JPH07329405A - 孔版印刷用原板 - Google Patents
孔版印刷用原板Info
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- JPH07329405A JPH07329405A JP6129290A JP12929094A JPH07329405A JP H07329405 A JPH07329405 A JP H07329405A JP 6129290 A JP6129290 A JP 6129290A JP 12929094 A JP12929094 A JP 12929094A JP H07329405 A JPH07329405 A JP H07329405A
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- JP
- Japan
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- stamp
- ink
- punching
- perforation
- thermal head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印面部の穿孔時に含浸体から浸出されるイン
クのインク溜めを設けて、印面部の穿孔時に感熱性孔版
原紙が破壊されることを防止できる孔版印刷用原板を提
供すること。 【構成】 穿孔の際、サーマルヘッド90は、含浸体2
7を押圧しつつ矢印X方向に移動される。このため、サ
ーマルヘッド90により押圧されて含浸体27から浸出
したインク27aも、サーマルヘッド90の移動ととも
に矢印X方向に集められる。しかし、サーマルヘッド9
0の移動終了位置、即ち、穿孔終了位置の基部材26に
は、インク溜溝25aが形成されているので、浸出した
インク27aはこのインク溜溝25aに溜められ、感熱
性孔版原紙28に余分な圧力が加わることを防止でき
る。よって、穿孔の際に浸出されたインク27aによ
り、感熱性孔版原紙28が破壊されることを防止でき
る。
クのインク溜めを設けて、印面部の穿孔時に感熱性孔版
原紙が破壊されることを防止できる孔版印刷用原板を提
供すること。 【構成】 穿孔の際、サーマルヘッド90は、含浸体2
7を押圧しつつ矢印X方向に移動される。このため、サ
ーマルヘッド90により押圧されて含浸体27から浸出
したインク27aも、サーマルヘッド90の移動ととも
に矢印X方向に集められる。しかし、サーマルヘッド9
0の移動終了位置、即ち、穿孔終了位置の基部材26に
は、インク溜溝25aが形成されているので、浸出した
インク27aはこのインク溜溝25aに溜められ、感熱
性孔版原紙28に余分な圧力が加わることを防止でき
る。よって、穿孔の際に浸出されたインク27aによ
り、感熱性孔版原紙28が破壊されることを防止でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンプ装置の孔版印
刷用原板に関し、特に、印面部の穿孔時に含浸体から浸
出されるインクのインク溜めを設けて、印面部の穿孔時
に感熱性孔版原紙が破壊されることを防止できる孔版印
刷用原板に関するものである。
刷用原板に関し、特に、印面部の穿孔時に含浸体から浸
出されるインクのインク溜めを設けて、印面部の穿孔時
に感熱性孔版原紙が破壊されることを防止できる孔版印
刷用原板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、会社名、住所、そのほか種々の文
字列を、用紙の表面に印刷するためのスタンプであっ
て、印面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用
されている。
字列を、用紙の表面に印刷するためのスタンプであっ
て、印面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用
されている。
【0003】この種のスタンプは、通常注文に応じて個
別に作成される関係上、高価で、かつ注文から入手まで
の期間が長くなる。
別に作成される関係上、高価で、かつ注文から入手まで
の期間が長くなる。
【0004】そこで、本願出願人は、特開平4−226
778号において、スタンプ体と、このスタンプ体の印
面部に穿孔を形成する加熱穿孔装置とからなるスタンプ
装置を提案した。
778号において、スタンプ体と、このスタンプ体の印
面部に穿孔を形成する加熱穿孔装置とからなるスタンプ
装置を提案した。
【0005】前記スタンプ体は、把持部と、本体ケース
と、本体ケース内に設けられ、テープ状の感熱性孔版原
紙を供給して巻き取る供給リール及び巻取りリールと、
穿孔された感熱性孔版原紙の部分にインクを供給するイ
ンクパッドとからなる。
と、本体ケース内に設けられ、テープ状の感熱性孔版原
紙を供給して巻き取る供給リール及び巻取りリールと、
穿孔された感熱性孔版原紙の部分にインクを供給するイ
ンクパッドとからなる。
【0006】前記加熱穿孔装置は、スタンプ体を着脱自
在に装着する為の穿孔用装着部と、スタンプ体の感熱性
孔版原紙を送る送り機構と、スタンプ体の感熱性孔版原
紙に穿孔を形成するサーマルヘッドと、文字や記号を入
力する為のキーボードと、入力データに基いて入力され
た文字列を感熱性孔版原紙に穿孔するように、送り機構
とサーマルヘッドを制御する制御装置とで構成されてい
る。
在に装着する為の穿孔用装着部と、スタンプ体の感熱性
孔版原紙を送る送り機構と、スタンプ体の感熱性孔版原
紙に穿孔を形成するサーマルヘッドと、文字や記号を入
力する為のキーボードと、入力データに基いて入力され
た文字列を感熱性孔版原紙に穿孔するように、送り機構
とサーマルヘッドを制御する制御装置とで構成されてい
る。
【0007】前記スタンプ装置によれば、スタンプ体に
テープ状の感熱性孔版原紙を設けてあり、加熱穿孔装置
によりスタンプ体の印面部に所望の文字列のパターンを
穿孔できるので、適宜必要に応じて、印面部に異なるパ
ターンを穿孔することができ、また、印刷の際、スタン
プ体の内部のインクパッドから印面部にインクが自動的
に供給されるため、印面部に外部のインクを塗布するこ
となく印刷できるものである。
テープ状の感熱性孔版原紙を設けてあり、加熱穿孔装置
によりスタンプ体の印面部に所望の文字列のパターンを
穿孔できるので、適宜必要に応じて、印面部に異なるパ
ターンを穿孔することができ、また、印刷の際、スタン
プ体の内部のインクパッドから印面部にインクが自動的
に供給されるため、印面部に外部のインクを塗布するこ
となく印刷できるものである。
【0008】しかし、前記特開平4−226778号の
スタンプ装置のスタンプ体には、次のような問題点があ
った。第1に、スタンプ体には、テープ状の長い感熱性
孔版原紙を設けるが、常時は、その感熱性孔版原紙の極
く一部分のみを使用するだけであるから感熱性孔版原紙
の無駄が多くなる。第2に、スタンプ体の内部に、テー
プ状の長い感熱性孔版原紙、供給リール、巻取りリール
等を設けるため、スタンプ体が大型化して使いにくくな
り、しかも、製作コストも高価になる。第3に、スタン
プ体に巻回されたテープ状の感熱性孔版原紙は、インク
パッドと当接した状態で巻取られるので、インクパッド
からインクが漏出し易くなる、などといった問題点があ
った。
スタンプ装置のスタンプ体には、次のような問題点があ
った。第1に、スタンプ体には、テープ状の長い感熱性
孔版原紙を設けるが、常時は、その感熱性孔版原紙の極
く一部分のみを使用するだけであるから感熱性孔版原紙
の無駄が多くなる。第2に、スタンプ体の内部に、テー
プ状の長い感熱性孔版原紙、供給リール、巻取りリール
等を設けるため、スタンプ体が大型化して使いにくくな
り、しかも、製作コストも高価になる。第3に、スタン
プ体に巻回されたテープ状の感熱性孔版原紙は、インク
パッドと当接した状態で巻取られるので、インクパッド
からインクが漏出し易くなる、などといった問題点があ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願出願人
は、かかる問題点を解決するために、現在出願未公開中
の特願平5−329657号に記載のスタンプ装置を発
明した。このスタンプ装置のスタンプ体は、小型化、軽
量化、低コスト化が可能で、しかも、インクの漏出を防
止できるものである。
は、かかる問題点を解決するために、現在出願未公開中
の特願平5−329657号に記載のスタンプ装置を発
明した。このスタンプ装置のスタンプ体は、小型化、軽
量化、低コスト化が可能で、しかも、インクの漏出を防
止できるものである。
【0010】このスタンプ体は、手で掴むための把持部
と、この把持部に他の部材を介して取着される孔版印刷
用原板とから構成される。図30は、この孔版印刷用原
板304の構成を上下逆にして示した図である。
と、この把持部に他の部材を介して取着される孔版印刷
用原板とから構成される。図30は、この孔版印刷用原
板304の構成を上下逆にして示した図である。
【0011】孔版印刷用原板304は、下面側に浅い凹
部325を備え直方体状で中空状の合成樹脂製の基部材
326と、この基部材326の凹部325に装着される
油性インク327aを含浸させた含浸体327と、この
含浸体327の下面と基部材326の外周側を覆い接着
剤329にて基部材326の外周面に接着された感熱性
孔版原紙328とから構成されている。
部325を備え直方体状で中空状の合成樹脂製の基部材
326と、この基部材326の凹部325に装着される
油性インク327aを含浸させた含浸体327と、この
含浸体327の下面と基部材326の外周側を覆い接着
剤329にて基部材326の外周面に接着された感熱性
孔版原紙328とから構成されている。
【0012】このように構成された孔版印刷用原板30
4の印面部333に穿孔を施す場合、含浸体327に含
浸されたインク327aにより、感熱性孔版原紙328
が破壊されてしまうという問題点があった。即ち、図3
1に示されるように、孔版印刷用原板304の印面部3
33に穿孔を施すため、加熱穿孔装置に設けられたサー
マルヘッド390を印面部333に当接させて矢印Z方
向に摺動させると、含浸体327に含浸されたインク3
27aが、サーマルヘッド390の摺動により一ヶ所に
集中される。その結果、インク327aの集中された感
熱性孔版原紙328の一部分に非常に大きな圧力が加わ
り、この部分の感熱性孔版原紙328が破壊されてしま
うのである。
4の印面部333に穿孔を施す場合、含浸体327に含
浸されたインク327aにより、感熱性孔版原紙328
が破壊されてしまうという問題点があった。即ち、図3
1に示されるように、孔版印刷用原板304の印面部3
33に穿孔を施すため、加熱穿孔装置に設けられたサー
マルヘッド390を印面部333に当接させて矢印Z方
向に摺動させると、含浸体327に含浸されたインク3
27aが、サーマルヘッド390の摺動により一ヶ所に
集中される。その結果、インク327aの集中された感
熱性孔版原紙328の一部分に非常に大きな圧力が加わ
り、この部分の感熱性孔版原紙328が破壊されてしま
うのである。
【0013】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、印面部の穿孔時に含浸体から浸
出されるインクのインク溜めを設けて、印面部の穿孔時
に感熱性孔版原紙が破壊されることを防止できる孔版印
刷用原板を提供することを目的としている。
になされたものであり、印面部の穿孔時に含浸体から浸
出されるインクのインク溜めを設けて、印面部の穿孔時
に感熱性孔版原紙が破壊されることを防止できる孔版印
刷用原板を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の孔版印刷用原板は、加熱穿孔装置に着脱自
在に装着されて印面部にドットパターンの穿孔が施され
るものであり、インクを含浸させた含浸体と、その含浸
体を下面側に保持する基部材と、前記含浸体の下面を覆
い印面部を構成する感熱性孔版原紙とを備え、更に、前
記基部材の前記含浸体に対向する壁面には、前記印面部
の穿孔時に、前記含浸体から浸出されるインクを溜める
インク溜めを備えている。
に、本発明の孔版印刷用原板は、加熱穿孔装置に着脱自
在に装着されて印面部にドットパターンの穿孔が施され
