JPH0733255A - トレイ供給装置およびこれを用いた電子部品の分類装置 - Google Patents

トレイ供給装置およびこれを用いた電子部品の分類装置

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JPH0733255A
JPH0733255A JP18171593A JP18171593A JPH0733255A JP H0733255 A JPH0733255 A JP H0733255A JP 18171593 A JP18171593 A JP 18171593A JP 18171593 A JP18171593 A JP 18171593A JP H0733255 A JPH0733255 A JP H0733255A
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JP18171593A
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Satoshi Kato
聡 加藤
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータの手間および装置の簡略化を図る
ことできるトレイ供給装置ならびにこれを用いた電子部
品の分類装置を提供することを目的とする。 【構成】 架台上に設けられた複数の分類ステージ11a,
11b…に空トレイを供給するためのトレイ供給装置にお
いて、空トレイを複数枚積層した状態で保持することが
でき、下から1枚ずつの空トレイを取り出すことができ
るようになった空トレイストッカ13と、上記空トレイス
トッカから取り出された空トレイを保持し、上記架台の
下方を移動して上記複数の分類ステージの選択した一つ
まで搬送することができる空トレイ搬送手段15とを備え
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明はトレイ供給装置および
これを用いた電子部品の分類装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】IC
やLSI等の電子部品の製造において、リードフレーム
から切り離して各単位部品となったものを取り扱う場
合、これを複数行複数列に収納保持するトレイが用いら
れることが多い。このトレイは、上面に取り扱うべき電
子部品が嵌まり込む凹部が複数行複数列形成された形態
をもっており、空の状態において水平方向にずれ動くこ
となく互いに積層状とすることができ、また、各凹部に
電子部品が収納保持されている状態においても、このト
レイを積層状態に保持することができるようになってい
るのが普通である。
【0003】ところで、ICやLSI等の電子部品にお
いては、出荷前に一定の特性試験が行われ、その特性に
応じて、幾つかの分類に分ける操作が行われる。これに
より、同一分類に入る電子部品は、ほぼ同一の特性を示
すことになり、ユーザにおいて一定の用途に用いる場合
に、画一的な特性をもつものを使用することができるよ
うになる。
【0004】かかる分類は、各単位電子部品を測定ステ
ーション上で分類し、これが示す特性に応じて幾つかの
グループに分類される。ここにおいても、分類後の電子
部品をトレイ上に収納保持するという手法が、後工程
(たとえば、特性を示す別異の標印を行う工程)処理の
便宜のために、採用される。
【0005】この種の電子部品の分類装置は、従来、次
のように構成されるのが普通であった。図13は、従来
の分類装置の概略を示す平面図である。図13において
符号1a,1b…は、空トレイストッカをそれぞれ示
し、この空トレイストッカには、空トレイが積層状態に
おいて保持されている。図13において符号2a,2b
…は、分類ステージを示し、ここには、上記空トレイス
トッカの下部から1枚ずつ取り出された空トレイに、当
該分類に入るべき電子部品が運び込まれる。さらに、図
13において符号3a,3b…は、分類済トレイストッ
カをそれぞれ示し、上記分類ステージにおいて全ての収
納凹部に電子部品が収納保持された分類済トレイが、下
方から順次積層状に収納保持されてゆくようになってい
る。
【0006】この図13からわかるように、従来のこの
種の分類装置においては、分類するべき数、すなわち、
分類ステージの数に応じて、各分類ステージに対応する
空トレイストッカが設けられている。各空トレイストッ
カの空トレイは、順次消費されてゆくのであり、したが
