JPH07329793A - チルトステアリング装置 - Google Patents
チルトステアリング装置Info
- Publication number
- JPH07329793A JPH07329793A JP6122814A JP12281494A JPH07329793A JP H07329793 A JPH07329793 A JP H07329793A JP 6122814 A JP6122814 A JP 6122814A JP 12281494 A JP12281494 A JP 12281494A JP H07329793 A JPH07329793 A JP H07329793A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- instrument panel
- steering device
- meter box
- rubber boot
- steering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/16—Steering columns
- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/187—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable with tilt adjustment; with tilt and axial adjustment
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K37/00—Dashboards
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メータボックスの下部やインパネ内に配設さ
れているハーネス等の内容部品が多い場合でも、内容部
品の干渉しない、且つ、メータボックスの下部とインパ
ネの間を遮蔽できるチルトステアリング装置を提供する
ことにある。 【構成】 チルトステアリング装置1は、インストルメ
ントパネル2に挿入され、ステアリング装置1の基部を
支点として前後方向に移動可能に構成されているステア
リングコラム4と、ステアリングコラム4に装着された
メータボックス5とを有している。又、チルトステアリ
ング装置1には、ゴムブーツ6が、インストルメントパ
ネル2とメータボックス5との間に配設されている。ゴ
ムブーツ6は、その上部がメータボックス5に連結固定
され、下部がインストルメントパネル2に対して摺動可
能に配設されている。
れているハーネス等の内容部品が多い場合でも、内容部
品の干渉しない、且つ、メータボックスの下部とインパ
ネの間を遮蔽できるチルトステアリング装置を提供する
ことにある。 【構成】 チルトステアリング装置1は、インストルメ
ントパネル2に挿入され、ステアリング装置1の基部を
支点として前後方向に移動可能に構成されているステア
リングコラム4と、ステアリングコラム4に装着された
メータボックス5とを有している。又、チルトステアリ
ング装置1には、ゴムブーツ6が、インストルメントパ
ネル2とメータボックス5との間に配設されている。ゴ
ムブーツ6は、その上部がメータボックス5に連結固定
され、下部がインストルメントパネル2に対して摺動可
能に配設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チルトステアリング装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフトにおいて、運転者
の身長や運転姿勢に合わせてステアリングホイールのセ
ット位置をチルト操作し調整し得るようにしたチルトス
テアリング装置がある。チルトステアリング装置は、ス
テアリング装置の基部を支点としてステアリングコラム
を前後方向に移動し、任意の位置で固定するように構成
されている。
の身長や運転姿勢に合わせてステアリングホイールのセ
ット位置をチルト操作し調整し得るようにしたチルトス
テアリング装置がある。チルトステアリング装置は、ス
テアリング装置の基部を支点としてステアリングコラム
を前後方向に移動し、任意の位置で固定するように構成
されている。
【0003】図6に示すように、ステアリング装置21
は、インストルメントパネル(以下インパネ)22の上
方に、ステアリングホイール23と、ステアリングホイ
ール23に連結されたステアリングシャフト(図示しな
い)を保持するためのステアリングコラム24を有して
いる。又、ステアリングコラム24には、メータボック
ス25が装着されている。メータボックス25の下部と
インパネ22との間はゴムブーツ26により被覆されて
いる。ゴムブーツ26とインパネ22との連結構造は、
前部が互いに連結固定され、後部が互いに接触してい