るものであり、インクを含浸させた含浸体と、その含浸
体を下面側に保持する基部材と、前記含浸体の下面を覆
い印面部を構成する感熱性孔版原紙とを備え、更に、前
記基部材の前記含浸体に対向する壁面には、前記印面部
の穿孔時に、前記含浸体から浸出されるインクを溜める
インク溜めを備えている。
【0015】なお、前記基部材に設けられた前記インク
溜めは、前記印面部の穿孔終端付近に設けられ、前記印
面部の穿孔方向に対して略直角方向に延びる溝から構成
されていてもよい。
溜めは、前記印面部の穿孔終端付近に設けられ、前記印
面部の穿孔方向に対して略直角方向に延びる溝から構成
されていてもよい。
【0016】前記基部材に設けられた前記インク溜め
は、前記印面部の穿孔方向に延びる溝から構成されてい
てもよい。
は、前記印面部の穿孔方向に延びる溝から構成されてい
てもよい。
【0017】前記基部材に設けられた前記インク溜め
は、前記印面部の穿孔方向に対して略直角方向に略等間
隔に配設され、且つ、前記穿孔方向に延びる複数の溝か
ら構成されていてもよい。
は、前記印面部の穿孔方向に対して略直角方向に略等間
隔に配設され、且つ、前記穿孔方向に延びる複数の溝か
ら構成されていてもよい。
【0018】
【作用】上記の構成を有する本発明の孔版印刷用原板
は、加熱穿孔装置に着脱自在に装着されて感熱性孔版原
紙の印面部にドットパターンの穿孔が施されるものであ
り、前記印面部の穿孔時に加熱穿孔装置のサーマルヘッ
ドに押圧されて含浸体から浸出されたインクは、基部材
の含浸体に対向する壁面に設けられたインク溜めに溜め
られる。
は、加熱穿孔装置に着脱自在に装着されて感熱性孔版原
紙の印面部にドットパターンの穿孔が施されるものであ
り、前記印面部の穿孔時に加熱穿孔装置のサーマルヘッ
ドに押圧されて含浸体から浸出されたインクは、基部材
の含浸体に対向する壁面に設けられたインク溜めに溜め
られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
つつ説明する。
【0020】本実施例に係る孔版印刷用原板は、スタン
プ装置のスタンプ体の把持部に、他の部材を介して取着
されるものであり、前記スタンプ装置は、図1から図1
0に示すスタンプ体1と、図11から図21に示す加熱
穿孔装置50とで構成されている。
プ装置のスタンプ体の把持部に、他の部材を介して取着
されるものであり、前記スタンプ装置は、図1から図1
0に示すスタンプ体1と、図11から図21に示す加熱
穿孔装置50とで構成されている。
【0021】最初に、前記スタンプ体1について、図1
〜図10を参照しつつ説明する。
〜図10を参照しつつ説明する。
【0022】図1〜図4に示すように、スタンプ体1
は、手で握る為の把持部2と、この把持部2に固定的に
連結されるスタンプ部3と、スタンプ部3の外周側を覆
うスカート部材6と、スタンプ部3に着脱自在に装着さ
れる保護キャップ7とから構成されている。
は、手で握る為の把持部2と、この把持部2に固定的に
連結されるスタンプ部3と、スタンプ部3の外周側を覆
うスカート部材6と、スタンプ部3に着脱自在に装着さ
れる保護キャップ7とから構成されている。
【0023】前記把持部2は、金属又は合成樹脂材料か
らなる下端開放の直方体状の中空体で構成され、その頂
部には、ラベル10を貼付する為の凹部11が形成さ
れ、把持部2の前壁12と後壁13の下端部には、夫
々、下方へ突出する1対の係合爪14が設けられてい
る。また、把持部2の前壁12と後壁13の下部には、
ガイド溝15が形成され、前壁12には係合凹部16が
形成され、左側壁17には、係合穴18が形成され、把
持部2内部において上壁19の下面の中央部には、バネ
支持部20が形成されている。
らなる下端開放の直方体状の中空体で構成され、その頂
部には、ラベル10を貼付する為の凹部11が形成さ
れ、把持部2の前壁12と後壁13の下端部には、夫
々、下方へ突出する1対の係合爪14が設けられてい
る。また、把持部2の前壁12と後壁13の下部には、
ガイド溝15が形成され、前壁12には係合凹部16が
形成され、左側壁17には、係合穴18が形成され、把
持部2内部において上壁19の下面の中央部には、バネ
支持部20が形成されている。
【0024】前記スタンプ部3は、孔版印刷用原板4
と、この孔版印刷用原板4が下方より挿入して固定され
且つ孔版印刷用原板4の外周側の上部約2/3部分を覆
い且つ把持部2の4つの係合爪14に係合して把持部2
に固定された外周保持部材5とで構成されている。
と、この孔版印刷用原板4が下方より挿入して固定され
且つ孔版印刷用原板4の外周側の上部約2/3部分を覆
い且つ把持部2の4つの係合爪14に係合して把持部2
に固定された外周保持部材5とで構成されている。
【0025】前記孔版印刷用原板4が上下逆の状態で表
わされた図7に示すように、前記孔版印刷用原板4は、
下面側に開口する浅い平坦な平面を有する凹部25とイ
ンク溝としてのインク溜溝25aとを備えた直方体状で
中空状の合成樹脂製の基部材26と、この基部材26の
凹部25に装着される含浸体27であって油性インク2
7aを含浸させた含浸体27と、含浸体27の下面と基
部材26の外周側を覆い接着剤29にて基部材26の外
周面に接着された感熱性孔版原紙28とから構成されて
いる。尚、含浸体27は接着剤等により基部材26の凹
部25に接着してもよい。
わされた図7に示すように、前記孔版印刷用原板4は、
下面側に開口する浅い平坦な平面を有する凹部25とイ
ンク溝としてのインク溜溝25aとを備えた直方体状で
中空状の合成樹脂製の基部材26と、この基部材26の
凹部25に装着される含浸体27であって油性インク2
7aを含浸させた含浸体27と、含浸体27の下面と基
部材26の外周側を覆い接着剤29にて基部材26の外
周面に接着された感熱性孔版原紙28とから構成されて
いる。尚、含浸体27は接着剤等により基部材26の凹
部25に接着してもよい。
【0026】前記基部材26は、油性インクに接触する
関係上、耐油性に優れる合成樹脂材料(例えば、塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセター
ル、ポリエチレンテレフタレート等)又は金属材料で構
成され、この基部材26の凹部25に含浸体27を装着
することで、含浸体27の位置ズレを防止でき、含浸体
27からのインクの流出を防止できる。
関係上、耐油性に優れる合成樹脂材料(例えば、塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセター
ル、ポリエチレンテレフタレート等)又は金属材料で構
成され、この基部材26の凹部25に含浸体27を装着
することで、含浸体27の位置ズレを防止でき、含浸体
27からのインクの流出を防止できる。
【0027】前記基部材26の下面に形成されるインク
溜溝25aは、下方(図7では上方)に開口する凹部2
5の開口形状としての四角形を構成する1辺に沿って、
凹部25より深く形成されている。このインク溜溝25
aが形成される1辺は、孔版印刷用原板4の印面部33
が加熱穿孔装置50のサーマルヘッド90により穿孔さ
れる場合の穿孔終了位置に対応する1辺である。印面部
33の穿孔時にサーマルヘッド90により押圧され含浸
体27から浸出されたインク27aは、サーマルヘッド
90の摺動に伴って穿孔終了位置に集められる。よっ
て、この集められたインク27aを溜めるためのインク
溜溝25aを穿孔終了位置の1辺に形成している。
溜溝25aは、下方(図7では上方)に開口する凹部2
5の開口形状としての四角形を構成する1辺に沿って、
凹部25より深く形成されている。このインク溜溝25
aが形成される1辺は、孔版印刷用原板4の印面部33
が加熱穿孔装置50のサーマルヘッド90により穿孔さ
れる場合の穿孔終了位置に対応する1辺である。印面部
33の穿孔時にサーマルヘッド90により押圧され含浸
体27から浸出されたインク27aは、サーマルヘッド
90の摺動に伴って穿孔終了位置に集められる。よっ
て、この集められたインク27aを溜めるためのインク
溜溝25aを穿孔終了位置の1辺に形成している。
【0028】前記含浸体27は、合成樹脂材料(例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリウレタン、アクリルニトリルブタジエ
ンゴム等)の弾力性のある発泡体又は不織布からなり、
この含浸体27には、油性インク27aが飽和状態に含
浸されており、この含浸体27に圧力が付加されると、
インクが滲み出すようになっている。
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリウレタン、アクリルニトリルブタジエ
ンゴム等)の弾力性のある発泡体又は不織布からなり、
この含浸体27には、油性インク27aが飽和状態に含
浸されており、この含浸体27に圧力が付加されると、
インクが滲み出すようになっている。
【0029】前記感熱性孔版原紙28は、図6に示すよ
うに、熱可塑性フィルム30と、多孔性支持体31と、
これらを接着する接着剤層32とで構成されている。前
記熱可塑性フィルム30は、厚さ1〜4μm、好ましく
は2μmの熱可塑性合成樹脂材料(例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリプロピレン、塩化ビニリデン−
塩化ビニル共重合体等)のフィルムで構成されている。
うに、熱可塑性フィルム30と、多孔性支持体31と、
これらを接着する接着剤層32とで構成されている。前
記熱可塑性フィルム30は、厚さ1〜4μm、好ましく
は2μmの熱可塑性合成樹脂材料(例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリプロピレン、塩化ビニリデン−
塩化ビニル共重合体等)のフィルムで構成されている。
【0030】厚さ1μm未満のものは製造コストが高価
で強度も弱く実用性に欠けるため実用的でなく、また、
厚さ4μm以上のものは、厚すぎるために、定格出力が
50mJ/mm2 程度の一般のサーマルヘッドでは穿孔
できない。
で強度も弱く実用性に欠けるため実用的でなく、また、
厚さ4μm以上のものは、厚すぎるために、定格出力が
50mJ/mm2 程度の一般のサーマルヘッドでは穿孔
できない。
【0031】前記多孔性支持体31は、天然繊維(例え
は、マニラ麻、こうぞ、みつまた等)、合成繊維(例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリルニトリル等)、又はレーヨン等の半合
成繊維を主原料とした多孔性薄葉紙で構成されている。
は、マニラ麻、こうぞ、みつまた等)、合成繊維(例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリルニトリル等)、又はレーヨン等の半合
成繊維を主原料とした多孔性薄葉紙で構成されている。
【0032】図5、図7に示すように、基部材26を上
下逆にした状態で、その凹部25に含浸体27を装着し
てから、含浸体27に油性インク27aを含浸させ、そ
の含浸体27の上から、多孔性支持体31が含浸体27
側となるように、感熱性孔版原紙28を被せて、含浸体
27の表面に感熱性孔版原紙28を密着させ、感熱性孔
版原紙28の外周側部分を、基部材26の外周面に密着
状に折り付けて接着剤層29にて接着することにより、
図7に示す孔版印刷用原板4となる。このとき、孔版印
刷用原板4のインク溜溝25aの部分は、図5に示すよ
うに、中空の状態となっている。
下逆にした状態で、その凹部25に含浸体27を装着し
てから、含浸体27に油性インク27aを含浸させ、そ
の含浸体27の上から、多孔性支持体31が含浸体27
側となるように、感熱性孔版原紙28を被せて、含浸体
27の表面に感熱性孔版原紙28を密着させ、感熱性孔
版原紙28の外周側部分を、基部材26の外周面に密着
状に折り付けて接着剤層29にて接着することにより、
図7に示す孔版印刷用原板4となる。このとき、孔版印
刷用原板4のインク溜溝25aの部分は、図5に示すよ
うに、中空の状態となっている。
【0033】前記含浸体27の表面(図5では下面)に
密着した感熱性孔版原紙28の部分が印面部33を構成
している。前記のように、感熱性孔版原紙28の外周側