って、経時的に各空トレイストッカに溜められている空
トレイの数は減少する。そのため、オペレータは、各空
トレイストッカの空トレイの消費量を常にチェックしな
がら、空トレイがなくならないように、適宜複数の空ト
レイストッカに空トレイを補給しなければならない。
【0007】それだけではなく、空トレイストッカが分
類ステージ毎に設けられていることから、装置全体が大
型化しやすく、保全性が悪いという問題もあった。
【0008】本願発明は、上述した事情のもとで考え出
されたものであって、空トレイ供給にかかるオペレータ
の負担を著しく軽減することができるとともに、装置の
複雑化を回避し、作業性、効率、およびコストの面でさ
らに改善された電子部品の分類装置、ないしはこれに用
いるトレイ供給装置を提供することをその課題としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願の請求項1に記載した発明は、架台上に設け
られた複数の分類ステージに空トレイを供給するための
トレイ供給装置であって、空トレイを複数枚積層した状
態で保持することができ、下から1枚ずつの空トレイを
取り出すことができるようになった空トレイストッカ
と、上記空トレイストッカから取り出された空トレイを
保持し、上記架台の下方を移動して上記複数の分類ステ
ージの選択した一つまで搬送することができる空トレイ
搬送手段と、を備えていることに特徴づけられる。
【0010】そして、本願の請求項2に記載した発明
は、上記請求項1のトレイ供給装置において、上記各分
類ステージは、この分類ステージ上の分類位置と、分類
位置から側方に変位する退避位置との間を往復移動可能
なトレイホルダを備えて構成されており、このトレイホ
ルダは、上記退避位置から上記分類位置に移動する際に
上記空トレイ搬送手段から空トレイを受け取ることがで
きるようになっていることに特徴づけられる。
【0011】さらに、本願の請求項3に記載した発明
は、請求項2のトレイ供給装置を備える電子部品の分類
装置であって、各分類ステージにおいて分類位置にある
トレイホルダが保持するトレイに電子部品を分類収納す
るようになっており、電子部品が所定個数収納された分
類済トレイは、これを保持するトレイホルダが退避位置
をとるとき、その上方に位置する分類済トレイストッカ
に積層状に保持されるようになっていることに特徴づけ
られる。
【0012】
【発明の作用および効果】本願発明のトレイ供給装置に
あっては、空トレイストッカから取り出された空トレイ
を保持する空トレイ搬送手段が、架台上の複数の分類ス
テージの選択した一つまで移動することができるように
なっている。すなわち、本願発明のトレイ供給装置は、
分類ステージが複数であっても、空トレイストッカは一
つである。したがって、オペレータが、この一つの空ト
レイストッカのみに注目して、その中に積層保持されて
いる空トレイの消費量にみあって、空トレイを補給すれ
ばよい。また、このトレイ供給装置を電子部品の分類装
置に適用する場合においては、一定時間に分類される電
子部品の数は決まっているから、かかる分類後の電子部
品が収納されるトレイの一定時間における消費枚数も、
ほぼ決まってくる。したがって、一定時間毎に、上記一
つの空トレイストッカに空トレイを供給するようにする
だけで、分類装置の連続運転を達成することができる。
【0013】また、本願発明のトレイ供給装置において
は、各分類ステージに空トレイを搬送する空トレイ搬送
手段が、上記各分類ステージが設けられる架台の下方を
移動するように構成している。したがって、架台の上方
空間が開放しており、これにより、各分類ステージにあ
る空トレイに対する分類済電子部品の装填のための機構
等を、スペース効率よく配置することができる。このこ
とと、空トレイストッカが一つで済むこととがあいまっ
て、トレイ供給装置ないしはこれを用いた分類装置の全
体構成が単純化され、作業性および保全性において優れ
たものとすることができる。
【0014】請求項2の供給装置においては、トレイホ
ルダが上記空トレイ搬送手段からの空トレイを受け取
り、かつこれを保持するようになっており、このトレイ
ホルダは分類ステージ上の分類位置とこれから側方に変
位する退避位置との間を往復移動可能となっていること
により、電子部品が満載された分類済トレイを上記分類
ステージから排出する操作を円滑に行うことができる。
【0015】そして、請求項3の記載した電子部品の分
類装置のように、退避位置にある上記トレイホルダ上の