る。
は、インストルメントパネル(以下インパネ)22の上
方に、ステアリングホイール23と、ステアリングホイ
ール23に連結されたステアリングシャフト(図示しな
い)を保持するためのステアリングコラム24を有して
いる。又、ステアリングコラム24には、メータボック
ス25が装着されている。メータボックス25の下部と
インパネ22との間はゴムブーツ26により被覆されて
いる。ゴムブーツ26とインパネ22との連結構造は、
前部が互いに連結固定され、後部が互いに接触してい
る。
【0004】そして、チルト操作時にステアリング装置
21と連動してメータボックス25が前後移動すると
き、ゴムブーツ26は蛇腹形状になっているため、メー
タボックス25の移動に応じて歪み、変形追従する。
21と連動してメータボックス25が前後移動すると
き、ゴムブーツ26は蛇腹形状になっているため、メー
タボックス25の移動に応じて歪み、変形追従する。
【0005】よって、ゴムブーツ26は、メータボック
ス25の下部を遮蔽し、水や粉塵等の異物から、メータ
ボックス25の下部及びインパネ22内に配設されてい
るハーネス等の内容部品を保護している。
ス25の下部を遮蔽し、水や粉塵等の異物から、メータ
ボックス25の下部及びインパネ22内に配設されてい
るハーネス等の内容部品を保護している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
メータボックス25の下部やインパネ22内に配設され
ているハーネス等の内容部品が多くなり、ゴムブーツ2
6が被覆している部分に空間が少なくなっている。従っ
て、このゴムブーツ26を使用している場合、チルト操
作時にゴムブーツ26が変形することにより、ゴムブー
ツ26の内側面が内容部品と干渉する恐れがある。その
結果、ステアリング装置21のチルト操作角度を大きく
できない。又、ゴムブーツ26と内容部品との干渉によ
り、ゴムブーツ26に大きな変形が生じて、ゴムブーツ
26により被覆されている内容部品が露出し、水や粉塵
等の異物が侵入するという問題があった。
メータボックス25の下部やインパネ22内に配設され
ているハーネス等の内容部品が多くなり、ゴムブーツ2
6が被覆している部分に空間が少なくなっている。従っ
て、このゴムブーツ26を使用している場合、チルト操
作時にゴムブーツ26が変形することにより、ゴムブー
ツ26の内側面が内容部品と干渉する恐れがある。その
結果、ステアリング装置21のチルト操作角度を大きく
できない。又、ゴムブーツ26と内容部品との干渉によ
り、ゴムブーツ26に大きな変形が生じて、ゴムブーツ
26により被覆されている内容部品が露出し、水や粉塵
等の異物が侵入するという問題があった。
【0007】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、メータボックスの下
部やインパネ内に配設されているハーネス等の内容部品
が多い場合でも、チルト操作時に、内容部品の干渉しな
い、且つ、メータボックスの下部とインパネの間を遮蔽
できるステアリング装置を提供することにある。
されたものであって、その目的は、メータボックスの下
部やインパネ内に配設されているハーネス等の内容部品
が多い場合でも、チルト操作時に、内容部品の干渉しな
い、且つ、メータボックスの下部とインパネの間を遮蔽
できるステアリング装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するため、請求項1の発明は、インストルメントパ
ネルと、インストルメントパネルの挿入孔に挿入され、
ステアリング装置の基部を支点として前後方向に移動可
能に構成されているステアリングコラムと、インストル
メントパネルの上方に突出したステアリングコラムに装
着されたメータボックスとを有するチルトステアリング
装置において、インストルメントパネルとメータボック
スとの間に配設され、メータボックス側はメータボック
スに連結固定され、インストルメントパネル側はインス
トルメントパネルに対して摺動可能に配設された遮蔽部
材を設けたことをその要旨とする。
解決するため、請求項1の発明は、インストルメントパ
ネルと、インストルメントパネルの挿入孔に挿入され、
ステアリング装置の基部を支点として前後方向に移動可
能に構成されているステアリングコラムと、インストル
メントパネルの上方に突出したステアリングコラムに装
着されたメータボックスとを有するチルトステアリング
装置において、インストルメントパネルとメータボック
スとの間に配設され、メータボックス側はメータボック
スに連結固定され、インストルメントパネル側はインス
トルメントパネルに対して摺動可能に配設された遮蔽部
材を設けたことをその要旨とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のチルトステ
