JP3300332B2 - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JP3300332B2
JP3300332B2 JP2000397263A JP2000397263A JP3300332B2 JP 3300332 B2 JP3300332 B2 JP 3300332B2 JP 2000397263 A JP2000397263 A JP 2000397263A JP 2000397263 A JP2000397263 A JP 2000397263A JP 3300332 B2 JP3300332 B2 JP 3300332B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機やカラーファックス等に応用できるカラー
画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真でカラー画像を形成する
ためには、イエロ、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナ
ー像を転写材上で重ね合わせてカラー像を形成する方法
がとられている。このカラー像の形成方法としては、ひ
とつの感光体上に順次各色のトナー像を形成し、転写ド
ラムに巻き付けた転写材を回転させて繰り返しこの感光
体に対向させ、そこで順次形成される各色のトナー像を
重ねて転写していく転写ドラム方式と、複数の像形成部
を並べて配置しベルトなどで搬送される転写材にそれぞ
れの像形成部の位置を通過させて順次各色のトナー像を
転写して重ねていく連続重ね方式が一般的である。
【0003】前者の転写ドラム方式を用いたものに、特
開平1−252982号公報に示されているカラー画像
形成装置の例がある。
【0004】図5はこの従来例の全体構成の概要を示す
ものであり、以下この構成と動作を簡単に説明する。図
5において、101は感光体でこれに対向して帯電器1
02と、現像部103と、転写ドラム104、クリーナ
105が設けられている。現像部103は、イエロ色の
トナー像をつくるためのY現像器106、マゼンタ色の
ためのM現像器107、シアン色のためのC現像器10
8、黒色のためのBk現像器109とで構成され、全体
が回転して各々の現像器が順次感光体101に対向して
現像可能の状態にできるようになっている。トナー濃度
検知は現像位置の現像ローラ上のトナー濃度を光学式の
検知手段で行い、トナー補給は現像位置から90゜回転
した別の位置でトナー濃度検知の値に応じて行われる。
単色連続時はトナー濃度が低下した時点で全体が回転し
トナー濃度が低下した現像器をトナー補給位置に移動し
てトナー補給を行う。本体には各々の現像器のトナーに
応じたトナーホッパ118と、トナー補給位置までトナ
ーを送る機構が設けられている。各々の現像器には、ト
ナーホッパ118から送られたトナーを補給するための
開口部と補給機構が設けられ、トナーが不足したときに
トナー補給位置で補給できるような構成になっている。
【0005】転写ドラム104と感光体は動作中は対向
しながらそれぞれ矢印方向に一定速度で回転している。
【0006】まず、動作が開始すると感光体101が矢
印方向に回転するとともに、その表面が帯電器102に
よって一様に帯電される。
【0007】その後感光体表面は、1色目のイエロの像
を形成するための信号で変調されたレーザビーム110
を照射されて、潜像が形成される。さらにこの潜像は最
初に感光体に対向しているイエロのY現像器106に現
像されて、イエロのトナー像が形成される。形成された
イエロのトナー像が転写ドラム104に対向する位置に
くる時までに、すでに転写ドラム104の外周には給紙
部111から送られた転写材としての1枚の用紙が先端
を爪部112でつかまれて巻き付けられており、その用
紙の所定の位置に感光体上のイエロのトナー像が対向し
て出会うようにタイミングがとられてトナー像は形成さ
れる。
【0008】感光体上のイエロのトナー像が転写帯電器
