JPH07329324A - 熱転写ラインプリンタ - Google Patents

熱転写ラインプリンタ

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JPH07329324A
JPH07329324A JP12521594A JP12521594A JPH07329324A JP H07329324 A JPH07329324 A JP H07329324A JP 12521594 A JP12521594 A JP 12521594A JP 12521594 A JP12521594 A JP 12521594A JP H07329324 A JPH07329324 A JP H07329324A
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JP
Japan
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roller
intermediate transfer
transfer roller
line printer
thermal
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JP12521594A
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English (en)
Inventor
Koichi Dobashi
孝一 土橋
Hiroyoshi Zama
宏芳 座間
Takashi Goto
敬志 後藤
Isao Owada
功 大和田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレッシャーローラによる中間転写ローラの
撓みを防止して、小型化を図ることのできる中間転写方
式の熱転写ラインプリンタを提供すること。 【構成】 選択的に発熱されインクシート15のインク
を部分的に溶融するための複数の発熱素子を備えたライ
ンサーマルヘッド14と、前記発熱素子の発熱により溶
融されたインクシート15のインクを転写され一次記録
画像19を形成する中間転写ローラ11と、この中間転
写ローラ11上の一次記録画像19を記録媒体12に転
写するために中間転写ローラ11に当接されるプレッシ
ャーローラ17とを有する熱転写ラインプリンタ10に
おいて、前記中間転写ローラ11を介して前記プレッシ
ャーローラ17と対向するようにして前記中間転写ロー
ラ11に当接する補助ローラ18を設けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラインサーマルヘッド
の発熱により溶融されたインクシートのインクを中間転
写ローラに転写して一次記録画像を形成し、この一次記
録画像を用紙等の記録媒体に転写して印字を行う中間転
写方式と称される印字方式を用いた熱転写ラインプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラインサーマルヘッドの発熱素
子を選択的に発熱させることにより、インクシートのイ
ンクを溶融し、この溶融した部分のインクを中間転写ロ
ーラに転写して中間転写ローラ上に一次記録画像を形成
し、その後、中間転写ローラ上に形成され一次記録画像
を、中間転写ローラに当接するプレッシャーローラを用
いて、記録媒体に転写(再転写)して定着させることに
より、記録媒体に画像を形成するようにした中間転写方
式の熱転写ラインプリンタが、高印字品質、低騒音、低
コスト、メンテナンスの容易性等の理由により、コンピ
ュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリ等の出力装置
として用いられている。
【0003】以下、中間転写ローラを用いて用紙などの
記録媒体に印字を行う従来の熱転写ラインプリンタを図
3により説明する。
【0004】図3は従来の熱転写ラインプリンタの要部
を示す模式図である。
【0005】図3に示すように、従来の熱転写ラインプ
リンタ1は、プリンタ本体(図示せず)内に、円筒形を
なす転写プラテン等と称されるプラテンの機能を有する
中間転写ローラ2が配設されている。この中間転写ロー
ラ2は、プリンタ本体内に配設されたステッピングモー
タ等の駆動源(図示せず)からの駆動力の伝達を受けて
回転可能とされている。また、中間転写ローラ2の内部
には、ヒータ3が配設されている。
