JPH0479140A - 荷電粒子ビーム装置及びその画像処理方法 - Google Patents
荷電粒子ビーム装置及びその画像処理方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【目次〕
概要
産業上の利用分野
従来の技術(第8図)
発明が解決しようとする課題(第9図)課題を解決する
ための手段(第1.第2図)作用 実施例(第3〜第7図) 発明の効果 〔概要] 荷電粒子ビーム装置、特に設計モニタ画像を参照しなが
ら被照射対象物に電子ビームを照射し、その画像取得処
理に基づいて該対象物の電圧測定やSEM像の観測をす
る装置の画像取得機能の向上に関し、 該被照射対象物の画像取得領域の観測倍率や取得位置に
応して設計モニタ画像の表示変更処理をすることなく、
該設計モニタ画像と該対象物のSEM像間でデータ変換
処理をし、該設計モニタ画像上で特定した画像表示領域
のSEM像を取得処理すること、及び画像取得系が取得
している被照射対象物の画像取得領域を設計モニタ画像
に表示処理することを目的とし、 その装置は、被照射対象物に荷電粒子ビームを出射する
荷電粒子発生源と、前記荷電粒子ビームを偏向走査する
偏向手段と、前記荷電粒子ビームの偏向走査に基づいて
前記被照射対象物の二次元画像を取得する画像取得手段
と、前記二次元画像を表示する第1の表示手段と、前記
被照射対象物の移動をする移動手段と、前記被照射対象
物の設計データに基づいて設計画像を表示する第2の表
示手段と、前記荷電粒子発生源、偏向手段2画像取得手
段、第1.第2の表示手段、移動手段の入出力を制御す
る制御手段とを具備し、前記制御手段が前記被照射対象
物の二次元画像に係る取得位置データ及び画像取得領域
データと、前記設計画像の画像表示データとに基づいて
該データ相互間の変換処理をすることを含各構成し、 前記装置において、前記第1の表示手段に表示される二
次元画像の画像取得領域が前記第2の表示手段に表示領
域枠として前記設計画像に合成表示され、かつ、前記制
御手段のデータ相互の変換処理に基づいて拡大・縮小変
化することを含み構成する。 〔産業上の利用分野〕 本発明は、荷電粒子ビーム装置及びその画像処理方法に
関するものであり、更に詳しく言えば、LSI設計モニ
タ画像を参照しながら被照射対象物の電圧測定やSEM
像の観測をする装置の画像取得領域の探索機能及びその
制御処理方法に関するものである。 近年、高集積、超微細化する半導体集積回路装置(以下
LSIという)等の被照射対象物に両型粒子ビームを偏
向走査して画像取得をし、その画像解析をする電子顕微
鏡、電子ピーステスタ及び収束イオンビーム装置等の荷
電粒子ビーム装置が使用されつつある。 例えば、CAD設計設計データメースづいて作成された
LSIを電子ビーム装置を用いて、その試験や故障診断
をする場合、観測者が被試験LSI の S EM
(Scanning Electron
Microscope)像の観測しようとする特定観測
領域の設定処理をし、そのマスク全体図から観測しよう
とする特定観測領域に係るマスク図表示画面のみを設計
画像モニタに表示している。 このため、マスク全体図を設計画像モニタに表示してか
ら特定観測領域に係るマスク図表示画面のみに画面を書
き換え変更表示する間の処理時間(数秒単位)が多く占
有することがある。また、SEM像モニタに表示された
画面観測中に、観測者が不良箇所を発見し、それを観測
倍率を上げて確認をしようとした場合、再現性良く、そ
の不良箇所を先のマスク図表示画面中に、特定すること
が困難となる場合がある。 そこで、照射対象物の画像取得fJ域の倍率や取得位置
に応じて設計モニタ画像の表示変更処理をすることなく
、該設計モニタ画像と該対象物のSEM像間でデータ変
換処理をし、該設計モニタ画像上で特定した画像表示領
域のSEM像を取得処理すること、及び画像取得系が取
得している被照射対象物の画像取得傾城を設計モニタ画
像に表示処理することができる装置とその方法が望まれ
ている。 [従来の技術〕 第8.9図は、従来例に係る説明図である。 第8図は、従来例の電子ビーム装置に係る構成図を示し
ている。 図において、LSI設計モニタ画像(以下マスク図表示
画面ともいう)を参照しながら被試験LSI9の電圧測
定やSEM像の観測をする電子ビームテスタや走査型電
子顕微鏡等の電子ビーム装置は、鏡筒内に電子銃1.偏
向器2.二次電子検出器3及びXYステージ5aが設け
られている。 また、その外部に、SEM像取得表示制御回路3b、第
1.第2のモニタ4.6.ステージ制御回路5b、キー
ボード8及び制御計算機7が設けられている。 該装置の機能は、まず、電子銃1から電子ビーム1aが
出射されると、該電子ビーム1aが偏向器2により偏向
され、それが被試験LSI9に照射される。また、被試
験LSI9から反射電子や二次電子1bが二次電子検出
器3により検出され、その検出器3からの検出信号がS
EM像取得表示制御回路3bにより画像処理される。な
お、SEM像取得表示制御回路3bからの画像取得デー
タD15は制御計算機を介してSEM画像表示データD
13として第1のモニタ4に転送される。これにより、
画像処理されたSEM像が第1のモニタ4に表示される
。 一方、設計表示データD11に基づいてマスク図表示画
面が第2のモ5ニタ6に表示される。この際のマスク図
表示画面は、予め、観測者が被試験しSI9のSEM像
の観測しようとする特定観測領域のマスク図表示画面の
みが第2のモニタ6に表示される。例えば、その特定観
測領域の設定処理は、観測者がキーボード8により制御
命令データD16を入力することにより行われる。 なお、特定観測領域に係る制御命令データD16は、第
9図の破線内の制御フローチャートに示すよう−に、ま
ず、ステップP1で制御計算機7により特定観測領域の
認識・記憶処理され、ステップP2で該制御命令データ
D16に基づいてステージ移動データD12と画像表示
データD14とがメモリ7a等から読出し処理され、ス
テップP3.P4で該データDI2がステージ制御回路
5bに、該データD14が第2のモニタ6にそれぞれ転
送処理される。 この移動データDI2により、被試験LSI9を載置し
たxYステージ5aが観測者の意図する特定観測領域に
係るステージ位置に移動され、該被試験LSI9の特定
観測領域に係るSEM像が第1のモニタ4に表示される
。また、画像表示データD14により、観測者が観測し
ようとする被試験LSI9のマスク図表示画面のみが第
2のモニタ6に表示される。 これにより、LSI設計モニタ画像(マスク図表示画面
)を参照しながら被試験LSI9の電圧測定やSEM像
の観測をすることができる。 〔発明が解決しようとする課題] ところで、従来例によれば、CAD設計データベースに
基づいて作成されたLSIの試験や故障診断をする場合
、まず、観測者が被試験LSI9のSEM像の観測しよ
うとする特定観測領域の設定処理をする。この際に、第
9図(a)に示すように被試験LSI9のマスク全体図
10から観測しようとする特定観測領域を設定し、その
マスク図表示画面のみを第2のモニタ6に表示している
。 このため、同図(a)のマスク全体図10を第2のモニ
タ6に表示する第1の画像処理から同図(b)の特定観
測領域に係るマスク図表示画面のみに画面を書き換え変
更表示する第2の画像処理に至る間2例えば、画像表示
データのメモリ書込み/読み出し等の処理時間(数秒単
位)が多く占有するという第1の問題がある。 また、特定観測領域の設定処理に基づいて第1のモニタ
4に表示されたSEM像10Aを観測中に、観測者が同
図破線円内に不良箇所10Bと思われる部分を発見し、
それを同図(c)のうように観測倍率を上げて確認を、
しようとした場合、再現性良く不良箇所10Bを先のマ
スク図表示画面中に、実時間的(リアルタイム)に特定
することが困難となる場合がある。 これは、特定観測領域の観測倍率を上げた際に、当然の
ことながら第1のモニタには、特定観測領域の観測倍率
が上げられた52M拡大像10cが表示され、その中に
見出した1例えば、不良粒210Dを第2のモニタに表
示されるマスク図表示画面中に、フィードバンクするこ
とが困難になるため、しばしば、目的とする不良位置1
0Dを見失うことによる。 このような場合、第1のモニタに表示される特定Ii!
