JPH07336506A - 画像形成方法及び画像読取方法 - Google Patents

画像形成方法及び画像読取方法

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JPH07336506A
JPH07336506A JP6125927A JP12592794A JPH07336506A JP H07336506 A JPH07336506 A JP H07336506A JP 6125927 A JP6125927 A JP 6125927A JP 12592794 A JP12592794 A JP 12592794A JP H07336506 A JPH07336506 A JP H07336506A
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Japan
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image
motor
writing
line
rotation speed
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JP6125927A
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English (en)
Inventor
Yutaka Hasegawa
裕 長谷川
Tsutomu Shoji
力 荘司
Kazue Taguchi
和重 田口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 副走査方向の倍率の誤差補正を低コストで行
うこと。 【構成】 書込モータ41の回転速度を調整することで
副走査方向の倍率補正を行うことにより、読取クロック
や書込クロック等の基準信号を変更することなく副走査
方向の倍率の誤差補正をする。また、3ラインCCD3
9で画像を読み取る場合には、書込モータ41の回転速
度に同期させて画像読取部5のスキャナモータの回転速
度を調整することにより、ライン間の補正に影響を与え
ることなく副走査方向の倍率の誤差補正を行う。さら
に、スキャナモードと複写モードとに使い分ける場合
に、それぞれのモードに適した状態でスキャナモータの
回転速度の誤差補正を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を読み取り、
その読取データを像担持体に書き込む画像形成装置にお
いて、副走査方向の倍率補正を精度よく行い得る画像形
成方法及び画像読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置の代表例として、
原稿が載置される原稿台に対して読取光学系をスキャナ
モータで相対的に副走査方向に移動させることにより原
稿の画像を光電変換部に入力し、この光電変換部から出
力される読取データを書込モータで駆動される回転鏡に
より主走査方向に1ライン毎ずつ像担持体に書き込むよ
うにしたデジタル複写機がある。
【0003】このようなデジタル複写機の副走査方向の
倍率は、原稿台に対する読取光学系の相対的な移動速
度、像担持体の回転速度、用紙搬送系(給紙、搬送、定
着)の搬送速度によって設定される。デジタル複写機で
は、画像読み取り、給紙、用紙搬送、定着等のためのそ
れぞれユニットの回転速度を規定することにより、副走
査方向の倍率を保証している。
【0004】また、カラー画像を読み取るために光電変
換部として、R、G、Bの3本のラインセンサを並設し
た3ライン縮小型CCDを用いた画像形成装置がある。
この場合、3本のラインセンサの間には数ライン分の間
隔が開いており、原稿に対して読取光学系を相対的に副
走査方向に移動させるスキャニングの過程で個々のライ
ンセンサの読取位置が異なり、個々のラインセンサへの
読取データの入力タイミングがずれるので、特開平1−
101062号公報に記載されているように、先に読み
取ったデータをライン間メモリに記憶させ、後から読み
取ったデータと同期させて画像処理部に出力(以下、こ
の処理を「ライン間の補正」と称する)している。この
ライン間の補正は副走査方向の倍率によって異なる。こ
の場合、スキャニング速度は画像読取速度(画像クロッ
ク)から定められた一定値に調整する必要がある。この
めた、画像読取部のスキャナモータ、画像書込部の書込