113の作用により用紙に転写された後、感光体表面は
クリーナ105により清掃されて、次の色の像形成の準
備がなされる。続いてマゼンタ、シアン、黒のトナー像
も同様に形成されるが、そのとき現像部103は色に応
じてもちいる各現像器を感光体に対向させて現像可能の
状態にする。転写ドラムの径は最長の用紙が巻き付けら
れかつ各色の像間で現像器の交換が間に合うように充分
の大きさを持っている。
【0009】各色の像形成のためのレーザビーム110
の照射は、回転につれて感光体上の各色のトナー像と転
写ドラム上の用紙に既に転写されたトナー像とが位置的
に合致されて対向するようにタイミングがとられて行な
われる。この様にして4色のトナー像が転写ドラム10
4上で用紙に重ねて転写されて、用紙上にカラー像が形
成される。全ての色のトナー像が転写された後、用紙は
剥離爪114により転写ドラム104から剥されて、搬
送部115を経て定着器116により上のトナー像が定
着され、装置外へ排出される。以上が従来例の構成と動
作の簡単な説明である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成では、トナ
ーホッパが本体側にあるため、現像器へトナーを補給す
るための複雑な機構が必要となり、装置が大型で複雑に
なる。また、現像器はトナーを補給するための開口部を
必要とするためトナー補給時にトナーのこぼれが発生し
本体を汚染するだけでなく、現像器を交換するときにも
こぼれを発生し交換を困難にする。また、本体側のホッ
パから現像器へのトナー補給路が長くなり、環境等の影
響で補給路の途中でトナーがつまりトナー補給が正常に
行われないこともある。また、上記の構成では単色で連
続して画像を出力してトナー濃度が低下したときに現像
器をトナー補給位置に移動させる必要があり画像の連続
出力に支障が出る。
【0011】本発明の目的は上記問題点に鑑み、現像部
の構成が簡単で小型になり、トナーこぼれなども発生し
ない、メンテナンス性に優れたカラー画像記録装置を提
供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像記録
装置は、トナー収容部と現像ローラとを有する複数の現
像ユニットを略円柱状に集合配置した回転体と、感光体
と中間転写体と前記感光体を帯電する帯電器と前記感光
体を清掃するクリーナ部と前記中間転写体を清掃するク
リーナ部と前記2つのクリーナ部により回収される廃ト
ナーを溜め置く廃トナーボックスとを有し装置本体と着
脱自在に構成された感光体転写体ユニットと、前記感光
体上に形成された画像を、前記中間転写体に転写し、更
に、記録用紙に転写した後に定着する手段と、を具備
し、前記感光体転写体ユニットは、前記感光体が前記現
像ユニットと対向する領域を覆うシャッタと前記中間転
写体が前記記録紙と対向する領域を覆うシャッタとを有
し、ユニット交換に際して前記双方のシャッタを閉じる
ことによりトナーのユニット外への飛散を防止するよう
構成される。
【0013】これにより、小型シンプルでメンテナンス
性のよいカラー画像記録装置を得ることができる。
【0014】特に、感光体と中間転写体とを収容し装置
本体と着脱自在に構成された感光体転写体ユニットを採
用することにより、装置の操作性が格段と向上する。ま
た、感光体転写体ユニットの二つの領域にシャッタを設
け、ユニット交換に際して双方のシャッタを閉じること
によりトナーのユニット外への飛散が防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、以下のような態様を採
り得る。本発明は、静電像担持体と、各々色の異なる現
像剤を有する複数で扇状の現像ユニットと、前記複数の
現像ユニットのそれぞれを、前記静電像担持体に対向し
た現像位置に順次位置せしめるため前記扇状の現像ユニ
ットを組み合わせた略円状の全体を回転移動させる移動
手段と、前記静電像担持体上に現像された各色トナー像
を順次転写してカラー像を得る転写手段と、前記現像ユ