測領域の観測倍率に応して第2のモニタに表示されるマ
スク図表示画面を書換え変更表示することも考えられる
が、第1の問題のように、その処理時間を多く要するこ
とになる。仮に、高速に書換え変更表示処理ができたと
しても、結果として同1ffl(a)のマスク全体図1
0のどの位置に、不良粒WIODが発生しているか否の
認定をすることがが困難となるという第2の問題がある
。 これにより、CAD設計設計データメースづいて作成さ
れたLSIを荷電粒子ビーム装置を用いて、試験や故障
診断をする際のもう一歩の便利性を欠く原因となってい
る。 本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創作されたもの
であり、照射対象物の画像取得領域の観測倍率や取得位
置に応じて設計モニタ画像の表示変更処理をすることな
く、該設計モニタ画像と該対象物のSEM像間でデータ
変換処理をし、該設計モニタ画像上で特定した画像表示
領域のSEM像を取得処理すること、及び画像取得系が
取得している被照射対象物の画像取得領域を設計モニタ
画像に表示処理することが可能となる荷電粒子ビーム装
置及びその画像処理方法の掃供を目的とする。 [課題を解決するための手段] 第1図は、本発明に係る荷電粒子ビーム装置の原理図、
第2図は、本発明に係る荷電粒子ビーム装置の画像処理
方法の原理図をそれぞれ示している。 その装置は、第1図において、被照射対象物18に荷電
粒子ビーム11aを出射する荷電粒子発生源l】と、前
記荷電粒子ビーム11aを偏向走査する偏向手段12と
、前記荷電粒子ビーム11aの偏向走査に基づいて前記
被照射対象物18の二次元両像Aを取得する画像取得領
域工3と、前記二次元画像Aを表示する第1の表示手段
14と、前記被照射対象物18の移動をする移動手段1
5と、前記被照射対象物18の設計データD1に基づい
て設計画像Bを表示する第2の表示手段16と、前記荷
電粒子発生源11.偏向手段122画像取得手段13.
第1.第2の表示手段14.16移動手段150入出力
を制御する制御手段17とを具備し、前記制御手段17
が前記被照射対象物18の二次元画像Aに係る取得位置
データD2及び画像取得領域データD3と、前記設計画
像Bの画像表示データD4とに基づいて該データ相互間
の変換処理をすることを特徴とし、 前記装置において、前記第1の表示手段14に表示され
る二次元画像Aの画像取得領域が前記第2の表示手段1
6に表示領域枠Fmとして前記設計画像Bに合成表示さ
れ、かつ、前記制御手段17のデータ相互の変換処理に
基づいて拡大・縮小変化することを特徴とし、 その方法は、第2図において、まず、ステップP1で被
照射対象物18に荷電粒子ビーム11aを照射偏向処理
をし、次に、ステップP2で前記照射偏向処理に基づい
て前記被照射対象物18の一次元画像への取得処理をし
、次いで、ステップP3で前記取得処理に基づいて二次
元画像Aを表示する第1の表示処理をし、併せて、ステ
ップP4で前記被照射対象物18の設計データD1に基
づいて設計画像Bを表示する第2の表示処理をし、その
後、ステップP5で前記第1の表示処理に係る二次元画
像Aの画像取得領域を前記第2の表示処理に係る設計画
像Bの画像表示領域に特定表示する第3の表示処理をす
ることを特徴とし、前記方法であって、ステップP3.
P4で前記第1.2の表示処理をした後に、さらに、ス
テップP6で前記第2の表示処理に係る設計画像Bに特
定された西像表示顕城に基づいて前記被照射対象物18
の画像取得領域の変更処理をし、その後、ステップP7
で前記変更処理に基づいて前記被照射対象物18の二次
元画像Aを取得表示する第4の表示処理をすることを特
徴とし、上記目的を達成する。 [作用〕 本発明の装置によれば、第1図に示すように被照射対象
物18の二次元画像Aに係る取得位置データD2及び画
像取得領域データD3と、設計画像Bの画像表示データ
D4とに基づいて該データ相互間の変換処理をする制御
手段17が設けられている。 例えば、荷電粒子発生源から被照射対象物18に荷電粒
子ビーム11aが出射されると、偏向手段12により荷
電粒子ビーム11aが偏向走査される。 また、荷電粒子ビーム11aの偏向走査に基づいて画像
取得手段13により被照射対象物18の二次元画像Aが
取得され、該二次元画像Aが第1の表示手段14に表示
される。一方、被照射対象物18の設計データD1に基
づいて設計画像Bが第2の表示手段16に表示される。 この際の設計画像Bは、CAD設計データベースに基づ
いて作成されたLSIのマスク全体図等であり、該全体
図に、先の二次元画像Aの画像取得領域が表示領域枠F
mとして合成表示されている。 このため、被照射対象物18の画像取得領域の観測倍率
が変更されたり、移動手段15により該対象物18が移
動された場合に、制御手段17により二次元画像Aに係
る被照射対象物18の取得位置データD2及び画像取得
領域データD3に基づいて表示領域枠Fmに係る設計画
像Bの画像表示データD4を変更するデータ変換処理が
される。 このことで、被照射対象物18の特定観測領域の変更に
基づいて表示領域枠Fmの拡大・縮小表示をすることが
できる。 また、設計画像Bの特定観測fiI[の変更要求に基づ
いて表示領域枠Fmの拡大・縮小をした場合に、該表示
領域枠Fmに係る設計画像Bの画像表示データD4に基
づいて、取得位置データD2及び画像′取得領域データ
D3を変更するデータ変換処理がされる。このことで、
設計画像Bの表示領域枠Fmの変更に基づいて被照射対
象物18の画像取得領域の観測倍率の変更処理や該対象
物18の移動処理をすることが可能となる。 これにより、画像取得系が取得している被照射対象物1
8の画像取得領域を第2の表示手段16に表示処理する
こと、及び該第2の表示手段16の画像上で特定した画
像表示領域のSEM像を取得処理することが可能となる
。 また、本発明の画像処理方法によれば、第2図に示すよ
うに、ステップP3で第1の表示処理をし、併せて、ス
テップP4で第2の表示処理をし、その後、ステップP
5で第3の表示処理をするか、もしくは、ステップP3
.P4の後に、ステップP6で画像取得手段の変更処理
をし、ステップP7で第4の表示処理をしている。 このため、CAD設計データベースに基づいて作成され
たLSIの試験や故障診断をする場合、まず、ステップ
P1〜P3の第1の表示処理により任意の位置、観測倍
率における被照射対象物18のSEM像が取得表示され
、その任意の観測領域は、ステップP5の第3の表示処
理により表示領域枠Fmを介して設計画像Bに表示する
ことができる。この際に、ステップP4の第2の表示処
理により、例えば、被試験LSIのマスク全体図を表示
しておくものとする。 また、ステップP6の変更処理により設計画像B上で表
示領域枠Fmにより特定観測領域を設定することにより
、ステップP7の第4の表示処理により被試験LSI9
の観測しようとする特定観測領域のSEM像のみを観測
することができる。 このことで、ステップP4の第2の表示処理により表示
された被試験LSIのマスク全体図を書き換えることな
く、かつ、LSIの特定観測SJ[の変更処理及び観測
倍率の変更処理をしながら再現性良(不良箇所等を先の
マスク図表示画面中に、実時間的(リアルタイム)に特
定することが可能となる。 これにより、従来例のようなモニタ画面の書き換え変更
表示等の処理時間が大幅ムこ短縮され、高速画像処理を
すること、及び不良位置の認定処理を精度良く行うこと
が可能となる。 〔実施例] 次に図を参照しながら本発明の実施例について説明する
。 第3〜第7図は、本発明の実施例に係る荷電粒子ビーム
装置及びその画像処理方法を説明する図であり、第3図
は、本発明の実施例に係る電子ビーム装置の構成図を示
している。 図において、設計LSIのマスク図表示画面を参照しな
がら被試験LSI2Bの電圧測定やSEM像の観測をす
る電子ビームテスタや走査型電子顕微鏡等の電子ビーム
装置は、鏡筒20内に電子銃21.偏向系22A〜22
C2二次電子検出器23A及びXYステージ25aが設
けられている。また、その外部に、SEM像取得表示制
御回路23B、第1、第2のモニタ24.26.ステー
ジ制御回路25b、キーボード29.CADデータ表示
制御回路30及び制御計算機27が設けられている。 すなわち、電子銃21は荷電粒子発生源11の一実施例
であり、荷電粒子ビーム11aの一例となる電子ビーム
21aを被照射対象物18の一例となる被試験LSI2
8に出射するものである。22A〜22Cは偏向手段1
2の一実施例となる偏向系であり、電子ビーム21aを
被試験LSI28に偏向走査するための電磁偏向器、静
電偏向器及び電子レンズ等である。 また、23A、23Bは画像取得手段13の一実施例と
なる二次電子検出器及びSEM像取得表示制#1回路で
ある。二次電子検出器23Aは、被試験LSI2Bから
の二次電子21bを検出して該表示制御回路23Bに二
次電子検出信号を出力するものである。SEM像取得表
示制御回路23Bは、二次電子検出信号を信号処理して