モータ、プリンタ側の各ユニットの用紙搬送系のモータ
とで線速を一定に定めて副走査方向の倍率を保証してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プリンタ側における用
紙搬送系は負荷及びその負荷の変動が大きいため定めら
れた回転速度を維持することは非常に難しい。これによ
り、多少の回転速度に誤差が発生しても副走査方向の倍
率に誤差が生じてしまう。この速度誤差をなくすには非
常にコストがかかる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿が載置される原稿台に対して読取光学系をスキャナ
モータにより相対的に副走査方向に移動させることによ
り前記原稿の画像を光電変換部に入力する画像読取部
と、前記光電変換部から出力される読取データを書込モ
ータに駆動される回転鏡により主走査方向に1ライン毎
ずつ像担持体に書き込む画像書込部とを有する画像形成
装置において、前記書込モータの回転速度を調整するこ
とにより副走査方向の倍率補正を行うようにした。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、操作パネルからの入力により書込モータの
回転速度を調整するようにした。
【0008】請求項3記載の発明は、原稿が載置される
原稿台に対して読取光学系をスキャナモータにより相対
的に副走査方向に移動させることにより前記原稿の画像
を3ライン縮小型CCDに入力する画像読取部と、前記
3ライン縮小型CCDから出力される読取データを書込
モータに駆動される回転鏡により主走査方向に1ライン
毎ずつ像担持体に書き込む画像書込部とを有する画像形
成装置において、前記書込モータの回転速度を調整する
ことにより副走査方向の倍率補正を行うとともに、前記
書込モータの回転速度に前記スキャナモータの回転速度
を同期させるようにした。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、画像書込部の1ラインの画像の書込開始時
期を定める基準信号の周期を計測することによりスキャ
ナモータの回転速度を決定するようにした。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、操作パネルからの入力により書込モータの
回転速度及びスキャナモータの回転速度を調整するよう
にした。
【0011】請求項6記載の発明は、原稿が載置される
原稿台に対して読取光学系をスキャナモータにより相対
的に副走査方向に移動させることにより前記原稿の画像
を3ライン縮小型CCDに入力する画像読取部と、前記
3ライン縮小型CCDから出力される読取データを書込
モータに駆動される回転鏡により主走査方向に1ライン
毎ずつ像担持体に書き込む画像書込部とを有する画像形
成装置において、前記画像書込部を駆動する複写モード
では画像書込部の1ラインの画像の書込開始時期を定め
る基準信号に前記スキャナモータの回転速度を合わせ、
前記画像読取部のみを単独で駆動するスキャナモードで
は前記画像読取部単独で調整された前記スキャナモータ
の回転速度で画像の読み取りを実行するようにした。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明は、画像書込部の書込モー
タの回転速度を調整するだけで副走査方向の倍率の誤差
補正を行うことができるため、読取クロックや書込クロ
ック等の基準信号を変更する必要がなく、さらに、誤差
補正を行うために負荷及び出力の大きな用紙搬送系のモ
ータの回転速度を補正する必要がない。
【0013】請求項2記載の発明は、画像書込部の書込
モータの回転速度の誤差調整を走査パネル上で行えるた
め、副走査方向の倍率の誤差補正を容易に且つ分かり易
く行うことが可能となる。
【0014】請求項3記載の発明は、3本のラインセン
サを有する3ラインCCDで画像を読み取る場合に、各
ラインセンサの間に間隔が開いているためライン間の補
正を必要とするが、画像書込部の書込モータの回転速度
に同期して画像読取部のスキャナモータの回転速度を調
整することにより、ライン間の補正に影響を与えること
なく副走査方向の倍率の誤差補正を行うことが可能とな
る。
【0015】請求項4記載の発明は、画像書込部の1ラ
インの画像の書込開始時期を定める基準信号の周期によ
ってスキャナモータの回転速度を自動的に調整すること