ニットの各々が、キャリアとトナーを混合した現像剤を
収納する第一のホッパ部と、前記第一のホッパ部とトナ
ー補給手段を介して隣接しトナーを収納する第二のホッ
パ部と、を有し、前記現像位置で前記現像ユニット内の
前記第二ホッパが前記第一ホッパの上部に位置すること
を特徴とするカラー画像記録装置である。
【0016】さらに本発明は、静電像担持体と、各々色
の異なる現像剤を有する複数の現像ユニットと、前記複
数で扇状の現像ユニットのそれぞれを、前記静電像担持
体に対向した現像位置に順次位置せしめるため前記扇状
の現像ユニットを組み合わせた略円状の全体を回転移動
させる移動手段と、前記静電像担持体上に現像された各
色トナー像を順次転写してカラー像を得る転写手段と、
前記現像位置に位置せしめたときの前記現像ユニットの
外側壁に近接して本体側に装着され、前記現像位置に順
次位置せしめた前記現像ユニット内の各色の現像剤のト
ナー濃度を検知できる単一のトナー濃度検知手段と、各
々の前記現像ユニットが、キャリアとトナーを混合した
現像剤を収納する第一のホッパ部と、前記第一のホッパ
部とトナー補給手段を介して隣接しトナーを収納する第
二のホッパ部と、を有し、少なくとも前記第一ホッパの
一部および前記第二ホッパの一部が前記現像ユニットの
回転中心側の近傍に位置することを特徴とするカラー画
像記録装置である。
【0017】さらに本発明は、静電像担持体と、各々色
の異なる現像剤を有する複数の現像ユニットと、前記複
数で扇状の現像ユニットのそれぞれを、前記静電像担持
体に対向した現像位置に順次位置せしめるため前記扇状
の現像ユニットで組み合わせた略円状を全体を回転移動
させる移動手段と、前記静電像担持体上に現像された各
色トナー像を順次転写してカラー像を得る転写手段と、
前記現像位置に位置せしめたときの前記現像ユニットの
外側壁に近接して本体側に装着され、前記現像位置に順
次位置せしめた前記現像ユニット内の各色の現像剤のト
ナー濃度を検知できる単一のトナー濃度検知手段と、各
々の前記現像ユニットが、キャリアとトナーを混合した
現像剤を収納する第一のホッパ部と、前記第一のホッパ
部とトナー補給手段を介して隣接しトナーのみを収納す
る第二のホッパ部と、を有し、前記トナー濃度検知手段
からの信号に応じて前記トナー補給手段を駆動する手段
を本体側に設けることを特徴とするカラー画像記録装置
である。
【0018】上記の構成では、各色の現像ユニットにト
ナーホッパを全て内包して外部からトナーを補給しない
構成であるため、トナー補給の機構が簡単な上に、トナ
ー補給時のトナーこぼれが発生することがなく、機械内
部のトナーによる汚染がすくない。また、メンテナンス
には各色の現像ユニットを交換するだけで済むのでユー
ザでも簡単にメンテナンスが行える。さらに上記の構成
では、トナーホッパ内のトナーは、現像ユニットが回転
移動するときに自然に撹拌されながら現像位置にユニッ
トが位置したときにホッパ内のトナー供給部に溜まる構
成になっており、トナーホッパ内に撹拌機構を設ける必
要がなく、現像ユニットの構成を簡単にできる。また、
ホッパ内のトナー残量が少なくなったときでもトナーの
供給はスムーズに行われる。
【0019】また、現像位置にあるときの現像ユニット
内のトナーホッパを現像剤を内包して撹拌する現像剤ホ
ッパの上部に位置するように構成しているため、現像位
置でのトナー補給が簡単に行える。さらに、トナー濃度
検知とトナー補給を現像位置で行うので、単色を連続し
て出力するときでも、トナー濃度が低下することなく安
定した画像を出力できる。さらに上記の構成では、現像
ユニットが移動することにより、位置が固定されたトナ
ー濃度センサを現像ユニット4つに対して1つ使用する
だけですむので各現像ユニットの構成が簡単になる上に
コスト低減につながる。さらに上記の構成では、トナー
補給の駆動を本体側で行うので現像ユニット側ではトナ
ー補給するための複雑な機構を設ける必要がなく、現像
ユニットの構成が簡単になる。
【0020】以下本発明のカラー画像記録装置につい