アリング装置において、インストルメントパネルと遮蔽
部材との摺動面が、ステアリング装置の回動中心を中心
とする曲面形状に形成されたことをその要旨とする。
アリング装置において、インストルメントパネルと遮蔽
部材との摺動面が、ステアリング装置の回動中心を中心
とする曲面形状に形成されたことをその要旨とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1のチルトステ
アリング装置において、インストルメントパネルの挿入
孔の左右に、遮蔽部材に並設する防護壁を設けたことを
その要旨とする。
アリング装置において、インストルメントパネルの挿入
孔の左右に、遮蔽部材に並設する防護壁を設けたことを
その要旨とする。
【0011】
【作用】従って請求項1の発明によれば、ステアリング
装置のチルト操作時に、遮蔽部材は、メータボックスの
下部とインパネの間を遮蔽した状態で、インパネに対し
前後摺動することができる。
装置のチルト操作時に、遮蔽部材は、メータボックスの
下部とインパネの間を遮蔽した状態で、インパネに対し
前後摺動することができる。
【0012】請求項2の発明によれば、ステアリング装
置のチルト操作時に、遮蔽部材は、変形することなく、
インパネに対し滑らかに前後摺動することができる。請
求項3の発明によれば、ステアリング装置のチルト操作
時に、遮蔽部材の側部は、防護壁に覆われた状態で移動
する。
置のチルト操作時に、遮蔽部材は、変形することなく、
インパネに対し滑らかに前後摺動することができる。請
求項3の発明によれば、ステアリング装置のチルト操作
時に、遮蔽部材の側部は、防護壁に覆われた状態で移動
する。
【0013】
【実施例】以下、本発明のチルトステアリング装置をフ
ォークリフトに具体化した一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。
ォークリフトに具体化した一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。
【0014】フォークリフトには、図1に示すような操
舵を行うためのステアリング装置1が、インパネ2の上
方に設けられている。ステアリング装置1は、インパネ
2内から突出したステアリングシャフト(図示しない)
に連結されたステアリングホイール3と、ステアリング
シャフトを保持するためのステアリングコラム4を有し
ている。ステアリングコラム4には、メータボックス5
が装着され、そのメータボックス5の下部には、遮蔽部
材としてのゴムブーツ6が固着されている。ゴムブーツ
6は、メータボックス5の下部とインパネ2との間を被
覆するように配設されている。
舵を行うためのステアリング装置1が、インパネ2の上
方に設けられている。ステアリング装置1は、インパネ
2内から突出したステアリングシャフト(図示しない)
に連結されたステアリングホイール3と、ステアリング
シャフトを保持するためのステアリングコラム4を有し
ている。ステアリングコラム4には、メータボックス5
が装着され、そのメータボックス5の下部には、遮蔽部
材としてのゴムブーツ6が固着されている。ゴムブーツ
6は、メータボックス5の下部とインパネ2との間を被
覆するように配設されている。
【0015】ステアリング装置1は、ステアリング装置
1の基部に設けられた回動中心7を支点にステアリング
コラム4を前後方向に移動し、任意の位置で固定するよ
うに構成されている。従って、メータボックス5及びゴ
ムブーツ6は、ステアリングコラム4に装着されている
ため、チルト操作時にステアリング装置1と連動して前
後移動する。
1の基部に設けられた回動中心7を支点にステアリング
コラム4を前後方向に移動し、任意の位置で固定するよ
うに構成されている。従って、メータボックス5及びゴ
ムブーツ6は、ステアリングコラム4に装着されている
ため、チルト操作時にステアリング装置1と連動して前
後移動する。
【0016】図2は、ゴムブーツ6の側断面を示す。ゴ
ムブーツ6は、ステアリングコラム4が貫通する四角筒
体であって、上端開口部にはメータボックス5と連結固
定される固定片6aが成形されている。ゴムブーツ6下
端前部6bは、ステアリング装置1の回動中心7を中心
とする半径R1 の曲面形状に成形されている。又、ゴム
ブーツ6下端後部6cも、ステアリング装置1の回動中
心7を中心とする半径R2 の曲面形状に成形されてい
る。ゴムブーツ6の下端前部6bと下端後部6cとの間
のゴムブーツ6下端側部6dは、ゴムブーツ6が前後移
動してもインパネ2と干渉しない形状に切欠成形され、
ゴムブーツ6の動きを妨げないようになっている。
ムブーツ6は、ステアリングコラム4が貫通する四角筒
体であって、上端開口部にはメータボックス5と連結固
定される固定片6aが成形されている。ゴムブーツ6下