が可能となる。
【0016】請求項5記載の発明は、画像書込部の書込
モータ及び画像読取部のスキャナモータの回転速度の誤
差調整を走査パネル上で行えるため、副走査方向の倍率
の誤差補正を容易に且つ分かり易く行うことが可能とな
る。
【0017】請求項6記載の発明は、スキャナモードと
複写モードとでスキャナモータの回転速度の誤差補正を
行う基準を変えることにより、単に原稿画像を読み取る
だけの場合には、画像読取部の仕様で定められたスキャ
ニング速度で読み取りを行って画像を出力することがで
き、複写を行う場合には、プリンタ部の状態に合わせて
スキャニングを行い複写画像を保証することが可能とな
る。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図1に画像形成装置の全体構造を示す。装置
本体1には、下方から上方に向けて給紙部2とプリンタ
部3と画像書込部4と画像読取部5とが順次配設されて
いる。
【0019】前記給紙部2は、上下方向に配列された複
数の給紙トレイ6の何れかを選択し、それらの給紙トレ
イ6内に積層された用紙7を給紙ローラ8と搬送ローラ
9とにより前記プリンタ部3に供給する構造である。ま
た、前記装置本体1の一側には手差テーブル10が回動
自在に設けられている。この手差テーブル10は、選択
的に外側に開いてその上に載置された用紙を搬送ローラ
11によりプリンタ部3に供給するものである。
【0020】前記プリンタ部3の用紙搬送系は、前記給
紙部2から給紙される用紙7を中継する中継ローラ12
と、この中継ローラ12から受け渡される用紙7(又は
前記手差テーブル10から給紙される用紙)の先端を受
け止めてその用紙7を所定のタイミングで送り出すレジ
ストローラ13と、このレジストローラ13から送り出
された用紙7を搬送するコンベア14等によって構成さ
れている。
【0021】そして、前記プリンタ部3では、像担持体
である感光体15を反時計方向に駆動する過程で、感光
体15の外周を帯電チャージャ16により帯電させ、そ
の帯電部分に前記画像書込部4により書き込まれた静電
潜像をBk(ブラック)/C(シアン)現像器17、M
(マゼンタ)/Y(イエロー)現像器18により現像
し、その感光体15上の現像画像を中間転写ベルト19
に転写し、感光体15の回転運動に同期して所定のタイ
ミングで始動する前記レジストローラ13によって送り
出された用紙7に、中間転写ベルト19上の転写画像を
転写ローラブレード20により転写し、前記コンベア1
4に搬送された用紙7を定着ローラ21と加圧ローラ2
2とで排出する過程で用紙7上の転写画像を定着する構
造である。
【0022】前記画像書込部4による前記感光体15へ
の画像の書き込みは後で詳述するが各色毎に行われ、こ
れに合わせて現像器17,18による現像も各色毎に行
う。このように感光体15上で現像された現像画像は、
感光体15と同速で回転する中間転写ベルト19に順次
重ねられて転写され、その重ねられた画像が用紙7に一
括転写される。また、感光体15の外周には、電位セン
サ23、感光体15上の電位を除電する除電ランプ2
4、感光体15上の残存トナーを払拭するクリーニング
ユニット25、プレクリーニングチャージャ26等が配
設されている。さらに、次の画像を転写するために前記
中間転写ベルト19を清掃するクリーニングブラシ27
とクリーニングユニット28とが設けられている。さら
に、前記現像器17,18の近傍には現像フィルタ29
が設けられている。
【0023】前記画像読取部5は、読取光学系としての
光源30とミラー31とを有する第一スキャナ32と、
読取光学系としてのミラー33,34を有する第二スキ
ャナ35とを、コンタクトガラス36に載置されて圧板
37によって押えられた原稿(図示せず)に沿って移動
させ、その過程で原稿の画像をレンズ38により光電変
換部である3ライン縮小型CCD39に結像する構造で
ある。
【0024】前記画像書込部4は、図3に示すように、
LD(レーザーダイオード)ユニット40から出射され
るレーザー光を書込モータ41に駆動される回転鏡(ポ
リゴンミラー)42にシリンドリカルレンズ43を介し
て照射し、回転鏡42からの反射光をfθレンズ45,
46で補正しミラー47により前記感光体15に向けて
反射する構造である。また、書込開始の基準信号として
PMSYNCを得るために、走査範囲外の光を同期ミラ