【0006】前記中間転写ローラ2の上方には、中間転
写ローラ2の軸方向と平行な方向に延在する長尺のライ
ンサーマルヘッド4が当接されている。このラインサー
マルヘッド4は、印字情報に基づいて選択的に発熱可能
とされた複数の発熱素子(図示せず)を備えている。こ
のラインサーマルヘッド4と中間転写ローラ2との当接
位置が転写位置とされている。
【0007】前記中間転写ローラ2とラインサーマルヘ
ッド3との間には、後述する記録媒体5の記録範囲の行
方向の寸法である印字幅に対応する幅を有するインクシ
ート6が供給されるようになっている。このインクシー
ト6は、記録媒体4の記録範囲の行方向の印字が終了す
る毎に、矢印Aにて示す右方から左方に向かう走行経路
を走行可能とされており、順次、左方に巻取られる構成
とされている。そして、転写位置よりインクシート6の
走行方向下流側には、中間転写ローラ2からインクシー
ト6を剥離させる剥離ローラ7が配置されている。
【0008】前記中間転写ローラ2の下方には、中間転
写ローラ2の軸方向と平行な方向に延在するプレーッシ
ャーローラ8が当接されている。
【0009】前記中間転写ローラ2とプレッシャーロー
ラ8との間には、用紙等の記録媒体5が供給されるよう
になっている。この記録媒体5は、図において矢印Bに
て示す左方から右方に向かう走行経路を走行自在とされ
ている。
【0010】このように構成された従来の熱転写ライン
プリンタ1は、印字情報に基づいて、ラインサーマルヘ
ッド4の発熱素子を選択的に発熱させることにより、イ
ンクシート6のインクを溶融させて中間転写ローラ2上
に転写して中間転写ローラ2上に一次記録画像9を形成
し、その後、中間転写ローラ2に形成された一次記録画
像9を、中間転写ローラ2の内部に設けたヒータ3から
の熱と、中間転写ローラ2に当接するプレッシャーロー
ラ8の圧力とを用いて、中間転写ローラ2とプレッシャ
ーローラ8との間に供給した記録媒体5に転写(再転
写)して定着させ印字を行うようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在では、
各種の製品の小型化、低価格化が常に図られており、熱
転写ラインプリンタ1も小型化、低価格化が図られてい
る。そして、熱転写ラインプリンタ1の小型化、低価格
化を図るうえで、ラインサーマルヘッド4が小型化され
るとともに、このラインサーマルヘッド4に当接する中
間転写ローラ2も小型化(小径化)されている。そし
て、現在のファクシミリに用いられているラインサーマ
ルヘッドも低価格化のため小型化が図られ、その結果、
ヘッドの構造上の制約からプラテンローラの直径が16
〜20mmに限定されている。その数の多さから、ファ
クシミリのヘッド形状がラインサーマルヘッドの形状と
して標準化されている。よって、低価格なプリンタを提
供しようとすると、ヘッドの構造形状がファクシミリ用
と同じになり、結果、プラテンとして使用している中間
転写ローラ2の直径も16〜20mmに合わせざるを得
なくなる。
【0012】このような中間転写ローラ2の小径化は、
中間転写ローラ2の剛性を小さくし、記録媒体5に対す
る一次記録画像9の再転写による定着時のプレッシャー
ローラ8の1〜5Kg/cm程度の圧力(当接力)によ
り、中間転写ローラ2を撓ませるという問題点があっ
た。つまり、プレッシャーローラ8の圧力(当接力)
が、中間転写ローラ2の軸方向の中央部をラインサーマ
ルヘッド4側に大きく変形させるように撓ませることと
なり、この中間転写ローラ2の撓みは、中間転写ローラ
2と当接しているラインサーマルヘッド4の印字幅方向
(長手方向)の当接力を不均一にするとともに、中間転
写ローラ2の軸方向両端部における転写ローラ2とライ
ンサーマルヘッド4との当接力を、転写ローラ2の中央
部おける中間転写ローラ2とラインサーマルヘッド4と
の当接力より減少させて印字幅の両端部で印字かすれが
発生し良好な印字品質をえることができないという問題
点があった。また、この中間転写ローラ2の撓みは、甚
だしくは、中間転写ローラ2の軸方向両端部における中
間転写ローラ2とラインサーマルヘッド4との間に隙間
を生じさせ、ラインサーマルヘッド4の長手方向両端部
の位置(印字幅方向の両端部)において中間転写ローラ
2に対するインクの転写ができないという問題点があっ
た。
【0013】このような問題点に対処するためには、中
間転写ローラ2の剛性を向上させるために中間転写ロー
ラ2の径を大きくするとともに、径の大きな中間転写ロ