被試験LSI2Bの二次元画像Aの一例となるSEM像
を表示するための画像取得データD15を制御計算機2
7に出力するものである。 24は第1の表示手段14の一実施例となる第1のモニ
タであり、制御計算機27からの画像領域取得データD
3の一例となるSEM画像表示データD13に基づいて
、被試験LSI28のSEM(Scanning El
ectron Microscope )像を表示する
ものである。 25a、25bは移動手段15の一実施例となるXYス
テージ及びステージ制御回路であり、XYステージ25
aは被試験LSI28載置するものである。ステージ制
御回路25bは制御計算I!27からの取得位置データ
D2の一例となるステージ座標データDI2に基づいて
該χYステージ25aを移動するものである。 26は第2の表示手段16の一実施例となる第2のモニ
タであり、制御計算機27からの画像表示データD4に
基づいて、被試験LSI28の設計画像Bの一例となる
設計LSIのマスク全体図を画面表示するものである。 なお、本発明の実施例では、第2のモニタの画面中に、
同図設計画像Bを破線で囲んであるような表示領域枠(
以下フレームという)Fmが合成表示されるものである
。 また、フレームFmは、第1のモニタ24に表示される
二次元画像Aの画像取得領域を示すものであり、制御計
算機27のデータ相互の変換処理に基づいて拡大・縮小
変化することを特徴としている。 27は制御手段17の一実施例となる制御計算機であり
、電子銃21.偏向系22A〜22C,SEM像取得表
示制御回路23B、第1.第2のモニタ24.26.ス
テージ制御回路25b、キーボード29及びCADデー
タ表示制御回B30の入出力を制御するものである。ま
た、本発明の実施例では、該制御計算機27にデータ変
換回路27aが設けられ、二次元画像Aを取得した際の
被試験LSI2Bのステージ座標データD12及びSE
M画像表示データD13と、設計画像Bの画像表示デー
タD4とに基づいて該データ相互間の変換処理をするこ
とを特徴としている。なお、当該制御処理については、
第4.第5図において詳述する。 なお、29はキーボードであり、制御計算機27に制御
命令データD16を入力するものであり、例えば、観測
者が第2のモニタ26に表示するマスク回の選択をした
り、表示画面中のフレームFmを移動操作するものであ
る。これにより、観測者は、被試験LSI9のSEM像
の観測しようとする特定観測領域を指定することができ
る。 また、CADデータ表示制御回路30は、LSIのCA
Dデータヘースに係る設計データD1を入力して設計表
示データD11を制御計算機27に出力するものである
。 第4図は、本発明の実施例に係る制御計算ji127の
制御処理(CAD−+EB)フローチャートを示してい
る。 回において、設計LSIのマスク図表示画面を参照しな
がら被試験LSI28のSEM像の観測をする場合、ま
ず、ステップP1でフレームFmの移動操作要求の入力
処理をする。この際に、観測者が第2のモニタ26に表
示するマスク閲の選択をしたり、表示画面中のフレーム
Fmを移動操作するためにキーボード29が操作され、
これによる制御命令データD16が制御計算機27に認
識される。 次いで、ステップP2でCADデータ表示制御回路30
により制御計算機27のデータ変換処理回路27aに画
像表示データD4の中のフレームFm(7)移動に係る
コーナ座標データ(S 11x、 S l1yS ur
x、 S ury :lを転送処理する。ここで、コー
ナ座標データとは、フレームFmの四隅の座標511x
S IIy+ S urx+ S uryをいうもので
ある。これにより、データ相互の変換処理に基づいてコ
ーナ座標データが変化するためフレームFmが拡大・縮
小変化するものである。 次に、ステップP3でコーナ座標データ[S 11X5
11y、 S urXI S ury ]からステー
ジ座標データ〔stx、 5ty) 、 Wi像取得
領域データ(f 5xfsy)の演算処理をする。この
際の演算式は、s tx= (511x +5urx
) XI/2s ty= (511y +5ury )
XI/2fax= (S11x −5urx )fs
y= (S11y −3ury )に基づいて、データ
変換処理口ji@27aにより実行される。 さらに、ステップP4で第1のモニタ24のフィールド
サイズの制御処理や偏向系22A〜22Cの駆動制御を
する。これに併せて、ステップP5でステージ制御回路
25bにステージ座標データD2= (stx、 5
ty)の転送処理をする。これにより、第1のモニタ2
4には、ステップP1でフレームFmで囲まれた被試験
LSI28のSEM像の観測をすることができる。 その後、ステップP6で移動操作の判断をし、制御処理
を継続する。 第5図は、本発明の実施例に係る制御計算機27の制御
処理(EB→CAD)フローチャートを示している。 図において、設計LSIのマスク図表示画面を参照しな
がら被試験LSI2BのSEM像のvi測をする場合で
あって、そのSEM像中に不良箇所等を見出しその観測
倍率や画像取得領域の変更処理があった場合、まず、ス
テップP1で観測領域の変更要求の入力処理をする。こ
の際に、観測者が第1のモニタ24に表示された被試験
LSI28のSEM像を拡大したり、検索処理をする。 次いで、ステップP2でステージ制御回路25bから制
御計算機27にステージ座標データD2=(s b+、
s ty)の転送処理をする。これに併せて、ステ
ップP3で第1のモニタ24のフィールドサイズに係る
画像取得領域データ(fsx、 fsy)を制御計算
I!27に転送処理する。 次に、ステップP4でステージ座標データ(stx、
5ty) 、画像取得領域データ(f 5xfsyl
からコーナ座標データ(S Hx、 S flyS u
rx、 S ury )の演算処理をする。この際の演
算式は、 S 11x = s tx −f 5xX1/2S 1
1y = s ty −f 5yX1/2Surx =
s tx十f 5xX1/2Sury = s ty
+ f 5yX1/2に基づいて、データ変換処理回路
27aにより実行される。 さらに、ステップP5で制御計算機27からのコーナ座
標データ(S11x、511y、5urx、5ury
〕をCADデータ表示制御回路30に転送処理する。 これにより、ステップP1で観測領域の変更要求のあっ
た被試験LSI2BのSEM像が第1のモニタ24に画
像表示されると共に、第2のモニタ26の設計LSIの
マスク全体図にそのフレームFmを画面表示することが
できる。 このようにして、本発明の実施例に係る装置によれば、
第3図に示すように被試験LSI28の二次元画像Aに
係る取得位置データD2及び画像取得領域データD3と
設計画像Bの画像表示データD4とに基づいて該データ
相互間の変換処理をするデータ変換回路27aが制御計
算41!27に設けられている。 例えば、電子銃21から被試験LSI2Bに電子ビーム
21aが出射されると、偏向系22A〜22Cにより電
子ビーム21aが偏向走査される。また、電子ビーム2
1aの偏向走査に基づいてSEM像取得表示制御回路2
3Aにより被試験LSI28の二次元画像Aが取得され
、該二次元画像Aが第1のモニタ24に表示される。一
方、被試験LSI2日の設計データDIに基づいて設計
画像Bが第2のモニタ26に表示される。この際の設計
画像Bは、CAD設計データベースに基づいて作成され
たLSIのマスク全体図等であり、該全体図に、先の二
次元画像Aの画像取得領域が表示領域枠Fmとして合成
表示されている。 このため、被試験LSI2Bの画像取得領域の観測倍率
が変更されたり、XYステージ25b、ステージ制御回
路25aにより該LSI28が移動された場合に、制御
計算機27により二次元画像Aに係る被試験LSI2B
の取得位置データ(ステージ座標データ)D2及び画像
取得領域データ(SEM画像表示データ)D3に基づい
てフレームFmに係る設計画像Bの画像表示データD4
を変更するデータ変換処理がされる。このことで、被試
験LSI2Bの特定観測領域の変更に基づいて表示領域
枠Fmの拡大・縮小表示をすることができる。 また、設計画像Bの特定観測領域の変更要求に基づいて
フレームFmの拡大・縮小をした場合に、該フレームF
mに係る設計画像Bの画像表示データD4に重畳される
コーナ座標データ(S11x、511y、 5urx、
5ury )に基づいて、取得位置データーステージ
座標データD2= (stx、 5ty)画像取得領
域データD3= [frv、 fsy)からコーナ座
標データ(S 11x、 S 11y、 S urx、
S ury )の演算処理がされる。このことで、設
計画像BのフレームFmの変更に基づいて被試験LSI
2Bの画像取得領域の観測倍率の変更処理や該LSI2
8の移動処理をすることが可能となる。 これにより、画像取得系が取得している被試験LSI2
8の画像取得領域を第2のモニタ26に表示処理するこ
と、及び該第2のモニタ26の画像上で特定した画像表
示頭載のSEM像を取得処理することが可能となる。 次に、本発明の実施例に係る画像処理方法について、当