ー48により反射して同期検知板49上の受光素子(図
示せず)に入力するようにしている。そして、図4に示
すように、PMSYNCから読み取り基準信号LSYN
Cを作り出し、前述した画像読取部5での読取動作を画
像書込部4の書込動作に同期させる。図5は感光体15
の画像を用紙7に転写した状態を示すものである。
【0025】なお、感光体15とミラー47との間には
防塵ガラス50が設けられているが、この防塵ガラス5
0は、画像書込部4の光学系を収容するケース51(図
1参照)に光を通すスリットを形成する必要があるの
で、そのスリットからの異物の侵入を防ぐためのもので
ある。
【0026】図2おいて、52は前記給紙部2の用紙搬
送系を駆動する給紙モータ、53は前記プリンタ部3の
用紙搬送系を駆動する搬送モータ、54は前記中間転写
ベルト19及びその関連の搬送系を駆動する中間転写ユ
ニットモータ、55は前記画像読取部5の第一、第二ス
キャナ32,35を駆動するスキャナモータである。
【0027】また、図6に示すように、前記搬送モータ
53、前記中間転写ユニットモータ54、前記感光体1
5を駆動する感光体モータ56は、画像形成装置全体の
制御をするメイン制御基板57により制御され、前記書
込モータ41はメイン制御基板57と通信する書込モー
タ制御基板58により制御され、前記スキャナモータ5
5はメイン制御基板57と通信するスキャナ制御基板5
9により制御される。前記メイン制御基板57には前記
装置本体1の表面に配設された操作パネル60が接続さ
れているが、この操作パネル60は、図7に示すよう
に、副走査倍率微調整(スキャナモータ55の回転数の
微調整)と、書込モータ41の回転数微調整との画面上
において、スキャナモータ55及び書込モータ41の回
転速度の微調が可能である。
【0028】前記3ライン縮小型CCD39は、図8に
示すようにそれぞれ多数の受光素子を主走査方向に配列
してなる3本のラインセンサ39R,39G,39Bを
有し、これらの3本のラインセンサ39R,39G,3
9Bの間には所定の間隔(本実施例においては8ライン
分)が開いており、原稿に対して第一、第二スキャナ3
2,35を副走査方向に移動させるスキャニングの過程
で個々に読取位置が異なり、個々のラインセンサ39
R,39G,39Bへの読取データの入力タイミングが
ずれる。そのずれるライン数は、図9に示すように、等
倍のときに8ライン分、縮小の場合はそれだけスキャニ
ング速度が遅いので5ライン分、拡大の場合はスキャニ
ング速度が速いので9ライン分となる。ここで挙げたラ
イン数の説明のために例示した値である。
【0029】図10、図11に示すように、一般に、モ
ータMを駆動する場合にPLL(phase locked loop )
制御方式が用いられている。すなわち、PLL制御は、
モータMの回転速度を決定する基準クロックCLKと、
モータMの回転数に比例して増幅及び波形整形されたフ
ィードバック信号ECclk(エンコーダ(EC)信
号)との位相比較を行い、その比較結果の出力Poの遮
断周波数以下の周波数帯域の電力を増幅してモータMに
与えている。
【0030】本実施例において、前記書込モータ41を
駆動する基準クロック発生回路61はPLL回路を含
み、図12に示すように、前記操作パネル60から調整
データを入力することにより書込モータ41の回転速度
を調整する回路構成である。すなわち、この基準クロッ
ク発生回路61は、OSC(発振器)62、デバイダ6
3、フェーズコンパレータ(位相比較器)64、LPF
(ローパスフィルタ)65、VOC(電圧制御発振器)
66、このVOC66からの出力とOSC67の出力と
が入力されるダブルバランスドミキサ68、同調器6
9、比較器70を順次接続し、前記操作パネル60から
入力した調整データを入力するプログラマブルディバイ
ダ1/n71を前記VOC66と前記フェーズコンパレ
ータ64との間に接続した回路構成で、これは図6に示
した書込モータ制御基板58上に形成されている。
【0031】次に、図13に基づいて前記画像読取部5
の回路構成を読取動作とともに示す。前記スキャナ制御
基板59上に配設されたワンチップマイコン(ROM、
RAM内臓)72は、ROM73に格納されたプログラ
ムを実行しRAM74に対してデータの読み書きをする
ことで画像読取部5全体の制御を行ように前記メイン制
御基板57に対してシリアル通信可能に接続され、コマ
