JPH07336124A - 自動車用のダイバーシティガラスアンテナ - Google Patents
自動車用のダイバーシティガラスアンテナInfo
- Publication number
- JPH07336124A JPH07336124A JP6127800A JP12780094A JPH07336124A JP H07336124 A JPH07336124 A JP H07336124A JP 6127800 A JP6127800 A JP 6127800A JP 12780094 A JP12780094 A JP 12780094A JP H07336124 A JPH07336124 A JP H07336124A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- defogger
- reception
- reception signal
- automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】無指向性の受信特性を得る。
【構成】アンテナ導体3を単極アンテナとして利用し、
一のバスバー5bと他方のバスバー5aから給電するこ
とによって、コの字状のデフォッガーを双極アンテナと
して利用し、アンテナ導体3とデフォッガーの受信信号
の中から受信感度の強い方の受信信号を選択使用する。
一のバスバー5bと他方のバスバー5aから給電するこ
とによって、コの字状のデフォッガーを双極アンテナと
して利用し、アンテナ導体3とデフォッガーの受信信号
の中から受信感度の強い方の受信信号を選択使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用のダイバーシテ
ィガラスアンテナに関するものである。
ィガラスアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すような自動車のリヤー
窓のガラス板1に主アンテナ31と副アンテナ32と
が、バスバー5と複数本のヒーター線2からなるデフォ
ッガーを挾んで、上下に設けられているガラスアンテナ
が知られている。この場合、ダイバーシティ受信を行な
うには主アンテナ31と副アンテナ32の受信信号を選
択回路11に入力し、強い方の受信信号を選択して受信
機へ送っていた。
窓のガラス板1に主アンテナ31と副アンテナ32と
が、バスバー5と複数本のヒーター線2からなるデフォ
ッガーを挾んで、上下に設けられているガラスアンテナ
が知られている。この場合、ダイバーシティ受信を行な
うには主アンテナ31と副アンテナ32の受信信号を選
択回路11に入力し、強い方の受信信号を選択して受信
機へ送っていた。
【0003】しかし、従来例では、主アンテナ31と副
アンテナ32が、単極アンテナ、すなわち1極のアンテ
ナと接地間の電位差を受信信号とするアンテナであるた
め、両者の指向特性が似てしまい、その結果、ある特定
方向の偏波面に対しては無指向性となるように調整でき
るが、すべての偏波面に対して無指向性に調整すること
はできなかった。
アンテナ32が、単極アンテナ、すなわち1極のアンテ
ナと接地間の電位差を受信信号とするアンテナであるた
め、両者の指向特性が似てしまい、その結果、ある特定
方向の偏波面に対しては無指向性となるように調整でき
るが、すべての偏波面に対して無指向性に調整すること
はできなかった。
【0004】そのため、アンテナ系全体で、無指向性と
ならない偏波面が生じ、ダイバーシティ効果を得ること
ができない問題点があった。
ならない偏波面が生じ、ダイバーシティ効果を得ること
ができない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消することを目的とするものであ
り、従来知られていなかった自動車用のダイバーシティ
ガラスアンテナを新規に提供するものである。
有する前述の欠点を解消することを目的とするものであ
り、従来知られていなかった自動車用のダイバーシティ
ガラスアンテナを新規に提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、自動車のリヤー窓のガラ
ス板に、ヒーター線とヒーター線に給電する3つのバス
バーとを有する通電加熱式のコの字状のデフォッガー
と、デフォッガーとの間で直流電流の送受は行われない
が高周波電流の送受は行われるように所定間隔をおいて
近接させて容量結合させた所定パターンのアンテナ導体
とを設け、一のバスバー5bとバッテリーとの間及び他
方のバスバー5aと接地との間にチョークコイルを挿入
接続した自動車用のダイバーシティガラスアンテナにお
いて、アンテナ導体を単極アンテナとして利用し、一の
バスバー5bと他方のバスバー5aから給電することに
よって、デフォッガーを双極アンテナとして利用し、ア
ンテナ導体とデフォッガーの受信信号の中から受信感度
の強い方の受信信号を選択使用することを特徴とする自
動車用のダイバーシティガラスアンテナを提供する。
決すべくなされたものであり、自動車のリヤー窓のガラ
ス板に、ヒーター線とヒーター線に給電する3つのバス
バーとを有する通電加熱式のコの字状のデフォッガー
と、デフォッガーとの間で直流電流の送受は行われない
が高周波電流の送受は行われるように所定間隔をおいて