該装置の動作を補足しながら説明する。 第6図は、本発明の実施例に係る電子ビーム装置の画像
処理方法のフローチャートであり、第7図はそれを補足
するマスク図とSEM像との関係図を示している。 第6図において、例えば、設計LSIのマスク図表示画
面を参照しながら被試験LSI2BのSEM像の観測を
する場合に見立てて、第7図に示すようなローマ字rA
、B、C,D、E、F、について、フレームFmの移動
操作とSEM像との関係を説明する。 まず、ステップP1でローマ字rA、B、CDE、FJ
等が形成された被照射対象物28に電子ビーム21aを
照射偏向処理をする。この際に、電子銃21から被照射
対象物28に電子ビーム21aが出射され、偏向系22
A〜22Cにより電子ビーム21aが偏向走査される。 次に、ステ・7プP2で照射偏向処理に基づいて被照射
対象物28の二次元画像Aの取得処理をする。この際に
、電子ビーム21aの偏向走査に基づいてSEM像取得
表示制御回路23Aにより被照射対象物28のローマ字
「A」に係る二次元画像Aが取得される。 次いで、ステップP3で取得処理に基づいて二次元画像
Aを表示する第1の表示処理をする。この際に、例えば
、ローマ字「A」に係る二次元画像Aが第1のモニタ2
4に表示される。併せて、ステップP4で被照射対象物
28の設計データD1に基づいてローマ字rA、B、C
,D、E、FJを表示する第2の表示処理をする。 その後、ステップP5でCAD−+EB又はEB→CA
Dの判断に基づいて制御処理をする。この際に、CAD
−EBの制御処理をする場合(Y ES)には、ステッ
プP6に移行する。また、EB−CADの制御処理をす
る場合(NO)には、ステップP7に移行する。 従っ
て、ステップP6ではフレームFmを任意に移動操作し
て各種SEM像の取得処理をする。この際のCAD−E
Bの制御処理は、第4図のフローチャートに基づいて実
行され、第7図(a)〜(e)に示すような第3の表示
処理をすることができる。 まず、第7図(a)において、第2のモニタ26の画面
中のローマ字’A」にフレームFmを指定することによ
り、第1のモニタ24のSEM像’AJの拡大像を表示
することができる。また、同図(b)において、第2の
モニタ26の画面中のローマ字r f3 コに指定され
たフレームFmを同画面中のローマ字「D」に移動する
ことにより、第1のモニタ24のSEM像rB」の拡大
像からSEM像rpJの拡大像に変更処理をすることが
できる。これにより、連続的に両画像の移動画面を把握
することが可能となる。 さらに、同図(C)において、第2のモニタ26の画面
中のローマ字「DJに指定されたフレームFmを拡大す
ることにより、第1のモニタ24のSEM像「D」が拡
大像からSEM像「D」の縮小像に変更処理をすること
ができる。これにより、被照射対象物2日の周辺状況を
把握することが可能となる。 なお、同図(d)、 (e)は、フレームFmを固定
し、マスク図表示画面を移動処理したり、それを拡大処
理した場合のSEM像の状態を示している。 また、EB→CADの制御処理をする場合(NO)には
、ステップP7に移行する。この際のEB−+CADの
制御処理は、第5図のフローチャートに基づいて実行さ
れる。 従って、ステップP7ではXYステージ25aや観測倍
率の変化させて、被照射対象物28の探索処理をする。 次いで、探索処理に基づく被照射対象物28のフレーム
Fmを表示する第4の表示処理をする。 これにより、第71ffl(a)〜(e)に示すような
第3の表示処理と逆の第4の表示処理をすることができ
る。 このようにして、本発明の実施例の画像処理方法によれ
ば、第6図に示すように、ステップP3で第1の表示処
理をし、併せて、ステップP4で第2の表示処理をし、
その後、ステップP5で第3の表示処理をするか、もし
くは、ステップP7で画像取得領域の変更処理をし、ス
テップP8で第4の表示処理をしている。 このため、CAD設計データベースに基づいて作成され
たLSIの試験や故障診断をする場合、まず、ステップ
P1〜P3の第1の表示処理により任意の位置、観測倍
率における被試験LSI28のSEM像が取得表示され
、その任意の観測領域は、ステップP6の第3の表示処
理によりフレームFmを介してマスク図全体画面(設計
画像)Bに表示することができる。この際に、ステップ
P4の第2の表示処理により、例えば、被試験LSIの
マスク全体図を表示しておくものとする。 また、ステップP7の変更処理により設計画像B上でフ
レームFmにより特定観測領域を設定することにより、
ステップP8の第4の表示処理により被試験LSI2B
の観測しようとする特定観測領域のSEM像のみを観測
することができる。 このことで、ステップP4の第2の表示処理により表示
された被試験LSIのマスク全体図を書き換えることな
く、かつ、LSIの特定観測領域の変更処理及び観測倍
率の変更処理をしながら再現性良く不良箇所等を先のマ
スク図表示画面中に、実時間的(リアルタイム)に特定
することが可能となる。 これにより、従来例のようなモニタ画面の書き換え変更
表示等の処理時間が大幅に短縮され、高速画像処理をす
ること、及び不良位置の認定処理を精度良く行うことが
可能となる。 なお、本発明の実施例では、電子ビーム装置について説
明をしたが荷電粒子ビームにイオンビームを用いる収束
イオンビーム装置においても同様な効果を得ることがで
きる。 〔発明の効果] 以上説明したように、本発明の装置によれば、被照射対
象物の二次元画像に係る取得位置データ及び画像取得領
域データと設計画像の画像表示データとに基づいて該デ
ータ相互間の変換処理をする制御手段が設けられている
。 このため、被照射対象物の画像取得領域の観測倍率が変
更されたり、移動手段により該対象物が移動された場合
に、制御手段により特定観測領域の変更に基づいて第2
の表示手段の画面上に表示領域枠(フレーム)の拡大・
縮小表示をすることができる。また、設計画像の特定観
測領域の変更要求に基づいて表示領域枠の拡大・縮小を
した場合に、設計画像の表示領域枠の変更に基づいて被
照射対象物の画像取得領域の観測倍率の変更処理や該対
象物の移動処理をすることが可能となる。 また、本発明の画像処理方法によれば、第1〜第4の表
示処理をしている。 コツタめ、CAD設計データベースに基づいて作成され
たLSIの試験や故障診断をする場合、第2の表示処理
により表示された被試験LSIのマスク全体図を書き換
えることなく、かつ、LSIの特定観測領域の変更処理
及び観測倍率の変更処理をしながら再現性良く不良箇所
等を先のマスク図表示画面中に、実時間的(リアルタイ
ム)に特定することが可能となる。 これにより、高集積、超微細化するLSIの画像解析を
する走査型電子顕微鏡、電子ピーステスタ及び収束イオ
ンビーム装置等の荷電粒子ビーム装置の提供に寄与する
ところが大きい。
ための手段(第1.第2図)作用 実施例(第3〜第7図) 発明の効果 〔概要] 荷電粒子ビーム装置、特に設計モニタ画像を参照しなが
ら被照射対象物に電子ビームを照射し、その画像取得処
理に基づいて該対象物の電圧測定やSEM像の観測をす
る装置の画像取得機能の向上に関し、 該被照射対象物の画像取得領域の観測倍率や取得位置に
応して設計モニタ画像の表示変更処理をすることなく、
該設計モニタ画像と該対象物のSEM像間でデータ変換
処理をし、該設計モニタ画像上で特定した画像表示領域
のSEM像を取得処理すること、及び画像取得系が取得
している被照射対象物の画像取得領域を設計モニタ画像
に表示処理することを目的とし、 その装置は、被照射対象物に荷電粒子ビームを出射する
荷電粒子発生源と、前記荷電粒子ビームを偏向走査する
偏向手段と、前記荷電粒子ビームの偏向走査に基づいて
前記被照射対象物の二次元画像を取得する画像取得手段
と、前記二次元画像を表示する第1の表示手段と、前記
被照射対象物の移動をする移動手段と、前記被照射対象
物の設計データに基づいて設計画像を表示する第2の表
示手段と、前記荷電粒子発生源、偏向手段2画像取得手
段、第1.第2の表示手段、移動手段の入出力を制御す
る制御手段とを具備し、前記制御手段が前記被照射対象
物の二次元画像に係る取得位置データ及び画像取得領域
データと、前記設計画像の画像表示データとに基づいて
該データ相互間の変換処理をすることを含各構成し、 前記装置において、前記第1の表示手段に表示される二
次元画像の画像取得領域が前記第2の表示手段に表示領
域枠として前記設計画像に合成表示され、かつ、前記制
御手段のデータ相互の変換処理に基づいて拡大・縮小変
化することを含み構成する。 〔産業上の利用分野〕 本発明は、荷電粒子ビーム装置及びその画像処理方法に
関するものであり、更に詳しく言えば、LSI設計モニ
タ画像を参照しながら被照射対象物の電圧測定やSEM
像の観測をする装置の画像取得領域の探索機能及びその
制御処理方法に関するものである。 近年、高集積、超微細化する半導体集積回路装置(以下
LSIという)等の被照射対象物に両型粒子ビームを偏
