JPH08305149A - トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセスカートリッジにトナーを供給するト
ナーカートリッジにおいて、トナー漏れを最小限に押さ
えることのできる小径の開口を有し、しかも確実なトナ
ー供給が可能な、低コストのトナーカートリッジを提供
する。 【構成】 トナー容器５１はその長手方向中央部にトナ
ー供給開口５１ａを有し、その内壁は長手方向中央部か
ら端面にむけて、すぼんだ形状を有する。一方の端面に
はギヤ５４が連結され、画像形成時等において、ギヤ５
４の回転によりトナー容器５１が回転駆動され、内部の
トナーが撹拌されると共に、傾斜によって中央部のトナ
ー供給開口５１ａに寄せられる。トナー容器５１の１回
転毎に、外装カバー５２のカバー開口５２ａと、トナー
補給開口４５ａとが重なり合った時に一定量のトナーが
現像手段４３に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、トナーカートリッジ、
前記トナーカートリッジにより現像剤が供給されるプロ
セスカートリッジあるいは現像装置、及びプロセスカー
トリッジあるいは現像装置を着脱可能な画像形成装置に
関する。

【０００２】ここで画像形成装置としては、記録媒体に
画像を形成する例えば電子写真複写機、電子写真プリン
タ、電子写真ファクシミリ、電子写真ワードプロセッサ
などが含まれる。

【０００３】また、プロセスカートリッジとしては、帯
電手段、現像手段又はクリーニング手段と、電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とするも
のである。更に、少なくとも現像手段と電子写真とを一
体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものをいう。

【０００４】

【従来の技術】従来、電子写真複写機や電子写真プリン
タ等の電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置
は、電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロ
セス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカー
トリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリ
ッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマン
によらずにユーザー自身で行なうことができるので、格
段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロ
セスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用
いられている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
プロセスカートリッジを更に発展させたものである。

【０００６】そこで、本発明の目的は、トナーカートリ
ッジよりトナーを補給するプロセスカートリッジにおい
て、トナー漏れを最小限に押さえることのできる小径の
開口を有し、しかも確実なトナー供給が可能な、低コス
トのトナーカートリッジ、及びこのトナーカートリッジ
を備えたプロセスカートリッジあるいは現像装置、並び
にこれらのプロセスカートリッジあるいは現像装置を備
えた画像形成装置を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
トナーカートリッジ、及びこのトナーカートリッジを装
着するプロセスカートリッジ又は現像装置、並びにこれ
らトナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、現像装
置を備えた画像形成装置にて達成される。要約すれば、
本発明は、電子写真式画像形成装置にトナーを補給する
ために用いるトナーカートリッジにおいて、少なくと
も、トナーが収容されトナー供給開口を穿孔されたトナ
ー容器と、前記トナー容器の一端面に固着された駆動伝
達手段とを有することを特徴とするトナーカートリッジ
である。

【０００８】前記トナー容器の前記トナー供給開口を覆
うカバー部材を有することが好ましい。前記トナー容器
は駆動力を受けることが好ましい。前記トナーカートリ
ッジ使用時に、前記トナー容器が回転運動することが好
ましい。別の態様によれば、トナーカートリッジ使用時
に、前記トナー容器が揺動することが好ましい。前記ト
ナー容器の内壁がトナー搬送機構を有することが好まし
い。前記トナー搬送機構は前記トナー容器の内壁に設け
られた傾斜面によって構成されることが好ましい。別の
態様によれば、前記トナー搬送機構は前記トナー容器内
壁に用意されたコイル状のリブで構成されることが好ま
しい。

【０００９】本発明による他の態様によれば、電子写真
式画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジにお
いて、少なくとも電子写真感光体と、前記電子写真感光
体に形成された潜像を現像するための現像手段と、前記
電子写真式画像形成装置にトナーを供給するためのトナ
ーカートリッジと、前記トナーカートリッジを装着する
ための装着部と、トナーカートリッジ駆動手段とを有す
ることを特徴とするプロセスカートリッジが提供され
る。

