JP3951343B2 - スタンプ装置及びスタンプ体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱性孔版原紙で印面部が構成されたスタンプ体、および、このスタンプ体と、このスタンプ体の印面部に穿孔を施す加熱穿孔装置とを備えたスタンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、会社名、住所、その他種々の文字列を用紙に印刷するためのスタンプとして、印面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用されている。この種のスタンプは、通常注文に応じて個別に作成される関係上、高価で、かつ注文から入手までの期間が長くなる。一方、従来より、赤外線の照射やサーマルヘッドにより所望のパターンに穿孔でき、その穿孔群からインクを透過させることで、文字列、図形、マーク等の種々の印刷に活用可能な感熱性孔版原紙が実用化されている。
【0003】
そこで、本願出願人は、特開平7−149034号において、スタンプ体と、このスタンプ体の印面部に穿孔を形成する加熱穿孔装置とからなるスタンプ装置を発明した。このスタンプ装置のスタンプ体は、インクを含浸した含浸体を基部材に収納し、これを感熱性孔版原紙で覆ったスタンプ部本体を備えている。このスタンプ部本体の感熱性孔版原紙の印面部に、加熱穿孔装置のサーマルヘッドによりドット状の穿孔を行って、スタンプを形成するのである。このスタンプの捺印(印刷)の際には、スタンプ体の含浸体から印面部へインクが供給されるので、外部から印面部にインクを塗布することなく捺印を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
サーマルヘッドによる感熱性孔版原紙の穿孔は、その感熱性孔版原紙を熱溶融させることにより行われるが、溶融された感熱性孔版原紙(穿孔カス)がサーマルヘッドに付着してしまうことがあった。サーマルヘッドに付着した穿孔カスは、次回の穿孔時に、サーマルヘッドから感熱性孔版原紙に付着して穿孔された孔を埋めてしまったり、或いは、穿孔カスによりサーマルヘッドの熱が十分に伝えられず、感熱性孔版原紙を穿孔することができないという問題点があった。かかる穿孔不良のスタンプ体を使用して捺印すると、捺印に白抜けが生じてしまい、鮮明な捺印を得ることができなかった。
【0005】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、サーマルヘッドに付着した穿孔カスを除去して、印面部への穿孔を確実に行うことができるスタンプ装置及びスタンプ体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載のスタンプ装置は、印面部を有するスタンプ体と、そのスタンプ体の印面部にドットパターンの穿孔を施す加熱穿孔装置とを備えており、前記スタンプ体は、インク体とそのインク体の表面を固定的に覆い前記印面部を構成する感熱性孔版原紙とを有する孔版印刷用原板と、その孔版印刷用原板が取着される把持部とを備え、前記加熱穿孔装置は、前記スタンプ体を着脱自在に装着する装着部と、その装着部に装着された前記スタンプ体の印面部にドット状の穿孔を施すサーマルヘッドを有する穿孔手段と、文字や記号入力する入力手段と、その入力手段により入力されたデータに応じてドット状の穿孔を前記印面部に施すため前記穿孔手段を駆動する駆動手段とを備えており、更に、前記スタンプ体は前記印面部の表面を覆い且つ加熱によって表面の粘着性が増大する性質を有する感熱紙により構成された清掃用部材を備えるとともに、前記駆動手段は、前記清掃用部材に前記サーマルヘッドにより清掃パターンを印刷させるヘッド清掃駆動処理を備えている。
【0007】
この請求項1記載のスタンプ装置によれば、スタンプ体が加熱穿孔装置の装着部に装着されると、駆動手段は、スタンプ体の清掃用部材に対して、ヘッド清掃駆動処理によサーマルヘッドの清掃パターンを印刷し、サーマルヘッドの清掃を行う。その後、装着部からスタンプ体を取り外し、スタンプ体の印面部を覆う清掃用部材を取り除いて、印面部を露出させる。このスタンプ体が再度装着部に装着されると、駆動手段は、入力手段から入力された文字や記号入力データに応じて穿孔手段を駆動し、スタンプ体の印面部にドット状の穿孔を施す。穿孔後、装着部からスタンプ体を取り外し、そのスタンプ体の把持部を掴んで、用紙の表面に孔版印刷用原板を押圧する。すると、孔版印刷用原板のインク体からインクが印面部を構成する感熱性孔版原紙の穿孔を介して滲み出し、印面部に穿孔されたドット状のパターンが用紙に印刷される。
【0008】
請求項2記載のスタンプ装置は、請求項1記載のスタンプ装置において、前記清掃用部材を構成する感熱紙は、耐熱性を有し、表面に微小の凹凸が形成されている。この請求項2記載のスタンプ装置によれば、請求項1記載のスタンプ装置と同様に作用する上、清掃用部材を構成する感熱紙は耐熱性を有するので、サーマルヘッドにより加熱されても溶融せず、しかも、表面には微小の凹凸が形成されているため、サーマルヘッドに付着しサーマルヘッド上で溶融した穿孔カスは、サーマルヘッドを清掃用部材に当接し摺動させることにより、その凹凸によって清掃用部材へ付着し、サーマルヘッドから除去される。
【0009】
【0010】
請求項記載のスタンプ装置は、請求項1又は2に記載のスタンプ装置において、記ヘッド清掃駆動処理により印刷される清掃パターンは、前記感熱性孔版原紙の印面部に穿孔されるデータを反転したものである。この請求項記載のスタンプ装置によれば、請求項1又は2に記載のスタンプ装置と同様に作用する上、ヘッド清掃駆動処理によって、印面部に穿孔されるデータの反転されたものが、即ち、捺印サンプルが、印面部への穿孔前に、清掃用部材としての感熱紙に印刷される。よって、サーマルヘッドの清掃とともに、捺印サンプルを印刷することができる。なお、捺印サンプルは、穿孔データを反転したものであるので、印面部への穿孔に使用されるサーマルヘッドの発熱素子を、清掃時に確実にオンすることができ、該発熱素子を確実に清掃することができる。
【0011】
請求項記載のスタンプ装置は、請求項1から3のいずれかに記載のスタンプ装置において、前記感熱紙は前記印面部側に粘着剤が塗布されたシール状に形成され、前記把持部はそのシール状に形成された感熱紙が貼付される貼付面を備えている。この請求項記載のスタンプ装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載のスタンプ装置と同様に作用する上、シール状に形成された感熱紙には、サーマルヘッドの清掃により、捺印サンプルが印刷される。よって、この捺印サンプルを剥がして、把持部の貼付面に貼付することにより、スタンプ体の印面部を容易に判別することができる。これによりスタンプ体の分類を容易に行うことができる。
【0012】
