JPH07335167A - 走査型プローブ加工観察装置 - Google Patents

走査型プローブ加工観察装置

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JPH07335167A
JPH07335167A JP6126083A JP12608394A JPH07335167A JP H07335167 A JPH07335167 A JP H07335167A JP 6126083 A JP6126083 A JP 6126083A JP 12608394 A JP12608394 A JP 12608394A JP H07335167 A JPH07335167 A JP H07335167A
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義実 川浪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料上の加工領域が大きくなっても、高い精
度で加工できる走査型プローブ加工観察装置を提供す
る。 【構成】 開示の走査型プローブ加工観察装置では、試
料の任意の領域を観察して第1のイメージを形成し、前
記試料の観察領域の一部を拡大観察して第2のイメージ
を形成し、前記第1のイメージを構成する画素のアドレ
スと前記第2のイメージを構成する画素のアドレスをそ
れぞれ前記試料上の絶対的アドレスに関係付ける。ま
た、試料の任意の領域を最大の倍率で観察しそのイメー
ジデータを保存しておく。上記イメージデータを圧縮し
て観察領域の画面上に表示する。この画面を参照し、保
存されたイメージデータを任意に呼び出して加工領域を
指定する画面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集束イオンビーム、電子
ビーム、光ビームおよび探針等を用いた走査型の顕微
鏡、検査装置、分析装置および微細加工装置等において
利用される走査型プローブ加工観察装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】走査型プローブ加工観察装置は、試料上
をプローブでラスター走査しながら試料から発生する2
次粒子の強度信号を記憶して試料の像を形成し、それを
表示する装置であり、かつ前記表示した試料像上で加工
する領域の設定を行なわせて、その領域をプローブで走
査することにより試料を加工する装置である。従来の装
置として、収束イオンビームを用いて半導体デバイスの
観察及び加工を行う装置が知られている。
【0003】例えば、ソリッド・ステート・テクノロジ
ー(1987年)第77頁から第78頁(Solid State Tech
nology (1987) pp.77-78)には、プローブとして収束イ
オンビームを用いるこの種の装置が示されている。該装
置では、イオンビームを試料へ照射したときに得られる
二次電子を用いて試料のイメージが形成される。試料の
加工領域はこのイメージを表示する画面上で指定され
る。指定された試料上の加工領域には観察モードとは異
なる条件でイオンビームが照射され、そこに目的に応じ
た加工が施される。
【0004】この装置では、試料上のアドレス指定され
た一点へプローブたるイオンビームが照射される。アド
レスが変更されると、該変更されたアドレスにより指定
された次の一点へビームがステップし、そこを照射す
る。観察イメージを表示する画面の画素のアドレスと試
料においてプローブの照射点を規定する前記アドレスと
は一対一の関係にある。
【0005】加工モードでは、既述のように加工領域が
観察イメージを表示する画面上で指定され、また画面の
画素のアドレスと試料上のアドレスが対応しているの
で、加工領域を指定する精度は観察イメージを表示する
画面の分解能に依存することとなる。換言すれば、該画
面の画素の単位が加工領域を指定するときの最小単位と
なる。したがって、加工の精度は観察イメージの倍率で
規定されることとなる。ここで、試料上でアドレス指定
される隣り合う2点の間隔が小さいほど観察時の倍率は
大きくなり、一方、加工の精度は高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
大きな加工領域ほど低倍率の観察像を用いて指定される
ため、加工精度が確保できない、という問題があった。
【0007】本発明は、加工領域の大きさにかかわら
ず、一定の加工精度を確保することが出来る走査型プロ
ーブ加工観察装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次のような
手段を用いることにより達成される。
【0009】この発明の1つの局面によれば、まず観察
モードにおいて、加工すべき領域の全体を含む試料の低
倍率観察像がリファレンスイメージとして形成される。
このリファレンスイメージの原点を試料上の1のアドレ
スと関係付ける。実施例では、イオンビームがニュート
ラルの状態、即ち何ら偏向を受けていないときに照射さ
れる試料上の基準点とリファレンスイメージの当該原点
とを一致させている。このリファレンスイメージの観察
倍率が基本となる第1の倍率であり、そのシフトデータ
は(0,0)である。
【0010】次に、この発明では、リファレンスイメー
ジを参照して、再度観察モードを実行し、リファレンス
イメージのうちの関心のある部分、例えば、細かい加工
の必要な部分や加工領域のエッジを拡大して観察する。
これにより、第2のイメージが形成される。このとき、
第2のイメージの原点のリファレンスイメージの原点に
対する二次元的シフト量及び第2のイメージと第1のイ
メージの倍率の相違から、第2のイメージの画素のアド
レスは、試料上のアドレスに対応付けられる。第2のイ
メージはリファレンスイメージより高い倍率で観察して
得られたものであるから、その画素のアドレスは、試料
においてより小さいピッチでアドレス指定された点に対
応している。したがって、第2のイメージを用いて加工
領域の指定を行えば、より精度の高い加工を行える。
【0011】第2のイメージはリファレンスイメージの
部分拡大像であるから、一枚の第2のイメージを用いて
加工領域の全体をカバーできない場合がある。ガバーで
きない中に高倍率像の観察が必要な領域が含まれている
場合は、再度リファレンスイメージを表示し、上記と同
様な操査を繰り返し、第3のイメージを形成することと
なる。
【0012】この明細書に開示されている発明の第2の
局面によれば、上記における第3のイメージを容易に形
成できるようにする。
【0013】リファレンスイメージを第2のイメージの
観察倍率と同一の倍率に拡大し、それと第2のイメージ