【００１０】前記トナーカートリッジは一定の角度をも
って取付けられる構成を有することが好ましい。

【００１１】本発明による他の態様によれば、トナーカ
ートリッジが装着可能な電子写真式画像形成装置におい
て、トナーカートリッジ駆動手段を有することを特徴と
する電子写真式画像形成装置が提供される。

【００１２】又、本発明による他の態様によれば、プロ
セスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像
を形成する画像形成装置において、（ａ）電子写真感光
体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、
現像剤を収容する現像容器とを有し、前記現像容器に装
着して内蔵する現像剤を前記現像容器に供給するトナー
カートリッジとを有し、前記トナーカートリッジが、少
なくとも、トナーが収容されトナー供給開口を穿孔され
たトナー容器と、前記トナー容器の一端面に固着された
駆動伝達手段とを有するプロセスカートリッジを、装置
本体に取外し可能に装着するための装着手段と、（ｂ）
前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有することを特
徴とする画像形成装置が提供される。

【００１３】又、本発明による他の態様によれば、現像
容器を備えた現像手段を有し、画像形成装置に脱着自在
な現像装置であって、トナーカートリッジを装着して現
像剤の供給を受ける現像装置において、前記トナーカー
トリッジが、少なくとも、トナーが収容されトナー供給
開口を穿孔されたトナー容器と、前記トナー容器の一端
面に固着された駆動伝達手段とを有することを特徴とす
る現像装置が提供される。

【００１４】

【実施例】以下、本発明に係る電子写真画像形成装置、
プロセスカートリッジ及び現像装置、更にはトナーカー
トリッジを図面に則して更に詳しく説明する。

【００１５】実施例１ 先ず、図１を参照して、本発明による電子写真画像形成
装置の一実施例について説明する。この画像形成装置
は、現像装置を内蔵したプロセスカートリッジを着脱自
在に装着した電子写真プロセス利用のレーザービームプ
リンタである。

【００１６】図１において、画像形成装置は、下部筺体
１と下部筺体に対して開閉自在な上部筺体２とを有す
る。上部筺体２は、下部筺体１の奥側（図１の左側）の
ヒンジ支持軸３を中心に矢印Ａ方向に回動自在に支持さ
れ、開放位置と閉鎖位置とをとり、開放位置において後
述するプロセスカートリッジ４の矢印Ｂ方向の着脱動作
が可能となる。プロセスカートリッジ４は装着手段６０
によって装置本体に装着される。

【００１７】図１に示すように、上部筺体２が閉鎖され
た状態で、装置本体の略中央部にはプロセスカートリッ
ジ４が配置され、プロセスカートリッジ４の略上方に
は、露光装置の主要部をなすレーザースキャナユニット
６が配置される。プロセスカートリッジ４の下方には、
画像形成対象となるシート材Ｐを収容したシートカセッ
ト７が配置されている。シートカセット７の下流側に
は、シート材Ｐの搬送方向に沿って、給紙ローラー８、
レジストローラー対９、転写ガイド１０、転写用帯電器
１１、搬送部材１２、定着器１４等が配置されている。
なお、これらの部材は、全て下部筺体１側に配置されて
いる。

【００１８】これに対し、上部筺体２側には、定着器１
４の下流の排紙ローラー１５、排紙トレイ１６、そして
プロセスカートリッジ４が配置されている。

【００１９】つぎに図２を参照して、プロセスカートリ
ッジ４について説明する。同図に示すように、電子写真
感光体としての回転自在の感光体ドラム４１と、感光体
ドラム４１を均一に帯電する帯電手段４２と、レーザー
光により露光されて形成された静電潜像を現像する現像
手段４３と、感光体ドラム４１上の残留トナーを除去す
るクリーニング手段４４との４個のプロセス機器を一体
的に収容している。尚、なお、プロセスカートリッジ４
は、少なくとも感光体ドラム４１と現像手段４３とを備
えていればよい。