近接させて容量結合させた所定パターンのアンテナ導体
とを設け、一のバスバー5bとバッテリーとの間及び他
方のバスバー5aと接地との間にチョークコイルを挿入
接続した自動車用のダイバーシティガラスアンテナにお
いて、アンテナ導体を単極アンテナとして利用し、一の
バスバー5bと他方のバスバー5aから給電することに
よって、デフォッガーを双極アンテナとして利用し、ア
ンテナ導体とデフォッガーの受信信号の中から受信感度
の強い方の受信信号を選択使用することを特徴とする自
動車用のダイバーシティガラスアンテナを提供する。
【0007】
【実施例】実施例のダイバーシティガラスアンテナの基
本的構成を図1に示す。図1において、1は自動車のリ
ヤーの窓のガラス板、2はヒーター線、3はガラス板1
上に設けられたアンテナ導体であるアンテナ線、4はア
ンテナ線3上に設けられた給電点、5a、5b、5c
は、ガラス板1上に設けられたバスバーであり、ヒータ
ー線2に給電する機能を有する。
本的構成を図1に示す。図1において、1は自動車のリ
ヤーの窓のガラス板、2はヒーター線、3はガラス板1
上に設けられたアンテナ導体であるアンテナ線、4はア
ンテナ線3上に設けられた給電点、5a、5b、5c
は、ガラス板1上に設けられたバスバーであり、ヒータ
ー線2に給電する機能を有する。
【0008】7a、7bは高周波用のコイル、8はチョ
ークコイル、9はコンデンサー、10はバッテリー、1
1選択回路である。
ークコイル、9はコンデンサー、10はバッテリー、1
1選択回路である。
【0009】実施例は、アンテナ線3を単極アンテナと
し、バスバー5a、5b、5cとヒーター線2からなる
コの字状のデフォッガーを双極アンテナとして使用せん
とするものである。ここで、双極アンテナとは、給電点
を2ケ有し、給電点間の電位差を受信信号として利用す
るアンテナをいう。
し、バスバー5a、5b、5cとヒーター線2からなる
コの字状のデフォッガーを双極アンテナとして使用せん
とするものである。ここで、双極アンテナとは、給電点
を2ケ有し、給電点間の電位差を受信信号として利用す
るアンテナをいう。
【0010】アンテナ線3は、給電箇所として、給電点
4を1ケ有しており、受信によりアンテナ線3に励起さ
れた電圧は、接地、すなわち、自動車のボディとの間に
電位差を生じるため、アンテナ線3は、単極アンテナと
して機能する。
4を1ケ有しており、受信によりアンテナ線3に励起さ
れた電圧は、接地、すなわち、自動車のボディとの間に
電位差を生じるため、アンテナ線3は、単極アンテナと
して機能する。
【0011】また、実施例では、アンテナ線3は最上部
のヒーター線3と近接しており、直流的には接続してい
ないが、高周波的には、いわゆる容量結合として接続さ
れている。デフォッガーをアンテナとして利用し、受信
感度を向上させるためである。なお、必ず容量結合させ
なければならないわけではなく、容量結合させるか否か
は、必要に応じて定められる。
のヒーター線3と近接しており、直流的には接続してい
ないが、高周波的には、いわゆる容量結合として接続さ
れている。デフォッガーをアンテナとして利用し、受信
感度を向上させるためである。なお、必ず容量結合させ
なければならないわけではなく、容量結合させるか否か
は、必要に応じて定められる。
【0012】デフォッガーは、双極アンテナとして機能
する。左右に必要な幅があり、給電をデフォッガーの両
側から取っているからであり、受信によってバスバー5
a、5b間に生じる電位差を受信信号として利用する。
する。左右に必要な幅があり、給電をデフォッガーの両
側から取っているからであり、受信によってバスバー5
a、5b間に生じる電位差を受信信号として利用する。
【0013】バッテリー10からの電流はチョークコイ
ル8を通り、高周波コイル7a、7bを介して、デフォ
ッガーへ送られ、曇止がなされる。
ル8を通り、高周波コイル7a、7bを介して、デフォ
ッガーへ送られ、曇止がなされる。
【0014】チョークコイル8は、放送周波数帯におい
て、デフォッガーを接地より絶縁するための機能を有
し、高周波コイル7a、7bは高周波域においてチョー
クコイル8の劣化する特性を補完するために必要に応じ
て挿入される。
て、デフォッガーを接地より絶縁するための機能を有
し、高周波コイル7a、7bは高周波域においてチョー
クコイル8の劣化する特性を補完するために必要に応じ
て挿入される。
【0015】コンデンサー9はノイズ防止等の機能を有
する。
する。
【0016】選択回路11は、アンテナ線3からの受信
信号と、デフォッガーからの受信信号の内、強い方を選
択して、受信機に送る機能を有する。
信号と、デフォッガーからの受信信号の内、強い方を選
択して、受信機に送る機能を有する。
【0017】図2、図3は、実施例のアンテナの指向特
性を示す。図2は水平偏波面、図3は垂直偏波面につい
てのものであり、図2、図3において90°は自動車正
面からの電波到来を示し、0°は自動車右側面からの電
波到来を示す。また、20,25はアンテナ線3すなわ
ち単極アンテナの指向特性であり、21、26はデフォ
ッガーをアンテナとして使用した場合、すなわち双極ア
ンテナの指向特性である。
性を示す。図2は水平偏波面、図3は垂直偏波面につい
てのものであり、図2、図3において90°は自動車正