ンド及びデータの送受信により指令された動作を実行す
る。また、ワンチップマイコン72は、中継処理してい
るスキャナドライバ基板75を通して原稿検知センサ7
6、圧板検知センサ77、HP(ホームポジション)セ
ンサ78、スキャナ開閉センサ79の状態を監視すると
ともに冷却ファン80,81の動作を制御している。
【0032】また、前記スキャナドライバ基板75は、
前記ワンチップマイコン72のポート出力によりデコー
ドされたデータから励磁パルスシーケンスを発生させる
モータ駆動出力用ROM82と、このモータ駆動出力用
ROM82からの出力により前記スキャナモータ55を
駆動するモータドライバ83とを有する。このモータド
ライバ83は、高速対応として励磁電圧の切り換え制御
及び振動低減のための励磁電流の切り換え制御をも行
う。
【0033】前記原稿の画像はランプレギュレータ84
に駆動される前記光源30により照明され、その原稿の
画像が前記ミラー31,33,34及び前記レンズ38
を通り前記3ライン縮小型CCD39に結像される。3
ライン縮小型CCD39は、前記スキャナ制御基板59
のタイミングゲートアレー85によって各駆動クロック
を与えられてアナログの画像信号を色別に増幅器86に
出力する。前記タイミングゲートアレー85は基準信号
PMSYNCをカウントするFGATEスタートカウン
タを内臓し前記ワンチップマイコン72からの出力ポー
ト信号によりカウントスタートさせ、これにより、画像
読取制御信号としてのFGATEを発生する。
【0034】前記3ライン縮小型CCD39とともにC
CD基板87上に配設された前記増幅器86には、黒レ
ベル調整及び暗電流補正を行うためのフィードバック電
圧がかけられている。この電圧は、前記ワンチップマイ
コン72に接続されたパラレル/シリアルバッファ88
からのシリアルデータにより8chのD/Aコンバータ
89と12chのD/Aコンバータ90とにより駆動さ
れるフィードバック電圧である。このフィードバック電
圧により、増幅器86から黒レベル1(DA1)及び黒
レベル2(DA2)に調整されたアナログ画像データが
前記スキャナ制御基板59上のA/Dコンバータ91に
色別に入力される。A/Dコンバータ91のVref はア
ナログ画像データのゲインに対応するように前記D/A
コンバータ89,90からの電圧により調整(DA3)
される。
【0035】前記A/Dコンバータ91は、入力された
アナログの画像データをデジタル信号に変換し、odd 、
evenがデジタル合成され、色別にシェーディングゲート
アレーR用92R,シェーディングゲートアレーG用9
2G,シェーディングゲートアレーB用92Bに入力さ
れる。これらのシェーディングゲートアレーR用92
R,シェーディングゲートアレーG用92G,シェーデ
ィングゲートアレーB用92Bは、光源30の光量不均
一や3ライン縮小型CCD39の画素出力のバラツキを
補正する機能を有し、光源30が消灯したときに出力デ
ータを黒メモリ(図示せず)にセットする黒補正を行
い、前記コンタクトガラス36の端部に設けた白基準板
(図示せず)において光源30を点灯させてそのときの
出力を白メモリ(図示せず)にセットする白補正を行
う。このときの黒メモリ、白メモリのデータにより画像
読取データが演算処理されてシェーディング補正後のデ
ータとしてライン間補正メモリR93R,ライン間補正
メモリG93Gに入力され、ライン間の補正がなされ
る。すなわち、ライン間補正メモリR93R,ライン間
補正メモリG93Gは、先に入力された画像データの出
力を遅らせ、後から入力された画像データとタイミング
(画像位置)を合わせてIPU部(画像処理部)94に
出力する。これらのライン間補正メモリR93R,ライ
ン間補正メモリG93Gの設定は、副走査方向の倍率に
応じて前記タイミングゲートアレー85により制御す
る。
【0036】ところで、主走査方向及び副走査方向の画
像密度は、書き込みのクロック、回転鏡42の回転数、
回転鏡42の反射面の面数、感光体15表面の線速によ
って決まる。ここで、本発明の副走査方向の倍率に関し
て具体的な例に従って説明する。
【0037】いま、プロセス線速(例えば感光体15の
周速等のような用紙搬送系の線速)Vを180mm/sec
、回転鏡42の反射面の面数nを8、画素密度をdを
400dpi (dot par inch)とすると、この条件にて書