【００２０】つぎに上記のように構成された画像形成装
置の画像形成動作について説明する。プリントスタート
信号に基づいて、感光体ドラム４１は矢印Ｋ１方向に所
定の周速度（プロセススピード）をもって回転駆動され
る。感光体ドラム４１の外周面にはバイアス電圧が印加
された帯電装置４２が接触していて、この帯電装置４２
によって感光体ドラム４１の外周面は、一様均一に帯電
される。

【００２１】レーザースキャナユニット６からは、目的
画像情報の時系列的電気デジタル画素信号に対応して変
調されたレーザー光が出力され、カートリッジ４の上面
の露光窓部４ａからカートリッジ本体内に入光して感光
体ドラム４１の帯電面を走査露光する。これにより、感
光体ドラム４１の外周面には目的画像情報に対応した静
電潜像が形成される。この静電潜像は、現像手段４３の
現像ブレード４３ｂによって層厚規制されて現像ローラ
ー４３ａ上に塗布された現像剤（トナー）によって現像
される。

【００２２】一方、シートカセット７から給紙ローラー
８によってシート材Ｐが１枚宛給紙されて、レジストロ
ーラ対９によりレーザの出力するタイミングとあわせて
転写ガイド１０を通じて感光体ドラム４１と転写用帯電
器１１との間の転移位置へタイミング供給される。これ
により感光体ドラム４１側のトナー像がシート材Ｐに順
次転写されていく。

【００２３】トナー像が転写されたシート材Ｐは、感光
体ドラム４１から分離されて搬送部材１２によって定着
器１４に搬送され、定着ローラ１４ａと加圧ローラ１４
ｂ部とのニップ部を通ることでトナー像の定着処理を受
け、排紙ローラ１５により、排紙トレイ１６に排紙され
る。転写後の感光体ドラム４１は、クリーニング手段４
４のクリーニングブレード４４ａにより外周面上の残留
トナーが除去されて、再び、帯電から始まる作像に供さ
れる。

【００２４】次に、本発明に係るトナーカートリッジ及
びプロセスカートリッジの部品の構成について図２及び
図３に沿って説明する。

【００２５】本実施例は、トナーが充填されたトナーカ
ートリッジ５と、トナーカートリッジ５が挿入可能なト
ナーカートリッジ取付部４５を有するプロセスカートリ
ッジ４とを特徴とする。

【００２６】トナーカートリッジ５はトナー容器５１
と、トナー容器５１の中央部外周を覆う外装カバー５２
とで構成される。トナー容器５１はその長手中央部分に
トナー供給開口５１ａを有し、トナー容器５１の内壁は
長手方向中央部分から長手方向両端面へかけて、対称的
にすぼんだ形状を備えている。更に、トナー容器５１
は、トナー供給開口５１ａの周囲にトナー容器５１と外
装カバーとの間を密封するトナー供給開口シール５３が
取付けられ、長手方向の一端にはギア５４が固着されて
いる。

【００２７】外装カバー５２は、トナー容器５１のトナ
ー供給開口５１ａと長手方向で同位置にカバー開口５２
ａを有する。カバー開口５２ａはトナー容器５１のトナ
ー供給開口５１ａと同一形状、あるいは類似した形状を
有する。カバー開口５２ａの周囲には、トナーカートリ
ッジ取付け部４５との間を密封するシール５２ｄが取付
けられている。

【００２８】一方、プロセスカートリッジ４は、トナー
カートリッジ取付部４５の下側の壁面の長手中央付近に
トナー補給開口４５ａを有し、このトナー補給開口４５
ａによってカバー開口５２ａと現像手段４３の現像室４
３ｃとが連通されている。

【００２９】トナーカートリッジ５は、プロセスカート
リッジ４のトナーカートリッジ取付部４５に着脱される
が、トナーカートリッジ５がプロセスカートリッジ４に
装着されたとき、トナーカートリッジ５の外装カバー５
２はカバー開口５２ａがプロセスカートリッジ４のトナ
ー補給開口４５ａと重なる位置に固定される。