部分を、基部材26の外周面に接着する構成を採用した
ため、スタンプ部3の下面のほぼ全域にワタル印面部3
3を形成することができた。その結果、印刷する際の位
置決めが簡単化する。
密着した感熱性孔版原紙28の部分が印面部33を構成
している。前記のように、感熱性孔版原紙28の外周側
部分を、基部材26の外周面に接着する構成を採用した
ため、スタンプ部3の下面のほぼ全域にワタル印面部3
3を形成することができた。その結果、印刷する際の位
置決めが簡単化する。
【0034】前記感熱性孔版原紙28の外周側部分を、
基部材26の外周面に接着する為に、感熱性孔版原紙2
8の外周側部分に予め接着剤層29を形成しておいても
よいし、又は、基部材26の外周面に接着剤層29を予
め形成しておいてもよいし、又は、感熱性孔版原紙28
の外周側部分と基部材26の外周面の両方に接着剤層2
9を予め形成しておいてもよい。
基部材26の外周面に接着する為に、感熱性孔版原紙2
8の外周側部分に予め接着剤層29を形成しておいても
よいし、又は、基部材26の外周面に接着剤層29を予
め形成しておいてもよいし、又は、感熱性孔版原紙28
の外周側部分と基部材26の外周面の両方に接着剤層2
9を予め形成しておいてもよい。
【0035】図2〜図4に示すように、前記外周保持部
材5は、孔版印刷用原板4が内嵌状に接着される平面視
矩形状の周壁部34と、上壁部35と、この上壁部35
から所定高さ突出する左右1対の係合壁部36とで構成
されている。前記左右1対の係合壁部36には、把持部
2の4つの係合爪14に対応する係合孔37が形成さ
れ、左右1対の係合壁部36は、スカート部材6の上壁
部41の左右1対の矩形穴42に、下方より上下方向に
スライド自在に挿入され、これら係合壁部36の4つの
係合穴37に、前記4つの係合爪14を上方より係合さ
せ、且つ係合壁部36の上端を把持部2の下端に当接さ
せることにより、外周保持部材5は把持部2に固定され
ている。
材5は、孔版印刷用原板4が内嵌状に接着される平面視
矩形状の周壁部34と、上壁部35と、この上壁部35
から所定高さ突出する左右1対の係合壁部36とで構成
されている。前記左右1対の係合壁部36には、把持部
2の4つの係合爪14に対応する係合孔37が形成さ
れ、左右1対の係合壁部36は、スカート部材6の上壁
部41の左右1対の矩形穴42に、下方より上下方向に
スライド自在に挿入され、これら係合壁部36の4つの
係合穴37に、前記4つの係合爪14を上方より係合さ
せ、且つ係合壁部36の上端を把持部2の下端に当接さ
せることにより、外周保持部材5は把持部2に固定され
ている。
【0036】図2〜図4に示すように、前記スカート部
材6は、外周保持部材5の外周壁部34が上下方向にス
ライド自在に内嵌される平面視矩形状の外周壁部40
と、その上端の上壁部41であって、外周保持部材5の
上壁部35の上側に位置する上壁部41と、この上壁部
41の中央部から所定高さ上方へ突出して把持部2内へ
挿入される門形部43と、この門形部43の上端の中央
部に突設されたバネ支持部45等で構成されている。
材6は、外周保持部材5の外周壁部34が上下方向にス
ライド自在に内嵌される平面視矩形状の外周壁部40
と、その上端の上壁部41であって、外周保持部材5の
上壁部35の上側に位置する上壁部41と、この上壁部
41の中央部から所定高さ上方へ突出して把持部2内へ
挿入される門形部43と、この門形部43の上端の中央
部に突設されたバネ支持部45等で構成されている。
【0037】前記門形部43の左右の壁部の下部には、
該両壁部を貫通するように、前記ガイド穴18に対応す
る前後方向位置においてガイド穴44が形成されてい
る。
該両壁部を貫通するように、前記ガイド穴18に対応す
る前後方向位置においてガイド穴44が形成されてい
る。
【0038】前記把持部2のバネ支持部20と、スカー
ト部材6のバネ支持部45には、把持部2に対して、ス
カート部材6を下方へ付勢する圧縮スプリング21が装
着され、スカート部材6は、図3、図4に示す第1位置
と、図9に示す第2位置と、図8に示す第3位置とに亙
って昇降自在に構成され、スカート部材6はスプリング
21により、第1位置の方へ付勢されている。尚、保護
キャップ7を着脱する為と印面部33の位置決めの為
に、スカート部材6の外周壁40の4面の中央部の下端
部は、部分的に切り欠かれている。
ト部材6のバネ支持部45には、把持部2に対して、ス
カート部材6を下方へ付勢する圧縮スプリング21が装
着され、スカート部材6は、図3、図4に示す第1位置
と、図9に示す第2位置と、図8に示す第3位置とに亙
って昇降自在に構成され、スカート部材6はスプリング
21により、第1位置の方へ付勢されている。尚、保護
キャップ7を着脱する為と印面部33の位置決めの為
に、スカート部材6の外周壁40の4面の中央部の下端
部は、部分的に切り欠かれている。
【0039】第1位置のとき、スカート部材6の上壁部
41は、外周保持部材5の上壁部35に当接して、スカ
ート部材6の下端が、印面部33よりも低く突出し、ま
た、第2位置のとき、スカート部材6の上壁部41は、
外周保持部材5の上壁部35と、把持部2の下端との間
に位置して、スカート部材6の下端が印面部33と同レ
ベルに位置し、また、第3位置のとき、スカート部材6
の上壁部41は、把持部2の下端に当接して、スカート
部材6の下端が印面部33よりも上方に位置する。尚、
前記スカート部材6の第1位置から第2位置へのストロ
ークは、約5mm程度に設定することが望ましい。
41は、外周保持部材5の上壁部35に当接して、スカ
ート部材6の下端が、印面部33よりも低く突出し、ま
た、第2位置のとき、スカート部材6の上壁部41は、
外周保持部材5の上壁部35と、把持部2の下端との間
に位置して、スカート部材6の下端が印面部33と同レ
ベルに位置し、また、第3位置のとき、スカート部材6
の上壁部41は、把持部2の下端に当接して、スカート
部材6の下端が印面部33よりも上方に位置する。尚、
前記スカート部材6の第1位置から第2位置へのストロ
ークは、約5mm程度に設定することが望ましい。
【0040】前記保護キャップ7は、孔版印刷用原板4
の下端側を着脱自在に覆って保護する為のもので、その
外周壁部48は、外周保持部材5の外周壁34と、平面
視にて同形状に形成され、この保護キャップ7は、スカ
ート部材6の外周壁部40に内嵌させて支持される。
の下端側を着脱自在に覆って保護する為のもので、その
外周壁部48は、外周保持部材5の外周壁34と、平面
視にて同形状に形成され、この保護キャップ7は、スカ
ート部材6の外周壁部40に内嵌させて支持される。
【0041】図3、図4に示すように、保護キャップ7
を装着した状態では、その上端は外周壁34の下端に当
接し、保護キャップ7と印面部33間には小さな隙間が
空き、保護キャップ7はその外周壁部48の外周面とス
カート部材6の外周壁部40の内周面との間の摩擦力で
もって支持される。それ故、保護キャップ7を装着した
状態で把持部2を下方へ押動しても、保護キャップ7の
上端と外周壁34の下端との当接により前記隙間が保た
れているので、保護キャップ7にインクが付着すること
がない。
を装着した状態では、その上端は外周壁34の下端に当
接し、保護キャップ7と印面部33間には小さな隙間が
空き、保護キャップ7はその外周壁部48の外周面とス
カート部材6の外周壁部40の内周面との間の摩擦力で
もって支持される。それ故、保護キャップ7を装着した
状態で把持部2を下方へ押動しても、保護キャップ7の
上端と外周壁34の下端との当接により前記隙間が保た
れているので、保護キャップ7にインクが付着すること
がない。
【0042】前記印面部33に、例えば、図10に示す
ように、「実用新案登録出願」のミラー文字の文字列
と、その外側を囲む6重の矩形枠とからなるパターンの
多数の穿孔(ドットパターン穿孔)とが、図示外のサー
マルプリンタのサーマルヘッドにより形成され、図10
のパターンの鏡像である「実用新案登録出願」の文字列
と6重の矩形枠を印刷可能なスタンプ体が構成されるた
め、通常のラバー製の印面部を有するスタンプと同様
に、例えば、約1000回にも亙って前記パターンを印
刷することができる。尚、サーマルヘッドで穿孔する以
外に、赤外線照射によっても穿孔できることは勿論であ
る。
ように、「実用新案登録出願」のミラー文字の文字列
と、その外側を囲む6重の矩形枠とからなるパターンの
多数の穿孔(ドットパターン穿孔)とが、図示外のサー
マルプリンタのサーマルヘッドにより形成され、図10
のパターンの鏡像である「実用新案登録出願」の文字列
と6重の矩形枠を印刷可能なスタンプ体が構成されるた
め、通常のラバー製の印面部を有するスタンプと同様
に、例えば、約1000回にも亙って前記パターンを印
刷することができる。尚、サーマルヘッドで穿孔する以
外に、赤外線照射によっても穿孔できることは勿論であ
る。
【0043】前記印面部33を構成する感熱性孔版原紙
28に穿孔する場合には、スタンプ体1を、後述する加
熱穿孔装置50の穿孔用装着部71にセットし、その装
置のガイドバー83を、ガイド穴18、44、44に亙
って挿通させることで、スカート部材6を第3位置に保
持して穿孔を行ない、また、不使用時には、保護キャッ
プ7を装着し、図3、図4に示すように、スカート部材
6を第1位置に保持し、また、印刷する際には、保護キ
ャップ7を取外し、スカート部材6を第1位置に保持し
て、用紙の表面の印刷すべき位置にスカート部材6を位
置決めすることで、スタンプ部3の印面部33を位置決
めしてから、把持部2を下方へ押圧することで、図9に
示すように印刷する。
28に穿孔する場合には、スタンプ体1を、後述する加
熱穿孔装置50の穿孔用装着部71にセットし、その装
置のガイドバー83を、ガイド穴18、44、44に亙
って挿通させることで、スカート部材6を第3位置に保
持して穿孔を行ない、また、不使用時には、保護キャッ
プ7を装着し、図3、図4に示すように、スカート部材
6を第1位置に保持し、また、印刷する際には、保護キ
ャップ7を取外し、スカート部材6を第1位置に保持し
て、用紙の表面の印刷すべき位置にスカート部材6を位
置決めすることで、スタンプ部3の印面部33を位置決
めしてから、把持部2を下方へ押圧することで、図9に
示すように印刷する。
【0044】次に、加熱穿孔装置50について説明す
る。
る。
【0045】図11〜図15に示すように、加熱穿孔装
置50は、本体フレーム51と、本体フレーム51の前
部に設けられたキーボード52及び液晶ディスプレイ5
3と、本体フレーム51の後部に設けられた加熱穿孔部
54と、本体フレーム51内に設けられた制御ユニット
110等で構成されている。
置50は、本体フレーム51と、本体フレーム51の前
部に設けられたキーボード52及び液晶ディスプレイ5
3と、本体フレーム51の後部に設けられた加熱穿孔部
54と、本体フレーム51内に設けられた制御ユニット
110等で構成されている。
【0046】前記キーボード52には、仮名キーとアル
ファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キー
とを含む文字記号キー56、種々のファンクションキー
(カーソル移動キー57、実行キー58、改行キー5
9、確定/終了キー60、取消キー61、削除キー6
2、シフトキー63、小文字スイッチ64、文字種設定
スイッチ65、穿孔スイッチ66、等)、メインスイッ
チ67などが設けられている。
ファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キー
とを含む文字記号キー56、種々のファンクションキー
(カーソル移動キー57、実行キー58、改行キー5
9、確定/終了キー60、取消キー61、削除キー6
2、シフトキー63、小文字スイッチ64、文字種設定
スイッチ65、穿孔スイッチ66、等)、メインスイッ
チ67などが設けられている。
【0047】前記液晶ディスプレイ53は、前記スタン
プ体1で印刷する印刷対象のパターンに相当する複数行
の文字列を表示可能に構成されている。
プ体1で印刷する印刷対象のパターンに相当する複数行
の文字列を表示可能に構成されている。
【0048】次に、前記加熱穿孔部54について説明す
る。
る。
【0049】図13〜図22に示すように、加熱穿孔部