込モータ41の回転数Rは次式により求められる。 R=(d÷25.4mm)×V×60sec ÷n =(400÷25.4mm)×180×60sec ÷8 =21259.8rpm すなわち、プロセス線速Vが180mm/sec の場合に
は、書込モータ41を21259.8の回転速度で回転
させればよい。
【0038】ここで、感光体15等のプロセス線速が1
%遅くなった場合、副走査方向の倍率を保証するために
は書込モータ41の回転を1%遅くなるように調整すれ
ばよいことは次式から明らかである。 R=(d÷25.4mm)×(V×90%)×60sec
÷n =(400÷25.4mm)×(180×90%)×6
0sec ÷8 =21047.2rpm すなわち、書込モータ41の回転数Rは1%ダウンの2
1047.2rpm となる。
【0039】図8、図9を用いて説明したように、3ラ
イン縮小型CCD39を用いた場合には、ラインセンサ
39R,39G,39Bの読取位置がずれるために、ラ
イン間補正メモリR93R,ライン間補正メモリG93
Gによりライン間の位置ずれを補正している。そのため
に画像読取部5のスキャニング速度は予め等倍速度に調
整する必要があり、そのスキャニング速度がずれるとラ
イン間の補正が狂い色ずれ等が発生する。
【0040】しかし、本発明によれば画像書込部4の書
込モータ41の回転速度を調整するだけで副走査方向の
倍率の誤差補正を行うことができる。このため、読取ク
ロックや書込クロック等の基準信号を変更する必要がな
く、さらに、誤差補正を行うために負荷及び出力の大き
な用紙搬送系のモータの回転速度を補正する必要がな
い。
【0041】また、3ライン縮小型CCD39で画像を
読み取る場合に、ライン間の補正を必要とするが、画像
書込部4の書込モータ41の回転速度に同期して画像読
取部5のスキャナモータ55の回転速度を調整すること
により、ライン間の補正に影響を与えることなく副走査
方向の倍率の誤差補正を行うことが可能となる。
【0042】さらに、前述したように、画像書込部4の
1ラインの画像の書込開始時期に基準信号としてPMS
YNCが同期検知板49から出力されるが、図13に示
すワンチップマイコン72にはPMSYNCの割り込み
が入力されるので、その周期を計測することで書込モー
タ41の回転数を計算することができ、その計算結果の
基にスキャナモータ55の回転数を補正し、画像の読み
取りと書き込みとを自動的に同期させることができる。
【0043】さらに、図6において、操作パネル60か
ら補正データを入力することにより、画像書込部4の書
込モータ41の回転速度の誤差調整及び画像読取部5の
スキャナモータ55の回転速度の誤差調整を行うことが
できるため、副走査方向の倍率の誤差補正を容易に且つ
分かり易く行うことが可能となる。
【0044】次に、画像読取部5のスキャニング速度の
制御処理の実施例について説明する。この処理は請求項
6記載の発明に対応するもので、画像読取部5だけを単
独で操作するスキャナモードと複写モードとによって異
なる。スキャナ制御基板59のワンチップマイコン72
は、画像形成装置全体の使用状況の使用状態を把握する
メイン制御基板57からの送信により現在指定されたモ
ードを知り、そのモードに応じてスキャニング速度を制
御する。以下、その制御処理を図14に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0045】すなわち、複写モードの場合には、画像の
書き込みが行われるので、このときに同期検知板49か
ら出力するPMSYNC信号の計測による速度調整デー
タが等倍速度として設定される。また、スキャナモード
の場合には、メイン制御基板57からの副走査倍率微調
整データの有無によって制御が異なる。副走査微調整デ
ータがある場合には、操作パネル60から入力された副
走査倍率微調整データを等倍速度として設定し、副走査
倍率微調整データが無い場合には、等倍速度を固定値と
して設定する。これら設定された等倍速度はスキャナモ
ータ55を対象にしたものであり、予め設定された副走
査方向の倍率に基づいた走査速度が指定され、スキャナ
モータ55を駆動する処理に移行する。このように、ス
キャナモードと複写モードとによってスキャナモータ5
5の回転速度の誤差補正を行う基準を変えることによ
り、単に原稿画像を読み取るだけの場合には、画像読取
部5の仕様で定められたスキャニング速度で読み取りを
行って画像を出力することができ、複写の場合には、プ