【００３０】尚、トナーカートリッジ５のプロセスカー
トリッジ４への着脱は次のように行なわれる。即ち、ト
ナーカートリッジ取付部４５の水平部分には突起４５ｂ
が設けられ、又、水平部分の端部から立設した垂直部分
４５ｃの先端には水平面及び傾斜面を備えた爪４５ｄが
設けられている。一方、トナーカートリッジ５には突起
４５ｂに対応した位置に第１凹部５２ｂが、爪４５ｄに
対応した位置に第２凹部５３ｂがそれぞれ穿設されてい
る。

【００３１】トナーカートリッジ５の着脱時には、プロ
セスカートリッジ４の突起４５ｃ及び爪４５ｄをトナー
カートリッジ５の第１凹部５２ｂ及び第２凹部５３ｃに
それぞれ嵌合させ、感光体ドラム４１の軸線方向に沿っ
て平行に移動することにより、プロセスカートリッジ４
に装着することができ、又、逆の動作を行なうことによ
り離脱することができる。

【００３２】一方、トナーカートリッジ５のトナー容器
５１の端面に固定された駆動伝達手段としてのギア５４
は、現像室４３ｃにその長手方向に沿って配置されたト
ナー撹拌部材４６を回転するギヤ４７に噛み合わされ、
図に示されないギヤトレインを介してプロセスカートリ
ッジ５の感光体ドラム４１の駆動ギヤと連結される。

【００３３】プロセスカートリッジ４は、更に画像形成
装置に着脱自在に装着される。画像形成時には、前述の
ように、感光体ドラム４１が回転駆動されるが本実施例
においては感光体ドラム４１の駆動ギヤと間接的に連結
されたギヤ５４によって、トナー容器５１も感光体ドラ
ム４１同様に回転駆動される。

【００３４】トナー容器内部５１に充填されたトナー
は、トナー容器５１の回転によって撹拌され、さらにト
ナー容器５１の前述の内壁の傾斜によって徐々にトナー
供給開口５１ａが配置されたトナー容器の長手中央部分
に寄せられる。

【００３５】前記トナー容器５１のトナー供給開口５１
ａは、トナー容器５１の１回転毎にトナーカートリッジ
５の外装カバー５２のカバー開口５２ａ、及びプロセス
カートリッジ４のトナー補給開口４５ａと重なり、一定
量のトナーがトナーカートリッジ５内部からプロセスカ
ートリッジ４の現像手段４３へと供給される。

【００３６】このようにトナー容器５１が回転すること
によってトナーが撹拌され、トナー供給開口５１ａを通
過するので、トナー供給開口５１ａを小径とすることが
でき、しかも確実にトナーを供給することが可能とな
る。

【００３７】トナー補給開口４５ａから現像手段４３へ
供給されたトナーは、現像室に配置された撹拌手段４６
によって長手方向に拡散されながら撹拌され、現像スリ
ーブ４３ａ上に塗布される。

【００３８】なお、本実施例においては、トナー供給開
口５１ａはトナー容器５１の長手中央部に配置されてい
るが、トナー供給開口５１ａの位置はこれに限定される
ものではなく、例えば長手端部に配置してもよい。この
場合、トナー容器５１の傾斜面は、トナー供給開口５１
ａの穿孔された側の端部から逆側の端部へ向けてすぼん
だ形状となる。

【００３９】また、本実施例ではプロセスカートリッジ
に用いるトナーカートリッジを例示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば画像形成装置本体
に組込まれた現像手段にトナーを補給するためのトナー
カートリッジとしても使用できる。

【００４０】なお、トナー容器５１のギア５４は感光体
ドラム４１と連結される必要はなく、駆動伝達手段もギ
アに限定されるものではない。

【００４１】また、本実施例では、トナー容器５１は回
転駆動を受け、円運動を行なうが、本発明はこれに限定
されるものでなく、トナー容器は例えば振り子運動を行
なうものでも良い。

【００４２】以上説明したように、トナー漏れを最小限
に押さえることのできる小径の開口を有し、しかも確実
なトナー供給が可能な、低コストのトナーカートリッジ
を提供することができる。また、そのようなトナーカー
トリッジに対応したプロセスカートリッジ、並びにプロ
セスカートリッジを装着できる画像形成装置を得ること
ができる。