分類済トレイを、分類済トレイストッカに積層状に保持
することができるようになる。
【0016】このように本願発明のトレイ供給装置およ
びこれを用いた電子部品の分類装置によれば、オペレー
タの手間を削減することができるとともに、装置構成を
簡略化、効率化することができる。
【0017】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0018】図1は、本願発明のトレイ供給装置の一例
の概略構成を示す平面図である。図1において符号11
a,11b…は、分類ステージを示しており、本実施例
においては、三つの分類ステージが二列、合計六つの分
類ステージが設けられている。各分類ステージ11a,
11b…に隣接するようにしてそれぞれの外側には、分
類済トレイストッカ12a,12b…が配置されてい
る。図1において符号13は、空トレイストッカを示し
ており、本願発明は、上記六つの分類ステージ11a,
11b…に供給するべき空トレイTが、この一つの空ト
レイストッカ13から供給されるようになっていること
に、主として特徴づけられる。
【0019】上記各分類ステージ11a,11b…は、
平板状の架台14に設けられており、その具体的構成
は、後述する。
【0020】上記空トレイストッカ13は、空トレイT
が複数枚積層された状態で保持されるようになってお
り、この空トレイストッカ13に保持されている空トレ
イの積層物の最も下のトレイが1枚ずつ取り出されてト
レイ搬送手段15上に載せられ、このトレイ搬送手段1
5が上記架台14の下方を移動することにより、上記六
つの分類ステージ11a,11b…に対応してその下方
に位置することができる。
【0021】上記空トレイストッカ13は、図2に詳示
するように、図示しないアクチュエータによって開閉動
可能な一対の保持レバー16,16を備えており、閉動
位置にあるこの保持レバー16,16に最も下にあるト
レイTのフランジ部が引っ掛けられるようにして、空ト
レイTの積層物が空トレイストッカ13内に保持されて
いる。
【0022】上記架台14の下方には、図1のX方向に
移動可能な支持ベース17が設けられており、この支持
ベース17上に、上記トレイ搬送手段15を構成するト
レイ搬送ユニット18と、上記空トレイストッカ13内
の空トレイを下から1枚ずつ取り出して上記トレイ搬送
ユニット18に移し替えるための移載機構19が設けら
れている。この移載機構19は、上記空トレイストッカ
13の平面的な位置と対応して、その下方に位置するこ
とができるように上記支持ベース17上に設けられる。
【0023】この移載機構19は、図2に詳示するよう
に、トレイTの左右のフランジ部をスライド可能に係止
することができる一対のガイドレール20,20と、こ
れら一対のガイドレール20,20の間に配置されるエ
レベーション機構21とを備えている。この上記ガイド
レール20,20は、支柱22を介して上記支持ベース
17に対して所定高さ位置に設けられている。また、上
記エレベーション機構21は、昇降可能に案内支持され
た支持板23を、シリンダ24によって上下動させるよ
うに構成されている。
【0024】上記空トレイストッカ13に積層保持され
た空トレイを、下から1枚ずつ取り出す操作は、次のよ
うにして行われる。まず、図3に示すように、エレベー
ション機構21の支持板23が空トレイの積層物の最も
下のトレイの底面を支えるべく上昇する。次に図4に示
すように、上記保持レバー16,16が開動させられ、
この保持レバー16,16による空トレイ積層物の係合
支持が解除される。次に、上記エレベーション機構21
がトレイ1枚分下動し、この状態において保持レバー1
6,16が閉動して、下から二枚目のトレイのフランジ
部を係合支持する(図5)。この時点で、保持レバー1
6,16に下から二枚目より上のトレイ積層物が保持さ
れる。次いで、一番下にあった1枚のトレイTを支持す
るエレベーション機構21が下動し、その過程におい
て、このトレイTの左右フランジ部が上記ガイドレール
20,20に係合支持される(図6)。こうして、空ト
レイストッカ13から1枚の空トレイTが移載機構19
上に取り出される。
【0025】一方、上記トレイ搬送ユニット18は、上
記支持ベース17上を、図1のY方向に往復移動可能に
設けられている。この搬送ユニット18は、図7および
図8に示すように、上記支持ベース17に対してY方向
に延びるスライドガイド25を介して載置されるベース
