JPH0733622A - 油性化粧料 - Google Patents

油性化粧料

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JPH0733622A
JPH0733622A JP18471093A JP18471093A JPH0733622A JP H0733622 A JPH0733622 A JP H0733622A JP 18471093 A JP18471093 A JP 18471093A JP 18471093 A JP18471093 A JP 18471093A JP H0733622 A JPH0733622 A JP H0733622A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記成分(A)、(B)、(C)、(D)及
び(E); (A)ポリオキシアルキレン変性シリコーン 0.1〜50重量%、 (B)パーフルオロアルキル基を含有する液状油剤 0.1〜20重量%、 (C)液体油 1〜90重量%、 (D)半固体脂又は固体脂 1〜70重量%、 (E)顔料 1〜90重量%、 を含有する油性化粧料。 【効果】 使用感及び仕上りが良好で、しかも化粧もち
に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油性化粧料に関し、更に
詳しくは化粧もちに優れるとともに使用感及び仕上りが
良好な油性化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
口紅、アイシャドウ、アイライナー、油性ファンデーシ
ョン等の油性メイクアップ化粧料は、肌に塗布後化粧も
ちが悪く、衣服に付着したり、にじみが生じやすいとい
う欠点を有していた。これらの欠点を改善すべく、例え
ば、とくに口紅において揮発性油剤を塗布後揮散せし
め、塗布面に色材及びワックスのみを残留せしめ化粧も
ちを改善する試み、揮発性油剤中にポリマー等の皮膜形
成剤を溶解させたものを配合し、これを塗布、乾燥する
ことにより皮膚表面にポリマー皮膜を形成せしめ、化粧
もちの改善や、カップ等への色移りを防止する試み等が
なされている。
【0003】しかし、上記揮発性油剤を使用する化粧料
は、塗布後、経時により艶が退行するという欠点を有す
る。とくに口紅の場合には揮発性油剤の経時での揮散に
よりいわゆる口紅のやせが発生してしまう。
【0004】そこで、使用感及び仕上りが良好で、しか
も化粧もちに優れる油性化粧料の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、後述するポリオキシアルキ
レン変性シリコーン、パーフルオロアルキル基を含有す
る液状油剤、液体油、(半)固体脂及び顔料をそれぞれ
特定割合で配合させて得られる化粧料が、良好な使用感
及び仕上りを与えるとともに化粧もちに優れるものであ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は下記成分(A)、
(B)、(C)、(D)及び(E); (A)ポリオキシアルキレン変性シリコーン 0.1〜50重量%、 (B)パーフルオロアルキル基を含有する液状油剤 0.1〜20重量%、 (C)液体油 1〜90重量%、 (D)半固体脂又は固体脂 1〜70重量%、 (E)顔料 1〜90重量%、 を含有することを特徴とする油性化粧料を提供するもの
である。
【0007】本発明の油性化粧料は、実質的に水を含有
しない、すなわち、油中水(W/O)型若しくは水中油
(O/W)型化粧料を除くものをいう。
【0008】本発明に使用される成分(A)のポリオキ
シアルキレン変性シリコーンとしては、例えば下記一般
式(1)〜(4)で表わされる化合物が好ましいものと
して挙げられる。
【0009】
【化1】
【0010】(式中、R1〜R26は、同一又は異なっ
て、それぞれ炭素数1〜32のアルキル基、水素原子又
はフェニル基を示し、R1′〜R8′は、同一又は異なっ
て、それぞれ炭素数1〜32のアルキル基又は水素原子
を示し、p、p1、p2及びp3は1〜18の数を示
し、x、x1、x2、x3、y、y1、y2、y3、
m、m1、m2、m3、n、n1及びtは、すべてが平
均数であって、それぞれ分子中のポリオキシアルキレン
基を1〜50重量%とする数を示す)