とを合成し、該合成イメージを画像メモリに保存する。
最初、画面上には第2のイメージが現れているが、画面
をスクロールしていくと、合成イメージが画像メモリか
ら順次読み出され、画面の表示される。オペレータは第
2のイメージに連続する拡大されたリファレンスイメー
ジをたどって行くことにより、目的とする部分へ間違え
なく、かつ迅速に到達できる。そして、その部分の第3
のイメージを観察する。ここにおいて、第2のイメージ
とリファレンスイメージとを合成するとき、第2のイメ
ージのシフトデータ及び両イメージの観察倍率の比が必
要とされる。
【0014】この発明の第3の局面によれば、上記リフ
ァレンスイメージに対応する試料の領域全体を最大の倍
率で観察し、そのデータを大きな容量のメモリへ保存し
ておく。このデータを一対一の対応で表示装置に表示し
ようとすると、巨大な表示装置が必要とされ、それは現
実的でない。第1の局面と同様にして大容量メモリ内の
データのアドレスと試料上のアドレスとは一対一の対応
関係にある。大容量メモリ内のデータは周知の方法で圧
縮され通常の表示装置の画面に表示される。したがっ
て、一定の規則に従い、該表示装置の画面の1つのアド
レスはメモリ内の複数のデータのアドレスに対応してい
る。圧縮データイメージをリファレンスイメージとして
用いれば、その任意の部分は大容量メモリ内のデータを
用いて拡大できる。このようにして形成された拡大イメ
ージの画素のアドレスは大容量メモリ内のデータのアド
レスに対応しているので、該拡大イメージの画面のアド
レスは試料上のアドレスに対応される。したがって、加
工を要する領域を該拡大イメージを介して指定すること
により、該拡大イメージの分解能に対応する高い精度で
加工できることとなる。
【0015】実施例では、収束イオンビームが例に採り
上げられているが、試料の特性、加工目的等に応じて、
電子ビーム装置、光ビーム装置のみならずSTM等のプ
ローブとして探針を有する装置にも本発明を適用でき
る。
【0016】以下、画面上の画素のアドレスを倍率とシ
フト量に基づいて試料上のアドレスに関係付ける他の方
法を説明する。
【0017】(1)表示ウインドウの分解能と走査点の
分解能の関係 プローブの走査点のアドレス分解能を、試料像表示ウイ
ンドウのピクセルのアドレス分解能に対して、2の整数
乗(2^Nmax)倍だけ大きくする。
【0018】すなわち、走査点のアドレス(X,Y)の
それぞれの数を2^Ndとし、表示ウインドウのピクセ
ルのアドレス(x,y)のそれぞれの数を2^Npとお
いて、以下の式を成立させる。
【0019】
【数1】 Nd=Np+Nmax …(数1) ここで、Nd,Np,Nmaxは正の整数である。
【0020】(2)表示ウインドウと全体試料像の関係 プローブの走査領域全体の試料像をあらかじめ倍率指定
(2^N)に合わせて生成しておき、この全体試料像の
一部をシフト指定(xs,ys)に合わせて試料像表示
ウインドウに表示する。
【0021】すなわち、全体試料像のピクセルのアドレ
ス(x’,y’)のそれぞれの数を2^Nvとし、全体
試料像のピクセルの値をU(x’,y’)、表示ウイン
ドウのピクセルの値をI(x,y)とおいて、以下の式
を成立させる。
【0022】
【数2】 I(x,y)=U(x+xs,y+ys) …(数2)
【0023】
【数3】 Nv=Np+N …(数3) ここで、xs,ysは整数である。N,Nvは正の整数
である。またNは以下の式を満たす。
【0024】
【数4】 0=<N=<Nmax …(数4) 図3Bに示す例では、シフト量xsが0、シフト量ys
が1である。また倍率2^Nは2である。
【0025】(3)表示ウインドウと試料像の関係 試料像と試料像表示ウインドウとはピクセルのアドレス
を一対一対応させる。また、取得した試料像は、その時
点での倍率指定とシフト指定とセットでこれを蓄積する
が、試料像表示ウインドウへ直接には表示しない。
【0026】すなわち、試料像を取得するには、以下の
式によって試料像のピクセルのアドレス(x,y)に対
応づけられたアドレス(X,Y)の一連の走査点にプロ
ーブを照射して、各走査点からの2次粒子信号を対応す
る試料像の各ピクセルの値にメモリする。
【0027】
【数5】 X=(x+xs)P+C Y=(y+ys)P+C …(数5) ここで、PとCは倍率に関係する量で以下のように定義
される。
【0028】
【数6】 P=P(N)=2^(Nmax-N) C=C(P)=(P−1)div2,または0 …(数6) 図3A−Cに示す例では、C(P)は常に0としてい
る。
【0029】(4)全体試料像と試料像の関係 プローブの走査領域全体の試料像は、倍率指定が変わっ
たとき、または新規に試料像を取得したときに生成す
る。また、全体試料像はそれまでに蓄積した試料像を合
成して生成する。
【0030】(5)加工領域の指定と表示方法 加工領域の指定は走査点のアドレスの集合で表すが、こ
れを試料像表示ウインドウから設定するためには、試料
像表示ウインドウのピクセルのアドレスを上記走査点の
アドレスへ式(数5)によって一義的に対応づける。
【0031】また、加工領域の指定を試料像表示ウイン
ドウの上に表示するためには、上記走査点のアドレスを
以下の式により試料像表示ウインドウのピクセルのアド
レスに対応づける。(対応するアドレスがない場合は表
示しない。)
【0032】
【数7】 X+k=x’ P+C=(x+xs)P+C Y+k=y’ P+C=(y+ys)P+C …(数7) ただし、kは整数で以下の条件を満たす。
【0033】
【数8】 P>1の場合、−C=<k<−C+(P−1) P=1の場合、k=0 …(数8) (6)全体試料像の合成方法 プローブの走査領域全体の試料像を合成するには、蓄積
した試料像を付随する倍率指定にしたがって大きさを変
え、それらを付随するシフト指定にしたがって新しいも
のほど上になるように重ね合わせる。
【0034】すなわち、j番目に蓄積した試料像をTj
(x,y)、これに付随する倍率指定を2^Nj、シフ
ト指定を(xsj,ysj)として、Tj(x,y)を
以下に示す方法でUj(x’,y’)へと変換した後、
0でないUj(x’,y’)の中で一番新しい(すなわ
ちjの小さい)ものを全体試料像U(x’,y’)とす
る。ここで、以下の条件(ア)〜(ウ)を満足する(X
p,Yp)が存在しなければUj(x’,y’)は0と
し、存在すれば以下のようにする。
【0035】
【数9】 Uj(x’,y’)=Tj(x,y) …(数9) (ア)Nj=N の場合
【0036】
【数10】 x’=x+xsj y’=y+ysj …(数10) (イ)Nj>N の場合
【0037】
【数11】 x’ P+C=(x+xsj)Pj+Cj y’ P+C=(y+ysj)Pj+Cj …(数11) (ウ)Nj<N の場合