【００４３】実施例２ 図４には、本発明の他の態様であるカートリッジ化され
た現像装置４Ａを示す。

【００４４】本実施例の現像装置５Ａは、現像ローラー
のような現像剤担持体４３ａと、この現像剤担持体４３
ａに現像剤（トナー）を供給するために、内部にトナー
を収容したトナー収容部を有する現像手段４３が、一体
的にカートリッジ化される。即ち、本実施例の現像装置
５Ａは、実施例１で説明したプロセスカートリッジ４か
ら、感光体ドラム４１、帯電手段４２、クリーニング手
段４４を除いて一体化したカートリッジと考えることが
できる。従って、現像手段４３及びトナーカートリッジ
４の構成及び作用は、実施例１と同じであり、同じ構成
及び作用をなすものには同じ参照符号を付し、説明を援
用する。

【００４５】実施例３ つぎに、図５により本発明に係る実施例３について説明
する。実施例３においても、実施例１と同様に、トナー
カートリッジ５１０は、トナー容器１５１、トナー容器
１５１の一方の端面に固定されたギア１５４、及びトナ
ー容器１５１の中央部外周を覆う外装カバー１５２で構
成される。

【００４６】本実施例において、トナー容器１５１は略
円筒形に形成され、その内面には、トナー容器１５１の
長手方向中央部に設けられたトナー供給開口１５１ａを
挟むようにコイル状に形成されたリブ１５１ｂ、１５１
ｂを有する。尚、リブ１５１ｂは、トナー容器１５１を
ブロー成形等で成形することで容易に得られる。

【００４７】画像形成時、トナー容器１５１は、実施例
１と同様に、感光体ドラム４１と連結されたギア１５４
によって、トナー容器１５１も感光体ドラム４１と同様
に回転駆動される。この回転駆動を受けることによっ
て、トナー容器５１内に充填されたトナーは、リブ５１
ｂによってトナー供給開口５１ａのある側へ搬送され、
トナー供給開口１５１ａがカバー開口１５２ａと重なっ
たときに、トナー供給開口１５１ａ、カバー開口１５２
ａ、及びトナー補給開口４５ａを通じて現像手段４３に
供給され、実施例１と同様に現像スリーブ４３ａ上に塗
布される。

【００４８】なお、本実施例においても、トナー供給開
口１５１ａの穿孔位置は長手方向のどの位置でもよく、
トナー容器１５１が回転駆動されたとき、コイル状のリ
ブ１５１ｂがトナーをトナー供給開口５１ａの穿孔位置
へ搬送する方向へ捩られていれば良い。

【００４９】上記構成により、本実施例においても実施
例１と同様の効果を得ることができる。

【００５０】実施例４ つぎに、図６により本発明に係る実施例４について説明
する。実施例４においても、トナーカートリッジ５２０
はトナー容器２５１、トナー容器２５１の一方の端面に
固定されたピンギア２５３、及びトナー容器２５１の端
部外周に配置された外装カバー２５２で構成される。

【００５１】トナー容器２５１には、その長手端部付近
にトナー供給開口２５１ａが穿孔され、外装カバー２５
２には、トナー容器２５１のトナー供給開口２５１ａと
長手方向で同位置にカバー開口２５２ａが穿孔されてい
る。

【００５２】トナー供給開口２５１ａの周囲には、外装
カバー２５２との間を密封するトナー供給開口シール２
５２ｄが取付けられ、又、カバー開口２５２ａの周囲に
はトナーカートリッジ取付部４５との間を密封するシー
ル２５２ｄが取り付けられている。

【００５３】一方、画像形成装置本体に着脱自在なプロ
セスカートリッジ４も実施例１と同様にトナーカートリ
ッジ４が装着可能なトナーカートリッジ装着部４５を有
するが、本実施例において、トナーカートリッジ５２０
は、トナー容器２５１の内壁が斜面を形成するように一
定の角度でプロセスカートリッジ４に装着される。

