JPH07335081A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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Publication number
JPH07335081A
JPH07335081A JP12789194A JP12789194A JPH07335081A JP H07335081 A JPH07335081 A JP H07335081A JP 12789194 A JP12789194 A JP 12789194A JP 12789194 A JP12789194 A JP 12789194A JP H07335081 A JPH07335081 A JP H07335081A
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JP
Japan
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recording
switch
operating
operator
spring member
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Application number
JP12789194A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
Mitsuhiro Nakamura
光宏 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の小型化を実現し、操作性の向上を
図る。 【構成】 開口部24を有しスライド操作される記録操
作子6と、この記録操作子6の開口部24に設けられる
操作部3Aを有し記録操作子6と一体的に操作可能に組
み込まれた記録スタンバイ操作子3と、記録操作子6を
スライド操作することにより開閉動作される記録スイッ
チ7と、記録スタンバイ操作子3を変位させることによ
り開閉動作される記録スタンバイスイッチ5と、記録ス
イッチ7を作動させる作動部4Bが形成された板ばね部
材4と、記録スタンバイスイッチ5を作動させる作動部
8Cが形成された連結板8とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダー(VTR)或いはデジタルオーディオテープレ
コーダー(R−DAT)等において、音声信号や映像信
号を磁気テープ等の磁気記録媒体の記録トラック上に磁
気信号として記録する動作や、磁気記録媒体を吐き出さ
せる動作等を行うために用いられるスイッチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録テープ等の磁気記録媒体
を用いるVTR或いはR−DAT等の磁気記録再生装置
は、磁気記録テープに記録された情報信号の読み取りを
行い、或いは磁気記録テープに記録を行う動作のため
に、スイッチ装置(以下、記録スイッチと称する。)を
備えている。この記録スイッチは、作動されることによ
り、磁気記録テープの信号記録面への情報信号の書き込
み記録を開始させる。
【0003】また、従来、記録再生装置は、装置内部に
収納されたテープカセットを取り出すために、スイッチ
装置(以下、イジェクトスイッチと称する。)を備えて
いる。このイジェクトスイッチは、作動されることによ
り、テープカセットが収納された装置内部からテープカ
セットを吐き出し動作させる。
【0004】従来の記録装置は、記録スイッチを作動さ
せる記録ボタンが設けられており、記録ボタンを押すこ
とによって、記録を開始動作させている。そして、記録
装置を用いて記録を行う際には、記録状態の確認や記録
される音量(録音レベル)の調整等が行われている。記
録装置は、記録スイッチを作動させ、磁気記録テープの
駆動を一時停止するポーズスイッチを作動させることに
より、記録状態の確認や録音レベルの調整を行ってい
る。
【0005】記録状態を保留する記録スタンバイスイッ
チが備えている記録装置は、記録スタンバイスイッチを
作動させる記録スタンバイボタンが設けられている。こ
の記録装置は、記録スタンバイボタンを押して、記録状
態の確認や録音レベルの調節を行っている。そして、こ
の記録装置は、録音レベルの調整後、記録スイッチを押
すことにより、記録が開始される。
【0006】また、従来の記録再生装置は、磁気記録テ
ープの記録トラックに磁気ヘッドに形成された磁気ギャ
ップを摺動させて記録再生を行っている。すなわち、記