向走査して画像取得をし、その画像解析をする電子顕微
鏡、電子ピーステスタ及び収束イオンビーム装置等の荷
電粒子ビーム装置が使用されつつある。 例えば、CAD設計設計データメースづいて作成された
LSIを電子ビーム装置を用いて、その試験や故障診断
をする場合、観測者が被試験LSI の S EM
(Scanning Electron
Microscope)像の観測しようとする特定観測
領域の設定処理をし、そのマスク全体図から観測しよう
とする特定観測領域に係るマスク図表示画面のみを設計
画像モニタに表示している。 このため、マスク全体図を設計画像モニタに表示してか
ら特定観測領域に係るマスク図表示画面のみに画面を書
き換え変更表示する間の処理時間(数秒単位)が多く占
有することがある。また、SEM像モニタに表示された
画面観測中に、観測者が不良箇所を発見し、それを観測
倍率を上げて確認をしようとした場合、再現性良く、そ
の不良箇所を先のマスク図表示画面中に、特定すること
が困難となる場合がある。 そこで、照射対象物の画像取得fJ域の倍率や取得位置
に応じて設計モニタ画像の表示変更処理をすることなく
、該設計モニタ画像と該対象物のSEM像間でデータ変
換処理をし、該設計モニタ画像上で特定した画像表示領
域のSEM像を取得処理すること、及び画像取得系が取
得している被照射対象物の画像取得傾城を設計モニタ画
像に表示処理することができる装置とその方法が望まれ
ている。 [従来の技術〕 第8.9図は、従来例に係る説明図である。 第8図は、従来例の電子ビーム装置に係る構成図を示し
ている。 図において、LSI設計モニタ画像(以下マスク図表示
画面ともいう)を参照しながら被試験LSI9の電圧測
定やSEM像の観測をする電子ビームテスタや走査型電
子顕微鏡等の電子ビーム装置は、鏡筒内に電子銃1.偏
向器2.二次電子検出器3及びXYステージ5aが設け
られている。 また、その外部に、SEM像取得表示制御回路3b、第
1.第2のモニタ4.6.ステージ制御回路5b、キー
ボード8及び制御計算機7が設けられている。 該装置の機能は、まず、電子銃1から電子ビーム1aが
出射されると、該電子ビーム1aが偏向器2により偏向
され、それが被試験LSI9に照射される。また、被試
験LSI9から反射電子や二次電子1bが二次電子検出
器3により検出され、その検出器3からの検出信号がS
EM像取得表示制御回路3bにより画像処理される。な
お、SEM像取得表示制御回路3bからの画像取得デー
タD15は制御計算機を介してSEM画像表示データD
13として第1のモニタ4に転送される。これにより、
画像処理されたSEM像が第1のモニタ4に表示される
。 一方、設計表示データD11に基づいてマスク図表示画
面が第2のモ5ニタ6に表示される。この際のマスク図
表示画面は、予め、観測者が被試験しSI9のSEM像
の観測しようとする特定観測領域のマスク図表示画面の
みが第2のモニタ6に表示される。例えば、その特定観
測領域の設定処理は、観測者がキーボード8により制御
命令データD16を入力することにより行われる。 なお、特定観測領域に係る制御命令データD16は、第
9図の破線内の制御フローチャートに示すよう−に、ま
ず、ステップP1で制御計算機7により特定観測領域の
認識・記憶処理され、ステップP2で該制御命令データ
D16に基づいてステージ移動データD12と画像表示
データD14とがメモリ7a等から読出し処理され、ス
テップP3.P4で該データDI2がステージ制御回路
5bに、該データD14が第2のモニタ6にそれぞれ転
送処理される。 この移動データDI2により、被試験LSI9を載置し
たxYステージ5aが観測者の意図する特定観測領域に
係るステージ位置に移動され、該被試験LSI9の特定
観測領域に係るSEM像が第1のモニタ4に表示される
。また、画像表示データD14により、観測者が観測し
ようとする被試験LSI9のマスク図表示画面のみが第
2のモニタ6に表示される。 これにより、LSI設計モニタ画像(マスク図表示画面
)を参照しながら被試験LSI9の電圧測定やSEM像
の観測をすることができる。 〔発明が解決しようとする課題] ところで、従来例によれば、CAD設計データベースに
基づいて作成されたLSIの試験や故障診断をする場合
、まず、観測者が被試験LSI9のSEM像の観測しよ
うとする特定観測領域の設定処理をする。この際に、第
9図(a)に示すように被試験LSI9のマスク全体図
10から観測しようとする特定観測領域を設定し、その
マスク図表示画面のみを第2のモニタ6に表示している
。 このため、同図(a)のマスク全体図10を第2のモニ
タ6に表示する第1の画像処理から同図(b)の特定観
測領域に係るマスク図表示画面のみに画面を書き換え変
更表示する第2の画像処理に至る間2例えば、画像表示
データのメモリ書込み/読み出し等の処理時間(数秒単
位)が多く占有するという第1の問題がある。 また、特定観測領域の設定処理に基づいて第1のモニタ
4に表示されたSEM像10Aを観測中に、観測者が同
図破線円内に不良箇所10Bと思われる部分を発見し、
それを同図(c)のうように観測倍率を上げて確認を、
しようとした場合、再現性良く不良箇所10Bを先のマ
スク図表示画面中に、実時間的(リアルタイム)に特定
することが困難となる場合がある。 これは、特定観測領域の観測倍率を上げた際に、当然の
ことながら第1のモニタには、特定観測領域の観測倍率
が上げられた52M拡大像10cが表示され、その中に
見出した1例えば、不良粒210Dを第2のモニタに表
示されるマスク図表示画面中に、フィードバンクするこ
とが困難になるため、しばしば、目的とする不良位置1
0Dを見失うことによる。 このような場合、第1のモニタに表示される特定Ii!
測領域の観測倍率に応して第2のモニタに表示されるマ
スク図表示画面を書換え変更表示することも考えられる
が、第1の問題のように、その処理時間を多く要するこ
とになる。仮に、高速に書換え変更表示処理ができたと
しても、結果として同1ffl(a)のマスク全体図1
0のどの位置に、不良粒WIODが発生しているか否の
認定をすることがが困難となるという第2の問題がある
。 これにより、CAD設計設計データメースづいて作成さ
れたLSIを荷電粒子ビーム装置を用いて、試験や故障
診断をする際のもう一歩の便利性を欠く原因となってい
る。 本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創作されたもの
であり、照射対象物の画像取得領域の観測倍率や取得位
置に応じて設計モニタ画像の表示変更処理をすることな
く、該設計モニタ画像と該対象物のSEM像間でデータ
変換処理をし、該設計モニタ画像上で特定した画像表示
領域のSEM像を取得処理すること、及び画像取得系が
取得している被照射対象物の画像取得領域を設計モニタ
画像に表示処理することが可能となる荷電粒子ビーム装
置及びその画像処理方法の掃供を目的とする。 [課題を解決するための手段] 第1図は、本発明に係る荷電粒子ビーム装置の原理図、
第2図は、本発明に係る荷電粒子ビーム装置の画像処理
方法の原理図をそれぞれ示している。 その装置は、第1図において、被照射対象物18に荷電
粒子ビーム11aを出射する荷電粒子発生源l】と、前
記荷電粒子ビーム11aを偏向走査する偏向手段12と
、前記荷電粒子ビーム11aの偏向走査に基づいて前記
被照射対象物18の二次元両像Aを取得する画像取得領
域工3と、前記二次元画像Aを表示する第1の表示手段
14と、前記被照射対象物18の移動をする移動手段1
5と、前記被照射対象物18の設計データD1に基づい
て設計画像Bを表示する第2の表示手段16と、前記荷
電粒子発生源11.偏向手段122画像取得手段13.
第1.第2の表示手段14.16移動手段150入出力
を制御する制御手段17とを具備し、前記制御手段17
が前記被照射対象物18の二次元画像Aに係る取得位置
データD2及び画像取得領域データD3と、前記設計画
像Bの画像表示データD4とに基づいて該データ相互間
の変換処理をすることを特徴とし、 前記装置において、前記第1の表示手段14に表示され
る二次元画像Aの画像取得領域が前記第2の表示手段1
6に表示領域枠Fmとして前記設計画像Bに合成表示さ
れ、かつ、前記制御手段17のデータ相互の変換処理に
基づいて拡大・縮小変化することを特徴とし、 その方法は、第2図において、まず、ステップP1で被
照射対象物18に荷電粒子ビーム11aを照射偏向処理
をし、次に、ステップP2で前記照射偏向処理に基づい
て前記被照射対象物18の一次元画像への取得処理をし
、次いで、ステップP3で前記取得処理に基づいて二次
元画像Aを表示する第1の表示処理をし、併せて、ステ
ップP4で前記被照射対象物18の設計データD1に基
づいて設計画像Bを表示する第2の表示処理をし、その
後、ステップP5で前記第1の表示処理に係る二次元画
像Aの画像取得領域を前記第2の表示処理に係る設計画
像Bの画像表示領域に特定表示する第3の表示処理をす
ることを特徴とし、前記方法であって、ステップP3.