端前部6bは、ステアリング装置1の回動中心7を中心
とする半径R1 の曲面形状に成形されている。又、ゴム
ブーツ6下端後部6cも、ステアリング装置1の回動中
心7を中心とする半径R2 の曲面形状に成形されてい
る。ゴムブーツ6の下端前部6bと下端後部6cとの間
のゴムブーツ6下端側部6dは、ゴムブーツ6が前後移
動してもインパネ2と干渉しない形状に切欠成形され、
ゴムブーツ6の動きを妨げないようになっている。
【0017】図3に示すように、インパネ2の中央上面
のステアリング装置1が取り付けられる部分には、ステ
アリングコラム4及びハーネス等の内容部品を通すため
のステアリングコラム挿入孔10が設けられている。イ
ンパネ2のステアリングコラム挿入孔10の前後には、
ゴムブーツ6との摺動面8,9が設けられている。前部
摺動面8及び後部摺動面9は、ゴムブーツ6下端前部6
b及び後部6cと各々同径の曲面形状に成形されてい
る。即ち、図1に示すように、前部摺動面8は、ステア
リング装置1の回動中心7を中心とする半径R1 の曲面
形状に成形され、又、後部摺動面9も、ステアリング装
置1の回動中心7を中心とする半径R2 の曲面形状に成
形されている。図3に示すように、インパネ2のステア
リングコラム挿入孔10の左右には、防護壁としての内
側壁11と外側壁12が、それぞれ形成されている。図
4に示すように、内側壁11と外側壁12の間に形成さ
れる溝13には、ゴムブーツ6の下端側部6dが嵌合さ
れる。そして、この内側壁11と外側壁12は、ゴムブ
ーツ6の前後移動時に常にゴムブーツ6下端側部6dを
覆う形状に成形されている。
のステアリング装置1が取り付けられる部分には、ステ
アリングコラム4及びハーネス等の内容部品を通すため
のステアリングコラム挿入孔10が設けられている。イ
ンパネ2のステアリングコラム挿入孔10の前後には、
ゴムブーツ6との摺動面8,9が設けられている。前部
摺動面8及び後部摺動面9は、ゴムブーツ6下端前部6
b及び後部6cと各々同径の曲面形状に成形されてい
る。即ち、図1に示すように、前部摺動面8は、ステア
リング装置1の回動中心7を中心とする半径R1 の曲面
形状に成形され、又、後部摺動面9も、ステアリング装
置1の回動中心7を中心とする半径R2 の曲面形状に成
形されている。図3に示すように、インパネ2のステア
リングコラム挿入孔10の左右には、防護壁としての内
側壁11と外側壁12が、それぞれ形成されている。図
4に示すように、内側壁11と外側壁12の間に形成さ
れる溝13には、ゴムブーツ6の下端側部6dが嵌合さ
れる。そして、この内側壁11と外側壁12は、ゴムブ
ーツ6の前後移動時に常にゴムブーツ6下端側部6dを
覆う形状に成形されている。
【0018】次に、上記のように構成されたステアリン
グ装置1の作用について説明する。運転者の身長や運転
姿勢に合わせてステアリングホイール3のセット位置を
調整するために、図1に示すように、ステアリング装置
1のA位置からB位置へのチルト操作を行う。すると、
ステアリング装置1は、ステアリング装置1の基部に設
けられた回動中心7を支点に後方向に移動する。メータ
ボックス5及びゴムブーツ6も、ステアリングコラム4
に装着されているため、ステアリング装置1と同様に後
方向に移動する。この際、ゴムブーツ6下端前部6b及
び後部6c並びにインパネ2の前部摺動面8及び後部摺
動面9は、ステアリング装置1の回動中心7を中心とす
る各々半径R1 R2 の曲面形状に成形されているため、
ゴムブーツ6下端前部6b及び後部6cは、インパネ2
の前部摺動面8及び後部摺動面9上に接触した状態で摺
動する。又、ゴムブーツ6下端側部6dは、内側壁11
と外側壁12により形成される溝13に嵌合されている
ため、内側壁11と外側壁12に挟まれ覆われた状態で
移動する。
グ装置1の作用について説明する。運転者の身長や運転
姿勢に合わせてステアリングホイール3のセット位置を
調整するために、図1に示すように、ステアリング装置
1のA位置からB位置へのチルト操作を行う。すると、
ステアリング装置1は、ステアリング装置1の基部に設
けられた回動中心7を支点に後方向に移動する。メータ
ボックス5及びゴムブーツ6も、ステアリングコラム4
に装着されているため、ステアリング装置1と同様に後
方向に移動する。この際、ゴムブーツ6下端前部6b及
び後部6c並びにインパネ2の前部摺動面8及び後部摺
動面9は、ステアリング装置1の回動中心7を中心とす
る各々半径R1 R2 の曲面形状に成形されているため、
ゴムブーツ6下端前部6b及び後部6cは、インパネ2
の前部摺動面8及び後部摺動面9上に接触した状態で摺
動する。又、ゴムブーツ6下端側部6dは、内側壁11
と外側壁12により形成される溝13に嵌合されている
ため、内側壁11と外側壁12に挟まれ覆われた状態で