録再生装置は、磁気記録テープが走行するテープカセッ
トの溝に磁気ヘッドを挿入した状態で、磁気記録テープ
の記録再生を行っている。
【0007】そして、記録再生装置は、装置内部からテ
ープカセットを取り出す際に、一旦、停止スイッチを作
動して、記録再生されているテープカセットの記録再生
動作を停止させ、その後イジェクトスイッチを作動し
て、記録再生装置からテープカセットを吐き出し動作さ
せている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の記録
装置は、特に、携帯型において、記録ボタンを誤って押
してしまったり、携帯時における外部との衝撃等により
誤って押されてしまうことがある。このため、記録装置
は、記録が開始動作されてしまい、電源の消耗や磁気記
録テープが無駄に使用されてしまう。
【0009】したがって、記録装置は、記録ボタンと記
録スタンバイボタンとをそれぞれ設けることにより、誤
動作を防止している。この記録装置は、記録ボタンのみ
が押されても記録が開始動作されない。すなわち、記録
装置は、記録ボタン及び記録スタンバイボタンとの両方
のボタンをそれぞれ同時に押すことにより、記録が開始
動作する。
【0010】さらに、記録装置は、誤動作の防止を考慮
すると、記録ボタンと記録スタンバイボタンとを隣接し
て設けることができない。このため、記録装置は、記録
ボタンと記録スタンバイボタンとを互いに隔てて設ける
スペースが必要となる。このため、記録装置は、これら
記録ボタン及び記録スタンバイボタンとをそれぞれ別々
に設けることによって大型化してしまう。したがって、
特に、携帯型の記録装置は、装置全体を小型化すること
が困難であるという問題がある。
【0011】また、上述したように、記録再生装置は、
磁気ヘッドがテープカセットの溝に挿入された状態で、
記録再生を行っている。このため、特に、携帯型の記録
再生装置は、記録再生動作が停止していない状態で、イ
ジェクトスイッチを誤って動作させると、テープカセッ
トの吐き出し動作とともに磁気ヘッドがテープカセット
の溝等に挟まって破損してしまうという問題がある。
【0012】そこで、本発明は、記録及び/又は再生装
置において、装置全体を小型化することが可能であると
ともに、容易かつ確実に動作することができるスイッチ
装置を提供することを目的に提案されたものである。
【0013】
【課題を達成するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るスイッチ装置は、操作面の略中央部
に位置して開口部が設けられ、スライド操作される第1
の操作子と、この第1の操作子の開口部に位置して操作
部が設けられ、第1の操作子の操作方向とは異にする方
向に操作されるとともに、第1の操作子と一体的にスラ
イド動作する第2の操作子と、第1の操作子をスライド
操作することにより開閉動作される第1のスイッチと、
第2の操作子を操作することにより作動子を介して開閉
動作される第2のスイッチとを備えて構成される。ま
た、第2の操作子は、第1の操作子がスライド操作され
た状態においても、作動状態が保持される。
【0014】さらに、第1のスイッチは、記録装置にお
いて記録を開始動作させる記録スイッチとするととも
に、第2のスイッチは、記録動作を保留させる記録スタ
ンバイスイッチとする。或いは、第1のスイッチは、記
録及び/又は再生装置において記録媒体を装置内から吐
き出し動作させるイジェクトスイッチとするとともに、
第2のスイッチは、記録再生動作を停止させる停止スイ
ッチとする。
【0015】さらにまた、作動子は、第1の操作子を初
期位置へ復帰させる弾性手段が設けられるとともに、第
1のスイッチを作動させる第1の作動部を有し、さらに
第2の操作子と組み合わされ、第2の操作子を初期位置
へ復帰させる弾性部材であるとともに、第2のスイッチ
を作動させる第2の作動部を有する。さらにまた、第1
の操作子には、この第1の操作子が変位された状態で、
第2の操作子をスライド操作可能とする維持手段が設け
られる。
【0016】
【作用】以上のように構成した本発明に係るスイッチ装
置は、第1の操作子と第2の操作子とが一体的にスライ
ド動作することにより、操作子を設ける面積が低減され
るため、装置全体が小さくなる。また、第1の操作子と
第2の操作子とが互いに異にする方向に操作されること
により、誤動作が防止される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について図1
乃至図5を参照して説明する。第1の実施例スイッチ装