54には、サブフレーム70と、スタンプ体1を着脱自
在に装着する為の穿孔用装着部71と、この穿孔用装着
部71に装着されたスタンプ体1の印面部33にドット
状に穿孔する加熱穿孔機構72等が設けられている。
54には、サブフレーム70と、スタンプ体1を着脱自
在に装着する為の穿孔用装着部71と、この穿孔用装着
部71に装着されたスタンプ体1の印面部33にドット
状に穿孔する加熱穿孔機構72等が設けられている。
【0050】前記穿孔用装着部71について説明する
と、図14〜図17に示すように、サブフレーム70の
右側壁73には、スタンプ部3の前後方向幅が最大のス
タンプ体1の下半分の側面形状とほぼ同形の開口74が
形成され、この開口74を開閉する開閉扉75にはセク
タギヤ76が固定的に設けられ、開閉扉75とセクタギ
ヤ76は、図17において左右方向向きの枢軸77によ
り右側壁73に回動自在に枢着されている。前記サブフ
レーム70の上部には、前後1対の平行なガイド部材7
8,79が設けられ、これらガイド部材78,79の下
端には、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部80
が相対向状に形成されている。
と、図14〜図17に示すように、サブフレーム70の
右側壁73には、スタンプ部3の前後方向幅が最大のス
タンプ体1の下半分の側面形状とほぼ同形の開口74が
形成され、この開口74を開閉する開閉扉75にはセク
タギヤ76が固定的に設けられ、開閉扉75とセクタギ
ヤ76は、図17において左右方向向きの枢軸77によ
り右側壁73に回動自在に枢着されている。前記サブフ
レーム70の上部には、前後1対の平行なガイド部材7
8,79が設けられ、これらガイド部材78,79の下
端には、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部80
が相対向状に形成されている。
【0051】前側のガイド部材78には、左右1対のロ
ーラ81が長穴を介して図16における前後方向に小距
離移動可能に設けられ、これらローラ81は、スプリン
グ82により後方へ付勢されている。
ーラ81が長穴を介して図16における前後方向に小距
離移動可能に設けられ、これらローラ81は、スプリン
グ82により後方へ付勢されている。
【0052】前側のガイド部材78に固定されたガイド
バー83は、ガイド部材78,79間の中間位置に配設
され、図16、20に示すようにガイドバー83の右端
部の上面には、右方下がり傾斜状のテーパー面84が形
成され、また、ガイドバー83の左端部には、スタンプ
体1の左限界位置を規制する係止部85が形成されてい
る。
バー83は、ガイド部材78,79間の中間位置に配設
され、図16、20に示すようにガイドバー83の右端
部の上面には、右方下がり傾斜状のテーパー面84が形
成され、また、ガイドバー83の左端部には、スタンプ
体1の左限界位置を規制する係止部85が形成されてい
る。
【0053】前記スタンプ体1を開口74から挿入し、
スタンプ体1の把持部2の前後1対のガイド溝15に、
前後1対のガイド部80を係合させることで、スタンプ
体1が1対のガイド部80で支持され、スタンプ体1
は、1対のローラ81を介してスプリング82で後方へ
付勢されて前後方向位置が正確に設定され、また、スタ
ンプ体1が係止部85に当接し、右側のローラ81が把
持部2の係合凹部16に係合した状態で、スタンプ体1
の左右方向位置が正確に設定されるように構成してあ
る。
スタンプ体1の把持部2の前後1対のガイド溝15に、
前後1対のガイド部80を係合させることで、スタンプ
体1が1対のガイド部80で支持され、スタンプ体1
は、1対のローラ81を介してスプリング82で後方へ
付勢されて前後方向位置が正確に設定され、また、スタ
ンプ体1が係止部85に当接し、右側のローラ81が把
持部2の係合凹部16に係合した状態で、スタンプ体1
の左右方向位置が正確に設定されるように構成してあ
る。
【0054】前記スタンプ体1を、穿孔用装着部71に
装着する際に、ガイドバー83が、スタンプ体1のガイ
ド穴18,44,44に亙って挿通され、これにより、
スカート部材6が、図8に示す第3位置に上昇させた状
態に保持される。
装着する際に、ガイドバー83が、スタンプ体1のガイ
ド穴18,44,44に亙って挿通され、これにより、
スカート部材6が、図8に示す第3位置に上昇させた状
態に保持される。
【0055】前記加熱穿孔機構72について説明する
と、図13〜図22に示すように、前記穿孔用装着部7
1の下方において、サブフレーム70の右端壁73と左
端壁86とに亙って、キャリッジ87を案内する為の左
右方向に延びるガイドロッド88と、キャリッジ87を
案内し且つキャリッジ87に搭載されたサーマルヘッド
90の位置を切換えるカム体91を操作する為の左右方
向に延びるヘッド切換えロッド89とが架着され、カム
体91は、ヘッド切換えロッド89に回動不能かつ軸方
向へスライド自在に装着されている。
と、図13〜図22に示すように、前記穿孔用装着部7
1の下方において、サブフレーム70の右端壁73と左
端壁86とに亙って、キャリッジ87を案内する為の左
右方向に延びるガイドロッド88と、キャリッジ87を
案内し且つキャリッジ87に搭載されたサーマルヘッド
90の位置を切換えるカム体91を操作する為の左右方
向に延びるヘッド切換えロッド89とが架着され、カム
体91は、ヘッド切換えロッド89に回動不能かつ軸方
向へスライド自在に装着されている。
【0056】前記キャリッジ87は、ガイドロッド88
とヘッド切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に
支持され、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙
る所定の長さのラック92が形成されている。
とヘッド切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に
支持され、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙
る所定の長さのラック92が形成されている。
【0057】前記キャリッジ87には、カム当接板93
と、ヘッド放熱板94とが、前後方向向きの支軸95に
より上下揺動自在に装着され、ヘッド放熱板94には、
サーマルヘッド90が固定され、ヘッド放熱板94は、
それに固定されたピン96に外装されたスプリング97
により、カム当接板93に対して上方へ弾性付勢されて
いる。
と、ヘッド放熱板94とが、前後方向向きの支軸95に
より上下揺動自在に装着され、ヘッド放熱板94には、
サーマルヘッド90が固定され、ヘッド放熱板94は、
それに固定されたピン96に外装されたスプリング97
により、カム当接板93に対して上方へ弾性付勢されて
いる。
【0058】前記カム体91は、楕円形状に形成され
て、カム当接板93の下面に当接され、ヘッド切換えロ
ッド89を回動させてカム体91を横向き姿勢にする
と、サーマルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下
方へリリースされ、また、カム体91を立向き姿勢にす
ると、サーマルヘッド90は、カム当接板93とスプリ
ング97を介して、上方へ揺動して穿孔位置に切換えら
れる。
て、カム当接板93の下面に当接され、ヘッド切換えロ
ッド89を回動させてカム体91を横向き姿勢にする
と、サーマルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下
方へリリースされ、また、カム体91を立向き姿勢にす
ると、サーマルヘッド90は、カム当接板93とスプリ
ング97を介して、上方へ揺動して穿孔位置に切換えら
れる。
【0059】前記ヘッド切換えロッド89の右端部に
は、サブフレーム70の右端壁73の外側において、セ
クタギヤ76に噛合したギヤ98が設けられ、開閉扉7
5を開くとカム体91が横向き姿勢となり、また、開閉
扉75を閉じるとカム体91が立て向き姿勢に切換えら
れるように構成してある。
は、サブフレーム70の右端壁73の外側において、セ
クタギヤ76に噛合したギヤ98が設けられ、開閉扉7
5を開くとカム体91が横向き姿勢となり、また、開閉
扉75を閉じるとカム体91が立て向き姿勢に切換えら
れるように構成してある。
【0060】前記サブフレーム70の前壁99には、キ
ャリッジ87を駆動するステッピングモータ100と、
ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、ステッピング
モータ100出力軸の出力ギヤ102の回転を駆動ギヤ
101に伝達する減速ギヤ機構107とが付設されてい
る。それ故、ステッピングモータ100の回転駆動力が
駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ステッピン
グモータ100により、キャリッジ87を左右方向へ移
動駆動することができる。
ャリッジ87を駆動するステッピングモータ100と、
ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、ステッピング
モータ100出力軸の出力ギヤ102の回転を駆動ギヤ
101に伝達する減速ギヤ機構107とが付設されてい
る。それ故、ステッピングモータ100の回転駆動力が
駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ステッピン
グモータ100により、キャリッジ87を左右方向へ移
動駆動することができる。
【0061】前記サーマルヘッド90は、サーマルプリ
ンタのサーマルヘッドと同様のもので、このサーマルヘ
ッド90には、図23に示すように、例えば、96個の
発熱素子103が前後方向向きに1列に設けられてい
る。
ンタのサーマルヘッドと同様のもので、このサーマルヘ
ッド90には、図23に示すように、例えば、96個の
発熱素子103が前後方向向きに1列に設けられてい
る。
【0062】次に、前記加熱穿孔機構72と液晶ディス
プレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む
制御系について説明する。
プレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む
制御系について説明する。
【0063】図22に示すように、制御ユニット110
には、キーボード52と、サーマルヘッド90と、キャ
リッジ送りモータ100と、液晶ディスプレイ53と、
スタンプ体1の有無と前後幅とを検知する為の2つの近
接スイッチ104,105とが接続されている。
には、キーボード52と、サーマルヘッド90と、キャ
リッジ送りモータ100と、液晶ディスプレイ53と、
スタンプ体1の有無と前後幅とを検知する為の2つの近
接スイッチ104,105とが接続されている。
【0064】前記スタンプ体1は、本実施例の場合、図
15,図19に実線で図示の狭幅タイプと、鎖線で図示
の広幅タイプの2種類あり、2つの近接スイッチ10
4,105は、図13、図15、図19に示すように、
後側のガイド部材79の下面に固定された板片106に
付設され、近接スイッチ104,105により、広幅タ
イプのスタンプ体1が検知され、また、近接スイッチ1
04により、狭幅タイプのスタンプ体1が検知される。
15,図19に実線で図示の狭幅タイプと、鎖線で図示
の広幅タイプの2種類あり、2つの近接スイッチ10
4,105は、図13、図15、図19に示すように、
後側のガイド部材79の下面に固定された板片106に
付設され、近接スイッチ104,105により、広幅タ
イプのスタンプ体1が検知され、また、近接スイッチ1
04により、狭幅タイプのスタンプ体1が検知される。
【0065】図22に示すように、制御ユニット110
には、CPU111と、ROM112と、RAM113
と、穿孔用CG−ROM114と、ディスプレイ53へ
の表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボード
52及び近接スイッチ104,105に接続された入力
インタフェース116と、出力インタフェース117と
が設けられ、これらはバス118により相互に接続され