請求項記載のスタンプ装置は、請求項1から4のいずれかに記載のスタンプ装置において、前記加熱穿孔装置は、前記スタンプ体に感熱紙が装着されているか否かを検出する検出手段を備え、前記駆動手段は、その検出手段により前記スタンプ体に感熱紙の装着が検出された場合には前記清掃パターンを印刷し、前記スタンプ体に感熱紙の非装着が検出された場合には前記穿孔データを印刷するものである。
【0013】
この請求項記載のスタンプ装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載のスタンプ装置と同様に作用する上、検出手段によって感熱紙の装着の有無が検出され、その検出結果に基づいて、駆動手段により清掃パターン又は穿孔データが印刷される。清掃パターンと穿孔データとは互いに反転されたものであるが、かかるデータの切換が自動的に行われるので、印面部に誤って清掃パターンを印刷してしまったり、その逆に、感熱紙に穿孔データを印刷してしまうことが防止される。即ち、操作性が向上されるのである。
【0014】
請求項記載のスタンプ体は、インク体とそのインク体の表面を固定的に覆い印面部を構成する感熱性孔版原紙とを有する孔版印刷用原板と、その孔版印刷用原板が取着される把持部とを備え、前記印面部にドットパターンの穿孔を施すサーマルヘッドを有するスタンプ装置に着脱自在に構成されており、前記印面部の表面を覆い且つ加熱によって表面の 粘着性が増大する性質を有する感熱紙により構成されるとともに、前記スタンプ体が装着されたスタンプ装置のサーマルヘッドを清掃する取り外し可能に設けられた清掃用部材を備えている。
【0015】
請求項記載のスタンプ体は、請求項記載のスタンプ体において、前記清掃用部材を構成する感熱紙は、耐熱性を有し、表面に微小の凹凸が形成されている。
【0016】
【0017】
請求項記載のスタンプ体は、請求項6又は記載のスタンプ体において、前記清掃用部材は、前記印面部側に粘着剤が塗布されたシール状の感熱紙により形成され、前記把持部は、そのシール状に形成された感熱紙が貼付される貼付面を備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。本実施例のスタンプ装置は、図1〜図11に示すスタンプ体1と、図12以降の図に示す加熱穿孔装置50とで構成されている。
【0019】
最初に、スタンプ体1について、図1〜図11を参照しつつ説明する。図1〜図4に示すように、スタンプ体1は、主に、手で握るための把持部2と、この把持部2に固定的に連結されるスタンプ部3と、スタンプ部3の外周側を覆うスカート部材6と、スタンプ部3に着脱自在に装着される保護キャップ7とから構成されている。
【0020】
把持部2は、金属又は合成樹脂材料からなる下端開放の直方体状の中空体で構成され、その頂部には、後述するラベル10を貼付するためのラベル貼付面11が形成されている。把持部2の前壁12と後壁13との下端部には、夫々、下方へ突出する1対の係合爪14が設けられている。また、把持部2の前壁12と後壁13との下部には、ガイド溝15が形成され、前壁12には係合凹部16が形成され、左側壁17には、ガイド穴18が形成され、把持部2内部において上壁19の下面中央部には、バネ支持部20が形成されている。
【0021】
スタンプ部3は、スタンプ部本体4と、このスタンプ部本体4が下方より挿入され固定される外周保持部材5とで構成され、このスタンプ部3には、感熱性孔版原紙28の印面部33を覆い、清掃パターンの印刷後に取り外される感熱紙200が取着されている。スタンプ部本体4の外周側の上部約2/3の部分は、この外周保持部材5により覆われるとともに、外周部保持部材5は、把持部2の4つの係合爪14に係合して把持部2に固定される。
【0022】
スタンプ部本体4は、下面側に浅い凹部25を備えた直方体状で中空状の合成樹脂製の基部材26と、この基部材26の凹部25に装着される油性インクを含浸させた含浸体27と、この含浸体27の下面と基部材26の外周側とを覆い接着剤29にて基部材26の外周面に接着された感熱性孔版原紙28とから構成されている。なお、含浸体27は接着剤等により基部材26の凹部25に接着してもよい。
【0023】
基部材26は、油性インクに接触する関係上、耐油性に優れる合成樹脂材料(例えば、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート等)又は金属材料で構成されている。この基部材6の凹部25に含浸体27を装着することで、含浸体27の位置ズレを防止でき、含浸体27からのインクの流出を防止することができる。
【0024】
含浸体27は、合成樹脂材料(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、アクリルニトリルブタジエンゴム等)の弾力性のある発泡体又は不織布からなり、この含浸体27には、油性インクが飽和状態に含浸されている。よって、含浸体27に圧力が付加されると、インクが滲み出すようになっている。
【0025】
図6に示すように、感熱性孔版原紙28は、熱可塑性フィルム30と、多孔性支持体31と、これらを接着する接着剤層32とで構成されている。熱可塑性フィルム30は、厚さ1〜4μm、好ましくは2μmの熱可塑性合成樹脂材料(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体等)のフィルムで構成されている。厚さ1μm未満のものは製造コストが高価で強度も弱く実用性に欠ける一方、厚さ4μm以上のものは、厚すぎるために、定格出力が50mJ/mm2 程度の一般のサーマルヘッドでは穿孔できないからである。また、多孔性支持体31は、天然繊維(例えは、マニラ麻、こうぞ、みつまた等)、合成繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリルニトリル等)、又はレーヨン等の半合成繊維を主原料とした多孔性薄葉紙で構成されている。
【0026】
図7に示すように、感熱紙200は、後述するサーマルヘッド90により発色する感熱紙層201と、その感熱紙層201の裏面に塗布された粘着剤層202と、その粘着剤層202の反対面に粘着されたベースシート203と、ベースシート203の両側部分に塗布された接着剤層204との4層構造で形成されている。図5に示すように、感熱紙200の接着剤層204は、後述する外周保持部材5の外周壁部34の左右側面に接着されている。これにより、感熱紙200は感熱性孔版原紙28の印面部33を覆いつつ、スタンプ部3に取着される。また、感熱紙層201は、ラベル貼付面11に貼付できるように、そのラベル貼付面11の形状に合わせた切込みが入れられている。従って、清掃パターンの印刷後、スタンプ部3から取り外された感熱紙200は、感熱紙層201がベースシート203から剥がされ、ラベル10としてラベル貼付面11に貼付される。
【0027】