置1は、取付け筐体9と、この取付け筐体9に取付けら
れる記録スイッチ部15と、取付け筐体9に取付けられ
る記録スタンバイスイッチ部16とから構成されてい
る。
【0018】取付け筐体9は、図2に示すように、溝1
1と、この溝11の底面に記録操作子6が設けられる溝
12と、この溝12の底面に記録スタンバイ操作子3が
設けられるスリット23とがそれぞれ形成されている。
取付け筐体9は、略矩形状に形成されたスリット23
に、略矩形状のロック部23Aが直交して一体に凹設さ
れている。そして、取付け筐体9は、このロック部23
Aに、記録スタンバイ操作子3の操作子本体3Bが挿通
されて設けられている。
【0019】また、取付け筐体9は、略楕円形状に形成
された溝12に、記録操作子6の第1に形成された取付
け部18A及び第2の取付け部18Bとが、この溝12
の主面側からスリット23にそれぞれ挿通されて移動自
在に設けられている。そして、記録操作子6は、これら
の取付け部18A、18Bが、板ばね部材4に穿設され
た取付け穴19A、19Bとにそれぞれ溶着されて取付
けられている。また、この記録操作子6に形成された開
口部24には、取付け筐体9のスリット23に設けられ
た記録スタンバイ操作子3の操作部3Aが挿通されてい
る。
【0020】記録スイッチ部15は、記録操作子6と、
板ばね部材4に形成された連結部4D、4Eと連結され
た連結板8と、この連結板8に取付けられたコイルばね
10と、記録スイッチ7とから構成されている。記録操
作子6は、略楕円形板状に形成され、略中央に位置し
て、略楕円形状の開口部24が設けられている。そし
て、記録操作子6は、開口部24に、記録スタンバイ操
作子3の楕円柱状の操作部3Aが背面側から挿通されて
いる。
【0021】連結板8は、略矩形板状に形成され、主面
が板ばね部材4と直交して設けられている。連結板8に
は、基端部側の一側端部に、板ばね部材4の連結部4
D、4Eに架け渡され連結する連結片8Aが一体に突出
形成されている。また、連結板8は、連結片8Aが形成
された側端部と相対する側端部に、ばね取付け部8Bが
一体に突出形成されており、このばね取付け部8Bにコ
イルばね10の一端部が取付けられている。このコイル
ばね10は、他端部が取付け筐体9に設けられた取付け
突部21に取付けられ、連結板8の側端部と平行に設け
られている。さらに、連結板8は、先端部側の一側端部
に記録スイッチ7を作動させる作動部8Cが主面と直交
して一体形成されている。
【0022】また、連結板8には、主面上に略矩形状の
第1のガイドスリット13A及び第2のガイドスリット
13Bとが軸線を一致させて、側端部と平行にそれぞれ
設けられている。そして、連結板8は、これらガイドス
リット13A、13Bに、取付け筐体9に設けられた第
1の支軸14A及び第2の支軸14Bとがそれぞれ挿通
されている。したがって、連結板8は、これら支軸14
A、14Bを介して、図4に示すD方向に移動自在に支
持されている。
【0023】記録スイッチ7は、連結板8に形成された
作動部8Cと対向位置して、作動片7Aが突出して設け
られている。この記録スイッチ7は、いわゆるプッシュ
式スイッチであり、連結板8の作動部8Cにより作動片
7Aが押し込まれることによって作動状態となる。ま
た、記録スイッチ7は、連結板8の作動部8Cが離れて
作動片7Aが突出することによって作動解除状態とな
る。すなわち、この記録スイッチ7は、作動部8Cが当
接して作動片7Aが押し込まれることによって、記録を
開始動作させる。
【0024】記録スタンバイスイッチ部16は、記録ス
タンバイ操作子3と、この記録スタンバイ操作子3が設
けられた板ばね部材4と、記録スタンバイスイッチ5と
から構成されている。記録スタンバイ操作子3は、略矩
形板状に形成された操作子本体3Bと、この操作子本体
3Bの上面に形成された楕円柱状の操作部3Aと、操作
子本体3Bの背面側に一体に突出形成されたロッド状の
取付け部3Cとから構成されている。
【0025】板ばね部材4は、略矩形板状に形成され一
側端部の略中央に位置して切欠き部を有する主面部4A
と、この主面部4Aの切欠き部と対向位置して設けられ
た略矩形板状の作動部4Bと、これら主面部4Aと作動
部4Bの固定端とを連結する側面部4Cとから構成され
ている。板ばね部材4には、主面部4Aの一端部に連結
板8が取付けられる第1の連結部4D及び第2の連結部
4Eとがそれぞれ設けられている。そして、板ばね部材
4は、図1に示すD方向に移動した状態においても、記
録スタンバイスイッチ5の作動片5Aを押し続けるため
