、
70%以上で且つ80%未満の場合には図4に示すテー
ブルデータTd1が選択され、80%以上で且つ90%未
満の場合には図5に示すテーブルデータTd2が選択さ
れ、90%以上で且つ100%未満の場合には図6に示
すテーブルデータTd3が選択される。
【0027】次に、CPU1は、ステップS13におい
て、先に選択したテーブルデータに基づき、カウンタ1
0による最大カウント値をRAM3内に設定する。例え
ば、図4に示すテーブルデータTd1が選択された場合に
おいて、受信画データの線密度が3.85ライン/mm
の場合には最大カウント値が「5」に設定され、7.7
ライン/mmの場合には「5」に設定され、15.4ラ
イン/mmの場合には「10」に設定される。
【0028】続いて、CPU1は、ステップS14にお
いて、カウンタ10のカウント値をクリアする。その
後、CPU1は、ステップS15において、符号・復号
化回路8により、画像メモリ7内の受信画データを1ラ
イン分復号化させ、ステップS16において、カウンタ
10のカウント値を「1」加算する。
【0029】次に、CPU1は、ステップS17におい
て、先に復号化されたラインデータを間引くか否かを判
断する。ここで、受信画データの線密度が3.85ライ
ン/mm又は7.7ライン/mmの場合には、CPU1
は、ラインデータの間引きを行わないと判断して、ステ
ップS18に移行する。又、受信画データの線密度が1
5.4ライン/mmの場合には、CPU1は、先に選択
したテーブルデータに基づき、ラインデータを間引くか
否かを判断する。つまり、テーブルデータ上において、
現在のカウント値に対応して「1」が設定されている場
合には、CPU1は、ラインデータの間引きを行わない
と判断して、ステップS18に移行する。一方、現在の
カウント値に対応して「0」が設定されている場合に
は、CPU1は、ラインデータの間引きを行うと判断し
て、ステップS19に移行する。
【0030】そして、CPU1は、ステップS19にお
いて、先に復号化されたラインデータの間引きを行っ
て、そのラインデータの記録を行わせないようにする。
続いて、CPU1は、ステップS20において、カウン
タ10のカウント値が、先に設定した最大カウント値に
達したか否かを判断する。ここで、最大カウント値に達
した場合には、CPU1は、前記ステップS14に戻っ
て、カウンタ10のカウント値をクリアする。又、最大
カウント値に達していない場合には、CPU1は、前記
ステップS15に戻って、カウント値をクリアすること
なく、画像メモリ7内の画データの次のラインデータの
復号化を行わせる。
【0031】一方、CPU1は、ステップS18に移行
すると、先に選択されたテーブルデータに基づいて、ラ
インデータの連続記録回数をRAM3内に設定する。例
えば、図4に示すテーブルデータTd1が選択された場合
において、受信画データの線密度が3.85ライン/m
mの場合には、現在のカウント値に対応して、ラインデ
ータの連続記録回数が「3」或いは「2」に設定され
る。又、同じく図4のテーブルデータTd1において、受
信画データの線密度が7.7ライン/mmの場合には、
現在のカウント値に対応して、ラインデータの連続記録
回数が「2」或いは「1」に設定される。尚、受信画デ
ータの線密度が15.4ライン/mmの場合には、現在
のカウント値に対応して「0」が設定されていると、前
記ステップS17の判断においてステップS19に移行
される。このため、このステップS18では、ラインデ
ータの連続記録回数が「1」に設定される。
【0032】次に、CPU1は、ステップS21におい
て、符号・復号化回路8により、先に復号化したライン
データをプリンタ9に転送させる。これにより、そのラ
インデータに基づいて、記録紙上にプリンタ9により記
録が行われる。続いて、CPU1は、ステップS22に
おいて、ラインデータの連続記録回数が、先に設定した
回数に達したか否かを判断する。ここで、設定回数に達
していない場合には、CPU1は、前記ステップS21
に戻って、符号・復号化回路8により、前回と同一のラ
インデータをプリンタ9に転送させる。又、設定回数に
達した場合には、CPU1は、ステップS23に移行す
る。
【0033】つまり、上記ステップS21〜S22の処
理においては、符号・復号化回路8により各ラインデー
タに対して設定回数ずつラッチが行われ、プリンタ9に
より各ラインデータが1つのラインデータにつき設定回
数ずつ連続されて、15.4ライン/mmの線密度で記
録される。
【0034】上述したステップS12〜S22は、前記
制御手段により実行される制御処理動作を示すものであ
り、受信画データの縮小記録時には、この制御処理動作
により各ラインデータの連続記録回数が必要に応じて減
らされる。
【0035】そして、CPU1は、ステップS23にお
いて、1ページ分の受信画データの記録が終了したか否
かを判断する。ここで、終了していない場合には、CP
U1は、前記ステップS20に移行して、カウンタ10