ている。更に、制御ユニット110には、出力インタフ
ェース117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119
と、モータ駆動回路120と、ディスプレイ駆動回路1
21とが設けられている。
には、CPU111と、ROM112と、RAM113
と、穿孔用CG−ROM114と、ディスプレイ53へ
の表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボード
52及び近接スイッチ104,105に接続された入力
インタフェース116と、出力インタフェース117と
が設けられ、これらはバス118により相互に接続され
ている。更に、制御ユニット110には、出力インタフ
ェース117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119
と、モータ駆動回路120と、ディスプレイ駆動回路1
21とが設けられている。
【0066】前記ROM112には、この加熱穿孔装置
50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶した
プログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等の為の辞
書メモリ123が設けられている。
50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶した
プログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等の為の辞
書メモリ123が設けられている。
【0067】前記RAM113には、入力データを記憶
する入力バッファ124、穿孔用データを記憶する穿孔
バッファ125、シフトレジスタ126、その他種々の
カウンタやレジスタが設けられている。
する入力バッファ124、穿孔用データを記憶する穿孔
バッファ125、シフトレジスタ126、その他種々の
カウンタやレジスタが設けられている。
【0068】前記穿孔用CG−ROM114には、穿孔
対象となる多数の文字のドットパターンデータがコード
データと対応付けて記憶され、また、表示用CG−RO
M115には、穿孔対象となる多数の文字の表示用ドッ
トパターンデータがコードデータと対応付けて記憶され
ている。
対象となる多数の文字のドットパターンデータがコード
データと対応付けて記憶され、また、表示用CG−RO
M115には、穿孔対象となる多数の文字の表示用ドッ
トパターンデータがコードデータと対応付けて記憶され
ている。
【0069】次に、前記ヘッド駆動回路119について
説明する。
説明する。
【0070】図23に示すように、各発熱素子103の
一方の電極は、+12Vの電源端子127に夫々接続さ
れるとともに、他方の電極はドライバ128に夫々接続
されている。
一方の電極は、+12Vの電源端子127に夫々接続さ
れるとともに、他方の電極はドライバ128に夫々接続
されている。
【0071】各ドライバ128の入力端子には、穿孔用
ストーブ入力端子130に入力側に接続されたインバー
タ129の出力端子と、ラッチ信号入力端子131に入
力側が接続されたデータラッチ回路132の各出力端子
とが夫々接続されている。
ストーブ入力端子130に入力側に接続されたインバー
タ129の出力端子と、ラッチ信号入力端子131に入
力側が接続されたデータラッチ回路132の各出力端子
とが夫々接続されている。
【0072】更に、データラッチ回路132の各入力端
子には、クロック入力端子133とデータ入力端子13
4とに入力端子が接続されたシフトレジスタ135の各
出力端子が夫々接続されている。
子には、クロック入力端子133とデータ入力端子13
4とに入力端子が接続されたシフトレジスタ135の各
出力端子が夫々接続されている。
【0073】前記ヘッド駆動回路119において、シフ
トレジスタ135は、穿孔用のデータがクロック信号に
同期して記憶され、その後、ラッチ信号がデータラッチ
回路132に供給されると、シフトレジスタ135にお
いて記憶されたデータが対応するデータラッチ回路13
2に出力されて記憶される。
トレジスタ135は、穿孔用のデータがクロック信号に
同期して記憶され、その後、ラッチ信号がデータラッチ
回路132に供給されると、シフトレジスタ135にお
いて記憶されたデータが対応するデータラッチ回路13
2に出力されて記憶される。
【0074】これと同時に、そのデータが各ドライバ1
28に印加される。この状態において、穿孔用ストロー
ブ入力端子130から論理「0」の穿孔パルス信号がイ
ンバータ128の入力端子に印加されると、インバータ
128の出力端子から論理「1」の信号が出力され、各
ドライバ128の入力端子に印加される。
28に印加される。この状態において、穿孔用ストロー
ブ入力端子130から論理「0」の穿孔パルス信号がイ
ンバータ128の入力端子に印加されると、インバータ
128の出力端子から論理「1」の信号が出力され、各
ドライバ128の入力端子に印加される。
【0075】従って、データラッチ回路132のデータ
が論理「1」の場合には、ドライバ128の出力側は論
理「0」となり、それに対応する発熱素子103に電源
端子127から駆動電流が通電される。その際、発熱素
子103の表面温度が熱穿孔に適する温度となるよう
に、穿孔用ストローブ入力端子130に入力される穿孔
パルス信号のパルス幅が設定されている。
が論理「1」の場合には、ドライバ128の出力側は論
理「0」となり、それに対応する発熱素子103に電源
端子127から駆動電流が通電される。その際、発熱素
子103の表面温度が熱穿孔に適する温度となるよう
に、穿孔用ストローブ入力端子130に入力される穿孔
パルス信号のパルス幅が設定されている。
【0076】次に、前記加熱穿孔装置50を用いて、ス
タンプ体1の印面部33に文字列のパターンを穿孔する
穿孔処理について、図24、図25のフローチャートを
参照しつつ説明する。尚、この穿孔処理は、制御ユニッ
ト110により実行される処理と、オペレータにより実
行される操作とを含み、図中、符号Si(i=1,2,
3・・・)は、各ステップを示すものである。
タンプ体1の印面部33に文字列のパターンを穿孔する
穿孔処理について、図24、図25のフローチャートを
参照しつつ説明する。尚、この穿孔処理は、制御ユニッ
ト110により実行される処理と、オペレータにより実
行される操作とを含み、図中、符号Si(i=1,2,
3・・・)は、各ステップを示すものである。
【0077】メインスイッチ67の投入とともに処理が
開始され、最初に近接スイッチ104,105からの検
出信号が読み込まれ(S1)、次にスタンプ体1が有り
か否か、つまり、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装
着されているか否か判定され(S2)、その判定がYes
のとき即ち、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着さ
れたままの状態で電源が投入されると、液晶ディスプレ
イ(以下、LCDという)53に「スタンプ体を取り外
して下さい」とメッセージが表示され(S3)、S1へ
戻る。オペレータによりスタンプ体1が取り外されるま
で、上記S1〜S3が繰り返し実行される。開閉扉75
を開いてスタンプ体1が取り外されると、前記S2にお
いてNoと判定される。
開始され、最初に近接スイッチ104,105からの検
出信号が読み込まれ(S1)、次にスタンプ体1が有り
か否か、つまり、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装
着されているか否か判定され(S2)、その判定がYes
のとき即ち、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着さ
れたままの状態で電源が投入されると、液晶ディスプレ
イ(以下、LCDという)53に「スタンプ体を取り外
して下さい」とメッセージが表示され(S3)、S1へ
戻る。オペレータによりスタンプ体1が取り外されるま
で、上記S1〜S3が繰り返し実行される。開閉扉75
を開いてスタンプ体1が取り外されると、前記S2にお
いてNoと判定される。
【0078】次に、電源投入時にスタンプ体1が穿孔用
装着部71に装着されていないか、または、電源投入時
にはスタンプ体1が穿孔用装着部71に装着されていた
が、その後、オペレータによりスタンプ体1が取り外さ
れて、S2の判定が No になると、加熱穿孔装置50の
RAM112のデータをクリアする、キャリッジ送りモ
ータ100を駆動してキャリッジ87をガイドロット8
8右端の初期位置へ移動させる等の初期設定が実行さ
れ、かつLCD53に「準備中」と表示される(S
4)。次に、S5においてキーボード52を操作するこ
とにより印面内容の入力設定が実行されるが、この入力
設定においては、印面サイズ指定と、文字サイズや文字
配置の設定等を含む書式入力と、穿孔用文字列データの
入力バッファ124への入力とが実行される。
装着部71に装着されていないか、または、電源投入時
にはスタンプ体1が穿孔用装着部71に装着されていた
が、その後、オペレータによりスタンプ体1が取り外さ
れて、S2の判定が No になると、加熱穿孔装置50の
RAM112のデータをクリアする、キャリッジ送りモ
ータ100を駆動してキャリッジ87をガイドロット8
8右端の初期位置へ移動させる等の初期設定が実行さ
れ、かつLCD53に「準備中」と表示される(S
4)。次に、S5においてキーボード52を操作するこ
とにより印面内容の入力設定が実行されるが、この入力
設定においては、印面サイズ指定と、文字サイズや文字
配置の設定等を含む書式入力と、穿孔用文字列データの
入力バッファ124への入力とが実行される。
【0079】次に、LCD53に「スタンプ体を装着し
て下さい」とメッセージが表示され(S6)、穿孔スイ
ッチ66がON操作されるまで待機する(S7:No)。
この間、オペレータは、開閉扉75を開き、スタンプ体
1を装着してから、開閉扉を閉じ、即ち、スタンプ体1
を穿孔用装着部71に装着する。
て下さい」とメッセージが表示され(S6)、穿孔スイ
ッチ66がON操作されるまで待機する(S7:No)。
この間、オペレータは、開閉扉75を開き、スタンプ体
1を装着してから、開閉扉を閉じ、即ち、スタンプ体1
を穿孔用装着部71に装着する。
【0080】この開閉扉75の開操作によりセクタギヤ
76が図19の時計方向に回動する。このセクタギヤ7
6の回動に伴って、セクタギヤ76と噛み合っているギ
ヤ98を介してヘッド切換ロッド89が同図の反時計方
向に回動する。すると、ヘッド切換ロッド89に装着さ
れているカム体91が横向き姿勢にされ、サーマルヘッ
ド90がヘッド放熱板94とともに下方へリリースされ
る。
76が図19の時計方向に回動する。このセクタギヤ7
6の回動に伴って、セクタギヤ76と噛み合っているギ
ヤ98を介してヘッド切換ロッド89が同図の反時計方
向に回動する。すると、ヘッド切換ロッド89に装着さ
れているカム体91が横向き姿勢にされ、サーマルヘッ
ド90がヘッド放熱板94とともに下方へリリースされ
る。
【0081】オペレータは、スタンプ体1の把持部2の
ガイド溝15をガイド部80に係合させつつ、スタンプ
体1を開口74から挿入する。この挿入の際、サーマル
ヘッド90がスタンプ体1の装着を妨げることは無い。
また、挿入に伴って、ガイドバー83がスタンプ体1の
ガイド孔18,44,44に亙って挿通される。このこ
とにより、ガイドバー83のテーパー面84に沿って門
形部43が上昇し、この門形部43の上昇に伴って、図
20に示すようにスカート部材6が、その下端が印面部
33よりも上方へ位置するように上昇し、図21に示す
ように、その状態が保持される。
ガイド溝15をガイド部80に係合させつつ、スタンプ
体1を開口74から挿入する。この挿入の際、サーマル
ヘッド90がスタンプ体1の装着を妨げることは無い。
また、挿入に伴って、ガイドバー83がスタンプ体1の
ガイド孔18,44,44に亙って挿通される。このこ
とにより、ガイドバー83のテーパー面84に沿って門
形部43が上昇し、この門形部43の上昇に伴って、図