感熱紙200には、感熱性孔版原紙28への穿孔前に、サーマルヘッド90の清掃パターンが印刷される。この清掃パターンは、サーマルヘッド90の全発熱素子103を千鳥状あるいは飛び飛びに5〜10回程度づつオンさせたり、又は、穿孔パターンの反転したもの(即ち、鏡像パターン)を印刷するものである。感熱紙200は耐熱性に優れ、表面に微小の凹凸を備えており、更に、感熱紙層201に熱が加えられて発色する際に、感熱紙層201のサーマルヘッド90との接触部に粘着性が生じるので、サーマルヘッド90に付着している穿孔カスをサーマルヘッド90から感熱紙層201側へ引き剥がす作用がある。よって、清掃パターンを印刷することにより、サーマルヘッド90に付着していた前回までの穿孔カスは感熱紙200側へ付着して除去されるのである。従って、感熱性孔版原紙28への穿孔前に清掃パターンを印刷することにより、サーマルヘッド90に付着した穿孔カスに起因する穿孔不良を生じることなく、穿孔を確実に行うことができるのである。このように穿孔されたスタンプ体1による捺印は、白抜けのない鮮明なものとなる。
【0028】
本実施例では、清掃パターンとして穿孔パターンを反転した鏡像パターンを用いている。鏡像パターンは穿孔に使用される発熱素子103を全てオンするのみならず、その感熱紙200への印刷結果が捺印サンプルとなるという利点を備えている。このため清掃パターンの印刷と、捺印サンプルの印刷とを同時に行うことができるのである。印刷された清掃パターン(捺印サンプル)は、ラベル10としてラベル貼付面11に貼付される。これにより、スタンプ体1の印面を容易に分類することができる。
【0029】
なお、清掃パターンの印刷後、感熱紙200はスタンプ部3から取り外される。感熱性孔版原紙28は非常に薄く形成されているので、僅かな衝撃により、破れたり、傷ついたりする恐れがある。感熱性孔版原紙28が破れたりすると、その部分からインクが滲出するので、スタンプ体として使用できなくなってしまう。しかし、本実施例のスタンプ体1では、感熱紙200は外周保持部材5に接着されているので、その取り外しの際に、感熱性孔版原紙28を破いたり、傷つけてしまうことがない。
【0030】
図8に示すように、スタンプ部本体4は、以下の手順で製造される。即ち、基部材26を上下逆にした状態で、その凹部25に含浸体27を装着する。次に、含浸体27に油性インクを含浸させ、その含浸体27の上から多孔性支持体31が含浸体27側となるようにして感熱性孔版原紙28を被せる。含浸体27の表面に感熱性孔版原紙28を密着させ、感熱性孔版原紙28の外周側部分を基部材26の外周面に密着状に折り付けて接着剤層29にて接着する。このようにして製造されたスタンプ部本体4を外周保持部材5に挿入固定し、スタンプ部3を製造する。そして、更に、その感熱性孔版原紙28の上から、ベースシート203及び接着剤層204が感熱性孔版原紙28側となるようにして感熱紙200を被せ、ベースシート203の裏面が印面部33と当接するように、接着剤層204を外周保持部材5の外周壁部34の左右両側部分に接着するのである。
【0031】
この含浸体27の表面(図5では下面)に密着した感熱性孔版原紙28の部分が印面部33を構成する。このように、感熱性孔版原紙28の外周側部分を基部材26の外周面に接着する構成を採用したので、スタンプ部3の下面のほぼ全域にわたって印面部33を形成することができる。よって、印刷時の位置決めが簡単化するのである。なお、印面部33を覆って設けられた感熱紙200は、清掃パターンの印刷後、穿孔前に取り外される。
【0032】
感熱性孔版原紙28の外周側部分を、基部材26の外周面に接着するために、感熱性孔版原紙28の外周側部分に予め接着剤層29を形成しておいてもよい。また、基部材26の外周面に接着剤層29を予め形成しておいてもよい。あるいは、感熱性孔版原紙28の外周側部分と基部材26の外周面の両方に接着剤層29を予め形成しておいてもよい。
【0033】
図2〜図4に示すように、外周保持部材5は、スタンプ部本体4が内嵌状に接着される平面視矩形状の外周壁部34と、上壁部35と、この上壁部35から所定高さ突出する左右1対の係合壁部36とで構成されている。左右1対の係合壁部36には、把持部2の4つの係合爪14に対応する4つの係合孔37が形成されている。左右1対の係合壁部36は、スカート部材6の上壁部41の左右1対の矩形穴42に、下方より上下方向にスライド自在に挿入される。これら係合壁部36の4つの係合穴37に、把持部2の4つの係合爪14を上方より係合させ、且つ、係合壁部36の上端を把持部2の下端に当接させることにより、外周保持部材5が把持部2に固定される。
【0034】
スカート部材6は、外周保持部材5の外周壁部34が上下方向にスライド自在に内嵌される平面視矩形状の外周壁部40と、その外周壁部40の上端に設けられ、外周保持部材5の上壁部35の上側に位置する上壁部41と、この上壁部41の中央部から所定高さ上方へ突出して把持部2内へ挿入される門形部43と、この門形部43の上端の中央部に突設されたバネ支持部45で構成されている。門形部43の左右の壁部の下部には、その両壁部を貫通するように、把持部2のガイド穴18に対応する前後方向位置においてガイド穴44が形成されている。
【0035】
把持部2のバネ支持部20と、スカート部材6のバネ支持部45には、把持部2に対して、スカート部材6を下方へ付勢する圧縮スプリング21が装着されている。この圧縮スプリング21により、スカート部材6は下方へ付勢され、図3及び図4に示す第1位置と、図10に示す第2位置と、図9に示す第3位置とに亙って昇降自在に構成されている。なお、保護キャップ7を着脱するためと印面部33の位置決めのために、スカート部材6の外周壁40の4面の中央下端部は、部分的に切り欠かれている。
【0036】
第1位置のとき(図3及び図4)、スカート部材6の上壁部41は、外周保持部材5の上壁部35に当接して、スカート部材6の下端は印面部33よりも低く突出している。また、第2位置のとき(図10)、スカート部材6の上壁部41は、外周保持部材5の上壁部35と把持部2の下端との間に位置し、スカート部材6の下端は印面部33と同レベルに位置している。また、第3位置のとき(図9)、スカート部材6の上壁部41は、把持部2の下端に当接し、スカート部材6の下端は印面部33よりも上方に位置している。即ち、第3位置では、印面部33の方がスカート部材6の下端より下方に位置するのである。なお、スカート部材6の第1位置から第2位置へのストロークは、約5mm程度に設定することが望ましい。また、図9及び図10では、感熱紙200が取り外された状態を図示している。
【0037】
保護キャップ7は、スタンプ部本体4の下端側を着脱自在に覆って、印面部33を保護するためのものである。保護キャップ7の外周壁部48は、外周保持部材5の外周壁部34と平面視にて同形状に形成されている。この保護キャップ7は、スカート部材6の外周壁部40に内嵌されて支持される。
【0038】
図3及び図4に示すように、保護キャップ7を装着した状態では、その上端は感熱紙200を挟んで外周壁部34の下端に当接し、感熱紙200が取り外されると、保護キャップ7と印面部33との間には小さな隙間が空いた状態となる。保護キャップ7はその外周壁部48の外周面とスカート部材6の外周壁部40の内周面との間の摩擦力でもって支持される。それ故、保護キャップ7を装着した状態で把持部2を下方へ押動しても、保護キャップ7の上端と外周壁34の下端との当接により、かかる隙間が保たれているので、保護キャップ7にインクが付着することがない。