【0038】
【数12】 (x’+k)P+C=(x+xsj)Pj+Cj (y’+K)P+C=(y+ysj)Pj+Cj −Cj=<kP<−Cj+(Pj−1) …(数12) 以上では、kは整数であり、pj,Cjは以下のように
定義した。
【0039】
【数13】 Pj=P(Nj) Cj=C(Pj) …(数13) ここで、条件(イ)の式(数11)は下式(数14)に
置き換えてもよい。ただし、この場合には複数の(x,
y)が条件を満たすので、これらのTj(x,y)の平
均値をUj(x’,y’)の値とする必要がある。
【0040】
【数14】 x’ P+C=(x+k+xsj)Pj+Cj y’ P+C=(y+k+ysj)Pj+Cj −C=<kPj<−C+(P−1) …(数14)
【0041】
【作用】上記手段により、試料上のプローブで走査可能
な領域全体をウィンドウ内でスクロールして観察できる
ので、加工領域の大きさに関係なく同じように加工領域
の位置合わせができる。また、試料の加工領域の位置合
わせに必要な部分を最大の倍率にして像を取り込むこと
で、加工領域の位置合わせを常にプローブの走査分解能
で行なえる。プローブの走査アドレスの分解能は試料像
の表示ピクセルの分解能に対していくらでも高くでき
る。
【0042】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0043】図1は、実施例の収束イオンビームを用い
た加工観察装置の構成を示す。
【0044】実施例の加工観察装置はビーム走査装置1
と制御装置20とから構成される。ビーム走査装置1は
イオン源2を備える。レンズ系3は該イオン源2からイ
オンを引き出し、ビーム4を形成する。偏向系5によ
り、ビーム4の試料6に対する照射位置が偏向される。
試料6はステージ7に保持されており、ステージ7は試
料6を水平方向に移動できる。さらには必要に応じ試料
6を傾けることもできる。試料6にビームが照射される
と試料6の表面から2次電子が放射され、該2次電子は
検出器8に補足されデジタル信号に変換される。参照番
号9は増幅器であって制御装置20から入力される信号
を増幅する。このビーム走査装置1では、偏向系5へ入
力される信号が空(ニュートラル)の場合、すなわちビ
ームが何ら偏向されていない場合、ビーム4が照射され
る試料の点を基準点(0,0)とする(図2参照)。そ
して、制御装置20より信号が入力されると、該信号に
対応する試料上の点(X,Y)ヘビームは偏向される。
信号はこの点のアドレスを指定している。ステージ7に
は、基準マーク10が付されている。ビーム4をこの基
準マーク10へ照射することにより基準点のずれが検出
され、必要に応じ、ずれの補正が行われる。かかるビー
ム走査装置1には、株式会社日立製作所が提供する収束
イオンビーム装置(型番:FB4080若しくはFB2
000)を使用することができる。
【0045】次に制御装置20について説明する。
【0046】スキャン回路21は、ビームをラスタース
キャンするための基本的な信号を発生する。この信号は
表示画面の画素に対応するアドレスを指定する。この信
号は、補正回路23で補正され、スイッチ25及びD/
Aコンバータ27、更にはアンプ9を介して偏向系5へ
入力される。補正回路23には、入力装置29及び31
から倍率及びシフトデータがそれぞれ入力される。スキ
ャン回路21で発生された基本的な信号は入力された倍
率及びシフトデータに基づき補正回路23において変調
され、出力される。なお、倍率及びシフトデータは制御
回路35にも入力され、それぞれメモリ40−2及び4
0−3に保存される。
【0047】入力された倍率が1倍(20倍)のとき、
ビームは最も大きく偏向され、もって試料上においてビ
ームの照射可能な最大の領域が観察される。ここにおい
て、ビームの照射される試料上のアドレスの間隔は最大
となる。実施例では、倍率は2のn乗、ただしnは0−
10の整数として入力可能である。例えば、2のk乗の
倍率が入力されたときには、試料上のアドレスの間隔は
1倍(20倍)のときのそれの1/2のk乗になり、も
って観察領域の一辺の長さが1/2のk乗になる。この
ような観察領域が一定の大きさの画面に表示されたと
き、イメージは2のk乗倍に拡大されたこととなる。
【0048】実施例の制御装置20はビームの照射位置
をより細かく制御する必要上、倍率を20で指定できる
ようにしたが、もちろん、倍率を3のn乗、4のn乗、
5のn乗…Nのn乗(但し、N、nはそれぞれ整数)と
することもできる。シフトデータが入力装置31から入
力されると、シフトデータに対応するアドレス(X1
1)が定められる。このアドレス(X1,Y1)を中心
として、第2のイメージが観察される。第2のイメージ
の観察領域はそのとき指定されている倍率と表示装置の
画面の画素の数から自動的に決定される。ビームを照射
する試料上のアドレスと画面の画素のアドレスとが一対
一の関係にあることに注意されたい。
【0049】観察モードにおいて、検出器8により検出
された信号はスキャン回路21のタイミングと同期して
バッファメモリ33へ順次取り込まれる。制御回路35
はバッファメモリ33のデータからイメージデータを生
成するとともに、該イメージデータをイメージメモリ4
0−1に格納する。観察の倍率及びシフトデータは、該
イメージメモリ40−1に関連付けてそれぞれ倍率メモ
リ40−2及びシフトメモリ40−3に保存される。制
御回路35はイメージデータ、倍率データ及びシフトデ
ータを表示装置50へ送りそこに表示させる。イメージ
データは画面51に表示され、倍率は画面53に表示さ
れ、画面57には観察領域が表示される。
【0050】画面51に表示されるカーソルをマウス5
9で移動させることにより、その任意の画素を指定でき
る。指定された画素はそのアドレスが読み取り装置61
で読み取られる。アドレス演算回路63は読み取られた
画素のアドレスから、倍率データ及びシフトデータを参
照して、対応する試料上のアドレスを特定する。特定さ
れた試料上のアドレスは、アドレスメモリ65に保存さ
れる。このアドレスは加工モードにおいて、図1上
(A)で示されるようにスキャン回路71へ入力され
る。
【0051】加工モードにおいては、スキャン回路71
で発生された信号がスイッチ25、D/Aコンバータ2
7及びアンプ9を介して偏向系5へ入力される。このス
キャン回路71では、画面51より指定された2点のア
ドレスを対角線上の終点として規定される矩形に含まれ
る試料上の指定し得る全てのアドレスを演算する回路が
含まれる。即ち、加工モードにおいては、観察モードの
最大の倍率に対応したピッチでビームが走査される。
【0052】次に、実施例の装置の動作について、第1