20に示すようにスカート部材6が、その下端が印面部
33よりも上方へ位置するように上昇し、図21に示す
ように、その状態が保持される。
【0082】オペレータは、スタンプ体1がガイドバー
83の係止部85に当接し、ガイド部材78に設けられ
ている右側のローラ81がスタンプ体1の把持部2の係
合凹部16に係合するまで挿入する。当接及び係合する
まで挿入すると、スタンプ体1は図21に示す穿孔用装
着部71内の所定位置に配置される。
83の係止部85に当接し、ガイド部材78に設けられ
ている右側のローラ81がスタンプ体1の把持部2の係
合凹部16に係合するまで挿入する。当接及び係合する
まで挿入すると、スタンプ体1は図21に示す穿孔用装
着部71内の所定位置に配置される。
【0083】次に、オペレータは開閉扉75を図19の
反時計方向へ回動させる閉操作を行う。この閉操作に伴
って、セクタギヤ76が図19の反時計方向に回動し、
セクタギヤ76の回動に伴ってヘッド切換ロッド89が
同図の時計方向に回動する。すると、ヘッド切換ロッド
89に装着されているカム体91が立向き姿勢にされ、
サーマルヘッド90がカム当接板93とスプリング93
を介して上方へ揺動し、図21に実線で示すスタンプ体
1の印面部33右端を押圧する穿孔位置に配置される。
反時計方向へ回動させる閉操作を行う。この閉操作に伴
って、セクタギヤ76が図19の反時計方向に回動し、
セクタギヤ76の回動に伴ってヘッド切換ロッド89が
同図の時計方向に回動する。すると、ヘッド切換ロッド
89に装着されているカム体91が立向き姿勢にされ、
サーマルヘッド90がカム当接板93とスプリング93
を介して上方へ揺動し、図21に実線で示すスタンプ体
1の印面部33右端を押圧する穿孔位置に配置される。
【0084】上記のようにオペレータは、スタンプ体1
を装着した後に穿孔スイッチ66をON操作する。
を装着した後に穿孔スイッチ66をON操作する。
【0085】次に、穿孔スイッチ66がON操作される
と(S7: Yes)、近接スイッチ104,105の検出
信号が読み込まれ(S8)、次にスタンプ体1が有るか
否か、つまり、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着
されているか否か判定し(S9)、その判定が No のと
き、即ち、オペレータがスタンプ体1の装着を行わずに
穿孔スイッチ66を操作した場合には、S10におい
て、LCD53に「スタンプ体を装着して下さい」と表
示され、その後S7へ移行する。一方、S9の判定がYe
s で、スタンプ体1が装着されている場合には、S11
において、S5にて設定した印面サイズとスタンプ体1
のサイズが適合しているか否か判定される。尚、前記ス
タンプ体1のサイズとは、近接スイッチ104,105
からの検出信号に基いて判別されるスタンプ体1の幅サ
イズのことである。
と(S7: Yes)、近接スイッチ104,105の検出
信号が読み込まれ(S8)、次にスタンプ体1が有るか
否か、つまり、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着
されているか否か判定し(S9)、その判定が No のと
き、即ち、オペレータがスタンプ体1の装着を行わずに
穿孔スイッチ66を操作した場合には、S10におい
て、LCD53に「スタンプ体を装着して下さい」と表
示され、その後S7へ移行する。一方、S9の判定がYe
s で、スタンプ体1が装着されている場合には、S11
において、S5にて設定した印面サイズとスタンプ体1
のサイズが適合しているか否か判定される。尚、前記ス
タンプ体1のサイズとは、近接スイッチ104,105
からの検出信号に基いて判別されるスタンプ体1の幅サ
イズのことである。
【0086】次に、S11の判定が No のとき、即ち、
スタンプ体1のサイズが設定した印面サイズに適合しな
いときには、LCD53に「スタンプ体を差し替えて下
さい」と表示され(S12)、S7へ移行する。そし
て、現在装着されているスタンプ体1が取り外され、設
定された印面サイズに適合するサイズのスタンプ体1が
装着されるまで、前記S7〜S12が繰り返し実行され
る。
スタンプ体1のサイズが設定した印面サイズに適合しな
いときには、LCD53に「スタンプ体を差し替えて下
さい」と表示され(S12)、S7へ移行する。そし
て、現在装着されているスタンプ体1が取り外され、設
定された印面サイズに適合するサイズのスタンプ体1が
装着されるまで、前記S7〜S12が繰り返し実行され
る。
【0087】一方、S11の判定がYes のとき、即ち、
装着されているスタンプ体1のサイズが設定されている
印面サイズに適合するときには、スタンプ体1の印面部
33に穿孔処理が実行されその穿孔処理の間LCD53
には「穿孔中」と表示される(S13)。
装着されているスタンプ体1のサイズが設定されている
印面サイズに適合するときには、スタンプ体1の印面部
33に穿孔処理が実行されその穿孔処理の間LCD53
には「穿孔中」と表示される(S13)。
【0088】穿孔処理は、先ず、入力バッファ124に
入力されている書式と穿孔用文字列データに基づいて穿
孔用のドットパターンデータが作成され、穿孔バッファ
125に格納される。この穿孔バッファ125に格納さ
れているドットパターンデータに基づいてキャリッジ送
りモータ100が駆動され、キャリッジ87が図21の
実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで移動すると
ともに、サーマルヘッド90が駆動され、印面部33に
穿孔用ドットパターンデータに基づく穿孔が形成され
る。
入力されている書式と穿孔用文字列データに基づいて穿
孔用のドットパターンデータが作成され、穿孔バッファ
125に格納される。この穿孔バッファ125に格納さ
れているドットパターンデータに基づいてキャリッジ送
りモータ100が駆動され、キャリッジ87が図21の
実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで移動すると
ともに、サーマルヘッド90が駆動され、印面部33に
穿孔用ドットパターンデータに基づく穿孔が形成され
る。
【0089】この穿孔時の孔版印刷用原板4の様子を図
26に示す。穿孔の際、サーマルヘッド90は、含浸体
27を押圧しつつ図26の矢印X方向に移動される。こ
のため、サーマルヘッド90により押圧されて含浸体2
7から浸出したインク27aは、サーマルヘッド90の
移動とともに矢印X方向に集められる。
26に示す。穿孔の際、サーマルヘッド90は、含浸体
27を押圧しつつ図26の矢印X方向に移動される。こ
のため、サーマルヘッド90により押圧されて含浸体2
7から浸出したインク27aは、サーマルヘッド90の
移動とともに矢印X方向に集められる。
【0090】しかし、サーマルヘッド90の移動終了位
置、即ち、穿孔終了位置の基部材26には、インク溜溝
25aが形成されているので、浸出したインク27aは
このインク溜溝25aに溜められ、感熱性孔版原紙28
に余分な圧力が加わることを防止できる。このため、穿
孔の際に浸出されたインク27aにより、感熱性孔版原
紙28が破壊されることを防止できる。
置、即ち、穿孔終了位置の基部材26には、インク溜溝
25aが形成されているので、浸出したインク27aは
このインク溜溝25aに溜められ、感熱性孔版原紙28
に余分な圧力が加わることを防止できる。このため、穿
孔の際に浸出されたインク27aにより、感熱性孔版原
紙28が破壊されることを防止できる。
【0091】なお、インク溜溝25aは基部材26の下
面側に設けられるので、穿孔時に含浸体27から浸出さ
れたインク27aは、スタンプの使用とともに再び含浸
体27に吸収され、有効に利用される。
面側に設けられるので、穿孔時に含浸体27から浸出さ
れたインク27aは、スタンプの使用とともに再び含浸
体27に吸収され、有効に利用される。
【0092】次に、S14において穿孔終了か否か判定
し、穿孔が終了すると、S15において、LCD53に
「穿孔処理終了」、「スタンプ体を取り外して下さい」
と表示され、前記S1へ戻る。上記「スタンプ体を取り
外して下さい」の表示を見て、オペレータは、開閉扉7
5を開き、スタンプ体1を取り外す。この時、キャリッ
ジ87は図21の二点鎖線で示す位置まで移動している
ので、キャリッジ87及びサーマルヘッド90がスタン
プ体1の取り外しを妨げることは無い。
し、穿孔が終了すると、S15において、LCD53に
「穿孔処理終了」、「スタンプ体を取り外して下さい」
と表示され、前記S1へ戻る。上記「スタンプ体を取り
外して下さい」の表示を見て、オペレータは、開閉扉7
5を開き、スタンプ体1を取り外す。この時、キャリッ
ジ87は図21の二点鎖線で示す位置まで移動している
ので、キャリッジ87及びサーマルヘッド90がスタン
プ体1の取り外しを妨げることは無い。
【0093】次に、以上説明したスタンプ体1と加熱穿
孔装置50とからなるスタンプ装置の効果について説明
する。
孔装置50とからなるスタンプ装置の効果について説明
する。
【0094】スタンプ体1に関して、印面部33を形成
する感熱性孔版原紙28に、予め所望のパターンの多数
の穿孔を形成し、保護キャップ7を取外し、スカート部
材6を介して、印面部33を用紙の表面の所望の位置に
位置決めしてから、把持部2を握って把持部2を下方へ
押動させ、印面部33を用紙の表面に押圧すると、含浸
体27内のインクが多数の穿孔からしみ出すため、用紙
の表面に前記穿孔パターンを印刷することができる。
する感熱性孔版原紙28に、予め所望のパターンの多数
の穿孔を形成し、保護キャップ7を取外し、スカート部
材6を介して、印面部33を用紙の表面の所望の位置に
位置決めしてから、把持部2を握って把持部2を下方へ
押動させ、印面部33を用紙の表面に押圧すると、含浸
体27内のインクが多数の穿孔からしみ出すため、用紙
の表面に前記穿孔パターンを印刷することができる。
【0095】スタンプ部3の外周側を囲繞する昇降自在
のスカート部材6を設け、そのスカート部材6を、第1
位置と、第2位置と、第3位置とに亙って昇降自在に構
成し、このスカート部材6を、スプリング21により、
第1位置の方へ弾性付勢したので、スカート部材6を第
3位置に保持した状態において、印面部33に所望のパ
ターンをドッドパターンにて穿孔できる。
のスカート部材6を設け、そのスカート部材6を、第1
位置と、第2位置と、第3位置とに亙って昇降自在に構
成し、このスカート部材6を、スプリング21により、
第1位置の方へ弾性付勢したので、スカート部材6を第
3位置に保持した状態において、印面部33に所望のパ
ターンをドッドパターンにて穿孔できる。
【0096】そして、印刷の際にはスカート部材6を第
1位置に保持し、スカート部材6を用紙の表面の印刷す
べき位置にセットして、印面部33を位置決めしてか
ら、把持部2を押圧すると、スプリング21が収縮して
スカート部材6が第2位置まで上昇するので、所望の位
置に正確に印刷することができる。そして、印刷後、把
持部2への押圧力を緩めると、スカート部材6の第1位
置への復帰動作により、印面部33からの用紙の剥離が
促進されるため、薄手の用紙にもきれいに印刷すること
ができる。ただし、用紙の表面の狭い枠内に印刷するよ
うな場合には、手でスカート部材6を第2位置や第3位
置に保持した状態で印刷することもできる。
1位置に保持し、スカート部材6を用紙の表面の印刷す
べき位置にセットして、印面部33を位置決めしてか
ら、把持部2を押圧すると、スプリング21が収縮して
スカート部材6が第2位置まで上昇するので、所望の位
置に正確に印刷することができる。そして、印刷後、把
持部2への押圧力を緩めると、スカート部材6の第1位
置への復帰動作により、印面部33からの用紙の剥離が
促進されるため、薄手の用紙にもきれいに印刷すること
ができる。ただし、用紙の表面の狭い枠内に印刷するよ
うな場合には、手でスカート部材6を第2位置や第3位
置に保持した状態で印刷することもできる。
【0097】また、不使用時にはスカート部材6をスプ
リング21の付勢力で第1位置に保持し、スカート部材
6でスタンプユニット1全体を支持し、印面部33を保
護することができる。
リング21の付勢力で第1位置に保持し、スカート部材