【0039】
印面部33には、例えば、図11に示すように、「□×△○工業(株)」のミラー文字の文字列と、その外側を囲む3重の矩形枠とからなるパターンの多数の穿孔(ドットパターン穿孔)が、サーマルプリンタのサーマルヘッドにより施される。これにより、図11のパターンの鏡像である「□×△○工業(株)」の文字列と3重の矩形枠とを印刷可能なスタンプ体が形成されるため、通常のラバー製の印面部を有するスタンプと同様に、例えば、約1000回にも亙って該パターンを印刷することができる。なお、サーマルヘッドで穿孔する以外に、赤外線照射によっても穿孔できることは勿論である。
【0040】
印面部33を構成する感熱性孔版原紙28に穿孔する場合には、スタンプ体1を後述する加熱穿孔装置50の穿孔用装着部71にセットし、その装置のガイドバー83をガイド穴18,44,44に亙って挿通させることで、スカート部材6を第3位置に保持して穿孔を行なう。また、不使用時には、保護キャップ7を装着し、図3及び図4に示すように、スカート部材6を第1位置に保持する。一方、印刷する際には、保護キャップ7を取外し、スカート部材6を第1位置に保持して、用紙の表面の印刷すべき位置にスカート部材6を位置決めすることで、スタンプ部3の印面部33を位置決めしてから、図10に示すように、把持部2を下方へ押圧して印刷する。
【0041】
次に、加熱穿孔装置50について説明する。図12〜図16に示すように、加熱穿孔装置50は、主に、本体フレーム51と、本体フレーム51の前部に設けられたキーボード52及び液晶ディスプレイ53と、本体フレーム51の後部に設けられた加熱穿孔部54と、本体フレーム51内に設けられた制御ユニット55等で構成されている。
【0042】
キーボード52には、仮名キーとアルファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キーとを含む文字記号キー56、種々のファンクションキー(カーソル移動キー57、実行キー58、改行キー59、確定/終了キー60、取消キー61、削除キー62、シフトキー63、小文字スイッチ64、文字種設定スイッチ65、穿孔スイッチ66、等)、メインスイッチ67が設けられている。液晶ディスプレイ53は、スタンプ体1で印刷する印刷対象のパターンに相当する複数行の文字列を表示可能に構成されている。
【0043】
図14〜図23を参照して、加熱穿孔部54について説明する。加熱穿孔部54には、サブフレーム70と、スタンプ体1を着脱自在に装着するための穿孔用装着部71と、この穿孔用装着部71に装着されたスタンプ体1の印面部33にドッド状の穿孔を施す加熱穿孔機構72等が設けられている。
【0044】
まず、図15〜図18を参照して、穿孔用装着部71について説明する。サブフレーム70の右側壁73には、スタンプ部3の前後方向幅が最大のスタンプ体1の下半分の側面形状とほぼ同形の開口74が形成されている。この開口74を開閉する開閉扉75にはセクタギヤ76が固定的に設けられ、開閉扉75とセクタギヤ76とは、図18において左右方向向きの枢軸77により右側壁73に回動自在に枢着されている。サブフレーム70の上部には、前後1対の平行なガイド部材78,79が設けられ、これらガイド部材78,79の下端には、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部80が相対向状に形成されている。
【0045】
手前側のガイド部材78には、左右1対のローラ81が長穴を介して図17における前後方向に小距離移動可能に設けられ、これらローラ81は、スプリング82により後方へ付勢されている。また、手前側のガイド部材78に固定されたガイドバー83は、ガイド部材78,79間の中間位置に配設されている。図17および図21に示すように、ガイドバー83の右端部上面には、右方下がり傾斜状のテーパー面84が形成され、ガイドバー83の左端部には、スタンプ体1の左限界位置を規制する係止部85が形成されている。
【0046】
スタンプ体1を開口74から挿入し、スタンプ体1の把持部2の前後1対のガイド溝15に、前後1対のガイド部80を係合させることにより、スタンプ体1が1対のガイド部80で支持される。スタンプ体1は、1対のローラ81を介してスプリング82で後方へ付勢されて前後方向位置が正確に設定され、また、スタンプ体1が係止部85に当接し、右側のローラ81が把持部2の係合凹部16に係合した状態で、スタンプ体1の左右方向位置が正確に設定されるように構成してある。スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着する際に、ガイドバー83がスタンプ体1のガイド穴18,44,44に亙って挿通される。これにより、スカート部材6が、図9に示す第3位置に上昇された状態に保持される。
【0047】
次に、図14〜図23を参照して、加熱穿孔機構72について説明する。穿孔用装着部71の下方において、サブフレーム70の右側壁73と左側壁86とに亙って、キャリッジ87を案内するため左右方向に延びるガイドロッド88と、キャリッジ87を案内し且つキャリッジ87に搭載されたサーマルヘッド90の位置を切換えるカム体91を操作するため左右方向に延びるヘッド切換えロッド89とが架着され、カム体91は、ヘッド切換えロッド89に回動不能かつ軸方向へスライド自在に装着されている。
【0048】
キャリッジ87は、ガイドロッド88とヘッド切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に支持され、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙る所定の長さのラック92が形成されている。キャリッジ87には、カム当接板93と、ヘッド放熱板94とが、前後方向向きの支軸95により上下揺動自在に装着されている。ヘッド放熱板94には、サーマルヘッド90が固定され、また、ヘッド放熱板94は、それに固定されたピン96に外装されたスプリング97により、カム当接板93に対して上方へ弾性付勢されている。
【0049】
カム体91は、楕円形状に形成され、カム当接板93の下面に当接されている。ヘッド切換えロッド89を回動させてカム体91を横向き姿勢にすると、サーマルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下方へリリースされる。また、カム体91を立向き姿勢にすると、サーマルヘッド90は、カム当接板93とスプリング97を介して、上方へ揺動して穿孔位置に切換えられる。
【0050】
ヘッド切換えロッド89の右端部には、サブフレーム70の右側壁73の外側において、セクタギヤ76に噛合したギヤ98が設けられている。よって、開閉扉75を開くと、セクタギヤ76の回動に伴ってギヤ98が回動し、ヘッド切換えロッド89が回転してカム体91が横向き姿勢となる。また、開閉扉75を閉じると、セクタギヤ76及びギヤ98が逆方向に回動し、ヘッド切換えロッド89が逆回転してカム体91が立て向き姿勢に切換えられるように構成されている。