ーラ2に応じて大型で高価なラインサーマルヘッド4を
用いなければならず、熱転写ラインプリンタ1の小型
化、低価格化を妨げるものであった。
【0014】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、プレッシャーローラによる中間転写ローラの撓
みを防止して、小型化を図ることのできる中間転写方式
の熱転写ラインプリンタを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の熱転写ラインプリンタ
は、選択的に発熱されインクシートのインクを部分的に
溶融するための複数の発熱素子を備えたラインサーマル
ヘッドと、前記発熱素子の発熱により溶融されたインク
シートのインクを転写され一次記録画像を形成する中間
転写ローラと、この中間転写ローラ上の一次記録画像を
記録媒体に転写するために中間転写ローラに当接される
プレッシャーローラとを有する熱転写ラインプリンタに
おいて、前記中間転写ローラを介して前記プレッシャー
ローラと対向するようにして前記中間転写ローラに当接
する補助ローラを設けたことを特徴としている。
【0016】そして、請求項2に記載の本発明の熱転写
ラインプリンタは、請求項1において、前記中間転写ロ
ーラに対する前記補助ローラの当接力が、前記中間転写
ローラに対する前記プレッシャーローラの当接力と略同
一であることを特徴としている。
【0017】さらに、請求項3に記載の本発明の熱転写
ラインプリンタは、請求項1または請求項2において、
前記補助ローラが、着脱自在なクリーニングローラであ
ることを特徴としている。
【0018】また、請求項4に記載の本発明の熱転写ラ
インプリンタは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に
おいて、前記プレッシャーローラおよび前記補助ローラ
は、前記中間転写ローラを前記ラインサーマルヘッドか
ら離間させる方向の力を前記中間転写ローラに付与する
位置をもって前記中間転写ローラに当接していることを
特徴としている。
【0019】さらにまた、請求項5に記載の本発明の熱
転写ラインプリンタは、請求項4において、前記プレッ
シャーローラおよび前記補助ローラの軸心位置が、前記
中間転写ローラの軸心と前記ラインサーマルヘッドが当
接する前記中間転写ローラの外周面とを含む仮想平面に
対し直交し、前記中間転写ローラの軸心を通過する仮想
平面より前記ラインサーマルヘッド側に位置することを
特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1に記載の本発明の熱転写ラインプリン
タによれば、補助ローラは、プレッシャーローラの当接
力による中間転写ローラの撓みを壁となって阻止するこ
とができる。
【0021】請求項2に記載の本発明の熱転写ラインプ
リンタによれば、中間転写ローラに対する補助ローラの
当接力が、中間転写ローラに対するプレッシャーローラ
の当接力と略同一とされているので、プレッシャーロー
ラの当接力による中間転写ローラの撓みが補助ローラの
当接力による中間転写ローラの撓みにより相殺され、中
間転写ローラの撓みをより確実に阻止することができ
る。
【0022】請求項3に記載の本発明の熱転写ラインプ
リンタによれば、補助ローラをクリーニングローラとす
ることにより、中間転写ローラの表面をクリーニングす
ることができる。
【0023】請求項4に記載の本発明の熱転写ラインプ
リンタによれば、プレッシャーローラおよび補助ローラ
の当接力は、中間転写ローラをラインサーマルヘッドか
ら離間する方向に働く。
【0024】請求項5に記載の本発明の熱転写ラインプ
リンタによれば、プレッシャーローラおよび補助ローラ
の当接力は、中間転写ローラをより確実にラインサーマ
ルヘッドから離間する方向に働く。
【0025】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
【0026】図1は本発明に係る熱転写ラインプリンタ
の第1実施例の要部を示す模式図である。
【0027】図1に示すように、本実施例の熱転写ライ
ンプリンタ10は、プリンタ本体(図示せず)内に、円
筒形をなす転写プラテンと称されるプラテンの機能を有
する中間転写ローラ11が配設されている。この中間転
写ローラ11は、プリンタ本体内に配設されたステッピ
ングモータ等の駆動源(図示せず)からの駆動力の伝達
を受けて回転可能とされている。この中間転写ローラ1
1は、金属により略円筒形状に形成された金属ロール1
1aの外周面が厚さ1〜2mm程度の表面が円滑に形成
されたゴム層11bにより覆われており、全体として直
径が16〜20mm程度に形成されている。また、中間
転写ローラ11の内部には、中間転写ローラ11へのイ
ンクの書き込み(転写)温度と、後述する記録媒体12
へのインクの再転写および定着のための温度を付与する
ヒータ13が配設されている。
【0028】前記中間転写ローラ11の上方には、中間
転写ローラ11の軸方向と平行な方向に延在する長尺の
ラインサーマルヘッド14が当接されている。このライ
ンサーマルヘッド14は、記録媒体12の記録範囲の行
方向における寸法に相当する長さにわたって複数の発熱
素子(図示せず)が配置されており、印字情報に基づい
て選択的に発熱可能とされている。そして、このライン
サーマルヘッド14と中間転写ローラ11との当接位置
が、後述するインクシート15のインクを中間転写ロー
ラ11に転写する(書き込む)転写位置とされている。
【0029】前記中間転写ローラ11とラインサーマル
ヘッド14との間には、後述する記録媒体12の記録範
囲の行方向の寸法である印字幅に対応する幅を有するイ
ンクシート15が供給されるようになっている。このイ
ンクシート15は、記録媒体12の記録範囲の行方向の
印字が終了する毎に、矢印Cにて示す右方から左方に向
かう走行経路を走行可能とされており、順次、左方に巻
取られる構成とされている。そして、転写位置において
中間転写ローラ11と対向するインクシート15の表面
には、所望の熱溶融性インク(図示せず)が塗布されて
いる。また、転写位置よりインクシート15の走行方向
下流側には、中間転写ローラ11からインクシート15
を剥離させる剥離ローラ16が配置されている。
【0030】前記中間転写ローラ11の左方には、金属
により形成された回転自在なプレッシャーローラ17が
配置されている。このプレッシャーローラ17は、中間
転写ローラ11の軸方向と平行な方向に延在するととも
に、中間転写ローラ11に対して図において両矢印Dに
て示すように接離自在とされている。なお、プレッシャ
ーローラ17としては、断面円形形状等に形成された金
属製の金属ローラの外周面をゴムにより覆う構成として
もよく、特に、本実施例の構成に限定されるものではな
い。
【0031】前記中間転写ローラ11とプレッシャーロ
ーラ17との間には、用紙等の記録媒体12が供給(給
紙)されるようになっている。この記録媒体12は、図
において左方から供給され、中間転写ローラ11とプレ
ッシャーローラ17との間を通過して下方に向かう矢印
Eにて示す走行経路を走行自在とされている。
【0032】前記中間転写ローラ11の右方には、回転
自在な補助ローラ18が配置されている。この補助ロー
ラ18は、断面円形形状等に形成された金属製のローラ
の外周面に図示しない粘着剤をコーティングして形成さ
れており、記録媒体12に再転写されずに中間転写ロー
ラ11の表面に残留した後述する一次記録画像19を構
成するインク等の不必要な異物を除去するクリーニング
ローラとしの機能を有している。そして、補助ローラ1
8は、中間転写ローラ11を介してプレッシャーローラ
17と相対向するようにして中間転写ローラ11の軸方
向と平行な方向に延在するとともに、図において両矢印
Fにて示すように、中間転写ローラ11に対して接離自
在とされている。さらに、補助ローラ18は着脱自在と
されており、必要に応じて交換可能とされている。ま
た、中間転写ローラ11に対する補助ローラ18の当接
力は、中間転写ローラ11に対するプレッシャーローラ
17の当接力と略同一にされている。なお、補助ローラ
18は、プレッシャーローラ17の当接力による中間転
写ローラ11の撓みを防止しうるとともに、記録媒体1
2に再転写されずに中間転写ローラ11の表面に残留し
た一次記録画像19等を除去することのできる構成であ
ればよく、特に、本実施例の素材および構成に限定され
るものではない。
【0033】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0034】本実施例の熱転写ラインプリンタ10によ
る印字動作が開始されると、まず、インクシート15と
中間転写ローラ11とがラインサーマルヘッド14によ
り圧接されるとともに、中間転写ローラ11の内部に配
設したヒータ13によりインクシート15のインクが溶
けない程度の温度が付与される。そして、この状態で印
字情報に基づいて、ラインサーマルヘッド14の発熱素
子(図示せず)が選択的に発熱され、インクシート15
のインクが軟化または溶融して中間転写ローラ11の表
面に転写・保持され一次記録画像19が形成される。そ
して、中間転写ローラ11の矢印Gにて示す方向への回
転により、一次記録画像19が中間転写ローラ11の表
面に順次形成される。また、中間転写ローラ11の回転
とともに、インクシート15は矢印Cにて示す方向へ順
次巻取られる。
【0035】そして、プレッシャーローラ17および補
助ローラ18が中間転写ローラ11に当接される。この
とき、中間転写ローラ11に対するプレッシャーローラ
17の当接力と、中間転写ローラ11に対する補助ロー
ラ18の当接力とが略同一とされているとともに、プレ
ッシャーローラ17と補助ローラ18とは、中間転写ロ
ーラ11を介して相対向するように配置されているの
で、プレッシャーローラ17の当接力による中間転写ロ
ーラ11の撓みは、補助ローラ18の当接力による中間
転写ローラ11の撓みにより相殺され、結果として、中
間転写ローラ11の撓みが確実に防止される。
【0036】また、中間転写ローラ11の表面に形成さ
れた一次記録画像19は、中間転写ローラ11の回転と
ともに、プレッシャーローラ17からの圧力と、ヒータ
ー13から付与された熱により、中間転写ローラ11の
撓みが確実に防止された状態で、記録媒体12に順次再
転写されて定着され、記録媒体12に印字が施される。
【0037】なお、印字後に、一次記録画像19を形成
するすべてのインクが記録媒体12に再転写されず、中
間転写ローラ11の表面に一部のインクが残留した場合
には、このインク(残留インク)は、補助ローラ18に
より確実にクリーニングされ、一次記録画像19を形成
する中間転写ローラ11の表面を確実に清浄に保持する
ことができる。
【0038】そして、記録媒体12に対するすべての印
字が終了すると、プレッシャーローラ17および補助ロ
ーラ18が中間転写ローラ11から離間される。
【0039】このように、本実施例の熱転写ラインプリ
ンタ10によれば、プレッシャーローラ17の圧接によ
る中間転写ローラ11の軸方向への変形による撓みを確
実に防止することができるので、従来と異なり、中間転
写ローラ11と当接しているラインサーマルヘッド14
の印字幅方向(長手方向)の当接力の不均一や、中間転
写ローラ11の長手方向両端部における印字かすれ等の
不都合を確実に防止し、良好な印字品質を確実に得ると
ともに、小型化および低価格化を確実に図ることができ
る。
【0040】図2は本発明に係る熱転写ラインプリンタ
の第2実施例の要部を示す模式図である。
【0041】本実施例の熱転写ラインプリンタ10a
は、プレッシャーローラ17の軸心17Aおよび補助ロ
ーラ18の軸心18Aを、中間転写ローラ11の軸心1
1Aとラインサーマルヘッド14が当接する中間転写ロ
ーラ11の外周面とを含む仮想平面20に対し直交する
仮想平面21である仮想水平面21Aより、0.5〜
1.0mm程度ラインサーマルヘッド14側に片寄らせ
て(オフセット)位置するように配設したものである。
このオフセット量は、設計コンセプトにより決定すれば
よく、特に、本実施例のオフセット量に限定されるもの
ではない。その他の構成は、前述した第1実施例と同様
とされている。
【0042】このような構成とすることにより、本実施
例は前述した第1実施例と同様の効果を奏するととも
に、プレッシャーローラ17および補助ローラ18の製
造上許容される取付誤差等により、プレッシャーローラ
17および補助ローラ18の各軸心17A,18Aが仮
想水平面21Aより下方に位置した場合に、中間転写ロ
ーラ11に対するプレッシャーローラ17および補助ロ
ーラ18の当接力により中間転写ローラ11がラインサ
ーマルヘッド14に近接するように動作して、中間転写
ローラ11がラインサーマルヘッド14を押し上げる方
向の力を確実に防止し、中間転写ローラ11に対するラ
インサーマルヘッド14の圧接力を適正に保持し、中間
転写ローラ11の表面に転写される一次記録画像19の
形成を確実に良好なものとすることができる。
【0043】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の熱転写ライ
ンプリンタによれば、補助ローラを設けることにより、
小径の中間転写ローラの撓みを確実に防止し、良好な印
字品質を確実に得るとともに、小型化および低価格化を
確実に図ることができるという極めて優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写ラインプリンタの第1実施
例の要部を示す模式図
【図2】本発明に係る熱転写ラインプリンタの第2実施
例の要部を示す模式図
【図3】従来の熱転写ラインプリンタの要部を示す模式
【符号の説明】
10、10a 熱転写ラインプリンタ 11 中間転写ローラ 12 記録媒体 13 ヒータ 14 ラインサーマルヘッド 15 インクシート 17 プレッシャーローラ 18 補助ローラ 19 一次記録画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和田 功 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択的に発熱されインクシートのインク
    を部分的に溶融するための複数の発熱素子を備えたライ
    ンサーマルヘッドと、前記発熱素子の発熱により溶融さ
    れたインクシートのインクを転写され一次記録画像を形
    成する中間転写ローラと、この中間転写ローラ上の一次
    記録画像を記録媒体に転写するために中間転写ローラに
    当接されるプレッシャーローラとを有する熱転写ライン
    プリンタにおいて、前記中間転写ローラを介して前記プ
    レッシャーローラと対向するようにして前記中間転写ロ
    ーラに当接する補助ローラを設けたことを特徴とする熱
    転写ラインプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記中間転写ローラに対する前記補助ロ
    ーラの当接力が、前記中間転写ローラに対する前記プレ
    ッシャーローラの当接力と略同一であることを特徴とす
    る請求項1に記載の熱転写ラインプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記補助ローラが、着脱自在なクリーニ
    ングローラであることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の熱転写ラインプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記プレッシャーローラおよび前記補助
    ローラは、前記中間転写ローラを前記ラインサーマルヘ
    ッドから離間させる方向の力を前記中間転写ローラに付
    与する位置をもって前記中間転写ローラに当接している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に
    記載の熱転写ラインプリンタ。
  5. 【請求項5】前記プレッシャーローラおよび前記補助ロ
    ーラの軸心位置が、前記中間転写ローラの軸心と前記ラ
    インサーマルヘッドが当接する前記中間転写ローラの外
    周面とを含む仮想平面に対し直交し、前記中間転写ロー
    ラの軸心を通過する仮想平面より前記ラインサーマルヘ
    ッド側に位置することを特徴とする請求項4に記載の熱
    転写ラインプリンタ。
JP12521594A 1994-06-07 1994-06-07 熱転写ラインプリンタ Withdrawn JPH07329324A (ja)

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JP2002337466A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Alps Electric Co Ltd マルチカラーインクフィルム
WO2004089636A1 (ja) * 2003-04-03 2004-10-21 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002337466A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Alps Electric Co Ltd マルチカラーインクフィルム
WO2004089636A1 (ja) * 2003-04-03 2004-10-21 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. 画像形成装置

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