に、作動片5Aを押す作動部4Bの自由端が移動方向に
所定の幅寸法を有している。
【0026】さらに、板ばね部材4は、作動部4Bに取
付け穴20が穿設され、この取付け穴20に記録スタン
バイ操作子3の取付け部3Cが嵌め込まれている。ま
た、板ばね部材4は、主面部4Aに開口部を挟んで第1
の取付け穴19A及び第2の取付け穴19Bとがそれぞ
れ穿設され、これら取付け穴19A、19Bに記録操作
子6の取付け部18A、18Bがそれぞれ取付けられて
いる。
【0027】記録スタンバイスイッチ5は、板ばね部材
4の作動部4Bと対向位置して、作動片5Aが突出して
設けられている。この記録スタンバイスイッチ5は、い
わゆるプッシュ式スイッチであり、板ばね部材4の作動
部4Bにより作動片5Aが押し込まれることによって作
動状態となる。また、記録スタンバイスイッチ5は、板
ばね部材4の作動部4Bが離れて作動片5Aが突出する
ことによって作動解除状態となる。すなわち、この記録
スタンバイスイッチ5は、作動部4Bが当接して作動片
5Aが押し込まれることにより、記録の保留状態に動作
させる。
【0028】以上のように構成された実施例スイッチ装
置1が操作される場合の第1の動作及び第2の動作につ
いて、以下、説明する。まず、スイッチ装置1は、記録
スタンバイ操作子3が、板ばね部材4の弾性力によって
上方に押し付けられている。
【0029】第1の動作は、図1及び図5に示すよう
に、記録スタンバイ操作子3の操作部3Aが図1に示す
A方向に押し込まれることにより、この記録スタンバイ
操作子3が設けられた板ばね部材4の作動部4Bを図1
に示すC方向に押し下げる。板ばね部材4の作動部4B
が押し下げられることにより、記録スタンバイスイッチ
5の作動片5Aに当接して、作動片5Aが押し込まれ
る。そして、記録スタンバイスイッチ5は、作動片5A
が押し込まれることにより、記録の保留状態となる。
【0030】また、記録スタンバイ操作子3は、押し込
まれることにより、操作子本体3Bが取付け筐体9のス
リット23に形成されたロック部23Aから外れる。こ
のため、記録操作子6は、ロックが解除されて、取付け
筐体9の溝12に沿って移動可能になる。
【0031】第2の動作は、図1及び図4に示すよう
に、記録スタンバイ操作子3が図1に示すA方向に押し
込まれた状態で、記録操作子6を図1に示すB方向にス
ライド操作する。記録操作子6がスライド操作されるこ
とにより、この記録操作子6と連結された板ばね部材4
が、図1に示すB方向に移動する。板ばね部材4が移動
することにより、この板ばね部材4の主面部4Aと連結
された連結板8は、図1に示すD方向に移動する。連結
板8が移動することにより、この連結板8に取付けられ
たコイルばね10を弾性変位させるとともに、この連結
板8の操作片8Aが、記録スイッチ7の作動片7Aを押
し込む。
【0032】記録スイッチ7は、作動片7Aが押し込ま
れることにより、記録動作状態となる。なお、記録スイ
ッチ7が作動した状態においても、記録スタンバイスイ
ッチ5の作動片5Aは、板ばね部材4の作動部4Bによ
り押し込まれた状態が維持されている。そして、連結板
8は、図示しない記録停止スイッチが作動することによ
り、コイルばね10が蓄積した弾性力によって初期位置
に移動されて、記録操作子6及び記録スタンバイ操作子
3とを初期位置に移動させる。
【0033】したがって、第1の実施例スイッチ装置1
は、記録を開始動作させる記録スイッチ7を作動させる
ためには、記録スタンバイスイッチ5を必ず作動させる
ことになる。すなわち、スイッチ装置1は、記録スイッ
チ7を作動して記録を開始する前に、必ず記録スタンバ
イ状態になる。
【0034】上述したように、第1の実施例スイッチ装
置1は、記録操作子6に記録スタンバイ操作子3を組み
込ませたことにより、装置全体を小型化することができ
るとともに、ワンタッチ操作が可能になる。さらに、主
操作子である記録操作子6が大きくなることにより、操
作性が向上する。
【0035】なお、上述した第1の実施例スイッチ装置
1は、記録スタンバイ操作子3を初期位置に復帰させる
ために板ばね部材4を用いたが、板ばね部材4に限定さ
れるものではなく、例えば、コイルばね等の他の弾性部
材を用いても良い。
【0036】つぎに、第2の実施例スイッチ装置2につ
いて、図6乃至図11を参照して説明する。このスイッ
チ装置2は、イジェクトスイッチ部47と、停止スイッ
チ部48と、これらイジェクトスイッチ部47及び停止
スイッチ部48とが設けられる取付け筐体41とから構
成されている。
【0037】取付け筐体41は、図7に示すように、イ