板26と、このベース板26に対して支柱27を介して
所定高さ位置に支持される左右一対のガイドレール2
8,28と、これら一対のガイドレール28,28間に
位置するエレベーション機構29とを基本的に備えてい
る。上記エレベーション機構29は、昇降可能に案内支
持された支持板30を、上記ベース板上に取付けられた
シリンダ31によって上下動させるようになっている。
また、このトレイ搬送ユニット18それ自体、エアシリ
ンダ32により、図1および図7のY方向に往復駆動さ
せられ、上記二列の分類ステージのいずれかの列に対応
して位置させられるようになっている。
【0026】上記移載機構19上に取り出された空トレ
イTは、次のようにして、トレイ搬送ユニット18上に
移載される。すなわち、まず、トレイ搬送ユニット18
は、図1に実線で示すように、上記移載機構19と隣接
する位置に位置させられる。この状態において、上記移
載機構19の一対のガイドレール20,20と、上記ト
レイ搬送ユニット18上の一対のガイドレール28,2
8とが、互いに連続するように隣接させられる。この時
点で、架台14上に設けたシリンダ33によって作動さ
せられる押動レバー34が、上記移載機構19のガイド
レール20,20上に載る空トレイTを押し、これによ
って、空トレイTは、ガイドレール20,20上をスラ
イドして、上記トレイ搬送ユニット18のガイドレール
28,28上に移し替えられる。
【0027】こうしてトレイ搬送ユニット18上に移し
替えられた空トレイTは、上記六つの分類ステージ11
a,11b…のうち、選択されたものの下方まで移動す
る。仮に移動先の分類ステージが、図1における下側の
列の三つのうちのいずれである場合には、上記支持ベー
ス17上において図1に実線で示す位置をトレイ搬送ユ
ニット18がとったまま、支持ベース17自体が図1の
X方向に所定距離移動させられる。支持ベース17は、
X方向のスライドガイド35によってフロア等のベース
に支持されており、モータ36で作動するベルト駆動機
構37により、図1のX方向に移動させられるようにな
っている。
【0028】また、トレイ搬送ユニット18の移動先
が、図1に示す上側の列の三つの分類ステージのいずれ
かである場合には、まず、搬送ユニット18が、支持ベ
ース17に対してY方向に動いて図1に仮想線で示す位
置をとり、その後、支持ベース17自体が上述と同様に
して、図1のX方向に所定距離移動させられる。
【0029】各分類ステージは、次のように構成され
る。図9および図10に示すように、架台14に、トレ
イTが上下に通りうるに充分な幅のスリット38が形成
されており、このスリット38に重なるようにして、ト
レイホルダ39が、シリンダ40によってY方向にスラ
イド移動可能に取付けられている。このトレイホルダ3
9は、図9および図10に詳示するように、トレイTの
左右フランジ部を係合支持できる左右一対のレール部4
0a,40aと、これらレール部40a,40aの両端
部どうしをつなぐ横桟部40b,40bをもつ、枠状を
呈している。ただし、上記横桟部40b,40bは、上
記レール部40a,40aに沿ってトレイTがY方向に
相対移動するのを阻害しないように形成されている。
【0030】このトレイホルダ39は、図9に示すよう
に、分類済トレイストッカ12a,12b…の下方に位
置する水平方向かつ図1のY方向に往復移動することが
でき、上記分類位置と、上記各分類ステージと対応して
隣接するように架台14上に設けられた各分類済トレイ
ストッカ12a,12b…の下方に位置する退避位置と
を選択できるようになっている。
【0031】上記各分類済トレイストッカ12a,12
b…は、図11に詳示するように、左右のラチェット係
合爪41,41を備えており、このラチェット係合爪4
1,41により、最も下に位置する分類済トレイTのフ
ランジ部を係合支持することにより、分類済トレイTの
積層物を保持しておくことができるようになっている。
【0032】上記分類ステージ11a,11b…におい
て分類位置をとるトレイホルダ39上に支持されている
トレイTが、搬入されてくる電子部品で満杯となると、
この分類済トレイTは、上記分類済トレイストッカ12
a,12b…に蓄積されるとともに、このトレイホルダ
39には、新たな空トレイTが保持される。
【0033】かかる一連の動きは、次のようにして行わ
れる。まず、電子部品で一杯になって、分類ステージか
ら分類済トレイストッカに移すべきトレイが生じると、
