JPH07334051A

JPH07334051A - 電子写真装置

Info

Publication number: JPH07334051A
Application number: JP12791494A
Authority: JP
Inventors: Takerou Kurenuma; 岳郎榑沼
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1994-06-09
Filing date: 1994-06-09
Publication date: 1995-12-22

Abstract

(57)【要約】【目的】現像剤を回収して再使用する電子者真装置に
おいて、使用済みの現像剤の現像装置内への送り込みを
円滑にする。【構成】感光体上の潜像を現像する現像装置と、その
現像装置で現像後の前記感光体上の画像を用紙に転写す
る転写装置と、その転写装置で画像転写後の前記感光体
上の残留現像剤を除去し回収するクリ−ニング装置と、
そのクリ−ニング装置から前記現像装置へと回収現像剤
を搬送する搬送手段及び前記残留現像剤を排出するため
の排出口が配設された搬送装置と、を有する電子写真装
置において、前記排出口近傍に前記搬送手段に振動を付
与するための振動付与手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリなど、電子写真方式によって用紙に記録を行
なう電子写真装置に適用し得る。詳しくは、そのような
電子写真装置において、画像転写後の感光体上の残留現
像剤をクリ−ニング装置で除去して回収し、その回収し
た使用済み現像剤を現像装置内へと搬送して再使用する
ものに関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の電子写真装置では、使用済みの
現像剤が凝集して粗大粒子となっているので、そのまま
使用すると画像品質を低下するという問題があった。

【０００３】そこで、従来、電子写真装置の中には、粗
大粒子を粉砕するため専用の振動発生装置を設けている
ものがあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
そのような電子写真装置では、複雑な機構を必要とし、
装置が大型になっていしまうという問題がある。

【０００５】そこで、この発明の目的は、現像剤を回収
して再使用する電子者真装置において、使用済みの現像
剤の現像装置内への送り込みを円滑にすることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、感
光体上の潜像を現像する現像装置と、その現像装置で現
像後の前記感光体上の画像を用紙に転写する転写装置
と、その転写装置で画像転写後の前記感光体上の残留現
像剤を除去し回収するクリ−ニング装置と、そのクリ−
ニング装置から前記現像装置へと回収現像剤を搬送する
搬送手段及び前記残留現像剤を排出するための排出口が
配設された搬送装置と、を有する電子写真装置におい
て、前記排出口近傍に前記搬送手段に振動を付与するた
めの振動付与手段を設けたことを特徴とする。

【０００７】

【作用】そして、この発明では、記録時、感光体１１上
の画像を用紙に転写後、感光体１１上の残留現像剤をク
リ−ニング装置１５で除去して回収するとともに、その
回収した現像剤を搬送する搬送コイル４７に振動を与
え、そこで粉砕して現像装置１３内へと送り込む。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図５は、この発明の一実施例であるレ−ザ
プリンタで、その内部機構全体の概略構成を示す。

【０００９】図中符号１０は、プリンタ本体である。プ
リンタ本体１０は、下構造体１０ａと上構造体１０ｂと
で構成し、その上構造体１０ｂを下構造体１０ａに対し
支点ａを中心として開閉自在に取付ける。

【００１０】このプリンタ１０内には、ほぼ中央にドラ
ム状の感光体１１を設ける。その感光体１１のまわりに
は、下側に帯電装置１２、右側に現像装置１３、上側に
転写装置１４、左側にクリ−ニング装置１５をそれぞれ
配置する。そして、帯電装置１２とクリ−ニング装置１
５の下側には、光書き込み装置１６を備える。光書き込
み装置１６のさらに下側には、用紙Ｓを収納する給紙カ
セット１７を着脱自在に取付ける。

【００１１】そして、前記現像装置１３の右側、即ち矢
印Ａで示すプリンタ本体１０の正面側よりには、送り出
した用紙Ｓを上方へと導く給紙路２０を備える。その給
紙路２０の支点近くには給紙ロ−ラ２１を設ける一方、
前方には手差し給紙口２２から挿入した用紙Ｓと共通の
搬送路２３を設ける。その搬送路２３の途中には、レジ
ストロ−ラ対２４を配置する。

【００１２】他方、前記転写装置１４を間に挾んで、前
記レジストロ−ラ対２４と反対の側に、定着装置２４を
備える。さらに、定着装置２６の左側に排紙路２７を設
け、その先に排紙受け２８を配置する。

【００１３】しかして、記録時、給紙ロ−ラ２０を回転
駆動して給紙カセット１７から用紙Ｓを送り出し、レジ
ストロ−ラ対２４でタイミングをとって感光体１１の上
側へと搬送する。一方、感光体１１は、矢示する反時計
方向に駆動し、その際、帯電装置１２で表面を一様に帯
電し、その表面に光書き込み装置１６からレ−ザ光Ｌを
照射して感光体１１上に静電潜像を形成し、続いて、現
像装置１３の位置を通るときその静電潜像を現像剤によ
って逐次可視像化する。そして、この可視像を、感光体
１１の上側に搬送した用紙Ｓの上面に転写装置１４で転
写する。その画像転写後、用紙Ｓを定着装置２６へ搬送
し、そこで用紙Ｓ上の画像を定着してから排出して排紙
受け２８上にスタックする。

【００１４】他方、画像転写後、感光体１１上の残留現
像剤を前記クリ−ニング装置１５のブレ−ド２９で掻き
落してクリ−ニングケ−ス３０内に回収するとともに、
クリ−ニング後の感光体１１表面を図示省略する除電装
置で除電する。