図、図4及び図5のフローチャート及び表示装置50の
画面を示す図6−10を参照しながら説明する。なお、
加工領域は図6の画面51−1に示す図形において横に
延びる矩形部分とする。
【0053】ステップ1において、ステージ7を移動さ
せてビーム4に対する試料の位置を任意に決める。そし
て、試料を任意の第1の倍率2kで観察し、リファレン
スイメージデータを得る。このとき、試料におけるニュ
ートラル状態のビームの照射位置(X=0,Y=0)が
リファレンスイメージの原点(x=0,y=0)に対応
する。取り込まれたイメージデータは、ビーム4の照射
された試料上のアドレスにそれぞれ対応している。リフ
ァレンスイメージデータはイメージメモリ40−1に保
存される。入力装置29から入力された第1の倍率及び
自動的に定まるリファレンスイメージの原点(0,0)
はそれぞれ倍率メモリ40−2及びシフトメモリ40−
3に保存される。
【0054】ステップ3では、図6に示すようにリファ
レンスイメージが表示装置50の画面51に表示され
る。この画面51−1の画素のアドレス(x,y)はイ
メージメモリ40−1のアドレスに対応しており、該メ
モリのアドレスは倍率をパラメータとして試料上のアド
レス(X,Y)に対応しているので、画素のアドレス
(x,y)は試料上のアドレス(X,Y)に対応するこ
ととなる。画面上の画素のアドレスはアドレス演算回路
63により試料上のアドレスに対応付けられる。なお、
画面53−1には第1の倍率が表示され、画面57−1
には観察領域が表示される。リファレンスイメージの領
域を基準として後述の各イメージは観察されるので、画
面57−1ではその全域が表示領域とされる。
【0055】ステップ5ではリファレンスイメージを部
分的に拡大する。拡大するに先立ち、図6の画面51−
1において、拡大する部分の中心へカーソル81を移動
させる。カーソルの移動先の画素のアドレス(x1,y
1)から演算回路63により試料上のアドレス(X1,
Y1)が演算される。この試料上のアドレス(X1,Y
1)が第1のシフトデータとなるので、制御回路内の図
示しないレジスタに保存しておく。ここでまた、倍率2
のk+2乗を入力すると、拡大表示される領域が点線8
3で表示される。記述の如く、画面51−1の大きさに
限りがあるので拡大できる領域は倍率により自動的に規
定される。その後、拡大を実行すると、図7の画面が現
れる。この処理は、制御回路35が周知の方法で行う。
図7の画面51−2では、イメージの輪郭のラインが太
く表される。よって図6と図7とでは分解能が同じであ
る。図7の画面51−2においてリファレンスイメージ
の第1の原点は右下の頂点に一致している。画面57−
2には、図6の画面51−1に点線で囲まれた領域が示
されている。なお、指定された倍率2のk+2乗も制御
回路のレジスタに保存しておく。
【0056】ステップ7では、加工領域の注目する点、
この場合は加工領域の1つの基準点たるM点が画面51
−2に現れていることを確認する。
【0057】ステップ9では、第2の原点(X1,Y
1)を中心として第2の倍率2のk+2乗で再度観察を
実行する。この観察は、記述のとおり、補正回路23に
よりスキャン回路21からの基準信号を変調することで
行われる。このようにして得られた第2のイメージデー
タはイメージメモリ41−1に保存される。また、ステ
ップ5で暫定的に指定した第2の原点(X1,Y1)及
び倍率2のk+2乗を確定する。これにより、両者はそ
れぞれ、シフトメモリ41−3及び倍率メモリ41−2
に保存される。
【0058】ステップ11では、図8に示すように、画
面51−3に第2のイメージが表示される。画面51−
1及び51−3内の(○)は拡大の様子を示すための指
標であって、実際の画面には現れない。画面51−3の
原点(x,y)=(0,0)は試料上の(X1,Y1)
に対応していることは、図6から理解できる。同様にし
て、画面51−3の各画素のアドレスは試料上のアドレ
スと対応づけられる。第2のイメージはリファレンスイ
メージに比べて高い倍率で観察されており、試料上のア
ドレスがより細かく指定されているので、画面51−3
の画素に対応する試料上のアドレスには、画面51−1
の画素と対応していないものがある。
【0059】ステップ13では、第2のイメージにおい
て加工の第1の基準点Mを指定する。具体的には、マウ
ス59によりカーソル81を走査して該M点を指定す
る。
【0060】ステップ15において、M点の画面51−
3上のアドレス(xM,yM)がピクセル読み取り装置
61で読み取られ、そのアドレスに対応する試料上のア
ドレス(XM,YM)がアドレス演算回路63で演算さ
れる。演算時、メモリに保存されているシフトデータ及
び倍率が参照されることは先に説明した通りである。演
算された試料上のアドレス(XM,YM)はメモリ65
に保存される。
【0061】ステップ17では画面の内容がスクロール
される。このステップは図5のフローチャートに詳しく
記載されている。
【0062】制御回路35はイメージメモリ40−1に
保存されているリファレンスイメージデータを読出し、
それを第2のイメージの倍率と等倍にまで拡大し(実施
例では4倍することとなる。)、フレームメモリ90に
書き込む(ステップ171及び173)。ステップ17
5では、表示中の第2のイメージのデータを同じくフレ
ームメモリ90に書き込む。このとき、拡大されたリフ
ァレンスイメージにおいて第2のイメージに対応する部
分は、該第2のイメージのデータで書き換えられる。こ
れにより、これら2つのイメージがフレームメモリにお
いて合成されることとなる。なお、フレームメモリ90
の原点のアドレスをリファレンスイメージの原点のアド
レスと一致させておけば、リファレンスイメージと第2
のイメージとの位置合わせは、それぞれのシフトデータ
及び倍率を参照して実行される。フレームメモリ90の
アドレスはまた試料上のアドレスと対応していることも
理解される。よりイメージ的に説明すれば、第2のイメ
ージの原点を図7の画面51−2の原点へ一致させるこ
とにより、2つのイメージは合成される。
【0063】ステップ177では、フレームメモリ90
のデータを順次読み出すことで画面の内容をスクロール
する。図9には、表示領域を右側にシフトさせた場合の
例が示されている。画面51−4において、実線は第2
のイメージの一部であり、斜線の部分は拡大したリファ
レンスイメージの一部である。このようにして、画面の
内容をスクロールし、加工領域の右端が画面51−4の
ほぼ中央に現れたときにスクロールを止める。
【0064】この画面51−4の画素のアドレスはフレ
ームメモリ90のアドレスを介して試料上のアドレスと