前述したようにして空トレイTを支持するトレイ搬送ユ
ニット18が、当該分類ステージの下方に移動する(図
10)。これには、既に述べたように、トレイ搬送ユニ
ット18と上記移載機構19とを搭載する支持ベース1
7それ全体が図1のX方向に移動することによって行わ
れる。そうすると、分類ステージから排出するべき分類
済トレイTの下方に空トレイTを支持するトレイ搬送ユ
ニット18が位置するとともに、分類済トレイストッカ
12a,12b…の下方に、上記移載機構19が位置す
ることになる(図11)。
【0034】この状態において、上記トレイホルダ39
が退避位置、すなわち、分類済トレイストッカ12a,
12b…の下方に位置する状態をとる(図11)。次い
で、移載機構19のエレベーション機構21が上動し、
上記トレイホルダ39に支持されている分類済トレイT
を押し上げ、分類済トレイストッカ12a,12b…内
に既に保持されている積層状の空トレイストッカの下面
に重ねるようにして、さらに押し上げる。そうすると、
エレベーション機構21によって押し上げられる分類済
トレイは、上記ラチェット爪41によって係合支持され
る。こうして、分類ステージ11a,11b…において
電子部品で満載された分類済トレイは、分類済トレイス
トッカ12a,12b…内に、下から重ねるようにして
保持されることになる。
【0035】一方、上記トレイホルダ39が退避位置を
とっている間に、トレイ搬送ユニット18のエレベーシ
ョン機構29が、ガイドレール28によって左右フラン
ジ部を保持されていた空トレイTを、所定高さ上昇させ
る(図12)。この状態において、トレイホルダ39が
分類位置に復帰動すると、上記エレベーション機構29
によって所定高さに保持されている空トレイTの左右フ
ランジ部が、水平方向にスライド移動してくるトレイホ
ルダ39の左右レール部40a,40bによって支持さ
れる。こうして、分類済トレイの分類済トレイストッカ
への蓄積、ならびに、新たな空トレイの分類ステージ上
への保持を終えると、移載機構19のエレベーション機
構ならびにトレイ搬送ユニット18のエレベーション機
構がともに下動し、そして、支持ベース17全体が復帰
動させられ、引き続き空トレイの搬送に備えて、前述し
たのと同様にして空トレイストッカからの空トレイの取
り出しないしそのトレイ搬送ユニット18上への移し替
えが行われる。
【0036】なお、X方向に移動可能な支持ベース17
上には、上記移載機構19およびトレイ搬送ユニット1
8の他に、二列目の各分類ステージ11d,11e,1
1fにおいて分類された分類済トレイを対応する分類済
トレイストッカ12d,12e,12fに下から積層保
持させるためのエレベーション機構42が設けられてい
る。かかるエレベーション機構の構成は、移載ユニット
18について説明したのと同様である。
【0037】六つの分類ステージ11a,11b…にあ
る各トレイTには、測定工程を終えて分類先が決定され
た電子部品が、たとえば吸着コレット(図示略)等の搬
送手段を介して、所定の分類ステージにあるトレイT上
に、次々と搬入される。
【0038】以上説明してきたように、本願発明のトレ
イ供給装置ならびに、これを用いる電子部品の分類装置
によれば、空トレイストッカ13がただ一つであり、し
たがって、オペレータは、この一つの空トレイストッカ
に対する空トレイの供給をするだけでよく、従来のよう
に、各分類ステージに対応した複数の空トレイストッカ
に対する空トレイの補給をすることに比べ、この作業
が、著しく低減される。すなわち、複数の空トレイスト
ッカがある従来の場合、各空トレイストッカにおける空
トレイの減り具合がまちまちであるため、次に空トレイ
Tの減り具合を監視しながら、必要枚数の空トレイを補
給するといった面倒な操作が必要であった。しかしなが
ら、本願発明においては、空トレイストッカが一つであ
るため、この一つの空トレイストッカ13を監視しつ
つ、トレイが途切れないように単に補給するだけでよ
い。また、一定時間に分類するべく搬入されてくる電子
部品の数は一定しているのであるから、空トレイTの一
定時間内の必要量は、ほぼ一定しており、したがって、
一定時間毎に、たとえば自動補給機構によって上記空ト
レイストッカに空トレイを供給するといった簡単な補給
機構を設けることにより、この種の電子部品の分類装置
の連続運転が可能となる。
【0039】加えて、空トレイストッカ13が一つです
むことから、これによる装置全体の簡略化も図られる。