【００１５】ところで、上述した感光体１１、帯電装置
１２、現像装置１３、クリ−ニング装置１５等は、図４
にも示すように、作像ユニットを構成してなる。図中符
号３３は、前記現像装置１３の本体ケ−スで、前記感光
体１１の軸方向に横長の空洞状に作られる。その本体ケ
−ス３３の内部には、図中左に現像室３４を設け、現像
ロ−ラ３５や補給ロ−ラ３６を収納する。そして、現像
ロ−ラ３５の一部を現像窓３３ａから突出する。前記現
像室３４の図中右には、画壁部３３ｂを設ける。その画
壁部３３ｂには、連通窓３３ｃを開ける。前記画壁部３
３ｂをはさんで前記現像室３４と反対側には、収納室３
７を設け、そこに現像剤ホッパ３８を収納する。

【００１６】その現像剤ホッパ３８は、横長の筒形状に
つくり、外周に現像剤補給口３８ａを設け、内部にアジ
テ−タ３９を回動自在に設ける。そして、前記現像剤補
給口３８ａを前記連通窓３３ｃと一致して取付けてな
る。また、前記現像剤ホッパ３８には、図４に示すよう
に、長さ方向一端側に現像剤回収口３８ｂと現像剤供給
口３８ｃを並べて設け、それら現像剤供給口３８ｃや現
像剤回収口３８ｂの下側に搬送スクリュ−４０を前記ア
ジテ−タ３９と平行に並べて設けてなる。前記現像剤供
給口３８ｃには、現像剤ボトル４１の口部４１ａを連結
してなる。その現像剤ボトル４１は、内面に螺旋状の羽
根を備え、適宜支持して回動自在に設ける。

【００１７】一方、上述したクリ−ニング装置１５は、
図３に示すように、クリ−ニングケ−ス３０内の底に搬
送スクリュ−４３を前記感光体１１と平行に備える。

【００１８】さて、図示実施例のレ−ザプリンタは、図
１乃至図３に示すように、前記クリ−ニング装置１５か
ら前記現像装置１３へと使用済みの現像剤を搬送する搬
送装置４５を備える。

【００１９】図３中符号４６は、搬送管である。その搬
送管４６は、一端側を前記クリ−ニングケ−ス３０の連
結口に、他端側を前記現像剤ホッパ３８の現像剤回収口
３８ｂにそれぞれ連通して接続する。前記搬送管４６の
内部には、搬送コイル４７を収納する。その搬送コイル
４７は、一端を図３に示す回転軸４８に固定し、他端を
自由端とする。前記回転軸４８には、ギヤ５０を固定す
る。そして、そのギヤ５０を、前記搬送スクリュ−４３
の一端側に設けたギヤ５１と噛み合わせる。また、図１
に示すように、前記搬送管４６の他端側には、排出口４
６ａを下向きに設ける。その排出口４６ａの近傍には、
図２にも示すように、振動付与部材４９を設ける。

【００２０】しかして、記録時、図示しない駆動源から
の駆動力を図３に示す前記ギヤ５１に伝えてこれを駆動
すると、前記搬送スクリュ−４３が回動する。そして、
使用済み現像剤を前記搬送スクリュ−４３で前記クリ−
ニングケ−ス３０の連結口から送り出して前記搬送管４
６内へ入れる。

【００２１】前記搬送スクリュ−４３を回動すると同時
に、ギヤ５０を介して前記搬送コイル４７を回動し、搬
送管４６内の使用済み現像剤を搬送コイル４７で前記排
出口４６ａ側へ搬送する。

【００２２】一方、前記搬送コイル４７を回動させる
と、搬送コイル４７の自由端部側では、図２に示すよう
な（ａ）、（ｂ）の状態を繰り返すことにより、前記コ
イル４７の先端が、カム状に形成された振動付与部材４
９に衝突し搬送コイル４７全体に振動を与え、粗大粒子
を粉砕する。そして、粉砕された使用済み現像剤が前記
排出口４６ａから現像剤ホッパ３８内へ回収される。

【００２３】

【発明の効果】以上のことから、この発明によれば、非
常に簡単な機構で搬送手段全体に振動を与えることがで
きるので、粗大粒子の発生を防ぐとともに装置の小型化
を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例であるレ−ザプリンタで、
その一部の拡大概略構成図である。

【図２】前記レ−ザプリンタの搬送装置に設けられた排
出口近傍の拡大図である。

【図３】前記レ−ザプリンタの作像ユニット部分の一部
の概略平面図である。

【図４】その作像ユニット部分の拡大概略構成図であ
る。

【図５】前記レ−ザプリンタの内部機構全体の概略構成
図である。

【符号の説明】

１１感光体１３現像装置１４転写装置１５クリ−ニング装置４５搬送装置４７搬送コイル４９振動付与部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】感光体上の潜像を現像する現像装置と、
その現像装置で現像後の前記感光体上の画像を用紙に転
写する転写装置と、その転写装置で画像転写後の前記感
光体上の残留現像剤を除去し回収するクリ−ニング装置
と、そのクリ−ニング装置から前記現像装置へと回収現
像剤を搬送する搬送手段及び前記残留現像剤を排出する
ための排出口が配設された搬送装置と、を有する電子写
真装置において、前記排出口近傍に前記搬送手段に振動
を付与するための振動付与手段を設けたことを特徴とす
る電子写真装置。