【0011】上記一般式(1)〜(4)で表わされる化
合物は、次の範囲のものが好ましい。 R1〜R26:炭素数1〜25のアルキル基(一部が水素
原子であってもよい)、R1′〜R8′:水素原子又は炭
素数1〜18のアルキル基、p〜p3:1〜20、x〜
x3:1〜50、y〜y3:0〜50、m〜m3:1〜
500、n〜n1:1〜100、t:1〜100。
【0012】また、上記式(1)〜(4)で表わされる
化合物は、次の範囲のものがとくに好ましい。 R1〜R26:炭素数1〜22のアルキル基(一部が水素
原子であってもよい)、R1′〜R8′:水素原子、p〜
p3:1〜5、x〜x3:1〜50、y〜y3:0〜2
0、m〜m3:10〜300、n〜n1:1〜50、
t:1〜50。
【0013】なお、ポリオキシアルキレン変性シリコー
ン(1)〜(4)の市販品としては、例えば日本ユニカ
ー(株)製、信越化学工業(株)製、東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン(株)製、東芝シリコーン(株)製の
ものが挙げられる。
【0014】成分(A)のポリオキシアルキレン変性シ
リコーンは、ポリオキシアルキレン基が分子中に1〜5
0重量%(以下、単に「%」で示す)含まれていること
が、良好な仕上り感及び化粧もちを得るうえで、とくに
好ましい。
【0015】成分(A)は、一種でも、二種以上を混合
して使用してもよく、その本発明化粧料への配合量は、
化粧持ち及び感触等の面から0.1〜50%、とくに1
〜20%であることが好ましい。
【0016】本発明に使用される成分(B)のパーフル
オロアルキル基を含有する液状油剤としては、パーフル
オロデカリン、パーフルオロアダマンタン、パーフルオ
ロブチルテトラハイドロフラン、パーフルオロオクタ
ン、パーフルオロノナン、パーフルオロペンタン、パー
フルオロデカン、パーフルオロドデカン、パーフルオロ
アルキル基で変性されたシリコーン、下記一般式(5)
で表わされるパーフルオロポリエーテル等が挙げられ
る。
【0017】
【化2】
【0018】〔式中、R27、R29、R30及びR31は、同
一でも異なってもよく、それぞれフッ素原子、パーフル
オロアルキル基又はパーフルオロアルキルオキシ基を示
し、R 28はフッ素原子又はパーフルオロアルキル基(こ
こに、アルキル基は炭素数1〜30の直鎖又は分岐鎖の
ものである)を示し、q、r及びsは分子量が500〜
100,000となる0以上の数を示す。但し、q=r
=s=0となることはない。〕
【0019】上記一般式(5)中、カッコ内に示される
各パーフルオロ基はこの順で並んでいる必要はなく、ま
た、重合様式はランダム重合でもブロック重合でもかま
わない。とくに粘度が5〜5,000cSt の液体状のも
のが好ましい。例えば下記一般式(6)で表わされるF
OMBLIN HC−04(平均分子量1,500)、
同HC−25(同3,200)及び同HC−R(同6,
600)(以上、モンテフロス社製)や、下記一般式
(7)で表わされるデムナムS−20(重量平均分子量
2,500)、同S−65(同4,500)、同S−1
00(同5,600)及び同S−200(同8,40
0)(以上、ダイキン工業(株)製)等の市販品が好ま
しいものとして挙げられる。
【0020】
【化3】
【0021】成分(B)は、一種でも二種以上を組合せ
て使用してもよく、その配合量は、化粧持ち及び安定性
の面から本発明の油性化粧料全量中0.1〜20%であ
る。
【0022】本発明に使用される成分(C)の液体油と
しては、室温で流動性のある液状のものが好ましく、そ
の具体例としては、ジメチルポリシロキサン、ジメチル
シクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、スクワラン、軽質流動パラフィン、α−オレフィン
オリゴマー、流動ポリイソブチレン、ラウリン酸ヘキシ
ル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、リンゴ酸ジイソステ
アリル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸
イソトリデシル、分岐モノエステル、ホホバ油、液状ラ
ノリン、液状ジグリセリド、オリーブ油、アボガド油、
ヒマシ油、イソステアリルアルコール等が挙げられる。