て、カラー電子写真装置を例として、図面を参照しなが
ら説明する。
【0021】図1は本発明の実施例のカラー電子写真装
置の全体構成図である。まず、黒、イエロ、マゼンタ、
シアンの各色用の4組の扇型をした現像ユニット1B
k、1Y、1M、1Cが現像ユニット群を構成し、図の
ように円環状に配置されている。2は感光体・ベルトユ
ニットで、感光体部、中間転写体部を含んだ構成になっ
ている。各現像ユニットは、中にいれる現像剤をのぞき
それぞれ同じ構成部材よりなっているので、説明を簡略
化するため黒用の現像ユニットについて説明し、他の色
については省略する。なお、各色用について、同じ部分
には同じ符号を付し、各色の区別をつける必要がある場
合は、符号に各色を示す文字を付す。図2に黒用現像ユ
ニット1Bkを詳細に示す。
【0022】図2において、14aはキャリアとトナー
を混合させた現像剤を収納している第一ホッパ、14b
はトナーを収納している第二ホッパ、15はトナー補給
のために開けられた開口部、16は開口部15を開閉す
るための蓋、また17はトナー補給のためのアジテー
タ、18a、18bは第一ホッパ14a内の現像剤を現
像部分に搬送するためのアジテータである。
【0023】19はアルミニウム製の回転可能な電極ロ
ーラ、20はその内部に同軸で固定された回転しない磁
石、21は電極ローラ19に電圧を印加する交流高圧電
源、22は電極ローラ19上のトナー層厚を規制する磁
性のブレードである。電極ローラ19は直径16mm
で、周速60mm/sで矢印方向に回転させた。
【0024】第一ホッパ14a内には、表面をシリコー
ン樹脂でコートした粒径50μmのフェライトキャリヤ
とトナー25Bkを混合した2成分現像剤26Bkをい
れ、アジテータ18a、18bによる搬送と磁力により
電極ローラ19表面に付着させた。用いるトナーはポエ
ステル樹脂に顔料等を分散して、さらに添加剤を加えた
ものである。電極ローラ19に付着した現像剤26BK
はブレード22により層規制された状態で現像場に搬送
され、現像に用いられる。
【0025】第二ホッパ14b内には、現像ユニット組
立時に400gのトナーが密閉収納され、ユニット外部
からのトナーの補給を行うことなくA4単色5%相当の
原稿を5000枚出力できるようになっている。第二ホ
ッパ14b内のトナーがなくなったときは、ユーザは現
像ユニットを交換するだけでよい。
【0026】なお、図2の現像ユニットは、黒用の現像
ユニットであるとともに、現像位置にある現像ユニット
の上下位置をも示している。図でトナー25Bkを収納
した第二ホッパ14bは第一ホッパ14aの上側に位置
しているため、第二ホッパ14b内部で、トナーを移動
させるための送り機構や撹拌機構を設けなくても、ユニ
ットの回転移動と自重でトナーが開口部15付近に供給
され、スムーズにトナー補給を行うことができる。
【0027】さらに、28は電極ローラ19を保護する
ためのカバーで、図2では現像のために開いた状態を示
している。このカバー28は現像ユニットが現像位置以
外の位置にあるときには現像剤を担持した電極ローラ1
9をカバーし、現像剤のゴミ等による汚染やユニットが
回転移動する時のトナーによる機内汚染等を防ぐ構成と
なっている。
【0028】黒色以外の他の現像ユニット1Y、1M、
1Cについても同様の構成を有し、動作が行われる。
【0029】再び、図1を用いて、プリンタ部の構成を
説明する。9はフタロシアニンをポリカーボネート系バ
インダ樹脂に分散した有機感光体、10は感光体をマイ
ナスに帯電する帯電ローラ、13はレーザビームによる
信号光、27は転写後の感光体表面に残ったトナーを清
掃するクリーナである。円環状に配置されている現像ユ
ニット1Bk、1Y、1M、1Cは支持体(図示せず)
に支持されており、全体として、制御回路29に制御さ
れた移動手段である移動モータ30に駆動され、円筒状
の固定されて回転しない軸31の周りに矢印方向に回転
移動可能になっている。各現像ユニットは、順次、感光
体9に対向した現像位置に移動される。現像ユニット1