P4で前記第1.2の表示処理をした後に、さらに、ス
テップP6で前記第2の表示処理に係る設計画像Bに特
定された西像表示顕城に基づいて前記被照射対象物18
の画像取得領域の変更処理をし、その後、ステップP7
で前記変更処理に基づいて前記被照射対象物18の二次
元画像Aを取得表示する第4の表示処理をすることを特
徴とし、上記目的を達成する。 [作用〕 本発明の装置によれば、第1図に示すように被照射対象
物18の二次元画像Aに係る取得位置データD2及び画
像取得領域データD3と、設計画像Bの画像表示データ
D4とに基づいて該データ相互間の変換処理をする制御
手段17が設けられている。 例えば、荷電粒子発生源から被照射対象物18に荷電粒
子ビーム11aが出射されると、偏向手段12により荷
電粒子ビーム11aが偏向走査される。 また、荷電粒子ビーム11aの偏向走査に基づいて画像
取得手段13により被照射対象物18の二次元画像Aが
取得され、該二次元画像Aが第1の表示手段14に表示
される。一方、被照射対象物18の設計データD1に基
づいて設計画像Bが第2の表示手段16に表示される。 この際の設計画像Bは、CAD設計データベースに基づ
いて作成されたLSIのマスク全体図等であり、該全体
図に、先の二次元画像Aの画像取得領域が表示領域枠F
mとして合成表示されている。 このため、被照射対象物18の画像取得領域の観測倍率
が変更されたり、移動手段15により該対象物18が移
動された場合に、制御手段17により二次元画像Aに係
る被照射対象物18の取得位置データD2及び画像取得
領域データD3に基づいて表示領域枠Fmに係る設計画
像Bの画像表示データD4を変更するデータ変換処理が
される。 このことで、被照射対象物18の特定観測領域の変更に
基づいて表示領域枠Fmの拡大・縮小表示をすることが
できる。 また、設計画像Bの特定観測fiI[の変更要求に基づ
いて表示領域枠Fmの拡大・縮小をした場合に、該表示
領域枠Fmに係る設計画像Bの画像表示データD4に基
づいて、取得位置データD2及び画像′取得領域データ
D3を変更するデータ変換処理がされる。このことで、
設計画像Bの表示領域枠Fmの変更に基づいて被照射対
象物18の画像取得領域の観測倍率の変更処理や該対象
物18の移動処理をすることが可能となる。 これにより、画像取得系が取得している被照射対象物1
8の画像取得領域を第2の表示手段16に表示処理する
こと、及び該第2の表示手段16の画像上で特定した画
像表示領域のSEM像を取得処理することが可能となる
。 また、本発明の画像処理方法によれば、第2図に示すよ
うに、ステップP3で第1の表示処理をし、併せて、ス
テップP4で第2の表示処理をし、その後、ステップP
5で第3の表示処理をするか、もしくは、ステップP3
.P4の後に、ステップP6で画像取得手段の変更処理
をし、ステップP7で第4の表示処理をしている。 このため、CAD設計データベースに基づいて作成され
たLSIの試験や故障診断をする場合、まず、ステップ
P1〜P3の第1の表示処理により任意の位置、観測倍
率における被照射対象物18のSEM像が取得表示され
、その任意の観測領域は、ステップP5の第3の表示処
理により表示領域枠Fmを介して設計画像Bに表示する
ことができる。この際に、ステップP4の第2の表示処
理により、例えば、被試験LSIのマスク全体図を表示
しておくものとする。 また、ステップP6の変更処理により設計画像B上で表
示領域枠Fmにより特定観測領域を設定することにより
、ステップP7の第4の表示処理により被試験LSI9
の観測しようとする特定観測領域のSEM像のみを観測
することができる。 このことで、ステップP4の第2の表示処理により表示
された被試験LSIのマスク全体図を書き換えることな
く、かつ、LSIの特定観測SJ[の変更処理及び観測
倍率の変更処理をしながら再現性良(不良箇所等を先の
マスク図表示画面中に、実時間的(リアルタイム)に特
定することが可能となる。 これにより、従来例のようなモニタ画面の書き換え変更
表示等の処理時間が大幅ムこ短縮され、高速画像処理を
すること、及び不良位置の認定処理を精度良く行うこと
が可能となる。 〔実施例] 次に図を参照しながら本発明の実施例について説明する
。 第3〜第7図は、本発明の実施例に係る荷電粒子ビーム
装置及びその画像処理方法を説明する図であり、第3図
は、本発明の実施例に係る電子ビーム装置の構成図を示
している。 図において、設計LSIのマスク図表示画面を参照しな
がら被試験LSI2Bの電圧測定やSEM像の観測をす
る電子ビームテスタや走査型電子顕微鏡等の電子ビーム
装置は、鏡筒20内に電子銃21.偏向系22A〜22
C2二次電子検出器23A及びXYステージ25aが設
けられている。また、その外部に、SEM像取得表示制
御回路23B、第1、第2のモニタ24.26.ステー
ジ制御回路25b、キーボード29.CADデータ表示
制御回路30及び制御計算機27が設けられている。 すなわち、電子銃21は荷電粒子発生源11の一実施例
であり、荷電粒子ビーム11aの一例となる電子ビーム
21aを被照射対象物18の一例となる被試験LSI2
8に出射するものである。22A〜22Cは偏向手段1
2の一実施例となる偏向系であり、電子ビーム21aを
被試験LSI28に偏向走査するための電磁偏向器、静
電偏向器及び電子レンズ等である。 また、23A、23Bは画像取得手段13の一実施例と
なる二次電子検出器及びSEM像取得表示制#1回路で
ある。二次電子検出器23Aは、被試験LSI2Bから
の二次電子21bを検出して該表示制御回路23Bに二
次電子検出信号を出力するものである。SEM像取得表
示制御回路23Bは、二次電子検出信号を信号処理して
被試験LSI2Bの二次元画像Aの一例となるSEM像
を表示するための画像取得データD15を制御計算機2
7に出力するものである。 24は第1の表示手段14の一実施例となる第1のモニ
タであり、制御計算機27からの画像領域取得データD
3の一例となるSEM画像表示データD13に基づいて
、被試験LSI28のSEM(Scanning El
ectron Microscope )像を表示する
ものである。 25a、25bは移動手段15の一実施例となるXYス
テージ及びステージ制御回路であり、XYステージ25
aは被試験LSI28載置するものである。ステージ制
御回路25bは制御計算I!27からの取得位置データ
D2の一例となるステージ座標データDI2に基づいて
該χYステージ25aを移動するものである。 26は第2の表示手段16の一実施例となる第2のモニ
タであり、制御計算機27からの画像表示データD4に
基づいて、被試験LSI28の設計画像Bの一例となる
設計LSIのマスク全体図を画面表示するものである。 なお、本発明の実施例では、第2のモニタの画面中に、
同図設計画像Bを破線で囲んであるような表示領域枠(
以下フレームという)Fmが合成表示されるものである
。 また、フレームFmは、第1のモニタ24に表示される
二次元画像Aの画像取得領域を示すものであり、制御計
算機27のデータ相互の変換処理に基づいて拡大・縮小
変化することを特徴としている。 27は制御手段17の一実施例となる制御計算機であり
、電子銃21.偏向系22A〜22C,SEM像取得表
示制御回路23B、第1.第2のモニタ24.26.ス
テージ制御回路25b、キーボード29及びCADデー
タ表示制御回B30の入出力を制御するものである。ま
た、本発明の実施例では、該制御計算機27にデータ変
換回路27aが設けられ、二次元画像Aを取得した際の
被試験LSI2Bのステージ座標データD12及びSE
M画像表示データD13と、設計画像Bの画像表示デー
タD4とに基づいて該データ相互間の変換処理をするこ
とを特徴としている。なお、当該制御処理については、
第4.第5図において詳述する。 なお、29はキーボードであり、制御計算機27に制御
命令データD16を入力するものであり、例えば、観測
者が第2のモニタ26に表示するマスク回の選択をした
り、表示画面中のフレームFmを移動操作するものであ
る。これにより、観測者は、被試験LSI9のSEM像
の観測しようとする特定観測領域を指定することができ
る。 また、CADデータ表示制御回路30は、LSIのCA
Dデータヘースに係る設計データD1を入力して設計表
示データD11を制御計算機27に出力するものである
。 第4図は、本発明の実施例に係る制御計算ji127の
制御処理(CAD−+EB)フローチャートを示してい
る。 回において、設計LSIのマスク図表示画面を参照しな
がら被試験LSI28のSEM像の観測をする場合、ま
ず、ステップP1でフレームFmの移動操作要求の入力
処理をする。この際に、観測者が第2のモニタ26に表
示するマスク閲の選択をしたり、表示画面中のフレーム
Fmを移動操作するためにキーボード29が操作され、
これによる制御命令データD16が制御計算機27に認
識される。 次いで、ステップP2でCADデータ表示制御回路30
により制御計算機27のデータ変換処理回路27aに画
像表示データD4の中のフレームFm(7)移動に係る
コーナ座標データ(S 11x、 S l1yS ur
x、 S ury :lを転送処理する。ここで、コー
ナ座標データとは、フレームFmの四隅の座標511x
S IIy+ S urx+ S uryをいうもので
ある。これにより、データ相互の変換処理に基づいてコ
ーナ座標データが変化するためフレームFmが拡大・縮
小変化するものである。 次に、ステップP3でコーナ座標データ[S 11X5
11y、 S urXI S ury ]からステー
ジ座標データ〔stx、 5ty) 、 Wi像取得
領域データ(f 5xfsy)の演算処理をする。この
際の演算式は、s tx= (511x +5urx
) XI/2s ty= (511y +5ury )
XI/2fax= (S11x −5urx )fs
y= (S11y −3ury )に基づいて、データ