のカウント値が最大カウント値に達したか否かを判断
し、その判断に基づいて前記ステップS14或いはS1
5に戻る。又、1ページ分の受信画データの記録が終了
した場合には、CPU1は、前記ステップS24に移行
して、画像メモリ7内に次ページの受信画データがある
か否かを判断する。
【0036】例えば、図4に示すテーブルデータTd1が
選択されて、原稿1ページ分の受信画データが70%の
縮小率Sで記録される場合において、受信画データの線
密度が3.85ライン/mmであるとする。この場合、
図4に示すように、「1」〜「4」のカウント値に対応
する各ラインデータは、その連続記録回数が「3」に設
定され、「5」のカウント値に対応するラインデータ
は、その連続記録回数が「2」に設定される。このた
め、図7に示すように、「1」〜「4」のカウント値に
対応する各ラインデータLdは、それぞれ3回ずつ連続
されて、受信画データの線密度の4倍の15.4ライン
/mmの線密度で記録紙P上に記録される。又、「5」
のカウント値に対応するラインデータLdは、2回連続
されて同じく15.4ライン/mmの線密度で記録紙P
上に記録される。そして、この「1」〜「5」のカウン
ト値に対応して設定されるラインデータLdの連続記録
回数のパターンが、原稿1ページ分の受信画データの記
録が終了するまで繰り返される。
【0037】つまり、ここでは、受信画データを70%
の縮小率Sで記録するために、非縮小記録時において記
録紙P上に20本記録されるラインデータのうち、6本
分のラインデータが除かれる。このとき、非縮小記録時
において4回ずつ連続されて記録される同一ラインデー
タ全てが除かれないように、且つラインデータが極力均
等な割合で除かれるように、各ラインデータLdは縮小
記録時においてその連続記録回数が必要に応じて3回或
いは2回に減らされる。
【0038】又、例えば、前記と同じく図4に示すテー
ブルデータTd1が選択された場合において、受信画デー
タの線密度が7.7ライン/mmであるとする。この場
合、図4に示すように、「1」,「3」のカウント値に
対応する各ラインデータは、その連続記録回数が「2」
に設定され、「2」,「4」,「5」のカウント値に対
応する各ラインデータは、その連続記録回数が「1」に
設定される。このため、図8に示すように、「1」,
「3」のカウント値に対応する各ラインデータLdは、
それぞれ2回ずつ連続されて、受信画データの線密度の
2倍の15.4ライン/mmの線密度で記録紙P上に記
録される。又、「2」,「4」,「5」のカウント値に
対応する各ラインデータLdは、それぞれ1回ずつ同じ
く15.4ライン/mmの線密度で記録紙P上に記録さ
れる。そして、前記と同様に、「1」〜「5」のカウン
ト値に対応して設定されるラインデータLdの連続記録
回数のパターンが、原稿1ページ分の受信画データの記
録が終了するまで繰り返される。
【0039】つまり、ここでは、受信画データを70%
の縮小率Sで記録するために、非縮小記録時において記
録紙P上に10本記録されるラインデータのうち、3本
分のラインデータが除かれる。このとき、非縮小記録時
において2回ずつ連続されて記録される同一ラインデー
タ全てが除かれないように、且つラインデータが極力均
等な割合で除かれるように、各ラインデータLdは縮小
記録時においてその連続記録回数が必要に応じて1回に
減らされる。
【0040】更に、例えば、前記と同じく図4に示すテ
ーブルデータTd1が選択された場合において、受信画デ
ータの線密度が15.4ライン/mmであるとする。こ
の場合、図4に示すように、「4」,「7」,「10」
のカウント値に対応する各ラインデータは、その連続記
録回数が「0」に設定され、それ以外のカウント値に対
応する各ラインデータは、その連続記録回数が「1」に
設定される。このため、図9に示すように、「4」,
「7」,「10」のカウント値に対応する各ラインデー
タLdは、間引かれて記録紙P上に記録されない。又、
それ以外のカウント値に対応する各ラインデータLd
は、それぞれ1回ずつそのまま15.4ライン/mmの
線密度で記録紙P上に記録される。そして、前記と同様
に、「1」〜「10」のカウント値に対応して設定され
るラインデータLdの連続記録回数のパターンが、原稿
1ページ分の受信画データの記録が終了するまで繰り返
される。
【0041】つまり、ここでは、受信画データを70%
の縮小率Sで記録するために、非縮小記録時において記
録紙P上に10本記録されるラインデータのうち、3本
分のラインデータが除かれる。そして、この場合は、受
信画データの線密度がプリンタ9の記録線密度と同じな
ので、受信画データを構成する各ラインデータLdは、
複数回連続されることなく1回ずつそのまま記録され
る。このため、縮小記録時には、受信画データ中のライ
ンデータLdが必要に応じて間引かれて記録されない。
この場合も、ラインデータLdは極力均等な割合で間引
かれる。
【0042】尚、図5或いは図6に示すテーブルデータ