ジェクト操作子36が設けられる溝42と、この溝42
の底面に停止操作子31が設けられるスリット43とが
形成されている。取付け筐体41は、略矩形状に形成さ
れたスリット43に、停止操作子31に形成された操作
部38A、38Bが、このスリット43の主面側から挿
通されて設けられている。また、取付け筐体41には、
溝42の立ち上がり側壁に開口部を有する略箱状のロッ
ク部44が凹設されており、このロック部44に停止操
作子31の突部31Cが挿入されている。
【0038】さらに、取付け筐体41は、略矩形状に形
成された溝42に、イジェクト操作子36に形成された
第1の取付け部37A及び第2の取付け部37Bとが、
この溝42の主面側からスリット43にそれぞれ挿通さ
れて移動自在に設けられている。そして、イジェクト操
作子36は、これらの取付け部37A、37Bが、板ば
ね部材32に穿設された取付け穴39A、39Bとにそ
れぞれ溶着されて設けられている。また、このイジェク
ト操作子36に形成された開口部45には、取付け筐体
41のスリット43に設けられた停止操作子31の操作
片31Bが挿通されている。
【0039】イジェクトスイッチ部47は、イジェクト
操作子36と、イジェクトスイッチ34とから構成され
ている。イジェクト操作子36は、略矩形板状に形成さ
れ、略中央位置して略矩形状の開口部45が設けられて
いる。そして、この開口部45には、停止操作子31の
操作片31Bが挿通される。また、イジェクト操作子3
6の背面側には、開口部45を挟んで第1の取付け部3
7A及び第2の取付け部37Bが一体に突出形成されて
いる。
【0040】イジェクトスイッチ34は、板ばね部材3
2に形成された作動部32Bと対向位置して、作動片3
4Aが突出して設けられている。このイジェクトスイッ
チ34は、いわゆるプッシュ式スイッチであり、板ばね
部材32の作動部32Bにより作動片34Aが押し込ま
れることによって作動状態となる。また、イジェクトス
イッチ34は、板ばね部材32の作動部32Bが離れて
作動片34Aが突出することによって作動解除状態とな
る。すなわち、このイジェクトスイッチ34は、作動部
32Bが当接して作動片34Aが押し込まれることによ
り、テープカセットを吐き出し動作させる。
【0041】停止スイッチ部48は、停止操作子31
と、この停止操作子31が設けられる板ばね部材32
と、この板ばね部材32に設けられたコイルばね35
と、停止スイッチ33とから構成されている。停止操作
子31は、略矩形板状に形成された操作子本体31A
と、この操作子本体31Aの側面に一体に突出形成され
たロック片31C、操作子本体31Aの主面上に一体に
突出形成された操作片31Bと、操作子本体31Aの背
面上にそれぞれ一体に突出形成されたロッド状の第1の
操作部38A及び第2の操作部38Bとから形成されて
いる。そして、この停止操作子31は、これら第1の操
作部38Aと第2の操作部38Bとの間に、後述する板
ばね部材32に形成された作動部32Aを挟み込む状態
で配される。
【0042】板ばね部材32は、略矩形板状に形成さ
れ、一側端部に平行かつ直交する第1の作動部32A
が、主面のコーナ部に形成されている。この作動部32
Aは、板ばね部材32が図6に示すH方向に移動した状
態においても、停止スイッチ33の作動片33Aを押し
続けるために、移動方向に所定の長さ寸法を有してい
る。また、板ばね部材32は、移動方向の一側端部に、
第2の作動部32Bが、板ばね部材32の主面に対して
垂直に折り返して形成されている。
【0043】板ばね部材32は、作動部32Aに臨む位
置に、略矩形状の第1の切欠き部49Aが形成され、ま
た第1の切欠き部49Aに連結して第2の切欠き部49
Bが形成されている。すなわち、板ばね部材32には、
作動部32Aを挟み込む第1の操作部38A及び第2の
操作部38Bとの接触を防止するために、切欠き部49
Aが形成されている。また、板ばね部材32は、図1に
示すH方向に移動した状態においても、第1の操作部3
8Aと接触せずに、停止スイッチ33の作動片33Aを
押し続けるために、切欠き部49Bが形成されている。
【0044】また、板ばね部材32は、第1の作動部3
2Aにばね取付け穴40が穿設され、このばね取付け穴
40にコイルばね35の一端部が取付けられている。こ
のコイルばね35は、板ばね部材32の作動部32Aと
平行に設けられ、他端部が取付け筐体41に形成された
取付け突部46に取付けられている。
【0045】停止スイッチ33は、板ばね部材32に形
成された作動部32Aと対向位置して、作動片33Aが