【００５４】更に詳しく説明すると、トナーカートリッ
ジ５２０は、トナー供給開口２５１ａ側の側壁に支持軸
２５５を有し、支持軸２５５は、トナーカートリッジ装
着部４５のトナー供給開口２５１ａ側の側壁頂部に設け
られた第１軸受部４８によって回転可能に支持される。
又、トナーカートリッジ５２０の、トナー供給開口２５
１ａの反対側側壁にはピンギヤ２５４が取付けられ、ピ
ンギヤ２５４には側方に延びる支持軸２５６が設けられ
ている。支持軸２５６は、トナー供給開口２５１ａの反
対側の側壁頂部に設けられた第２軸受部４９によって回
転可能に支持される。尚、第２軸受部４９の位置は、ト
ナーカートリッジ装着部４５の水平部分を基準としたと
き、第１軸受部４８より高い位置にあり、これにより、
トナー容器２５１の内壁はトナー供給開口２５１に向か
って下降する傾斜面を形成することができる。

【００５５】撹拌部材４７に連結されたギヤ４７は中間
ギヤ４７ａに噛み合わされ、中間ギヤ４７ａに固着され
た軸４７ｂは、第２軸受部４９が形成された側壁を貫通
し、その先端には小径のピンギヤ４７ｃが固着されてい
る。この小径ピンギヤ４７ｃはピンギヤ２５４と噛み合
う構成とされている。

【００５６】上記の構成において、画像形成時等に、感
光体ドラム４１と同一の駆動力を受けたギヤ４７、４７
ａの回転力が軸４７ｂ及び小径ピンギヤ４７ｃを介して
ピンギヤ２５４に伝達され、トナー容器２５１が回転駆
動される。

【００５７】画像形成等にトナー容器２５１が回転駆動
されると、トナー容器２５１内部のトナーはトナー容器
２５１の回転運動によって撹拌されながら、トナー容器
２５１の傾斜に沿って徐々にトナー供給開口２５１ａの
穿孔された位置へ送られる。

【００５８】トナー供給開口２５１ａへ送られたトナー
は、トナー供給開口２５１ａがカバー開口３５２ａと重
複する度に定量的に現像手段４３に供給される。

【００５９】なお、トナー供給開口は、図６に示すよう
に、トナー容器の長手壁面に必ずしもある必要はなく、
図７に示すように、トナー容器５２０の端部壁面に設け
てもよい。この場合、外装カバー３５２はトナー容器２
５１の端部壁面を覆うように取り付けられる。

【００６０】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、プロセスカートリッジや現像装置にトナーカ
ートリッジよりトナーを補給するに際して、トナー飛散
を最小限に押さえ、且つ確実なトナー補給が可能な低コ
ストのトナー補給方式のプロセスカートリッジ、現像装
置及びトナーカートリッジ、並びにこれらプロセスカー
トリッジ、現像装置及びトナーカートリッジを備えた画
像形成装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る実施例１の画像形成装置を示す構
成図である。

【図２】図１のトナーカートリッジ及びプロセスカート
リッジを示す縦断面図である。

【図３】図２のトナーカートリッジ及びプロセスカート
リッジを示す横断面図である。

【図４】本発明に係る実施例２の現像装置を示す構成図
である。

【図５】本発明に係る実施例３のトナーカートリッジ及
びプロセスカートリッジを示す縦断面図である。

【図６】本発明に係る実施例４のトナーカートリッジ及
びプロセスカートリッジを示す縦断面図である。

【図７】実施例４の変形例を示す縦断面図である。

【符号の説明】

４ プロセスカートリッジ ５ トナーカートリッジ ５Ａ 現像装置 ４１ 感光体ドラム（電子写真感光体） ４３ａ 現像ローラ（現像剤担持体） ４５ トナーカートリッジ取付部 ４７ ギア ５１、１５１、２５１ トナー容器 ５１ａ、１５１ａ、２５１ａ トナー供給開口 ５２、５２ａ 外装カバー ５４ ギア