リンタ部3の状態に合わせてスキャニングを行い複写画
像を保証することができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、書込モー
タの回転速度を調整することにより副走査方向の倍率補
正を行うようにしたので、画像書込部の書込モータの回
転速度を調整するだけで副走査方向の倍率の誤差補正を
行うことができ、これにより、読取クロックや書込クロ
ック等の基準信号を変更する必要がなく、さらに、誤差
補正を行うために負荷及び出力の大きな用紙搬送系のモ
ータの回転速度を補正する必要がなく、したがって、副
走査方向の倍率誤差補正のためのコストを低減すること
ができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、操作パネル
からの入力により書込モータの回転速度を調整するよう
にしたので、副走査方向の倍率の誤差補正を容易に且つ
分かり易く行うことが可能となる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、書込モータ
の回転速度を調整することにより副走査方向の倍率補正
を行うとともに、書込モータの回転速度にスキャナモー
タの回転速度を同期させるようにしたので、3本のライ
ンセンサを有する3ラインCCDで画像を読み取る場合
に、各ラインセンサの間に間隔が開いているためライン
間の補正を必要とするが、画像書込部の書込モータの回
転速度に同期して画像読取部のスキャナモータの回転速
度を調整することにより、ライン間の補正に影響を与え
ることなく副走査方向の倍率の誤差補正を低コストで行
うことができる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、画像書込部
の1ラインの画像の書込開始時期を定める基準信号の周
期を計測することによりスキャナモータの回転速度を決
定するようにしたので、画像書込時の基準信号の周期に
よって画像読取部のスキャニング速度を自動的に調整し
て副走査方向の倍率補正を行うことができる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、操作パネル
からの入力により書込モータの回転速度及びスキャナモ
ータの回転速度を調整するようにしたので、画像書込部
の書込モータ及び画像読取部のスキャナモータの回転速
度の誤差調整を走査パネル上で行えるため、副走査方向
の倍率の誤差補正を容易に且つ分かり易く行うことがで
き、また、画像の読み取りだけを行う場合にも画像読取
部単独でスキャニング速度の誤差補正を行うことができ
る。
【0051】請求項6記載の発明によれば、スキャナモ
ードと複写モードとでスキャナモータの回転速度の誤差
補正を行う基準を変えることができるため、単に原稿画
像を読み取るだけの場合には、画像読取部の仕様で定め
られたスキャニング速度で読み取りを行って画像を出力
することができ、複写を行う場合には、プリンタ部の状
態に合わせてスキャニングを行い複写画像を保証するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像形成装置の全体
構造を示す縦断正面図である。
【図2】駆動系のモータの配置例を示す斜視図である。
【図3】画像書込部の構造を示す分解斜視図である。
【図4】PMSYNCとLSYNCとの出力タイミング
を示すタイムチャートである。
【図5】画像が転写された用紙の一部を示す平面図であ
る。
【図6】電子回路の概略を示すブロック図である。
【図7】操作パネルの平面図である。
【図8】3ライン縮小型CCDの説明図である。
【図9】3ライン縮小型CCDの各ラインセンサ間の読
取位置の違いを示す模式図である。
【図10】PLL回路の一般例を示すブロック図であ
る。
【図11】そのPLL回路の出力タイミングを示すタイ
ムチャートである。
【図12】基準クロック発生回路の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図13】画像書込部の回路構成を示ブロック図であ
る。
【図14】複写モードとスキャナモードとにおける画像
読取時のスキャニング速度の制御処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