対応されているので、ステップ7ないし11と同様な操
作を行うことにより第3のイメージを観察し、図10に
示すように表示する(ステップ19ないしステップ2
3)。加工領域の第2の基準点Nの試料上のアドレス
(XN,YN)もステップ25および27と同様な操作
によりメモリ65に保存される。
【0065】ステップ29では加工条件が設定装置73
から設定される。この加工条件は試料の特性、及び加工
の目的に応じて任意に設定される。実施例では、ビーム
の照射時間を観察モードのときより長くした。
【0066】ステップ31において、スキャン回路71
は、試料上の基準点M及びNを1つの対角線の終点した
矩形領域に含まれるアドレスを演算する。このアドレス
は、観察モードにおいて最大倍率でビームを走査すると
きに指定されるアドレスに対応する。
【0067】上の実施例では、図7のごとく拡大された
リファレンスイメージにおいて加工領域の基準点を定め
ているが、この基準点は図6に示すリファレンスイメー
ジそのものにおいて指定することもできる。加工領域の
指定の方法も上記のように2つの基準点を用いるものに
限定されず、加工領域の輪郭をすべて指定することとし
てもよい。また、第2及び第3のイメージにおいて、加
工領域を塗り潰すことにより、該加工領域に含まれるア
ドレスをすべて指定することもできる。
【0068】上の実施例では、図9の様に画面の内容を
スクロールするとき、リファレンスイメージと第2のイ
メージを合成したものを用いた。実施例の装置によれ
ば、観察されたイメージはその倍率とシフトデータとと
もに保存されるので、3つ以上のイメージであっても同
様に合成し、画面においてその合成イメージをスクロー
ルすることができる。図11にはシフトデータの異なる
複数の観察イメージが観察の倍率とともに模式的に示さ
れている。図12にはそれらの合成イメージが示されて
いる。図12の合成イメージでは、新しく観察したイメ
ージが古いものの上に重ねられている。
【0069】図13には他の実施例の加工観察装置が示
されている。図1と同じ要素には同じ参照番号を付しそ
の説明を部分的に省略する。
【0070】この装置は加工モードにおいて観察モード
と同じビームが用いられることに注目し、加工モードに
おいてもイメージを形成するものである。図1との比較
において、図13ではメモリ43が追加されているとと
もに、バスライン(C)によって加工用の補正回路71
と制御回路135とが連結されていることに注目された
い。
【0071】この実施例の動作を図14に示す。図14
のフローチャートにおいてステップ31以前は図4と同
じステップが実行される。ステップ133では、観察倍
率及び観察領域の原点の指定が要求される。これらの指
定は観察モードと同様にリファレンスイメージを用いて
行われ、メモリ43−2及び43−3にそれぞれ保存さ
れる。制御回路135は上記倍率と観察領域より、加工
モード観察領域でカバーされる全ての試料上のアドレス
を演算し、それを制御回路の所定の内部メモリに保存す
る(ステップ135)。加工時、ビームが照射された試
料上のアドレスからそれぞれ発生した二次電子は検出器
8で補足されて、バッファメモリ33へ一旦保存され
る。制御回路135は、補正回路71の出力信号を読み
込んで、その信号で指定される試料上のアドレスと内部
メモリに保存した加工モード観察領域のアドレスとを比
較し(ステップ137)、両者が同一のときそのバッフ
ァメモリ33のデータを取り込んで(ステップ13
9)、イメージメモリ43−1に書き込む(ステップ1
41)。これにより、イメージメモリ43には加工領域
のイメージデータが保存されることとなる。この加工領
域のイメージデータと関連づけて倍率及びシフトデータ
が保存されているので、この加工イメージを他のイメー
ジへ重ね合わせることができる。
【0072】更には、ステップ143に示されるよう
に、観察データを実時間で画面に表示することにより、
加工の推移を観察できるようにすることもできる。図1
5には、加工モード観察データを実時間で表示する表示
画面の例が示されている。図15の表示画面150にお
いて、画面151は加工領域の指定画面である。画面1
57は観察領域を示す。画面153を観察の倍率を示
す。画面155が加工モードにおいて観察されたイメー
ジを表示する。
【0073】図16には他の実施例の加工観察装置が示
されている。図1と同じ要素には同じ参照番号を付しそ
の説明を部分的に省略する。
【0074】この実施例では、先の実施例のリファレン
スイメージに相当する試料の領域(図6の画面51−1
に示される領域)をあらかじめ最高の分解能若しくはそ
れに近い分解能で観察し、観察データをメモリ140−
1に保存する。このメモリのアドレスは試料のアドレス
に一対一に対応している。メモリ140−2にはこの高
い観察倍率が保存され、メモリ140−3にはシフトデ
ータとして(0,0)が保存される。イメージメモリ1
40−1の記憶容量は非常に大きく、その全てのアドレ
スを通常の表示装置の画面の画素のアドレスと一対一に
対応させることはできない。制御回路235はイメージ
メモリ140−1のデータを圧縮し、フレームメモリ1
90へ保存する。このフレームメモリのアドレスとイメ
ージメモリ140−1のアドレスとは一対nに関連づけ
られている。なお、バッファメモリ33をイメージメモ
リとして使用することもできる。
【0075】リファレンスイメージとしてこのフレーム
メモリ190のデータが画面に表示される。表示の内容
は図6と同じである。
【0076】加工の基準点を検索するためにリファレン
スイメージにおいて拡大すべき領域が、原点及び倍率に
基づいて先の実施例と同様に指定されると(例えば図6
の点線で囲まれた部分が指定されると)、制御装置23
5は当該領域に含まれる試料上のアドレス(これはイメ
ージメモリ140−1のアドレスに等しい)を演算す
る。そして、そのアドレスにあるデータをイメージメモ
リ140−1から読出し、画面に表示する(画面の表示
は図7と同じ)。同様にして図10の画面が得られる。
これらの図面から加工領域の基準点を指定し、それに基
づいて加工モードを実行できることは図1の実施例と同
様である。
【0077】この実施例によれば、最初に最高の倍率で
観察を行うため、観察に時間がかかり、また、イメージ
メモリ140−1に大きな記憶容量が要求されるが、最
初の観察により得られる情報量が多いので、その応用範
囲が広がる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、加工領域の大きさに関
係なく同じように加工領域の位置わせができる。試料上
のプローブで走査可能な範囲内で任意の大きさの加工領
域を常にプローブの走査分解能の精度で設定できるの