BK、1Y、1M、1Cの支持体には各現像ユニットが
現像位置に移動したことを検出する手段(図示せず)を
有し、各ユニットの移動が完了する毎に移動完了に対応
する信号を制御回路29に送信する。
【0030】3はレーザ露光装置で、プリンタ部に入力
された信号で変調されたレーザビームによる信号光13
を発生して感光体9に照射し潜像を形成する。
【0031】60は軸31に設置された磁気抵抗方式の
トナー濃度センサで、現像ユニットが現像位置に移動さ
れたときに現像ユニットの第一ホッパ14a内のトナー
濃度を検知できるように位置されている。このトナー濃
度センサ60の位置に対応する部分の現像ユニットの側
壁はトナー濃度が安定に検知できるように肉厚を薄く設
定してある。また、さらに検知を安定にするためには、
このセンサに対応するユニットの側壁を、平滑性がよ
く、薄くても強度がある材料に変更し薄くすればよい。
なお、本実施例では、トナー濃度センサ60は離接機構
を用いず固定で行ったが、離接機構を用いてユニット回
転時にトナー濃度センサ60の位置を回転の内側にわず
かにずらせるような離接機構を用いてもよいし、背後か
らバネ部材等でユニットの側壁に押し当てる構成でもよ
い。また、本実施例ではトナー濃度センサ60は磁気抵
抗方式のものを用いたが、このセンサには例えば現像ユ
ニットの対応する側壁部を透明にして光学式の反射濃度
センサなどを用いてもよいことは言うまでもない。
【0032】次に、図1を用いてプリンタの動作の説明
をする。感光体9の直径は30mmで、周速60mm/
sで矢印方向に回転させた。
【0033】感光体9を帯電ローラ10で、−700V
に帯電させた。この感光体9にレーザビームによる信号
光13を照射し静電潜像を形成した。このとき感光体の
露光電位は−100Vであった。
【0034】次に感光体9表面を感光体9表面と400
μmの間隔を開けて対向し層規制された状態の現像剤2
6Bkを担持した電極ローラ19の前を通過させた。感
光体9の未帯電域の通過時には、電極ローラ19には交
流高圧電源21により、+100Vの直流電圧を重畳し
た750V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)の
交流電圧(周波数1kHz)を印加した。その後、−7
00Vに帯電し静電潜像が書き込まれた感光体9表面の
通過時には、電極ローラ19には交流高圧電源21によ
り、−400Vの直流電圧を重畳した750V0-p(ピ
ーク・ツー・ピーク1.5kV)の交流電圧(周波数
1.5kHz)を印加した。すると、感光体9上には画
像部にのみネガポジ反転したトナー像が残った。矢印方
向に回転する電極ローラ19に付着したキャリヤとトナ
ーは、再び第一ホッパ14a内に戻し次の現像に用い
た。
【0035】こうして感光体9上には黒色のトナー像が
得られる。32は中間転写ベルトで、厚さ100μmの
エンドレスベルト状の半導電性のウレタンを基材とした
フィルムよりなり、周囲に低抵抗処理をしたウレタンフ
ォームを成形した転写ローラ33およびステンレス性の
ローラ34に巻回し、矢印方向に移動可能になってい
る。
【0036】転写ローラ33は、中間転写ベルト32を
介して感光体9に軽く圧接されている。ローラ34に
は、中間転写ベルト32を介して上記の転写ローラ33
と同様の構成の第2転写ローラ35が、従動回転可能に
軽く圧接している。
【0037】中間転写ベルト32と第2転写ローラ35
の圧接されたニップ部には、給紙部36から用紙が送ら
れてくるように用紙搬送路が形成されている。
【0038】40は、中間転写ベルトを清掃するベルト
クリーナを含むベルトクリーナ部である。ベルトクリー
ナ部40に回収された廃トナーは廃トナー搬送管37を
介して感光体クリーナ27に送られる。
【0039】感光体・ベルトユニット2は、感光体9、
帯電ローラ10、感光体クリーナ27、中間転写ベルト
32、転写ローラ33、ローラ34、廃トナー搬送管3
7、およびベルトクリーナ部40を含んだ構成で、容易
に交換可能になっている。