【0051】
サブフレーム70の前壁99には、キャリッジ87を駆動するステッピングモータ100と、ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、ステッピングモータ100の出力軸に固着された出力ギヤ102の回転を駆動ギヤ101に伝達する減速ギヤ機構107とが付設されている。それ故、ステッピングモータ100の回転駆動力が駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ステッピングモータ100により、キャリッジ87を左右方向へ移動駆動することができる。
【0052】
サーマルヘッド90は、サーマルプリンタのサーマルヘッドと同様のものであり、このサーマルヘッド90には、図24に示すように、例えば、96個の発熱素子103が前後方向向きに1列に設けられている。
【0053】
次に、加熱穿孔機構72と液晶ディスプレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む制御系について説明する。図23に示すように、制御ユニット110には、キーボード52と、サーマルヘッド90と、キャリッジ送りモータ(ステッピングモータ)100と、液晶ディスプレイ53と、スタンプ体1の有無及び前後幅を検知するための2つの近接スイッチ104,105と、感熱紙200がスタンプ部3に装着されているか否かを検出する反射型センサ210と、が接続されている。
【0054】
スタンプ体1は、本実施例の場合、図16及び図20に実線で図示する狭幅タイプと、鎖線で図示する広幅タイプの2種類あり、2つの近接スイッチ104,105は、図14、図16および図20に示すように、後側のガイド部材79の下面に固定された板片106に付設され、近接スイッチ104,105により、広幅タイプのスタンプ体1が検知され、また、近接スイッチ104により、狭幅タイプのスタンプ体1が検知される。
【0055】
図15に示すように、センサ210は、発光部と受光部とを備えた反射型センサであり、加熱穿孔機構72の一側に固着されている。このセンサ210は、穿孔用装着部71に装着されたスタンプ体1の印面部33へ発光部から光を照射し、その反射光を受光部へ受光して、感熱紙200の装着の有無を検出するのである。感熱紙200の表面は白色であるのに対し、感熱性孔版原紙28(印面部33)の表面は黒などのインク色になっている。よって、感熱紙200が装着されている場合といない場合とで反射光に差異が現れるので、これにより感熱紙200の装着の有無が検出されるのである。なお、感熱紙200の装着が検出された場合には、清掃パターンである穿孔パターンの鏡像データが印刷され、感熱紙200の装着が検出されない場合には、穿孔パターンが印刷される。
【0056】
図23に示すように、制御ユニット110には、CPU111と、ROM112と、RAM113と、穿孔用CG−ROM114と、ディスプレイ53への表示のための表示用CG−ROM115と、キーボード52及び近接スイッチ104,105、センサ210に接続された入力インタフェース116と、出力インタフェース117とが設けられ、これらはバス118により相互に接続されている。更に、制御ユニット110には、出力インタフェース117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119と、モータ駆動回路120と、ディスプレイ駆動回路121とが設けられている。
【0057】
ROM112には、加熱穿孔装置50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶したプログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等のための辞書メモリ123が設けられている。RAM113には、入力データを記憶する入力バッファ124、穿孔用データを記憶する穿孔バッファ125、シフトレジスタ126、その他種々のカウンタやレジスタが設けられている。穿孔用CG−ROM114には、穿孔対象となる多数の文字のドットパターンデータがコードデータと対応付けて記憶され、また、表示用CG−ROM115には、穿孔対象となる多数の文字の表示用ドットパターンデータがコードデータと対応付けて記憶されている。
【0058】
次に、ヘッド駆動回路119について説明する。図24に示すように、各発熱素子103の一方の電極は、+12Vの電源端子127に夫々接続されるとともに、他方の電極はドライバ128に夫々接続されている。各ドライバ128の入力端子には、穿孔用ストーブ入力端子130に入力側が接続されたインバータ129の出力端子と、ラッチ信号入力端子131に入力側が接続されたデータラッチ回路132の各出力端子とが夫々接続されている。更に、データラッチ回路132の各入力端子には、クロック入力端子133とデータ入力端子134とに入力端子が接続されたシフトレジスタ135の各出力端子が夫々接続されている。
【0059】
ヘッド駆動回路119において、シフトレジスタ135は、穿孔用のデータがクロック信号に同期して記憶され、その後、ラッチ信号がデータラッチ回路132に供給されると、シフトレジスタ135において記憶されたデータが対応するデータラッチ回路132に出力されて記憶される。これと同時に、そのデータが各ドライバ128に印加される。この状態において、穿孔用ストローブ入力端子130から論理「0」の穿孔パルス信号がインバータ129の入力端子に印加されると、インバータ129の出力端子から論理「1」の信号が出力され、各ドライバ128の一方の入力端子に印加される。よって、データラッチ回路132のデータが論理「1」の場合には、ドライバ128の出力側は論理「0」となり、それに対応する発熱素子103に電源端子127から駆動電流が通電される。なお、発熱素子103の表面温度が熱穿孔に適する温度となるように、穿孔用ストローブ入力端子130に入力される穿孔パルス信号のパルス幅が設定されている。
【0060】
次に、図25および図26のフローチャートを参照して、加熱穿孔装置50を用いて、スタンプ体1の感熱紙200への清掃パターンの印刷、及び、印面部33への文字列パターンを穿孔する穿孔処理について説明する。なお、この穿孔処理は、制御ユニット110により実行される処理と、オペレータにより実行される操作とを含んでいる。図中、符号Si(i=1,2,3・・・)は、各ステップを示すものである。
【0061】
メインスイッチ67の投入とともに処理が開始され、最初に近接スイッチ104,105からの検出信号が読み込まれる(S1)。スタンプ体1が有りか否か、つまり、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着されているか否か判定される(S2)。スタンプ体1が装着されている場合(S2:Yes)、即ち、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着されたまま電源が投入されると、液晶ディスプレイ(以下、LCDという)53に「スタンプ体を取り外して下さい」とメッセージが表示され(S3)、処理はS1へ戻される。そして、オペレータによりスタンプ体1が取り外されるまで、上記S1〜S3の処理が繰り返し実行される。