で、プローブによる加工の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の加工観察装置の構成を
示す図である。
【図2】本発明の試料上のアドレスとビームとの関係を
示す図である。
【図3】(a)は画面の画素のアドレスと試料上のアド
レスとの対応関係を示す図である。(b)は画面の画素
のアドレスと試料上のアドレスとの対応関係を示す図で
ある。(c)は画面の画素のアドレスと試料上のアドレ
スとの対応関係を示す図である。
【図4】本発明の実施例の装置動作のフローチャートを
示す図である。
【図5】本発明の実施例の装置動作のフローチャートを
示す図である。
【図6】リファレンスイメージの表示画面を示す図であ
る。
【図7】リファレンスイメージの部分拡大イメージを示
す図である。
【図8】第2のイメージを示す図である。
【図9】スクロールされた画面内容を示す図である。
【図10】第3のイメージを示す図である。
【図11】倍率及びシフトデータの異なる複数のイメー
ジを模式的に示す図である。
【図12】図10のイメージデータの合成を示す図であ
る。
【図13】本発明の第2の実施例の加工観察装置の構成
を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施例の装置動作のフローチ
ャートを示す図である。
【図15】加工領域をリアルタイムで表示する画面の例
を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施例の加工観察装置の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1…加工観察装置本体、4…イオンビーム、5…偏向
系、6…試料、7…ステージ、8…検出器、9…増幅
器、10…基準マーク、20…制御装置、21…スキャ
ン回路、29…倍率入力装置、35…制御回路、40、
41、42、43…メモリ、50…表示装置、51…画
面、50−1…リファレンスイメージ、51−3、51
−5…第2のイメージ、59…マウス、61…読み取り
装置、63…アドレス演算装置。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を保持する手段、 所定の基準点に対する二次元的アドレスで指定される前
    記試料上の一点にプローブを位置決めする手段、 前記試料上のアドレスの変化に応じて前記プローブの位
    置をステップさせ、該プローブを前記試料上で走査する
    手段、 前記プローブを前記指定された試料上のアドレスへ位置
    決めすることにより生じる信号に基づき試料のイメージ
    を形成し、それを画面に表示する手段、 前記画面上において加工領域の指定を許容し、該加工領
    域に対応する前記試料の領域を与えられた条件で前記プ
    ローブにより走査し、該試料の領域を加工する手段、を
    有する加工観察装置本体と、 観察の倍率を指定する手段、 指定された倍率に応じて前記試料上のアドレスを変化さ
    せる手段、 第1の倍率で観察された前記試料における任意の領域の
    イメージをリファレンスイメージとして前記画面の表示
    させる手段、 前記第1の倍率を保存する手段、 前記リファレンスイメージを表示する画面上の1のアド
    レスを第1の原点として保存する手段、 前記リファレンスイメージの表示画面において、任意の
    部分を指定する手段、 該指定された部分の原点と前記第1の原点とを比較し、
    両者のシフトデータを保存する手段、 前記指定された部分につき前記第2の倍率で観察して得
    た第2のイメージを画面に表示させる手段、 前記第2のイメージを表示する画面上のアドレスに対応
    する前記試料上のアドレスを前記第1の倍率、第2の倍
    率及び前記シフトデータに基づき演算する手段、 該第2のイメージを表示する画面で指定された加工領域
    に対応する前記試料上のアドレスを前記演算手段で演算
    し、その演算結果に基づき、加工のために前記プローブ
    を走査させる手段、を有する前記加工観察装置本体に連
    結され、それを制御する制御装置と、を有する走査型プ
    ローブ加工観察装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の走査型プローブ加工観察
    装置において、前記プローブは収束イオンビームである
    ことを特徴とする走査型プローブ加工観察装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の走査型プローブ加工観察
    装置において、前記倍率は前記プローブのステップ幅に
    対応し、該倍率はNnで表される。但し、Nは正の整
    数、nは0又は正の整数であることを特徴とする走査型
    プローブ加工観察装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の走査型プローブ加工観察
    装置において、前記倍率は前記プローブのステップ幅に
    対応し、該倍率は2nで表される。但し、nは0又は正
    の整数であることを特徴とする走査型プローブ加工観察
    装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の走査型プローブ加工観察
    装置において、さらに加工のための前記イオンビームを
    前記試料の加工領域へ照射したときに得られる信号に基
    づき、該加工領域のイメージを形成する手段を設けたこ
    とを特徴とする走査型プローブ加工観察装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の走査型プローブ加工観察
    装置において、さらに前記加工領域のイメージを前記第
    2のイメージと同一の画面に表示する手段を設けたこと
    を特徴とする走査型プローブ加工観察装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の走査型プローブ加工観察
    装置において、前記加工領域のイメージを表示する手段
    は前記加工領域の加工の様子をリアルタイムに表示する
    ことを特徴とする走査型プローブ加工観察装置。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の走査型プローブ加工観察
    装置において、さらに前記第1の倍率と前記第2の倍率
    の比に基づき、前記リファレンスイメージを前記第2の
    イメージと同じ大きさに拡大する手段、 前記シフトデータに基づき、前記拡大されたリファレン