【0040】44は転写後の用紙上のトナー像を定着す
る定着器、45は定着後の用紙を排出する排出ローラで
ある。
【0041】以上が本発明のカラー電子写真装置および
現像ユニットの主要構成の説明である。次に、この装置
のカラー現像時の動作を説明する。
【0042】まず最初は、各現像ユニットは図1に示す
ような位置にあり、かつ黒用の現像ユニット1Bkは感
光体9に対向する現像位置に位置し、現像ユニットの側
壁にはトナー濃度センサ60が図のようにほぼ接触する
ように位置している。レーザ露光装置3により黒の信号
光が感光体9に入力され、黒トナーによる現像が行われ
る。現像開始と同時に、トナー濃度センサ60は第一ホ
ッパ14a内の現像剤のトナー濃度を検知し始め、この
検知信号に応じてトナー補給を行う。
【0043】図3は現像中のユニットのトナー補給用ア
ジテータ17の駆動部を示している。70はアジテータ
17を回転させる歯車、71は本体側に設けられ歯車7
0を駆動するためのモータ、72はモータ71の駆動を
歯車70に伝達するための歯車である。トナー濃度セン
サ60の出力に応じてトナー補給を行うときは、モータ
71が回転し、歯車72、歯車70を介してアジテータ
17に駆動力が伝達され、アジテータ17が回転し、第
二ホッパ14b内のトナーが第一ホッパ14a内に供給
される。現像ユニット群が回転移動するときには、歯車
72は歯車70と離間し、ユニット群の移動が完了した
ときに接続できる構成になっている。なお、本実施例で
は本体側にトナー補給用のモータを新たに設けたが、例
えば感光体を駆動するモータなど、別の目的で本体側に
設けられた駆動手段から駆動を伝達してもよい。その場
合、駆動を伝達する途中でクラッチ等の駆動離接手段を
設けるとアジテータ17の駆動の制御が容易にできる。
【0044】現像ユニット内の蓋16は、図2に示すよ
うに第二ホッパ14b側から力を加えた場合にのみ開く
ように、一方をヒンジで回転可能に固定し、力がかから
ないときは開口部15を閉じるようにねじりバネ(図示
せず)が取り付けてある。また、アジテータ17は周辺
のトナーをかき回しながら蓋16を押し開け、トナーを
補給するような構成になっている。この構成によりトナ
ー補給がトナー濃度センサ60からの信号に応じて行わ
れる。実際には、トナー濃度検知はセンサの出力が安定
してから行えるように現像開始から3秒後に開始するよ
うにした。トナー補給を行わないときはアジテータ17
は蓋16を押し開けないような位置で停止するようにな
っている。また、現像ユニットが現像しているとき以
外、特に現像ユニットが現像位置以外の場所に移動して
いるときは、蓋16は現像ユニットの支持体(図示せ
ず)に設置されたロック機構(図示せず)により閉じた
状態にロックされ、トナー補給時以外の時の第二ホッパ
14bから第一ホッパ14aへのトナーの混入を防いで
いる。
【0045】感光体9上に現像された黒トナー像は転写
ローラ33の作用で中間転写ベルト32上に順次転写さ
れる。
【0046】現像ユニット群1Bk、1Y、1M、1C
は全体が移動モータ30に駆動されて一体的に図1の矢
印方向に回転移動し、ちょうど90度回転して現像ユニ
ット1Yが現像位置に達した位置で止まり、現像ユニッ
ト1Yが位置決めされる。現像ユニットの電極ローラ1
9以外の部分は電極ローラ19先端の回転円弧より内側
に位置しているので、感光体9が現像ユニットに接触す
ることはない。また、電極ローラ19のカバー28は各
現像ユニットが現像位置に位置する前に移動に応じて開
き図2に示すように現像ユニット内に収納できる構成
で、現像終了後の移動の時に再び閉じる構成になってい
る。前と同様に今度はイエロの信号でレーザ露光装置が
現像ユニット1Yに信号光を入力しイエロのトナー像の
形成と転写が行われる。このとき中間転写ベルト32上
に前に転写された黒のトナー像に次のイエロのトナー像
が位置的に合致するようにイエロの信号光の書き込みの
タイミングが制御される。この間、第2転写ローラ35
とベルトクリーナ部40は中間転写ベルト32から少し