移動する。
【0019】又、ステアリング装置1のB位置からA位
置へのチルト操作を行う場合も同様に、ゴムブーツ6下
端前部6b及び後部6cは、インパネ2の前部摺動面8
及び後部摺動面9上に接触した状態で摺動し、ゴムブー
ツ6下端側部6dは、内側壁11と外側壁12に挟まれ
覆われた状態で移動する。
置へのチルト操作を行う場合も同様に、ゴムブーツ6下
端前部6b及び後部6cは、インパネ2の前部摺動面8
及び後部摺動面9上に接触した状態で摺動し、ゴムブー
ツ6下端側部6dは、内側壁11と外側壁12に挟まれ
覆われた状態で移動する。
【0020】従って、本実施例のステアリング装置1に
おいては、チルト操作時に、ゴムブーツ6の下端がステ
アリング装置1と連動して前後移動するため、ゴムブー
ツ6自体はそのままの形状を維持することとなる。よっ
て、ゴムブーツ6はハーネス等の内容部品と干渉しない
為、ステアリング装置1のチルト操作角度を確保するこ
とができる。又、ゴムブーツ6下端前部6b及び後部6
cは、インパネ2の前部摺動面8及び後部摺動面9上を
摺動し、ゴムブーツ6下端側部6dは、内側壁11と外
側壁12に覆われた状態で移動するため、ゴムブーツ6
はメータボックス5の下部とインパネ2との間を完全に
遮蔽することができる。よって、メータボックス5の下
部及びインパネ2内に配設されているハーネス等の内容
部品を保護することができる。しかも、メータボックス
5の下部の遮蔽部材としてゴムブーツ6を使用すること
で、インパネとの密着性が増す。特に、フォークリフト
のような車両においては、屋外に放置されることが少な
くなく、メータボックス5の下部とインパネ2との間の
密着性が増すことは、雨水侵入防止に大きな効果をもた
らすこととなる。
おいては、チルト操作時に、ゴムブーツ6の下端がステ
アリング装置1と連動して前後移動するため、ゴムブー
ツ6自体はそのままの形状を維持することとなる。よっ
て、ゴムブーツ6はハーネス等の内容部品と干渉しない
為、ステアリング装置1のチルト操作角度を確保するこ
とができる。又、ゴムブーツ6下端前部6b及び後部6
cは、インパネ2の前部摺動面8及び後部摺動面9上を
摺動し、ゴムブーツ6下端側部6dは、内側壁11と外
側壁12に覆われた状態で移動するため、ゴムブーツ6
はメータボックス5の下部とインパネ2との間を完全に
遮蔽することができる。よって、メータボックス5の下
部及びインパネ2内に配設されているハーネス等の内容
部品を保護することができる。しかも、メータボックス
5の下部の遮蔽部材としてゴムブーツ6を使用すること
で、インパネとの密着性が増す。特に、フォークリフト
のような車両においては、屋外に放置されることが少な
くなく、メータボックス5の下部とインパネ2との間の
密着性が増すことは、雨水侵入防止に大きな効果をもた
らすこととなる。
【0021】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに構成することもできる。 (1)上記実施例では、インパネ2にゴムブーツ6下端
側部6dを覆うための内側壁11と外側壁12を設けた
が、インパネ2に内側壁11のみを設けてもメータボッ
クス5の下部とインパネ2との間を完全に遮蔽すること
ができ、インパネ2の構造が簡素化できる。
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに構成することもできる。 (1)上記実施例では、インパネ2にゴムブーツ6下端
側部6dを覆うための内側壁11と外側壁12を設けた
が、インパネ2に内側壁11のみを設けてもメータボッ
クス5の下部とインパネ2との間を完全に遮蔽すること
ができ、インパネ2の構造が簡素化できる。
【0022】(2)上記実施例では、メータボックス5
の下部の遮蔽部材としてゴムブーツ6を設定したが、変
形させる必要がないので、ゴム等の弾性材を使用しなく
てもプラスチック素材等を使用すれば、剛性が高くな
る。又は、インパネ2と接する部分のみゴム等の弾性材
を使用すれば、インパネとの密着性も増す。
の下部の遮蔽部材としてゴムブーツ6を設定したが、変
形させる必要がないので、ゴム等の弾性材を使用しなく
てもプラスチック素材等を使用すれば、剛性が高くな
る。又は、インパネ2と接する部分のみゴム等の弾性材
を使用すれば、インパネとの密着性も増す。
【0023】(3)上記実施例では、ゴムブーツ6下端
前部6b及び後部6cとインパネ2の前部摺動面8及び
後部摺動面9を、ステアリング装置1の回動中心7を中
心とする各々異なる半径R1 R2 の曲面形状に設定した
が、図5に示すように、ゴムブーツ6下端及びインパネ
2の摺動面をステアリング装置1の回動中心7を中心と
する同一の半径R3 の曲面形状に設定してもよい。する
と、チルト操作時に、ゴムブーツ6下端側部もインパネ
2に接した状態で摺動するため、より完全に遮蔽するこ