【0023】上記成分(C)は、一種でも二種以上を組
合せて使用してもよく、その配合量は、使用感及び安定
性の面から本発明の油性化粧料全量中1〜90%、好ま
しくは5〜70%である。
【0024】本発明に使用される成分(D)の半固体脂
又は固体脂としては、例えばモクロウ、硬化牛脂、カル
ナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワック
ス、ミツロウ、セレシンワックス、硬化ホホバ油、ラノ
リン、ワセリン等が挙げられる。
【0025】成分(D)は、一種でも二種以上を組合せ
て使用してもよく、その配合量は、安定性及び使用感の
面から本発明の油性化粧料全量中1〜70%、好ましく
は5〜50%である。
【0026】本発明に使用される成分(E)の顔料とし
ては、化粧料に通常用いられる公知の顔料、例えばタル
ク、セリサイト、マイカ、カオリン、シリカ、ナイロン
パウダー、ポリエチレンパウダー、セルロースパウダー
等の体質顔料;カーボンブラック、酸化チタン、酸化
鉄、酸化亜鉛、群青、紺青、酸化クロム、有機タール系
色素、レーキ等の着色剤;雲母チタン、酸化鉄コーテッ
ド雲母等の複合顔料が挙げられる。また、これらの化粧
料用顔料をシリコーン、高級脂肪酸、高級アルコール、
脂肪酸エステル、金属石鹸、アミノ酸、アルキルフォス
フェート及びフッ素化合物により表面処理したものを用
いることができる。
【0027】成分(E)は一種でも二種以上を組合せて
使用してもよく、その配合量は、顔料による効果及び使
用感の面から本発明の油性化粧料全量中1〜90%、好
ましくは5〜80%である。
【0028】また、本発明の油性化粧料には成分(F)
としてアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンを配
合することにより、化粧もち等の効果を向上させること
ができる。かかるアルキルグリセリルエーテル変性シリ
コーン(F)は、油状物となるようなアルキルグリセリ
ルエーテル変性度を有するもの、すなわち、アルキルグ
リセリルエーテル変性度の少ないものが好ましい。具体
例としては下記一般式(8)で表わされるものが挙げら
れる。
【0029】
【化4】
【0030】〔式中、R32〜R43は、少なくとも1つが
次の一般式(9)
【0031】
【化5】
【0032】〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化
水素基を示し、R44、R45は、同一又は異なって、水素
原子又は炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水
素基を示す)で表わされるアルキルグリセリルエーテル
基を示し、残りは、同一又は異なって、それぞれ水素原
子、炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基
又はフェニル基を示し、a、b及びcは、全て平均数で
あって、一般式(9)で示されるアルキルグリセリルエ
ーテル基の含量が1〜50%となる数を示す〕
【0033】成分(F)のとくに好ましい化合物は下記
一般式(10)〜(13)で表わされる。
【0034】
【化6】
【0035】(式中、R32〜R40、R44、R45、Q、
a、bはそれぞれ前記と同義である。但し、同一分子内
に存在するR44、R45は、それぞれ同一でも異なるもの
であってもよい。)
【0036】前記一般式(8)、(10)〜(13)に
おいて、Qで示される炭素数3〜20の二価炭化水素基
としては、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチ
レン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレ
ン、ノナメチレン、デカメチレン、ウンデカメチレン、
ドデカメチレン、テトラデカメチレン、ヘキサデカメチ
レン、オクタデカメチレン等の直鎖アルキレン基;プロ
ピレン、2−メチルトリメチレン、2−メチルテトラメ
チレン、2−メチルペンタメチレン、3−メチルペンタ
メチレン等の分岐鎖アルキレン基等が挙げられる。
【0037】また、R32〜R45で示される炭素数1〜3
2の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基としては、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチ
ル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、
オクタデシル、エイコシル、ドエイコシル、テトラエイ
コシル、ヘキサエイコシル、オクタエイコシル、トリア
コンチル等の直鎖アルキル基;イソプロピル、sec−
ブチル、tert−ブチル、ネオペンチル、1−エチル
プロピル、1−ヘプチルデシル等の分岐鎖アルキル基な
どが挙げられる。ここに、R32〜R43は炭素数1〜25
の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基(但し、一部が水素原子
であってもよい)が好ましく、とくに炭素数1〜22の
直鎖又は分岐鎖の炭化水素基(但し、一部が水素原子で
あってもよい)が好ましい。また、R44、R45は水素原
子又は炭素数1〜5の炭化水素基が好ましく、とくに水
素原子が好ましい。
【0038】さらに、a、b及びcは、良好な仕上りと
優れた化粧もちを得るため、アルキルグリセリルエーテ
ル基(9)の含有量が1〜50%となるよう、原料とな
るオルガノポリシロキサンの入手のしやすさ、製造時の
操作性などの点から0〜2000の範囲とするのが好ま
しい。また、一般式(10)〜(13)においては、a
は1〜500、とくに10〜30の範囲が好ましく、一
方、bは1〜50、とくに1〜30の範囲が好ましい。
【0039】成分(F)は、例えば特開平4−1340
13号公報記載の方法に従って、少なくとも1個のケイ
素−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンに、対応するアルケニルグリセリルエーテルを反
応させることにより製造することができる。
【0040】成分(F)は、前記化合物の一種でも、ま
た二種以上を混合使用してもよく、その配合量は化粧も
ちと感解の更なる向上のためには本発明化粧料中、0.
1〜50%、とくに1〜15%が好ましい。
【0041】本発明において成分(F)を配合する場
合、前記成分(A)と成分(F)との配合重量比は、
1:9〜9:1、さらに3:7〜7:3であることが好
ましい。とくに口紅においては、配合比が5:5である
場合に色移りが顕著に防止され好ましい。
【0042】前記成分(A)及び(F)はともに、水の
存在しない系においては液状を呈するが、少量(1〜2
0%)の水が添加されると粘度が上昇する性質を有す
る。すなわち、本発明の油性化粧料は、調製時には、水
が存在しないため、粘度の低い状態にあり、該化粧料を
皮膚又は唇上に薄く、かつ均一に塗布できる。一方、塗
布後には、皮膚や吐息から水分が供給されるため、塗膜
が高粘度化するとともに塗膜と皮膚や唇との密着性が向
上し、化粧料中に含まれる色材、顔料等の脱離や移動が
著しく低減されることとなる。
【0043】本発明の油性化粧料には、上記成分の他、
目的に応じて本発明の効果を損なわない限りにおいて、
上記以外の実質的に水を含まない油性原料、界面活性
剤、薬効成分、防腐剤、抗酸化剤、保湿剤、細胞間脂質
(セラミド等)、紫外線吸収剤、香料等を配合すること
ができる。
【0044】本発明の油性化粧料は、上記成分を混合、
加熱、攪拌、成形等の処理を施すことにより製造するこ
とができ、口紅、ファンデーション、アイシャドウ、ア
イライナー等のメイクアップ化粧品とすることができ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の油性化粧料は、使用感及び仕上
りが良好であるとともに、経時での色移り、色落ち、に
じみ等が極めて少ないため、化粧効果の持続性、すなわ
ち化粧もちに優れるものである。
【0046】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0047】参考例1 冷却管及び磁気攪拌子を備えた100ml、2口フラスコ
に下記式
【0048】
【化7】
【0049】で示されるオルガノハイドロジェンシロキ
サン15g(4.4mmol)、10−ウンデセニルグリセ
リルエーテル8.1g(33mmol)、酢酸カリウムの1
0%エタノール溶液0.65g(0.66mmol)及びイ
ソプロピルアルコール50gを仕込み、これに塩化白金
酸の2%イソプロピルアルコール溶液0.17g(6.