4 画像書込部 5 画像読取部 15 像担持体 30,31 読取光学系 33,34 読取光学系 39 光電変換部、3ライン縮小型CCD 41 書込モータ 55 スキャナモータ 60 操作パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿が載置される原稿台に対して読取光
    学系をスキャナモータにより相対的に副走査方向に移動
    させることにより前記原稿の画像を光電変換部に入力す
    る画像読取部と、前記光電変換部から出力される読取デ
    ータを書込モータに駆動される回転鏡により主走査方向
    に1ライン毎ずつ像担持体に書き込む画像書込部とを有
    する画像形成装置において、前記書込モータの回転速度
    を調整することにより副走査方向の倍率補正を行うよう
    にしたことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 操作パネルからの入力により書込モータ
    の回転速度を調整するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 原稿が載置される原稿台に対して読取光
    学系をスキャナモータにより相対的に副走査方向に移動
    させることにより前記原稿の画像を3ライン縮小型CC
    Dに入力する画像読取部と、前記3ライン縮小型CCD
    から出力される読取データを書込モータに駆動される回
    転鏡により主走査方向に1ライン毎ずつ像担持体に書き
    込む画像書込部とを有する画像形成装置において、前記
    書込モータの回転速度を調整することにより副走査方向
    の倍率補正を行うとともに、前記書込モータの回転速度
    に前記スキャナモータの回転速度を同期させるようにし
    たことを特徴とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 画像書込部の1ラインの画像の書込開始
    時期を定める基準信号の周期を計測することによりスキ
    ャナモータの回転速度を決定するようにしたことを特徴
    とする請求項3記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 操作パネルからの入力により書込モータ
    の回転速度及びスキャナモータの回転速度を調整するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載の画像形成方
    法。
  6. 【請求項6】 原稿が載置される原稿台に対して読取光
    学系をスキャナモータにより相対的に副走査方向に移動
    させることにより前記原稿の画像を3ライン縮小型CC
    Dに入力する画像読取部と、前記3ライン縮小型CCD
    から出力される読取データを書込モータに駆動される回
    転鏡により主走査方向に1ライン毎ずつ像担持体に書き
    込む画像書込部とを有する画像形成装置において、前記
    画像書込部を駆動する複写モードでは画像書込部の1ラ
    インの画像の書込開始時期を定める基準信号に前記スキ
    ャナモータの回転速度を合わせ、前記画像読取部のみを
    単独で駆動するスキャナモードでは前記画像読取部単独
    で調整された前記スキャナモータの回転速度で画像の読
    み取りを実行するようにしたことを特徴とする画像読取
    方法。
JP6125927A 1994-06-08 1994-06-08 画像形成方法及び画像読取方法 Pending JPH07336506A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6104420A (en) * 1998-02-20 2000-08-15 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and exposure scanning apparatus
US6292594B1 (en) 1997-09-22 2001-09-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reading device, image forming apparatus, and image forming method

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