変換処理口ji@27aにより実行される。 さらに、ステップP4で第1のモニタ24のフィールド
サイズの制御処理や偏向系22A〜22Cの駆動制御を
する。これに併せて、ステップP5でステージ制御回路
25bにステージ座標データD2= (stx、 5
ty)の転送処理をする。これにより、第1のモニタ2
4には、ステップP1でフレームFmで囲まれた被試験
LSI28のSEM像の観測をすることができる。 その後、ステップP6で移動操作の判断をし、制御処理
を継続する。 第5図は、本発明の実施例に係る制御計算機27の制御
処理(EB→CAD)フローチャートを示している。 図において、設計LSIのマスク図表示画面を参照しな
がら被試験LSI2BのSEM像のvi測をする場合で
あって、そのSEM像中に不良箇所等を見出しその観測
倍率や画像取得領域の変更処理があった場合、まず、ス
テップP1で観測領域の変更要求の入力処理をする。こ
の際に、観測者が第1のモニタ24に表示された被試験
LSI28のSEM像を拡大したり、検索処理をする。 次いで、ステップP2でステージ制御回路25bから制
御計算機27にステージ座標データD2=(s b+、
s ty)の転送処理をする。これに併せて、ステ
ップP3で第1のモニタ24のフィールドサイズに係る
画像取得領域データ(fsx、 fsy)を制御計算
I!27に転送処理する。 次に、ステップP4でステージ座標データ(stx、
5ty) 、画像取得領域データ(f 5xfsyl
からコーナ座標データ(S Hx、 S flyS u
rx、 S ury )の演算処理をする。この際の演
算式は、 S 11x = s tx −f 5xX1/2S 1
1y = s ty −f 5yX1/2Surx =
s tx十f 5xX1/2Sury = s ty
+ f 5yX1/2に基づいて、データ変換処理回路
27aにより実行される。 さらに、ステップP5で制御計算機27からのコーナ座
標データ(S11x、511y、5urx、5ury
〕をCADデータ表示制御回路30に転送処理する。 これにより、ステップP1で観測領域の変更要求のあっ
た被試験LSI2BのSEM像が第1のモニタ24に画
像表示されると共に、第2のモニタ26の設計LSIの
マスク全体図にそのフレームFmを画面表示することが
できる。 このようにして、本発明の実施例に係る装置によれば、
第3図に示すように被試験LSI28の二次元画像Aに
係る取得位置データD2及び画像取得領域データD3と
設計画像Bの画像表示データD4とに基づいて該データ
相互間の変換処理をするデータ変換回路27aが制御計
算41!27に設けられている。 例えば、電子銃21から被試験LSI2Bに電子ビーム
21aが出射されると、偏向系22A〜22Cにより電
子ビーム21aが偏向走査される。また、電子ビーム2
1aの偏向走査に基づいてSEM像取得表示制御回路2
3Aにより被試験LSI28の二次元画像Aが取得され
、該二次元画像Aが第1のモニタ24に表示される。一
方、被試験LSI2日の設計データDIに基づいて設計
画像Bが第2のモニタ26に表示される。この際の設計
画像Bは、CAD設計データベースに基づいて作成され
たLSIのマスク全体図等であり、該全体図に、先の二
次元画像Aの画像取得領域が表示領域枠Fmとして合成
表示されている。 このため、被試験LSI2Bの画像取得領域の観測倍率
が変更されたり、XYステージ25b、ステージ制御回
路25aにより該LSI28が移動された場合に、制御
計算機27により二次元画像Aに係る被試験LSI2B
の取得位置データ(ステージ座標データ)D2及び画像
取得領域データ(SEM画像表示データ)D3に基づい
てフレームFmに係る設計画像Bの画像表示データD4
を変更するデータ変換処理がされる。このことで、被試
験LSI2Bの特定観測領域の変更に基づいて表示領域
枠Fmの拡大・縮小表示をすることができる。 また、設計画像Bの特定観測領域の変更要求に基づいて
フレームFmの拡大・縮小をした場合に、該フレームF
mに係る設計画像Bの画像表示データD4に重畳される
コーナ座標データ(S11x、511y、 5urx、
5ury )に基づいて、取得位置データーステージ
座標データD2= (stx、 5ty)画像取得領
域データD3= [frv、 fsy)からコーナ座
標データ(S 11x、 S 11y、 S urx、
S ury )の演算処理がされる。このことで、設
計画像BのフレームFmの変更に基づいて被試験LSI
2Bの画像取得領域の観測倍率の変更処理や該LSI2
8の移動処理をすることが可能となる。 これにより、画像取得系が取得している被試験LSI2
8の画像取得領域を第2のモニタ26に表示処理するこ
と、及び該第2のモニタ26の画像上で特定した画像表
示頭載のSEM像を取得処理することが可能となる。 次に、本発明の実施例に係る画像処理方法について、当
該装置の動作を補足しながら説明する。 第6図は、本発明の実施例に係る電子ビーム装置の画像
処理方法のフローチャートであり、第7図はそれを補足
するマスク図とSEM像との関係図を示している。 第6図において、例えば、設計LSIのマスク図表示画
面を参照しながら被試験LSI2BのSEM像の観測を
する場合に見立てて、第7図に示すようなローマ字rA
、B、C,D、E、F、について、フレームFmの移動
操作とSEM像との関係を説明する。 まず、ステップP1でローマ字rA、B、CDE、FJ
等が形成された被照射対象物28に電子ビーム21aを
照射偏向処理をする。この際に、電子銃21から被照射
対象物28に電子ビーム21aが出射され、偏向系22
A〜22Cにより電子ビーム21aが偏向走査される。 次に、ステ・7プP2で照射偏向処理に基づいて被照射
対象物28の二次元画像Aの取得処理をする。この際に
、電子ビーム21aの偏向走査に基づいてSEM像取得
表示制御回路23Aにより被照射対象物28のローマ字
「A」に係る二次元画像Aが取得される。 次いで、ステップP3で取得処理に基づいて二次元画像
Aを表示する第1の表示処理をする。この際に、例えば
、ローマ字「A」に係る二次元画像Aが第1のモニタ2
4に表示される。併せて、ステップP4で被照射対象物
28の設計データD1に基づいてローマ字rA、B、C
,D、E、FJを表示する第2の表示処理をする。 その後、ステップP5でCAD−+EB又はEB→CA
Dの判断に基づいて制御処理をする。この際に、CAD
−EBの制御処理をする場合(Y ES)には、ステッ
プP6に移行する。また、EB−CADの制御処理をす
る場合(NO)には、ステップP7に移行する。 従っ
て、ステップP6ではフレームFmを任意に移動操作し
て各種SEM像の取得処理をする。この際のCAD−E
Bの制御処理は、第4図のフローチャートに基づいて実
行され、第7図(a)〜(e)に示すような第3の表示
処理をすることができる。 まず、第7図(a)において、第2のモニタ26の画面
中のローマ字’A」にフレームFmを指定することによ
り、第1のモニタ24のSEM像’AJの拡大像を表示
することができる。また、同図(b)において、第2の
モニタ26の画面中のローマ字r f3 コに指定され
たフレームFmを同画面中のローマ字「D」に移動する
ことにより、第1のモニタ24のSEM像rB」の拡大
像からSEM像rpJの拡大像に変更処理をすることが
できる。これにより、連続的に両画像の移動画面を把握
することが可能となる。 さらに、同図(C)において、第2のモニタ26の画面
中のローマ字「DJに指定されたフレームFmを拡大す
ることにより、第1のモニタ24のSEM像「D」が拡
大像からSEM像「D」の縮小像に変更処理をすること
ができる。これにより、被照射対象物2日の周辺状況を
把握することが可能となる。 なお、同図(d)、 (e)は、フレームFmを固定
し、マスク図表示画面を移動処理したり、それを拡大処
理した場合のSEM像の状態を示している。 また、EB→CADの制御処理をする場合(NO)には
、ステップP7に移行する。この際のEB−+CADの
制御処理は、第5図のフローチャートに基づいて実行さ
れる。 従って、ステップP7ではXYステージ25aや観測倍
率の変化させて、被照射対象物28の探索処理をする。 次いで、探索処理に基づく被照射対象物28のフレーム
Fmを表示する第4の表示処理をする。 これにより、第71ffl(a)〜(e)に示すような
第3の表示処理と逆の第4の表示処理をすることができ
る。 このようにして、本発明の実施例の画像処理方法によれ
ば、第6図に示すように、ステップP3で第1の表示処
理をし、併せて、ステップP4で第2の表示処理をし、
その後、ステップP5で第3の表示処理をするか、もし
くは、ステップP7で画像取得領域の変更処理をし、ス
テップP8で第4の表示処理をしている。 このため、CAD設計データベースに基づいて作成され
たLSIの試験や故障診断をする場合、まず、ステップ
P1〜P3の第1の表示処理により任意の位置、観測倍
率における被試験LSI28のSEM像が取得表示され
、その任意の観測領域は、ステップP6の第3の表示処
理によりフレームFmを介してマスク図全体画面(設計
画像)Bに表示することができる。この際に、ステップ
P4の第2の表示処理により、例えば、被試験LSIの
マスク全体図を表示しておくものとする。 また、ステップP7の変更処理により設計画像B上でフ
レームFmにより特定観測領域を設定することにより、
ステップP8の第4の表示処理により被試験LSI2B
の観測しようとする特定観測領域のSEM像のみを観測
することができる。 このことで、ステップP4の第2の表示処理により表示
された被試験LSIのマスク全体図を書き換えることな
く、かつ、LSIの特定観測領域の変更処理及び観測倍
率の変更処理をしながら再現性良く不良箇所等を先のマ
スク図表示画面中に、実時間的(リアルタイム)に特定
することが可能となる。 これにより、従来例のようなモニタ画面の書き換え変更
表示等の処理時間が大幅に短縮され、高速画像処理をす
ること、及び不良位置の認定処理を精度良く行うことが