Td2, Td3が選択されて、原稿1ページ分の受信画デー
タが80%或いは90%の縮小率Sで記録される場合に
おいても、前記と同様な動作が行われるので、その説明
は省略する。又、前述の説明では、副走査方向における
縮小処理動作しか説明しなかったが、主走査方向につい
ても副走査方向と同一の縮小率で縮小処理動作が行われ
る。つまり、主走査方向においては、ラインデータを構
成する画素データのドット数が、受信画データの線密度
の変化に応じて変化することはない。このため、副走査
方向と同一の縮小率になるように、受信画データ中の各
ラインデータについて、画素データを極力均等な割合で
間引くことにより、主走査方向における縮小記録を行う
ことができる。
【0043】以上のように、この実施例では、複数の縮
小率Sにそれぞれ対応して、各ラインデータの連続記録
回数を設定したデータがテーブルデータTd1〜Td3とし
てROM2内に記憶されている。そして、受信画データ
の縮小記録時には、原稿1ページ分の受信画データ中の
ラインデータ数aと、1枚の記録紙上に記録可能なライ
ンデータ数bとに基づいて、縮小率Sが算出され、その
算出された縮小率Sに基づき、ROM2内から最適なテ
ーブルデータが選択される。そして、その選択されたテ
ーブルデータが参照されて、受信画データ中の各ライン
データの連続記録回数が判断され、受信画データの線密
度が記録線密度より低い場合には、各ラインデータの連
続記録回数が必要に応じて減らされる。
【0044】つまり、各ラインデータは連続して記録さ
れる回数が減らされるだけで、その連続して記録される
同一ラインデータ全てが間引かれるわけではない。この
ため、受信画データ中のラインデータが記録紙P上の記
録画像から欠落するということがなく、受信画データ中
のラインデータが全て記録画像に反映される。従って、
縮小記録時においても、非縮小記録時と比較して記録画
像の品質が低下するおそれがなく、高品質な記録画像を
得ることができる。
【0045】尚、受信画データの線密度が記録線密度と
同じ場合には、縮小記録により受信画データ中のライン
データが間引かれる。しかし、この場合は、受信画デー
タの線密度が高くて高解像度の記録が可能なので、ライ
ンデータが間引かれても、記録画像の品質がそれほど低
下するおそれはない。
【0046】又、本実施例では、70%、80%及び9
0%という3種類の各縮小率にそれぞれ対応して3つの
テーブルデータTd1〜Td3が設けられている。そして、
それら複数のテーブルデータTd1〜Td3の中から所要の
縮小率Sに対応したテーブルデータを選択して参照する
だけで、各ラインデータについて連続記録回数をどれだ
けに減らすのかを、複雑な処理を要することなく容易に
判断することができる。しかも、算出された縮小率Sの
値が70%、80%或いは90%という丁度の値でなく
とも、その算出された縮小率Sに基づいて、最適なテー
ブルデータが選択される。つまり、原稿1ページ分の受
信画データを1枚の記録紙上に記録可能に縮小でき、且
つ算出された縮小率Sに最も近い縮小率に対応するテー
ブルデータが選択される。このため、常に適正な縮小率
で受信画データの縮小記録を行うことができ、原稿1ペ
ージ分の受信画データを1枚の記録紙上に確実に記録す
ることができる。
【0047】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば以下のような態様で具体化すること
も可能である。 (1)本発明を、装置の読取部6により原稿上の画像を
読み取って、その読取画データを縮小コピーする場合に
適用すること。
【0048】(2)前記実施例以外の縮小率に対応する
テーブルデータを更に設けること。例えば50%や60
%の縮小率に対応するテーブルデータや、75%、85
%、95%の縮小率に対応するテーブルデータを設け
る。このようにすれば、受信画データをより小さく縮小
できるとともに、算出された縮小率Sにより近い縮小率
で縮小できる。
【0049】(3)テーブルデータ中において、カウン
ト値に対応して設定されたラインデータの連続記録回数
のパターンの順序を適宜変更すること。一例を示すと、
例えば図4に示すテーブルデータTd1において、受信画
データの線密度が3.85ライン/mmの場合には、
「1」〜「5」のカウント値に対応して設定されたライ
ンデータの連続記録回数のパターンが「3」,「3」,
「3」,「3」,「2」という順序になっている。しか
し、これを例えば「2」,「3」,「3」,「3」,
「3」という順序や「3」,「3」,「2」,「3」,
「3」という順序に変更する。このようにしても、前記
実施例と同様に記録画像の品質を低下させることなく、
適正な縮小記録を行うことができる。
【0050】(4)本発明を電子写真方式のプリンタを
備えたファクシミリ装置に具体化すること。この場合に
は、符号・復号化回路8に複数のラインデータを記憶す
るラインメモリを設けて、復号化された各ラインデータ
をそのラインメモリに所定回ずつ連続させて記憶させる