    スイメージの該当する部分へ前記第2のイメージを重ね
    る手段、 前記合成されたイメージを画面上でスクロールする手
    段、からなるイメージ合成手段を設けたことを特徴とす
    る走査型プローブ加工観察装置。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の走査型プローブ加工観察
    装置において、前記制御装置はさらに前記リファレンス
    イメージの表示画面において、任意の第2の部分を指定
    する手段、 該指定された第2の部分の原点と前記第1の原点とを比
    較し、両者の第2のシフトデータを保存する手段、 前記指定された第2の部分につき第3の倍率で観察して
    得た第3のイメージを画面に表示させる手段、 前記第3のイメージを表示する画面上のアドレスに対応
    する前記試料上のアドレスを前記第1の倍率、第3の倍
    率及び前記第2のシフトデータに基づき演算する手段、 該第3のイメージを表示する画面で指定された加工領域
    に対応する前記試料上のアドレスを前記演算手段で演算
    し、その演算結果に基づき、加工のために前記プローブ
    を走査させる手段、を有することを特徴とする走査型プ
    ローブ加工観察装置。
  10. 【請求項10】所定の基準点に対する二次元的アドレス
    で指定される試料上の一点にプローブを位置決めする手
    段、 前記試料上のアドレスの変化に応じて前記プローブの位
    置をステップさせ、該プローブを前記試料上で走査する
    手段、 前記プローブを前記指定された試料上のアドレスへ位置
    決めすることにより生じる信号に基づき試料のイメージ
    を形成し、それを画面に表示する手段、 前記画面上において加工領域の指定を許容し、該加工領
    域に対応する前記試料の領域を与えられた条件で前記プ
    ローブにより走査し、該試料の領域を加工する手段、を
    備えてなる加工観察装置を制御する制御装置において、 観察の倍率を指定する手段、 指定された倍率に応じて前記試料上のアドレスを変化さ
    せる手段、 第1の倍率で観察された前記試料における任意の領域の
    イメージをリファレンスイメージとして前記画面に表示
    させる手段、 前記第1の倍率を保存する手段、 前記リファレンスイメージを表示する画面上の1のアド
    レスを第1の原点として保存する手段、 前記リファレンスイメージの表示画面において、任意の
    部分を指定する手段、該指定された部分の原点と前記第
    1の原点とを比較し、両者のシフトデータを保存する手
    段、 前記指定された部分につき前記第2の倍率で観察して得
    た第2のイメージを画面に表示させる手段、 前記第2のイメージを表示する画面上のアドレスに対応
    する前記試料上のアドレスを前記第1の倍率、第2の倍
    率及び前記シフトデータに基づき演算する手段、 該第2のイメージを表示する画面で指定された加工領域
    に対応する前記試料上のアドレスを前記演算手段で演算
    し、その演算結果に基づき、加工のために前記プローブ
    を走査させる手段を有することを特徴とする走査型プロ
    ーブ加工観察装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の走査型プローブ加工
    観察装置において、前記プローブは収束イオンビームで
    あり、前記倍率は前記プローブのステップ幅に対応し、
    該倍率は2nで表される。但し、nは0又は正の整数で
    あることを特徴とする走査型プローブ加工観察装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の走査型プローブ加工
    観察装置において、さらに加工のための前記イオンビー
    ムを前記試料の加工領域へ照射したときに得られる信号
    に基づき、該加工領域のイメージを形成する手段を設け
    たことを特徴とする走査型プローブ加工観察装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の走査型プローブ加工
    観察装置において、さらに前記加工領域のイメージを前
    記第2のイメージと同一の画面に表示する手段を設けた
    ことを特徴とする走査型プローブ加工観察装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の走査型プローブ加工
    観察装置において、前記加工領域のイメージを表示する
    手段は前記加工領域の加工の様子をリアルタイムに表示
    することを特徴とする走査型プローブ加工観察装置。
  15. 【請求項15】請求項11に記載の走査型プローブ加工
    観察装置において、さらに前記第1の倍率と前記第2の
    倍率の比に基づき、絵前記リファレンススメージを前記
    第2のイメージと同じ大きさに拡大する手段、 前記シフトデータに基づき、前記拡大されたリファレン
    スイメージの該当する部分へ前記第2のイメージを重ね
    る手段、 前記合成されたイメージを画面上でスクロールする手段
    を有するイメージ合成手段を設けたことを特徴とする走
    査型プローブ加工観察装置。
  16. 【請求項16】所定の基準点に対する二次元的アドレス
    で指定される試料上の一点にプローブを位置決めする手
    段、 前記試料上のアドレスの変化に応じて前記プローブの位
    置をステップさせ、もって該プローブを前記試料上で走
    査する手段、 前記プローブを前記指定された試料上のアドレスへ位置
    決めすることにより生じる信号に基づき試料のイメージ
    を形成し、それを画面に表示する手段、 前記画面上において加工領域の指定を許容し、該加工領
    域に対応する前記試料の領域を与えられた条件で前記プ
    ローブにより走査し、該試料の領域を加工する手段、を
    備えてなる加工観察装置を制御する方法において、 観察の倍率を指定するステップ、 指定された倍率に応じて前記試料上のアドレスを変化さ
    せるステップ、第1の倍率で観察された前記試料におけ
    る任意の領域のイメージをリファレンスイメージとして
    前記画面に表示させるステップ、 前記第1の倍率を保存するステップ、 前記リファレンスイメージを表示する画面上の1のアド
    レスを第1の原点として保存するステップ、 前記リファレンスイメージの表示画面において、任意の
    部分を指定するステップ、 該指定された部分の原点と前記第1の原点とを比較し、