離されており、その上のトナー像には何も作用しないよ
うになっている。
【0047】以上と同様の動作を、マゼンタ、シアンに
ついても行い中間転写ベルト32上には4色のトナー像
が位置的に合致して重ね合わされカラー像が形成され
る。最後のシアントナー像の転写後、4色のトナー像は
タイミングを合わせて給紙部36から送られてくる用紙
に、第2転写ローラ35の作用で一括転写される。用紙
に転写されたトナー像は定着器44により定着される。
用紙はその後排出ローラ45を経て装置外に排出され
る。中間転写ベルト32上に残った転写残りのトナー
は、ベルトクリーナ部40の作用で清掃され次の現像に
備える。
【0048】次に単色モード時の動作を説明する。単色
モード時は、まず所定の色の現像ユニットが現像位置に
移動され位置決めされる。次に前と同様にして所定の色
の現像および中間転写ベルトへの転写を行い、今度は転
写後そのまま続けて、次の第2転写ローラにより給紙部
から送られてくる用紙に転写をしていく。
【0049】次にこの装置の、メンテナンスに関して図
4を用いて説明をする。特定の色の現像剤が消費されて
なくなったりして、メンテナンスをする場合を想定す
る。まず、作業者からの指令(図示しないスイッチによ
る)により制御回路29に制御された移動モータ30の
作用により、現像ユニット群が回転され、注目の色の現
像ユニットを上部位置(図1の現像ユニット1Cの位
置)に移動する。そして図3に示すように、作業者は装
置本体上部に位置したカバー46をあけて、そこから注
目の現像ユニットのみを装置外に取り出し、新しいその
色の現像ユニットを装着する。
【0050】この時、電極ローラカバーは閉じた状態に
あるので、作業者は現像剤等で手を汚したり、現像剤を
こぼしたりすることはない。
【0051】また交換すべき現像ユニットは、現像位置
とは異なる上部位置で交換できるため、転写部等の関連
部材に邪魔されることなく、かつ位置決めもされていな
いので、容易に装置外に取り出すことが可能でメンテナ
ンス性が優れたものとなる。
【0052】感光体・ベルトユニット2については、本
体のパネルにユニットの寿命が来たことを表示すること
により作業者に交換時期を知らせる。作業者はこの表示
により、前扉47を解放し、使用済みの感光体・ベルト
ユニット2を取り出し、新しいユニットを装着する。4
8は感光体・ベルトユニット2の感光体9が現像ユニッ
トの電極ローラ19と接触する部分を覆うシャッタ、4
9は感光体・ベルトユニット2の中間転写ベルト32が
第2転写ローラ35と接触する部分を覆うシャッタで、
シャッタ49は前扉47を解放したときに、またシャッ
タ48は感光体・ベルトユニット2を本体から取り出す
ときにそれぞれ閉まる構成になっている。これにより、
作業者は中間転写ベルト32に触れることなく、また廃
トナーをこぼすことなく、感光体・ベルトユニット2を
交換できる。
【0053】以上が実施例の構成と動作の説明である。
なお、本構成では中間転写体を用いたが、紙を巻き付け
た転写ドラム方式等の直接紙に転写する方式などでも本
発明の本質と作用効果は変わることはない。
【0054】また、以上の実施例では、現像ユニットに
用いる現像法として特定のものを用いたが、キャリアと
トナーを混合する方法であれば、他の現像法を用いた構
造の現像ユニットの場合でも、本発明の本質と作用効果
は変わることがない。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明は、現像ユニットが
各色ごとにそれぞれ独立してひとつの現像ユニットとし
て完結している上に、複雑なトナー補給機構も必要なく
構成が簡単になる。また、感光体部と中間転写ベルト部
もユニット化しており、ユーザは各色の現像ユニットと
感光体・ベルトユニットを交換するだけで済み、メンテ
ナンス性も優れたものとなる。
【0056】また、各現像ユニットはトナー補給を容易
に行える構成である上に、トナー濃度センサおよびトナ
ー補給機構は4つの現像ユニットに対して1つだけ本体