Claims (39)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子写真式画像形成装置にトナーを補給
   するために用いるトナーカートリッジにおいて、 少なくとも、トナーが収容されトナー供給開口を穿孔さ
   れたトナー容器と、前記トナー容器の一端面に固着され
   た駆動伝達手段とを有することを特徴とするトナーカー
   トリッジ。
2. 【請求項２】 更に、前記トナー容器の前記トナー供給
   開口を覆うカバー部材を有することを特徴とする請求項
   １のトナーカートリッジ。
3. 【請求項３】 前記トナー容器が駆動力を受けることを
   特徴とする請求項１又は２トナーカートリッジ。
4. 【請求項４】 前記トナーカートリッジ使用時に、前記
   トナー容器が回転運動することを特徴とする請求項１、
   ２又は３のトナーカートリッジ。
5. 【請求項５】 前記トナーカートリッジ使用時に、前記
   トナー容器が揺動することを特徴とする請求項１、２又
   は３のトナーカートリッジ。
6. 【請求項６】 前記トナー容器の内壁がトナー搬送機構
   を有することを特徴とする請求項１、２又は３のトナー
   カートリッジ。
7. 【請求項７】 前記トナー搬送機構が前記トナー容器の
   内壁に設けられた傾斜面によって構成されることを特徴
   とする請求項６のトナーカートリッジ。
8. 【請求項８】 前記トナー搬送機構が前記トナー容器内
   壁に用意されたコイル状のリブで構成されることを特徴
   とする請求項６のトナーカートリッジ。
9. 【請求項９】 電子写真式画像形成装置に着脱自在なプ
   ロセスカートリッジにおいて、少なくとも電子写真感光
   体と、 前記電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像手
   段と、 前記電子写真画像形成装置にトナーを供給するトナーカ
   ートリッジと、 前記トナーカートリッジを装着するための装着部と、 トナーカートリッジ駆動手段と、を有することを特徴と
   するプロセスカートリッジ。
10. 【請求項１０】 前記トナーカートリッジが一定の角度
    をもって取付けられる構成を有することを特徴とする請
    求項９のプロセスカートリッジ。
11. 【請求項１１】 前記トナーカートリッジが、少なくと
    も、トナーが収容されトナー供給開口を穿孔されたトナ
    ー容器と、前記トナー容器の一端面に固着された駆動伝
    達手段とを有することを特徴とする請求項９又は１０の
    プロセスカートリッジ。
12. 【請求項１２】 更に、前記トナー容器の前記トナー供
    給開口を覆うカバー部材とを有することを特徴とする請
    求項１１のトナーカートリッジ。
13. 【請求項１３】 前記トナー容器が駆動力を受けること
    を特徴とする請求項１１又は１２のプロセスカートリッ
    ジ。
14. 【請求項１４】 前記トナーカートリッジ使用時に、前
    記トナー容器が回転運動することを特徴とする請求項１
    １、１２又は１３のプロセスカートリッジ。
15. 【請求項１５】 前記トナーカートリッジ使用時に、前
    記トナー容器が揺動することを特徴とする請求項１１、
    １２又は１３のプロセスカートリッジ。
16. 【請求項１６】 前記トナー容器の内壁がトナー搬送機
    構を有することを特徴とする請求項１１、１２又は１３
    のプロセスカートリッジ。
17. 【請求項１７】 前記トナー搬送機構が前記トナー容器
    の内壁に設けられた傾斜面によって構成されることを特
    徴とする請求項１６のプロセスカートリッジ。
18. 【請求項１８】 前記トナー搬送機構が前記トナー容器
    内壁に用意されたコイル状のリブで構成されることを特
    徴とする請求項１６のプロセスカートリッジ。
19. 【請求項１９】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段としての帯電手段、又はクリーニング手段
    と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
    のカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能と
    するものである請求項９ないし１８のうちいずれかひと
    つのプロセスカートリッジ。
20. 【請求項２０】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段としての帯電手段、及びクリーニング手段
    のうち少なくとも一つと、電子写真感光体とを一体的に
    カートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本