とができる。又、インパネ2に内側壁11と外側壁12
を設ける必要がなく、インパネ2の構造が簡素化でき
る。
前部6b及び後部6cとインパネ2の前部摺動面8及び
後部摺動面9を、ステアリング装置1の回動中心7を中
心とする各々異なる半径R1 R2 の曲面形状に設定した
が、図5に示すように、ゴムブーツ6下端及びインパネ
2の摺動面をステアリング装置1の回動中心7を中心と
する同一の半径R3 の曲面形状に設定してもよい。する
と、チルト操作時に、ゴムブーツ6下端側部もインパネ
2に接した状態で摺動するため、より完全に遮蔽するこ
とができる。又、インパネ2に内側壁11と外側壁12
を設ける必要がなく、インパネ2の構造が簡素化でき
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項2の発明によれば、メータボックスの下部やインパネ
内に配設されているハーネス等の内容部品が多い場合で
も、ステアリング装置のチルト操作時に、内容部品が干
渉しない。且つ、メータボックスの下部とインパネの間
を遮蔽することができる。
項2の発明によれば、メータボックスの下部やインパネ
内に配設されているハーネス等の内容部品が多い場合で
も、ステアリング装置のチルト操作時に、内容部品が干
渉しない。且つ、メータボックスの下部とインパネの間
を遮蔽することができる。
【0025】請求項3の発明によれば、さらに、完全に
メータボックスの下部とインパネの間を遮蔽することが
できる。
メータボックスの下部とインパネの間を遮蔽することが
できる。
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるステアリ
ング装置の左側面図(インパネのみ断面図)である。
ング装置の左側面図(インパネのみ断面図)である。
【図2】一実施例におけるゴムブーツの側断面図であ
る。
る。
【図3】一実施例におけるインパネの斜視図である。
【図4】一実施例におけるゴムブーツ及びインパネの組
立状態を示す縦断面図である。
立状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の別例を示すステアリング装置の左側面
図である。
図である。
【図6】従来のステアリング装置の構成を示す左側面図
である。
である。
1…ステアリング装置、2…インパネ、4…ステアリン
グコラム、5…メータボックス、6…遮蔽部材としての
ゴムブーツ、6b、6c…ゴムブーツの下端前部及び後
部、7…ステアリング装置の回動中心、10…ステアリ
ングコラム挿入孔、11、12…防護壁としての内側
壁、外側壁
グコラム、5…メータボックス、6…遮蔽部材としての
ゴムブーツ、6b、6c…ゴムブーツの下端前部及び後
部、7…ステアリング装置の回動中心、10…ステアリ
ングコラム挿入孔、11、12…防護壁としての内側
壁、外側壁
Claims (3)
- 【請求項1】 インストルメントパネルと、 インストルメントパネルの挿入孔に挿入され、ステアリ
ング装置の基部を支点として前後方向に移動可能に構成
されているステアリングコラムと、 インストルメントパネルの上方に突出したステアリング
コラムに装着されたメータボックスとを有するチルトス
テアリング装置において、 インストルメントパネルとメータボックスとの間に配設
され、メータボックス側はメータボックスに連結固定さ
れ、インストルメントパネル側はインストルメントパネ
ルに対して摺動可能に配設された遮蔽部材を有すること
を特徴とするステアリング装置。 - 【請求項2】 請求項1のチルトステアリング装置にお
いて、 インストルメントパネルと遮蔽部材との摺動面は、ステ
アリング装置の回動中心を中心とする曲面形状に形成さ
れたことを特徴とするステアリング装置。 - 【請求項3】 請求項1のチルトステアリング装置にお
いて、 インストルメントパネルの挿入孔の左右に、遮蔽部材に
並設する防護壁を設けたことを特徴とするステアリング
装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122814A JPH07329793A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | チルトステアリング装置 |
CA002150451A CA2150451C (en) | 1994-06-03 | 1995-05-29 | Tilt steering device |