6でスタンプユニット1全体を支持し、印面部33を保
護することができる。
【0098】更に、前記スタンプ部3に、含浸体27の
表面部を固定的に覆う感熱性孔版原紙28を設け、スカ
ート部材6よりも内側において、基部材26の外周側に
延びた感熱性孔版原紙28の外周部を囲繞する外周保持
部材5を設けたので、基部材26の外周側に延びた感熱
性孔版原紙28の外周部がスカート部材6で損傷するの
を防止できるし、含浸体27からインクが外部へ流出す
るのを防止できる。
表面部を固定的に覆う感熱性孔版原紙28を設け、スカ
ート部材6よりも内側において、基部材26の外周側に
延びた感熱性孔版原紙28の外周部を囲繞する外周保持
部材5を設けたので、基部材26の外周側に延びた感熱
性孔版原紙28の外周部がスカート部材6で損傷するの
を防止できるし、含浸体27からインクが外部へ流出す
るのを防止できる。
【0099】更に、前記スタンプ部3の印面部33を覆
う保護キャップ7であって、スタンプ部3に着脱自在に
装着される保護キャップ7を設けたため、保護キャップ
7により、不使用時における印面部33の損傷と埃の付
着を防止でき、誤操作により印刷すべきでない位置に印
刷してしまうのを防止できる。
う保護キャップ7であって、スタンプ部3に着脱自在に
装着される保護キャップ7を設けたため、保護キャップ
7により、不使用時における印面部33の損傷と埃の付
着を防止でき、誤操作により印刷すべきでない位置に印
刷してしまうのを防止できる。
【0100】加熱穿孔装置50に関して、穿孔用装着部
71にスタンプ体1を装着した際に、スタンプ体1は、
その前後1対のガイド溝15に係合した前後1対のガイ
ド部で支持され、1対のローラ81で後方へ押圧され
て、スタンプ体1の前後方向位置が正確に設定される。
71にスタンプ体1を装着した際に、スタンプ体1は、
その前後1対のガイド溝15に係合した前後1対のガイ
ド部で支持され、1対のローラ81で後方へ押圧され
て、スタンプ体1の前後方向位置が正確に設定される。
【0101】そして、スタンプ体1は、係止部85で係
止されるとともに、前後1対のガイド溝15の終端で係
止されて、左右方向位置が正確に設定される。しかも、
スタンプ体1の係合凹部16に1つのローラ81を係合
させるため、穿孔中にスタンプ体1の位置がズレること
もない。
止されるとともに、前後1対のガイド溝15の終端で係
止されて、左右方向位置が正確に設定される。しかも、
スタンプ体1の係合凹部16に1つのローラ81を係合
させるため、穿孔中にスタンプ体1の位置がズレること
もない。
【0102】セクタギヤ76とギヤ98とヘッド切換え
ロッド89を介して、開閉扉75とカム体91とを連動
させ、スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着し、開閉
扉75を閉じるまでは、サーマルヘッド90が下方へリ
リースするように構成してあるため、スタンプ体1の装
着の際に、サーマルヘッド90で印面部33を損傷する
ことがないし、また、穿孔終了後には、サーマルヘッド
90が印面部33から左方へ退くまで、キャリッジ87
を移動させるため、サーマルヘッド90で印面部33を
押圧し続けることがないから、印面部33からのインク
の漏出を防止できる。また、穿孔後のスタンプ体1を取
り外す際には、開閉扉75を開くと、サーマルヘッド9
0が下方へリリースされるため、スタンプ体1の取り出
し時にも印面部33を損傷することがない。
ロッド89を介して、開閉扉75とカム体91とを連動
させ、スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着し、開閉
扉75を閉じるまでは、サーマルヘッド90が下方へリ
リースするように構成してあるため、スタンプ体1の装
着の際に、サーマルヘッド90で印面部33を損傷する
ことがないし、また、穿孔終了後には、サーマルヘッド
90が印面部33から左方へ退くまで、キャリッジ87
を移動させるため、サーマルヘッド90で印面部33を
押圧し続けることがないから、印面部33からのインク
の漏出を防止できる。また、穿孔後のスタンプ体1を取
り外す際には、開閉扉75を開くと、サーマルヘッド9
0が下方へリリースされるため、スタンプ体1の取り出
し時にも印面部33を損傷することがない。
【0103】スタンプ体1を加熱穿孔装置50に装着す
る場合には、スタンプ体1がガイドバー83の係止部8
5に当接する所定位置に装着された場合に限り開閉扉7
5を閉じることができるので、スタンプ体1が所定位置
に装着されなければ、開閉扉75を閉じることができな
い。よって、スタンプ体1が所定位置に装着されない場
合には、サーマルヘッド90を、印面部33と当接する
当接位置、即ち、印面部33を穿孔する位置に移動する
ことができず、従って、スタンプ体1の装着ミスによる
穿孔の失敗を防止することができる。
る場合には、スタンプ体1がガイドバー83の係止部8
5に当接する所定位置に装着された場合に限り開閉扉7
5を閉じることができるので、スタンプ体1が所定位置
に装着されなければ、開閉扉75を閉じることができな
い。よって、スタンプ体1が所定位置に装着されない場
合には、サーマルヘッド90を、印面部33と当接する
当接位置、即ち、印面部33を穿孔する位置に移動する
ことができず、従って、スタンプ体1の装着ミスによる
穿孔の失敗を防止することができる。
【0104】スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着す
る際に、ガイドバー83により、スカート部材6が、最
も上昇した第3位置へ切換えられるため、印面部33へ
の穿孔時にスカート部材6が、穿孔の邪魔になることが
ない。
る際に、ガイドバー83により、スカート部材6が、最
も上昇した第3位置へ切換えられるため、印面部33へ
の穿孔時にスカート部材6が、穿孔の邪魔になることが
ない。
【0105】近接スイッチ104,105により、スタ
ンプ体1の幅サイズを検知するように構成したので、ス
タンプ体1のサイズを間違えて、印面部33のサイズに
適合しない文字列を穿孔することがない。また、スタン
プ体1は穿孔用装着部71内において、ガイド部材78
と把持部2との係合により支持されているので、把持部
2を同じ構成にすれば、穿孔用装着部71には、狭幅の
スタンプ体1も広幅のスタンプ体1も装着可能であるの
で、汎用性に優れる。
ンプ体1の幅サイズを検知するように構成したので、ス
タンプ体1のサイズを間違えて、印面部33のサイズに
適合しない文字列を穿孔することがない。また、スタン
プ体1は穿孔用装着部71内において、ガイド部材78
と把持部2との係合により支持されているので、把持部
2を同じ構成にすれば、穿孔用装着部71には、狭幅の
スタンプ体1も広幅のスタンプ体1も装着可能であるの
で、汎用性に優れる。
【0106】印面部33の穿孔時に加熱穿孔装置50の
サーマルヘッド90に押圧されて含浸体27から浸出さ
れたインク27aは、基部材の下面に設けられたインク
溜溝25aに溜められるので、浸出されたインク27a
によって、感熱性孔版原紙28に余分な圧力が加わえら
れることがない。よって、浸出されたインク27aによ
る感熱性孔版原紙28の破壊を防止できる。
サーマルヘッド90に押圧されて含浸体27から浸出さ
れたインク27aは、基部材の下面に設けられたインク
溜溝25aに溜められるので、浸出されたインク27a
によって、感熱性孔版原紙28に余分な圧力が加わえら
れることがない。よって、浸出されたインク27aによ
る感熱性孔版原紙28の破壊を防止できる。
【0107】また、インク溜溝25aは基部材26の下
面側に設けられるので、穿孔時に含浸体27から浸出さ
れたインク27aは、スタンプの使用とともに再び含浸
体27に吸収され、有効に利用できる。
面側に設けられるので、穿孔時に含浸体27から浸出さ
れたインク27aは、スタンプの使用とともに再び含浸
体27に吸収され、有効に利用できる。
【0108】図27から図29に、本実施例の変形例を
示す。この変形例は、基部材201、211に設けられ
るインク溜溝202a、212aの形状を変形したもの
である。なお、既に説明した実施例と同一の部分は、同
一の番号を付して、その説明は省略し、異なる部分のみ
説明する。
示す。この変形例は、基部材201、211に設けられ
るインク溜溝202a、212aの形状を変形したもの
である。なお、既に説明した実施例と同一の部分は、同
一の番号を付して、その説明は省略し、異なる部分のみ
説明する。
【0109】まず、図27及び図28に示される変形例
について説明する。図27には、上下逆にした状態で、
変形例の基部材201が示されている。この基部材20
1は、下面に含浸体27を保持する凹部202と、この
凹部に形成されるインク溜溝202aとを備えている。
このインク溜溝202aは、印面部33の穿孔方向に延
びる複数の溝として、基部材201の凹部202に連続
して形成される。そして、これらの各インク溜溝202
aは、穿孔方向に対して直角方向に、等間隔に配設され
ている。
について説明する。図27には、上下逆にした状態で、
変形例の基部材201が示されている。この基部材20
1は、下面に含浸体27を保持する凹部202と、この
凹部に形成されるインク溜溝202aとを備えている。
このインク溜溝202aは、印面部33の穿孔方向に延
びる複数の溝として、基部材201の凹部202に連続
して形成される。そして、これらの各インク溜溝202
aは、穿孔方向に対して直角方向に、等間隔に配設され
ている。
【0110】図28を参照して、かかるインク溜溝20
2aが形成された基部材201を備える孔版印刷用原板
200に、穿孔を施す場合の動作について説明する。孔
版印刷用原板200の穿孔のために、サーマルヘッド9
0を印面部33に押圧すると、含浸体27も共に押圧さ
れて、含浸体からインク27aが浸出される。
2aが形成された基部材201を備える孔版印刷用原板
200に、穿孔を施す場合の動作について説明する。孔
版印刷用原板200の穿孔のために、サーマルヘッド9
0を印面部33に押圧すると、含浸体27も共に押圧さ
れて、含浸体からインク27aが浸出される。
【0111】しかし、含浸体27と当接される基部材2
01の壁面には、穿孔方向に延びるインク溜溝202a
が等間隔に複数配設されるので、含浸体27から浸出さ
れたインク27aは、その都度、かかるインク溜溝20
2aに溜められる。よって、サーマルヘッド90を図2
8の矢印Y方向に移動させつつ穿孔を行なっても、浸出
されたインク27aにより、感熱性孔版原紙28に余分
な圧力が加わることがない。従って、孔版印刷用原板2
00の穿孔の際に、感熱性孔版原紙28を破壊すること
を防止できる。
01の壁面には、穿孔方向に延びるインク溜溝202a
が等間隔に複数配設されるので、含浸体27から浸出さ
れたインク27aは、その都度、かかるインク溜溝20
2aに溜められる。よって、サーマルヘッド90を図2
8の矢印Y方向に移動させつつ穿孔を行なっても、浸出
されたインク27aにより、感熱性孔版原紙28に余分
な圧力が加わることがない。従って、孔版印刷用原板2
00の穿孔の際に、感熱性孔版原紙28を破壊すること
を防止できる。
【0112】また、インク溜溝202aは、基部材20
1の凹部202に均等に設けられるので、含浸体27か
ら浸出されインク溜溝202aに溜められたインク27
aは、穿孔後すぐに、含浸体27に均等に吸収される。
よって、穿孔直後においても含浸体27に含浸されるイ
ンク27aの量を均等にすることができる。
1の凹部202に均等に設けられるので、含浸体27か
ら浸出されインク溜溝202aに溜められたインク27
aは、穿孔後すぐに、含浸体27に均等に吸収される。
よって、穿孔直後においても含浸体27に含浸されるイ
ンク27aの量を均等にすることができる。
【0113】次に、図29に示される変形例について説
明する。図29には、上下逆にした状態で、別の変形例
の基部材211が示されている。この基部材211は、
下面に含浸体27を保持する凹部212と、この凹部に
形成されるインク溜溝212aとを備えている。このイ
ンク溜溝212aは、凹部212に等間隔に配設された
矩形状の複数の窪みから構成されている。
明する。図29には、上下逆にした状態で、別の変形例
の基部材211が示されている。この基部材211は、