6×10-3mmol)を加え、加熱し昇温した。内容物の温
度を40℃に保ち2.5時間攪拌した。溶媒を留去し活
性炭処理を行った後、減圧蒸留により、未反応の10−
ウンデセニルグリセリルエーテルを留去し褐色高粘稠物
を得た。得られた生成物はIR及び1H−NMRスペク
トルにより下記の式で示される化合物(F−1)である
ことが確認された。平均分子量5800(1H−NMR
より算出)、アルキルグリセリルエーテル基含有率17
%。
【0050】
【化8】
【0051】IR(液膜,cm-1):3420(−OH) 2968, 2932, 2860(C−H) 1264(Si−CH3) 1096, 1026, 842(Si−O−Si)1 H−NMR〔δppm, CDCl3中、CHCl3基準(7.28pp
m)〕: 0.00 (s,約390H) Si-CH 3 0.35-0.50(m,8H) Si-CH 2 1.08-1.39(br,64H) -CH 2- 1.39-1.62(br,8H) CH 2-CH2-O 1.96-2.29(br,4H) CH2-OH 2.43-2.68(br,4H) CH-OH 3.38-3.50(m,16H) CH 2-O 3.50-3.70(m,8H) CH 2-OH 3.70-3.86(m,4H) CH-OH
【0052】参考例2 冷却管及び磁気攪拌子を備えた100ml、2口フラスコ
に下記式
【0053】
【化9】
【0054】で示されるオルガノハイドロジェンシロキ
サン15g(4.4mmol)、アリルグリセリルエーテル
4.3g(33mmol)、酢酸カリウムの10%エタノー
ル溶液0.65g(0.66mmol)及びイソプロピルア
ルコール50gを仕込み、これに塩化白金酸の2%イソ
プロピルアルコール溶液0.17g(6.6×10-3mm
ol) を加え、加熱し昇温した。内容物の温度を40℃に
保ち、2.5時間攪拌した。溶媒を留去し、活性炭処理
を行った後、減圧蒸留により、未反応のアリルグリセリ
ルエーテルを減圧留去し、粘稠物を得た。得られた生成
物はIR及び1H−NMRスペクトルにより下式(F−
2)で示される化合物であることが確認された。平均分
子量4000(1H−NMRにより算出)、アルキルグ
リセリルエーテル含有率20%。
【0055】
【化10】
【0056】IR(液膜,cm-1):3400(−OH) 2965, 2925, 2860(C−H) 1262(Si−CH3) 1096, 1022, 844(Si−O−Si)1 H−NMR〔δppm, CDCl3中、CHCl3基準(7.28pp
m)〕: 0.01 (s,約273H) Si-CH 3 0.38-0.58(m,10H) Si-CH 2- 1.10-1.41(br,8H) -CH 2- 1.44-1.86(m,10H) CH 2-CH2-O 3.30-3.55(m,20H) CH 2-O 3.55-3.77(m,10H) CH 2-OH 3.77-3.90(m,5H) CH-OH
【0057】実施例1〜3及び比較例1〜2(口紅) 下記表1に示す各成分を80℃に加熱して均一に混合
し、成形用型に流し込み、冷却固化して口紅を製造し
た。得られた口紅のそれぞれにつき、10名のパネリス
トが、表2に示す評価項目について下記基準により評価
した。結果を表2に示す。
【0058】(評価基準) ◎:8名以上が良好と評価した。 ○:6〜7名が良好と評価した。 △:4〜5名が良好と評価した。 ×:3名以下が良好と評価した。
【0059】
【表1】
【0060】*1:一般式(1)でR1〜R9=CH3
1′=H、m(平均値)=50〜100、n(平均
値)=1〜5、p=3、x=7〜15、y=0、ポリオ
キシエチレン含有率17%、平均分子量8,000のも
の *2:旭硝子(株)製、FSL−300
【0061】
【表2】
【0062】表2に示す結果から明らかなように、本発
明の実施例1〜3の口紅は比較例1及び2のそれらに比
し、仕上り、並びに化粧もち、すなわちカップへの色移
りのしにくさ、経時での色落ちのしにくさ及びにじみに
くさにおいて優れたものであった。
【0063】実施例4(油性ファンデーション) 以下に組成を示す油性ファンデーションを下記製造方法
により得た。
【0064】(製造方法)油相成分を90℃にて加熱溶
解し、これに粉体成分を加え混合、脱気した。これを金
皿に充填し、冷却する。
【0065】