【0062】
電源投入時にスタンプ体1が穿孔用装着部71に装着されていないか(S2:No)、あるいは、電源投入時にはスタンプ体1が穿孔用装着部71に装着されていたが(S2:Yes)、その後、オペレータにより開閉扉75が開かれてスタンプ体1が取り外されると(S2:No)、S4の処理へ移行する。この処理では、加熱穿孔装置50のRAM112のデータがクリアされ、キャリッジ送りモータ100が駆動されキャリッジ87をガイドロット88右端の初期位置へ移動させる等の初期設定が実行される。このとき、LCD53には「準備中」と表示される(S4)。初期設定後、オペレータによりキーボード52が操作され、印面内容の入力設定が行われる(S5)。この入力設定では、印面サイズの指定と、文字サイズや文字配置の設定等を含む書式入力と、穿孔用文字列データの入力バッファ124への入力とが行われる。
【0063】
印面内容の入力設定が終わると(S5)、LCD53に「スタンプ体を装着して下さい」とメッセージが表示される(S6)。その後、オペレータにより、穿孔スイッチ66がオン操作されるまで待機する(S7:No)。この間に、オペレータは、開閉扉75を開き、スタンプ体1を装着して、開閉扉を閉じる。即ち、スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着する。
【0064】
この開閉扉75の開操作によりセクタギヤ76が図20の時計方向に回動され、このセクタギヤ76の回動に伴って、セクタギヤ76と噛み合っているギヤ98を介してヘッド切換ロッド89が同図の反時計方向に回動する。すると、ヘッド切換ロッド89に装着されているカム体91が横向き姿勢にされて、サーマルヘッド90がヘッド放熱板94とともに下方へリリースされる。
【0065】
オペレータは、スタンプ体1の把持部2のガイド溝15をガイド部80に係合させつつ、スタンプ体1を開口74から挿入する。サーマルヘッド90は下方へリリースされているので、挿入の際、サーマルヘッド90がスタンプ体1の装着を妨げることは無い。また、挿入に伴って、ガイドバー83がスタンプ体1のガイド穴18,44,44に亙って挿通される。これにより、ガイドバー83のテーパー面84に沿って門形部43が上昇し、この門形部43の上昇に伴って、図21に示すようにスカート部材6の下端が印面部33よりも上方へ位置するように上昇し、図22に示すように、その状態が保持される。なお、図21及び図22では、感熱紙200が取り外された状態を図示している。
【0066】
オペレータは、スタンプ体1がガイドバー83の係止部85に当接し、ガイド部材78に設けられた右側のローラ81がスタンプ体1の把持部2の係合凹部16に係合するまで挿入する。当接及び係合するまで挿入すると、スタンプ体1は図22に示す穿孔用装着部71内の所定位置に配置される。
【0067】
スタンプ体1の装着後、オペレータは開閉扉75を図20の反時計方向へ回動して閉操作を行う。この閉操作に伴って、セクタギヤ76が図20の反時計方向に回動され、このセクタギヤ76の回動に伴ってヘッド切換ロッド89が同図の時計方向に回動する。すると、ヘッド切換ロッド89に装着されているカム体91が立向き姿勢にされ、サーマルヘッド90がカム当接板93とスプリング97とを介して上方へ揺動し、図22に実線で示すスタンプ体1の印面部33右端を押圧する穿孔位置に配置される。
【0068】
オペレータは、上記のようにスタンプ体1を装着した後、穿孔スイッチ66をオン操作する(S7:Yes)。穿孔スイッチ66がオン操作されると、近接スイッチ104,105の検出信号が読み込まれ(S8)、スタンプ体1が有るか否か、つまり、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着されているか否か判定される(S9)。スタンプ体1が装着されていなければ(S9:No)、即ち、オペレータがスタンプ体1の装着を行わずに穿孔スイッチ66を操作した場合には、LCD53に「スタンプ体を装着して下さい」と表示して(S10)、その後、処理をS7へ移行し、再度穿孔スイッチ66のオン操作を待機する。
【0069】
一方、スタンプ体1が装着されている場合には(S9:Yes)、S5の処理において設定された印面サイズとスタンプ体1のサイズとが適合しているか否か判定される(S11)。スタンプ体1のサイズとは、近接スイッチ104,105からの検出信号に基いて判別されるスタンプ体1の幅サイズのことである。
【0070】
スタンプ体1のサイズが設定された印面サイズに適合しないときには(S11:No)、LCD53に「スタンプ体を差し替えて下さい」と表示して(S12)、処理をS7へ移行する。そして、現在装着されているスタンプ体1が取り外され、設定された印面サイズに適合するサイズのスタンプ体1が装着されるまで、S7〜S12の処理が繰り返し実行される。
【0071】
一方、装着されているスタンプ体1のサイズが設定された印面サイズに適合するときには(S11:Yes)、センサ210によってスタンプ部3に感熱紙200が装着されているか否か判断される(S13)。感熱紙200が装着されている場合には(S13:Yes)、サーマルヘッド90の清掃処理、即ち、清掃パターンの印刷処理が実行される(S14)。清掃処理の間LCD53には「サンプル印刷中」と表示される。これは清掃処理により、穿孔パターンを鏡像反転した清掃パターン、即ち、捺印サンプルが印刷されるからである。
【0072】
清掃処理(清掃パターンの印刷処理)は、先ず、入力バッファ124に入力されている書式と穿孔用文字列データに基づいて穿孔用のドットパターンデータが作成され、これが清掃パターンとして鏡像反転されて、穿孔バッファ125に格納される。この穿孔バッファ125に格納されたドットパターンデータに基づいてキャリッジ送りモータ100が駆動され、キャリッジ87が移動しつつ、サーマルヘッド90が駆動され、感熱紙200に清掃パターンである捺印サンプルが印刷される。この清掃処理において、前回までの穿孔によって、サーマルヘッド90に付着していた穿孔カスは、感熱紙200側へ付着し、サーマルヘッド90から除去される。
【0073】
清掃パターンの印刷が終了すると(S15:Yes)、LCD53に「サンプル印刷処理終了」、「スタンプ体を取り外し、ラベルを剥がした後に、再度スタンプ体を装着して下さい」と表示して(S16)、処理をS7へ移行する。この表示を見て、オペレータは、開閉扉75を開きスタンプ体1を取り外し、捺印サンプルの印刷された感熱紙200をスタンプ部3から剥がす。オペレータは感熱紙200を剥がした後、更に、感熱紙層201をラベル状に剥がして、把持部2のラベル貼付面11に貼付する。この後、オペレータにより、再度穿孔スイッチ66がオン操作されると(S7:Yes)、S7以降の処理が実行される。
【0074】
S13の処理において、センサ210によってスタンプ部3に感熱紙200が装着されていないと判断された場合には(S13:No)、スタンプ体1の印面部33に穿孔処理が実行される。その穿孔処理の間LCD53には「穿孔中」と表示される(S17)。穿孔処理は、先ず、入力バッファ124に入力されている書式と穿孔用文字列データに基づいて穿孔用のドットパターンデータが作成され、穿孔バッファ125に格納される。この穿孔バッファ125に格納されたドットパターンデータに基づいてキャリッジ送りモータ100が駆動され、キャリッジ87が図22の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで移動するとともに、サーマルヘッド90が駆動され、印面部33に穿孔用のドットパターンデータに基づく穿孔が形成される。なお、穿孔終了時には、サーマルヘッド90が印面部33から左方に外れる位置までキャリッジ87が移動駆動されるため、サーマルヘッド90で印面部33を押圧し続けてインクの漏出を招くことがない。
【0075】
穿孔が終了すると(S18:Yes)、LCD53に「穿孔処理終了」、「スタンプ体を取り外して下さい」と表示して(S19)、処理をS1へ移行する。この表示を見て、オペレータは、開閉扉75を開きスタンプ体1を取り外す。この時、キャリッジ87は図22の二点鎖線で示す位置まで移動しているので、キャリッジ87及びサーマルヘッド90がスタンプ体1の取り外しを妨げることは無い。
【0076】
以上説明したように、スタンプ体1には印面部33を形成する感熱性孔版原紙28に所望のパターンの多数の穿孔が施されているので、スタンプ体1の保護キャップ7を取外した後、スカート部材6を介して、印面部33を用紙の表面に位置決めしてから、把持部2を握って下方へ押動すると、印面部33が用紙の表面に押圧される。これにより、含浸体27内のインクが多数の穿孔からしみ出して、用紙の表面に穿孔パターンが印刷(捺印)される。
【0077】
スタンプ部3の外周側を囲繞する昇降自在のスカート部材6は、第1位置と、第2位置と、第3位置とに亙って昇降自在に構成されるので、スカート部材6を第3位置に保持した状態において、その印面部33にドット状の所望のパターンを穿孔することができる。しかも、このスカート部材6はスプリング21により第1位置の方へ弾性付勢されているので、ドットパターンの穿孔後、第1位置に復帰する。よって、印刷の際には、スカート部材6は第1位置に保持されるので、スカート部材6を用紙表面の印刷すべき位置にセットして、印面部33を位置決めしてから、把持部2を押圧すると、スプリング21が収縮してスカート部材6が第2位置まで上昇し、所望の位置に正確に印刷することができる。印刷後、把持部2への押圧力を緩めると、スカート部材6の第1位置への復帰動作により、印面部33からの用紙の剥離が促進される。このため、薄手の用紙にもきれいに印刷することができる。
【0078】
但し、用紙表面の狭い枠内に印刷するような場合には、手でスカート部材6を第2位置や第3位置に保持した状態で印刷することもできる。また、不使用時には、スプリング21の付勢力によりスカート部材6は第1位置に保持され、そのスカート部材6によりスタンプユニット1全体が支持されるので、印面部33の載置箇所への接触を避けることができ、印面部33を保護することができる。
【0079】
スタンプ部3に含浸体27の表面部を固定的に覆う感熱性孔版原紙28を設け、スカート部材6よりも内側において、基部材26の外周側に延びた感熱性孔版原紙28の外周部を囲繞する外周保持部材5を設けたので、基部材26の外周側に延びた感熱性孔版原紙28の外周部がスカート部材6で損傷するのを防止できるし、含浸体27からインクが外部へ流出するのを防止できる。スタンプ部3の印面部33を覆う着脱自在な保護キャップ7を設けたので、保護キャップ7により、不使用時における印面部33の損傷と埃の付着を防止でき、誤操作により印刷すべきでない位置に印刷してしまうのを防止できる。
【0080】
加熱穿孔装置50に関しては、穿孔用装着部71にスタンプ体1を装着した際に、スタンプ体1は、その前後1対のガイド溝15に係合した前後1対のガイド部で支持され、1対のローラ81で後方へ押圧されて、スタンプ体1の前後方向位置が正確に設定される。そして、スタンプ体1は、係止部85で係止されるとともに、前後1対のガイド溝15の終端で係止されるので、左右方向位置が正確に設定される。しかも、スタンプ体1の係合凹部16に1つのローラ81を係合させるため、穿孔中にスタンプ体1の位置がズレることもない。
【0081】
セクタギヤ76とギヤ98とヘッド切換えロッド89を介して、開閉扉75とカム体91とを連動させ、スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着し、開閉扉75を閉じるまでは、サーマルヘッド90が下方へリリースするように構成してある。よって、スタンプ体1の装着の際に、サーマルヘッド90で印面部33を損傷することがない。また、穿孔終了後には、サーマルヘッド90が印面部33から左方へ退くまで、キャリッジ87を移動させるため、サーマルヘッド90で印面部33を押圧し続けることがなく、印面部33からのインクの漏出を防止できる。一方、穿孔後のスタンプ体1を取り外す際には、開閉扉75を開くと、サーマルヘッド90が下方へリリースされるため、スタンプ体1の取り出し時にも印面部33を損傷することがない。
【0082】
スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着すると、ガイドバー83により、スカート部材6が最も上昇した第3位置へ切換えられるため、印面部33への穿孔時にスカート部材6が穿孔の邪魔になることがない。
【0083】
近接スイッチ104,105により、スタンプ体1の幅サイズを検知するように構成したので、スタンプ体1のサイズを間違えて、印面部33のサイズに適合しない文字列を穿孔することがない。また、スタンプ体1は穿孔用装着部71内において、ガイド部材78と把持部2との係合により支持されているので、把持部2を同じ構成にすれば、穿孔用装着部71には、狭幅のスタンプ体1も広幅のスタンプ体1も装着可能であるので、汎用性に優れている。
【0084】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0085】
例えば、本実施例では、穿孔用装着部71は、スタンプ体1を右方より着脱自在に装着するように構成したが、スタンプ体1を上方より着脱自在に装着する構成にしてもよい。また、加熱用穿孔機構72は、スタンプ体1を所定位置に保持した状態で、キャリッジ87を介してサーマルヘッド90を移動させつつ穿孔するように構成したが、サーマルヘッド90を固定的に設け、スタンプ体1を移動させつつ穿孔するように構成してもよい。更に、カム体91の代わりのソレノイドアクチュエータを設け、そのアクチュエータによりサーマルヘッド90の位置を切換えるように構成してもよい。ラック92、駆動ギヤ101、減速ギヤ機構107の代りに、ワイヤとプーリを介してキャリッジ87を左右方向に移動駆動するように構成してもよい。含浸体27の代わりに、粘度の高いインクの塊からなるインク体を使用し、このインク体を凹部25に装着し、含浸体27と同様の形状に盛り上がらせておいてもよい。
【0086】
また、本実施例では、印面部33を覆う感熱紙200は1枚であったが複数枚にしても良い。これにより、清掃処理によって捺印サンプルを印刷した結果、好ましくない場合には、キーボード52を操作して印面を変更し、別の捺印サンプルを印刷することができる。
【0087】
更に、サーマルヘッド90の清掃用部材として、感熱紙200に代えて、不織布を使用しても良い。耐熱性を有し、表面に微小の凹凸を備えるフィルム状の部材で有れば、感熱紙200に代えて清掃用部材として使用することができる。
【0088】
【発明の効果】
本発明のスタンプ装置及びスタンプ体によれば、印面部への穿孔はサーマルヘッドの清掃後に行われるので、サーマルヘッドの穿孔カスが取り除かれた状態で、印面部への穿孔を行うことができる。よって、穿孔カスに起因する穿孔不良を生じることなく、印面部への穿孔を確実に行うことができるという効果がある。従って、かかる穿孔後のスタンプ体を用いて捺印した場合、白抜けのない鮮明な捺印結果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るスタンプ装置のスタンプ体の斜視図である。
【図2】 スタンプ体の分解斜視図である。
【図3】 スタンプ体の縦断正面図である。
【図4】 スタンプ体の縦断側面図である。
【図5】 スタンプ部本体の拡大縦断正面図である。
【図6】 感熱性孔版原紙の拡大断面図である。
【図7】 感熱紙の拡大断面図である。
【図8】 スタンプ部本体の製作方法を説明する斜視図である。
【図9】 スカート部材が第3位置のときのスタンプ体の縦断正面図である。
【図10】 スカート部材が第2位置のときのスタンプ体の縦断正面図である。
【図11】 スタンプ体の印面部に穿孔するパターンの一例を示す図である。
【図12】 スタンプ装置の加熱穿孔装置の斜視図である。
【図13】 加熱穿孔装置とスタンプ体の斜視図である。
【図14】 加熱穿孔装置の平面図である。
【図15】 加熱穿孔装置の部分切欠き正面図である。
【図16】 加熱穿孔装置の部分切欠き縦断側面図である。
【図17】 加熱穿孔装置の加熱穿孔部の斜視図である。
【図18】 加熱穿孔装置の加熱穿孔部の要部斜視図である。
【図19】 加熱穿孔機構の分解斜視図である。
【図20】 加熱穿孔装置の加熱穿孔部の要部側面図である。
【図21】 穿孔用装着部に装着中のスタンプ体と加熱穿孔部の縦断正面図である。
【図22】 穿孔用装着部に装着後のスタンプ体と加熱穿孔部の縦断正面図である。
【図23】 スタンプ装置の制御系のブロック図である。
【図24】 ヘッド駆動回路の電気回路図である。
【図25】 加熱穿孔装置による穿孔処理のフローチャートの一部である。
【図26】 加熱穿孔装置による穿孔処理のフローチャートの残部である。
【符号の説明】
1 スタンプ体(スタンプ装置の一部)
2 把持部
3 スタンプ部
4 スタンプ部本体(孔版印刷用原板)
5 外周保持部材
10 ラベル
11 ラベル貼付面(貼付面)
27 含浸体(インク体)
28 感熱性孔版原紙
33 印面部
50 加熱穿孔装置(スタンプ装置の一部)
52 キーボード(入力手段)
71 穿孔用装着部(装着部)
72 加熱穿孔機構(穿孔手段)
90 サーマルヘッド
110 制御ユニット(駆動手段
200 感熱紙(清掃用部材)
210 反射型センサ(検出手段)
S14 ヘッド清掃駆動処理

Claims (8)

  1. 印面部を有するスタンプ体と、そのスタンプ体の印面部にドットパターンの穿孔を施す加熱穿孔装置とを備えたスタンプ装置において、
    前記スタンプ体は、インク体とそのインク体の表面を固定的に覆い前記印面部を構成する感熱性孔版原紙とを有する孔版印刷用原板と、その孔版印刷用原板が取着される把持部とを備え、
    前記加熱穿孔装置は、前記スタンプ体を着脱自在に装着する装着部と、その装着部に装着された前記スタンプ体の印面部にドット状の穿孔を施すサーマルヘッドを有する穿孔手段と、文字や記号入力する入力手段と、その入力手段により入力されたデータに応じてドット状の穿孔を前記印面部に施すため前記穿孔手段を駆動する駆動手段とを備えており、更に、
    前記スタンプ体は前記印面部の表面を覆い且つ加熱によって表面の粘着性が増大する性質を有する感熱紙により構成された清掃用部材を備えるとともに、
    前記駆動手段は、前記清掃用部材に前記サーマルヘッドにより清掃パターンを印刷させるヘッド清掃駆動処理を備えていることを特徴とするスタンプ装置。
  2. 前記清掃用部材を構成する感熱紙は、耐熱性を有し、表面に微小の凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1記載のスタンプ装置。
  3. 記ヘッド清掃駆動処理により印刷される清掃パターンは、前記感熱性孔版原紙の印面部に穿孔されるデータを反転したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のスタンプ装置。
  4. 前記感熱紙は前記印面部側に粘着剤が塗布されたシール状に形成され、
    前記把持部はそのシール状に形成された感熱紙が貼付される貼付面を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスタンプ装置。
  5. 前記加熱穿孔装置は、前記スタンプ体に感熱紙が装着されているか否かを検出する検出手段を備え、
    前記駆動手段は、その検出手段により前記スタンプ体に感熱紙の装着が検出された場合には前記清掃パターンを印刷し、前記スタンプ体に感熱紙の非装着が検出された場合には前記穿孔データを印刷することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のスタンプ装置。
  6. インク体とそのインク体の表面を固定的に覆い印面部を構成する感熱性孔版原紙とを有する孔版印刷用原板と、その孔版印刷用原板が取着される把持部とを備え、前記印面部にドットパターンの穿孔を施すサーマルヘッドを有するスタンプ装置に着脱自在に構成されたスタンプ体において、
    前記印面部の表面を覆い且つ加熱によって表面の粘着性が増大する性質を有する感熱紙により構成されるとともに、前記スタンプ体が装着されたスタンプ装置のサーマルヘッドを清掃する取り外し可能に設けられた清掃用部材を備えていることを特徴とするスタンプ体。
  7. 前記清掃用部材を構成する感熱紙は、耐熱性を有し、表面に微小の凹凸が形成されていることを特徴とする請求項記載のスタンプ体。
  8. 前記清掃用部材は、前記印面部側に粘着剤が塗布されたシール状の感熱紙により形成され、
    前記把持部は、そのシール状に形成された感熱紙が貼付される貼付面を備えていることを特徴とする請求項6又は記載のスタンプ体。
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