突出して設けられている。この停止スイッチ33は、い
わゆるプッシュ式スイッチであり、板ばね部材32の作
動部32Aにより作動片33Aが押し込まれることによ
って作動状態となる。また、停止スイッチ33は、板ば
ね部材32の作動部32Aが離れて作動片33Aが突出
することによって作動解除状態となる。すなわち、この
停止スイッチ33は、作動部32Aが当接して作動片3
3Aが押し込まれることにより、記録再生動作を停止さ
せる。
【0046】以上のように構成されたスイッチ装置2が
作動する場合における第1の動作及び第2の動作につい
て、以下、説明する。まず、スイッチ装置2は、停止操
作子31に形成されたロック片31Cが、板ばね部材3
2の弾性力により取付け筐体9に形成されたロック部4
4に挿入された状態である。
【0047】第1の動作は、図6、図9及び図11に示
すように、停止操作子31を図6に示すE方向にスライ
ド操作する。停止操作子31が移動することにより、こ
の停止操作子31に形成された第1の操作部38A及び
第2の操作部38Bとの間に挟まれている板ばね部材3
2の作動部32Aを、図6に示すG方向に移動させる。
作動部32Aが移動することにより、この作動部32A
が停止スイッチ33の作動片33Aに当接して、作動片
33Aが押し込まれる。作動片33Aが押し込まれるこ
とにより、停止スイッチ33が作動して、停止状態にな
る。
【0048】また、停止スイッチ31は、図6に示すE
方向に移動することにより、この停止スイッチ31に形
成されたロック片31Cが、取付け筐体41に形成され
たロック部44から外れる。したがって、イジェクト操
作子36は、図6に示すF方向にスライド操作すること
が可能となる。
【0049】第2の動作は、図6及び図10に示すよう
に、停止操作子31が図6に示すE方向に移動した状態
で、イジェクト操作子36を図6に示すF方向に移動す
る。イジェクト操作子36が移動することにより、この
イジェクト操作子36と連結された板ばね部材32を図
6に示すH方向に移動させる。板ばね部材32が移動す
ることにより、この板ばね部材32に取付けられている
コイルばね35を弾性変位させるとともに、この板ばね
部材32の作動部32Bを移動させる。
【0050】この作動部32Bが移動することにより、
作動部32Bがイジェクトスイッチ34の作動片34A
に当接して、作動片34Aが押し込まれる。作動片34
Aが押し込まれることにより、イジェクトスイッチ34
が作動して、図示しないテープカセットを吐き出し動作
させる。なお、イジェクトスイッチ34が作動した状態
においても、停止スイッチ33の作動片33Aは、板ば
ね部材32の作動部32Aにより押し込まれた状態が維
持されている。
【0051】したがって、第2の実施例スイッチ装置2
は、テープカセットを吐き出し動作させるイジェクトス
イッチ34が作動するために、停止スイッチ33が必ず
作動することになる。
【0052】以上のように構成された第2の実施例スイ
ッチ装置2は、イジェクトスイッチ34を作動してテー
プカセットの吐き出し動作が行われる前に、停止スイッ
チ33が動作されて、記録再生動作が必ず停止状態にな
り、磁気ヘッドがテープカセットの溝から離れる。この
ため、スイッチ装置2は、磁気ヘッドの破損を防止する
ことができる。また、スイッチ装置2は、イジェクト操
作子36に停止操作子31を一体に組み込ませたことに
より、装置全体を小型化することができ、ワンタッチ操
作が可能となる。さらに、主操作子であるイジェクト操
作子36が大きくなることにより、操作性が向上され
る。
【0053】なお、上述した第2の実施例スイッチ装置
2は、停止操作子31を初期位置に復帰させるために板
ばね部材32を用いたが、板ばね部材32に限定される
ものではなく、例えば、コイルばね等の他の弾性部材を
用いても良い。
【0054】
【発明の効果】上述したように本発明に係るスイッチ装
置によれば、第2の操作子が第1の操作子の開口部に位
置して操作部が設けられ、第1の操作子と一体的にスラ
イド動作することにより、容易かつ確実に動作すること
ができ、ワンタッチ操作が可能となるため、操作性が向
上されるとともに、装置全体を小型化することができ
る。また、第1の操作子の操作方向とは異にする方向に
第2の操作子が操作されることにより、確実に誤動作を
防止することができる。そして、特に、携帯型の記録及
び/又は再生装置に用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例スイッチ装置を示す分解斜
視図である。