面からの電波到来を示し、0°は自動車右側面からの電
波到来を示す。また、20,25はアンテナ線3すなわ
ち単極アンテナの指向特性であり、21、26はデフォ
ッガーをアンテナとして使用した場合、すなわち双極ア
ンテナの指向特性である。
【0018】実施例では、アンテナ線3又はデフォッガ
ーからの受信信号のうち強い方の信号を選択して利用す
るため、水平・垂直、どちらの偏向波面においても指向
特性に優れたダイバーシティ受信効果を得ることができ
た。
ーからの受信信号のうち強い方の信号を選択して利用す
るため、水平・垂直、どちらの偏向波面においても指向
特性に優れたダイバーシティ受信効果を得ることができ
た。
【0019】なお、以上述べた実施例では、1枚の窓の
ガラス板に、単極アンテナ、双極アンテナを設けたが、
フロント窓、サイド窓、リヤー窓、それぞれのガラス板
に、単極アンテナ、双極アンテナを一緒に、又は別々に
設けてダイバーシティ受信を行ってもよい。
ガラス板に、単極アンテナ、双極アンテナを設けたが、
フロント窓、サイド窓、リヤー窓、それぞれのガラス板
に、単極アンテナ、双極アンテナを一緒に、又は別々に
設けてダイバーシティ受信を行ってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、同一の偏波面において、異な
る指向特性を有する単極アンテナと双極アンテナを利用
し、両者のそれぞれの受信信号のうち、強い方を選択し
て利用するため、無指向性の受信特性を得ることができ
る。
る指向特性を有する単極アンテナと双極アンテナを利用
し、両者のそれぞれの受信信号のうち、強い方を選択し
て利用するため、無指向性の受信特性を得ることができ
る。
【0021】更には、有指向性のアンテナを利用してい
るため、位相差を有するビル等の反射波と本来の電波と
の同時受信の可能性が少なく、これを原因とするマルチ
パスノイズも低減されるという効果も認められる。
るため、位相差を有するビル等の反射波と本来の電波と
の同時受信の可能性が少なく、これを原因とするマルチ
パスノイズも低減されるという効果も認められる。
【図1】実施例の基本的構成図
【図2】実施例のアンテナ線3とデフォッガーの水平偏
波面における指向特性図
波面における指向特性図
【図3】実施例のアンテナ線3とデフォッガーの垂直偏
波面における指向特性図
波面における指向特性図
【図4】従来の自動車用のダイバーシティガラスアンテ
ナの基本的構成図
ナの基本的構成図
1:窓のガラス板 2:ヒーター線 3:アンテナ線 4:給電点 5a、5b、5c:バスバー 8:チョークコイル 10:バッテリー 11:選択回路
Claims (1)
- 【請求項1】自動車のリヤー窓のガラス板に、ヒーター
線とヒーター線に給電する3つのバスバーとを有する通
電加熱式のコの字状のデフォッガーと、デフォッガーと
の間で直流電流の送受は行われないが高周波電流の送受
は行われるように所定間隔をおいて近接させて容量結合
させた所定パターンのアンテナ導体とを設け、一のバス
バー(5b)とバッテリーとの間及び他方のバスバー
(5a)と接地との間にチョークコイルを挿入接続した
自動車用のダイバーシティガラスアンテナにおいて、 アンテナ導体を単極アンテナとして利用し、一のバスバ
ー(5b)と他方のバスバー(5a)から給電すること
によって、デフォッガーを双極アンテナとして利用し、
アンテナ導体とデフォッガーの受信信号の中から受信感
度の強い方の受信信号を選択使用することを特徴とする
自動車用のダイバーシティガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127800A JPH07336124A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 自動車用のダイバーシティガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127800A JPH07336124A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 自動車用のダイバーシティガラスアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07336124A true JPH07336124A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14968994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6127800A Pending JPH07336124A (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 自動車用のダイバーシティガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07336124A (ja) |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP6127800A patent/JPH07336124A/ja active Pending
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