    体に対して着脱可能とするものである請求項９ないし１
    ８のうちいずれかひとつのプロセスカートリッジ。
21. 【請求項２１】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段としての現像手段と、前記電子写真感光体
    とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
    像形成装置本体に対して着脱可能とするものである請求
    項９ないし１８のうちいずれかひとつのプロセスカート
    リッジ。
22. 【請求項２２】 トナーカートリッジが装着可能な電子
    写真式画像形成装置において、トナーカートリッジ駆動
    手段を有することを特徴とする電子写真式画像形成装
    置。
23. 【請求項２３】 トナーカートリッジを一定の角度をも
    って取付けられる構成を有することを特徴とする請求項
    ２２の電子写真式画像形成装置。
24. 【請求項２４】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する画像形成装置におい
    て、（ａ）電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作
    用するプロセス手段と、現像剤を収容する現像容器とを
    有し、前記現像容器に装着して内蔵する現像剤を前記現
    像容器に供給するトナーカートリッジとを有し、前記ト
    ナーカートリッジが、少なくとも、トナーが収容されト
    ナー供給開口を穿孔されたトナー容器と、前記トナー容
    器の一端面に固着された駆動伝達手段とを有するプロセ
    スカートリッジを、装置本体に取外し可能に装着するた
    めの装着手段と、（ｂ）前記記録媒体を搬送する搬送手
    段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
25. 【請求項２５】 更に、前記トナー容器の前記トナー供
    給開口を覆うカバー部材を有することを特徴とする請求
    項２４の画像形成装置。
26. 【請求項２６】 前記トナー容器が駆動力を受けること
    を特徴とする請求項２４又は２５の画像形成装置。
27. 【請求項２７】 前記トナーカートリッジ使用時に、前
    記トナー容器が回転運動することを特徴とする請求項２
    ４、２５又は２６の画像形成装置。
28. 【請求項２８】 前記トナーカートリッジ使用時に、前
    記トナー容器が揺動することを特徴とする請求項２４、
    ２５又は２６の画像形成装置。
29. 【請求項２９】 前記トナー容器の内壁がトナー搬送機
    構を有することを特徴とする請求項２４、２５又は２６
    の画像形成装置。
30. 【請求項３０】 前記トナー搬送機構が前記トナー容器
    の内壁に設けられた傾斜面によって構成されることを特
    徴とする請求項２９の画像形成装置。
31. 【請求項３１】 前記トナー搬送機構が前記トナー容器
    内壁に用意されたコイル状のリブで構成されることを特
    徴とする請求項２９の画像形成装置。
32. 【請求項３２】 現像容器を備えた現像手段を有し、画
    像形成装置に脱着自在な現像装置であって、トナーカー
    トリッジを装着して現像剤の供給を受ける現像装置にお
    いて、前記トナーカートリッジが、少なくとも、トナー
    が収容されトナー供給開口を穿孔されたトナー容器と、
    前記トナー容器の一端面に固着された駆動伝達手段とを
    有することを特徴とする現像装置。
33. 【請求項３３】 更に、前記トナー容器の前記トナー供
    給開口を覆うカバー部材を有することを特徴とする請求
    項３２の現像装置。
34. 【請求項３４】 前記トナー容器が駆動力を受けること
    を特徴とする請求項３２又は３３の現像装置。
35. 【請求項３５】 前記トナーカートリッジ使用時に、前
    記トナー容器が回転運動することを特徴とする請求項３
    ２、３３又は３４の現像装置。
36. 【請求項３６】 前記トナーカートリッジ使用時に、前
    記トナー容器が揺動することを特徴とする請求項３２、
    ３３又は３４の現像装置。
37. 【請求項３７】 前記トナー容器の内壁がトナー搬送機
    構を有することを特徴とする請求項３２、３３又は３４
    の現像装置。
38. 【請求項３８】 前記トナー搬送機構が前記トナー容器
    の内壁に設けられた傾斜面によって構成されることを特
    徴とする請求項３７の現像装置。
39. 【請求項３９】 前記トナー搬送機構が前記トナー容器
    内壁に用意されたコイル状のリブで構成されることを特
    徴とする請求項３７の現像装置。