可能となる。 なお、本発明の実施例では、電子ビーム装置について説
明をしたが荷電粒子ビームにイオンビームを用いる収束
イオンビーム装置においても同様な効果を得ることがで
きる。 〔発明の効果] 以上説明したように、本発明の装置によれば、被照射対
象物の二次元画像に係る取得位置データ及び画像取得領
域データと設計画像の画像表示データとに基づいて該デ
ータ相互間の変換処理をする制御手段が設けられている
。 このため、被照射対象物の画像取得領域の観測倍率が変
更されたり、移動手段により該対象物が移動された場合
に、制御手段により特定観測領域の変更に基づいて第2
の表示手段の画面上に表示領域枠(フレーム)の拡大・
縮小表示をすることができる。また、設計画像の特定観
測領域の変更要求に基づいて表示領域枠の拡大・縮小を
した場合に、設計画像の表示領域枠の変更に基づいて被
照射対象物の画像取得領域の観測倍率の変更処理や該対
象物の移動処理をすることが可能となる。 また、本発明の画像処理方法によれば、第1〜第4の表
示処理をしている。 コツタめ、CAD設計データベースに基づいて作成され
たLSIの試験や故障診断をする場合、第2の表示処理
により表示された被試験LSIのマスク全体図を書き換
えることなく、かつ、LSIの特定観測領域の変更処理
及び観測倍率の変更処理をしながら再現性良く不良箇所
等を先のマスク図表示画面中に、実時間的(リアルタイ
ム)に特定することが可能となる。 これにより、高集積、超微細化するLSIの画像解析を
する走査型電子顕微鏡、電子ピーステスタ及び収束イオ
ンビーム装置等の荷電粒子ビーム装置の提供に寄与する
ところが大きい。
第1図は、本発明に係る荷電粒子ビーム装置の原理図、
第2図は、本発明に係る荷電粒子ビーム装置の画像処理
方法の原理図、 第3図は、本発明の実施例に係る電子ビーム装置の構成
図、 第4図は、本発明の実施例に係る制御処理(CAD−4
EB)フローチャート、 第5図は、本発明の実施例に係る制御処理(EB−CA
D)フローチャート、 第6図は、本発明の実施例に係る電子ビーム装置の画像
処理方法のフローチャート、 第7図は、本発明の実施例に係るマスク図とSEM像と
の関係図、 第8図は、従来例に係る電子ビーム装置の構成図、 第9図は、従来例に係る問題点を説明するマスク図とS
EM像との関係図である。 (符号の説明) 11・・・荷電粒子発生源、 12・・・偏向手段、 13・・・画像取得手段、 14・・・第1の表示手段、 15・・・移動手段、 16・・・第2の表示手段、 17・・・制御手段、 11a・・・荷電粒子ビーム、 Fm・・・表示領域枠、 Dl・・・設計データ、 D2・・・取得位置データ、 D3・・・画像取得領域データ、 D4・・・画像表示データ。
方法の原理図、 第3図は、本発明の実施例に係る電子ビーム装置の構成
図、 第4図は、本発明の実施例に係る制御処理(CAD−4
EB)フローチャート、 第5図は、本発明の実施例に係る制御処理(EB−CA
D)フローチャート、 第6図は、本発明の実施例に係る電子ビーム装置の画像
処理方法のフローチャート、 第7図は、本発明の実施例に係るマスク図とSEM像と
の関係図、 第8図は、従来例に係る電子ビーム装置の構成図、 第9図は、従来例に係る問題点を説明するマスク図とS
EM像との関係図である。 (符号の説明) 11・・・荷電粒子発生源、 12・・・偏向手段、 13・・・画像取得手段、 14・・・第1の表示手段、 15・・・移動手段、 16・・・第2の表示手段、 17・・・制御手段、 11a・・・荷電粒子ビーム、 Fm・・・表示領域枠、 Dl・・・設計データ、 D2・・・取得位置データ、 D3・・・画像取得領域データ、 D4・・・画像表示データ。
Claims (4)
- (1)被照射対象物(18)に荷電粒子ビーム(11a
)を出射する荷電粒子発生源(11)と、前記荷電粒子
ビーム(11a)を偏向走査する偏向手段(12)と、
前記荷電粒子(11a)の偏向走査に基づいて前記被照
射対象物(18)の二次元画像(A)を取得する画像取
得手段(13)と、前記二次元画像(A)を表示する第
1の表示手段(14)と、前記被照射対象物(18)の
移動をする移動手段(15)と、前記被照射対象物(1
8)の設計データ(D1)に基づいて設計画像(B)を
表示する第2の表示手段(16)と、前記荷電粒子発生
源(11)、偏向手段(12)、画像取得手段(13)
、第1、第2の表示手段(14、16)、移動手段(1
5)の入出力を制御する制御手段(17)とを具備し、 前記制御手段(17)が前記被照射対象物(18)の二
次元画像(A)に係る取得位置データ(D2)及び画像
取得領域データ(D3)と、前記設計画像(B)の画像
表示データ(D4)とに基づいて該データ相互間の変換
処理をすることを特徴とする荷電粒子ビーム装置。 - (2)請求項1記載の荷電粒子ビーム装置において、前
記第1の表示手段(14)に表示される二次元画像(A
)の画像取得領域が前記第2の表示手段(16)に表示
領域枠(Fm)として前記設計画像(B)に合成表示さ
れ、かつ、前記制御手段(17)のデータ相互の変換処
理に基づいて拡大・縮小変化することを特徴とする荷電
粒子ビーム装置。 - (3)被照射対象物(18)に荷電粒子ビーム(11a
)を照射偏向処理をし、前記照射偏向処理に基づいて前
記被照射対象物(18)の二次元画像(A)の取得処理
をし、前記取得処理に基づいて二次元画像(A)を表示
する第1の表示処理をし、併せて、前記被照射対象物(
18)の設計データ(D1)に基づいて設計画像(B)
を表示する第2の表示処理をし、前記第1の表示処理に
係る二次元画像(A)の画像取得領域を前記第2の表示
処理に係る設計画像(B)の画像表示領域に特定表示す
る第3の表示処理をすることを特徴とする荷電粒子ビー
ム装置の画像処理方法。 - (4)請求項3記載の荷電粒子ビーム装置の画像処理方
法であって、前記第1、2の表示処理をした後に、前記
第2の表示処理に係る設計画像(B)に特定された画像
表示領域に基づいて前記被照射対象物(18)の画像取
得領域の変更処理をし、前記変更処理に基づいて前記被
照射対象物(18)の二次元画像(A)を取得表示する
第4の表示処理をすることを特徴とする荷電粒子ビーム
装置の画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2192041A JPH0479140A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 荷電粒子ビーム装置及びその画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2192041A JPH0479140A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 荷電粒子ビーム装置及びその画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0479140A true JPH0479140A (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=16284626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2192041A Pending JPH0479140A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 荷電粒子ビーム装置及びその画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0479140A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000003413A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Hitachi, Ltd. | Procede et dispositif d'observation d'un objet |
JP2006177896A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Sii Nanotechnology Inc | 観察または加工位置特定方法および装置ならびに試料加工方法および装置 |
JP2007127601A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Shimadzu Corp | X線検査装置 |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP2192041A patent/JPH0479140A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000003413A1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-01-20 | Hitachi, Ltd. | Procede et dispositif d'observation d'un objet |
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JP2006177896A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Sii Nanotechnology Inc | 観察または加工位置特定方法および装置ならびに試料加工方法および装置 |
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JP4622814B2 (ja) * | 2005-11-07 | 2011-02-02 | 株式会社島津製作所 | X線検査装置 |
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