    両者のシフトデータを保存するステップ、 前記指定された部分につき前記第2の倍率で観察して得
    た第2のイメージを画面の表示させるステップ、 前記第2のイメージを表示する画面上のアドレスに対応
    する前記試料上のアドレスを前記第1の倍率、第2の倍
    率及び前記シフトデータに基づき演算するステップ、 該第2のイメージを表示する画面で指定された加工領域
    に対応する前記試料上のアドレスを前記演算手段で演算
    し、その演算結果に基づき、加工のために前記プローブ
    を走査させるステップ、を有することを特徴とする走査
    型プローブ加工観察装置の制御方法。
  17. 【請求項17】一つの画面上において第1のイメージに
    第2のイメージを合成する走査型プローブ加工観察装置
    において、 試料の任意の領域を観察して得た前記第1のイメージ、
    該第1のイメージの観察倍率及び所定の原点から該第1
    のイメージの原点のシフトを表す第1のシフトデータを
    保存する第1の保存手段、 前記試料の前記第2のイメージ、該第2のイメージの観
    察倍率及び前記所定の原点から該第2のイメージの原点
    のシフトを表す第2のシフトデータを保存する第2の保
    存手段、 前記第1のシフトデータと第2のシフトデータに基づ
    き、前記第2のイメージの画素の第1のイメージ上のア
    ドレスを演算する手段、 前記第1の倍率と前記第2の倍率の比に基づき、該第2
    のイメージの倍率を前記第1のイメージの倍率と等しく
    するために前記第2のイメージを圧縮若しくは拡大する
    手段、 前記第1のイメージにおいて、前記第2のイメージの重
    なる部分のデータをキャンセルし、その部分へ前記第2
    のイメージのデータを加えて、該第1と第2のイメージ
    を同時に表示する手段、を有することを特徴とする走査
    型プローブ加工観察。
  18. 【請求項18】走査型プローブ加工観察装置の第1のイ
    メージ上に第2のイメージを合成する方法において、 試料の任意の領域を観察して得た第1のイメージ、該第
    1のイメージの観察倍率及び所定の原点から該第1のイ
    メージの原点のシフトを表す第1のシフトデータを保存
    する第1のステップ、 前記試料の第2のイメージ、該第2のイメージの観察倍
    率及び前記所定の原点から該第2のイメージの原点のシ
    フトを表す第2のシフトデータを保存する第2のステッ
    プ、 前記第1のシフトデータと第2のシフトデータに基づ
    き、前記第2のイメージの画素の第1のイメージ上のア
    ドレスを演算するステップ、 前記第1の倍率と前記第2の倍率の比に基づき、該第2
    のイメージの倍率を前記第1のイメージの倍率と等しく
    するために前記第2のイメージを圧縮若しくは拡大する
    ステップ、 前記第1のイメージにおいて、前記第2のイメージの重
    なる部分のデータをキャンセルし、その部分へ前記第2
    のイメージのデータを加えて、該第1と第2のイメージ
    を同時に表示するステップを有することを特徴とする走
    査型プローブ加工観察装置の第1のイメージ上に第2の
    イメージを合成する方法。
  19. 【請求項19】走査型プローブ加工観察装置において、 試料を保持する手段、 所定の基準点に対する二次元的アドレスで指定される前
    記試料上の一点にプローブを位置決めする手段、 前記試料上のアドレスの変化に応じて前記プローブの位
    置をステップさせ、もって該プローブを前記試料上で走
    査する手段、 前記プローブを前記指定された試料上のアドレスへ位置
    決めすることにより生じる信号に基づき試料のイメージ
    を形成し、それを画面に表示する手段、 前記画面上において加工領域の指定を許容し、該加工領
    域に対応する前記試料の領域を与えられた条件で前記プ
    ローブにより走査し、該試料の領域を加工する手段、を
    有する加工観察装置本体と、 観察の倍率を指定する手段、 指定された倍率又は精度に応じて前記試料上のアドレス
    を変化させる手段、 第1の倍率で前記試料における任意の領域を観察したと
    きに得られる信号の全てを前記試料上のアドレスと関連
    付けたデータとして保存する第1のメモリ手段、 前記第1のメモリのデータのアドレスから前記試料上の
    アドレスを演算する第1の演算手段、 観察した領域が全て表示されるように該第1のメモリの
    データを圧縮して圧縮イメージを形成しそれを前記画面
    に表示する手段、 前記圧縮イメージの画素のアドレスから前記第1のメモ
    リのデータのアドレスを演算する第2の手段、 前記画面に表示された圧縮イメージの任意の部分の指定
    を許容する手段、 前記指定された部分につき拡大倍率の指定を許容する手
    段、 前記指定された部分に対応する前記第1のメモリのデー
    タを前記第2の演算手段を用いて参照し、該部分を前記
    指定された倍率で拡大して得た拡大イメージを前記画面
    に表示させる手段、 前記拡大イメージの画素のアドレスから前記第1のメモ
    リのデータのアドレスを演算する第3の演算手段、 前記拡大イメージを表示する画面で指定された加工領域
    に対応する前記試料のアドレスを、前記第3の演算手段
    及び第1の演算手段を用いて演算し、その演算結果に基
    づき、加工のために前記プローブを走査させる手段、を
    有する前記加工観察装置本体に連結され、それを制御す
    る制御装置と、を有する走査型プローブ加工観察装置。
  20. 【請求項20】走査型プローブ加工観察装置において、 試料の任意の第1の部分を観察し、第1のイメージを形
    成する手段、 前記試料の任意の第2の部分を観察し、第2のイメージ
    を形成する手段、前記第1のイメージを構成する画素の
    アドレスと前記第2のイメージを構成する画素のアドレ
    スをそれぞれ前記試料上の絶対的なアドレスに関係付け
    る手段、を有することを特徴とする走査型プローブ加工
    観察装置。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の走査型プローブ加工
    観察装置において、 前記第2の部分は前記第1の部分の一部であり、前記第
    2のイメージは前記第1のイメージより高い倍率で観察
    されていることを特徴とする走査型プローブ加工観察装
    置。
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