に装着するだけですむので、装置の構成が簡単になる。
【0057】また、中間転写体の大きさを小さくできる
ため装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカラー電子写真装置の
構成図
【図2】本発明の実施例のカラー電子写真装置に用いら
れる現像ユニットの構成図
【図3】本発明の実施例のトナー補給部の駆動の伝達を
説明する構成図
【図4】現像ユニットおよび感光体・ベルトユニットを
交換する時の説明図
【図5】従来のカラー画像形成装置の構成図
【符号の説明】
1Bk、1C、1M、1Y 現像ユニット 2 感光体・ベルトユニット 3 レーザ露光装置 9 感光体 13 信号光 28 電極ローラカバー 32 中間転写ベルト 33 転写ローラ 35 第2転写ローラ 60 トナー濃度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−110261(JP,A) 特開 平5−158320(JP,A) 特開 平4−110871(JP,A) 特開 平2−275967(JP,A) 特開 平3−191368(JP,A) 特開 平6−138742(JP,A) 特開 平3−77973(JP,A) 特開 平1−144088(JP,A) 特開 平4−43374(JP,A) 特開 平4−133081(JP,A) 特開 昭62−210478(JP,A) 特開 昭59−34555(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 G03G 21/10 G03G 15/08 - 15/095

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー収容部と現像ローラとを有する複
    数の現像ユニットを略円柱状に集合配置した回転体と、
    感光体と中間転写体と前記感光体を帯電する帯電器と前
    記感光体を清掃するクリーナ部と前記中間転写体を清掃
    するクリーナ部と前記2つのクリーナ部により回収され
    る廃トナーを溜め置く廃トナーボックスとを有し装置本
    体と着脱自在に構成された感光体転写体ユニットと、前
    記感光体上に形成された画像を、前記中間転写体に転写
    し、更に、記録用紙に転写した後に定着する手段と、を
    具備し、 前記感光体転写体ユニットは、前記感光体が前記現像ユ
    ニットと対向する領域を覆うシャッタと前記中間転写体
    が前記記録紙と対向する領域を覆うシャッタとを有し、
    ユニット交換に際して前記双方のシャッタを閉じること
    によりトナーのユニット外への飛散を防止するよう構成
    された、ことを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】 トナー収容部と現像ローラとを有する複
    数の現像ユニットを略円柱状に集合配置した回転体と、
    感光体と中間転写体と前記感光体を帯電する帯電器と前
    記感光体を清掃するクリーナ部と前記中間転写体を清掃
    するクリーナ部と前記2つのクリーナ部により回収され
    る廃トナーを溜め置く廃トナーボックスとを有し装置本
    体と着脱自在に構成された感光体転写体ユニットと、前
    記感光体上に形成された画像を、前記中間転写体に転写
    し、更に、記録用紙に転写した後に定着する手段と、を
    具備するカラー画像記録装置にのみ使用される感光体転
    写体ユニットであって、 前記感光体が前記現像ユニットと対向する領域を覆うシ
    ャッタと前記中間転写体が前記記録紙と対向する領域を
    覆うシャッタとを有し、ユニット交換に際して前記双方
    のシャッタを閉じることによりトナーのユニット外への
    飛散を防止するよう構成された、ことを特徴とする感光
    体転写体ユニット。
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