【図2】同スイッチ装置に用いられる取付け筐体を示す
斜視図である。
【図3】同スイッチ装置を示す平面図である。
【図4】同スイッチ装置を示す縦断面図である。
【図5】同スイッチ装置を示す縦断面図である。
【図6】同スイッチ装置を示す分解斜視図である。
【図7】同スイッチ装置に用いられる取付け筐体を示す
斜視図である。
【図8】同スイッチ装置を示す平面図である。
【図9】同スイッチ装置を示す縦断面図である。
【図10】同スイッチ装置を示す縦断面図である。
【図11】同スイッチ装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ装置 3 記録スタンバイ操作子(第2の操作子) 3A 操作部 4 板ばね部材(作動子) 4A 本体部 4B 作動部(第1の作動部) 5 記録スタンバイスイッチ(第2のスイッチ) 6 記録操作子(第1の操作子) 7 記録スイッチ(第1のスイッチ) 8 連結板 8C 作動部(第2の作動部) 9 取付け筐体 10 コイルばね(弾性手段) 15 記録スイッチ部 16 記録スタンバイスイッチ部 24 開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作面の略中央部に位置して開口部が設
    けられ、スライド操作される第1の操作子と、 この第1の操作子の開口部に位置して操作部が設けら
    れ、第1の操作子の操作方向とは異にする方向に操作さ
    れるとともに、第1の操作子と一体的にスライド動作す
    る第2の操作子と、 第1の操作子をスライド操作することにより開閉動作さ
    れる第1のスイッチと、 第2の操作子を操作することにより作動子を介して開閉
    動作される第2のスイッチとを備え、 第2の操作子は、第1の操作子がスライド操作された状
    態においても、作動状態が保持されることを特徴とする
    スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 第1のスイッチは、記録装置において記
    録を開始動作させる記録スイッチであるとともに、第2
    のスイッチは、記録動作を保留させる記録スタンバイス
    イッチであることを特徴とする請求項1記載のスイッチ
    装置。
  3. 【請求項3】 第1のスイッチは、記録及び/又は再生
    装置において記録媒体を装置内から吐き出し動作させる
    イジェクトスイッチであるとともに、第2のスイッチ
    は、記録再生動作を停止させる停止スイッチであること
    を特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 作動子は、第1の操作子を初期位置へ復
    帰させる弾性手段が設けられるとともに、第1のスイッ
    チを作動させる第1の作動部を有することを特徴とする
    請求項1乃至3記載のスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 作動子は、第2の操作子と組み合わさ
    れ、第2の操作子を初期位置へ復帰させる弾性部材であ
    るとともに、第2のスイッチを作動させる第2の作動部
    を有すること特徴とする請求項1乃至4記載のスイッチ
    装置。
  6. 【請求項6】 第2の操作子には、操作された状態にお
    いて第1の操作子をスライド操作可能とする保持手段が
    設けられたことを特徴とする請求項1乃至5記載のスイ
    ッチ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6202348B1 (en) 1995-02-07 2001-03-20 Ralph E. Reiger Plant-growing method and apparatus
JP2009248281A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Panasonic Electric Works Co Ltd スライド式操作スイッチ及びこれを用いた電動工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6202348B1 (en) 1995-02-07 2001-03-20 Ralph E. Reiger Plant-growing method and apparatus
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Effective date: 20030225