【表3】 (組成) (%) 油相成分:パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−04) 7.5 ジメチルポリシロキサン(6cs) 10.0 ポリオキシアルキレン変性シリコーン (一般式(1)でR1〜R9=CH3、R1′=H、m( 平均値)=50〜100、n(平均値)=1〜5、p =3、x=7〜15、y=0、ポリオキシエチレン含 有率17%、平均分子量8,000のもの) 15.0 キャンデリラワックス 3.0 マイクロクリスタリンワックス 7.0 香料 0.1 抗酸化剤 0.1 スクワラン 残量 粉体成分:酸化チタン(疎水化処理*) 15.0 セリサイト(疎水化処理*) 25.0 ベンガラ(疎水化処理*) 1.0 黄酸化鉄(疎水化処理*) 2.0 黒酸化鉄(疎水化処理*) 0.2 *:メチルハイドロジェンポリシロキサン処理
【0066】実施例5(ほお紅) 以下に組成を示すほお紅を下記製造方法により得た。 (製造方法)粉体成分を粉砕して混合機に入れ、予め加
熱溶解しておいた油相成分を粉体成分に添加して約5分
間混合し、更に仕上げ粉砕した後、プレス機で金皿へプ
レスする。
【0067】
【表4】 (組成) (%) 油相成分:パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−25) 5.0 モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン (20E.O.) 6.0 ポリオキシアルキレン変性シリコーン (一般式(1)でR1〜R9=CH3、R1′=H、m(平均 値)=50〜100、n(平均値)=1〜5、p=3、x =7〜15、y=0、ポリオキシエチレン含有率17%、 平均分子量8,000のもの) 4.0 パルミチン酸イソプロピル 3.0 パラフィンワックス 3.0 香料 0.1 粉体成分:セリサイト(疎水化処理*) 残量 タルク(疎水化処理*) 15.0 酸化チタン(疎水化処理*) 3.0 ベンガラ(疎水化処理*) 2.0 黄酸化鉄(疎水化処理*) 1.0 ステアリン酸アルミニウム 1.0 ナイロンパウダー 30.0 *:メチルハイドロジェンポリシロキサン処理
【0068】実施例6(パウダーアイシャドウ) 以下に組成を示すパウダーアイシャドウを下記製造方法
により得た。
【0069】(製造方法)粉体成分を粉砕して混合機に
入れ、予め加熱溶解しておいた油相成分を粉体成分に添
加して約5分間混合し、更に仕上げ粉砕した後、プレス
機で金皿へプレスする。
【0070】
【表5】 (組成) (%) 油相成分:パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC−25) 5.0 オリーブ油 1.0 ポリオキシアルキレン変性シリコーン (一般式(2)でR10〜R14=CH3、R2′〜R4′ =H、m1=50〜100、n1=1〜5、x1=7〜 15、y1=0、p1=3、ポリオキシエチレン含有 率34%、平均分子量10,000のもの) 2.0 アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン (F−2) 3.0 パラフィンワックス 3.0 香料 0.1 粉体成分:ナイロンパウダー 残量 タルク 20.0 カオリン 15.0 雲母チタン 5.0 黒酸化鉄 1.0 群青 7.0
【0071】以上の実施例4〜6で得られた本発明品
は、いずれも使用感及び仕上りが良好であるとともに、
化粧もちに優れるものであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(A)、(B)、(C)、
    (D)及び(E); (A)ポリオキシアルキレン変性シリコーン 0.1〜50重量%、 (B)パーフルオロアルキル基を含有する液状油剤 0.1〜20重量%、 (C)液体油 1〜90重量%、 (D)半固体脂又は固体脂 1〜70重量%、 (E)顔料 1〜90重量%、 を含有することを特徴とする油性化粧料。
  2. 【請求項2】 更に下記成分(F); (F)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンを含
    有する請求項1記載の油性化粧料。
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