US08/453,881 US5573273A (en) | 1994-06-03 | 1995-05-30 | Tilt steering device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122814A JPH07329793A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | チルトステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329793A true JPH07329793A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14845302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6122814A Pending JPH07329793A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | チルトステアリング装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5573273A (ja) |
JP (1) | JPH07329793A (ja) |
CA (1) | CA2150451C (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10204596A1 (de) * | 2002-02-05 | 2003-08-07 | Volkswagen Ag | Lenksäulenanordnung für ein Fahrzeug, insbesondere ein Kraftfahrzeug |
US7954851B2 (en) | 2008-04-28 | 2011-06-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Instrument panel and shield member |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19644171B4 (de) * | 1996-10-24 | 2005-11-24 | Adam Opel Ag | Verkleidung für eine axial und in der Höhe verstellbare Lenksäule |
DE19754831A1 (de) * | 1997-12-10 | 1999-06-17 | Volkswagen Ag | Anordnung zur Spaltabdeckung an einer Aussparung |
FR2828856B1 (fr) * | 2001-08-22 | 2003-12-05 | Sai Automotive Allibert Ind | Dispositif destine a masquer les jeux entre une planche de bord et un element d'habillage lie a une colonne de direction reglable |
US6793247B2 (en) * | 2002-07-03 | 2004-09-21 | The Raymond Corporation | Order picker angled steering wheel |
US7213842B2 (en) * | 2004-10-18 | 2007-05-08 | Deere & Company | Control housing for work vehicle |
LT2437586T (lt) | 2009-06-02 | 2018-11-26 | Topcon Precision Agriculture Pty Ltd | Transporto priemonės valdymo sistema |
JP6687312B1 (ja) * | 2019-03-01 | 2020-04-22 | 三菱ロジスネクスト株式会社 | 荷役車両 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573072A (en) * | 1980-06-06 | 1982-01-08 | Citizen Watch Co Ltd | Oscillating circuit for electronic watch |
JPS583322A (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-10 | Matsushita Electric Works Ltd | リレ−回路 |
JPS60183632U (ja) * | 1984-05-16 | 1985-12-05 | 株式会社クボタ | 前後進切換レバ−のロツク装置 |
JPS62162170A (ja) * | 1986-01-10 | 1987-07-18 | Nec Corp | 地図情報システム |