ようにする。そして、ラインメモリにラインデータが所
定量溜まったときに、そのラインメモリ内のラインデー
タをプリンタに順次転送するようにする。
【0051】
【発明の効果】 以上詳述したように本発明によれば、
次のような優れた効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、入力画データの縮小記録時には、同画データを構成
する各ラインデータの連続記録回数が必要に応じて減ら
されるだけなので、入力画データを縮小して記録して
も、その画データ中のラインデータが欠落することがな
く、記録画像の品質が低下するおそれがない。
【0052】請求項2の発明によれば、所要の縮小率に
対応したテーブルデータを選択して参照するだけで、各
ラインデータについて連続記録回数をどれだけに減らす
のかを、複雑な処理を要することなく容易に判断するこ
とができる。
【0053】請求項3の発明によれば、算出された縮小
率に基づいて最適なテーブルデータが選択されるので、
常に適正な縮小率で入力画データの縮小記録を行うこと
ができ、原稿1ページ分の画データを1枚の記録紙上に
確実に記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化したファクシミリ装置の回路
構成を示すブロック図である。
【図2】 CPUにより実行されるファクシミリ装置の
受信時における動作を示すフローチャートである。
【図3】 同じくCPUにより実行されるファクシミリ
装置の受信時における動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 70%の縮小率に対応するテーブルデータを
示す説明図である。
【図5】 80%の縮小率に対応するテーブルデータを
示す説明図である。
【図6】 90%の縮小率に対応するテーブルデータを
示す説明図である。
【図7】 線密度が3.85ライン/mmの受信画デー
タ、及びその受信画データを縮小記録した状態を示す説
明図である。
【図8】 線密度が7.7ライン/mmの受信画デー
タ、及びその受信画データを縮小記録した状態を示す説
明図である。
【図9】 線密度が15.4ライン/mmの受信画デー
タ、及びその受信画データを縮小記録した状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…制御手段及び算出手段を構成するCPU、2…制御
手段及び算出手段を構成する記憶手段としてのROM、
3…制御手段及び算出手段を構成するRAM、8…符号
・復号化回路、9…プリンタ、10…カウンタ、S…縮
小率、Td1〜Td3…テーブルデータ、Ld…ラインデー
タ、P…記録紙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画データの線密度が記録線密度より
    低い場合には、同画データの各ラインデータを、1つの
    ラインデータにつき所定回ずつ連続させて、記録線密度
    に対応する所定倍の線密度で記録するファクシミリ装置
    において、入力画データを副走査方向に縮小して記録す
    る際、各ラインデータの連続記録回数を必要に応じて減
    らすように制御する制御手段を設けたファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の縮小率にそれぞれ対応して、各ラ
    インデータの連続記録回数を設定したデータをテーブル
    データとして記憶する記憶手段を設け、前記制御手段
    は、その記憶手段内から所要の縮小率に対応するテーブ
    ルデータを選択するとともに、その選択したテーブルデ
    ータを参照して各ラインデータの連続記録回数を判断す
    る請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 原稿1ページ分の画データ中のラインデ
    ータ数と1枚の記録紙上に記録可能なラインデータ数と
    に基づいて縮小率を算出する算出手段を設け、前記制御
    手段は、算出手段により算出された縮小率に基づいて、
    前記記憶手段内から最適なテーブルデータを選択する請
    求項2に記載のファクシミリ装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01245672A (ja) * 1988-03-28 1989-09-29 Toshiba Corp ファクシミリ装置
JPH02141173A (ja) * 1988-11-22 1990-05-30 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 画像受信装置
JPH0568163A (ja) * 1991-06-18 1993-03-19 Canon Inc 画像形成装置

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