下面に含浸体27を保持する凹部212と、この凹部に
形成されるインク溜溝212aとを備えている。このイ
ンク溜溝212aは、凹部212に等間隔に配設された
矩形状の複数の窪みから構成されている。
【0114】このインク溜溝212aも、含浸体27と
当接される基部材201の壁面に設けられるので、穿孔
時に含浸体27から浸出されたインク27aは、かかる
インク溜溝212aに溜められる。よって、サーマルヘ
ッド90を印面部33に押圧して穿孔を行なっても、浸
出されたインク27aにより、感熱性孔版原紙28に余
分な圧力が加わることがなく、感熱性孔版原紙28を破
壊することを防止できる。
当接される基部材201の壁面に設けられるので、穿孔
時に含浸体27から浸出されたインク27aは、かかる
インク溜溝212aに溜められる。よって、サーマルヘ
ッド90を印面部33に押圧して穿孔を行なっても、浸
出されたインク27aにより、感熱性孔版原紙28に余
分な圧力が加わることがなく、感熱性孔版原紙28を破
壊することを防止できる。
【0115】また、インク溜溝212aは、基部材21
1の凹部212に均等に設けられるので、含浸体27か
ら浸出されインク溜溝212aに溜められたインク27
aは、穿孔後すぐに、含浸体27に均等に吸収される。
よって、穿孔直後においても含浸体27に含浸されるイ
ンク27aの量を均等にすることができる。
1の凹部212に均等に設けられるので、含浸体27か
ら浸出されインク溜溝212aに溜められたインク27
aは、穿孔後すぐに、含浸体27に均等に吸収される。
よって、穿孔直後においても含浸体27に含浸されるイ
ンク27aの量を均等にすることができる。
【0116】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が可能
であることは容易に推察できるものである。
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が可能
であることは容易に推察できるものである。
【0117】例えば、穿孔用装着部71は、スタンプ体
1を右方より着脱自在に装着するように構成したが、ス
タンプ体1を上方より着脱自在に装着する構成にしても
よい。
1を右方より着脱自在に装着するように構成したが、ス
タンプ体1を上方より着脱自在に装着する構成にしても
よい。
【0118】前記加熱用穿孔機構72は、スタンプ体1
を所定位置に保持した状態で、キャリッジ87を介して
サーマルヘッド90を移動させつつ穿孔するように構成
したが、サーマルヘッド90を固定的に設け、スタンプ
体1を移動させつつ穿孔するように構成してもよい。
を所定位置に保持した状態で、キャリッジ87を介して
サーマルヘッド90を移動させつつ穿孔するように構成
したが、サーマルヘッド90を固定的に設け、スタンプ
体1を移動させつつ穿孔するように構成してもよい。
【0119】前記カム体91の代わりのソレノイドアク
チュエータを設け、そのアクチュエータにより、サーマ
ルヘッド90の位置を切換えるように構成してもよい。
チュエータを設け、そのアクチュエータにより、サーマ
ルヘッド90の位置を切換えるように構成してもよい。
【0120】前記ラック92、駆動ギヤ101、減速ギ
ヤ機構107のかわりに、ワイヤとプーリを介してキャ
リッジ87を左右方向に移動駆動するように構成しても
よい。
ヤ機構107のかわりに、ワイヤとプーリを介してキャ
リッジ87を左右方向に移動駆動するように構成しても
よい。
【0121】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の孔版印刷用原板によれば、印面部の穿孔時に加熱
穿孔装置のサーマルヘッドに押圧されて含浸体から浸出
されたインクは、基部材の含浸体に対向する壁面に設け
られたインク溜めに溜められるので、浸出されたインク
によって、感熱性孔版原紙に余分な圧力が加わえられる
ことがない。よって、浸出されたインクによる感熱性孔
版原紙の破壊を防止できるという効果がある。
発明の孔版印刷用原板によれば、印面部の穿孔時に加熱
穿孔装置のサーマルヘッドに押圧されて含浸体から浸出
されたインクは、基部材の含浸体に対向する壁面に設け
られたインク溜めに溜められるので、浸出されたインク
によって、感熱性孔版原紙に余分な圧力が加わえられる
ことがない。よって、浸出されたインクによる感熱性孔
版原紙の破壊を防止できるという効果がある。
【図1】本発明の実施例に係るスタンプ装置のスタンプ
体の斜視図である。
体の斜視図である。
【図2】スタンプ体の分解斜視図である。
【図3】スタンプ体の縦断正面図である。
【図4】スタンプ体の縦断側面図である。
【図5】スタンプ体の孔版印刷用原板の拡大縦断正面図
である。
である。
【図6】スタンプ体の感熱性孔版原紙の拡大断面図であ
る。
る。
【図7】孔版印刷用原板の製作方法を説明する斜視図で
ある。
ある。
【図8】スカート部材が第3位置のときのスタンプ体の
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図9】スカート部材が第2位置のときのスタンプ体の
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図10】スタンプ体の印面部に穿孔するパターンの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図11】スタンプ装置の加熱穿孔装置の斜視図であ
る。
る。
【図12】加熱穿孔装置とスタンプ体の斜視図である。
【図13】加熱穿孔装置の平面図である。
【図14】加熱穿孔装置の部分切欠き正面図である。
【図15】加熱穿孔装置の部分切欠き縦断側面図であ
る。
る。
【図16】加熱穿孔装置の加熱穿孔部の斜視図である。
【図17】加熱穿孔装置の加熱穿孔部の要部斜視図であ
る。
る。
【図18】加熱穿孔機構の分解斜視図である。
【図19】加熱穿孔装置の加熱穿孔部の要部側面図であ
る。
る。
【図20】穿孔用装着部に装着中のスタンプ体と加熱穿
孔部の縦断正面図である。
孔部の縦断正面図である。
【図21】穿孔用装着部に装着後のスタンプ体と加熱穿
孔部の縦断正面図である。
孔部の縦断正面図である。
【図22】スタンプ装置の制御系のブロック図である。
【図23】ヘッド駆動回路の電気回路図である。
【図24】加熱穿孔装置による穿孔処理のフローチャー
トの一部である。
トの一部である。
【図25】加熱穿孔装置による穿孔処理のフローチャー
トの残部である。
トの残部である。
【図26】孔版印刷用原板の穿孔時の様子を示す説明図
である。
である。
【図27】変形されたインク溜溝が形成された基部材の
斜視図である。
斜視図である。
【図28】変形されたインク溜溝が形成された基部材を
備えた孔版印刷用原板の穿孔時の様子を示す説明図であ
る。
備えた孔版印刷用原板の穿孔時の様子を示す説明図であ
る。
【図29】変形された別のインク溜溝が形成された基部
材の斜視図である。
材の斜視図である。
【図30】特願平5−329657号に記載された孔版
印刷用原板の構成を説明する斜視図である。
印刷用原板の構成を説明する斜視図である。
【図31】特願平5−329657号に記載された孔版
印刷用原板の穿孔時の様子を示す説明図である。
印刷用原板の穿孔時の様子を示す説明図である。
【符号の説明】 1 スタンプ体 4、200 孔版印刷用原板 25、202、212 凹部 25a、202a、212a インク溜めとしてのイ
ンク溜溝 26、201、211 基部材 27a インク 27 含浸体 28 感熱性孔版原紙 33 印面部 50 加熱穿孔装置 90 サーマルヘッド
ンク溜溝 26、201、211 基部材 27a インク 27 含浸体 28 感熱性孔版原紙 33 印面部 50 加熱穿孔装置 90 サーマルヘッド
Claims (4)
- 【請求項1】 インクを含浸させた含浸体と、その含浸
体を下面側に保持する基部材と、前記含浸体の下面を覆
い印面部を構成する感熱性孔版原紙とを備え、加熱穿孔
装置に着脱自在に装着されて前記印面部にドットパター
ンの穿孔が施される孔版印刷用原板において、 前記基部材の前記含浸体に対向する壁面には、前記印面
部の穿孔時に、前記含浸体から浸出されるインクを溜め
るインク溜めを設けたことを特徴とする孔版印刷用原
板。 - 【請求項2】 前記インク溜めは、前記印面部の穿孔終
端付近に設けられ、前記印面部の穿孔方向に対して略直
角方向に延びる溝から構成されることを特徴とする請求
項1記載の孔版印刷用原板。 - 【請求項3】 前記インク溜めは、前記印面部の穿孔方
向に延びる溝から構成されることを特徴とする請求項1
記載の孔版印刷用原板。 - 【請求項4】 前記インク溜めは、前記印面部の穿孔方
向に対して略直角方向に略等間隔に配設され、且つ、前
記穿孔方向に延びる複数の溝から構成されることを特徴
とする請求項1記載の孔版印刷用原板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12929094A JP2959397B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 孔版印刷用原板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12929094A JP2959397B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 孔版印刷用原板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329405A true JPH07329405A (ja) | 1995-12-19 |
JP2959397B2 JP2959397B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=15005926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12929094A Expired - Fee Related JP2959397B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 孔版印刷用原板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959397B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998010937A1 (fr) * | 1996-09-11 | 1998-03-19 | Pentel Kabushiki Kaisha | Dispositif a timbrer |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63191050U (ja) * | 1987-05-23 | 1988-12-08 | ||
JPH0593846U (ja) * | 1992-05-27 | 1993-12-21 | ブラザー工業株式会社 | 孔版印刷用原板 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12929094A patent/JP2959397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63191050U (ja) * | 1987-05-23 | 1988-12-08 | ||
JPH0593846U (ja) * | 1992-05-27 | 1993-12-21 | ブラザー工業株式会社 | 孔版印刷用原板 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998010937A1 (fr) * | 1996-09-11 | 1998-03-19 | Pentel Kabushiki Kaisha | Dispositif a timbrer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2959397B2 (ja) | 1999-10-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |