JP2924646B2 - スタンプ装置 - Google Patents

スタンプ装置

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JP2924646B2
JP2924646B2 JP15161694A JP15161694A JP2924646B2 JP 2924646 B2 JP2924646 B2 JP 2924646B2 JP 15161694 A JP15161694 A JP 15161694A JP 15161694 A JP15161694 A JP 15161694A JP 2924646 B2 JP2924646 B2 JP 2924646B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンプ体においてイ
ンク体の表面を覆い印面部を構成する孔版印刷用原板に
サーマルヘッドを介して穿孔し、スタンプを形成するス
タンプ装置に関し、特に、孔版印刷用原板に穿孔を行う
に際し、スタンプ体における印面部の大きさが種々変化
した場合においても、サーマルヘッドがスタンプ体表面
に及ぼす穿孔圧力を常に一定圧に設定可能なスタンプ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、会社名、住所、その他種々の文字
列を、用紙の表面に印刷する為のスタンプであって、印
面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用されて
いる。この種のスタンプは、通常注文に応じて個別に作
成される関係上、高価で、かつ注文から入手までの期間
が長くなる。一方、従来より、赤外線の照射やサーマル
ヘッドにより所望のパターンに穿孔でき、その穿孔群か
らインクを透過させることで、文字列、図形、マーク等
の種々のパターンの印刷に活用可能な感熱性孔版原紙が
実用化されている。
【0003】本願出願人は、実開平5−74833号に
おいて、前記感熱性孔版原紙と、インクを含浸させ含浸
体とを主体とする孔版印刷用原板であって、前記従来の
印面部をラバーで構成したスタンプに代わるスタンプを
作成するのに好適な孔版印刷用原板を提案した。この孔
版印刷用原板は、合成樹脂製フィルムに、インクを含浸
させた含浸体と、その含浸体の周囲を囲繞する枠体とを
接着し、含浸体と枠体の表面に感熱性孔版原紙を接着し
た構成である。
【0004】前記孔版印刷用原板をスタンプに適用する
場合、把持部を有するスタンプ部材の基部の下面に、ク
ッション材を介して孔版印刷用原板を接着し、その感熱
性孔版原紙に、赤外線照射やサーマルヘッドにより、所
望の文字列等のパターンを穿孔すれば、スタンプ部材と
孔版印刷用原板とからなるスタンプであって、通常のス
タンプと同様に、前記所望の文字列等のパターンを用紙
に多数回に亙って印刷することのできるスタンプが得ら
れる。更に、本願出願人は、特開平4−226778号
において、スタンプ体と、このスタンプ体の印面部に穿
孔を形成する加熱穿孔装置とからなるスタンプ装置を提
案した。
【0005】前記スタンプ体は、把持部と、本体ケース
と、本体ケース内に設けられ、テープ状の感熱性孔版原
紙を供給して巻き取る供給リール及び巻取りリールと、
穿孔された感熱性孔版原紙の部分にインクを供給するイ
ンクパッドとからなる。前記加熱穿孔装置は、スタンプ
体を着脱自在に装着する為の穿孔用装着部と、スタンプ
体の感熱性孔版原紙を送る送り機構と、スタンプ体の感
熱性孔版原紙に穿孔を形成するサーマルヘッドと、文字
や記号を入力する為のキーボードと、入力データに基い
て入力された文字列を感熱性孔版原紙に穿孔するよう
に、送り機構とサーマルヘッドを制御する制御装置とで
構成されている。
【0006】この種スタンプ装置によれば、スタンプ体
にテープ状の感熱性孔版原紙を設けてあり、加熱穿孔装
置によりスタンプ体の印面部に所望の文字列のパターン
を穿孔できるので、適宜必要に応じて、印面部に異なる
パターンを穿孔することができ、また、印刷の際、スタ
ンプ体の内部のインクパッドから印面部にインクが自動
的に供給されるため、印面部に外部のインクを塗布する
ことなく印刷できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開平
4−226778号のスタンプ装置におけるスタンプ体
では、上記したよう、スタンプ体の印面部にはテープ状
の感熱性孔版原紙が設けられており、その感熱性孔版原
紙には、加熱穿孔装置によってそのスタンプ体の印面部
にサーマルヘッドが圧接され、所望の文字列のパターン
が穿孔される。しかし、このとき、サーマルヘッドが印
面部に対して常に同じ付勢力で圧接されるのに対し、印
面部の感熱性孔版原紙の大きさがスタンプ体によって異
なるので、印面部に対するサーマルヘッドの穿孔圧力が
相対的に異なってくる。
【0008】従って、穿孔圧力が大きくなった場合に
は、印面部に形成される穿孔が大きくなってしまい、イ
ンクパッドからインクがしみ出してしまい印面を汚して
しまうこととなる。また、サーマルヘッドによってしご
かれた際に、しごかれたインクが印面部の下流側に溜っ
てしまい、捺印した時にインクが溜った下流側がにじん
でしまう。また、サーマルヘッドにしごかれる際に孔版
原紙にしわが形成されてしまう。
【0009】一方、穿孔圧力が小さくなった場合には、
印面部に形成される穿孔が小さくなってしまったり、穿
孔ができないといった状態にもなる。そのため、捺印の
際に、かすれが生じたり、また、捺印されないといった
ことが起こり得る。
【0010】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、孔版印刷用原板にて構成される
スタンプ体の印面部の大きさに拘らず、常時一定の適切
な穿孔圧力をもって所望の文字列等のパターンを穿孔す
ることができ、もって捺印された文字等が滲んだり掠れ
たりすることのないスタンプを作成できるスタンプ装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、把持部に他の部材を介して又は介さずに固
定された孔版印刷用原板であって、インク体とそのイン
ク体の表面を固定的に覆い印面部を構成する感熱性孔版
原紙を含む孔版印刷用原板とからなり、所定の弾性力及
び厚さを有するスタンプ体と、文字や記号を入力する入
力手段から入力された入力データを記憶するデータ記憶
手段から入力データを受けて、穿孔用装着部に装着され
たスタンプ体の印面部にドット状に穿孔するサーマルヘ
ッドを含む穿孔手段を駆動制御する制御手段を備えた加
熱穿孔装置とを有するスタンプ装置において、前記サー
マルヘッドを所定の力で上方へ付勢する付勢部材と、前
記付勢部材によって付勢されたサーマルヘッドを、付勢
部材による付勢力が作用する方向にて所定位置に規制す
る規制部材を備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】前記構成を有する本発明のスタンプ装置では、
所定の弾性力及び厚さを有するスタンプ体を加熱穿孔装
置の穿孔用装着部に装着した状態において、入力手段か
ら文字や記号が入力されると、その入力データがデータ
記憶手段に記憶され、制御手段は、データ記憶手段から
入力データを受けてサーマルヘッドを含む穿孔手段を駆
動制御し、スタンプ体の印面部に文字列等がドット状に
穿孔される。
【0013】このとき、スタンプ装置のサーマルヘッド
は、規制部材により規制された付勢部材の付勢力を介し
て、所定の力で上方に付勢されており、また、スタンプ
体の弾性力に影響されることなく付勢部材による付勢力
が作用する方向にて所定位置に位置決めされる。従っ
て、サーマルヘッドは常に所定位置に位置決めされるこ
とから、サーマルヘッドを介してスタンプ体の印面部は
常に一定の圧縮量をもって圧縮されることとなり、これ
によりサーマルヘッドを介してスタンプ体の印面部に及
ぼされる穿孔圧力は、スタンプ体が所定の厚さを有する
ことに基づいて、常時一定の圧力とされる。
【0014】これにより、スタンプ体の印面部には、サ
ーマルヘッドを介して常に一定の穿孔圧力をもって文字
列等がドット状に穿孔され得るものである。
【0015】かかる穿孔が行われた後、スタンプ体を加
熱穿孔装置の穿孔用装着部から取り出し、スタンプ体の
把持部を手で掴んで、孔版印刷用原板を用紙の表面に押
圧すると、孔版印刷用原板のインク体のインクが、印面
部を構成する感熱性孔版原紙の穿孔から滲み出すので、
入力された文字列等のパターンが用紙に捺印される。か
かる文字列等の捺印時、スタンプ体の印面部には、文字
列等が前記のように一定の穿孔圧力をもって穿孔されて
いるので、文字列等が滲んだり掠れたりすることなく、
捺印することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本実施例に係るスタンプ装置は、図1〜
図10に示すスタンプ体1と、図11以降の図に示す加
熱穿孔装置50とで構成されている。最初に、前記スタ
ンプ体1について、図1〜図10を参照しつつ説明す
る。図1〜図4に示すように、スタンプ体1は、手で握
る為の把持部2と、この把持部2に固定的に連結される
スタンプ部3と、スタンプ部3の外周側を覆うスカート
部材6と、スタンプ部3に着脱自在に装着される保護キ
ャップ7とから構成されている。
【0017】前記把持部2は、金属又は合成樹脂材料か
らなる下端開放の直方体状の中空体で構成され、その頂
部には、ラベル10を貼付する為の凹部11が形成さ
れ、把持部2の前壁12と後壁13の下端部には、夫
々、下方へ突出する1対の係合爪14が設けられてい
る。また、把持部2の前壁12と後壁13の下部には、
ガイド溝15が形成され、前壁12には係合凹部16が
形成され、左側壁17には、係合穴18が形成され、把
持部2内部において上壁19の下面の中央部には、バネ
支持部20が形成されている。
【0018】前記スタンプ部3は、スタンプ部本体4
と、このスタンプ部本体4が下方より挿入して固定され
且つスタンプ部本体4の外周側の上部約2/3部分を覆
い且つ把持部2の4つの係合爪14に係合して把持部2
に固定された外周保持部材5とで構成されている。
【0019】前記スタンプ部本体4は、下面側に浅い凹
部25を備え直方体状で中空状の合成樹脂製の基部材2
6と、この基部材26の凹部25に装着される含浸体2
7であって油性インクを含浸させた含浸体27(これ
が、インク体に相当する)と、含浸体27の下面と基部
材26の外周側を覆い接着剤29にて基部材26の外周
面に接着された感熱性孔版原紙28とから構成されてい
る。尚、含浸体27は接着剤等により基部材26の凹部
25に接着してもよい。
【0020】前記基部材26は、油性インクに接触する
関係上、耐油性に優れる合成樹脂材料(例えば、塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセター
ル、ポリエチレンテレフタレート等)又は金属材料で構
成され、この基部材6の凹部25に含浸体27を装着す
ることで、含浸体27の位置ズレを防止でき、含浸体2
7からのインクの流出を防止できる。
【0021】前記含浸体27は、合成樹脂材料(例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリウレタン、アクリルニトリルブタジエ
ンゴム等)の弾力性のある発泡体又は不織布からなり、
この含浸体27には、油性インクが飽和状態に含浸され
ており、この含浸体27に圧力が付加されると、インク
が滲み出すようになっている。
【0022】前記感熱性孔版原紙28は、図6に示すよ
うに、熱可塑性フィルム30と、多孔性支持体31と、
これらを接着する接着剤層32とで構成されている。前
記熱可塑性フィルム30は、厚さ1〜4μm、好ましく
は2μmの熱可塑性合成樹脂材料(例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリプロピレン、塩化ビニリデン−
塩化ビニル共重合体等)のフィルムで構成されている。
【0023】厚さ1μm未満のものは製造コストが高価
で強度も弱く実用性に欠けるため実用的でなく、また、
厚さ4μm以上のものは、厚すぎるために、定格出力が
50mJ/mm2 程度の一般のサーマルヘッドでは穿孔
できない。前記多孔性支持体31は、天然繊維(例え
は、マニラ麻、こうぞ、みつまた等)、合成繊維(例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリルニトリル等)、又はレーヨン等の半合
成繊維を主原料とした多孔性薄葉紙で構成されている。
【0024】図5、図7に示すように、基部材26を上
下逆にした状態で、その凹部25に含浸体27を装着し
てから、含浸体27に油性インクを含浸させ、その含浸
体27の上から、多孔性支持体31が含浸体27側とな
るように、感熱性孔版原紙28を被せて、含浸体27の
表面に感熱性孔版原紙28を密着させ、感熱性孔版原紙
28の外周側部分を、基部材26の外周面に密着状に折
り付けて接着剤層29にて接着することにより、図7に
示すスタンプ部本体4となる。
【0025】前記含浸体27の表面(図5では下面)に
密着した感熱性孔版原紙28の部分が印面部33を構成
している。前記のように、感熱性孔版原紙28の外周側
部分を、基部材26の外周面に接着する構成を採用した
ため、スタンプ部3の下面のほぼ全域に渡る印面部33
を形成することができた。その結果、印刷する際の位置
決めが簡単化する。
【0026】前記感熱性孔版原紙28の外周側部分を、
基部材26の外周面に接着する為に、感熱性孔版原紙2
8の外周側部分に予め接着剤層29を形成しておいても
よいし、又は、基部材26の外周面に接着剤層29を予
め形成しておいてもよいし、又は、感熱性孔版原紙28
の外周側部分と基部材26の外周面の両方に接着剤層2
9を予め形成しておいてもよい。
【0027】図2〜図4に示すように、前記外周保持部
材5は、スタンプ部本体4が内嵌状に接着される平面視
矩形状の周壁部34と、上壁部35と、この上壁部35
から所定高さ突出する左右1対の係合壁部36とで構成
されている。前記左右1対の係合壁部36には、把持部
2の4つの係合爪14に対応する係合孔37が形成さ
れ、左右1対の係合壁部36は、スカート部材6の上壁
部41の左右1対の矩形穴42に、下方より上下方向に
スライド自在に挿入され、これら係合壁部36の4つの
係合穴37に、前記4つの係合爪14を上方より係合さ
せ、且つ係合壁部36の上端を把持部2の下端に当接さ
せることにより、外周保持部材5は把持部2に固定され
ている。
【0028】図2〜図4に示すように、前記スカート部
材6は、外周保持部材5の外周壁部34が上下方向にス
ライド自在に内嵌される平面視矩形状の外周壁部40
と、その上端の上壁部41であって、外周保持部材5の
上壁部35の上側に位置する上壁部41と、この上壁部
41の中央部から所定高さ上方へ突出して把持部2内へ
挿入される門形部43と、この門形部43の上端の中央
部に突設されたバネ支持部45等で構成されている。
【0029】前記門形部43の左右の壁部の下部には、
該両壁部を貫通するように、前記ガイド穴18に対応す
る前後方向位置においてガイド穴44が形成されてい
る。前記把持部2のバネ支持部20と、スカート部材6
のバネ支持部45には、把持部2に対して、スカート部
材6を下方へ付勢する圧縮スプリング21が装着され、
スカート部材6は、図3、図4に示す第1位置と、図9
に示す第2位置と、図8に示す第3位置とに亙って昇降
自在に構成され、スカート部材6はスプリング21によ
り、第1位置の方へ付勢されている。尚、保護キャップ
7を着脱する為と印面部33の位置決めの為に、スカー
ト部材6の外周壁40の4面の中央部の下端部は、部分
的に切り欠かれている。
【0030】第1位置のとき、スカート部材6の上壁部
41は、外周保持部材5の上壁部35に当接して、スカ
ート部材6の下端が、印面部33よりも低く突出し、ま
た、第2位置のとき、スカート部材6の上壁部41は、
外周保持部材5の上壁部35と、把持部2の下端との間
に位置して、スカート部材6の下端が印面部33と同レ
ベルに位置し、また、第3位置のとき、スカート部材6
の上壁部41は、把持部2の下端に当接して、スカート
部材6の下端が印面部33よりも上方に位置する。尚、
前記スカート部材6の第1位置から第2位置へのストロ
ークは、約5mm程度に設定することが望ましい。
【0031】前記保護キャップ7は、スタンプ部本体4
の下端側を着脱自在に覆って保護する為のもので、その
外周壁部48は、外周保持部材5の外周壁34と、平面
視にて同形状に形成され、この保護キャップ7は、スカ
ート部材6の外周壁部40に内嵌させて支持される。
【0032】図3、図4に示すように、保護キャップ7
を装着した状態では、その上端は外周壁34の下端に当
接し、保護キャップ7と印面部33間には小さな隙間が
空き、保護キャップ7はその外周壁部48の外周面とス
カート部材6の外周壁部40の内周面との間の摩擦力で
もって支持される。それ故、保護キャップ7を装着した
状態で把持部2を下方へ押動しても、保護キャップ7の
上端と外周壁34の下端との当接により前記隙間が保た
れているので、保護キャップ7にインクが付着すること
がない。
【0033】前記印面部33に、例えば、図10に示す
ように、「ABC」のミラー文字の文字列と、その外側
を囲む6重の矩形枠とからなるパターンの多数の穿孔
(ドットパターン穿孔)とが、図示外のサーマルプリン
タのサーマルヘッドにより形成され、図10のパターン
の鏡像である「ABC」の文字列と6重の矩形枠を印刷
可能なスタンプ体が構成されるため、通常のラバー製の
印面部を有するスタンプと同様に、例えば、約1000
回にも亙って前記パターンを印刷することができる。
尚、サーマルヘッドで穿孔する以外に、赤外線照射によ
っても穿孔できることは勿論である。
【0034】前記印面部33を構成する感熱性孔版原紙
28に穿孔する場合には、スタンプ体1を、後述する加
熱穿孔装置50の穿孔用装着部71にセットし、その装
置のガイドバー83を、ガイド穴18、44、44に亙
って挿通させることで、スカート部材6を第3位置に保
持して穿孔を行ない、また、不使用時には、保護キャッ
プ7を装着し、図3、図4に示すように、スカート部材
6を第1位置に保持し、また、印刷する際には、保護キ
ャップ7を取外し、スカート部材6を第1位置に保持し
て、用紙の表面の印刷すべき位置にスカート部材6を位
置決めすることで、スタンプ部3の印面部33を位置決
めしてから、把持部2を下方へ押圧することで、図9に
示すように印刷する。
【0035】次に、加熱穿孔装置50について説明す
る。図11〜図15に示すように、加熱穿孔装置50
は、本体フレーム51と、本体フレーム51の前部に設
けられたキーボード52及び液晶ディスプレイ53と、
本体フレーム51の後部に設けられた加熱穿孔部54
と、本体フレーム51内に設けられた制御ユニット55
等で構成されている。
【0036】前記キーボード52には、仮名キーとアル
ファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キー
とを含む文字記号キー56、種々のファンクションキー
(カーソル移動キー57、実行キー58、改行キー5
9、確定/終了キー60、取消キー61、削除キー6
2、シフトキー63、小文字スイッチ64、文字種設定
スイッチ65、穿孔スイッチ66、等)、メインスイッ
チ67が設けられている。前記液晶ディスプレイ53
は、前記スタンプ体1で印刷する印刷対象のパターンに
相当する複数行の文字列を表示可能に構成されている。
【0037】次に、前記加熱穿孔部54について説明す
る。図13〜図23に示すように、加熱穿孔部54に
は、サブフレーム70と、スタンプ体1を着脱自在に装
着する為の穿孔用装着部71と、この穿孔用装着部71
に装着されたスタンプ体1の印面部33にドット状に穿
孔する加熱穿孔機構72等が設けられている。
【0038】前記穿孔用装着部71について説明する
と、図14〜図17に示すように、サブフレーム70の
右側壁73には、スタンプ部3の前後方向幅が最大のス
タンプ体1の下半分の側面形状とほぼ同形の開口74が
形成され、この開口74を開閉する開閉扉75にはセク
タギヤ76が固定的に設けられ、開閉扉75とセクタギ
ヤ76は、図17において左右方向向きの枢軸77によ
り右側壁73に回動自在に枢着されている。前記サブフ
レーム70の上部には、前後1対の平行なガイド部材7
8,79が設けられ、これらガイド部材78,79の下
端には、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部80
が相対向状に形成されている。
【0039】前側のガイド部材78には、左右1対のロ
ーラ81が長穴を介して図16における前後方向に小距
離移動可能に設けられ、これらローラ81は、スプリン
グ82により後方へ付勢されている。前側のガイド部材
78に固定されたガイドバー83は、ガイド部材78,
79間の中間位置に配設され、図16、20に示すよう
にガイドバー83の右端部の上面には、右方下がり傾斜
状のテーパー面84が形成され、また、ガイドバー83
の左端部には、スタンプ体1の左限界位置を規制する係
止部85が形成されている。
【0040】前記スタンプ体1を開口74から挿入し、
スタンプ体1の把持部2の前後1対のガイド溝15に、
前後1対のガイド部80を係合させることで、スタンプ
体1が1対のガイド部80で支持され、スタンプ体1
は、1対のローラ81を介してスプリング82で後方へ
付勢されて前後方向位置が正確に設定され、また、スタ
ンプ体1が係止部85に当接し、右側のローラ81が把
持部2の係合凹部16に係合した状態で、スタンプ体1
の左右方向位置が正確に設定されるように構成してあ
る。
【0041】前記スタンプ体1を、穿孔用装着部71に
装着する際に、ガイドバー83が、スタンプ体1のガイ
ド穴18,44,44に亙って挿通され、これにより、
スカート部材6が、図8に示す第3位置に上昇させた状
態に保持される。
【0042】前記加熱穿孔機構72について説明する
と、図13〜図23に示すように、前記穿孔用装着部7
1の下方において、サブフレーム70の右端壁73と左
端壁86とに亙って、キャリッジ87を案内する為の左
右方向に延びるガイドロッド88と、キャリッジ87を
案内し且つキャリッジ87に搭載されたサーマルヘッド
90の位置を切換えるカム体91を操作する為の左右方
向に延びるヘッド切換えロッド89とが架着され、カム
体91は、回転不可能な状態のヘッド切換えロッド89
に、軸方向へスライド自在に装着されている。
【0043】前記キャリッジ87は、ガイドロッド88
とヘッド切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に
支持され、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙
る所定の長さのラック92が形成されている。前記キャ
リッジ87には、カム当接板93と、ヘッド放熱板94
とが、前後方向向きの支軸95により上下揺動自在に装
着される。ヘッド放熱板94は、その下方に垂直に折れ
た係合板90aが、キャリッジ87の両側面部に形成さ
れた係合穴87aに嵌挿するように形成され、その上面
にはサーマルヘッド90が固定されている。また、ヘッ
ド放熱板94は、それに固定されたピン96に外装され
たスプリング97により、カム当接板93に対して上方
へ弾性付勢されている。
【0044】前記カム体91は、楕円形状に形成され
て、カム当接板93の下面に当接され、ヘッド切換えロ
ッド89を回動させてカム体91を横向き姿勢にする
と、サーマルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下
方へリリースされ、また、カム体91を立向き姿勢にす
ると、サーマルヘッド90は、カム当接板93とスプリ
ング97を介して、上方へ揺動して穿孔位置に切換えら
れる。
【0045】かかる穿孔位置においては、図18(B)
に示すように、ヘッド放熱板94の各係合板90aは、
キャリッジ87の各係合穴87a内で、いずれの端縁部
にも係止されておらず、これよりサーマルヘッド90
は、スプリング97が有する所定の付勢力(弾性力)の
みを介して、ヘッド放熱板94と共に上方へ弾性付勢さ
れるものである。従って、この状態においてサーマルヘ
ッド90は、後述するように(図22参照)、スタンプ
体1における含浸体27の弾性力に影響されることのな
い大きな押圧力で印面部33を押圧して圧縮する。この
とき、スプリング97の弾性力(バネ力)は、例えば含
浸体27の厚さが3mmである場合には、含浸体27の
圧縮量が0.1mm乃至0.9mmの範囲内となるよう
に設定されるのが望ましい。これにより、サーマルヘッ
ド90は、スタンプ体1における含浸体27の圧縮量が
常に一定範囲の値となるように、スプリング97を介し
て含浸体27を圧縮するものである。
【0046】また、図27に示すように、キャリッジ8
7における各係合穴87aを図18(A)の場合よりも
小さく形成し、サーマルヘッド90が穿孔位置に切り換
えられた際、スプリング97により付勢されるヘッド放
熱板94に設けられた各係合板90aの上面が、各係合
穴87aの上端部に係合規制されるようにしてもよい。
この場合、サーマルヘッド90は、各係合板90aと各
係合穴87aとによりヘッド放熱板94の上方への移動
が規制された状態でスプリング97が有する付勢力を介
して、ヘッド放熱板94と共に上方へ弾性付勢されるも
のである。従って、この状態においてサーマルヘッド9
0は、前記図18の場合と同様、スタンプ体1における
含浸体27の弾性力に影響されることのない大きな押圧
力で印面部33を押圧して圧縮する。このときにおける
スプリング97の弾性力(バネ力)も前記と同様、例え
ば含浸体27の厚さが3mmである場合には、含浸体2
7の圧縮量が0.1mm乃至0.9mmの範囲内となる
ように設定されるのが望ましい。かかる場合において
も、サーマルヘッド90は、前記と同様、スタンプ体1
における含浸体27の圧縮量が常に一定範囲の値となる
ように、スプリング97を介して含浸体27を圧縮す
る。
【0047】前記ヘッド切換えロッド89の右端部に
は、サブフレーム70の右端壁73の外側において、セ
クタギヤ76に噛合したギヤ98が設けられ、開閉扉7
5を開くとカム体91が横向き姿勢となり、また、開閉
扉75を閉じるとカム体91が立て向き姿勢に切換えら
れるように構成してある。
【0048】前記サブフレーム70の前壁99には、キ
ャリッジ87を駆動するステッピングモータ100と、
ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、ステッピング
モータ100出力軸の出力ギヤ102の回転を駆動ギヤ
101に伝達する減速ギヤ機構102とが付設されてい
る。それ故、ステッピングモータ100の回転駆動力が
駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ステッピン
グモータ100により、キャリッジ87を左右方向へ移
動駆動することができる。
【0049】前記サーマルヘッド90は、サーマルプリ
ンタのサーマルヘッドと同様のもので、このサーマルヘ
ッド90には、図24に示すように、例えば、96個の
発熱素子103が前後方向向きに1列に設けられてい
る。
【0050】次に、前記加熱穿孔機構72と液晶ディス
プレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む
制御系について説明する。図23に示すように、制御ユ
ニット110には、キーボード52と、サーマルヘッド
90と、キャリッジ送りモータ100と、液晶ディスプ
レイ53と、スタンプ体1の有無と前後幅とを検知する
為の2つの近接スイッチ104,105とが接続されて
いる。
【0051】前記スタンプ体1は、本実施例の場合、図
15,図19に実線で図示の狭幅タイプと、鎖線で図示
の広幅タイプの2種類あり、2つの近接スイッチ10
4,105は、図13、図15、図19に示すように、
後側のガイド部材79の下面に固定された板片106に
付設され、近接スイッチ104,105により、広幅タ
イプのスタンプ体1が検知され、また、近接スイッチ1
04により、狭幅タイプのスタンプ体1が検知される。
【0052】図23に示すように、制御ユニット110
には、CPU111と、ROM112と、RAM113
と、穿孔用CG−ROM114と、ディスプレイ53へ
の表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボード
52及び近接スイッチ104,105に接続された入力
インタフェース116と、出力インタフェース117と
が設けられ、これらはバス118により相互に接続され
ている。更に、制御ユニット110には、出力インタフ
ェース117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119
と、モータ駆動回路120と、ディスプレイ駆動回路1
21とが設けられている。
【0053】前記ROM112には、この加熱穿孔装置
50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶した
プログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等の為の辞
書メモリ123が設けられている。前記RAM113に
は、入力データを記憶する入力バッファ124、穿孔用
データを記憶する穿孔バッファ125、シフトレジスタ
126、その他種々のカウンタやレジスタが設けられて
いる。前記穿孔用CG−ROM114には、穿孔対象と
なる多数の文字のドットパターンデータがコードデータ
と対応付けて記憶され、また、表示用CG−ROM11
5には、穿孔対象となる多数の文字の表示用ドットパタ
ーンデータがコードデータと対応付けて記憶されてい
る。
【0054】次に、前記ヘッド駆動回路119について
説明する。図24に示すように、各発熱素子103の一
方の電極は、+12Vの電源端子127に夫々接続され
るとともに、他方の電極はドライバ128に夫々接続さ
れている。各ドライバ128の入力端子には、穿孔用ス
トーブ入力端子130に入力側に接続されたインバータ
129の出力端子と、ラッチ信号入力端子131に入力
側が接続されたデータラッチ回路132の各出力端子と
が夫々接続されている。
【0055】更に、データラッチ回路132の各入力端
子には、クロック入力端子133とデータ入力端子13
4とに入力端子が接続されたシフトレジスタ135の各
出力端子が夫々接続されている。前記ヘッド駆動回路1
19において、シフトレジスタ135は、穿孔用のデー
タがクロック信号に同期して記憶され、その後、ラッチ
信号がデータラッチ回路132に供給されると、シフト
レジスタ135において記憶されたデータが対応するデ
ータラッチ回路132に出力されて記憶される。
【0056】これと同時に、そのデータが各ドライバ1
28に印加される。この状態において、穿孔用ストロー
ブ入力端子130から論理「0」の穿孔パルス信号がイ
ンバータ128の入力端子に印加されると、インバータ
128の出力端子から論理「1」の信号が出力され、各
ドライバ128の入力端子に印加される。従って、デー
タラッチ回路132のデータが論理「1」の場合には、
ドライバ128の出力側は論理「0」となり、それに対
応する発熱素子103に電源端子127から駆動電流が
通電される。その際、発熱素子103の表面温度が熱穿
孔に適する温度となるように、穿孔用ストローブ入力端
子130に入力される穿孔パルス信号のパルス幅が設定
されている。
【0057】次に、前記加熱穿孔装置50を用いて、ス
タンプ体1の印面部33に文字列のパターンを穿孔する
穿孔処理について、図25、図26のフローチャートを
参照しつつ説明する。尚、この穿孔処理は、制御ユニッ
ト110により実行される処理と、オペレータにより実
行される操作とを含み、図中、符号Si(i=1,2,
3・・・)は、各ステップを示すものである。
【0058】メインスイッチ67の投入とともに処理が
開始され、最初に近接スイッチ104,105からの検
出信号が読み込まれ(S1)、次にスタンプ体1が有り
か否か、つまり、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装
着されているか否か判定され(S2)、その判定がYes
のとき即ち、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着さ
れたままの状態で電源が投入されると、液晶ディスプレ
イ(以下、LCDという)53に「スタンプ体を取り外
して下さい」とメッセージが表示され(S3)、S1へ
戻る。オペレータによりスタンプ体1が取り外されるま
で、上記S1〜S3が繰り返し実行される。開閉扉75
を開いてスタンプ体1が取り外されると、前記S2にお
いてNoと判定される。
【0059】次に、電源投入時にスタンプ体1が穿孔用
装着部71に装着されていないか、または、電源投入時
にはスタンプ体1が穿孔用装着部71に装着されていた
が、その後、オペレータによりスタンプ体1が取り外さ
れて、S2の判定が No になると、加熱穿孔装置50の
RAM112のデータをクリアする、キャリッジ送りモ
ータ100を駆動してキャリッジ87をガイドロット8
8右端の初期位置へ移動させる等の初期設定が実行さ
れ、かつLCD53に「準備中」と表示される(S
4)。次に、S5においてキーボード52を操作するこ
とにより印面内容の入力設定が実行されるが、この入力
設定においては、印面サイズ指定と、文字サイズや文字
配置の設定等を含む書式入力と、穿孔用文字列データの
入力バッファ124への入力とが実行される。
【0060】次に、LCD53に「スタンプ体を装着し
て下さい」とメッセージが表示され(S6)、穿孔スイ
ッチ66がON操作されるまで待機する(S7:No)。
この間、オペレータは、開閉扉75を開き、スタンプ体
1を装着してから、開閉扉を閉じ、即ち、スタンプ体1
を穿孔用装着部71に装着する。
【0061】この開閉扉75の開操作によりセクタギヤ
76が図19の時計方向に回動する。このセクタギヤ7
6の回動に伴って、セクタギヤ76と噛み合っているギ
ヤ98を介してヘッド切換ロッド89が同図の反時計方
向に回動する。すると、ヘッド切換ロッド89に装着さ
れているカム体91が横向き姿勢にされ、サーマルヘッ
ド90がヘッド放熱板94とともに下方へリリースされ
る。
【0062】オペレータは、スタンプ体1の把持部2の
ガイド溝15をガイド部80に係合させつつ、ガイド体
1を開口74から挿入する。この挿入の際、サーマルヘ
ッド90がスタンプ体1の装着を妨げることは無い。ま
た、挿入に伴って、ガイドバー83がスタンプ体1のガ
イド孔18,44,44に亙って挿通される。このこと
により、ガイドバー83のテーパー面84に沿って門形
部43が上昇し、この門形部43の上昇に伴って、図2
0に示すようにスカート部材6が、その下端が印面部3
3よりも上方へ位置するように上昇し、図21に示すよ
うに、その状態が保持される。
【0063】オペレータは、スタンプ体1がガイドバー
83の係止部85に当接し、ガイド部材78に設けられ
ている右側のローラ81がスタンプ体1の把持部2の係
合凹部16に係合するまで挿入する。当接及び係合する
まで挿入すると、スタンプ体1は図21に示す穿孔用装
着部71内の所定位置に配置される。
【0064】次に、オペレータは開閉扉75を図19の
反時計方向へ回動させる閉操作を行う。この閉操作に伴
って、セクタギヤ76が図19の反時計方向に回動し、
セクタギヤ76の回動に伴ってヘッド切換ロッド89が
同図の時計方向に回動する。すると、ヘッド切換ロッド
89に装着されているカム体91が立向き姿勢にされ、
サーマルヘッド90がカム当接板93とスプリング93
を介して上方へ揺動し、図21に実線で示すスタンプ体
1の印面部33右端を押圧する穿孔位置に配置される。
このような穿孔状態のとき、放熱板94の係合板90a
は、図18に示す場合にはキャリッジ87の係合穴87
a内でいずれの端縁部にも係止されておらず、これより
サーマルヘッド90はスプリング97のバネ力を介して
スタンプ体1の含浸体27を直接圧縮しており、また、
図27に示す場合に係合板90aはキャリッジ87の係
合穴87aの上端にスプリング93によって押しつけら
れており、これよりサーマルヘッド90は、係合板90
aと係合穴87aとにより規制された状態におけるスプ
リング97のバネ力を介してスタンプ体1の含浸体27
を圧縮している。
【0065】このときのサーマルヘッド90が含浸体に
当接した時の穿孔圧力は、次のように表される。図22
は当該当接部の拡大図である。 σ=Eε=E(Δt/t) σ:単位面積当りの穿孔圧力 E:含浸体の弾性係数 ε:歪み t:含浸体の厚み Δt:含浸体の圧縮量
【0066】従って、この式より、含浸体の弾性係数E
及び含浸体の厚みtは、スタンプ体1が広幅タイプか狭
幅タイプかに拘らず、定数であるため、含浸体33の圧
縮量が一定であれば、常に単位面積当りの穿孔圧力が一
定であることが分かる。
【0067】ここに、サーマルヘッド90は、上記した
ようにスプリング97によって含浸体27の印面部33
に当接するが、このときサーマルヘッド90は、スプリ
ング97のバネ力が最も広幅な印面部を有するスタンプ
体の含浸体を圧縮するのに十分な荷重で上方へ付勢され
る。即ち、スプリング97の付勢力は、スタンプ体1が
有する弾性力を大きく越える荷重に設定されており、こ
れよりサーマルヘッド90は、スタンプ体1の弾性力に
影響されることなく、スプリング97の付勢力を介して
スタンプ体1に押圧されることとなり、この結果、スタ
ンプ体1の含浸体27の圧縮量Δtは前記のように設定
されるスプリング97のバネ力との関係に基づき常に一
定の範囲内の値となる。
【0068】従って、サーマルヘッド90が穿孔状態に
あるときには、ヘッド放熱板94が、スプリング97の
付勢力を介して(図18の場合)、又は、放熱板94の
係合板90aがキャリッジ87の係合穴87aの上端に
係合した状態におけるスプリング97の付勢力を介して
(図27の場合)、サーマルヘッド90の印面部33へ
の当接面の位置(サーマルヘッド90が含浸体27の印
面部33の内方に圧縮量Δtだけ入り込んだ位置)は、
常に一定位置に配置され、印面部33に当接したとして
も、十分な付勢力が与えられているため、どのようなス
タンプ体の含浸体の大きさにかかわらず一定の圧縮量で
圧接される。これにより、前記した式に基づいて、サー
マルヘッド90が含浸体27に当接した時の穿孔圧力σ
は一定の値となるものである。
【0069】次に、穿孔スイッチ66がON操作される
と(S7: Yes)、近接スイッチ104,105の検出
信号が読み込まれ(S8)、次にスタンプ体1が有るか
否か、つまり、スタンプ体1が穿孔用装着部71に装着
されているか否か判定し(S9)、その判定が No のと
き、即ち、オペレータがスタンプ体1の装着を行わずに
穿孔スイッチ66を操作した場合には、S10におい
て、LCD53に「スタンプ体を装着して下さい」と表
示され、その後S7へ移行する。一方、S9の判定がYe
s で、スタンプ体1が装着されている場合には、S11
において、S5にて設定した印面サイズとスタンプ体1
のサイズが適合しているか否か判定される。尚、前記ス
タンプ体1のサイズとは、近接スイッチ104,105
からの検出信号に基いて判別されるスタンプ体1の幅サ
イズのことである。
【0070】次に、S11の判定が No のとき、即ち、
スタンプ体1のサイズが設定した印面サイズに適合しな
いときには、LCD53に「スタンプ体を差し替えて下
さい」と表示され(S12)、S7へ移行する。そし
て、現在装着されているスタンプ体1が取り外され、設
定された印面サイズに適合するサイズのスタンプ体1が
装着されるまで、前記S7〜S12が繰り返し実行され
る。一方、S11の判定がYes のとき、即ち、装着され
ているスタンプ体1のサイズが設定されている印面サイ
ズに適合するときには、スタンプ体1の印面部33に穿
孔処理が実行され、その穿孔処理の間LCD53には
「穿孔中」と表示される(S13)。
【0071】尚、穿孔処理は、先ず、入力バッファ12
4に入力されている書式と穿孔用文字列データに基づい
て穿孔用のドットパターンデータが作成され、穿孔バッ
ファ125に格納される。この穿孔バッファ125に格
納されているドットパターンデータに基づいてキャリッ
ジ送りモータ100が駆動され、キャリッジ87が図2
1の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで移動す
るとともに、サーマルヘッド90が駆動され、印面部3
3に穿孔用ドットパターンデータに基づく穿孔が形成さ
れる。そして、穿孔終了時には、サーマルヘッド90が
印面部33から左方に外れる位置まで、キャリッジ87
が移動駆動されるため、サーマルヘッド90で印面部3
3を押圧し続けてインクの漏出を招くことがない。
【0072】次に、S14において穿孔終了か否か判定
し、穿孔が終了すると、S15において、LCD53に
「穿孔処理終了」、「スタンプ体を取り外して下さい」
と表示され、前記S1へ戻る。上記「スタンプ体を取り
外して下さい」の表示を見て、オペレータは、開閉扉7
5を開き、スタンプ体1を取り外す。この時、キャリッ
ジ87は図21の二点鎖線で示す位置まで移動している
ので、キャリッジ87及びサーマルヘッド90がスタン
プ体1の取り外しを妨げることは無い。
【0073】次に、以上説明したスタンプ体1と加熱穿
孔装置50とからなるスタンプ装置の作用について説明
する。スタンプ体1に関して、印面部33を形成する感
熱性孔版原紙28に、予め所望のパターンの多数の穿孔
を形成し、保護キャップ7を取外し、スカート部材6を
介して、印面部33を用紙の表面の所望の位置に位置決
めしてから、把持部2を握って把持部2を下方へ押動さ
せ、印面部33を用紙の表面に押圧すると、含浸体27
内のインクが多数の穿孔からしみ出すため、用紙の表面
に前記穿孔パターンを印刷することができる。
【0074】スタンプ部3の外周側を囲繞する昇降自在
のスカート部材6を設け、そのスカート部材6を、第1
位置と、第2位置と、第3位置とに亙って昇降自在に構
成し、このスカート部材6を、スプリング21により、
第1位置の方へ弾性付勢したので、スカート部材6を第
3位置に保持した状態において、印面部33に所望のパ
ターンをドッドパターンにて穿孔できる。
【0075】そして、印刷の際にはスカート部材6を第
1位置に保持し、スカート部材6を用紙の表面の印刷す
べき位置にセットして、印面部33を位置決めしてか
ら、把持部2を押圧すると、スプリング21が収縮して
スカート部材6が第2位置まで上昇するので、所望の位
置に正確に印刷することができる。そして、印刷後、把
持部2への押圧力を緩めると、スカート部材6の第1位
置への復帰動作により、印面部33からの用紙の剥離が
促進されるため、薄手の用紙にもきれいに印刷すること
ができる。但し、用紙の表面の狭い枠内に印刷するよう
な場合には、手でスカート部材6を第2位置や第3位置
に保持した状態で印刷することもできる。
【0076】また、不使用時にはスカート部材6をスプ
リング21の付勢力で第1位置に保持し、スカート部材
6でスタンプユニット1全体を支持し、印面部33を保
護することができる。更に、前記スタンプ部3に、含浸
体27の表面部を固定的に覆う感熱性孔版原紙28を設
け、スカート部材6よりも内側において、基部材26の
外周側に延びた感熱性孔版原紙28の外周部を囲繞する
外周保持部材5を設けたので、基部材26の外周側に延
びた感熱性孔版原紙28の外周部がスカート部材6で損
傷するのを防止できるし、含浸体27からインクが外部
へ流出するのを防止できる。
【0077】更に、前記スタンプ部3の印面部33を覆
う保護キャップ7であって、スタンプ部3に着脱自在に
装着される保護キャップ7を設けたため、保護キャップ
7により、不使用時における印面部33の損傷と埃の付
着を防止でき、誤操作により印刷すべきでない位置に印
刷してしまうのを防止できる。加熱穿孔装置50に関し
て、穿孔用装着部71にスタンプ体1を装着した際に、
スタンプ体1は、その前後1対のガイド溝15に係合し
た前後1対のガイド部で支持され、1対のローラ81で
後方へ押圧されて、スタンプ体1の前後方向位置が正確
に設定される。
【0078】そして、スタンプ体1は、係止部85で係
止されるとともに、前後1対のガイド溝15の終端で係
止されて、左右方向位置が正確に設定される。しかも、
スタンプ体1の係合凹部16に1つのローラ81を係合
させるため、穿孔中にスタンプ体1の位置がズレること
もない。
【0079】セクタギヤ76とギヤ98とヘッド切換え
ロッド89を介して、開閉扉75とカム体91とを連動
させ、スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着し、開閉
扉75を閉じるまでは、サーマルヘッド90が下方へリ
リースするように構成してあるため、スタンプ体1の装
着の際に、サーマルヘッド90で印面部33を損傷する
ことがないし、また、穿孔終了後には、サーマルヘッド
90が印面部33から左方へ退くまで、キャリッジ87
を移動させるため、サーマルヘッド90で印面部33を
押圧し続けることがないから、印面部33からのインク
の漏出を防止できる。また、穿孔後のスタンプ体1を取
り外す際には、開閉扉75を開くと、サーマルヘッド9
0が下方へリリースされるため、スタンプ体1の取り出
し時にも印面部33を損傷することがない。
【0080】スタンプ体1を穿孔用装着部71に装着す
る際に、ガイドバー83により、スカート部材6が、最
も上昇した第3位置へ切換えられるため、印面部33へ
の穿孔時にスカート部材6が、穿孔の邪魔になることが
ない。近接スイッチ104,105により、スタンプ体
1の幅サイズを検知するように構成したので、スタンプ
体1のサイズを間違えて、印面部33のサイズに適合し
ない文字列を穿孔することがない。また、スタンプ体1
は穿孔用装着部71内において、ガイド部材78と把持
部2との係合により支持されているので、把持部2を同
じ構成にすれば、穿孔用装着部71には、狭幅のスタン
プ体1も広幅のスタンプ体1も装着可能であるので、汎
用性に優れる。
【0081】前記実施例において、含浸体27と感熱性
孔版原紙28とが、孔版印刷用原板に相当し、キーボー
ド52が入力手段に相当し、加熱穿孔機構72が穿孔手
段に相当し、制御ユニット110が制御手段に相当し、
RAM113がデータ記憶手段に相当する。
【0082】以上詳細に説明した通り本実施例に係るス
タンプ装置では、サーマルヘッド90が穿孔状態にある
ときには、スプリング97の付勢力を介して(図18の
場合)、又は、放熱板94の係合板90aがキャリッジ
87の係合穴87aの上端に係合した状態におけるスプ
リング97の付勢力を介して(図27の場合)、サーマ
ルヘッド90が含浸体27の印面部33の内方に入り込
んだ位置が、一定の圧縮量Δtにより定まる位置に常時
配置されるとともに、スタンプ体1の大きさ及び弾性力
に影響されることなくサーマルヘッド90が含浸体27
に当接した時の穿孔圧力σが一定の値となるようにした
ので、常時一定の適切な穿孔圧力をもって所望の文字列
等のパターンを穿孔することができ、もって捺印された
文字等が滲んだり掠れたりすることのないスタンプを作
成することができる。
【0083】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、穿孔
用装着部71は、スタンプ体1を右方より着脱自在に装
着するように構成したが、スタンプ体1を上方より着脱
自在に装着する構成にしてもよい。また、前記加熱用穿
孔機構72は、スタンプ体1を所定位置に保持した状態
で、キャリッジ87を介してサーマルヘッド90を移動
させつつ穿孔するように構成したが、サーマルヘッド9
0を固定的に設け、スタンプ体1を移動させつつ穿孔す
るように構成してもよい。
【0084】更に、前記カム体91の代わりのソレノイ
ドアクチュエータを設け、そのアクチュエータによりサ
ーマルヘッド90の位置を切換えるように構成してもよ
い。また、前記ラック92、駆動ギヤ101、減速ギヤ
機構102の代りに、ワイヤとプーリを介してキャリッ
ジ87を左右方向に移動駆動するように構成してもよ
い。前記含浸体27の代わりに、粘度の高いインクの塊
からなるインク体を使用し、このインク体を凹部25に
装着し、含浸体27と同様の形状に盛り上がらせておい
てもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスタンプ
装置によれば、孔版印刷用原板にて構成されるスタンプ
体の印面部の大きさに拘らず、常時一定の適切な穿孔圧
力をもって所望の文字列等のパターンを穿孔することが
でき、もって捺印された文字等が滲んだり掠れたりする
ことのないスタンプを作成できるスタンプ装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスタンプ装置のスタンプ
体の斜視図である。
【図2】スタンプ体の分解斜視図である。
【図3】スタンプ体の縦断正面図である。
【図4】スタンプ体の縦断側面図である。
【図5】スタンプ体のスタンプ部本体の拡大縦断正面図
である。
【図6】スタンプ体の感熱性孔版原紙の拡大断面図であ
る。
【図7】スタンプ部本体の製作方法を説明する斜視図で
ある。
【図8】スカート部材が第3位置のときのスタンプ体の
縦断正面図である。
【図9】スカート部材が第2位置のときのスタンプ体の
縦断正面図である。
【図10】スタンプ体の印面部に穿孔するパターンの一
例を示す図である。
【図11】スタンプ装置の加熱穿孔装置の斜視図であ
る。
【図12】加熱穿孔装置とスタンプ体の斜視図である。
【図13】加熱穿孔装置の平面図である。
【図14】加熱穿孔装置の部分切欠き正面図である。
【図15】加熱穿孔装置の部分切欠き縦断側面図であ
る。
【図16】加熱穿孔装置の加熱穿孔部の斜視図である。
【図17】加熱穿孔装置の加熱穿孔部の要部斜視図であ
る。
【図18】加熱穿孔機構の分解斜視図である。
【図19】加熱穿孔装置の加熱穿孔部の要部側面図であ
る。
【図20】穿孔用装着部に装着中のスタンプ体と加熱穿
孔部の縦断正面図である。
【図21】穿孔用装着部に装着後のスタンプ体と加熱穿
孔部の縦断正面図である。
【図22】サーマルヘッドが含浸体に当接した当接部の
拡大図である。
【図23】スタンプ装置の制御系のブロック図である。
【図24】ヘッド駆動回路の電気回路図である。
【図25】加熱穿孔装置による穿孔処理のフローチャー
トの一部である。
【図26】加熱穿孔装置による穿孔処理のフローチャー
トの残部である。
【図27】加熱穿孔機構の他の例を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 スタンプ体 2 把持部 3 スタンプ部 4 スタンプ部本体 5 外周保持部材 26 基部材 27 含浸体 28 感熱性孔版原紙 33 印面部 50 加熱穿孔装置 52 キーボード 71 穿孔用装着部 72 加熱穿孔機構 110 制御ユニット 111 CPU 112 ROM 113 RAM 114 穿孔用CG−ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41C 1/00 - 1/18 B41K 1/32 B41L 13/02 B41J 25/304 - 25/316

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部に他の部材を介して又は介さずに
    固定された孔版印刷用原板であって、インク体とそのイ
    ンク体の表面を固定的に覆い印面部を構成する感熱性孔
    版原紙を含む孔版印刷用原板とからなり、所定の弾性力
    及び厚さを有するスタンプ体と、 文字や記号を入力する入力手段から入力された入力デー
    タを記憶するデータ記憶手段から入力データを受けて、
    穿孔用装着部に装着されたスタンプ体の印面部にドット
    状に穿孔するサーマルヘッドを含む穿孔手段を駆動制御
    する制御手段を備えた加熱穿孔装置とを有するスタンプ
    装置において、 前記サーマルヘッドを所定の力で上方へ付勢する付勢部
    材と 前記付勢部材によって付勢されたサーマルヘッドを、付
    勢部材による付勢力が作用する方向にて所定位置に規制
    する規制部材を備えたことを 特徴とするスタンプ装置。
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