US5088342A (en) * | 1990-11-21 | 1992-02-18 | Deere & Company | Pivotable steering wheel mechanism and biasing means |
JP2580926B2 (ja) * | 1991-12-27 | 1997-02-12 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 産業車両のインストルメントパネル |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP6122814A patent/JPH07329793A/ja active Pending
-
1995
- 1995-05-29 CA CA002150451A patent/CA2150451C/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-05-30 US US08/453,881 patent/US5573273A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10204596A1 (de) * | 2002-02-05 | 2003-08-07 | Volkswagen Ag | Lenksäulenanordnung für ein Fahrzeug, insbesondere ein Kraftfahrzeug |
DE10204596B4 (de) * | 2002-02-05 | 2010-03-04 | Volkswagen Ag | Lenksäulenanordnung für ein Fahrzeug, insbesondere ein Kraftfahrzeug |
US7954851B2 (en) | 2008-04-28 | 2011-06-07 | Honda Motor Co., Ltd. | Instrument panel and shield member |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2150451A1 (en) | 1995-12-04 |
US5573273A (en) | 1996-11-12 |
CA2150451C (en) | 2000-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07329793A (ja) | チルトステアリング装置 | |
JP4642651B2 (ja) | 車両のブラインド部材、及び、そのブラインド部材を用いる間隙遮蔽構造 | |
US20220063532A1 (en) | Vehicle | |
AU765252B2 (en) | Slide cover unit for a shift lever assembly | |
US11739837B2 (en) | Shift device | |
JPS625095B2 (ja) | ||
JP3032242B2 (ja) | インストパッドとフロントピラーガーニッシュの合わせ構造 | |
US4712891A (en) | Vehicle door mirror with housing and base part including a soft flexible material | |
US5193881A (en) | Structure of back board for vehicle seat | |
JP3409885B2 (ja) | インストルメントパネル | |
JPH0727259Y2 (ja) | コラムカバー | |
JPH07246858A (ja) | インストルメントパネル | |
JP3189622B2 (ja) | 車両用マップランプ配設部構造 | |
US4546998A (en) | Guiding device for front seat belts | |
JP4254433B2 (ja) | エア吹出し装置の取付構造 | |
JPH0578665U (ja) | ステアリングコラムカバー支持構造 | |
JP3358788B2 (ja) | 計器ハウジングの防塵構造 | |
JP2513499Y2 (ja) | 自動車のニュ―プロテクタ | |
KR100463151B1 (ko) | 자동차의 루프 랙 | |
JP3546603B2 (ja) | グローブボックス内の機器固定構造 | |
JP2000177600A (ja) | ステアリングコラムカバー装置 | |
JP7006123B2 (ja) | 車両用ペダルの後退抑止構造 | |
WO2007034440A1 (en) | A cover assembly | |
JP2716897B2 (ja) | ハンドスキャナ | |
JPS625325A (ja) | 電気掃除機 |