このことは、設備コストの低減と保守コストの低減を達
成することができることを意味し、結果的に、電子部品
の製造コストを低減することができることになる。
【0040】もちろん、本願発明の範囲は、上述した実
施例に限定されることはない。一つの空トレイストッカ
から1枚の空トレイを取り出し、これを複数の分類ステ
ージまで搬送する機構として、上記の実施例では、フロ
アに対してX方向に移動可能な支持ベースに、トレイ搬
送ユニット18をY方向に移動可能に搭載して構成して
いるが、かかる搬送手段の具体的構成は、上述の実施例
に限定されることはない。また、分類ステージ、分類済
トレイストッカ、空トレイストッカの具体的構成、ない
しは、これらストッカからのトレイの取り出しあるいは
各ストッカへのトレイの積層収納のための具体的機構
も、図に示す実施例の構成のほか、種々変更可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のトレイ供給装置の一実施例の全体平
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図であり、空トレイ
ストッカおよび移載機構を示す。
【図3】図1のII−II線に沿う断面図であり、図2の状
態から上記移載機構の支持板が上昇した状態を示す。
【図4】図1のII−II線に沿う断面図であり、図3の状
態から保持レバーによるトレイの係合保持を解除した状
態を示す。
【図5】図1のII−II線に沿う断面図であり、図4の状
態から上記支持板が下降するとともに、上記保持レバー
が下から二枚目のトレイを係合保持した状態を示す。
【図6】図1のII−II線に沿う断面図であり、図5の状
態から上記支持板がさらに下降して、トレイがガイドレ
ールに係合支持された状態を示す。
【図7】図1のVII −VII 線に沿う断面図であり、トレ
イ搬送手段を示す。
【図8】図1のVIII−VIII線に沿う断面図であり、トレ
イ搬送ユニットを示す。
【図9】上記トレイ供給装置を構成する分類ステージお
よび分類済トレイストッカの平面図である。
【図10】図1のX−X線に沿う断面図であり、上記分
類ステージおよびトレイ搬送ユニットを示す。
【図11】図1のXI−XI線に沿う断面図であり、上記分
類済トレイストッカおよび移載機構を示す。
【図12】図11の状態から上記トレイホルダが分類位
置に移動させられた状態を示す断面図である。
【図13】従来の電子部品の分類装置の外面を示す平面
図である。
【符号の説明】
T トレイ 11a,11b… 分類ステージ 12a,12b… 分類済トレイストッカ 13 空トレイストッカ 14 架台 15 空トレイ搬送手段 39 トレイホルダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台上に設けられた複数の分類ステージ
    に空トレイを供給するためのトレイ供給装置であって、 空トレイを複数枚積層した状態で保持することができ、
    下から1枚ずつの空トレイを取り出すことができるよう
    になった空トレイストッカと、 上記空トレイストッカから取り出された空トレイを保持
    し、上記架台の下方を移動して上記複数の分類ステージ
    の選択した一つまで搬送することができる空トレイ搬送
    手段と、 を備えることを特徴とする、トレイ供給装置。
  2. 【請求項2】 上記各分類ステージは、この分類ステー
    ジ上の分類位置と、分類位置から側方に変位する退避位
    置との間を往復移動可能なトレイホルダを備えて構成さ
    れており、このトレイホルダは、上記退避位置から上記
    分類位置に移動する際に上記空トレイ搬送手段から空ト
    レイを受け取ることができるようになっている、請求項
    1のトレイ供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のトレイ供給装置を備える電子
    部品の分類装置であって、各分類ステージにおいて分類
    位置にあるトレイホルダが保持するトレイに電子部品を
    分類収納するようになっており、電子部品が所定個数収
    納された分類済トレイは、これを保持するトレイホルダ
    が退避位置をとるとき、その上方に位置する分類済トレ
    イストッカに積層状に保持されるようになっている、電
    子部品の分類装置。
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